JPH0952202A - 長尺材検査装置 - Google Patents

長尺材検査装置

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JPH0952202A
JPH0952202A JP20557695A JP20557695A JPH0952202A JP H0952202 A JPH0952202 A JP H0952202A JP 20557695 A JP20557695 A JP 20557695A JP 20557695 A JP20557695 A JP 20557695A JP H0952202 A JPH0952202 A JP H0952202A
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JP
Japan
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long
long material
wood
pair
clamp
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JP20557695A
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English (en)
Inventor
Masaharu Kocha
正治 古茶
Masayuki Kimura
昌幸 木村
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Kioritz Corp
Original Assignee
Kioritz Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の労力を大幅に削減して省力化を図る
とともに検査効率を向上させる。 【解決手段】 長尺材Wを水平方向に搬送する搬送手段
32と、この搬送手段32を上下動させるリフト手段3
0と、前記長尺材Wの長手方向両端を押圧して保持する
一対のクランプ手段11,12と、該クランプ手段1
1,12を回転させる回転駆動手段15と、を具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断面角形に製材さ
れた建築用木材等の長尺材のランク等を定めるべく、
傷、ふし等の有無や位置等を目視により検査して選別す
る際に用いるのに好適な長尺材検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば四角柱材等の断面角形に製
材された長尺の建築用木材にあっては、傷、ふし等の有
無・大きさ・位置等によってランクを付けて選別するこ
とが行われている。長尺木材のランク付けを行うにあた
っては、作業者がその木材を一本づつ手作業でひっくり
返したり転がしたりして、目視により傷、ふし等の有無
・大きさ・位置等を検査して選別していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、手作業で長尺の木材をひっくり返したり転が
したりしていたので、検査に多大な労力と時間を要す
る、検査に供すべき長尺材に傷が付きやすい、省力
化が図られず、検査効率が悪いといった問題があった。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、断面角形に製材さ
れた建築用木材等の長尺材のランク等を定めるべく、
傷、ふし等の有無や位置等を目視により検査して選別す
るに際し、作業者の労力を削減して省力化を図るととも
に検査効率を向上させ、しかも、検査に供すべき長尺材
に傷が付きにくくできるようにした長尺材検査装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る長尺材検査装置は、基本的には、検査
に供すべき長尺材の長手方向両端を保持して回転させる
ようにしてなる。より具体的には、前記長尺材を水平方
向に搬送する搬送手段と、この搬送手段を上下動させる
リフト手段と、前記長尺材の長手方向両端を押圧して保
持する一対のクランプ手段と、該クランプ手段を回転さ
せる回転駆動手段と、を具備して構成される。
【0006】本発明の好ましい態様としては、前記一対
