JPH09512342A - 半透明物体の表面特徴を検出する方法及び装置 - Google Patents

半透明物体の表面特徴を検出する方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 皮付きの柑橘系果物のような半透明物体のトポグラフィ的な表面特徴が走査されそして評価されて、その表面特徴に基づいて分類を行うことができる。柑橘系果物の場合には、皮の目の粗さ又は石目状態、膨らみ及び皺、出っ張り及び谷、切れ目、破損、かき傷、割れ、明確な腐敗又は酸っぱい腐敗が、ピクセル走査のデジタル分析により光学的に識別され、そして皮の表面の質に基づいて選別される。物体は、果物の走査された像を背景像から分離しそして背景像を除去することにより分類される。物体の両半球を含む全体としての物体像の統計学的な評価が行われて、欠陥とみなされるか又は分類判断を行い得る適当な基礎となるような表面特徴変化が存在するかどうか決定される。もしそうであれば、物体像は、高周波数フィルタ又はローパスフィルタ動作を受け、改良された像を導出するためのピクセル強度のスレッシュホールドが決められる。この改良された像は、次いで、鋭い遷移又は徐々の遷移に相接する隣接部へと作表又は編成され、染みとして定義された特定領域が識別され、これは、所与の最小面積、形状要求及び/又は巾と比較されるときに、求められる表面不完全さの1つとして識別することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 半透明物体の表面特徴を検出する方法及び装置発明の分野 本発明は、物体の表面組織及び完全性をトポグラフィ式に分析し、そしてこの ような表面分析に基づいてこれらの物体を選別する方法及び装置の分野に係り、 より詳細には、果物、特に柑橘系果物の表面領域を光学的に分析して、選択され た表面特性基準に基づいて果物を選別することのできる方法及び装置に係る。先行技術の説明 光線に対する推定透明度に基づいて柑橘系果物を自動的に評価し、そしてこの ような評価に基づいてコンベアシステムにおいてそれらを選択的に分離する装置 及び方法が、本発明と同じ譲受人に譲渡されたコンウェイ氏の「農作物を内部検 査分類する方法及び手段(Method and Means for Internal Inspection Sorting of Produce)」と題する米国特許第3,930,994号(1976年)に開示 されている。 コンウェイ氏の目的は、果物の身に対する霜の損傷の程度を決定することであ る。このため、コンウェイ氏は、クオーツイオダインタングステンフィラメント ランプ、X線ビーム発生器又はレーザのような一対の高輝度光源と、果物の心を またぐように配置された一対の検出器との間でコンベア上に果物を向ける。上記 検出器は、光電子増倍管であり、そのコリメート開口が果物を透過した光、即ち 果物内で吸収又は散乱されなかった光を受け取る。これら検出器からの信号は、 タイミングセンサによって制御される内部分析コンピュータに接続され、2つの 検出器からの瞬時出力が比較され、従って、果物内部の損傷の程度(2つの読み の予め選択された相違から推定される)が測定され、その後、このように注目さ れた損傷の程度に基づいて果物が選別される。 果物の表皮部分が、身の部分とは異なる光学的吸収及び散乱特性を有している ことを認めて、コンウェイ氏は、検出器の読みが果物の皮の部分から検出された 光に対応するときに検出器により得られた信号をエラー信号とみなし、除去する 必要があるとしている。第6カラムの32−43行を参照されたい。柑橘系果物 の表皮から読みが得られるのを回避するために、コンウェイ氏は、2つのタイミ ングセンサを使用し、検出器が、皮の部分内で散乱してそこから投射された光を 受け取るのを止めて、果物の身の部分を透過した光を受け取り始めた後にのみ、 身の部分の損傷の評価を開始し、そして果物が入射光線と光透過検出器との間で コンベアを下流に進むときに検出器が再び皮の部分内で散乱した光を受け取る前 に評価を終了するようにしている。 しかしながら、柑橘系果物の身の部分の光学的特性を確実に検出することは、 このような光学的手段によっても非常に困難な作業であることが分かっている。 ほとんどの周波数の光は、あたかも果物がクリスタルボールのような透明な物体 であるかのように果物を単純に透過するのではない。むしろ、光は果物によって 吸収されそしてその中で散乱する。従って、小さな構造物は容易に識別できず、 米国特許第3,768,645号に一般的に述べられたように、果物を良く透過 するX線ビームを使用した果物内部の検出によっても大きな霜の損傷しか容易に 検出できない。 又、身の部分が損傷した果物を検出して除去することは相当に重要であるが、 もっと重要な選別機能は、その表皮即ち皮の表面組織の性質又は完全性に基づい て果物を分類別に分ける能力である。例えば、健全な皮をもつ傷のないオレンジ のカートンは、一般に、表皮に種々の傷やきめ及び/又は欠陥を示すオレンジの カートンよりも市場で高く売れる。これは、たとえその両方の身の部分が受け入 れられ、且つある果物の内部が若干損傷していても、そうである。 卵についても同じことが言える。この類似性によれば、前記のコンウェイ氏の 参照文献に例示され公知技術は、卵を蝋燭の光に透かして見るプロセス、即ち高 輝度の入射光線とは反対側で卵を見て、その中の血液斑点又は他の不完全さを検 出するプロセスに類似している。卵の内部−黄身と白身であって殻ではない−が 最も重要である。この類似性からすれば、コンウェイ氏は、果物の内部の検査を 追求しているのであって、皮即ち外面の検査を追求していない。これに対して、 本発明は、分類及び選別されるべき物体の中身に関連するのではなく、むしろ、 物体の外「皮」のトポグラフィ的な見掛け及び完全性に関するものである。 柑橘系果物又は他の物体の外面組織は、人間の品質管理オペレータが目で見て 決定しそして手で評価できるが、このような人間による選別のコスト及び信頼性 のファクタは、多くの場合に、受け入れることができない。更に、人間のオペレ ータは、果物の外面の下の層まで調べることができない。というのは、皮を充分 に輝かしてその下の皮の深部を見えるようにするに充分な散乱光を発生するに必 要な強い光線輝度に長時間目を曝すことは本来健康上危険だからである。更に、 人間は、果物及び果物の皮の浸透深さについて可視光線より優れている近赤外線 を見ることができない。 それ故、本質的に半透明又は透明物体の外面及び表面領域を光学的に検査し、 表面組織の性質及び外部領域の完全性を決定し、そしてこのような決定に基づき 選択判断を行うためのインテリジェントな自動手段が要望される。発明の要旨 本発明は、本質的に半透明な物体を選別する方法及び装置に関する。本発明に よれば、果物、特に柑橘系果物を選別することができる。以下に詳細に述べるよ うに、他の多数の形式の物体も、選択された特定の光周波数に対して本質的に半 透明又は透明であれば、選別することができる。便宜上、ここでは、特に果物を 参照する(より詳細には柑橘系果物を参照する)が、全てのこのような物体が含 まれることを理解されたい。 果物は、その表面領域特徴に基づいて選別され、本発明の方法は、各果物を照 射して、その中及びその表面領域を通して光を散乱させることを含む。本発明の 好ましい実施形態に主として関連した果物の場合に、各果物は、その中で散乱さ れた光が果物を輝かせるように照射される。この輝き(グロー)は、表面領域を 透過して、検出され、これにより、全輝きパターンの像が得られる。 