JPH0952146A - 鋳造装置 - Google Patents

鋳造装置

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JPH0952146A
JPH0952146A JP20633495A JP20633495A JPH0952146A JP H0952146 A JPH0952146 A JP H0952146A JP 20633495 A JP20633495 A JP 20633495A JP 20633495 A JP20633495 A JP 20633495A JP H0952146 A JPH0952146 A JP H0952146A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内側寄せ型を金型で構成できる金型分割構造
を提供し、鋳造製品の生産サイクルを低減させる。 【解決手段】 下型7に対し上下方向移動可能な上型1
0、11と上下及び水平方向移動可能な寄せ型8、9を
下型に対して昇降させる昇降装置18、19と、入り子
型12、13を含む上型を所定の上昇位置で停止させる
ストッパ20、21と、上昇位置で寄せ型を金型内の鋳
物製品から離型させる寄型スライド装置22、23と、
上昇位置で上型を鋳物製品から離型させる上部スライド
装置24、25とを備え、金型3、4を近接させて並列
配置すると共に金型間の内側に位置する内側寄せ型8
D、9Dが上昇位置で互いに重ならない様にストッパを
異なる高さに配置し、内側寄せ型8D、9Dを駆動する
寄型スライド装置を、同寄せ型に連結されたロッド2
6、27とロッドとを介して内側寄せ型を移動させる寄
型駆動装置28B、29Dとから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の上型及び寄
せ型が1つの下型に対して上下方向に一体的に移動する
鋳造装置、特に複数の上型及び寄せ型が近接して並列配
置された鋳造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の鋳物製品を鋳造する場合、1つの
固定した下金型に対して上金型をセットし、その四方か
ら寄せ型を組み付けてキャビティを型内に形成し、この
キャビティに溶湯金属を流し込んで冷却した後、上金型
や寄せ型を外して鋳造された鋳物製品を取り出してい
る。この場合、寄せ型の内、互いに対向して隣合う寄せ
型(以下、「内側寄せ型」と記す)は、同一平面上に配
置されているので、製品に対する引抜き代がスペース等
の問題からとれず、内側寄せ型だけを砂型で構成して下
金型上に配置し、他の寄せ型は金型としている。すなわ
ち、1つの鋳造製品に対して5面が金型で構成され、1
面が砂型で構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、内側寄せ型
を砂型で構成すると、金型のものよりも耐久性が落ちる
ので、鋳造毎に内側寄せ型だけを交換しなければならず
作業性が良くないという問題点がある。加えて、内側寄
せ型を頻繁に造形しなければならずコスト高となるとと
もに、その造形にも時間を要するので鋳造製品の生産サ
イクルにも影響を与えてしまうという問題点を抱えてい
る。本発明の目的は、作業性が良く低コストで鋳造製品
の生産サイクルが向上する鋳造装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、下
型に対し上下方向に移動可能な上型と、上下及び水平方
向に移動可能な複数の寄せ型と、上記上型と寄せ型とを
下型に対して共に昇降させる昇降装置と、上記上型及び
寄せ型を所定の上昇位置で停止させるストッパと、上記
上昇位置で上記寄せ型を上記金型内で鋳造される鋳物製
品から水平方向に離型させる寄型スライド装置と、上記
上昇位置で上型を上記鋳物製品から上下方向に離型させ
る上部スライド装置とをそれぞれ2組備え、上記2組の
金型を互いに近接させて並列配置すると共に、同2組の
金型間の内側に位置する2つの寄せ型が上記上昇位置で
互いに側面視において重ならないように、上記ストッパ
を互いに異なる高さに配置し、上記内側の2つの寄せ型
の寄型スライド装置を、同2つの寄せ型にそれぞれ連結
されたロッドと、各ロッドを介して同2つの寄せ型を水
平移動させる寄型駆動装置とから構成し、上記寄型駆動
装置を上記2組の鋳造装置の並列方向外側に配置すると
