JPH09510192A - 透明液体歯磨剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 水性液体ビヒクル中に沈殿防止剤により安定に懸濁されている、組成物の１０ないし１５重量％にて存在する粒状シリカ研磨剤と、本質的に、組成物の５０ないし５５重量％（１００％活性として測定）で存在するソルビトール、および２００ないし６００の範囲の平均分子量で、組成物の０.５ないし３重量％で存在するポリエチレングリコールを含む湿潤剤系とからなる透明液体歯磨剤。

Description

【発明の詳細な説明】 透明液体歯磨剤 本発明は、液体歯磨剤、特に透明性を改良した液体歯磨剤に関する。 「液体歯磨剤」なる語は、通常の練り歯磨きと洗口剤の中間の組成物を包含す る。通常の歯ブラシの歯浄化性と適合するために、液体歯磨剤中にシリカなどの 研磨剤を含むことが好ましい。しかし、研磨剤の配合には、研磨剤粒子が析出し ないように、長期間の貯蔵安定能を有する処方でなければならない。 米国特許第３５０６７５７号（サルツマン（Salzman）ら）は、沈殿防止剤が キサンタン（ポリサッカライド）ガムである液体歯磨剤を開示している。それ以 来、キサンタンガム系が修飾されてきた。ＧＢ２２４０４７３−Ａ（ライオン（ Lion））はキサンタンガムとポリアクリレートの組み合わせを含有する液体歯磨 剤であって、その処方が２０００ないし１８０００ｍＰa・ｓの粘度を有するも のを開示している。ＰＣＴ／ＥＰ９３／０１７０１（ＷＯ９４／０１０８０、ヘ ンケル（Henkel））は、キサンタンガムをヒドロキシプロピル置換ヒドロコロイ ド、カチオン性含窒素界面活性剤、両性界面活性剤、Ｎ−アシルサルコシネート 、Ｎ−アシルタウリドまたはポリ（エチレングリコール）／ポリ（プロピレング リコール）コポリマーと組み合わせて含有する液体歯磨剤を開示する。このよう な処方は２０００ないし１００００ｍＰa・ｓ（２５℃）の範囲の粘度を有する 。大抵の場合、処方は周知の歯磨湿潤剤、例えばグリセリン、プロピレングリコ ール、ポリエチレングリコールおよびソルビトール、より一般的にはその組み合 せからなる。しかし、ＥＰ０５４３４４２−Ａ（ユニレバー（Unilever））は、 ポリサッカライドガムを含有するが、その液体媒体がソルビトールなどのポリオ ールを含まない組成物を開示している。 研磨剤を含有する透明（視覚的に澄んでいる）液体歯磨剤は、液体ビヒクルの 屈折率を研磨剤の屈折率とよく合せることにより処方される。このように、ＧＢ ２１１００８３Ａ（コルゲート（Colgate））はグリセリン（２５％）およびソ ルビトール（７０％水性、４４〜４６％）および増粘シリカを含有する透明液体 歯磨剤を開示している。ＷＯ９４／０１０８０（ヘンケル（Henkel））は、実施 例３において、グリセリン（８６％、２８％）、ソルビトール（７０％水性、２ ２％）、ポリエチレングリコール４００（３％）およびエタノール（５％）を含 有する透明液体歯磨剤を開示する。 前記した特許公報に見られるように、液体歯磨剤の概念は数年間当該分野にて 周知であるが、商業的な動きはほとんどない。しかし、最近、ヘンケルは種々の ヨーロッパ市場で、英国では”Ｔhera-Ｍed Ｌiquid ２ in １”の商品名を用い て半透明液体歯磨剤を売り込み、一方、ライオンは同様の製品を日本において“ Ｂrush”の商品名で売り込んでいる。 しかし、より消費者にアピールする改良された処方を提供する必要がある。本 発明者らは、意外にも、ソルビトールおよびポリエチレングリコールからなり、 グリセリンなどの他の通常の湿潤剤を含まない湿潤剤系を、沈降シリカ研磨剤と 組み合わせて用いることにより、向上した透明度を有する液体歯磨剤が得られる ことを見いだした。 本発明はしたがって、組成物の１０ないし１５重量％で存在し、沈殿防止剤の 助けにより水性液体ビヒクル中に安定に懸濁されている粒状シリカ研磨剤と；本 質的に、組成物の５０ないし５５重量％（１００％活性として測定）で存在する ソルビトール、および平均分子量が２００ないし６００の範囲であり、組成物の ０.