本発明を実施するに際に、外面上又はその付近の欠陥は、表面の傷を無視した コンウェイ氏により既に求められた内部欠陥よりも相当に明確に見えることが分 かった。それ故、各々の瞬時の像は、果物の表面及び表面付近の特徴に対応する データのマトリクスを構成する。各々の検出された像は、分析用のデータに変換 され、求められた表面特徴が存在するかどうかが判断される。これは、データを 選択された基準と比較することにより行われ、従って、果物は、分析データに基 づいて分類され、観察された表面特徴データに基づき選択された分類に入るもの が識別される。分類された果物は、次いで、このような分類の選択された定義に 基づいて選別される。これは、果物をその表面領域特徴に基づいて自動的に分類 及び選別することができるようにする。 上記像のデータは、果物の表面特徴をパターン認識できるように処理されねば ならない。このようなデータ処理の前に、物体の表面特徴を通して散乱された光 から発せられたものではない走査データが除去される。表面特徴の統計学的尺度 は、各果物の実質的に全面にわたる表面特徴の充分な変化が、表面欠陥を指示す るに充分なほど大きいかどうかを決定するように導出される。 データの通常の処理は、更に、所定の周波数カットオフに対する周波数でデー タをフィルタすることにより、表面特徴から走査されたデータを選択することを 含む。このようなある状態においては、データのフィルタ動作は、高い周波数の データ成分のみを通過することを含む。このような他の状態においては、データ のフィルタ動作は、低い周波数のデータ成分のみを通過することを含む。 果物の輝き像は、通常、必要なデータを収集するように走査され、そしてもし そうであれば、この段階は、通常、物体を横切る所定の線に沿って果物を走査す ることを含む。又、複数の線に沿って果物を走査できることも意図される。各々 の走査は、物体を横切る同じ角度又は別の角度に向けられる。 本発明の方法は、更に、果物の表面特徴の全部又は実質的な部分を同時に含む 果物像を光学的に形成することも含む。多数の種々の柑橘系果物の場合のように 果物が一般的に球状である場合には、像の形成は、実質的に各半球状の個別の像 を形成することを含む。 ここに示す実施形態では、果物の走査は、照射された果物の像(即ちそこから 発生されている輝き)を、その照射された果物から離れるように向けられた走査 カメラへと反射し、カメラへの直接的な光の伝達を回避することにより光学的に 行われる。これは、入射する果物照射ビームの方向に対して単にある角度にカメ ラを向けるだけで行うこともできる。しかしながら、本発明の方法は、カメラを 入射ビームに直接向けた場合でも使用できることに注意されたい。というのは、 カメラによって検出されるほとんどの光は、果物の表面領域を通して投射される 輝きを生じさせるために果物内で散乱されたものだからである。この場合に、特 に光ビームがLED(発光ダイオード)又はレーザ光源で構成されるならば、そ れに接続された果物感知及びタイミング手段を使用して、果物を介在せずに直接 検出される光により生じるカメラへのダメージを防止することができる。 一般に、本発明の方法は、果物をそれらのトポグラフィ的な表面特徴に基づい て分類する。柑橘系果物(比較的厚い皮を有する)の場合に、この分類動作は、 多孔度、膨らみ及び皺、***及び窪み、破損、腐敗、及び他の選択された要因に 基づいてそれらの皮を分類する。 走査は、二次元アレーを走査して、果物のトポグラフィ的な表面特徴の二次元 グラフィック像を形成することを含む。果物の照射は、選択された周波数又は周 波数の組合せの光を投射する選択光線発生手段によって照射することを含む。 又、データの処理は、走査された像を背景と物体とにセグメント化し、そして 走査された像から背景を除去して、主として物体を残すことを含む。 皮の多孔度に基づいて柑橘系果物を分類することは、高周波データに対する走 査像を、ハイパスデータフィルタを用いてフィルタすることを含む。フィルタさ れた像のピクセル強度のスレッシュホールドが確立される。この確立されたスレ ッシュホールドより上の強度を有するピクセルの数が作表されて、皮の多孔度が 識別される。 皮の外面の膨らみ及び皺によって柑橘系果物を分類することは、低周波データ に対する像を、ローパス/平滑化データフィルタを用いてフィルタすることを含 む。フィルタされた像のピクセル強度のスレッシュホールドが確立される。この スレッシュホールドより上の強度を有するピクセルの数及び分布が作表されて、 皮の外面の膨らみ及び皺が識別される。 皮のくさび形の***及び窪み又は破損による分類は、ピクセル強度の遷移に対 して像を選択的に走査することを含む。ピクセル強度及び遷移率のスレッシュホ ールドが確立される。強度遷移に対応するピクセル境界に隣り合う隣接部におい てこの確立されたスレッシュホールドより上の強度を有するピクセルの数が作表 される。隣接部は、染みとして定義される。所定の特性パラメータを越える染み の数が作表され、皮のくさび形***及び窪みが識別される。特性パラメータは、 染みの所定の最小面積であり、そして皮のくさび形***及び窪みを識別するため の染みの数を作表することは、所定の最小面積を越える染みの数を作表すること を含む。又は、特性パラメータは形状でもよく、この場合は、くさび形***及び 窪みを識別するための染みの数を作表することは、所定の形状定義に合致する形 状を有する染みの数を作表することを含む。同様に、破損の識別は、強度の細い 鋭い不連続性に基づく。 表面の腐敗による分類は、ピクセル強度の徐々の遷移に対し柑橘系果物の像を 走査することを含む。所定のスレッシュホールドが確立される。徐々の遷移をも つピクセル境界に隣り合う隣接部においてこの所定のスレッシュホールドより上 の強度を有するピクセルの数が作表される。隣接部は、染みとして定義される。 所与の特性パラメータを越える染みの数が作表され、表面の腐敗が識別される。 上記の等級付け方法の各々に適した所定のスレッシュホールド、形状、面積、 及び特性パラメータは、良く知られた方法により検出して自動的に入力すること のできる柑橘系果物のサイズの関数として選択的に確立することができる。 又、本発明は、柑橘系果物のように本質的に半透明な物体、又は物体の表面領 域特徴により選択された光周波数に対して本質的に透明な物体を選別するための 装置も特徴とする。このような装置は、検査ステーション及び少なくとも1つの 選別ステーションを備えている。コンベアは、検査ステーションを通して選別ス テーションへ物体を搬送する。選別ステーションの選別器は、コンベアからの物 体の選択的な転向により物体の表面特徴の分類に基づいて物体を選別する。コン ピュータ化された光学スキャナは、検査ステーションにおいて物体のグラフィッ ク像を発生し、そして表面特徴の少なくとも1つのトポグラフィ的な特性に基づ いて物体の表面特徴を評価する。このように、物体は、表面特徴に基づいて分類 されそして選別される。 柑橘系果物を選別する1つの実施形態においては、コンピュータ化された光学 的スキャナは、2つの独立した照射/走査光源及びカメラ組立体を検査ステーシ ョンに備えている。この実施形態においては、コンピュータ化された光学スキャ ナは、果物に照射するために検査ステーションを通る垂直平面から約120°に 配置された2つのレンズ収束のタングステンハロゲン光源と、各光源に対応し、 果物を走査するための走査カメラであって、各光源に整列されていないカメラと を備えている。この実施形態では、カメラは、果物から離れるように向けられ、 そしてコンピュータ化された光学スキャナは、更に、果物内で発生されてその皮 を経て伝達された輝きの像をカメラへと反射するための複数のミラーを備えてい る。 