JPH09506997A - 電気コネクタと印刷回路板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明はケーブル接続部分（１５ａ）と回路板接続部分（１５ｂ）とを備えている電気コネクタ（１５）であって、該接続部分の金属製ケーシング（１６，１７）が電磁遮蔽されかつアース電位と接続されかつ前記接続部分が相互に協働する状態にあるときにそれぞれの接続部分（１５ａ，１５ｂ）のケーシング（１６，１７）に共通のアース電位を供給するための手段（例えば、２０）を含む電気コネクタ（１５）に関する。回路板（４）は、アース電位と接続されかつ回路板接続部分の金属製ケーシングと協働する端縁に向いた弾性電気接触手段（３０）を含む。電気接触装置を備えかつ電気接触手段（３０）の内部に配置されたユニットが該ユニットと組み合わされた１つまたはそれ以上の接続装置により１つまたはそれ以上の回路板接触面と接続電線または接続ピンを介して接続される。回路板接続部分の金属製ケーシング（１６）は４つの壁部分（１６ａ，１６ｂ，１６ｃ，１６ｄ）からなり、前記壁部分は必然的ではないが、通常、相互に９０°の角度をなし、前記壁部分のうちの３つの壁部分（１６ａ，１６ｂ，１６ｃ）は回路板（４）に向かって面する開口部（３５）を画成し、かつ前記壁部分のうちの３つの壁部分（１６ｂ，１６ｃ，１６ｄ）はケーブル接続部分に向かって面する開口部（３６）を画成する。電気接触手段（３０）により少なくとも部分的に包囲された回路板層がアース電位と接続されている。この回路板層は電気接触手段（３０）と近接して配置されている。電気接触手段（３０）は回路板に取り付けられたばね接触ストリップ面からなり、かつそれによりケーシングの端縁面が容易に取り付けられかつ容易に釈放されるように協働する。

Description

【発明の詳細な説明】 電気コネクタと印刷回路板 技術分野 本発明は電気コネクタに関し、かつさらに特定すると、排他的ではないが、ア ース電位と関連したケーブル接続部分とアース電位と関連した回路板接続部分と を有する電気コネクタに関する。 さらに特定すると、本発明はディジタルと関連した電流および電圧情報パルス を搬送する導体同志を接続するための電気コネクタを提供するものである。電流 および電圧情報パルスは高周波を使用しているために、容易に把握できない電磁 界を発生する。選択された周波数またはビットレートはＭＨｚの範囲内あるいは それ以上となる。 本発明のコネクタは特にアースと関連した回路板マガジンと共に使用されるよ うにされ、それにより外部導体および／またはケーブルが電気接続装置により回 路板と関連した回路、導体および同様な装置と協働するようになっている。 この種類のマガジンは、電子回路の内部で情報を搬送する信号を取り扱うよう になっており、情報搬送信号の電流パルスおよび／または電圧パルスはＧｂ／ｓ 範囲内で周波数またはビットレートを有することができる。 このような電子システムは高周波電磁信号が電波として漏れ、一方回路がこの ような電磁妨害場（ｅｌｅｃｔｒｏｍａｇｎｅｔｉｃ ｄｉｓｔｕｒｂａｎｃｅ ｆｉｅｌｄ）に敏感であり、情報搬送信号を正確に伝送しかつ処理する能力を失 うという欠陥により妨害される。 それゆえに、本発明はある局面からすべての妨害信号経路が効果的に電磁遮蔽 されかつアース電位と関連するシステムを提供するものである。 また、本発明は、ＥＭＣ型妨害場（電磁適合性）を克服しかつある場合にはＥ ＭＤ型妨害場（電磁放電）を克服するものである。 背景技術の説明 本発明が関係する技術分野については、いくつかの型式の異なる電気コネクタ がこの技術に知られており、これらの電気コネクタと該電気コネクタと組み合わ された電気接触装置、例えば、雄型接点と雌型接点が、通常、選択された特定の 用途に適合している。 本発明の具体的特徴、本発明の具体的の技術分野、効果的な電磁遮蔽およびア ース電位の関係の目的については、電気コネクタがケーブル接続部分と回路板接 続部分とを含む技術分野で知られており、かつこれらの接続部分の金属製ケーシ ングが電磁スクリーンとして機能しかつアース電位と関連しており、かつ前記接 続部分が相互に協働するときにそれぞれの接続部分のケーシングに共通の電位、 例えば、共通のアース電位を与える手段をも含む。 このような効果的な電磁遮蔽は、最新の電子装置がしばしば非常に高い周波数 およびビットレートの信号を利用しているので必要である。さらに高い周波数お よびビットレートが将来使用されることが予想されている。 また、実用的な試験により、電磁遮蔽の局面からの最大の弱点が外部導体と回 路板マガジンに取り付けられた回路板との間の必要な接続点であることが判明し た。これらの接続は１つまたはそれ以上の回路板と電気ケーブルまたは導体との 間に接続された電気コネクタにより行われる。 従来技術の例は、従来の公告欧州特許公開第０，３７０，８３３号、第０，４ ３０，１０５号、第０，４６７，４００号、第０，５１２，４３８号、第０，５ ６１，４９７号、第０，５２４，４２６号、米国特許第４，４２０，７９３号お よび国際公開第８７／０７４４１号に見られる。 これらの公告はそれぞれの回路板のアース面と接続された、開口装着用電磁遮 蔽ケーシングの使用につき開示している。 また、この種類の電気コネクタ手段は、電気的かつ機械的な協働がケーシング の回路板と関連した接続部分により達成されるように、回路板がその端縁上にア ース電位と関連した電気接触手段を有することを要求している。 発明の要約 技術分野 上記の既知の状態について、一つの技術的な問題が効果的な電磁遮蔽を行うほ かに、電磁遮蔽されたケーシングを回路板の端縁部分または回路板のその他の部 分と容易に接続することを可能にする回路板と関連した部分を含む効果的なスク リーンを提供する簡単な二部分からなる電気コネクタ手段を提供することである ことが理解されよう。 