５ないし３重量％で存在するポリエチレングリコールを含む湿潤剤系とから なる透明液体歯磨剤を提供する。 本発明の処方は、シリカ研磨剤と液体ビヒクルの屈折率を密接に合わせる必要 がなく、改良された透明性、すなわち強化された消費者アピールを有する。 本発明における使用に関して適当な研磨剤シリカは、合成非晶質シリカ、例え ば沈降シリカおよびシリカゲルを包含する。好ましいシリカは平均粒度が１と２ ０μｍの間、より好ましくは１と１５μｍの間であり、表面積が５０ないし１０ ０ｍ²／ｇ、好ましくは７０ないし９０ｍ²／ｇである（ＢＥＴ法で測定、ＤＩＮ ６６１３１）。適当なシリカゲルは、シリカキセロゲル、例えば米国特許第３５ ３８２３０号に記載されているものを包含する。好ましくは、シリカ研磨剤は沈 降シリカである。適当な沈降シリカの例は、Ｓident１２ＤＳ製品（ローヌ・プ ーラン（Rhone-Poulenc））を包含する。 適当な沈殿防止剤は、天然ガム、例えばキサンタンガム；トラガカント；アル カリ金属アルギン酸塩、例えばアルギン酸ナトリウム；および合成増粘剤、例え ばカルボキシメチルセルロース塩、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウ ムまたはヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロー ス；およびポリアクリル酸塩、例えばポリアクリル酸ナトリウムを包含する。好 ましくは、沈殿防止剤はキサンタンガムまたはカルボキシメチルセルロース塩で あり、特にカルボキシメチルセルロース塩を用いるならば、カルボキシメチルセ ルロースナトリウムである。適当なカルボキシメチルセルロースナトリウムは、 Ｂlanose ＣＭＣガム１２Ｍ８の商標名でハーキュレス・インコーポレイテッド （Hercules Inc.）から市販されている。適当なこのようなキサンタンガムは、 米国特許第３０６７０３８号（オ・コネネル（O'Connell））に記載され、Ｋelt rolの商標名でケルコ（Kelco）（米国、カリフォルニア州）から市販されている 。増粘シリカ（熱分解性シリカ）は処方の透明性を損なうので避けなければなら ない。適当には、沈殿防止剤は、組成物の０.０１と３重量％の間、好ましくは 、０.０１と２％の間、より好ましくは、０.０１と１.０％の間の量で存在する 。 適当には、ソルビトールは７０％水溶液として用いられる。好ましくは、これ は組成物の約７１ないし約７９重量％である。 適当なポリエチレングリコール（ＰＥＧ）はＰＥＧ２００（ＰＥＧ４）、ＰＥ Ｇ３００（ＰＥＧ６）、ＰＥＧ４００（ＰＥＧ８）およびＰＥＧ６００（ＰＥＧ １２）を包含する。好ましいＰＥＧの平均分子量は２００ないし４００の範囲で ある。 液体ビヒクル中に配合するのに適当な界面活性剤は通常のアニオン性、ノニオ ン性および両性界面活性剤またはその組み合わせを包含する。適当なアニオン性 界面活性剤は、アルカリ金属（Ｃ_12-18）アルキル硫酸塩、例えばラウリル硫酸 ナトリウム、Ｎ−アシルサルコシン酸塩およびＮ−アシルタウリン（アシル部分 は１２ないし１６個の炭素原子を有する）、例えばＮ−ラウロイル、Ｎ−ミリス トイルおよびＮ−パルミトイルサルコシンアルカリ金属塩を包含する。適当なノ ニオン性界面活性は、（Ｃ_8-16）および（Ｃ_12-16）脂肪アルコールポリグリコ シド、例えばデシルポリグリコースまたはラウリルポリグリコース（ヘンケルよ りＰlantaren２０００およびＰlantaren１２００の商品名で入手可能）を包含す る。他の適当なノニオン性界面活性剤はエチレンオキシドおよびプロピレンオキ シド（ポロキサマー）の重縮合物ならびにポリエトキシル化ソルビトールモノエ ステル、例えばＩＣＩによりＴweenの商品名で市販されている製品を包含する。 適当な両性界面活性剤は、（長鎖アルキル）アミド（短鎖アルキル）ベタイン、 例えばコアミドプロピルベタインを包含する。適当には、界面活性剤系は、アニ オン性界面活性剤またはアニオン性第一界面活性剤およびノニオン性または両性 第二またはブースター界面活性剤の組み合わせからなる。