JPH0960717A - 自動変速機のダウンシフト油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機のダウンシフト油圧制御装置

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JPH0960717A
JPH0960717A JP7219063A JP21906395A JPH0960717A JP H0960717 A JPH0960717 A JP H0960717A JP 7219063 A JP7219063 A JP 7219063A JP 21906395 A JP21906395 A JP 21906395A JP H0960717 A JPH0960717 A JP H0960717A
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pressure
downshift
hydraulic pressure
hydraulic
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雅博 滝口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダウンシフトの変速過渡期に締結される要素
への油圧を調圧する自動変速機のダウンシフト油圧制御
装置において、ダウンシフトモードがパワーオン・パワ
ーオフのいずれの場合においても良好な変速フィーリン
グを得ること。 【解決手段】 パワーオン時かパワーオフ時かどうかを
判断するパワーオンオフ判断手段cと、パワーオフダウ
ンシフト判断時、締結要素aへの制御油圧として、変速
開始から素早く油圧を上昇し、変速終了直前まで高圧を
維持する制御油圧を作り出すパワーオフ油圧制御手段d
と、パワーオンダウンシフト判断時、締結要素aへの制
御油圧として、変速開始から低圧のままで待機し、変速
終了直前で油圧を上昇させる制御油圧を作り出すパワー
オン油圧制御手段eと、を備えた手段とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機のダウ
ンシフト油圧制御装置、特にダウンシフトの変速過渡期
における締結要素圧の調圧技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダウンシフト時に変速過渡油圧特
性を制御する装置としては、特開平6−11030号公
報に記載の装置が知られている。
【0003】この公報には、ダウンシフト時に作動油の
油温の高低に関係なく良好な変速フィーリングを得るこ
とを目的として、低油温時には高油温時よりも油圧を上
昇させる切り替え時期を早めることで油温変化があって
も締結要素の締結タイミングを一定に保つようにする技
術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のダウンシフト油圧制御装置にあっては、変速ショッ
ク特性や変速フィーリングの悪化を招く原因として油温
のみに着目しているが、アクセル踏み込み時のようなパ
ワーオンダウンシフト時とエンブレセレクト時のような
パワーオフダウンシフト時とで同じ過渡油圧特性を用い
て制御した場合には、変速ショック特性や変速フィーリ
ングの悪化を招く。
【0005】すなわち、パワーオン時には変速中にエン
ジン回転(タービン回転)が自ら上昇するのに対し、パ
ワーオフ時には変速中にエンジン回転(タービン回転)
が自ら上昇しないというように変速状況が異なってい
る。このため、例えば、パワーオンダウンシフト時に回
転同期ポイントにてクラッチをつかむという同期変速が
できる過渡油圧特性を設定した場合、この油圧特性をそ
のままパワーオフダウンシフト時に用いた場合には、エ
ンジン回転(タービン回転)の上昇が遅れ、同期変速が
できず、アキュムレータ棚圧終了時に過大容量によるシ
ョックが発生してしまう。
【0006】本発明が解決しようとする課題を下記に列
挙する。
【0007】課題1は、ダウンシフトの変速過渡期に締
結される要素への油圧を調圧する自動変速機のダウンシ
フト油圧制御装置において、ダウンシフトモードがパワ
ーオン・パワーオフのいずれの場合においても良好な変
速フィーリングを得ることにある。
【0008】課題2は、パワーオンオフの判断を的確に
行ないながら、課題1を達成することにある。
【0009】課題3は、きめ細かなパワーオンオフ領域
のマップ設定により、課題2を達成することにある。
【0010】課題4は、ライン圧制御方式により、課題
1ないし課題3を達成することにある。
【0011】課題5は、アキュムレータ背圧制御方式に
より、課題1ないし課題3を達成することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】 (解決手段1)上記課題1の解決手段1(請求項1)
は、図1のクレーム対応図に示すように、ダウンシフト
時に制御油圧により締結される締結要素aと、ダウンシ
フト時かどうかを判断するダウンシフト判断手段bと、
ダウンシフト判断時、エンジン側からの駆動力が駆動系
を介して車輪へ伝達されるパワーオン時か、車輪側から
の駆動力がエンジン側からの駆動力を上回り駆動系に制
動力を生じるパワーオフ時かどうかを判断するパワーオ
ンオフ判断手段cと、パワーオフダウンシフト判断時、
前記締結要素aへの制御油圧として、変速開始から素早
く油圧を上昇し、変速終了直前まで高圧を維持する制御
油圧を作り出すパワーオフ油圧制御手段dと、パワーオ
ンダウンシフト判断時、前記締結要素aへの制御油圧と
して、変速開始から低圧のままで待機し、変速終了直前
で油圧を上昇させる制御油圧を作り出すパワーオン油圧
制御手段eと、を備えていることを特徴とする。
【0013】作用を説明する。
【0014】走行時、ダウンシフト判断手段bによるダ
ウンシフト判断時、パワーオンオフ判断手段cにおい
て、エンジン側からの駆動力が駆動系を介して車輪へ伝
達されるパワーオン時か、車輪側からの駆動力がエンジ
ン側からの駆動力を上回り駆動系に制動力を生じるパワ
ーオフ時かどうかが判断される。
【0015】そして、パワーオフダウンシフト判断時に
は、パワーオフ油圧制御手段dにおいて、締結要素aへ
の制御油圧として、変速開始から素早く油圧を上昇し、
変速終了直前まで高圧を維持する制御油圧が作り出され
る。
【0016】また、パワーオンダウンシフト判断時に
は、パワーオン油圧制御手段eにおいて、締結要素aへ
の制御油圧として、変速開始から低圧のままで待機し、