更に一般的に、本発明は、散乱光の強度パターンに基づいて物体を分類するた めの装置であって、物体に向けられ少なくとも1つの光源を備えた装置を提供す る。感知素子は、物体内で散乱されてその表面を通して送出される光をデジタル データに変換する。評価コンピュータは、このデジタルデータの分析から導出さ れた物体のトポグラフィ的な表面特徴に基づいて物体を分類する。従って、物体 は、搬送中に光学的に分類され、選別される。 以下、同様の素子が同じ参照番号で示された添付図面を参照して本発明を詳細 に説明する。図面の簡単な説明 図1は、本発明による組織モードコンピュータを使用した分類及び選別装置の 簡単なブロック図である。 図2aは、図1のシステムに使用される光学的ハウジングの簡単な概略断面図 である。 図2bは、図1のシステムに使用される光学的ハウジングの第2の実施形態の 簡単な概略断面図である。 図3aは、本発明によって形成された滑らかな果物の皮のコンピュータ像であ る。 図3bは、選択された走査線に沿って得た果物表面の対応するヒストグラムで ある。 図4aは、本発明により形成された酸っぱい腐敗部を有する果物のコンピュー タ像である。 図4bは、図4aの果物の選択された走査線により得たヒストグラムである。 図5aは、明確な腐敗部を示す本発明により形成された果物のコンピュータ図 である。 図5bは、図5aの果物の選択された走査線により得たヒストグラムである。 図6aは、本発明により決定された石目付きの皮をもつ果物のコンピュータ図 である。 図6bは、選択された走査線に沿って得た図6aの果物のトポグラフィ表面組 織のヒストグラムである。 図7aは、本発明により検出された柔らかい膨らみ及び皺を示す果物のコンピ ュータ図である。 図7bは、選択された走査線に沿って得た図7aの果物のトポグラフィ表面組 織のヒストグラムである。 図8aは、本発明により決定された***及び窪み欠陥をもつ果物のコンピュー タ図である。 図8bは、図8aの果物の選択された走査線に沿ったヒストグラムである。 図9aは、本発明により決定された割れ又は切れ目を皮にもつ果物のコンピュ ータ図である。 図9bは、選択された走査線に沿った図9aの果物の組織のヒストグラムであ る。 図10aは、本発明により決定された明確な***及び窪みをもつ果物のコンピ ュータ図である。 図10bは、図10aの果物の選択された走査線に沿って得たヒストグラムで ある。 本発明及びその種々の実施形態は、以下の詳細な説明から理解されよう。好ましい実施形態の詳細な説明 この点において、上記で使用されそして以下でも使用される幾つかの用語を明 瞭にしておくことが重要であると考えられる。 従って、「透過した光」とは、本質的にビームとして媒体を通過する光であっ て、媒体を通過する結果として「分散」したものでもよいし、しないものでもよ い。又、この用語内では、入射ビームに存在する強度の若干が散乱されるか又は 吸収された後に媒体を通して「前方」に通過し続ける入射光線の残り部分も意図 される。 この説明の目的上、「散乱」光とは、入射ビームの方向から離れるように広が った光である。半透明の物体に輝きを生じさせるのは、主として、この散乱光で ある。 「吸収」光とは、媒体を透過もしないし媒体内で散乱もされず、そのエネルギ ーが媒体によって保持される入射ビームからの光を意味する。 ここでは、「半透明」な物体を参照する。これらの参照は、入射ビームからの 選択された周波数又はスペクトルの光が物体内で部分的に吸収され及び部分的に 散乱されるが、物体の表面領域を通過するために物体から散乱光の少なくとも若 干を外部で検出できるような物体を意味する。典型的な例は、果物(かぼちゃ、 メロン、又は柑橘系果物)、ワックス、あるセラミック、あるプラスチック及び 複合体(鋳造可能な樹脂と組み合わされた繊維材料)であり、選択された周波数 が通常は可視スペクトル、近赤外線、又はおそらく他の周波数であるようなもの である。 「透明」な物体とは、選択された周波数(1つ又は複数)の入射光線を主とし てビーム(分散するかもしれない)において実質的に自由に透過することのでき る物体を意味し、その透過光は、物体内では主として吸収も散乱もされない。典 型的な例は、通常の窓ガラスであり、周波数が可視スペクトル及び他の幾つかの 周波数のものである。 表面領域の少なくとも一部分が半透明であるか又は光を吸収するような透明な 物体は、明細書、請求の範囲及び要約書を理解する目的上、半透明物体であると みなす。というのは、このような物体では、少なくともその表面領域において、 ある程度の光の散乱又は吸収が生じ、本発明の方法及び装置を適用できるからで ある。このような物体の例は、プラスチックボールであり、内部の空気が可視光 線に対して透明であるが、表面領域のプラスチックが可視光線に対して半透明で ある。別の例は、かき傷や、そりや、斑点のような不完全部を表面に保有するガ ラスシートである。このような不完全部は、ガラスを透過する光の若干を散乱し 及び/又は吸収する。これは、本発明の技術により分類及び選別することができ る。 それ故、一般に、本発明に関する当業者には、これらの技術により多数の形式 の物体を分類しそして選別できることが理解されよう。説明上、このような全て の物体は、「半透明」という用語内に含まれ、それを明示するものとみなす。 それ故、ここで物体を参照するときは、柑橘系果物に限定されないがこれを含 む前記の定義内に入るいかなる物体も包含するものと理解できる。同様に、ここ で果物又は柑橘系果物を参照するときは、本発明の方法及び装置により分類され て選別されるいかなる物体も指すものと理解できる。 物体の「表面領域」とは、柑橘系果物の皮のような相当の厚みをもつ物体の外 周の領域を意味し、このような物体の外面も含む。従って、「表面」及び「表面 領域」は、本質的に同義語である。実際に、果物の欠陥が単にその外面に存在す るか又は表面「内」に存在するかは、その形跡を外面において目で見て検出でき る場合には、果物の市場価値に実際上ほとんど相違を生じない。 「膨らみ」、「皺」、「明確な腐敗」、「酸っぱい腐敗」、「石目状の表面」 という用語、並びにここで使用する皮の完全性に関連した他のトポグラフィ及び 特徴は、柑橘類の業界で良く知られており、単に検出できる特徴の例としてそし て本発明により果物(又は他の物体)を分類できる特徴の例として与えられたも のに過ぎない。 物体、特に、皮付きの柑橘系果物のような球状物体のトポグラフィ的な表面特 徴が走査されて評価され、それらの表面特徴に基づいて物体を選別できるように される。柑橘系果物の場合には、皮の粗悪さ又は石目状態、膨らみ及び皺、*** 及び窪み、切れ目、破損、かき傷、割れ、明確な腐敗、又は酸っぱい腐敗は、ピ クセル走査のデジタル分析により光学的に識別され、そして皮表面の領域品質に 基づいて選別される。 物体は、その走査され像を背景像と物体自体の像とにセグメント化することに より分類される。次いで、背景像は除去される。次いで、物体の両半球を含む全 体としての物体像の統計学的な評価を行って、欠陥とみなすか或いは分類判定を 行う際の適当な基礎となる表面特徴変化が存在するかどうか決定する。もしそう であれば、物体像は、高周波又は低周波フィルタ動作及びピクセル強度のスレッ シュホールド処理を受け、改善された像が導出される。この改善された像は、先 鋭な遷移又は徐々の遷移に相接する隣接部へと作表又は編成され、染みとして定 められた特定の領域を識別し、これは、選択された最小面積、形状要求及び/又 は巾に対して比較されたときに、上記の表面不完全さの1つとして識別すること ができる。 