JPH0953441A - 排気ガス浄化装置を備えた排気管 - Google Patents

排気ガス浄化装置を備えた排気管

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JPH0953441A
JPH0953441A JP20492095A JP20492095A JPH0953441A JP H0953441 A JPH0953441 A JP H0953441A JP 20492095 A JP20492095 A JP 20492095A JP 20492095 A JP20492095 A JP 20492095A JP H0953441 A JPH0953441 A JP H0953441A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 排気管30は排気ガス浄化装置40を内
蔵し、この排気ガス浄化装置40は触媒付きプレート4
1と触媒付き筒部材51とをこの順に直列に配置してな
る。触媒付きプレート41は無数の小孔42の開いた多
孔板43の板幅方向中央に長孔44を切欠き形成したも
のである。 【効果】 触媒付きプレートの略中央に長孔又はスリッ
トを設けたので、触媒付きプレートの熱伸縮が自由にな
り、寿命を大幅に延ばすことができる。加えて、長孔又
はスリットが排気ガスのガイド通路となるので、通過排
気ガスの流れは円滑となり、ガス流れの乱れは少なくな
り、エンジンの出力特性を良好に保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動二輪車に好適な
排気ガス浄化装置を備えた排気管に関する。
【0002】
【従来の技術】大気汚染防止を目的として車両に排気ガ
ス浄化装置を搭載する技術が知られており、例えば特開
平4−109022号公報の「排気ガス浄化装置」もそ
の1つである。この装置は、同公報の第1図に示される
通り、エキパイ部15に触媒付きプレート16を縦向き
に配置し、排気ガス中の未燃成分を酸化させると言うも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記触媒付きプレート
16はエンジン直下のエキパイ部15に配置され、この
エキパイ部15の断面中央部は排気管中でも特に高温で
ある。触媒による酸化反応により、更にプレート16は
高温となるために、熱膨張に伴い大きな応力が発生し、
交換のインターバルが短くなるという不都合がある。ま
た、エキパイ部15では、エンジンからの排気ガスを滑
らかに流下させることが望ましいが、前記触媒付きプレ
ート16が邪魔になるため流れに乱れが発生する。この
乱れはエンジンの出力特性に及ぼす影響が大である。
【0004】そこで、本発明の目的は、触媒付きプレ
ートの寿命を延ばすこと、排気ガス流れの乱れを少く
すること、排気ガスの浄化反応を良好に確保すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、エンジン直下のエキパイ部の横
断面略中央に、触媒付きプレートを配置してなる排気ガ
ス浄化装置を備えた排気管において、前記触媒付きプレ
ートに、プレートの略中央に流れ方向に延びた長孔又は
スリットを設ける。
【0006】触媒付きプレートの略中央に長孔又はスリ
ットを設けることで、触媒付きプレートの熱伸縮を自由
にし、熱応力の発生を抑える。長孔又はスリットが排気
ガスの通路となるので、通過排気ガスの流れは円滑とな
り、ガス流れの乱れは少なくなる。
【0007】請求項2は、前記触媒付きプレートと、排
気管の横断面略中央に流れ方向に延設された触媒付き筒
部材とを、この順に直列に配置する。
【0008】触媒付きプレートと触媒付き筒部材とで2
段階浄化作用をさせて、十分な浄化反応を確保する。
【0009】
【実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基づいて
以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものと
する。図1は本発明に係る排気管を備えた自動二輪車の
側面図であり、自動二輪車1はメインフレーム2の前部
にヘッドパイプ3を介してフロントフォーク4を軸支
し、このフロントフォーク4に前輪5、フォロントフェ