適当なこのような組み 合わせは、アルカリ金属（Ｃ_12-18）アルキル硫酸塩および（長鎖アルキル）ア ミド（短鎖アルキル）ベタインまたは脂肪アルコールポリグリコシド、好ましく はラウリル硫酸ナトリウムおよびコカミドプロピルベタイン、デシルポリグリコ ースまたはラウリルポリグルコースを包含する。このような界面活性剤は、組成 物の０.５と５重量％の間、好ましくは、１と３重量％の間で存在する。 本発明の液体歯磨剤はまた、抗齲蝕剤、例えばフッ化ナトリウムおよび／また はモノフルオロリン酸ナトリウムなどのフッ化物イオン源を、２５０と２０００ ｐｐｍの間、好ましくは５００と１５００ｐｐｍの間のフッ化物を付与するよう に含んでもよい。抗齲蝕剤がモノフルオロリン酸ナトリウムである場合、モノフ ルオロリン酸ナトリウムの抗齲蝕活性を強化することが知られている他の薬剤、 例えばグリセロリン酸カルシウムなどを含んでもよく、これはモノフルオロリン 酸塩の全重量に対して１：３まで、好ましくは、１：２０ないし１：３の重量比 で配合してもよい。 本発明の液体歯磨剤はまた、通常、他の口腔衛生剤、例えば：抗感受性剤、例 えば硝酸カリウムなどの水溶性カリウム塩；抗結石剤、例えばピロリン酸四ナト リウムなどの水溶性アルカリ金属（二水素）ピロリン酸塩、トリポリリン酸ナト リウムなどのアルカリ金属トリポリリン酸塩、またはアザシクロヘプタン−２， ２−ジホスホン酸ナトリウムなどのホスホン酸塩；または抗プラーク剤、例えば クロルヘキシジンまたはクロルヘキシジン二グルコン酸塩などのその水溶性塩、 またはセチルピリジニウムクロリドなどのカチオン性抗菌剤、またはトリクロサ ンなどの非カチオン性抗菌剤、またはニシン（アプライド・ミクロバイオロジー ・インコーポレイテッド（Applied Microbiology Inc.）から製品Ａmbicin Ｎと して純粋な形態で入手可能）などのバクテリオシンを含んでもよい。 このような薬剤は、もし入れるならば、治療上有効な量で配合される。当業者 にとって、クロルヘキシジンなどのカチオン性抗菌剤とラウリル硫酸ナトリウム などのアニオン性界面活性剤との同時処方は避けなければならないことは明らか であろう。 液体ビヒクルはまた、組成物の１５ないし４０、好ましくは、２０ないし３５ 重量％で存在する水、好ましくは脱イオン水（ソルビトールの７０％水溶液の形 態で用いる場合、この水溶液からの水の寄与を含む）からなるであろう。 液体ビヒクルはまた、フレーバー剤、甘味料、息フレッシュ化剤および着色料 などの他の成分を含んでもよい。 本発明の液体歯磨剤はまた、雲母粒子を含み、光彩を放つようにしてもよい。 これにより、特に子供に対する製品の視覚的効果向上するであろう。このような 雲母粒子は組成物の０.０１〜０.１％、好ましくは約０.０５重量％存在するの が好ましい。 液体歯磨剤は経口的に許容されるpＨ、好ましくは５.５と８.０の間である。 本発明の液体歯磨剤は、適量の成分を都合のよいいずれかの順序で混合し、そ の後、必要ならば、最終pＨを望ましい値に調節する常法を用いて調製される。 本発明の液体歯磨剤は、適当には２０００ないし２５０００ｍＰa・ｓ、好ま しくは５０００ないし２００００ｍＰa・ｓ（２０℃で１分後、１０ｒｐｍで回 転するＲＶ５スピンドルのＢrookfield装置を用いて測定）の範囲の粘度を有す る。好ましい粘度は、歯ブラシ上に連続的なストランドを形成するようにディス ペンサーから絞りだすことができ、剛毛の中にもぐり込みすぎない製品を付与す る。 本発明の液体歯磨剤は、その透明性を特徴とする。これは、ＨＡＣＨ Ｒatio ＸＲ濁度計で測定できる。この装置を用いて得られる３０ないし４０の範囲の値 は透明な製品であることを示す。これに対して、ヘンケルの製品”Ｔhera-Ｍed Ｌiquid ２ in １”のような半透明な液体歯磨剤は、７５０ないし８５０の範囲 の濁度を有する。 本発明の液体歯磨剤は、口腔衛生において有用であり、審美上および治療上の 両方の効果が得られる。消費者は約１ｇの液体歯磨剤を歯ブラシ上にとるのが適 当であり、その後は通常の練歯磨剤と同様に使用する。 