のクランプ手段相互の離隔距離を変更するクランプ位置
変更手段が備えられてなるもの、前記長尺材が断面角形
の木材であるもの、等が挙げられる。このような構成と
された本発明に係る長尺材検査装置の好ましい態様にお
いては、検査に供すべき長尺材が供給用搬送手段及びリ
フト手段により搬送方向に直交する姿勢で一対のクラン
プ手段相互の間に搬送され、クランプ手段によりその長
手方向両端が押圧保持され、この状態で回転駆動手段に
より前記長尺材が前記クランプ手段と共に例えば四面が
順次上面に来るように90度づつ間欠的に、又は同一角
速度で360度連続的に回転せしめられ、その間に作業
者が目視により、例えば傷、ふし等の有無・大きさ・位
置等を検査し、検査終了後は、長尺材が前記クランプ手
段から解放されて前記リフト手段及び排出用搬送手段に
より、検査装置から外部に搬送される。
【0007】このようにされることにより、例えば断面
角形に製材された建築用木材等の長尺材のランク等を定
めるべく、傷、ふし等の有無や位置等を目視により検査
して選別するに際しての作業者の労力が削減されて省力
化が図られるとともに、検査効率が向上し、しかも、検
査に供すべき長尺物に傷を付きにくくできる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る長尺材検査装
置の一例を示している。図示例の長尺材検査装置10
は、断面角形に製材された、例えば四角柱材等の建築用
長尺木材Wについて、ランク等を定めるべく、傷、ふし
等の有無・大きさ・位置等を目視により検査して選別す
る際に用いられるもので、図2をも参照すればよくわか
るように、その材送り方向の前後に被検査物である長尺
木材Wを供給及び排出・配送するための供給用搬送装置
50と排出用搬送装置90及びローラ式横搬送装置97
等が備えられて使用される。
【0009】前記長尺材検査装置10は、図3に示され
る如くに、左右に細長い箱枠状に組まれた支持台2の左
右両端上部に長尺木材Wの長さより長い距離を離された
状態で対向配置された一対のクランプ手段としてのクラ
ンパー11,12と、前記供給用搬送装置50からの長
尺木材Wを前記クランパー11,12の間に搬送し、検
査終了後は前記排出用搬送装置90に送り出す水平搬送
手段としての左右一対のチェーンコンベア32,32
と、このチェーンコンベア32,32を上下動させるリ
フト手段としてのリフトシリンダー30と、を備えてい
る。
【0010】前記左右一体のクランパー11,12は、
基本的には略同一構成とされており、図3に加えて前記
材送り方向右側のクランパー11側を代表して示す図1
1及び図12を参照すればよくわかるように、前記支持
台2上の左右方向に水平に設けられた一対の長尺レール
24,24に摺動可能に跨乗された逆立凹字状の摺動足
部16c,16cを持つスライダ16の上部に更に設け
られた一対の短尺レール16a上に左右に摺動可能に搭
載されている。
【0011】前記クランパー11,12は、検査に供す
べき長尺木材Wの長手方向左両端面を押圧して保持す
る、前面に滑止めが施されたクランプ板11a,12a
と、このクランプ板11a,12aの後面に連結固定さ
れた回転軸11d,12dと、この回転軸11d,12
dを回転自在に支持する軸受け部材11b,12bと、
この軸受け部材11b,12bの底部に設けられて前記
短尺レール16aに跨乗された逆立凹字状の一対の摺動
足部11c,11c及び12c,12cと、からなって
おり、これに加え、前記右側のクランパー11は、前記
クランプ板11a及び回転軸11dがその上方に配設さ
れたギアードモータ15によりチェーン式動力伝達機構
14を介して回転せしめられるようになっている。
【0012】前記クランパー11,12が搭載されてい
る前記スライダ16は、ねじ送り機構20により前記レ
ール24上を左右に摺動せしめられるようになってい
る。前記ねじ送り機構20は、前記レール24と平行に
配設された送りねじ27、前記スライダ16の底部に固
定されて前記送りねじ27に螺合せしめられたナット2
8、前記送りねじ27をチェーン式動力伝達機構26を
介して回転駆動するギアードモータ25等からなってい
る。
【0013】このねじ送り機構20により、前記左右一
対のクランパー11,12は、前記スライダ16と共
に、相互の離隔距離を拡縮する左右方向に摺動せしめら