変速終了直前で油圧を上昇させる制御油圧が作り出され
る。
【0017】従って、パワーオフダウンシフト時には、
締結要素aへの油圧が早く立ち上げられることでタービ
ン回転(エンジン回転)が早期に引っ張り上げられ、変
速時間が短縮される。ちなみに、パワーオフ時にパワー
オン側の制御を行なうと、パワーオフ時には自らタービ
ン回転が上昇することがないため、変速が進行せず、ア
キュムレータ棚圧の終了時に過大容量によるショックが
発生する。
【0018】また、パワーオンダウンシフト時には、締
結要素aへの油圧が低圧に保たれることで、締結待機状
態が作り出され、速やかにタービン回転(エンジン回
転)が上昇する。そして、変速終了直前で油圧を上昇さ
せることで、回転同期ポイントにて締結要素aを締結さ
せることができ、同期変速により変速ショックが抑えら
れる。ちなみに、パワーオン時にパワーオフ側の制御を
行なうと、パワーオン時には自らタービン回転が上昇す
るのに対しさらにタービン回転上昇を増長させる形とな
り、強い引き込みショックが発生する。
【0019】(解決手段2)上記課題2の解決手段2
(請求項2)は、請求項1記載の自動変速機のダウンシ
フト油圧制御装置において、前記パワーオンオフ判断手
段cを、検出されるスロットル開度もしくは車速が、ス
ロットル開度のみもしくはスロットル開度と車速により
パワーオン領域とパワーオフ領域とに分けて設定される
パワーオンオフ判断マップの上でいずれの領域に属する
かにより判断する手段としたことを特徴とする。
【0020】作用を説明すると、パワーオン時かパワー
オフ時かを判断するにあたっては、パワーオンオフ判断
手段cにおいて、検出されるスロットル開度もしくは車
速が、スロットル開度のみもしくはスロットル開度と車
速によりパワーオン領域とパワーオフ領域とに分けて設
定されるパワーオンオフ判断マップの上でいずれの領域
に属するかにより判断される。
【0021】よって、領域マップに基づくパワーオンオ
フ判断となるため、ロード・ロード線に近い線をパワー
オン領域とパワーオフ領域とを区分する境界線とするこ
とができ、例えば、スロットル全閉スイッチからの信号
のみによりパワーオンオフ判断を行なう場合に比べ、パ
ワーオンオフの判断精度が高く的確になる。
【0022】また、スロットル開度と車速によりパワー
オンオフ判断マップを設定する場合、高車速になるほど
パワーオフ領域を拡大することで、車速上昇に伴って入
出力系のフリクションや負荷が上昇することに対応でき
る。
【0023】(解決手段3)上記課題3の解決手段3
(請求項3)は、請求項2記載の自動変速機のダウンシ
フト油圧制御装置において、前記パワーオンオフ判断マ
ップを、ギヤ位置,ロックアップオンオフ,レンジ位
置,油温の少なくとも1つにより別々に設定したことを
特徴とする。
【0024】作用を説明すると、例えば、ギヤ位置の場
合には、ロード・ロード線が低スロットル開度側に存在
する低ギヤ位置ほどパワーオン領域を拡大し、また、ロ
ックアップの場合は、ショック低減が優先されるロック
アップオン側でパワーオン領域を拡大し、また、レンジ
位置の場合は、ショック低減が優先されるDレンジ側で
パワーオン領域を拡大し、変速時間短縮が優先されるマ
ニュアルレンジ側でパワーオフ領域を拡大し、また、油
温の場合、変速時間短縮が優先される低油温時にパワー
オフ領域を拡大する。
【0025】このように、きめ細かなパワーオンオフ判
断マップの設定により、ギヤ位置の変化やロックアップ
のオンオフやレンジ位置の変化や油温の変化に対応した
パワーオンオフ判断を行なうことができる。
【0026】(解決手段4)上記課題4の解決手段4
(請求項4)は、請求項1ないし請求項3記載の自動変
速機のダウンシフト油圧制御装置において、前記パワー
オフ油圧制御手段d及びパワーオン油圧制御手段eを、
プレッシャレギュレータバルブにより作り出されるライ
ン圧を制御する手段としたことを特徴とする。
【0027】作用を説明すると、パワーオフダウンシフ
ト判断時には、パワーオフ油圧制御手段dにおいて、締
結要素aへ直接導かれるライン圧として、変速開始から
素早く油圧を上昇し、変速終了直前まで高圧を維持する
ライン圧が作り出され、また、パワーオンダウンシフト
判断時には、パワーオン油圧制御手段dにおいて、締結
要素aへ直接導かれるライン圧として、変速開始から低
圧のままで待機し、変速終了直前で油圧を上昇させるラ
イン圧が作り出される。
【0028】(解決手段5)上記課題5の解決手段5
(請求項5)は、請求項1ないし請求項3記載の自動変
速機のダウンシフト油圧制御装置において、前記パワー
オフ油圧制御手段d及びパワーオン油圧制御手段eを、
ダウンシフト時に締結される締結要素aの油路に設けら
れたアキュムレータの背圧を制御する手段としたことを
特徴とする。
【0029】作用を説明すると、パワーオフダウンシフ
ト判断時には、パワーオフ油圧制御手段dにおいて、締
結要素aへの油路に設けられたアキュムレータの背圧と
して、変速開始から素早く油圧を上昇し、変速終了直前
まで高圧を維持するアキュムレータ背圧が作り出され、
また、パワーオンダウンシフト判断時には、パワーオン
油圧制御手段dにおいて、締結要素aへの油路に設けら
れたアキュムレータの背圧として、変速開始から低圧の
ままで待機し、変速終了直前で油圧を上昇させるアキュ
ムレータ背圧が作り出される。
【0030】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)実施の形態1は、解決手段1〜解決手
段4に対応する自動変速機のダウンシフト油圧制御装置
である。
【0031】まず、実施の形態1の油圧制御装置が適用
された自動変速機の全体概略を説明する。
【0032】図2は自動変速機の動力伝達機構を示すス
ケルトン図である。
【0033】図2において、INは入力軸、OUTは出
力ギヤ、FPGはフロント遊星ギヤ、RPGはリヤ遊星
ギヤであり、フロント遊星ギヤFPGは、フロントサン
ギヤFSと、フロントリングギヤFRと、両ギヤFS,
FRに噛み合うフロントピニオンFPを有し、リヤ遊星
ギヤRPGは、リヤサンギヤRSと、該ギヤRSに噛み
合うと共にフロントピニオンFPに噛み合うロングピニ
オンLPを有し、両ピニオンFP,ロングピニオンLP
は共通キャリヤPCに支持されている。
【0034】上記ギヤトレーンの構成において、変速に
関与するメンバは、フロントサンギヤFSと、リヤサン
ギヤRSと、共通キャリヤPCと、フロントリングギヤ
FRとの4つのメンバであり、これらのメンバのうち選
択されたメンバを入力軸ISに連結したりケースKに固