図1は、本発明の組織(肌理)コンピュータ及び方法を組み込んだ分類及び選 別装置のブロック図である。ここでは「システム」とも称され、参照番号10で 一般的に示された分類及び選別装置は、複数の物体14が搬送される従来のコン ベアライン12を備えている。上記したように、ここに示す実施形態の物体14 は、果物、特に柑橘系果物であってもよいし、或いは他の形式の本質的に半透明 又は透明な物体であってもよい。いかなるこのような物体、特に、トポグラフィ 的な表面組織を有するいかなるこのような球状物体も、システム10によって等 しく処理することができる。 コンベア12は、果物14を光学ハウジング16へ搬送し、果物は、ハウジン グ16内の検査ステーション18において照射される。コンベア12は、果物を 像形成に供するのを制御するために果物を搬送しそして方向付けする。コンベア は、検査ステーション18において果物14の最大光学露出を与えるように設計 される。ここに示す実施形態のコンベアシステム12は、果物14を回転するた めの駆動スプールを備えている。ここに示す実施形態では、果物14は、像形成 ステーション18を経て移動するときに後退方向に回転され、コンベア12を下 るその前方移動を少なくとも部分的に補償する。換言すれば、果物は、長時間の 露光中に同じ表面がカメラ30に向いたままとなって完全且つ確実な像形成を行 えるように回転される。これは、もちろん、この技術で良く知られた手段により 時間同期される。 光学ハウジング16は、図2aの簡単な断面図に良好に示されており、この図 に示されたように、果物14は、コンベア12によりハウジング16のステーシ ョン18へ搬送され、そこで、果物14は、一対の高輝度光源22及び24によ り照射される。光源22及び24は、下から果物14に集束され、そして更に、 果物14の表面の光学的照射を与えるように助成するための従来の光学系が設け られている。 或いは又、高輝度光源22及び24に代わって、2つ以上の光ファイバを使用 し、これらは、果物14を横から照射してもよいし、又は低い傾斜角で配置して 上方に光を投射し果物の外面をできるだけ僅かに照射するようにしてもよい。 更にそれとは別に、光源22及び24は、レーザビームであってもよいし、L EDにより形成された光ビームであってもよい。更に、単一の光源を使用し、2 つの光源22及び24又はそれ以上に光学的に分割してもよい。いずれにせよ、 これらの光源22及び24、又は単一の光源は、入射光を発生し、これが果物内 で散乱されて果物を輝かせることを理解されたい。そして前記でも示唆したよう に、光の周波数又は周波数スペクトルは、検査されるべき物体の光学特性に基づ いて選択され、物体内に所望の散乱を生じさせ、それにより、その輝きをその表 面を経て投射させる。柑橘系果物では、通常の可視スペクトルで充分である。 ある用途の場合には、特定の波長又はスペクトルの入射光を使用し、所望の光 学的な作用が、監視されるべき物体の形式において特定形式の欠陥を強調するよ うにするのが望ましい。特定形式の物体及び欠陥に直面する適度に熟練した実施 者には、入射光の正しい周波数又はスペクトルを決定することが残されている。 検査ステーション18は、スプリアスな像を回避するための平らな黒の非反射 面を設けるか、又は果物に入射する光の強度を必要に応じて増加するための反射 面を含ませるために、必要に応じて適当にバッフルが設けられる。いずれの場合 にも、図2aに示す実施形態では、果物14内で散乱されそしてその皮を通して 投射された輝きが下部ミラー26a及び26bから上部ミラー28a及び28bへ と反射される。更に図2aに示すように、CCDマトリクス即ち走査カメラ30 は、上部ミラー28a及び28bに収束された光学系32を有し、図3aないし 10aに示すように、果物14の半球の実質的に全外面を単一のコンピュータ像 に捕らえる。 図2bに示すように、実際には2つのカメラ30a及び30bがあり、その各 々が2つの半球の一方の像を捕らえる。例えば、図2bに示されたように、果物 14の第1の半球像は、右下のミラー27aにより左上のミラー29aへそして 第1カメラ30aへ反射される。この第1の半球の像は、左下のミラー27bに より第1カメラ30aの右上のミラー29bへも反射される。 次いで、果物14がコンベアを下って進み、同期した回転を受けて、他方の半 球を露出した後に、果物14の第2の半球の像が右下のミラー27cにより左上 のミラー29cへ反射され、そして左下のミラー27dから右上のミラー29d へ反射され、両方の像が他方のカメラ30bへ反射される。 図1に示すように、カメラ30は組織モードコンピュータ34に接続される。 この組織モードコンピュータ34は、コンベア及び選別システムの必要な機能を 実行するマスターリモートコンピュータ36と、システム10に対しユーザ入力 及び出力アクセスを与える入力/出力コンピュータ38との両方に接続される。 果物14の組織分析は、組織モードコンピュータ34内で行われる。ユーザ命令 により、入力/出力コンピュータ38を経てマスターリモートコンピュータ36 へ至る入力は、複数の選別ステーション40において組織モードコンピュータ3 4により指示された選別動作を実行し、選別ステーションは、果物14がのせら れたソレノイド作動の放出フィンガを含み、これにより、果物14は、コンベア ライン12から適当な選別ビン42又は第2のコンベアへと放出される。このよ うな放出は、ラバーズ氏等の「コンベア放出装置及び方法(Conveyor Discharge A pparatus and Method)」と題する米国特許第5,174,429号(1992年 )に開示されている。 従って、図1を見ることにより理解できるように、システム10の組織モジュ ールは、光学的ハウジング16を含む照明及び光学系と、カメラ30、ミラー2 6a、26b、28a及び28bにより形成される像形成と、組織モードコンピ ュータ34内の像処理とを含む3つのサブシステムで構成される。 中央の入力/出力コンピュータ38及びマスターリモートコンピュータ36は 従来型のものであり、公知の分類及び選別装置に使用されたものと実質的に同じ である。このため、システム10のこれらの部分は、組織モードコンピュータ3 4の動作の説明をサポートするための背景技術以外は、詳細に説明する必要がな かろう。中央の入力/出力コンピュータ38は、ユーザインターフェイスの全て の観点を与え、種々の分類パラメータの入力及び出力を選択し、そしてコンベア 12のレーンが図1に示す簡単な直線的なものではなく更に複雑なアレーで設け られる場合にシステム10のコンベア経路を決定することを含むシステム制御を 発揮する。 照明システムは、果物14の中心線の下で果物の両側に配置された2つのタン グステンハロゲン投射ランプ22及び24を使用する。特定の形式のランプ又は 照明システムの使用が、システム10の設計要求によって指令されることはない し、又、ランプの数についてもそうである。唯一必要とされるのは、ランプが、 果物に入射する適切な周波数又はスペクトルの充分な光を放射し、果物14の皮 を透過してカメラで検出できる輝き効果を形成することである。換言すれば、果 物14の皮又は外皮への光浸透が生じてその中で散乱され、皮を通る輝き効果を 与えるような光の位置、強度及び周波数/スペクトルである場合に、果物がカメ ラへ輝き効果を与える。 カメラに空間的なフィルタはなく、像形成の露光時間は電子的に制御される。 露光時間の電子的な制御は、果物のサイズ及び皮の厚みの差による輝きの強度の 差を補償する。