れ、それによって、検査すべき長尺木材Wの種類(長さ
寸法が異なる)に対応できるようになっている。また、
前記クランパー11,12は、前記スライダ16の上部
に更に設けられた前記レール16a上をエアシリンダ2
1,22により連結アーム23,23を介して押し引き
されて相互の離隔距離を拡縮する方向に摺動せしめら
れ、それによって、検査すべき同一種類の長尺木材Wの
長手方向の位置ずれ及び長さ寸法の相違を吸収して、前
記長尺木材Wを前記左右一対のクランプ板11a,12
aで挟むように押圧して保持したり、その状態から解放
したりするようになっている。
【0014】一方、前記チェーンコンベア32,32
は、図9及び図10に示される如くに、チェーンの張り
具合を調節するためのねじ式調節機構58を備えた保持
部材38の周りに掛け回されていて、ギヤードモータ3
4により回転駆動されるようになっており、このチェー
ンコンベア32,32を垂直に上下動させるべく、前記
保持部材38の中央部に連結板33を介して、前記支持
台2上に水平に配設された固定保持板29に取着された
リフト手段としてのエアシリンダ30のピストンロッド
30aが連結されるとともに、その前後両側に連結板3
3,33を介してガイドロッド36,36が垂直に固定
され、このガイドロッド36,36の下部は前記固定保
持板29に垂直に固定されたガイド筒37に摺動可能に
挿入されている。
【0015】また、前記固定保持板29に立設された設
置台41には、前記チェーンコンベア32,32により
搬送されて来る長尺木材Wを、前記クランプ板11a,
12aにより挟まれる所定位置(クランプ位置)にて停
止させるための、搬送方向で見て同一位置でそれに直交
する方向に所定距離だけ離された状態で、左右一対のス
トッパーシリンダ42,42が配設されるとともに、こ
のストッパーシリンダ42,42の一方の近傍にはそれ
に前記長尺木材Wが停止させられたことを検出するため
のリミットスイッチ44(図1参照)が配設されてお
り、前記ストッパーシリンダ42,42及び前記リミッ
トスイッチ44の長尺木材W搬送方向の位置が、ねじ式
調節機構45により調節できるようになっている。
【0016】ここで、前記エアシリンダ30を伸長作動
させてそのピストンロッド30aを上方へ突出させる
と、図9のように、前記チェーンコンベア32,32全
体が前記ガイド筒37,37に案内されて垂直に扛上せ
しめられ、その上面が前記供給用搬送装置50のローラ
付きチェーンコンベア52(後述)及び排出用搬送装置
90のローラ付きチェーンコンベア92の上面と略同じ
高さ位置となり、この状態で、前記チェーンコンベア3
2,32は、前記ローラ付きチェーンコンベア52から
搬送されてきた長尺木材Wを受け取ってそれを前記スト
ッパーシリンダ42のピストンロッド42aにより停止
される前記クランプ位置まで搬送するようにされる。
【0017】また、前記エアシリンダ30のピストンロ
ッド30aを引き込ませると、図10のように、前記チ
ェーンコンベア32,32全体がガイド筒37,37に
案内されて垂直に下降せしめられ、その上面が、後述す
るように前記クランパー11,12により保持されて回
転せしめられる長尺木材Wが当たらないように退避位置
をとらされる。
【0018】一方、前記供給用搬送装置50及び排出用
搬送装置90は、それぞれ図1及び図2に示される如く
に、箱枠状に組まれた支持台3,4上に略水平に並設さ
れた左右一対のサイドローラ付きチェーンコンベア5
2,52及び92,92を備えている。このサイドロー
ラ付きチェーンコンベア52,52及び92,92は、
ギアードモータ54,94によりチェーン式動力伝達機
構55,95及びドライブシャフト56,96を介して
回転駆動(循環移動)されるようになっいる。
【0019】なお、前記サイドローラ付きチェーンコン
ベア52,92は、図8に供給側のチェーンコンベア5
2が代表して示される如くに、継手リンク52a,連結
ピン52c、及びスリーブ52bからなるチェーン本体
52Aにおける前記連結ピン52cが、一つ置きに延長
されて、その両端部にローラ59を回転自在に外嵌した
もので、前記チェーンコンベア52,92に対して、そ
れに載せられている被搬送物(長尺木材W)を相対的に
滑動させることができるようになっている。