定することで、前進4速・後退1速の変速段を得る変速
要素として、リバースクラッチREV/C、ハイクラッ
チH/C、ロークラッチLOW/C、ロー&リバースブ
レーキL&R/B、ローワンウェイクラッチLOW O.W.C
、バンドブレーキB/Bが設けられている。
【0035】前記フロントサンギヤFSは、第1回転メ
ンバM1及びリバースクラッチREV/Cを介して入力
軸INに連結されていると共に、第1回転メンバM1及
びバンドブレーキB/Bを介してケースKに連結されて
いる。
【0036】前記リヤサンギヤRSは、第2回転メンバ
M2及びロークラッチLOW/Cを介して入力軸INに
連結されている。
【0037】前記共通キャリヤPCは、ハイクラッチH
/C及び第3回転メンバM3を介して入力軸ISに連結
されていると共に、第4回転メンバM4及び並列配置の
ロー&リバースブレーキL&R/Bとローワンウェイク
ラッチLOW O.W.C を介してケースKに連結されている。
【0038】前記フロントリングギヤFRは、第5回転
メンバM5を介して出力ギヤOUTに連結されている。
【0039】なお、この動力伝達機構の特徴は、4−3
シフトダウン時に変速ショックのない掛け替えタイミン
グを得るために採用されていたワンウェイクラッチと、
このワンウェイクラッチの採用に伴いエンジンブレーキ
を確保するために必要とされる油圧締結によるクラッチ
とを廃止し、変速要素の数を削減することで小型軽量化
を達成した点にある。
【0040】図3は上記動力伝達機構により前進4速・
後退1速の変速段を得る締結論理を示す図である。
【0041】第1速(1st)は、ロークラッチLOW
/Cの油圧締結と、ロー&リバースブレーキL&R/B
の油圧締結(エンジンブレーキレンジ選択時)もしくは
ローワンウェイクラッチLOW O.W.C の機械締結(加速
時)により得られる。すなわち、リヤサンギヤ入力、共
通キャリヤ固定、フロントリングギヤ出力となる。
【0042】第2速(2nd)は、ロークラッチLOW
/CとバンドブレーキB/Bの油圧締結により得られ
る。すなわち、リヤサンギヤ入力、フロントサンギヤ固
定、フロントリングギヤ出力となる。
【0043】第3速(3rd)は、ハイクラッチH/C
とロークラッチLOW/Cの油圧締結により得られる。
すなわち、リヤサンギヤと共通キャリヤの同時入力、フ
ロントリングギヤ出力となる(変速比=1)。
【0044】第4速(4th)は、ハイクラッチH/C
とバンドブレーキB/Bの油圧締結により得られる。す
なわち、共通キャリヤ入力、フロントサンギヤ固定、フ
ロントリングギヤ出力によるオーバドライブ変速段とな
る。
【0045】後退速(Rev)は、リバースクラッチR
EV/Cとロー&リバースブレーキL&R/Bの油圧締
結により得られる。すなわち、フロントサンギヤ入力、
共通キャリヤ固定、フロントリングギヤ出力となる。
【0046】図4及び図5はコントロールバルブの全体
油圧回路図である。
【0047】図4及び図5において、L16はプレッシ
ャレギュレータバルブで、モディファイヤ圧の大きさに
応じてオイルポンプ吐出圧をライン圧に調圧する。L6
はプレッシャモディファイヤバルブで、パイロット圧を
減圧しモディファイヤ圧を調圧する。L19はパイロッ
トバルブで、ライン圧を減圧して一定な圧力であるパイ
ロット圧を調圧する。L9はアキュムコントロールバル
ブで、モディファイヤ圧の大きさに応じてライン圧を減
圧しアキュムコントロール圧を調圧する。L18はトル
クコンバータプレッシャレギュレータバルブで、ライン
圧を減圧してトルクコンバータ圧を調圧する。L17は
ライン圧リリーフバルブで、ライン圧の上限圧を規定す
る。L12はシフトバルブAでL11はシフトバルブB
で、シフトソレノイドの作動に応じて1速〜4速(O
D)の各変速段での油路切り替えを行なう。L20はロ
ックアップコントロールバルブで、ロックアップソレノ
イドの作動に応じてロックアップクラッチの締結・解放
を切り替えると共に、切り替えの最中は調圧バルブとし
ての機能を発揮する。L2はリバースインヒビットバル
ブで、タイミングソレノイドの作動に応じてライン圧を
ロー&リバースブレーキに作用させる回路を切り替え
る。L13はマニュアルバルブで、セレクトレバーのポ
ジションに応じてライン圧を必要なコントロールバルブ
へ配送する。L21は2NDホールドバルブで、電子制
御系が作動しなくてもセレクトレバーを1レンジにする
ことで2速のギヤ比を実現する。L10はロークラッチ
シーケンスバルブでL8はロークラッチタイミングバル
ブで、4速へのシフトアップ時または4速からのシフト
ダウン時のロークラッチの締結・解放タイミングを適切
にする。L14はロークラッチアキュムレータで、ロー
クラッチの締結をな滑らかにする他、ロークラッチの締
結・解放タイミングを適切にする機能もある。L1は1
−2モジュレータバルブでL4は1−2アキュムレータ
ピストンで、1−2変速時のブレーキバンドの締結を滑
らかにする。L5は2−3アキュムレータで、2−3変
速時のハイクラッチ締結とブレーキバンド解放を滑らか
にする。L3は3−4アキュムレータで、3−4変速時
のブレーキバンドの締結を滑らかにする。L15はモデ
ィファイヤアキュムレータでL7はライン圧アキュムレ
ータで、モディファイヤ圧の脈動を防止し圧力を平滑化
する。
【0048】図4及び図5において、31はロックアッ
プソレノイド、32はシフトソレノイドA、33はシフ
トソレノイドB、34はタイミングソレノイド、35は
ライン圧ソレノイド、O/Pはオイルポンプ、T/Cは
トルクコンバータである。各ソレノイドのうち、ロック
アップソレノイド31とライン圧ソレノイド35はデュ
ーティソレノイドであり、シフトソレノイドA(32)
とシフトソレノイドB(33)とタイミングソレノイド
34は、オンオフソレノイドである。また、トルクコン
バータT/Cはロックアップクラッチを内蔵していてい
る。
【0049】尚、図5の右上部に記載の2Aはバンドブ
レーキB/Bを作動させるバンドサーボピストンの2速
アプライ圧室、3Rは3速リリース圧室、4Aは4速ア
プライ圧室で、2Aのみの油圧作用によりバンドブレー
キB/Bは締結され、2Aと3Rの油圧作用によりバン
ドブレーキB/Bは解放され、2Aと3Rと4Aの油圧
作用によりバンドブレーキB/Bは締結される。
【0050】図6は電子制御系ブロック図で、上記各ソ
レノイド31,32,33,34,35は、A/Tコン
トロールユニット41により駆動制御される。このA/
Tコントロールユニット41には、スロットルセンサ4