別の技術的な問題は簡単な構成部品および部分から上記の種類の電磁遮蔽され たケーシングを有する電気コネクタ手段を容認できるコストで製造することにあ る。 また、上記のようなこの技術の既知の状態を考慮すると、一つの制限された技 術的な問題が表面に取り付けられた手段を提供しかつ前記手段とさもなければ使 用されている電気コネクタ手段に隣接して起きることがある電磁妨害場を効果的 に電磁遮蔽するために必要な電磁遮蔽ケーシングと前記手段との間の容易に取外 し可能な協働を可能にすることにあることが理解されよう。 また、別の一つの技術的な問題が回路板接続部分の電磁遮蔽されたケーシング とケーシングよりも大きいレール内の凹部または開口部との協働により妨害場を 電磁遮蔽するために必要な条件と必要な手段の形態を実現し、かつそれと共に公 差に配慮してレールに対するケーシングの位置を適合させるために必要な条件を 実現することにあることが理解されよう。 別の一つの技術的な問題が必要な寸法決定条件を実現しかつＭＢ／ｓ範囲およ びＧＢ／ｓ範囲における信号搬送パルスのために必要な２部分からなる電気コネ クタの構造を適合させるために必要な寸法決定に関する要求条件を十分に理解す ることである。 この点については、一つの技術的な問題は、コネクタのケーブルと関連した部 分とコネクタの回路板と関連した部分との間に十分に低い抵抗接続部と十分に低 い容量接続部とを有する電気コネクタを提供することにある。 この技術の以前の状態を研究すると、ケーブル接続部分と回路板接続部分とを 有する電気コネクタ手段に関して、前記接続部分の金属製ケーシングが電磁遮蔽 されかつアース電位と関連しまたはアース電位と接続されかつ前記接続部分が有 効な作動状態にあるときにそれぞれの接続部分のケーシングに共通のアース電位 を供給するための手段を含み、かつ前記回路板が回路板接続部分のケーシングと 協働するための端縁に向いた表面に取り付けられたアース電位と関連したまたは アース電位と接続された電気接触手段を含むことが理解され、かつ一つの技術的 な問題が簡単な手段の提供にあり、それにより電気コネクタ手段のケーシングが 少なくともＧｂ／ｓ範囲までの周波数を有する情報電流パルスおよび電圧パルス により発生した非常に高い周波数から発生する電磁妨害を効果的に電磁遮蔽し、 かつそれと共に前記電気接触手段を前記部分のまわりに３６０°の角度にわたっ て延在させ、かつアース電位と接続された良好な弾性を有する電気接触機能を与 える重要性が十分に理解できる。 また、一つの技術的な問題がケーブル接続部分が回路板接続部分とまだ接続さ れておらず、従って、その接続が依然として開いているときに所望の電磁遮蔽作 用が得られる条件を付与することにあることが理解されよう。 効果的な電磁遮蔽および効果的なアース電位との接続または効果的なアース電 位との関係を得ることについて、一つの技術的な問題が、前記電気接触手段に隣 接して配置されかつそれらの組み合わされたコネクタ手段上に金属製ケーシング を有していない電気接触装置を備えているユニットを１つまたはそれ以上の回路 板接触面と１つの接続電線（または複数の電線）またはピンコネクタを介して電 気的に結合することができる利点を得られることにあることが理解できる。 また、一つの技術的な問題が、回路板接続部分の金属製ケーシングが少なくと も４つの壁部分からなる必要性を十分に理解することにあり、前記壁部分が通常 相互に直角をなし、前記壁部分のうちの３つの壁部分が回路板に向かって面しか つ電気接触装置を包囲する開口部を有する電気接触面を形成し、電気接触手段を 少なくとも部分的に包囲する回路板の一つの表面層がアース電位と関連し、かつ 前記層が電気接触手段に近接して配置されていることであることが理解できる。 また、一つの技術的な問題が１つまたはそれ以上の回路板接触面が電気接続装 置および／または電気接触装置を備えている第１部類のユニットと協働するよう に構成されかつ前記の表面に向いた接続装置が協働するときに前記第１部類のユ ニットを包囲するように前記ケーシングを位置決めする利点を得られることにあ ることが理解できる。 別の一つの技術的な問題が、電気接続装置およびまたは電気接触装置を備えて いる第２部類のユニットと協働するための１つまたはそれ以上の回路板接触面を 構成するために必要な処置に付随した利点を得られることにあることが理解でき 、この第２ユニットは第１ユニットとは異なっており、前記第１部類のユニット は同軸の接続部からなり、かつ第２部類のユニットは異なる型式の接続線、例え ば、光学ケーブル（ｏｐｔｏ−ｃａｂｌｅ）、電力ケーブル等からなっている。 別の一つの技術的な問題は、電磁遮蔽金属製ケーシングを回路板接続手段、例 えば、第１方向においては数列の電気接触ばねであるが、前記第１方向に直角を なす別の方向に対しては固定されている電気接触ばねに容易に適用しかつ該電気 接触ばねから取り外すことができるような回路板接続部分を提供することであり 、このその他の方向はケーブル接続部分が回路板接続部分中に挿入される方向と 一致している。 別の一つの技術的な問題は、前記開口部を画成しかつ回路板に向かって面する 回路板接続部分のケーシングの１つまたはそれ以上の端縁部分にケーシングに回 路板の凹部または穴とゆるく係合するために適合した案内ピンを設け、かつ案内 ピンをケーシングの隅に位置決めしかつはんだ接続部がないときに前記ピンをア ース電位と接続することにより電磁遮蔽ケーシングと回路板との間により大きい 機械的な安定性とより大きい強度を与えることができることにあることが理解で きる。 また、一つの技術的な問題がケーブル接続部分を収容する回路板接続部分のケ ーシングの開口部と前記開口部に向かって面する前記接触装置の電気接触装置の 自由な部分との間の距離の寸法を決定することにより開放した回路板接続部分を 効果的に電磁遮蔽することができ、それによりこの距離とケーシングの口径とを このように露出した電気接触装置により発生した電磁界の電磁遮蔽を行うように 適合させることができることにあることが理解できる。 