【0020】また、前記供給用搬送装置50には、前記
サイドローラ付きチェーンコンベア52,52の他に、
図1及び図2に加えて図4〜図7を参照すればよくわか
るように、前記チェーンコンベア52,52により搬送
されている前記長尺木材Wを所定位置にて停止させる停
止状態とこの停止状態を解除する解除状態とを選択的に
とり得るようにされた、搬送方向で見て同一位置でそれ
に直交する方向に所定距離だけ離されて配置された左右
で一対のストッパーシリンダ62,62と、このストッ
パーシリンダ62,62の一方のものの近傍に配置され
て、それに前記長尺木材Wが停止させられたことを検出
するリミットスイッチ64と、前記ストッパーシリンダ
62,62により停止させられている長尺木材Wの次に
搬送されて来た物品を挟持して拘束する挟持板66a,
67aをそれぞれ持つ上下一対のエアシリンダからな
る、搬送方向で見て同一位置でそれに直交する方向に所
定距離だけ離されて配置された左右で一対の上下のクラ
ンパー66,67及び66,67と、が備えられてい
る。
【0021】これをさらに詳しく説明するに、前記スト
ッパーシリンダ62、リミットスイッチ64及び下クラ
ンパー67は前記支持台3に水平に取り付けられた固定
保持板72に固定されており、前記ストッパーシリンダ
62のピストンロッド62aの先端部は、前記サイドロ
ーラ付きチェーンコンベア52の上面より上方に突き出
されて前記長尺木材Wを停止させる前記停止状態と、前
記上面より下方に引き込まれて前記長尺木材Wを通過さ
せる前記解除状態とを選択的にとるようにされる。
【0022】また、前記リミットスイッチ64は、自然
状態ではその操作レバー64aの先端部が前記サイドロ
ーラ付きチェーンコンベア52の上面より上方に突出せ
しめられ、その操作レバー64aが前記チェーンコンベ
ア52により搬送されている長尺木材Wにより押されて
揺動せしめられることにより、その動作状態が切り換わ
るようにされ、ここでは、前記長尺木材Wが前記ストッ
パーシリンダ62のピストンロッド62aにより停止せ
しめられる位置に来たとき、その動作状態が例えばOF
FからONへ切り換わるようにセットされている。な
お、このリミットスイッチ64の前記操作レバー64a
は、長尺木材Wが搬送されるときにはそれに押されて揺
動するのでそれが搬送の邪魔になることはなく(図6参
照)、長尺木材Wが通過した後は自動的に図7のように
直立姿勢(OFF)に戻る。
【0023】また、前記下クランパー67は、作動時に
はその挟持板67aを前記サイドローラ付きチェーンコ
ンベア52の上面より上方に突き出して前記長尺木材W
を前記チェーンコンベア52の上面から若干浮かせて、
前記支持台3の天辺部6に下向き取り付けられた上クラ
ンパー66との間に挟んで保持するようにされる。な
お、前記前記ストッパーシリンダ62、リミットスイッ
チ64及び下クランパー67の搬送方向で見た位置は、
ねじ式調節機構74により調節できるようになってい
る。
【0024】このような構成の供給用搬送装置50にお
いては、まず、図5に示される如くに、前記左右で一対
のストッパーシリンダ62,62がそのピストンロッド
62a,62aを上方へ突出させた停止状態にされ、そ
れによって、前記サイドローラ付きチェーンコンベア5
2により搬送されている前記ストッパーシリンダ62,
62の直前の長尺木材Wが該ストッパーシリンダ62,
62に衝接して途中で停止せしめられるとともに、その
姿勢が搬送方向に対して略直交するように整えられ、後
続の長尺木材Wも前記ストッパーシリンダ62,62に
より停止せしめられている前記長尺木材Wに衝接して姿
勢を整えられて停止せしめられる。このときには、サイ
ドローラ付きチェーンコンベア52は継続して回転して
いるが、停止せしめられている長尺木材Wに対してサイ
ドローラ付きチェーンコンベア52のローラ59は滑動
するので、その回転動作に支障は生じず、また、長尺木
材Wに傷が付くこともない。
【0025】そして、上述の如くに、前記ストッパーシ
リンダ62,62に長尺木材Wが衝接して停止せしめら
れると、それと同時に前記リミットスイッチ64の動作
状態がOFFからONに切り換わり、長尺木材Wが停止
せしめられたことが前記リミットスイッチ64からの信
号に基づいて図示していない装置制御部に検知されて、