2,油温センサ43,車速センサ44,タービンセンサ
45等のセンサ・スイッチ類からの信号が入力され、A
/Tコントロールユニット41では、検出された信号に
よる入力情報と設定されている制御則に基づき演算処理
が行なわれる。
【0051】図7はシフトソレノイド作動表を示す図
で、図8は変速点特性モデルの一例を示す図である。
【0052】シフトソレノイドA(32)とシフトソレ
ノイドB(33)による変速制御は、図8に示すような
変速点特性モデル図と検出されたスロットル開度及び車
速に基づいてギヤ位置が決定され、決定されたギヤ位置
を得るべく図7に示すシフトソレノイド作動表にしたが
って両ソレノイド32,33に対しオンまたはオフの指
令を出すことで制御される。
【0053】次に、油圧制御装置の構成を説明する。
【0054】図9はライン圧制御装置の要部を示す油圧
回路図である。
【0055】図9において、35はライン圧ソレノイ
ド、41はA/Tコントロールユニット、L6はプレッ
シャモディファイヤバルブ、O/Pはオイルポンプ、L
16はプレッシャレギュレータバルブ、L9はアキュム
コントロールバルブ、L7はライン圧アキュムレータ、
L15はモディファイヤアキュムレータ、51はライン
圧オリフィス、52はモディファイヤオリフィスであ
る。
【0056】前記ライン圧ソレノイド35は、パイロッ
ト圧PP を基圧としてA/Tコントロールユニット41
からのデューティ駆動指令により出力圧POUT を作り出
すソレノイドで、変速時以外の通常はスロットル開度に
応じた出力圧POUT を、変速時には各変速モードに応じ
た出力圧POUT を作り出す。尚、53はパイロット圧油
路、54はスロットル圧油路である。
【0057】前記プレッシャモディファイヤバルブL6
は、出力圧POUT を作動信号圧としてパイロット圧PP
からモディファイヤ圧PMFを作り出すバルブで、バルブ
穴に摺動可能に設けられたスプール6aと、該スプール
6aを図面下方に付勢するスプリング6bと、バルブ穴
に形成されたスロットル圧ポート6c,ドレーンポート
6d,モディファイヤ圧ポート6e,パイロット圧ポー
ト6f,フィードバックモディファイヤ圧ポート6gを
有して構成されている。尚、55はモディファイヤ圧油
路、55aはフィードバックモディファイヤ圧油路であ
る。
【0058】前記プレッシャレギュレータバルブL16
は、オイルポンプO/Pからの吐出された油を調圧して
ライン圧PL を作り出すバルブで、バルブ穴に摺動可能
に設けられたスプール16aと、該スプール16aを図
面上方に付勢するスプリング16bと、バルブ穴に形成
されたフィードバックライン圧ポート16c,ドレーン
ポート16d,ソレノイド圧ポート16e,ドレーンポ
ート16f,ライン圧ポート16g,トルクコンバータ
圧ポート16h,ドレーンポート16i,モディファイ
ヤ圧ポート16jを有して構成されている。尚、56は
ライン圧油路、57はソレノイド圧油路、58はトルク
コンバータ圧油路である。
【0059】前記アキュムコントロールバルブL9は、
モディファイヤ圧PMFを作動信号圧としてライン圧PL
をアキュムコントロール圧PACCMに調圧するバルブで、
バルブ穴に摺動可能に設けられたスプール9aと、該ス
プール9aを図面下方に付勢するスプリング9bと、バ
ルブ穴に形成されたモディファイヤ圧ポート9c,ドレ
ーンポート9d及び9e,アキュムコントロール圧ポー
ト9f,ライン圧ポート9g,ドレーンポート9h,フ
ィードバックアキュムコントロール圧ポート9iを有し
て構成されている。尚、59はアキュムコントロール圧
油路、59aはフィードバックアキュムコントロール圧
油路である。
【0060】前記ライン圧アキュムレータL7及びライ
ン圧オリフィス51は、デューティ制御に伴うモディフ
ァイヤ圧PMFの脈動を抑制する手段である。
【0061】前記モディファイヤアキュムレータL15
及びモディファイヤオリフィス52は、デューティ制御
に伴うモディファイヤ圧PMFの脈動を抑制する手段であ
る。図10はアキュムレータ背圧制御装置の要部を示す
油圧回路図である。
【0062】図10において、LOW/Cはロークラッ
チ(請求項の締結要素に相当)、L11はシフトバルブ
B、L14はロークラッチアキュムレータ(請求項のア
キュムレータに相当)、L8はロークラッチタイミング
バルブ、L10はロークラッチシーケンスバルブ、34
はタイミングソレノイド、41はA/Tコントロールユ
ニットである。
【0063】前記ロークラッチLOW/Cは、シフトバ
ルブB(L11)からのロークラッチ圧油路60の途中
にロークラッチアキュムレータL14が配置され、変速
位置がDレンジ1速,2速,3速の時に締結され4速の
時に解放される。
【0064】前記シフトバルブB(L11)は、シフト
ソレノイドB(33)からのソレノイド圧を作動信号圧
とする切り替えバルブで、Dレンジ1速,2速,3速の
時にはロークラッチ圧油路60にライン圧PL が供給さ
れ、Dレンジ4速時にはロークラッチLOW/Cの締結
油がロークラッチ圧油路60及びシフトバルブA(L1
2)を介してドレーンされる。
【0065】前記ロークラッチアキュムレータL14
は、ピストン14aリターンスプリング14bとアキュ
ムレータ圧室14cとアキュムレータ背圧室14dを有
して構成され、アキュムレータ室14cに連通するポー
ト14eはロークラッチ圧油路60に接続され、アキュ
ムレータ背圧室14dに連通するポート14fはアキュ
ムレータ背圧油路61に接続されている。
【0066】前記ロークラッチシーケンスバルブL10
は、アキュムレータ背圧室14dに連通するアキュムレ
ータ背圧油路61を、アキュムコントロール圧油路59
に連通させるかドレーン油路62に連通させるかの切り
替えを行なうバルブで、バルブ穴に摺動可能に設けられ
たスプール10aと、該スプール10aを図面右方向に
付勢するスプリング10bと、バルブ穴に形成された信
号圧ポート10c,4A圧ポート10d,切替圧ポート
10e,Dレンジ圧ポート10f,アキュムレータコン
トロール圧ポート10g,アキュムレータ背圧ポート1
0h,ドレーンポート10i,フィードバック圧ポート
10jを有して構成されている。前記信号圧ポート10
cは、ロークラッチタイミングバルブL8からの信号圧
油路63に接続されている。前記4A圧ポート10d
は、4速時に締結されるバンドブレーキB/Bのバンド
サーボへ供給される4A圧(4速サーボアプライ圧)を
導く4A圧油路64に接続されている。前記切替圧ポー
ト10eは、ロークラッチタイミングバルブL8への切