また、上記の技術的な問題の一つまたはそれ以上を解決するために、さらに一 つの技術的な問題が前記電気接触装置を備えている前記ユニットの取付台がケー シングの内部と回路板の表面積とにより画成された全容積の３分の１に等しくま たは該容積に本質的に相当する容積を占有するようになっているときに利点が得 られることであることが理解されよう。 また、別の技術的な問題が取付台の容積をケーブル接続部分に向かって面する 開口部から離れる方向に面したスペースの内部に収容することを可能にする条件 を与えることにあることが理解されよう。 また、この技術の現状を考慮すると、複数の回路板と関連した電気接触面を有 する複数の接続部分を備えている回路板の場合に、一つの問題が前記接続部分の 各々を電気接触面を備えているユニットと協働するために適合し、かつそれと共 に第１の数の電気接触面が電気接触装置を備えている第１部類のユニットと協働 するために適合すると共に第２の数の電気接触面が電気接触装置を備えている第 ２部類のユニットと協働するために適合する条件を創造することであることが理 解されよう。 それに加えて、一つの技術的な問題が第３の数の電気接触面を電気接触装置を 備えている第３部類のユニットと協働するために適合させることができ、かつ回 路板の同一のケーシングが任意の選択された部類のユニットを包囲するために適 合する条件を付与することにあることが理解されよう。 また、一つの技術的な問題がいくつかの利用できるユニットから選択された電 気接触装置を備えている少なくともいくつかのユニットを相互に隣接した回路板 と組み合わされたユニットのケーシングの間の必要なスペースよりも僅かだけ大 きい間隔で相互に隣接して調整することを可能にする簡単な手段と処置を提供す ることにあることが理解されよう。 また、効果的な電磁遮蔽効果については、技術的な問題がケーブル接続部分に 向かって面するそれぞれの回路板接続部分の開口部を回路板の端縁部分を越える 所定距離に配置し、かつ開口部を包囲するケーシング部分を回路板レール、例え ば、アース電位と接続された前側レールに向かいかつ前側レールを越えて延在さ せることにより得られる利点が重要にあることが理解されよう。 また、一つの技術的な問題が前側レールが内側の前側レールからなり、かつそ のための手段を経てアース電位との接続を保証する条件を創造することが重要で あることが理解されよう。 別の技術的な問題は、電磁遮蔽ケーシングに前側レールの開口部を通じて延在 するカラーを設け、それにより前記の望ましい電磁遮蔽効果に貢献し、かつ接続 部分の間に終端する接続挿入が前記手段と満足に協働するための条件を付与する ことが重要であることが理解される。 また、一つの技術的な問題が３６０°の角度を囲みかつそれぞれのケーシング と少なくとも１つの前側レールに共通のアース電位を供給することができる特定 に設計された弾性装置またはばね装置を使用することが重要であることが理解さ れよう。 また、一つの技術的な問題が２つの接続部分を有する電気コネクタの少なくと も１つの接続部分の金属製ケーシングを磁気遮蔽しかつ／またはアース電位と接 続することを可能にする手段を提供することであり、前記接続部分が回路板また は多層回路板に固定されかつレール、例えば、前記回路板と組み合わされた前側 レールの穴を通じて延在し、それにも拘らず、簡単な構造を得ることができるこ とにあることが理解されよう。 また、この点に関する技術的な問題が前側レールの中に挿入された接続部分の 部分が電磁遮蔽されたケーシングまたは金属製ケーシングの形態を有し、前記ケ ーシングが多層パターンに対して固定されかつ容易に取外し可能な回路板コネク タまたは電気接触装置と多層カードに対して固定された組み合わされた取付台部 材を覆うように適合し、かつ回路板接続装置または電気接触装置が前側レール内 の組み合わされた開口部を通じて延在することを可能にしかつ電磁遮蔽されたば ねの形態の手段を電磁遮蔽されたケーシング上に配置しかつ、電磁遮蔽されたば ねを電磁遮蔽されたケーシングと前側レールの開口部との間に位置決めすること が可能であり、かつ電磁遮蔽されたケーシングが多層板に向かいかつ回路板の前 側開口部に向かって開口し、かつ凹部または開口部を備えることを可能にするこ とにより、電磁遮蔽されたばねが電磁遮蔽されたケーシングのまわりに前側レー ルと衝接して配置されるようにされた複数の外方に向いたばねタングを有するフ レームと、電磁遮蔽されたケーシングに沿って延在する複数のばねタブとを形成 し、これらのタブの外側部分が内方に向いたタングを備え、内方に向いたタング が電磁遮蔽されたケーシングの凹部または開口部内に収容されかつ電磁遮蔽され たケーシング中に挿入されたケーブル装置またはケーブルと関連した部分に接し て配置されることが重要であることが理解されよう。 また、一つの技術的な問題が内方に向いたタングを電磁遮蔽されたケーシング または金属製ケーシング中へのケーブルコネクタの挿入を容易にするように丸く 形成しまたは面取りすることを可能にすることにより得られる利点の重要性を十 分に理解することであることが理解されよう。 また、一つの技術的な問題が電磁遮蔽されたケーシングに円周フランジを設け ることに付随した利点があることが重要であり、電磁遮蔽されたばねフレームが 円周フランジと衝接していることにあることが理解されよう。 上記の問題に加えて、さらに一つの技術的な問題が電磁遮蔽されたばねに電磁 遮蔽されたケーシングのフランジと衝接するためのボスまたは同様な舌状部材を 設けることに付随した利点が重要であり前記ばね上の前記ボスの位置が重要性で あることが理解されよう。 