ンダ6を取付け、メインフレーム2の下方にエンジンハ
ンガー部7,7を介して2サイクルエンジン8を取付
け、この2サイクルエンジン8から排気管30を延出
し、更にメインフレーム2の後端部のピボット9を介し
て片持ちのスイングアーム11を軸支し、このスイング
アーム11に後輪12を取付けてなる。
【0010】図中、14は燃料タンク、15はエアクリ
ーナ、16は気化器、17はシート、18,19はシー
トレール、20は同乗者用シート、21はリアサスペン
ション、22はドライブチェーン、23はサイレンサで
ある。また、61はメータ、62はヘッドライト、63
はカウリング67の前部の左右の開口部に設けたウイン
カー、64はブレーキディスク、66はキャリパー、6
8はラジエータ、69はエンジン8の排気口上縁に設け
られる排気タイミング制御バルブの駆動用プーリ、71
は排気タイミング制御バルブの駆動モータ、72は吸気
チャンバ、73はバッテリ、74はオイルタンク、76
はテールライト、77はシートカウル、78はリヤアク
スルである。
【0011】図2は本発明に係る排気管を備えた自動二
輪車の平面図であり、排気管30は車体中央から後方へ
延出したのち、リアサスペンション21及び片持ちのス
イングアーム11を迂回し、乗員から見て車体右側を後
方へ伸びる。図中、25,25はライダ用ステップ、2
6はブレーキペダル、27はチェンジペダル、28はス
テアリングハンドルである。
【0012】図3は本発明に係る自動二輪車の燃料タン
ク前部係止部平面図であり、便宜上、燃料タンク14は
想像線で示した。燃料タンク前部係止部は、ヘッドパイ
プ3からV字状に後方へ延出したメインフレーム2,2
の間に掛け渡したクロスパイプ81と、このクロスパイ
プ81に固設した平面視L字形のラバーストッパ82,
82と、前記クロスパイプ81に取付けたラバー部材8
3,83と、このラバー部材83,83に嵌合する燃料
タンク側のステー14aとからなる。
【0013】図4は図3は4−4線断面図であり、この
図で燃料タンク前部係止部の組立手順を説明する。ラバ
ー部材83はJISB2804に規定されるC形止め輪
に類似した構造であって、スリット83aを広げること
により、クロスパイプ81に図の様に取付けることがで
きとともに、弾性力でクロスパイプ81の外周面に密着
させることができる。また、外周面に浅い切込み83b
・・・を入れたので、ラバー部材83を容易に変形させる
ことができ、上記取付け作業が簡単になる。取付けたラ
バー部材83を図面表裏方向へ横引きすることで、別の
切込み83c,83cをラバーストッパ82に係止する
(図3参照)。これでラバー部材83の回転止めが図れ
る。
【0014】燃料タンク前部のステー14aに、横U形
の凹部14bを形成し、この凹部14bをラバー部材8
3に被せるようにして取付ける。この結果、図3におい
て、ラバー部材83,83をステー14aで挟持する形
態でステー14aを止めることができる。ステー14a
がクロスパイプ81の軸方向へ移動しようとするとラバ
ー部材83にスラストが掛かる。ラバーストッパ82,
82がラバー部材83,83の移動を制限するので、結
果としてラバー部材83及びステー14aのスラスト方
向移動を良好に制限することができる。
【0015】図5は本発明に係る自動二輪車のスイング
アームの平面図であり、スイングアーム11は、前部に
ベアリング85,86を介してピボットカラー87を備
え、チェーンスライダ88を備え、後部にベアリングホ
ルダ89、ニードルベアリング91及びボールベアリン
グ92を介してリヤアクスル78を備える。93はダス
トシール用オイルシール、94はニードルベアリング9
1とボールベアリング92との間隔を保つためのカラー
である。
【0016】リヤアクスル78の一端に後輪を取付ける
ためのフランジ95を形成し、このフランジ95にブレ
ーキディスク96をボルト97で取付ける。一方、リヤ
アクスル78の他端に星形フランジ98をスプライン又
はキーを介して取付け、この星形フランジ98の大径部
にラバーブッシュ99を挿入し、こられラバーブッシュ
99・・・にボスプレート101を取付け、このボスプレ
ート101にスプロケット102を取付ける。図中、1
06はブレーキキャリパーブラケット、107はトルク
リンク用ストッパーピンである。