共に、上記各ロッドを上記上型と寄せ型の上下及び水平
方向移動に干渉しない経路に配置し、さらに、寄型スラ
イド装置を上記上型が停止する上昇位置の近傍に配置し
た。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1に符号1で示す鋳造装置は、基枠を構成
するフレーム2と、このフレーム2の下部に設けられた
2つの鋳造用の金型3、4と、この金型3、4を駆動す
るための2組の金型駆動機構5、6などを備えて構成さ
れている。
【0006】金型3、4は、互いに近接させて並列配置
されていて、フレーム2の底部ベース部材1Aに固定さ
れた下型7と、下型7の上に設けられ上型10、11に
水平方向に移動可能に支持された複数の寄せ型8、9
と、寄せ型8、9の上に設けられた上型10、11から
なり、また、この上型10、11の一部は入り子型1
2、13で構成されている。これらの型7〜13によっ
て囲まれる内部空間が、鋳造すべき鋳物製品Wの形状に
応じたキャビティ14、15となっている。下型7に
は、キャビティ14、15内に溶湯を注入するための湯
口16、17がそれぞれ設けられている。鋳物製品W
は、ここではアルミニウム合金製のエンジン部品(シリ
ンタヘッド)を一例としているが、それ以外の製品であ
っても構わない。図示例の鋳物製品Wは、その上面側が
開口する有底の箱形をなしている。
【0007】金型駆動機構5、6は、寄せ型8と上型1
0、寄せ型9と上型11とをそれぞれ下型7に対して共
に昇降させる昇降装置18、19と、上型10、11及
び寄せ型8、9を所定の上昇位置で停止させるストッパ
20、21と、上昇位置で寄せ型8、9を金型3、4内
の鋳物製品Wから水平方向に離型させる寄型スライド装
置22、23と、上昇位置で上型10、11に装着され
る入り子12、13を鋳物製品Wから上下方向に離型さ
せる上部スライド装置24、25とから構成されてい
る。
【0008】寄せ型8、9は、図3に示すように、前後
・左右方向に分割可能な複数(例えば4個)の分割片
(8A、8B、8C、8Dと9A、9B、9C、9D)
から構成されている。寄せ型8の分割片8A、8B、8
Cは、図1、図2にも示すように、寄型スライド装置2
2を構成する寄型シリンダ28A、28B、28Cによ
って、寄せ型9の分割片9A、9B、9Cは寄型スライ
ド装置23を構成する寄型シリンダ29A、29B、2
9Cによって、それぞれ離型方向および型締方向に駆動
されるようになっている。
【0009】寄型シリンダ28A、28B、28Cと寄
型シリンダ29A、29B、29Cのシャフト30、3
1には、ジョイントフック32、33がそれぞれ取付け
られている。このジョイントフック32、33は、各寄
型シリンダによって水平方向に移動させられ、上型1
0、11がストッパ20、21と当接する位置まで上昇
した時に、ジョイントフック32、33が寄せ型8、9
の係合部34、35に嵌合するようになっている。
【0010】寄せ型8、9における内側となる2つの寄
せ型(以下「内側寄せ型」と記す)8D、9Dは、寄型
駆動装置としての寄型シリンダ28D、29Dによって
水平移動可能となっている。寄型シリンダ28D、29
Dには、シャフト30、31を介してロッド26、27
を介して連結されした内側寄せ型8D、9Bと連結する
水平移動可能となっている。寄型シリンダ28D、29
Dは、2組の金型3、4の並列方向外側に配置されてい
る。つまり、寄型スライド装置22、23は、上型1
0、11及び寄せ型8、9が停止する上昇位置となるス
トッパ21、21の近傍に配置されている。
【0011】ロッド26、ロッド27は、図1に示すよ
うに金型3、4の並列方向に配置されていている。ロッ
ド27は、ストッパ20の上方に配置されていて、ロッ
ド26は、ストッパ21よりも下方に配置され、かつ、
ロッド27よりも下方に配置されている。ロッド27
は、平面形状が四角形の窓枠形状に形成されていて、内
側空間部27aを金型3の外形よりも大きく設けられて
おり、金型3移動時の干渉を防止されている。ロッド2
7は、寄型シリンダ28A、28B、28Cよりも上方
に配置されていて、寄型シリンダ28A、28B、28
Cの駆動時における寄せ型8との干渉を防止さている。
ロッド27の先端27bには、寄せ型9Dの係合部35
と係合するジョイントフック33が設けられている。