さらに一つの技術的な問題がケーブルコネクタまたはケーブル部分を前側レー ルに固定することを可能にするために電磁遮蔽されたケーシングのフランジにね じを切った穴を設ける事に付随する利点が重要であることが理解できる。 解決方法 本発明は、上記の技術的な問題のうちの一つまたはそれ以上の問題を解決する ために、その出発点としてケーブル接続部分と回路板接続部分とを有する電気コ ネクタ手段を提供し、該電気コネクタ手段においては、前記接続部分の金属製ケ ーシングが電磁遮蔽ケーシングでありかつアース電位と接続され、かつ前記接続 部分が相互に協働する状態にあるときにそれぞれの接続部分のケーシングに共通 のアース電位を供給する手段を含み、かつ回路板は、アース電位と接続されかつ 回路板接続部分の金属製ケーシングと協働する端縁に向いた弾性電気接触手段を 含む。 この種類の電気コネクタ手段を提供することを出発点とする本発明によれば、 電気接触装置を備えかつ前記電気接触手段の内部に配置されたユニットが該ユニ ットと組み合わされた１つまたはそれ以上の接続装置により１つまたはそれ以上 の回路板接触面と接続電線または接続ピンを介して接続されるのに対して、回路 板接続部分の金属製ケーシングが必然的ではないが、通常、相互に９０°の角度 をなす４つの壁部分からなり、前記壁部分のうちの３つの壁部分が回路板に向か って面する開口部を画成し、かつ前記壁部分のうちの３つの壁部分がケーブル接 続部分に向かって面する開口部を画成し、前記壁部分のうちの１つの壁部分が電 気接触手段により少なくとも部分的に包囲されかつアース電位と接続された回路 層を形成し、前記層が前記電気接触手段と近接して配置されることが提案されて いる。 このような一つの回路板接続部分の場合には、回路板の端縁に設けられかつア ース電位と接続された電気接触手段が表面に取り付けられた接触ばねストリップ からなり、該接触ばねストリップはケーシングを前記回路板のそれぞれに接近す るように移動しかつ回路板から離れるように移動することにより該接触ばねスト リップを回路板に向かって面するケーシングの端縁部分と容易に接触させかつ該 端縁部分から容易に取り外すことができるような方向に向けられることが提案さ れている。 本発明の概念の範囲内にあるその他の実施例は、１つまたはそれ以上の回路板 接触面を電気接触装置および／または電気コネクタ装置を備えている第１部類の ユニットと協働するように構成し、かつ金属ケーシングが「Ｕ」字形に構成され た前記電気接続手段と協働する前記電気接触装置を備えているユニットを抱き込 むように適合させることを含む。 本発明の一実施例によれば、金属製ケーシング内に回路板に向かって面する開 口部を画成する端縁部分のうちの１つまたはそれ以上の端縁部分が回路板の穴ま たは凹部とゆるく協働するための案内ピンを備えている。 この点については、案内ピンを金属製ケーシングの隅に配置することができる と有利である。 本発明によれば、開放した回路板接続部分の適合した電磁遮蔽を行うために、 ケーブル接続部分を収容する回路板接続部分のケーシングの開口部と前記電気接 触装置を備えかつ前記開口部に向かって面するユニットの電気接触装置の露出し た部分との間の距離が露出した電気接触装置により発生されまたは該電気接触装 置により受入れ可能な電磁界の適合した電磁遮蔽を提供するように設定されるこ とが提案されている。 この点については、回路板接続部分のケーシングの一つの内面が２つの接続部 分の間に所定の関係を占めるようになった１つまたはそれ以上の案内溝を備える ことが提案されている。 また、案内溝が電気接触装置に近い表面積の内部で配向されることが提案され てる。 また、本発明によれば、ケーブル接続部分のケーシングの部分が回路板接続部 分のケーシングと協働する協働位置において前記案内溝に近い位置を占めること ができることが提案されている。 本発明の一実施例によれば、前記電気接触装置を備えているユニットの取付台 がケーシングの内部により画成された容積の３分の１に等しいかまたは３分の１ にほぼ相当する容積を占有するようになっている。 本発明は回路板、回路板組立体または多層回路板（いわゆるパターン板）の使 用を含み、かつ特に一方の平坦面が電気コネクタ手段に含まれた複数の回路板接 続部分を備えている多層回路板に関し、該電気コネクタ手段はまた回路板の端縁 と組み合わされた複数の電気接触面を有するケーブル接続部分または同様な部分 を含み、前記電気接触面の各々は電気接触装置または取付台を備えているユニッ トと協働するようになっている。 この性質の回路板の場合には、本発明は第１の数の電気接触面を電気接触装置 を備えている第１部類のユニットと協働するために適合し、かつ第２の数の電気 接触面を電気接触装置を備えている第２部類のユニットと協働するために適合し 、かつ第３の数の電気接触面を電気接触面を備えている第３部類のユニットと協 働するために適合することができ、かつ各々のユニットが回路板に適用されたＵ 字形の電気接触ばねストリップと協働する電磁遮蔽ケーシングにより覆われるこ とを提案している。 本発明は相互に隣接した少なくともいくつかの選択されたユニットを隣接した ユニットのケーシングとそれらのばね接触ストリップとを収容するために必要な スペースよりも僅かに大きい間隔で配置することにより複数のこのようなユニッ トを近接した関係に調整することを可能にする。 また、ケーブル接続部分に向かって面するそれぞれの回路板接続部分の各々の 開口部が回路板端縁部分を越えて所定距離に延在し、かつ前記開口部を包囲する ケーシング部分が回路板レール、例えば、アース電位と接続された前側レールに 向かいかつ該前側レールを越えて延在することが提案されている。 本発明によれば、アース電位と接続されたレールは、内側レールであってもよ い。 回路板と関連した接続部分用のケーシング部分は、前側レールに設けられた開 口部を通じて延在するカラーの形態を有する。 