本発明を以下の実施例で説明する： 実施例１ ％ ソルビトール（７０％水溶液） ７４.８００ シリカ（Ｓident １２ ＤＳ） １２.０００ ポリエチレングリコール２００ ２.０００ ラウリル硫酸ナトリウム １.７００ コカミドプロピルベタイン １.０００ フレーバー剤 ０.８００ サッカリンナトリウム ０.２５０ モノフルオロリン酸ナトリウム ０.７５０ グリセロリン酸カルシウム ０.１３０ キサンタンガム ０.１００ 着色料（ＦＤ＆Ｃブルーｎｏ.１） ０.００３ 脱イオン水 適量 キサンタンガムを前記のように０.１００でなく、０.０５、０.１５および０. ２０％含有する別の歯磨剤を調製した。 実施例１の種々の液体歯磨剤は以下の粘度を有することが判明した（１０rpm で回転するＲＶ５スピンドルを有するＢrookfield装置を用いて２０℃で測定） ： 実施例２ ％ ソルビトール（７０％水溶液） ７４.８００ シリカ（Ｓident １２ ＤＳ） １２.０００ ポリエチレングリコール２００ ２.０００ ラウリル硫酸ナトリウム １.７００ デシルポリグリコース（Plantaren2000） ０.８００ フレーバー剤 ０.８００ サッカリンナトリウム ０.２５０ モノフルオロリン酸ナトリウム ０.７５０ グリセロリン酸カルシウム ０.１３０ キサンタンガム ０.１００ 着色料（ＦＤ＆Ｃブルーｎｏ.１） ０.００３ 脱イオン水 適量 実施例３ ％ ソルビトール（７０％水溶液） ７４.５００ シリカ（Ｓident １２ ＤＳ） １２.０００ ポリエチレングリコール３００ ２.０００ ラウリル硫酸ナトリウム １.７００ ラウリルポリグリコース（Plantaren1200） １.０００ フレーバー剤 ０.８００ モノフルオロリン酸ナトリウム ０.７５０ グリセロリン酸カルシウム ０.１３０ キサンタンガム ０.１００ 着色料（ＦＤ＆Ｃ ブルーｎｏ.１） ０.００３ サッカリンナトリウム ０.２５０ 脱イオン水 適量 実施例４ ％ ソルビトール（７０％水溶液） ７４.５００ シリカ（Ｓident １２ ＤＳ） １２.０００ ポリエチレングリコール３００ ２.０００ ラウリル硫酸ナトリウム １.７００ フレーバー剤 ０.８００ サッカリンナトリウム ０.２５０ モノフルオロリン酸ナトリウム ０.７５０ グリセロリン酸カルシウム ０.１３０ キサンタンガム ０.１００ 着色料（ＦＤ＆Ｃ ブルーｎｏ.１） ０.００３ 脱イオン水 適量 実施例５ ％ ソルビトール（７０％水溶液） ７４.２１ シリカ（Ｓident １２ ＤＳ） １２.００ ポリエチレングリコール３００ ２.００ ラウリル硫酸ナトリウム １.７０ ラウリルポリグルコース（Plantaren1200） １.００ フレーバー剤 ０.８０ サッカリンナトリウム ０.２５ モノフルオロリン酸ナトリウム ０.９１ グリセロリン酸カルシウム ０.１３ カルボキシメチルセルロースナトリウム ０.２０ 着色料（ブリリアントブルー１％） ０.３０ 脱イオン水 適量 粘度 ９４８０ｍＰa・ｓ pＨ値 ６.１ 実施例６ ％ ソルビトール（７０％水溶液） ７４.１１ シリカ（Ｓident １２ ＤＳ） １ ２.００ ポリエチレングリコール３００ ２.００ ラウリル硫酸ナトリウム １.７０ ラウリルポリグルコース（Plantaren1200） １.００ フレーバー剤 ０.８０ サッカリンナトリウム ０.２５ モノフルオロリン酸ナトリウム ０.９１ グリセロリン酸カルシウム ０.１３ カルボキシメチルセルロースナトリウム ０.３０ 着色料（ブリリアントブルー１％） ０.３０ 脱イオン水 適量 １１２４０ｍＰa・ｓ pＨ値 ６.０７ 実施例７ ％ ソルビトール（７０％水溶液） ７８.１００ シリカ（Ｓident １２ ＤＳ） １２.０００ ポリエチレングリコール３００ ３.０００ ラウリル硫酸ナトリウム １.７００ ラウリルポリグルコース（Plantaren1200） １.０００ フレーバー剤 ０.８００ サッカリンナトリウム ０.２５０ モノフルオロリン酸ナトリウム ０.７６０ グリセロリン酸カルシウム ０.