【0017】図6は図5の側面図であり、スプロケット
102を図示せぬドライブチェーンで強制回動すると、
図5のラバーブッシュ99が弾性変形した後に星形フラ
ンジ98は回動される。従って、発進及び変速に伴うシ
ョックが吸収され、より円滑な走行が可能となる。ま
た、リヤアクスル78の尾部のボルト103を弛めるこ
とにより、ベアリングホルダ89を自由に回わすことが
できる。このベアリングホルダ89は軸心に対して外周
面を偏心させたので、この偏心によってドライブチェー
ンの張りを調整することができる。その他、図中、10
5はチェーンスライダ固定ねじであり、チェーンスライ
ダ88は横U字形を呈し、スイングアーム11の前部上
下面及び前端面を一括して覆う部材である。
【0018】図7は本発明に係る排気ガス浄化装置を備
えた排気管の側面図であり、図1で述べた排気管30は
曲り管状のエキパイ部31と膨張室32とテールパイプ
部36とを備え、更にこの膨張室32はガスの流れ方向
に流路断面積が徐々に増加するダイバー部33と、同断
面積がほぼ一定のストレート部34と、同断面積が徐々
に減少するコンバー部35とからなる。なお、前記エキ
パイはエキゾーストパイプの略称であるが、ここでは排
気管全体ではなくエンジン直下の曲り管のみを指す。ダ
イバーはダイバージェットの略称、コンバーはコンバー
ジェットの略称である。
【0019】排気管30は排気ガス浄化装置40を内蔵
する。詳しくは排気ガス浄化装置40はエキパイ部31
に配置した触媒付きプレート41と、膨張室32に配置
した触媒付き筒部材51とからなる。触媒付きプレート
41は、複数の小孔42・・・が開けられた多孔板43の
板幅方向中央にガスの流れに沿って延びる長孔44を設
けたものである。前記触媒付き筒部材51は、構成は後
述するがダイバー部33からストレート部34にかけ
て、断面略中央(図9も参照)に配置したことを特徴と
する。37は吊り金具である。
【0020】図8は図7の8−8線断面図であり、触媒
付きプレート41がエキパイ部31を構成する半割円筒
31R,31Lに挟持された状態で、両端(上下端)が
溶接されていることを示す。エキパイ部31の横断面中
央に臨んだ長孔44が排気ガスの通路となるとともに、
プレート41の上下伸びを許容する。なお、触媒は貴金
属やセラミックスであり、排気ガス中の未燃焼成分に接
触して酸化作用を促すものである。
【0021】図9は図7の9−9線断面図であり、前部
支持ステーの構成を示す。前部支持ステー52Fは、W
字状サポート金具53Fと、このサポート金具53Fに
溶接されるアウタリング54とからなり、このアウタリ
ング54は組立ての都合で左右に2分割したものであ
る。このアウタリング54で支える弾性材55、インナ
リング56及び触媒付き筒部材51については後述す
る。排気管30は分割管体30Tと分割管体30Bとを
合せてなり、一方の分割管体30Tにのみ前記W字状サ
ポート金具53Fを溶接にて止めていることを示す。
【0022】図から明らかなように、前部支持ステー5
2Fの支持作用で触媒付き筒部材51は排気管30の断
面略中央に保持される。後部支持ステー(52R)はW
字状サポート金具(53R)の形状が若干異なるだけ
で、基本的には前部支持ステー52Fと同構造であるか
ら説明は省略する。
【0023】図10は本発明に係る排気ガス浄化装置の
後部の分解斜視図であり、触媒付き筒部材51は、多孔
板51aの後端に切込み51bを入れ、この切込み51
bが底となるようにして丸め、合せ部51cを溶接して
なる筒体である。この触媒付き筒部材51に触媒として
の貴金属又はセラミックスを担持する。更に、触媒付き
筒部材51の後部に鍔56aの付いたインナリング56
を被せて溶接する。なお、このインナリング56は分割
体であっても差支えない。
【0024】このインナリング56に耐熱性弾性材55
を嵌合し、この弾性材55を2つ割りのアウタリング5
4で抑える。このアウタリング54はスラスト止め鍔5
4aを有し、且つ図左のアウタリング54は回転止め部
54bを有し、この回転止め部54bが前記触媒付き筒
部材51の後端の切込み51bに嵌合して、触媒付き筒
部材51の回転止めをなす。前記弾性材55は耐熱性及
びクッション性を備えたステンレスウールが好適であ
る。
【0025】図11は本発明に係る排気ガス浄化装置の