利点 主として本発明の電気コネクタ手段に付随する利点は、細部まで正確な寸法の 決定と電気接続部分の金属製ケーシングと関係するアース電位により、なかんず く、取り付けられた特殊に設計された弾性回路板と接触ばねストリップの形態の アース電位と接続された接続手段とアース電位と接続された回路板層とを使用す ることにより、アース電位と接続されかつ遠距離通信装置用に適合した構成部分 と特徴とを有する電気回路板との電気接続を確立する２部分からなるコネクタが 電磁妨害場に対して保護されかつ電磁遮蔽される手段を提供することにある。 本発明の電気コネクタ手段の主な特徴は請求の範囲の第１項の特徴の項に記載 されている。 図面の簡単な説明 さて、マガジンとそれと組み合わされた構成部分と本発明を示す特性を有する 特徴を添付図面を参照してさらに詳細に説明する。 第１図はアース電位と接続されまたはアース電位と関連しかつ略図で示した複 数の回路板を収容するマガジンの斜視図である。 第２図は前側レールと、ケーブル接続部分および回路板接続部分を有する電気 コネクタ手段と、該レールおよび電気コネクタ手段と関連した構成部分とを含み 、かつ回路板に取り付けられた接点ばねストリップを大きい縮尺で示す回路板の 分解図である。 第３図は回路板の上面に留められた回路板接続部分の一部分の断面側面図であ る。 発明を実施する最良のモード 第１図は複数の組み立てられた印刷回路板または多層回路板（パターンボード ）を収容するマガジン１の斜視図であり、前記回路板は略図で示してある。 第１図に例示したマガジン１は頂面１ａと底面１ｂと後面１ｃとを含む。頂面 １ａは電気接続装置２を含み、一方底面１ｂは電気接続装置３を含み、かつこの ような接続装置または同様な接続装置を後面１ｃに同様に取り付けることができ る。 例示した実施例は、電気接続装置２および３がアース電位と関連しまたはアー ス電位と接続されることを示すためのものであり、かつ多層回路板のアース電位 と関連しまたはアース電位が割り当てられた外層をマガジンの金属フレームと電 気的に接続するためのものである。 電気接続装置２または３は、マガジンシャシと機械的かつ電気的に接続し、か つ既知の態様で端縁部分（４ａおよび／または４ｂ）、例えば、各々の回路板４ の底部端縁部分４ｂに沿って分布された１列の１つまたはそれ以上の電気接触面 と機械的かつ電気的に接続するためのものである。 回路板４は残りの回路板と原則的に同じであり、かつ回路板４を第１図に示し た位置まで徐々に押すことができることが想定されている。回路板の移動方向を 符号Ｐで示してある。 第２図と第３図を参照してさらに詳細に説明すると、アース電位と関連したマ ガジン１とそのフレームまたは金属製シャシは導体５を経て符号５´で示したア ース電位と電気的に接触している。 マガジン１は相並んだ関係にある所定数の印刷回路板またはその他の形態の回 路板を収容するようになっている。 各々の回路板４は金属製の内側レール６（第２図のみに示す）を含む。内側レ ール６は回路板４の１辺４ｃに沿って延在しかつマガジンケーシングまたはフレ ームを介して上側接触面６ａおよび／または下側接触面６ｂを経てアース電位と 関連している。 各々のこのようなレール、例えば、レール６は、第１電気コネクタ手段７を介 して１つまたはそれ以上の隣接したレールまたは同様な装置と電気的かつ機械的 に接触しており、前記の同様な装置はマガジン１の側面１ｄまたは１ｅを含む。 少なくとも所定数のレール、例えば、レール６（前記数は回路板４の数と一致 するか、またはそれよりも少ない）は１つまたはそれ以上の開口部を備えること ができ、このような開口部は符号１０で示してあり、かつ下側の開口部は第２図 に符号１０´で示してある。 レール６は内側レールでありかつＵ字形横断面を有しているのに対して、外側 の電気絶縁されたレール６´は平坦である。 レール６およびレール６´の両方は調整された開口部を有している。 開口部１０、１０´の各々には、それぞれの開口部を画成する端縁面１０ａと 端縁面１０ａ´を有する表面延長部が割り当てられている。開口部１０、１０´ は組み合わされた回路板または電気コネクタ手段１５の回路板と関連した接続部 分１５ｂを包囲しかつ協働するようになった形状を有する。電気コネクタ手段１ ５は前記回路板と関連した接続部分１５ｂと前記ケーブルと関連した接続部分１ ５ａとからなる。 開口部１０を形成する端縁面１０ａ（または隣接した開口部１０´を画成する 端縁面１０ａ´）は回路板と関連した接続部分１５ｂに属する金属製ケーシング １６の第１部分または前側部分１６ａ´を包囲するために意図されている。 レール６および／または前側レール６´は、第２電気接続手段２０を介して金 属製ケーシング１６の前側部分１６ａ´と電気的かつ機械的に接触している。 第２図に示すように、レール６は前側レール６´により覆うことができ、かつ 前側レール６´は電気絶縁することができかつプラスチック材料またはあるその 他の好適な材料で製造されている。 しかしながら、導電性前側レール６´は、上側接触面および／または下側接触 面を介してアース電位と関連させることができ、またはアース電位と接続するこ とができる。 例示した第１電気接続手段７は、細長い形状を有しかつレール６から離れる方 向に向きかつ隣接したレールと衝接する１列の接触ばねを含み、前記ばねのうち の１つのばねを符号７ａで示してある。 この点については、接続手段６がレール６または６´と隣接した回路板レール との間を電気接触させかつレールをアース電位と関連させるためであることを言 えば十分である。 さて、第２図を参照して電気コネクタ手段１５について主として説明する。