図6に示される如くに、左右で一対の上下のクランパー
66,67及び66,67が作動せしめられ、前記スト
ッパーシリンダ62,62により停止させられている長
尺木材Wの次に搬送されて来た長尺木材Wが前記左右で
一対の上下のクランパー66,67及び66,67によ
り挟圧保持されて拘束され、前記ストッパーシリンダ6
2,62により停止させられている長尺木材Wが前方に
搬送されても、その位置で留まるようにされる。
【0026】次いで、図7に示される如くに、前記上下
クランパー66,67及び66,67により長尺木材W
が拘束保持されている状態で、前記ストッパーシリンダ
62,62が解除状態とされ、この間、前記サイドロー
ラ付きチェーンコンベア52は継続して回転しているの
で、前記ストッパーシリンダ62,62によって停止せ
しめられていた先頭の長尺木材Wが前方に送り出され、
前記サイドローラ付きチェーンコンベア52,52から
前記長尺材検査装置10に備えられるチェーンコンベア
32,32に送られて、該チェーンコンベア32,32
により前記左右クランプ位置へ搬送される。
【0027】そして、図9に示す如く、前記長尺木材W
が前記左右クランプ位置まで搬送されて前記ストッパー
シリンダ42により停止せしめられると、前記リミット
スイッチ44の動作状態がOFFからONに切り換わ
り、それが図示していない装置制御部に検知されて、前
述した図5に示される如くに、前記上下クランパー6
6,67及び66,67の作動が解除(アンクランプ)
され、それによって拘束保持されていた長尺木材Wが前
方に送り出されるが、このときには前記ストッパーシリ
ンダ62,62が停止状態とされているので、最初の状
態に戻り、以下、前記工程を繰り返す。
【0028】このようにされることにより、作業者がい
ちいち長尺木材Wの間隔調整、姿勢調整を行わずとも、
自動的に長尺木材Wを一個づつ分離して逐次所定の間隔
を開けて適正な姿勢で目的場所(左右クランプ位置)へ
搬送することができ、省力化、合理化を図れ、さらに、
前記サイドローラ付きチェーンコンベア52,52にお
ける前記ストッパーシリンダ62,62より上流側の長
尺木材Wには間隔を開けなくてよいので、前記コンベア
52,52上にはたくさんの長尺木材Wを乗せてストッ
クしておくことができ、その結果、目的場所(左右クラ
ンプ位置)へ搬送される物品を途切れさせることがな
い。
【0029】前述の如くにして、検査に供すべき長尺木
材Wが供給用搬送装置50及びチェーンコンベア32,
32により搬送方向に直交する姿勢で左右クランプ位置
まで搬送されて停止せしめられると、前記した如くにそ
れが前記リミットスイッチ44から得られる信号に基づ
いて前記装置制御部により検知され、該装置制御部は、
前記ギアードモータ34,34を停止させてチェーンコ
ンベア32,32の運転を停止させ、前記送りねじ機構
20,20及びエアシリンダ21,22を適宜作動させ
て、前記左右一対のクランパー11,12を前進させ
る。それにより、クランパー11,12により前記長尺
木材Wの両端が押圧保持される。
【0030】次いで、前述したように、前記リフトシリ
ンダ30のピストンロッド30aが引き込まれて、前記
チェーンコンベア32,32が図9に示される位置から
図10に示される位置に下降せしめられ、この状態で、
前記ギアードモータ15が作動せしめられて前記右クラ
ンパー11のクランプ板11aが回転駆動せしめられ、
それに伴い、前記左右一対のクランプ板11a,12a
の間に挟圧保持されている長尺木材Wが、例えば四面が
順次上面に来るように90度づつ間欠的に、又は同一角
速度で360度連続的に回転せしめられ、その間に作業
者が目視により例えば傷、ふし等の有無・大きさ・位置
等を検査する。
【0031】このようにして長尺木材Wが回転せしめら
れている間は、前記チェーンコンベア32,32が下降
せしめられているので、前記長尺木材Wに干渉すること
はない。そして、検査終了後は、前記リフトシリンダ3
0のピストンロッド30aが上方へ突出せしめられて、
前記チェーンコンベア32,32が上昇せしめられ、前
記左右のクランパー11,12が後退せしめられて、長
尺木材Wが前記左右のクランパー11,12から解放さ
れ、前記チェーンコンベア32,32が再び回転駆動さ
れ、該チェーンコンベア32,32及び前記排出用搬送