替圧油路65に接続されている。前記Dレンジ圧ポート
10fは、Dレンジ圧油路66に接続されている。
【0067】前記ロークラッチタイミングバルブL8
は、ソレノイド圧PSOL を作動信号圧として切り替えら
れるバルブで、バルブ穴に摺動可能に設けられたスプー
ル8aと、該スプール8aを図面右方向に付勢するスプ
リング8bと、バルブ穴に形成されたソレノイド圧ポー
ト8c,ドレーンポート8d,信号圧ポート8e,切替
圧ポート8fを有して構成されている。前記ソレノイド
圧ポート8cは、ソレノイド圧油路67に接続されてい
る。
【0068】前記タイミングソレノイド34は、通電時
(ON時)にソレノイド圧PSOL を出力し、非通電時
(OFF時)にソレノイド圧PSOL をドレーンする形式
のものであり、A/Tコントロールユニット41により
駆動制御される。
【0069】次に、作用を説明する。
【0070】[4−3ダウンシフト制御]図11はロー
クラッチLOW/Cが締結されバンドブレーキB/Bが
解放される4−3ダウンシフト時にA/Tコントロール
ユニット41で行なわれるタイミングソレノイド34と
ライン圧ソレノイド35に対するソレノイド制御作動の
流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについ
て説明する。
【0071】ステップ71では、4−3ダウンシフト時
かどうかが判断される。この判断は図8に示す変速点モ
デル特性上で4−3ダウンシフト線を横切った時に出力
される4−3ダウンシフト指令信号の有無により行なわ
れる(請求項のダウンシフト判断手段に相当)。
【0072】ステップ72では、スロットル開度TH,
車速VSP,レンジ位置,ギヤ位置,エンジン回転数Ne
,タービン回転数NT 等のパワーオンかパワーオフか
の判断に必要とされる入力情報が読み込まれる。
【0073】ステップ73では、4−3ダウンシフト判
断時の車両状態がパワーオフ状態かパワーオン状態かが
判断される。この判断は、例えば、読み込まれたスロッ
トル開度THがロード・ロード線に近い設定スロットル
開度以下であればパワーオフ状態で、設定スロットル開
度を超えていればパワーオン状態と判断したり、また、
非ロックアップ時には、Ne ≧NT でパワーオン状態で
あり、Ne <NT でパワーオフ状態であると判断する
(請求項のパワーオンオフ判断手段に相当)。
【0074】ステップ74では、ステップ73でパワー
オフ状態と判断された時にパワーオフ制御がスタートす
る。
【0075】ステップ75では、ON指令が出力されて
いるタイミングソレノイド34に対してOFF指令が出
力される。
【0076】ステップ76では、ライン圧ソレノイド3
5に対するデューティ比制御指令によるクラッチ圧制御
が行なわれる。この制御は、ダウンシフト判断直後から
高デューテイ比をタイマによる一定時間出力し、その
後、滑らかにデューティ比を上昇させるデューティ比制
御により行なわれる。
【0077】ステップ77では、変速終了かどうかが判
断される。この変速終了判断は、変速開始からのタイマ
時間(例えば、1.5秒)の時間経過により判断した
り、また、ギヤ比がダウンシフト後の3速ギヤ比に一致
するのを確認して判断したりする。尚、ステップ74〜
ステップ77は、請求項のパワーオフ油圧制御手段に相
当する。
【0078】ステップ78では、ステップ73でパワー
オン状態と判断された時にパワーオン制御がスタートす
る。
【0079】ステップ79では、ON指令が出力されて
いるタイミングソレノイド34に対してOFF指令が出
力される。
【0080】ステップ80では、ライン圧ソレノイド3
5に対して低デューティ比を出力し低ライン圧を維持す
る制御が行なわれる。
【0081】ステップ81では、実ギヤ比が設定ギヤ比
以上かどうかが判断される。ここで、実ギヤ比は車速V
SP(トランスミッション出力軸回転数)とタービン回転
数NT (トランスミッション入力軸回転数)との比によ
り演算で求められる。また、設定ギヤ比は、予め最適な
同期タイミングをとる値として設定されていて、例え
ば、4速時にギヤ比が0.726で3速時にギヤ比が
1.00の場合、0.90程度の値に設定される。
【0082】ステップ82では、ライン圧ソレノイド3
5に対して高デューティ比を出力し高ライン圧を維持す
る制御が行なわれる。
【0083】ステップ83では、ステップ77と同様
に、変速終了かどうかが判断される。尚、ステップ78
〜ステップ83は、請求項のパワーオン油圧制御手段に
相当する。
【0084】ステップ84では、タイミングソレノイド
34に対しON指令が出力されると共に、ライン圧ソレ
ノイド35に対しスロットル開度に応じて出力圧POUT
を制御する通常制御復帰指令が出力される。
【0085】[4−3パワーオフダウンシフト作用]ア
クセル足離し時やエンブレセレクト時等で4−3パワー
オフダウンシフトで行なわれる時には、図11のフロー
チャートにおいて、ステップ71→ステップ72→ステ
ップ73→ステップ74→ステップ75→ステップ76
に進む流れとなる。
【0086】すなわち、図12(イ)に示すように、ア
クセル足離し操作によりスロットル開度がゼロとなり、
4−3ダウンシフトがパワーオフダウンシフトと判断さ
れると、タイミングソレノイド34に対してはダウンシ
フトが終了するまでOFF指令が出力され、ライン圧ソ
レノイド35に対してはダウンシフト判断直後から高デ
ューテイ比をタイマによる一定時間出力し、その後、滑
らかにデューティ比を上昇させる指令が出力される。
【0087】よって、ロークラッチアキュムレータL1
4のアキュムレータ背圧室14dにはロークラッチシー
ケンスバルブL10を介してアキュムコントロール圧P
ACCMの作動油が供給され、ロークラッチLOW/Cの締
結容量が確保される。
【0088】一方、ロークラッチLOW/Cへの締結制
御圧であるロークラッチ圧は、図12(イ)の実線特性
に示すように、ライン圧制御にしたがって変速開始から
素早く油圧が上昇し、変速終了直前まで高圧を維持する
油圧となる。
【0089】従って、パワーオフダウンシフト時には、
ロークラッチLOW/Cへの油圧が早く立ち上げられる
ことでタービン回転数NT が早期に引っ張り上げられ、
伝達トルクTQ の急激な変動を伴うことなくギヤ比が3
速ギヤ比に向かって早期に立ち上がることで変速時間T
S が短縮される。
【0090】ちなみに、パワーオフ時にパワーオン側の
制御、つまり、実ギヤ比が設定ギヤ比になるまではライ
ン圧を低く保ち、その後、ライン圧を立ち上げる制御を
行なうと、図12(イ)の点線特性に示すように、パワ