縦断面図であり、触媒付き筒部材51はインナリング5
6,56に重なる部分には小孔51dを開けない。イン
ナリング56で覆われるために排気ガスの通過が望めな
いからである。
【0026】前部支持ステー52Fはアウタリング54
の鍔54aとインナリング56の鍔56aとで弾性体5
5を挟む構成であり、同様に、後部支持ステー52Rは
アウタリング54の鍔54aとインナリング56の鍔5
6aとで弾性体55を挟む構成であり、且つ、前部支持
ステー52Fのアウタリング54の鍔54aは弾性体5
5が前方(図左)への移動を制限し、後部支持ステー5
2Rのアウタリング54の鍔54aは弾性体55が後方
(図右)への移動を制限する。
【0027】図12は図11の12−12矢視図であ
り、後部支持ステー52Rの要部を示し、触媒付き筒部
材51の切込み51bにアウタリング54の回転止め片
54bが嵌合していることを示す。このために、触媒付
き筒部材51は回転しない。51cは合せ部である。図
13は図11の13−13線断面図であり、前部支持ス
テー52Fのアウタリング54で弾性体55及びインナ
リング56を介して触媒付き筒部材51を支えることを
示す。
【0028】次に排気ガス浄化装置を備えた排気管の作
用を説明する。図1において、エンジン8からの高温の
排気ガスは排気管30内部を通って後方のサイレンサ2
3に至る。この際に、図7において、排気ガスは先ずエ
キパイ部31に配置した触媒付きプレート41に至る。
ここで1段目の浄化反応が実施され、次に、後続の触媒
付き筒部材51で2段目の浄化反応が実施される。
【0029】一方、排気ガスの流れに注目すると、エキ
パイ部31において高温の排気ガスは長孔44のガイド
作用により、長孔44に沿って円滑に流れる。後続の触
媒付き筒部材51は筒体が流れ方向に延設されているの
で排気ガスの流れを乱すことはない。
【0030】また、触媒付きプレート41の熱膨張を考
察すると、図8にてプレート41は管中心へ直線的に伸
びる。管中央部が長孔44にて切欠かれているので、前
記伸びは妨げられず、従って、プレート41に不都合な
熱応力の発生する心配がない。
【0031】一方、図11において、触媒付き筒部材5
1の中間箇所及び後端部を前部支持ステー52F及び後
部支持ステー52Rで確実に支持する。高温になる触媒
付き筒部材51のトップは片持ち支持された状態で前方
へ自在に伸縮する。触媒付き筒部材51の前部支持ステ
ー52F〜後部支持ステー52R間も、弾性材55,5
5の作用により、自在に伸縮する。
【0032】ただし、前部支持ステー52F及び後部支
持ステー52Rから触媒付き筒部材51が外れることの
ないように、アウタリング54,54の互いに向い合っ
た鍔54a,54aで触媒付き筒部材51の前後方向
(軸方向)の移動を適度に制限して、同部材51の抜け
止めを図る。さらに、回転止め部54bで触媒付き筒部
材51の回転を抑える。図10に示した通り多孔板51
aを丸めて、合せ部51cを溶接してなる合せ部が常に
決まった位置にあるため、合せ部51cの強度設計の条
件が定まり、好都合である。
【0033】図14は本発明に係る排気管の別実施例を
示す図であり、図7と同じ部品は符号を流用して、詳し
い説明を省略する。この別実施例は触媒付きプレート4
1をスリット45にて2分割したものであり、スリット
45が前記長孔44(図7参照)と同様の排気ガス通路
となり高温の排気ガスをガイドする作用をなす。
【0034】図15は図10(本発明に係る排気ガス浄
化装置の後部の分解斜視図)の別実施例図である。触媒
付き筒部材51は図10で説明図したものと同じなので
説明を省略する。また、アウタリング54,54は図1
0のものより小型であるが形状同一であるので符号を流
用し、詳しい説明を省略する。この例では、弾性材57
にスリット57aを入れて径方向の変形性を高めたこ
と、弾性材57の内面両端部に面取部57bを設けたこ
と及びストッパリング58を採用したことに特徴があ
る。前記面取部57bがガイド面となるので、弾性材5
7が筒部材51に引っ掛かることなしに装着できる。ス
トッパリング58は鍔58aを備えるが、図10でのイ
ンナリング56より小径で且つ長さがごく小さい。この
点を次図で説明する。
【0035】図16は図11(本発明に係る排気ガス浄