コ ネクタ手段１５は、ケーブル接続部分１５ａまたはケーブルと関連した接続部分 と、回路板接続部分１５ｂまたは回路板と関連した接続部分とを含み、前記接続 部分の金属製ケーシング１６、１７が電磁遮蔽されかつアース電位と接続されま たはアース電位と関連し、かつ接続部分１５ａ、１５ｂが相互に協働状態にある ときにそれぞれの接続部分の金属製ケーシング１６、１７に共通のアース電位を 供給するために効果的なばね状第２コネクタ手段（２０）を含み、回路板４は端 縁に向いた（ｅｄｇｅ−ｏｒｉｅｎｔｅｄ）電気接点手段３０を含む。電気接点 手段３０はアース電位と接続されまたはアース電位と関連しかつ回路板と関連し た接続部分１５ｂの金属製ケーシング１６の端縁面と協働するようになっている 。 例示した回路板と関連した接点手段３０は回路板上でＵ字形の形状に配向され た電気接触ばねストリップの形態を有し、該ばねストリップの脚部はケーシング １６の自由端縁と協働するために回路板またはレール６´の回路板の端縁に対し て直角に延在している。 この拡大した部分図は、接触ばねストリップ３０がケーシング１６の自由端縁 面１６ｂ´と協働し、この接触ばねストリップ３０は既知の方法でアース接続を するために回路板４上のはんだパッドにはんだ付けされている。 第３図から理解されるように、電気接触手段３０は回路板４上に「Ｕ字形」に 配置された電気接触装置または取付台を備えているユニット２８、２８´を含む 。１つまたは複数のユニット２８、２８´の接続装置は１つまたはそれ以上の回 路板ピンコネクタまたは表面、例えば、信号伝導層３ｇと、１つまたは複数の接 続電線または接続ピン、例えば、ピンコネクタ３１ａを媒介として接続されてい る。 また、取付けベース２８、２８´は、取付台の一部分を構成するスリーブ２８ 内に含まれた電気接触装置３１、３２を担持している。 回路板と関連した接続部分１５ｂの金属製ケーシング１６は、４つの壁部分１ ６ａ、１６ｂ、１６ｃおよび１６ｄからなり、後者の壁部分、すなわち、１６ｄ は第３図では省略されており、壁部分は、通常、相互に直角に配置されるが、必 ずしもそのように構成する必要はない。３つの壁部分、すなわち、壁部分１６ａ 、１６ｂおよび１６ｄは回路板４の表面４ｆに向かって面する開口部３５を画成 し、一方３つの壁部分１６ｂ、１６ｃおよび１６ｄはケーブルと関連した接続部 分１ ５ａに向かって面する開口部３６を画成している。 電気接触手段３０は層４ｈを介してアース電位と関連した回路板層を少なくと も部分的に包囲している。層４ｈは前記電気接触手段３０と隣接しかつ接続され ている。 １つの回路板接触面４ｆ´（または複数の接触面）が接触装置３２、３２を備 えている第１部類のユニット２８、２８´と協働するように構成され、かつケー シング１６が端縁が接触手段３０と協働するように関連したユニット２８、 ２８´を包囲するようになっている。 回路板の接触面４ｆ´もまた、接触装置を備えている第２部類のユニットと協 働するように構成することができる。 第１部類のユニットは第２図に例示した実施例による同軸ケーブル用電気コネ クタからなることができ、かつ第２部類のユニットは異なる種類の電気コネクタ 、例えば、既知の種類（図示せず）の光学導体、電力用導体等からなることがで きる。 回路板４に向かって面する開口部３５を画成するケーシング１６の１つまたは それ以上の端縁部分は回路板４の凹部または開口部とゆるく協働するための案内 ピン１６´を備えている。案内ピン１６´は第３図に示すように層４ｈと協働す ることができる。 案内ピン１６´の数が４つであり、かつ案内ピン１６´が電気接触手段３０に よりなされる挟握作用により助けられて、ケーシング１６を回路板４に対して確 実に保持するように隅部に取り付けられることが好ましい。 第２図を参照すると、回路板と関連した接続部分１５ｂを受け入れるために意 図された回路板と関連した接続部分のケーシング１６に設けられた開口部１６ａ ´と前記開口部に向かって面するユニット２８の電気接触装置３１、３２の部分 との間の距離は、このように露出した電気接触装置３１、３１により発生される か、または該電気接触装置によりさもなければ受け入れられる電磁界の電磁遮蔽 を行うようになっている。 回路板４に向かって面する回路板と関連した接続部分のケーシング１６の内面 １６ｃは、接続部分１５ａと接続部分１５ｂの間に所定の関係を確立するように なった１つまたはそれ以上の案内溝２９を含み、それによりこれらの部分は相互 に一定の関係にあるときのみに挿入することができる。 案内溝２９は接触装置３１、３２に近い表面領域の内部に配置されている。 ケーブルと関連した接続部分１５ａの金属製ケーシング１７の横断面形状は、 回路板と関連した接続部分１５ｂのケーシング１６と協働する位置にあるときに 、前記ケーシング１７が前記案内溝２９のうちの１つの案内溝に近い位置を占め るように形成されている。 接触装置を備えているユニットに属する取付台２８、２８´は、ケーシング１ ６の内部と回路板の表面積とにより画成された容積の１／３に等しいか、または １／３に本質的に相当するようになっている。 この取付台の容積は、ケーブルと関連した接続部分に向かって面する開口部３ ６から離れる方向に面するスペースの内部に配置できるものである。 回路板４は複数の端縁と関連した電気接触面４ｆ´を有する複数の回路板と関 連した接続部分１５ｂを含み、各々の接触面４ｆ´は電気接触装置を備えている ケーブルと関連したユニット１５ａと協働するようになっている。 第１の数の接触面４ｆ´は接触装置を備えている第１部類のユニット２８、２ ８´と協働するようになっており、かつ接触面４ｆ´に隣接した第２の数の電気 接触面が電気接触装置を備えている第２部類のユニットと協働するようになって いる。 第３の数の電気接触面が電気接触装置を備えている第３部類のユニットと協働 するように適合させることができる。 第１部類のユニットの数はその他の部類のユニットの数と等しいことが好まし い。 