ーオフ時には自らタービン回転が上昇することがないた
め、タービン回転数NT の上昇が遅れ、回転を同期させ
ての同期変速ができず、伝達トルクTQ の点線特性から
も明らかなように、アキュムレータ棚圧の終了時には過
大容量によるショックが発生する。また、ギヤ比の上昇
も遅れることで、変速時間TSOが長くなる。
【0091】[4−3パワーオンダウンシフト作用]ア
クセル全開時等で4−3パワーオンダウンシフトで行な
われる時には、図11のフローチャートにおいて、ステ
ップ71→ステップ72→ステップ73→ステップ78
→ステップ79→ステップ80→ステップ81→ステッ
プ82→ステップ83に進む流れとなる。
【0092】すなわち、図12(ロ)に示すように、ア
クセル全開操作によりスロットル開度が8/8 となり、4
−3ダウンシフトがパワーオンダウンシフトと判断され
ると、タイミングソレノイド34に対してはダウンシフ
トが終了するまでOFF指令が出力され、ライン圧ソレ
ノイド35に対してはダウンシフト判断から設定ギヤ比
になるまでは低デューテイ比指令が出力され、その後、
高デューティ比指令が出力される。
【0093】よって、パワーオフ時と同様にアキュムレ
ータ背圧が確保されるが、ライン圧ソレノイド35に対
して低デューテイ比指令が出力されている時はアキュム
コントロール圧PACCMも低圧であり、高デューテイ比指
令が出力されている時はアキュムコントロール圧PACCM
も高圧であるというように、デューテイ比の大きさに応
じてロークラッチ圧の棚圧が決められる。
【0094】一方、ロークラッチ圧は、図12(ロ)の
実線特性に示すように、ライン圧制御にしたがって変速
開始から低圧のままで待機し、変速終了直前で油圧が上
昇する特性となる。
【0095】従って、パワーオンダウンシフト時には、
ロークラッチLOW/Cへの油圧が低圧に保たれること
で、締結待機状態(クラッチピストンはストロークす
る)が作り出され、速やかにタービン回転が上昇する。
そして、変速終了直前での油圧を上昇させることで、回
転同期ポイントにてロークラッチLOW/Cを締結させ
ることができ、同期変速により変速ショックが抑えられ
る。
【0096】ちなみに、パワーオン時にパワーオフ側の
制御を行なうと、パワーオン時には自らタービン回転が
上昇するのに対しさらにタービン回転上昇を増長させる
形となり、図12(ロ)の伝達トルクTQ の点線特性か
ら明らかなように、強い引き込みショックが発生する。
【0097】次に、効果を説明する。
【0098】(1)スロットル開度THの大きさにより
パワーオン時かパワーオフ時かどうかを判断し、4−3
パワーオフダウンシフトとの判断時には、ロークラッチ
LOW/Cへの油圧として、変速開始から素早く油圧を
上昇し、変速終了直前まで高圧を維持する油圧制御を行
ない、4−3パワーオンダウンシフトとの判断時には、
ロークラッチLOW/Cへの油圧として、変速開始から
低圧のままで待機し、変速終了直前で油圧を上昇させる
油圧制御を行なう装置としたため、4−3ダウンシフト
モードがパワーオン・パワーオフのいずれの場合におい
ても良好な変速フィーリングを得ることができる。
【0099】(2)パワーオンオフ判断は、検出される
スロットル開度THが、ロード・ロード線の近くである
設定スロットル開度(例えば、TH=1/8 )によりパワ
ーオン領域とパワーオフ領域とに分けて設定されるパワ
ーオンオフ判断マップ(図12の最上段のマップ)の上
でいずれの領域に属するかにより判断するようにしたた
め、パワーオンオフの判断を的確に行なうことができ
る。
【0100】(3)4−3ダウンシフト時、ロークラッ
チLOW/Cへのパワーオフ油圧制御及びパワーオン油
圧制御を、ライン圧ソレノイド35に対するライン圧を
制御する装置としたため、ライン圧制御方式により、4
−3ダウンシフトモードがパワーオン・パワーオフのい
ずれの場合においても良好な変速フィーリングを得るこ
とができる。
【0101】(実施の形態2)次に、4−3ダウンシフ
トモードがパワーオンである時にタイミングソレノイド
34によるアキュムレータ背圧制御を伴ってロークラッ
チ圧を制御する実施の形態2について説明する。
【0102】この実施の形態2においても、自動変速機
のハード構成は、実施の形態1と同様のハード構成を用
いるので、図示並びに説明は省略する。
【0103】次に、作用を説明する。
【0104】[4−3ダウンシフト制御]図13はロー
クラッチLOW/Cが締結されバンドブレーキB/Bが
解放される4−3ダウンシフト時にA/Tコントロール
ユニット41で行なわれるタイミングソレノイド34と
ライン圧ソレノイド35に対するソレノイド制御作動の
流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについ
て説明する。
【0105】まず、ステップ91〜ステップ97(請求
項のパワーオフ油圧制御手段に相当)及びステップ10
4は、図11のステップ71〜ステップ77及びステッ
プ84と同様であるので説明を省略する。
【0106】ステップ98では、ステップ93でパワー
オン状態と判断された時にパワーオン制御がスタートす
る。
【0107】ステップ99では、ON指令が出力されて
いるタイミングソレノイド34に対するON指令をその
まま維持する。
【0108】ステップ100では、ライン圧ソレノイド
35に対して低デューティ比を出力し低ライン圧を維持
する制御が行なわれる。
【0109】ステップ101では、ステップ81と同様
に、実ギヤ比が設定ギヤ比以上かどうかが判断される。
【0110】ステップ102では、ライン圧ソレノイド
35に対して高デューティ比を出力し高ライン圧を維持
する制御が行なわれる。
【0111】ステップ103では、ステップ83と同様
に、変速終了かどうかが判断される。尚、ステップ98
〜ステップ103は、請求項のパワーオン油圧制御手段
に相当する。
【0112】[4−3パワーオフダウンシフト作用]ア
クセル足離し時やエンブレセレクト時等で4−3パワー
オフダウンシフトで行なわれる時には、図13のフロー
チャートにおいて、ステップ91→ステップ92→ステ
ップ93→ステップ94→ステップ95→ステップ96
に進む流れとなり、図14(イ)に示すように、実施の
形態1での図12(イ)の場合と同様に、ロークラッチ
圧は、ライン圧制御にしたがって変速開始から素早く油
圧が上昇し、変速終了直前まで高圧を維持する油圧とな
り、タービン回転数NT が早期に引っ張り上げられ、伝
達トルクTQ の急激な変動を伴うことなくギヤ比が3速