装置90により、前記検査の終了した長尺木材Wが外部
に搬送される。
【0032】このようにされることにより、例えば四角
柱材等の断面角形に製材された長尺木材Wのランク等を
定めるべく、傷、ふし等の有無や位置等を目視により検
査して選別するに際しての作業者の労力が削減されて省
力化が図られるとともに検査効率が向上し、しかも、検
査に供すべき長尺木材に傷を付きにくくできる。なお、
本発明の一例について詳述したが、本発明は、前記実施
例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載さ
れた発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において、種
々の変更ができるものである。
【0033】例えば、前記例では、被検査物が断面角形
(正方形)の長尺木材である場合を説明したが、本発明
の長尺材検査装置は、長尺物の断面形状や材質等は前記
のものに限られることはなく、例えば、断面形状が三角
形や多角形のもの、あるいは鋼製や合成樹脂製の管材や
棒材の検査にも適用できることは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の長尺材検査装置によれば、断面角形に製材された建
築用木材等の長尺材のランク等を定めるべく、傷、ふし
等の有無や位置等を目視により検査して選別するに際
し、作業者の労力を大幅に削減できて省力化を図ること
ができるとともに検査効率を向上させ得、しかも、検査
に供される長尺物に傷を付きにくくできるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る長尺材検査装置の一実施例を示す
概略平面図。
【図2】図1のII矢視図。
【図3】図1のIII-III 矢視図。
【図4】図1のIV-IV 矢視図
【図5】図1のV−V矢視断面図。
【図6】図1に示される供給用搬送装置の動作説明に供
される図。
【図7】図1に示される供給用搬送装置の動作説明に供
される図。
【図8】図1に示されるサイドローラ付きチェーンコン
ベアの詳細を示す部分拡大図。
【図9】図1のIX-IX 矢視図。
【図10】図1の長尺材検査装置の動作説明に供される
図。
【図11】図1のXI矢視図
【図12】図1のXII-XII 矢視図。
【符号の説明】
10 長尺材検査装置 11,12 クランパー(クランプ手段) 15 ギアードモータ(回転駆動手段) 20 ねじ送り機構(クランプ位置変更手段) 21,22 エアシリンダ(クランプ位置変更手段) 30 リフトシリンダ(リフト手段) 32 チェーンコンベア(搬送手段) W 長尺材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査に供すべき長尺材Wの長手方向両端
    を保持して回転させるようにしてなる長尺材検査装置。
  2. 【請求項2】 前記長尺材Wを水平方向に搬送する搬送
    手段32と、この搬送手段32を上下動させるリフト手
    段30と、前記長尺材Wの長手方向両端を押圧して保持
    する一対のクランプ手段11,12と、該クランプ手段
    11,12を回転させる回転駆動手段15と、を具備し
    て構成された請求項1に記載の長尺材検査装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のクランプ手段11,12相互
    の離隔距離を変更するクランプ位置変更手段20,2
    1,22が備えられてなる請求項2に記載の長尺材検査
    装置。
  4. 【請求項4】 前記長尺材Wが断面角形の木材である請
    求項1乃至3のいずれか一項に記載の長尺材検査装置。
JP20557695A 1995-08-11 1995-08-11 長尺材検査装置 Pending JPH0952202A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20557695A JPH0952202A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 長尺材検査装置

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