【0012】ロッド26は、ロッド27同様、平面形状
が四角形の窓枠形状に形成されていて、図1に示すよう
に、内側空間部26aを金型4の外形よりも大きく設け
られており、金型4移動時の干渉を防止されている。ロ
ッド26は、寄型シリンダ29A、29B、29Cより
も上方に配置されていて、寄型シリンダ29A、29
B、29C駆動時における寄せ型9との干渉を防止さて
いる。ロッド26の先端26bには、寄せ型8Dの係合
部34と係合するジョイントフック32が設けられてい
る。つまり、ロッド26、27は、上型10、11と寄
せ型8、9の上下及び水平方向移動に干渉しない経路に
配置されている。
【0013】上型10、11の中央部分は、水平方向の
プレート状のストッパ20、21によって、図4に示す
上昇位置までしか上昇できないようになっている。スト
ッパ20、21は、内側寄せ型8D、9Bが上昇位置に
おいて互いに側面視において重ならない位置に態位する
ように、互いに異なる高さでフレーム2に固定されてい
る。具体的には、ストッパ21は、少なくとも寄せ型8
の高さh以上の間隔を持ってストッパ20よりも上方に
配置されている。
【0014】上型10、11の中央部分には、入り子型
12、13が上方から挿入される開口部10a、11a
が設けられている。この開口部10a、11aの内周縁
部10b、11bは、額縁状に連続しており、鋳物製品
Wの開口縁部W1の端部に対して略全周にわたって均等
に接面できる形状となっている。
【0015】入り子型12、13は、寄せ型8、9の内
側に上方から挿入される凸部37を有している。この凸
部37の周壁は、鋳造後の鋳物製品Wを下方に離型させ
ることができるように傾斜したテーパ面としてある。入
り子型12、13には、昇降駆動ロッド36、38が連
結されている。昇降駆動ロッド36、38は、入り子型
12、13の上方にそれぞれ延びており、図2に示す昇
降手段18、19を構成する左右一対の昇降シリンダ1
8A、18Bと19A、19B(図2に示す)によっ
て、上下方向に駆動されるようになっている。昇降シリ
ング18A、18Bと19A、19Bはそれぞれフレー
ム2に設けられている。
【0016】昇降シリング18A、18Bと19A、1
9Bのそれぞれロッド39a、39bと40a、40b
は、それぞれ上方に突出し水平方向の連結梁41、42
によって互いに連結されている。連結梁41、42の中
央には、ブラケット43、44が設けられており、この
ブラケット43、44には昇降駆動ロッド36、38の
上端が連結されている。従って、昇降シリング19A、
19Bと20A、20Bのロッド39a、39bと40
a、40bが上下方向に動くと、このロッド39a、3
9bと40a、40bの動きに伴って昇降駆動ロッド3
6、38が上下方向に動くことになる。
【0017】入り子型12、13には、図1に示すよう
に、上部スライド装置24、25を構成する複数の押出
しピン50、51が上方から挿入されている。この押出
しピン50、51は、入り子型12、13に設けられた
上下方向の貫通孔に移動可能に挿入されている。押出し
ピン50、51の上端は、バックプレート52、53に
固定されている。押出しピン50、51の下端面は、鋳
物製品Wのうち比較的強度の高い中実部分や厚肉部分な
どの端面に対向している。バックプレート52、53
は、型割ピン54、55によって上型10、11との平
行関係が保たれている。このバックプレート52、53
は、昇降駆動ロッド36、38に対して上下方向に相対
移動可能である。
【0018】バックプレート52、53の上面側には、
上部スライド装置24、25は、フレーム2側に固定さ
れたシリンダ本体60、61と、シリンダ本体60、6
1の上側に突出するロッド62a、62bおよびブラケ
ット63と、ブラケット63a、63bに連結された上
下方向の連結棒64a、64bと、連結棒64a、64
bの下端に固定された押圧部材65、66などを含んで
いる。従って、ロッド62a、62bが下方(縮み側)
に動くと、押圧部材65、66がバックプレート52、
53に向って降下するようになっている。
【0019】このような構成の鋳造装置1の動作につい
て説明する。先ず、鋳込み工程においては、図2に示さ
れるように、昇降シリンダ18a、18bと19a、1
9bのロッド39a、39bと40a、40b及び昇降
駆動ロッド36、38が下限位置まで降下した状態にあ