これは、運転の初期部分中に決定することができ、自動又は手動 の適当な補正を入力/出力コントローラ38を経て入力することができる。 自動制御は、各カメラ30に取り付けられたホトダイオード44を使用するこ とにより行われ、各ホトダイオードにより感知された光の量に基づいて出力周波 数が周波数発生器(図示せず)により発生される。ホトダイオード44により制 御される周波数発生器からの出力周波数を用いることにより、カメラ30内のC CDチップの露光時間が制御される。 果物14を照明する方法、及び1つ以上のカメラ及び種々の光学系及び構成を 用いて果物14のコンピュータ像を取り出す方法は、多数のものがある。ここに 示す光学系、照明システム又は像形成システムに限定することにより本発明の範 囲を限定するつもりはない。むしろ、他の多数の変形及び解決策を等しく使用し て、本発明により要求される結果を得ることが特に意図される。好ましい実施形 態において要求されることは、以下に述べる組織特性が果物表面の重要な部分を 省略することがないように各果物14の実質的に完全なコンピュータ像を形成す ることのみである。実際に、ある用途については、単一のカメラ30及び簡単な 光学系を用いて1つの半球のみの像を形成すれば充分である。 組織モードコンピュータ34は、像処理を実行し、そして分類情報をシステム の残りの部分へ送り、公知の手段に基づいて、最終的なドロップアウト(脱落) 選択を行う。像処理を実施する実際の方法又はアルゴリズムは、重要なものでは なく、組織モードコンピュータ34内に使用されるプロセッサのパワー及び能力 並びにその制御ソフトウェアに基づいて広範囲に変更し得る。ここに示す実施形 態では、組織モードコンピュータ34は、テキサスインスツルーメント社で製造 されたモデルTMS320C40マイクロプロセッサを使用し、メリーランドの アメリネックス・アーティフィシアル・インテリジェンス社からKB Visi onという商標で販売されている汎用像処理現像パッケージを用いて発生される アルゴリズムにより像処理を行う。 システム10の基本的なハードウェアについて述べたが、捕らえた像をいかに 処理して、トポグラフィ的な表面組織の等級付けを与えるかについて一般的に考 える。ここに示す実施形態では、処理の第1ステップは、果物14内で散乱され た光から輝きを構成しそしてその皮を通して出て来るものではない光源22及び 24からの反射光強度のような無効情報をドロップアウトすることである。例え ば、図3aを見ると、滑らかな果物の皮の実際のコンピュータ像の明るい部分4 6が示されている。図3aには、果物14の2つの像が示され、本質的に果物の 2つの半球図を示している。従って、グラフィック像の領域46は、強度レベル が著しく高いために、トポグラフィ的な表面組織に関する情報を保持しないグラ フィック情報信号の部分として除去することができる。 次いで、果物表面の全走査が行われて、像を構成する全ピクセルパターンの強 度の最大、最小及び標準偏差が与えられ、膨らみ及び皺や、切れ目や、裂け目や 腐敗等の更に検査を必要とする表面欠陥を構成し得る像の強度変化があるかどう かの指示を与える。 柑橘系果物の膨らみは、その下の身から若干離れた皮の領域であり、従って、 若干膨れ又は膨らむ。皺は、これと逆で、外皮面の一部分が、その隣接領域に比 して押圧されている。 欠陥が検出されない場合には、例えば、果物表面の石目を表す高周波データに ついてグラフィック像がチェックされる。果物14から導出されたデータは、ユ ーザ基準に基づいて分類するためにマスターリモートコンピュータ36へフィー ドバックすることができる。 果物表面の全体的な統計学的分析が皮の欠陥の存在を指示する場合には、一連 のデータフィルタを適用してそれらを識別することにより欠陥の形式を決定する ことができる。ハイパスデータフィルタを使用して、切れ目又は破損をサーチす ることができる。染み分析、トレース及び大きな強度の領域の縦横比を伴うロー パスフィルタは、膨らみ及び皺を識別しそしてそれを腐敗と区別するのに有用で ある。染み(blob)は、ここでは、1つの分類のトポグラフィ的表面組織を有する 皮の相接領域として定義される。 膨らみ及び皺データが分離された後に、標準偏差値に対するピーク強度を示す 一連のチェックを使用して、膨らみ及び皺といった欠陥の分類内の欠陥の程度を 識別することができる。このプロセスが全て行われた後に、果物全体のサイズが その患部領域と比較され、患部表面の欠陥に対するパーセント値が発生される。 腐敗や外皮の破損のような他の欠陥は、パーセンテージ評価を受けず、果物の患 部領域のパーセンテージに関わりなく果物を直ちに排除する原因を構成する。 この処理をいかに行うかは、図3a−10aを、各々それに対応する図3b− 10bに示されたように選択された走査線上で得たピクセル強度ヒストグラムと 比較して検討することにより良く理解されよう。先ず、図3aを参照すると、滑 らかなオレンジの外皮のコンピュータ像が示されており、カメラに送られた反射 像からの二重像を示している。前記したように、光源からの明るい領域46は、 皮の状態の性質に関連した情報を含んでいないので排除される。 全グラフィック像の統計学的な情報が得られ、像ピクセルの強度変化を特徴付 ける最大、最小及び標準偏差が得られる。この場合に、返送される標準偏差は、 果物が滑らかで且つ充分に許容範囲内にあることを指示する。この点において、 それ以上の統計学的な分析は、不要であり、果物の位置がシステム10内でタグ 付けされ、そしてコンベア12を下るように搬送されて、適当な選別ビン42へ 送られるか、第2のコンベアへ送られるか、又は付加的な方法及び基準に基づく 分析及び分類のために送られる。 説明上、図3aの2つの半球像の一方の部分を横切って典型的な走査線48が 引かれている。次いで、走査線強度が図3bのヒストグラムに示され、強度は、 縦の目盛りに対してグラフ形成され、そして横の目盛りに沿って走査線に沿って 位置決めされ、走査線48の端50は、図3bのヒストグラムの左端に対応し、 そして端52は、図3bのヒストグラムの右端に対応する。図3bのヒストグラ ムを目で見て調べると、ピクセル強度の変化が平均値から非常に限定された偏差 をもつ値の範囲内に維持されることが示され、種々の果物欠陥が示された図4b −10bのヒストグラムとはかなり異なるパターンを形成している。従来の統計 学的な尺度により、図3b−10bのヒストグラムは、意味のある統計学的パラ メータによって特徴付けることができ、そしてこれらのパラメータにより、果物 14のトポグラフィ的な表面組織を容易に識別するための分類へと選別すること ができる。 更に、図3aでは、果物14の半球像の一方に単一の走査線が示されただけで あるが、異なる方向及び位置において各々の半球像を横切って多数の走査線48 を形成し、果物14のトポグラフィ的な表面組織の平均統計学的精細度が得られ ることを特に理解されたい。 図4aは、トポグラフィ的な表面組織において見ることのできる酸っぱい腐敗 として知られた表面腐敗により傷つけられた果物14のコンピュータ像を示す。 この場合にも、明るい照明領域46は、関連性のないものとして像から排除され る。全体的な統計学的分析が行われ、表皮の傷について更にデータ処理を必要と するに充分なピクセル変化がトポグラフィ的表面組織に存在することを示してい る。従って、典型的な走査線48は果物14の半球像の一方を横切って引かれ、 そしてそれに対応する強度ヒストグラムが図4bにプロットされ、強度が、図4 aの走査線の下部(即ち図4bのヒストグラムの左)から図4aの走査線48の 上部52(即ち図4bのヒストグラムの右)へと変化することを示している。 