複数の回路板と関連した接続部分と組み合わされた接触装置を備えている少な くとも選択された数のユニットが隣接したユニットのケーシング、例えば、ケー シング１６と開口部１０内の隣接したケーシングと必要な接触ばねストリップ３ ０とを収容するために必要なスペースよりも大きい間隔で一緒に接近して配置さ れている。 ケーブルと関連した接続部分１５ａに向かって面する開口部３６を画成する回 路板接続部分の部分１６ａ´の各々は、回路板端縁部分を越えた所定距離に配置 され、かつ前記開口部を画成するケーシング部分１６ａ´が回路板、アース電位 と関連したレール６および６´に向かいかつ該回路板、該レールを越えて延在し ている。 ケーシング部分１６ａ´はレール６の開口部および前側レール６´を通じて延 在するカラーの形態を有する。 本発明はまた前記接続部分の少なくとも一方に電磁スクリーンおよび／または アース電位関係を形成するように２つの接続部分を有する電気コネクタ組立体に 形成するための第２電気接続手段または電気接続装置２０であって、１つの接続 手段が回路板または多層板に取り付けられかつ回路板に属する前側レール６の開 口部１０を通じて延在する第２電気接続手段または電気接続装置２０に関する。 コネクタ手段２０は前記接続部分の少なくとも一方に電磁スクリーンおよび／ またはアース電位関係を形成するように２つの接続部分を有する電気コネクタ組 立体と協働するようになっており、ケーシング１６の形態の接続部分が多層回路 板４に取り付けられかつ回路板に属する前側レールの開口部を通じて延在してい る。 前側レールを通じて延在している接続部分のその部分は、電磁遮蔽されたケー シングの形態を有し、該ケーシングは多層回路板に対して固定されかつ多層板に 対して固定されかつ前側レール６の組み合わされた開口部を通じて延在する回路 板接続装置またはユニット２８、２８´を覆つており、電磁遮蔽されたケーシン グ１６と協働する電磁遮蔽ばねコネクタ２０がケーシング１６と前側レール６の 開口部との間に配置されている。 電磁遮蔽されたケーシングは、多層回路板に向かいかつ回路板の前側開口部に 向かって開口しかつ開口部を備えており、かつ電磁遮蔽されたばねコネクタは電 磁遮蔽されたケーシングのまわりにフレームを形成し、該フレームは前側レール と衝接するようにされた複数の外側に向いたばねタングと、電磁遮蔽されたケー シングに沿って延在する複数のタブとを備え、該ばねタブの外側先端部には内方 に向いたタングが取り付けられ、内方に向いたタングは電磁遮蔽されたケーシン グの開口部内に配置されかつ電磁遮蔽されたケーシング中に挿入されたケーブル 接続装置１５ａと接して配置されるようにされている。 内方に向いたタングはケーブル接続装置またはケーブル接続手段を電磁遮蔽さ れたケーシングの中に挿入することを容易にするために丸く形成され、または面 取りされている。 また、電磁遮蔽されたケーシングは、円周方向に延在するフランジを含み、該 フランジにばねコネクタフレームが衝接している。 電磁遮蔽されたばねコネクタもまた、電磁遮蔽されたケーシングのフランジと 衝接するように意図された１つまたはそれ以上のボスまたは同様な舌状部分（ｐ ｒｏｍｏｎｔｏｒｉｅｓ）を含む。 また、遮蔽されたケーシングのフランジには、前側レールに対するケーブル接 続部を取り付けるためのねじを切った穴が設けられている。 コネクタ手段の２つのケーシングは、相互にかつ内側前板または前側レール（ アース基準）と直接に接続されたコネクタ手段または電磁遮蔽されたばねコネク タ２０を横切って相互に接続されうるものであり、しかも電磁遮蔽されたばねコ ネクタ２０はケーシングのまわりに３６０°の角度に延在している。 また、電磁遮蔽されたばねコネクタ２０は、接続部分を相互に協働しかつ協働 しないように移動することにより生ずる許容誤差および移動を補償することがで きる。 また、接続部分が低い容量性接続部を有することが重要である。これは金属製 部分を小さい公差、小さい間隙および必要な間隔を有する寸法に形成しかつ金属 製ケーシングを重なり合わせることにより達成される。また、接続部分１５ａと １５ｂとの間の協働はラビリンス放射を捕捉する形状に形成することにより得ら れる。 ケーブルと関連した部分は、外側ケーブル負荷軽減部分１７ａを含む。外側ケ ーブル負荷軽減部分１７ａは、ケーブルコネクタ手段から延在するケーブルとケ ーブルコネクタ手段の内部の電気接触本体が位置的に妨害されることを阻止し、 またはケーブル内の個々の導体が負荷をうけることを阻止する。 部分１５ａを部分１５ｂに取り付けるための取付け用突起部１７ｂは、レール ６またはレール６´との直接の保持接触が起こらないようにし、それと共に前側 レール６、６´の寸法の公差に関する要求を低減するように構成されている。 本発明が上記の例示した実施例に限定されず、かつ変型、変更を以下の請求の 範囲に例示した本発明の概念の範囲内で実施することができることは理解されよ う。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リンドクビスト，ラルス ヘンリク スウェーデン国 エス − 149 33 ニ ィナシャムン，オディンスベーゲン ５エ イ (72)発明者 ハムマル，ブヨルン バーティル スウェーデン国 エス − 641 35 カ トリネホルム，マリンボダプラン 33 【要約の続き】 に向かって面する開口部（３５）を画成し、かつ前記壁 部分のうちの３つの壁部分（１６ｂ，１６ｃ，１６ｄ） はケーブル接続部分に向かって面する開口部（３６）を 画成する。電気接触手段（３０）により少なくとも部分 的に包囲された回路板層がアース電位と接続されてい る。この回路板層は電気接触手段（３０）と近接して配 置されている。