化装置の縦断面図)の別実施例図であり、大部分の符号
は図11を流用したのでその分の説明は省略する。弾性
材57は内周面が筒部材51に当接し、外周面がアウタ
リング54,54で抑えられ、また、アウタリング54
の鍔54aとストッパリング58の鍔58aとで軸方向
の移動を抑える構造とした。そして、弾性材57を直接
筒部材51に当接させる構造としたので、図11に比較
して、弾性材57が小径となり、その結果、ストッパリ
ング58が小型にでき且つアウタリング54,54の外
径を小さくすることができる。断熱材57及びアウタリ
ング54,54の周囲を排気ガスが流れるが、本例では
断熱材57及びアウタリング54,54が小径になった
ので、排気ガスの流れ抵抗が小さくなり、エンジンの出
力性能を良好に維持できる。
【0036】尚、本実施例は自動二輪車の排気管につい
て説明したが、本発明の排気管30はその他の内燃機関
の排気管に適用してよいことは勿論である。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、触媒付きプレートの略中央に長孔又
はスリットを設けたので、触媒付きプレートの熱伸縮が
自由になり、寿命を大幅に延ばすことができる。加え
て、長孔又はスリットが排気ガスのガイド通路となるの
で、通過排気ガスの流れは円滑となり、ガス流れの乱れ
は少なくなり、エンジンの出力特性を良好に保つことが
できる。従って、触媒付きプレートの長寿命化とエンジ
ン出力特性の維持とが図れる。
【0038】請求項2は、触媒付きプレートと触媒付き
筒部材とで2段階浄化作用をさせたので、十分な浄化反
応が確保できる。従って、触媒付きプレートの長寿命化
と、エンジン出力特性の維持と、十分な浄化反応の確保
とが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排気管を備えた自動二輪車の側面
【図2】本発明に係る排気管を備えた自動二輪車の平面
【図3】本発明に係る自動二輪車の燃料タンク前部係止
部平面図
【図4】図3は4−4線断面図
【図5】本発明に係る自動二輪車のスイングアームの平
面図
【図6】図5の側面図
【図7】本発明に係る排気ガス浄化装置を備えた排気管
の側面図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】図7の9−9線断面図
【図10】本発明に係る排気ガス浄化装置の後部の分解
斜視図
【図11】本発明に係る排気ガス浄化装置の縦断面図
【図12】図11の12−12矢視図
【図13】図11の13−13線断面図
【図14】本発明に係る排気管の別実施例を示す図
【図15】図10の別実施例図
【図16】図10の別実施例図
【符号の説明】
1…自動二輪車、8…エンジン、30…排気管、30
T,30B…分割管体、31…エキパイ部、32…膨張
室、33…ダイバー部、34…ストレート部、35…コ
ンバー部、40…排気ガス浄化装置、41…触媒付きプ
レート、44…長孔、45…スリット、51…触媒付き
筒部材、52F…前部支持ステー、52R…後部支持ス
テー、53F,53R…W字状サポート金具、54…ア
ウタリング、54a…鍔、54b…回転止め部、55,
57…弾性材、56…インナリング、56a…鍔、58
…ストッパリング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン直下のエキパイ部の横断面略中
    央に、触媒付きプレートを配置してなる排気ガス浄化装
    置を備えた排気管において、前記触媒付きプレートはプ
    レートの略中央に流れ方向に延びた長孔又はスリットを
    有することを特徴とした排気ガス浄化装置を備えた排気
    管。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の触媒付きプレートと、排
    気管の横断面略中央に流れ方向に延設された触媒付き筒
    部材とを、この順に直列に配置したことを特徴とする排
    気ガス浄化装置を備えた排気管。
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Cited By (6)

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