り、金型3、4は鋳込み可能な型締め状態に保持されて
いる。この型締め状態において、金型3、4の内部のキ
ャビティ14、15に溶湯が注入されるとともに加圧さ
れ、図示しないタイマによって所定時間の冷却工程を経
て、鋳物製品Wが凝固する。
【0020】鋳物製品Wが凝固した後は、金型上昇工程
となる。この工程では、図4に示すように昇降駆動ロッ
ド36、38が上昇させられることにより、寄せ型8、
9と上型10、11および入り子型12、13が所定位
置まで上昇する。この時、上型10、11は、ストッパ
20、21と当接するので、それ以上の上昇が阻止され
て寄せ型8、9と共に所定位置に待機状態とされる。ス
トッパ20、21は、所定間隔高さを違えて配置されて
いるので、ここでは、上型11と寄せ型9が、上型10
と寄せ型8側よりも所定量上方で待機状態とされる。す
なわち、内側寄せ型8Dや内側寄せ型9Dの移動方向に
は、下限位置に有るときに対向配置される寄せ型8、9
が存在しないので、引抜き代が取れることとなる。鋳物
製品Wは、下型7を除く金型3、4と一緒に上昇し、金
型上昇工程が終了する。
【0021】金型上昇工程終了後は、寄せ型開放工程と
なる。この工程においては、寄型シリンダ(28Aから
28D)と、寄型シリンダ(29Aから29D)がそれ
ぞれ駆動される。寄型シリンダ28A、28B、28C
と、寄型シリンダ29A、29B、29Cとは、図3に
示す寄せ型8の分割片8A、8B、8Cと寄せ型9の分
割片9A、9B、9とにジョイントフック32を係合さ
せ、それぞれ離型方向に移動する。また、分割片8D
は、図5に示すように、寄型シリンダ28Dと連結され
たロッド26のジョイントフック32と係合して離型方
向(図中右方)に移動され、分割片9Dは、図6にも示
すように、寄型シリンダ29Dと連結されたロッド27
のジョイントフック33と係合して離型方向(図中左
方)に移動され、寄せ型開放工程が終了する。
【0022】その後、図7に示されるように、昇降駆動
ロッド36、38が上限位置まで再上昇させられること
により、入り子型12、13が上限位置まで移動させら
れる。この時、上型10、11はストッパ20、21に
よって上昇が阻止されているから、入り子型12、13
のみが上限位置まで相対的に上昇する。しかもこの場
合、鋳物製品Wの上端閉口縁部W1がそのほぼ全周にわ
たって上型10、11の内周縁部10b、11bによっ
て押さえられた状態にあるから、入り子型12、13が
相対的に上昇すると、入り子型12、13の凸部37が
鋳物製品Wの内面をしごくような動作を伴いながら上昇
しつつ、入り子型12、13が一定の距離だけ鋳物製品
Wから離れる。
【0023】次に、シリンダ本体60、61のロッド6
2a、62bが下方(縮み他)に動くと、押圧部材6
5、66がバックプレート52、53に向って降下し、
この押圧部材65、66によって、バックプレート5
2、53が押し下げられる。これにより、押出しピン5
0、51が下降するので、その先端によって鋳造製品W
が上型10、11から離れるとともに、入り子型12、
13から鋳造製品Wが完全に押し出される。そして、こ
の鋳造製品Wは、図示しいな受け板によって受け取られ
る。
【0024】このように鋳造装置1によれば、互いに近
接させて並列配置すれた2組の鋳造金型3、4内側に位
置する2つの寄せ型8D、9Dと上型10、11が昇降
装置19A、19Bと20A、20Bにより上昇する
と、互いに異なる高さに配置されたストッパ20、21
により、上型10、11及び寄せ型8、9が上昇位置に
おいて互いに側面視において重ならないで停止する。そ
して、寄せ型スライド装置22、23の寄型駆動装置2
8D、29Dが駆動すると上型10、11と寄せ型8、
9の上下及び水平方向移動に干渉しない経路に配置した
ロッド26、27を介して寄せ型8、9の分割片8Dと
9Dが金型3、4の並列方向外側に水平移動される。よ
って、分割片8Dと9Dの引抜き代が取れるので、従来
砂型で形成していて分割片8Dと9Dを金型で構成で
き、寄せ型8、9の耐久性が向上する。加えて、金型
3、4にすることで寄せ型8、9を鋳造毎に交換したり
頻繁に造形してなく済むので、作業性が良くなると共に
製造サイクルも向上し、寄せ型8、9の造形にかかるコ
ストの低減が図れる。
【0025】また、この鋳造装置1は、寄せ型8、9の
離型時には、鋳造製品Wを移動させないで離型させるの