図3bと4bのピクセル強度ヒストグラムを比較すると、パターンの特徴の明 瞭且つ明確な相違が直ちに分かる。最大値と最小値との間に相当に広い変化があ り、平均値からの偏差も、図3bの場合よりかなり大きい。この像は、ピクセル 強度の徐々の遷移の領域を識別するために処理される。所定のスレッシュホール ドが自動的に(統計学的尺度に基づいて)確立されるか、又は中央の入力/出力 コンピュータ38を介してユーザによりセットされる。徐々に遷移するピクセル 境界に相接する隣接部において所定のスレッシュホールドより高い強度を有する ピクセルの数が作表される。これらの隣接部は、染みとして定義される。表面欠 陥を識別するのに使用される所与の特性パラメータを越える染みの数が作表され る。この数が皮領域の所与の最大パーセンテージを越えた場合に、その果物は、 タグ付けされ、そして排除のために追跡される。 又、ヒストグラムのパターン形状の確認も、組織モードコンピュータ34内に おいて従来の曲線適合技術により行うことができる。酸っぱい腐敗のヒストグラ ムは、大きな中央のピークが台状の肩部へと急激に下降することを特徴とする。 もし所望であれば、果物14の両半球像を通して多数の走査線48を得ることが できる。この形状のピクセル強度ヒストグラムを有する検出領域18の果物は、 酸っぱい腐敗により傷ついているとマークされ、コンベア12によって搬送され て、マスターリモートコンピュータ36の制御のもとで収集ビン42又は第2の コンベアへと適宜に選別され、このマスターリモートコンピュータ36は、組織 モードコンピュータ34から組織モード特徴が与えられた中央の入力/出力コン ピュータ38に応答してセットされたパラメータに基づいて動作する。 同様に、図5aは、明確な腐敗の表皮傷により果物が特徴付けられた果物14 の2つの半球のコンピュータ像である。図5bに示す対応するヒストグラムは、 大きなピークが、明確な腐敗斑点の走査線のどこかにある平均ピクセル強度へと 急激に下降することを特徴とする。この場合も、この像は、図3b及び4bとは 別のものであって、従来のパターン認識により個別に認識することができ、それ により、果物はシステム10においてマークされそして選別される。明確な腐敗 の像の処理は、酸っぱい腐敗について上記したものと同様である。 図6aは、ある市場において顧客が完全以下であると考える高い多孔性又は石 目状の表面を有する果物14のコンピュータ像である。それに対応するヒストグ ラムが図6bに示され、巾の狭い高層建築物の林立が深い谷によって分離された ものを生じる高いピクセル強度の散乱変化を示している。図6bのヒストグラム は、図3b−5bのパターンとは別のもので、統計学的及びパターン認識により 識別することができ、果物14は、システム10において適宜分類されそして選 別される。特に、走査された像は、ハイパスデータフィルタを用いて高周波デー タを残すようにフィルタされる。そのフィルタされた像のピクセル強度のスレッ シュホールドが確立され、このスレッシュホールドより上の強度を有するピクセ ルの数が作表されて、皮の多孔性が評価される。 図7aは、表面が、柔らかい膨らみ及び皺として知られている表面の傷により 特徴付けされるか、又は皮のトポグラフィにおいて山及び谷によって特徴付けら れるような果物14のコンピュータ像を示している。それに対応するヒストグラ ムが図7bに示されており、これは、図7aの典型的な走査線49に沿って見た ものである。このヒストグラムの形状は、図3b−6bのものとは異なり、ある ものは中程度の巾を有する複数の高いピークが、中程度の深さの谷によって分離 されることを特徴とする。この場合も、図7bのヒストグラムは、統計学的に認 識され及びパターン認識され、柔らかい膨らみ及び皺の欠陥をもつ果物14であ るとタグを付け、そしてシステム10の適当な収集ビン42又は第2のコンベア へと選択的に選別することができる。特に、この像は、ピクセルデータ強度を平 滑化又は柔軟化するローパスデータフィルタ又はデータ処理アルゴリズムを用い て低周波数データに対してフィルタされる。フィルタされた像に対してピクセル 強度スレッシュホールドが確立され、このスレッシュホールドより大きい強度を 有するピクセルの数が作表されて、皮の山及び谷を識別する。 図8aは、***及び窪みとして知られている欠陥により表皮が傷つけられた果 物14の2つの半球のグラフィック像を示している。これらは、成長の過程で皮 の外側に長手方向の窪み又は***が形成されたものである。これに対応するヒス トグラムが図8bに示されており、この場合も、図3b−7bのヒストグラムと は別のパターンであって、果物の皮に形成された***及び窪みに対応して巾の広 いそして高いピークと、それらの間にある深い谷を特徴とする。果物は、統計学 的及びパターン認識により対応的に等級が付けられ、そしてシステム10により 選別される。特に、像は、ピクセル強度の鋭い遷移に対し選択的に走査される。 ピクセル強度のスレッシュホールドが確立される。鋭い遷移に対応するピクセル 境界に相接する隣接部においてその確立されたスレッシュホールドより高い強度 を有するピクセルの数が作表される。隣接部は、染みとして定義される。皮にお けるくさび形の***及び窪みを識別するのに使用される所定の特性パラメータを 越える染みの数が作表される。この場合も、図3a−10aの全ての場合と同様 に、染みの絶対数又は染み内の全皮面積のパーセンテージが決定され、果物を受 け入れ、拒絶し又はその他処理する基準が与えられる。 図9aは、割れ、切れ目、破裂及びこすり傷を含むものと一般的に定義される 「破損」を示す果物片に対する果物14の像を示している。それに対応するヒス トグラムが図9bに示され、非常に大きく且つ巾の広いピークと、深く且つ巾の 広い谷とが隣接していることを特徴とする。このヒストグラムは、図3b−8b に示されたヒストグラムとは視覚的、統計学的及びパターン的に異なり、果物1 4をシステム10内で適宜に分類及び選別することができる。特に、像は、ピク セル強度の鋭い遷移に対して走査される。所定のスレッシュホールドが設けられ る。鋭い遷移をもつピクセル境界に相接する隣接部においてその確立されたスレ ッシュホールドより高い強度を有するピクセルの数が作表される。隣接部は染み として定義される。所定の面積及び所定の巾を越える染みの数が作表され、上記 皮の破損が識別される。 図10aは、明確な膨らみ及び皺の表皮欠陥を特徴とする果物14の2つの半 球のコンピュータ像である。それに対応するヒストグラムが図10bに示されて おり、これは、細い頂点をもつ中程度の巾の大きな多数のピークが深い谷により 分離された独特のパターンを与え、図3b−9bに示されたものとは統計学的及 びパターン的に異なる像である。従って、明確な膨らみ及び皺をもつこの果物1 4は、システム10において選択的に分類及び選別することができる。像の処理 は、上記柔らかい膨らみ及び皺について実施されたものと実質的に同じである。 システム10のハードウェア及び像データの処理について以上に説明したが、 データ処理を行う全ソフトウェアアーキテクチャーについて考える。システム1 0の動作、特に、組織モードコンピュータ34のソフトウェア制御を、図11の ソフトウェアアーキテクチャー図によって説明する。図11のソフトウェア編成 は、上記動作を実行するために組織モードコンピュータ34により使用される主 なモジュールを示している。 リアルタイムカーナル54は、ここに示す実施形態のオペレーティングシステ ムを形成する。