ギヤ比に向かって早期に立ち上がることで変速時間TS
が短縮される。
【0113】[4−3パワーオンダウンシフト作用]ア
クセル全開時等で4−3パワーオンダウンシフトで行な
われる時には、図13のフローチャートにおいて、ステ
ップ91→ステップ92→ステップ93→ステップ98
→ステップ99→ステップ100→ステップ101→ス
テップ102→ステップ103に進む流れとなる。
【0114】すなわち、図14(ロ)に示すように、4
−3ダウンシフトがパワーオンダウンシフトと判断され
ると、タイミングソレノイド34に対してはダウンシフ
ト判断から設定ギヤ比になるまではON指令のままであ
り、その後、変速が終了するまでOFF指令が出力さ
れ、ライン圧ソレノイド35に対してはダウンシフト判
断から設定ギヤ比になるまでは低デューテイ比指令が出
力され、その後、高デューティ比指令が出力される。
【0115】よって、ロークラッチ圧は、図12(ロ)
の実線特性に示すように、ライン圧制御にしたがって変
速開始から低圧のままで待機し、変速終了直前で油圧が
上昇する特性となる。すなわち、ダウンシフト判断から
設定ギヤ比になるまでは、アキュムレータ背圧が抜かれ
たままで、しかも、ライン圧も低圧が維持されることで
低い棚圧が維持され、設定ギヤ比になった後、アキュム
レータ背圧を入れライン圧を高圧にした途端一気にロー
クラッチ圧が上昇する。
【0116】従って、パワーオンダウンシフト時には、
ロークラッチLOW/Cへの油圧が低圧に保たれること
で、締結待機状態(クラッチピストンはストロークす
る)が作り出され、速やかにタービン回転が上昇する。
そして、変速終了直前で油圧を上昇させることで、回転
同期ポイントにてロークラッチLOW/Cを締結させる
ことができ、同期変速により変速ショックが抑えられ
る。
【0117】次に、効果を説明する。
【0118】この実施の形態2にあっては、実施の形態
1の(1),(2)の効果に下記の効果が加えられる。
【0119】(4)4−3ダウンシフト時、ロークラッ
チLOW/Cへのパワーオン油圧制御を、タイミングソ
レノイド34に対するアキュムレータ背圧を制御する装
置としたため、簡単なオン・オフ切り替えによるアキュ
ムレータ背圧制御方式により、4−3ダウンシフトモー
ドがパワーオンの場合に良好な変速フィーリングを得る
ことができる。
【0120】(その他の実施の形態)実施の形態1,2
では、4−3ダウンシフトの例を示したが、3−2ダウ
ンシフトや2−1ダウンシフトや4−2ダウンシフトの
場合、あるいは、自動変速機が5速の場合には5−4ダ
ウンシフトや5−3ダウンシフトの場合にも本発明の締
結油圧制御を適用することができる。
【0121】実施の形態1,2では、パワーオン時かパ
ワーオフ時かを判断するにあたっては、図15(イ)に
示すように、スロットル開度THのみによるパワーオン
オフ判断マップを用いる例を示したが、図15(ロ)や
図15(ハ)に示すように、スロットル開度THと車速
VSPによりパワーオン領域とパワーオフ領域とに分けて
設定されるパワーオンオフ判断マップを用いるようにし
ても良い。
【0122】この場合、ロード・ロード線(R/L線)
に近い線をパワーオン領域とパワーオフ領域とを区分す
る境界線とすることができ、高車速になるほどパワーオ
フ領域が拡大することで、車速上昇に伴って入出力系の
フリクションや負荷が上昇することに対応でき、パワー
オンオフの判断精度が高く的確になる。
【0123】実施の形態1,2では示していないが、パ
ワーオンオフ判断マップを、ギヤ位置,ロックアップオ
ンオフ,レンジ位置,油温の少なくとも1つにより別々
に設定するようにしても良い。
【0124】例えば、ギヤ位置の場合には、ロード・ロ
ード線が低スロットル開度側に存在する低ギヤ位置ほど
パワーオン領域を拡大する。ロックアップの場合には、
ショック低減が優先されるロックアップオン側でパワー
オン領域を拡大する。レンジ位置の場合には、ショック
低減が優先されるDレンジ側でパワーオン領域を拡大
し、変速時間短縮が優先されるマニュアルレンジ側でパ
ワーオフ領域を拡大する。油温の場合には、変速時間短
縮が優先される低油温時にパワーオフ領域を拡大する。
【0125】このように設定した場合、きめ細かなパワ
ーオンオフ判断マップの設定により、ギヤ位置の変化や
ロックアップのオンオフやレンジ位置の変化や油温の変
化に対応したパワーオンオフ判断を行なうことができ
る。
【0126】実施の形態1,2では、スロットル開度を
用いた例を示したが、これに代えてエンジンの吸入空気
量(流量または質量)を用いて同様にパワーオンオフ判
断を行なうことができる。
【0127】実施の形態1,2では、締結要素であるロ
ークラッチLOW/Cの油圧制御手段としてライン圧と
アキュムレータ背圧を共に制御する手段を採用した例を
示したが、ライン圧のみをライン圧ソレノイドにより制
御する手段であっても良いし、また、アキュムレータ背
圧のみをタイミングソレノイドにより制御する手段であ
っても良い。
【0128】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、ダウン
シフトの変速過渡期に締結される要素への油圧を調圧す
る自動変速機のダウンシフト油圧制御装置において、パ
ワーオン時かパワーオフ時かどうかを判断するパワーオ
ンオフ判断手段と、パワーオフダウンシフト判断時、締
結要素への制御油圧として、変速開始から素早く油圧を
上昇し、変速終了直前まで高圧を維持する制御油圧を作
り出すパワーオフ油圧制御手段と、パワーオンダウンシ
フト判断時、締結要素への制御油圧として、変速開始か
ら低圧のままで待機し、変速終了直前で油圧を上昇させ
る制御油圧を作り出すパワーオン油圧制御手段と、を備
えた構成としたため、ダウンシフトモードがパワーオン
・パワーオフのいずれの場合においても良好な変速フィ
ーリングを得ることができるという効果が得られる。
【0129】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の自動変速機のダウンシフト油圧制御装置におい
て、パワーオンオフ判断手段を、検出されるスロットル
開度もしくは車速が、スロットル開度のみもしくはスロ
ットル開度と車速によりパワーオン領域とパワーオフ領
域とに分けて設定されるパワーオンオフ判断マップの上
でいずれの領域に属するかにより判断する手段としたた
め、パワーオンオフの判断を的確に行ないながら、上記
効果を達成することができる。
【0130】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の自動変速機のダウンシフト油圧制御装置におい