１３０ カルボキシメチルセルロースナトリウム ０.５００ 着色料（ブリリアントブルー１％） ０.００３ 脱イオン水 適量 実施例８ ％ ソルビトール（７０％水溶液） ７６.２００ シリカ（Ｓident １２ ＤＳ） １２.０００ ポリエチレングリコール３００ ４.０００ ラウリル硫酸ナトリウム １.７００ コカミドプロピルベタイン １.０００ フレーバー剤 ０.８００ フッ化ナトリウム ０.２７５ 着色料 ０.００３ カルボキシセルロースナトリウム ０.２５０ 水 適量 カルボキシメチルセルロース（ＣＭＣ）歯磨剤のうち２種は、以下の粘度を有 することが判明した（１０ｒｐｍで回転するＲＶ５スピンドルでのＢrookfield 装置を用いて２０℃で測定）： ０.２０％ＣＭＣ ９８４０ｍＰa・ｓ ０.３０％ＣＭＣ １３８４０ｍＰa・ｓ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 ９４２４３４６．６ (32)優先日 1994年12月２日 (33)優先権主張国 イギリス（ＧＢ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 カーヴァ，ゲルトルート ドイツ連邦共和国デー−4000・デュッセル ドルフ13、ポストファッハ130520、アム・ トゥリペルスベルク、リングナー＋フィッ シャー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュ レンクテル・ハフツング

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．水性液体ビヒクル中に沈殿防止剤により安定に懸濁されている、組成物の １０ないし１５重量％にて存在する粒状シリカ研磨剤と、本質的に、組成物の５ ０ないし５５重量％（１００％活性として測定）で存在するソルビトール、およ び２００ないし６００の範囲の平均分子量で、組成物の０.５ないし３重量％で 存在するポリエチレングリコールを含む湿潤剤系とからなる透明液体歯磨剤。 ２．粒状シリカ研磨剤が沈降シリカである請求項１記載の液体歯磨剤。 ３．沈殿防止剤が天然ガム、トラガカント、アルカリ金属アルギン酸塩または 合成増粘剤である請求項１または２記載の液体歯磨剤。 ４．天然ガムがキサンタンガムである請求項３記載の液体歯磨剤。 ５．合成増粘剤がカルボキシメチルセルロース塩である請求項３記載の液体歯 磨剤。 ６．カルボキシメチルセルロース塩がカルボキシメチルセルロースナトリウム である請求項５記載の液体歯磨剤。 ７．沈殿防止剤が組成物の０.０１ないし３重量％の量にて存在する請求項１ ないし６のいずれか１つに記載の液体歯磨剤。 ８．さらに、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤 またはその組み合わせである界面活性剤系からなる、請求項１ないし７のいずれ か１つに記載の液体歯磨剤。 ９．界面活性剤系が、アニオン性界面活性剤あるいはアニオン性第一界面活性 剤およびノニオン性または両性第二界面活性剤の組み合わせである請求項８記載 の液体歯磨剤。 10．ノニオン性界面活性剤が（Ｃ_8-16）−または（Ｃ_12-16）−脂肪アルコー ルポリグリコシドである請求項８または９記載の液体歯磨剤。 11．両性界面活性剤が（長鎖アルキル）アミド（短鎖アルキル）ベタインであ る請求項８または９記載の液体歯磨剤。 12．アニオン性界面活性剤がアルカリ金属（Ｃ_12-18）アルキル硫酸塩である 請求項８または９記載の液体歯磨剤。 13．さらに、フッ化物イオン源からなる請求項１ないし１２のいずれか１つに 記載の液体歯磨剤。 14．さらに、抗感受性剤、抗結石剤または抗プラーク剤あるいはその組み合わ せからなる請求項１または１３のいずれか１つに記載の液体歯磨剤。 15．口腔衛生に用いるための前記した請求項のいずれか１つに記載の液体歯磨 剤。 16．適量の成分を混合し、その後、最終pＨを経口上許容される値に調節する ことからなる前記した請求項のいずれか１つに記載の液体歯磨剤の製法。 17．実質的に明細書中の実施例に記載されている液体歯磨剤。