主組織モジュール56は、初期化タスクを実行し、組織モードコ ンピュータ34に接続される種々のリソースを管理し、特殊な処理を必要とする 事象割り込みを取り扱い、実行されねばならないシステムタスクを生み出し又は 指定し、そして組織モードコンピュータ34内の競合するソフトウェア要求の間 で優先順位を指定する。 主組織モジュール56は、複数の他のモジュール又はリソースと並列に通信す る。例えば、モジュール56は、マスターリモートコンピュータ36と制御及び データ通信するために並列通信ポートモジュール58を経て通信する。中央の入 力/出力コンピュータ38との通信は、ローカルエリアネットワークモジュール 60を経て取り扱われる。コンベア12の移動及び同期は、ベルト同期モジュー ル62を経て追跡され、これは、マスターリモートコンピュータ36と通信し、 コンベアの速度及び位置に関する情報を受け取る。 カメラ30は、モジュール64の制御のもとで効率的なグラフィックフレーム グラブプロトコルにおいて組織モードコンピュータ34と通信し、モジュール6 4は、ここに示す実施形態において、カナダ、ブリティッシュ・コロンビアのス ペクトラム・シグナル・プロセッシング社により製造されたSPECTRUMビ デオカードであるビデオフレームグラブカードの動作を開始及び監視するのに使 用される。 処理されたグラフィックデータは、モジュール66によってビデオカードから 読み取られ、そしてデータ取り扱いモジュール68の制御のもとでデータ保存の 目的でハードディスクに記憶される。図3a−10aに見られるような処理され た像データは、ローカルエリアネットワーク転送モジュール70によってユーザ 情報として中央の入力/出力コンピュータ38に転送される。これは、システム が動作している間にシステム10の組織モジュール56が見るのと同じ処理デー タをオペレータが見れるようにする。 モジュール72の設定により付加的なハウスキーピングソフトウェアタスクが 取り扱われ、このモジュールは、コンピュータ36及び38との通信、及びシス テム10が組み合わされた他のシステムとの通信を設定しそして監視する。例え ば、システム10の等級付け及び選別は、米国特許第5,164,795号に開 示された柑橘系果物の色及び傷を等級付けするシステムと組み合わされ、この色 及び傷の等級付け装置との通信は、ユーティリティモジュール72により設定さ れる。モジュール74は、ビデオカードの初期化及びその動作の確認を与える。 ユーティリティモジュール76は、ローカルエリアネットワークの制御及び動作 を同様に設定しそして確立する。 グラフィックデータを収集し、そのデータを処理して、トポグラフィ的な表面 組織の分類及び性質を特徴付け、その特徴を中央コンピュータ38及びマスター リモートコンピュータ36へ送り、適切な判断を行ってユーザ選択に基づきルー ト指定するという同じ本質的な機能を実行しながら、ソフトウェアシステム及び その編成を広く変えられることが明確に理解されよう。 本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、当業者により多数の変更や修正がなさ れ得る。それ故、ここに開示する実施形態は、例示の目的で与えられたもので、 請求の範囲で規定された本発明を何らそれに限定するものでないことを理解され たい。 本発明及びその種々の実施形態を説明するために本明細書で使用する用語は、 それらの一般的に定められた意味だけでなく、その一般的に定められた意味の範 囲を越える特殊な定義の構造、材料又は働きも含むものと理解すべきである。そ れ故、請求の範囲の用語又は要素の定義は、本明細書において上記で述べた要素 の組合せを含むだけでなく、実質的に同じ結果を得るために実質的に同様に実質 的に同じ機能を実行するための全ての等価な構造、材料又は作用も含むものと定 める。 請求された要素の等効物に加えて、当業者に現在又は後で分かる明確な代替え 物も、定義された要素の範囲内に入るものと定める。 従って、請求の範囲は、上記で特に示して説明したもの、概念的に等価である もの、明らかに置き換えできるもの、及び本発明の本質的な考え方を本質的に組 み込んだものを包含するものと理解されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AT,AU,BR,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,HU ,JP,KR,LU,MX,NO,NZ,PL,PT, RU,SE,SG,SK,UA,US,VN (72)発明者 エイフェルド ヘンリー エイ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92392 ヴィクターヴィル オールド ラ ンチ ロード 11787 【要約の続き】 るときに、求められる表面不完全さの1つとして識別す ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.半透明物体をその物体の少なくとも1つの選択された表面特徴に基づいて分 類する方法において、 物体に光を当てて物体内で光を散乱させ、 物体の表面を透過する上記散乱光を検出し、 上記検出された光を、上記表面の複数の定められた領域の各々を透過する光 の相対的な強度を表すデータに変換し、 上記データを分析して、表面の選択された特徴の存在を決定し、そして 上記決定に基づいて物体を分類する、 という段階を備えたことを特徴とする方法。 2.上記分析段階は、物体の表面特徴のパターン認識を実行する段階を備えた請 求項1に記載の方法。 3.上記パターン認識を実行する段階の前に、上記物体内からその表面を透過し た光から発せられたものではないデータを除去する段階を備えた請求項1に記載 の方法。 4.データを分析する上記段階は、データの統計学的な尺度を導出し、表面特徴 の存在を指示するに充分な光強度の変化が存在するかどうか決定することを含む 請求項1に記載の方法。 5.データを分析する上記段階は、データの統計学的な尺度を導出し、表面特徴 の存在を指示するに充分な光強度の変化が存在するかどうか決定することを含む 請求項3に記載の方法。 6.データを変換する上記段階は、更に、選択された周波数カットオフに対しデ ータを周波数フィルタする段階を備えた請求項5に記載の方法。 7.上記周波数フィルタする段階は、高周波数データ成分のみを通過することを 含む請求項6に記載の方法。 8.上記周波数フィルタする段階は、低周波数データ成分のみを通過することを 含む請求項6に記載の方法。 9.上記検出段階は、更に、物体から送られた散乱光の像を光学的に形成する段 階を含む請求項1に記載の方法。 10.上記検出段階は、このように形成された像を、その像を横切る選択された線 に沿って走査する段階を含む請求項9に記載の方法。 11.上記走査段階は、像を横切る複数の走査線に沿って行われる請求項10に記 載の方法。 12.上記物体は一般的に球状であり、上記像を光学的に形成する段階は、上記物 体の実質的に両方の半球の像を形成することを含む請求項9に記載の方法。 13.像を光学的に形成する上記段階は、物体から送られた散乱光の像を、物体か ら離れるように向けられたカメラに光学的に反射することを含む請求項9に記載 の方法。 14.複数の表面特徴が考慮され、上記分析段階は、このような表面特徴のいずれ かが物体に存在するかどうか決定することを含む請求項1に記載の方法。 15.上記物体は、皮付きの柑橘系果物であり、上記分析段階は、柑橘系果物の皮 の多孔性の程度を決定することを含む請求項14に記載の方法。 