で、鋳造製品Wの移動による製品欠損が低減される。さ
らに、鋳造製品Wを寄せ型8、9の離型時に寄せ型8、
9と一緒に移動させないでの、寄型シリンダ28Aから
28Bと寄型シリンダ29Aから29D及びロッド2
6、27への負荷を低減できる。
【0026】本実施例は上型10、11にストッパ2
0、21を当接させて入り子12、13を移動させるタ
イプの鋳造装置1で説明したが、上型10、11が寄せ
型8、9に対して移動するタイプの鋳造装置に適用する
ことでも無論構わない。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、互いに近接させて並列
配置すれた2組の鋳造装置間の内側に位置する2つの寄
せ型と上型が昇降装置により上昇すると、互いに異なる
高さに配置されたストッパにより、上型が上昇位置にお
いて互いに側面視において重ならないで停止する。そし
て、寄せ型スライド装置の寄せ型駆動装置が駆動すると
上型と寄せ型の上下及び水平方向移動に干渉しない経路
に配置したロッドを介して各寄せ型が並列方向外側に水
平移動される。よって、内側の2つの寄せ型の引抜き代
が取れるので、内側の2つの寄せ型を金型で構成でき、
寄せ型の耐久性が向上する。加えて、金型にすることで
寄せ型を鋳造毎に交換したり頻繁に造形してなく済むの
で、作業性が良くなると共に製造サイクルも向上し、寄
せ型造形にかかるコストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す鋳造装置の一部破断正
面図である。
【図2】図1に示された鋳造装置の側面図である。
【図3】本発明の要部である寄型スライド装置の構成を
示す平面図である。
【図4】鋳造装置の寄せ型と入り子型等が上昇した状態
の断面図である。
【図5】寄せ型がひらいた状態の断面図である。
【図6】寄型スライド装置と内側寄せ型の動作を示す平
面図である。
【図7】入り子型が再上昇した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 鋳造装置 7 下型 8、9 寄せ型 8D、9D 内側寄せ型 10、11 上型 18、19 昇降装置 20、21 ストッパ 22、23 寄型スライド装置 24、25 上部スライド装置 26、27 ロッド 28、29 寄型駆動装置 W 鋳物製品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下型に対し上下方向に移動可能な上型と、
    上下及び水平方向に移動可能な複数の寄せ型と、上記上
    型と寄せ型とを下型に対して共に昇降させる昇降装置
    と、上記上型及び寄せ型を所定の上昇位置で停止させる
    ストッパと、上記上昇位置で上記寄せ型を上記金型内で
    鋳造される鋳物製品から水平方向に離型させる寄型スラ
    イド装置と、上記上昇位置で上型を上記鋳物製品から上
    下方向に離型させる上部スライド装置とをそれぞれ2組
    備え、 上記2組の金型を互いに近接させて並列配置すると共
    に、同2組の金型間の内側に位置する2つの寄せ型が上
    記上昇位置で互いに側面視において重ならないように、
    上記ストッパを互いに異なる高さに配置し、 上記内側の2つの寄せ型の寄型スライド装置を、同2つ
    の寄せ型にそれぞれ連結されたロッドと、各ロッドを介
    して同2つの寄せ型を水平移動させる寄型駆動装置とか
    ら構成し、 上記寄型駆動装置を上記2組の鋳造装置の並列方向外側
    に配置すると共に、上記各ロッドを上記上型と寄せ型の
    上下及び水平方向移動に干渉しない経路に配置したこと
    を特徴とする鋳造装置。
  2. 【請求項2】上記寄型スライド装置が、上記上型が停止
    する上昇位置の近傍に配置されたことを特徴とする請求
    項1記載の鋳造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005070591A1 (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 鋳造機
CN105127371A (zh) * 2015-09-29 2015-12-09 徐小华 一种全自动成型次精度模具及使用方法

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