て、パワーオンオフ判断マップを、ギヤ位置,ロックア
ップオンオフ,レンジ位置,油温の少なくとも1つによ
り別々に設定したため、きめ細かなパワーオンオフ領域
のマップ設定により請求項2記載の発明の効果を達成す
ることができる。
【0131】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
ないし請求項3記載の自動変速機のダウンシフト油圧制
御装置において、パワーオフ油圧制御手段及びパワーオ
ン油圧制御手段を、プレッシャレギュレータバルブによ
り作り出されるライン圧を制御する手段としたため、ラ
イン圧制御方式により、請求項1ないし請求項3記載の
発明の効果を達成することができる。
【0132】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
ないし請求項3記載の自動変速機のダウンシフト油圧制
御装置において、パワーオフ油圧制御手段及びパワーオ
ン油圧制御手段を、ダウンシフト時に締結される締結要
素の油路に設けられたアキュムレータの背圧を制御する
手段としたため、アキュムレータ背圧制御方式により、
請求項1ないし請求項3記載の発明の効果を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機のダウンシフト油圧制御装
置を示すクレーム対応図である。
【図2】実施の形態1の油圧制御装置が適用された自動
変速機の動力伝達機構を示すスケルトン図である。
【図3】実施の形態1の油圧制御装置が適用された自動
変速機の締結論理表を示す図である。
【図4】実施の形態1の油圧制御装置であるコントロー
ルバルブの全体油圧回路図の左半分を示す図である。
【図5】実施の形態1の油圧制御装置であるコントロー
ルバルブの全体油圧回路図の右半分を示す図である。
【図6】実施の形態1の油圧制御装置の電子制御系ブロ
ック図である。
【図7】実施の形態1の油圧制御装置のシフトソレノイ
ド作動表を示す図である。
【図8】実施の形態1の油圧制御装置の変速点特性モデ
ルの一例を示す図である。
【図9】実施の形態1のライン圧制御装置の要部を示す
油圧回路図である。
【図10】実施の形態1のアキュムレータ背圧制御装置
の要部を示す油圧回路図である。
【図11】実施の形態1のA/Tコントロールユニット
により行なわれるライン圧制御方式の4−3ダウンシフ
ト制御作動の流れを示すフローチャートである。
【図12】実施の形態1のA/Tコントロールユニット
により行なわれる4−3ダウンシフト制御作動によるダ
ウンシフト状況を示すタイムチャートである。
【図13】実施の形態1のA/Tコントロールユニット
により行なわれるアキュムレータ背圧制御方式の4−3
ダウンシフト制御作動の流れを示すフローチャートであ
る。
【図14】実施の形態2のA/Tコントロールユニット
により行なわれる4−3ダウンシフト制御作動によるダ
ウンシフト状況を示すタイムチャートである。
【図15】パワーオン・パワーオフの判断に用いるマッ
プの種々実施の形態を示す図である。
【符号の説明】 a 締結要素 b ダウンシフト判断手段 c パワーオンオフ判断手段 d パワーオフ油圧制御手段 e パワーオン油圧制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:68 59:70 59:72

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダウンシフト時に制御油圧により締結さ
    れる締結要素と、 ダウンシフト時かどうかを判断するダウンシフト判断手
    段と、 ダウンシフト判断時、エンジン側からの駆動力が駆動系
    を介して車輪へ伝達されるパワーオン時か、車輪側から
    の駆動力がエンジン側からの駆動力を上回り駆動系に制
    動力を生じるパワーオフ時かどうかを判断するパワーオ
    ンオフ判断手段と、 パワーオフダウンシフト判断時、前記締結要素への制御
    油圧として、変速開始から素早く油圧を上昇し、変速終
    了直前まで高圧を維持する制御油圧を作り出すパワーオ
    フ油圧制御手段と、 パワーオンダウンシフト判断時、前記締結要素への制御
    油圧として、変速開始から低圧のままで待機し、変速終
    了直前で油圧を上昇させる制御油圧を作り出すパワーオ
    ン油圧制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動変速機のダウンシフ
    ト油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機のダウンシフ
    ト油圧制御装置において、 前記パワーオンオフ判断手段を、検出されるスロットル
    開度もしくは車速が、スロットル開度のみもしくはスロ
    ットル開度と車速によりパワーオン領域とパワーオフ領
    域とに分けて設定されるパワーオンオフ判断マップの上
    でいずれの領域に属するかにより判断する手段としたこ
    とを特徴とする自動変速機のダウンシフト油圧制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動変速機のダウンシフ
    ト油圧制御装置において、 前記パワーオンオフ判断マップを、ギヤ位置,ロックア
    ップオンオフ,レンジ位置,油温の少なくとも1つによ
    り別々に設定したことを特徴とする自動変速機のダウン
    シフト油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の自動変速
    機のダウンシフト油圧制御装置において、 前記パワーオフ油圧制御手段及びパワーオン油圧制御手
    段を、プレッシャレギュレータバルブにより作り出され
    るライン圧を制御する手段としたことを特徴とする自動
    変速機のダウンシフト油圧制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3記載の自動変速
    機のダウンシフト油圧制御装置において、 前記パワーオフ油圧制御手段及びパワーオン油圧制御手
    段を、ダウンシフト時に締結される締結要素の油路に設
    けられたアキュムレータの背圧を制御する手段としたこ
    とを特徴とする自動変速機のダウンシフト油圧制御装
    置。
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