16.上記物体は、皮付きの柑橘系果物であり、上記分析段階は、柑橘系果物の皮 の膨らみ及び皺の程度を決定することを含む請求項14に記載の方法。 17.上記物体は、皮付きの柑橘系果物であり、上記分析段階は、柑橘系果物の皮 の***及び窪みの程度を決定することを含む請求項14に記載の方法。 18.上記物体は、皮付きの柑橘系果物であり、上記分析段階は、柑橘系果物の皮 の破損の程度を決定することを含む請求項14に記載の方法。 19.上記物体は、皮付きの柑橘系果物であり、上記分析段階は、柑橘系果物の皮 の表面腐敗の程度を決定することを含む請求項14に記載の方法。 20.上記検出段階は、二次元アレーにおいて像を走査して、物体の表面の少なく とも一部分の二次元グラフィック像を形成する段階を含む請求項9に記載の方法 。 21.上記光を当てる段階は、物体に可視光線を照射することを含む請求項1に記 載の方法。 22.上記光を当てる段階は、物体に可視スペクトル以外の光を照射することを含 む請求項1に記載の方法。 23.上記光は、近赤外線である請求項22に記載の方法。 24.上記分析段階は、像を背景像と物体像に分離し、そして背景像を除去して、 物体像を残すことを含む請求項9に記載の方法。 25.上記物体は、皮付きの果物であり、上記分析段階は、皮の多孔性の程度を決 定することを含み、そして更に、 物体像を走査し、 上記走査された像を、ハイパスデータフィルタを用いて高周波数データに対 してフィルタし、 上記フィルタされた像のピクセル強度のスレッシュホールドを確立し、そし て 上記スレッシュホールドより高い強度を有するピクセルの数を作表する、 という段階を備えた請求項24に記載の方法。 26.上記物体は、皮付きの果物であり、上記分析段階は、皮の山及び谷の存在を 決定することを含み、そして更に、 物体像を走査し、 上記走査された像を、ローパス/平滑化データフィルタを用いて低周波数デ ータに対してフィルタし、 上記フィルタされた像のピクセル強度のスレッシュホールドを確立し、そし て 上記スレッシュホールドより高い強度を有するピクセルの数を作表する、 という段階を備えた請求項24に記載の方法。 27.上記物体は、皮付きの果物であり、上記分析段階は、皮のくさび形***及び 窪みの存在を決定することを含み、そして更に、 ピクセル強度の鋭い遷移に対し物体像を選択的に走査し、 ピクセル強度のスレッシュホールドを確立し、 鋭い遷移に対応するピクセル境界に相接する隣接部において上記スレッシュ ホールドより高い強度を有するピクセルの数を作表し、上記隣接部は、染みとし て定義され、そして 所定の特性パラメータを越える染みの数を作表し、これにより、皮のくさび 形***及び窪みを識別する、 という段階を備えた請求項24に記載の方法。 28.上記特性パラメータは、選択された最小の染み面積を含み、染みの数を作表 する上記段階は、選択された最小面積を越える染みの数を作表することを含む請 求項27に記載の方法。 29.上記特性パラメータは、選択された染みの形状を含み、染みの数を作表する 上記段階は、選択された形状定義に合致する染みの数を作表することを含む請求 項27に記載の方法。 30.上記物体は、皮付きの果物であり、上記分析段階は、皮の表面における破損 の存在を決定することを含み、そして更に、 物体像を鋭い遷移及びピクセル強度に対して走査し、 物体像のピクセル強度の選択されたスレッシュホールドを確立し、 鋭い遷移をもつピクセル境界に相接する隣接部において上記選択されたスレ ッシュホールドより高い強度を有するピクセルの数を作表し、上記隣接部は、染 みとして定義され、そして 選択された面積及び巾を越える染みの数を作表し、これにより、皮の破損を 識別する、 という段階を備えた請求項24に記載の方法。 31.上記物体は、皮付きの果物であり、上記分析段階は、表面の腐敗の存在を決 定することを含み、そして更に、 物体像をピクセル強度の徐々の遷移に対して走査し、 ピクセル強度の選択されたスレッシュホールドを確立し、 徐々の遷移をもつピクセル境界に相接する隣接部において上記選択されたス レッシュホールドより高い強度を有するピクセルの数を作表し、上記隣接部は、 染みとして定義され、そして 所与の特性パラメータを越える染みの数を作表し、これにより、表面の腐敗 を識別する、 という段階を備えた請求項24に記載の方法。 32.上記特性パラメータは、上記染みの選択された最小面積を含み、上記の作表 段階は、この選択された最小面積を越える染みの数を作表することを含む請求 項31に記載の方法。 33.上記特性パラメータは、選択された形状を含み、上記作表段階は、この選択 された形状定義に合致する形状を有する染みの数を作表することを含む請求項3 1に記載の方法。 34.上記の物体は、果物、プラスチック物体、ワックス物体、セラミック物体、 複合体及びガラス物体よりなる群から選択される請求項1に記載の方法。 35.複数の物体が分類され、そして更に、このような物体をその分類に基づいて 選別する段階を備えた請求項1に記載の方法。 36.半透明物体上の少なくとも1つの選択された表面特徴の存在を決定する装置 において、 物体に光を当てて物体内で光を散乱させる手段と、 物体の表面を透過する上記散乱光を検出する手段と、 上記検出された光を、上記表面の複数の定められた領域の各々を透過する光 の相対的な強度を表すデータに変換する手段と、 上記データを分析して、表面の選択された特徴の存在を決定する手段とを備 えたことを特徴とする装置。 37.上記検出手段は、透過した散乱光の像を形成する手段を備えた請求項36に 記載の装置。 38.上記像を走査する光学的スキャナ手段を更に備えた請求項37に記載の装置 。 39.上記検出手段は、2つの独立した検出手段を備えた請求項37に記載の装置 。 40.上記検出手段の各々は、このような像を走査するための光学走査手段を備え 、この光学走査手段は、このような像の異なる部分を走査する請求項39に記載 の装置。 41.上記物体は実質的に球状であり、上記光学走査手段の各々は、物体の半球に 実質的に対応する像を走査する請求項40に記載の装置。 42.上記走査手段の出力に応答して、その出力を、像の複数の領域内の光の相対 的な強度を表すデータに変換するための手段を更に備えた請求項38に記載の装 置。 43.データを分析して物体の選択された特徴の存在を決定する手段を更に備えた 請求項42に記載の装置。 44.データを分析する上記手段は、デジタルコンピュータ手段を含む請求項43 に記載の装置。 45.上記データ分析手段に応答して上記決定に基づき物体を分類するための手段 を更に備えた請求項43に記載の装置。 46.上記分類手段は、デジタルコンピュータ手段を含む請求項45に記載の装置 。 47.上記データ分析手段は、上記相対的な光強度を選択された基準パターンと比 較する手段を備えた請求項43に記載の装置。 48.上記比較手段は、上記相対的な光強度を複数の選択された基準パターンと比 較するための手段を備えた請求項47に記載の装置。 49.半透明物体上の選択された表面特徴の存在を決定する装置において、 上記物体に向けられる光の少なくとも1つの光源と、 上記物体内で散乱されそして上記物体の表面を透過した光をデジタル信号に 変換するための感知手段と、 上記特徴が存在するかどうか決定する評価手段と、 を備えたことを特徴とする装置。 50.上記評価手段は、デジタルコンピュータ手段を含む請求項49に記載の装置 。
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