電気接触手段（３０）は回路板に取り付 けられたばね接触ストリップ面からなり、かつそれによ りケーシングの端縁面が容易に取り付けられかつ容易に 釈放されるように協働する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ケーブル接続部分（１５ａ）と回路板接続部分（１５ｂ）とを備えている 電気コネクタ（１５）であって、前記接続部分の金属製ケーシング（１６，１７ ）が電磁遮蔽されかつアース電位と接続されかつ前記接続部分が相互に協働する 状態にあるときにそれぞれの接続部分（１５ａ，１５ｂ）のケーシング（１６， １７）に共通のアース電位（５´）を供給するための手段（例えば２０）を含み 、かつ回路板（４）がアース電位と接続されかつ回路板接続部分（１５ｂ）の金 属製ケーシング（１６）と協働する端縁に向いた弾性電気接触手段（３０）を含 み、電気接触装置を備えかつ前記接触手段（３０）の内部に配置されたユニット （２８）が該ユニットと組み合わされた１つまたはそれ以上の接続装置により１ つまたはそれ以上の回路板接触面と接続電線または接続ピン（３１ａ）を介して 接続されるのに対して、回路板接続部分の金属製ケーシング（１６）が４つの壁 部分（１６，１６ｂ，１６ｃ，１６ｄ）からなり、前記壁部分は必然的ではない が、通常相互に９０°の角度をなし、前記壁部分のうちの３つの壁部分（１６ａ ，１６ｂ，１６ｃ）は回路板（４）に向かって面する開口部を画成し、前記壁部 分のうちの３つの壁部分（１６ｂ，１６ｃ，１６ｄ）はケーブル接続部分に向か って面する開口部（３６）を画成し、かつ電気接触手段により少なくとも部分的 に包囲された回路板層がアース電位に接続され、前記回路板層が前記電気接触手 段に近接して配置されている電気コネクタにおいて、回路板に属する端縁に向か いかつアース電位と接続された電気接触手段（３０）が表面に取り付けられた接 触ばねストリップからなり、該接触ばねストリップがケーシングを前記回路板の それぞれに接近するように移動しかつ前記回路板から離れるように移動すること により回路板に面するケーシング（１６）の端縁部分（１６´）と容易に係合し かつ該端縁部分から容易に除去されるように向けられていることを特徴とする電 気コネクタ。 ２．回路板の１つまたはそれ以上の電気接触面が前記接触装置を備えている第 １部類のユニットと協働するように構成され、かつ前記ケーシング（１６）が前 記接触手段（３０）と協働するときに前記第１部類のユニットをＵ字形の形状に 包囲するようになっていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のコネクタ 。 ３．回路板（４）に向かって面する開口部を画成するケーシング（１６）の１ つまたはそれ以上の端縁部分が回路板に設けられた開口部とゆるく協働するため の案内ピンを備えていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のコネクタ手 段。 ４．案内ピンが隅部と関係していることを特徴とする請求の範囲第３項に記載 のコネクタ。 ５．ケーブルと関連した接続部分のために意図された回路板接続部分のケーシ ング（１６）に設けられた開口部と電気接触装置を備えかつ前記開口部に向かっ て面する前記ユニットの電気接触装置の部分が露出した電気接触装置により発生 しまたは受け入れられる電磁界の適合した電磁遮蔽を行う距離に離間されている ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載のコネクタ。 ６．回路板接続部分のケーシング（１６）の内面が接続部分の間に所定の関係 を確立するために適合した１つまたはそれ以上の案内溝を備えていることを特徴 とする請求の範囲第１項に記載のコネクタ。 ７．前記案内溝が電気接触装置に近い表面積の内部に配置されていることを特 徴とする請求の範囲第６項に記載のコネクタ。 ８．ケーブル接続部分のケーシング（１７）が該ケーシングが回路板接続部分 のケーシング（１６）と協働する位置において前記案内溝のうちの１つの案内溝 に近く位置決めされるような横断面形状を有することを特徴とする請求の範囲第 １項、第６項または第７項に記載のコネクタ。 ９．前記電気接触装置を備えているユニットに属する取付台がケーシングの内 部により画成された容積の３分の１に等しくまたは３分の１にほぼ相当する容積 を占有するようになっていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のコネク タ。 １０．前記取付台と関連した容積がケーブルと関連した接続部分に向かって面 する開口部から離れる方向に面するスペースの内部に配置されていることを特徴 とする請求の範囲第９項に記載のコネクタ。 １１．接続手段（２０）が回路板と組み合わされた部分の外側開口部のまわり に３６０°の角度にわたって延在していることを特徴とする請求の範囲第１項に 記載のコネクタ。 １２．前記接続手段（２０）が弾性を有しかつアース電位と接続されたケーブ ル接続部分のケーシング、回路板接続部分のケーシングおよびレールに作用する ことを特徴とする請求の範囲第１１項に記載のコネクタ。 １３．前記接続手段（２０）を介しての協働が前記部分が殆ど完全に協働する 位置に作用可能であることを特徴とする請求の範囲第１１項または第１２項に記 載のコネクタ。 １４．前記協働がケーブル接続部分のまわりに３６０°の角度に延在する端縁 を介して作用することを特徴とする請求の範囲１３項に記載のコネクタ。 １５．ケーブルと関連した接続部分の金属製ケーシングを回路板と関連した接 続部分の金属製ケーシングとの協働位置において回路板と関連した接続部分のケ ーシング中に所定距離を通じて挿入することができることを特徴とする請求の範 囲第１１項に記載のコネクタ。 １６．回路板の端縁上に電気接触装置を備えているユニットと適合した協働を 行うための複数の電気接触面を有する請求の範囲前記各項の１つまたはそれ以上 の項に記載の種類の複数の回路板接続部分を含む印刷回路板であって、第１の数 の電気接触面が接触装置を備えている第１部類のユニットと協働するようになっ ており、かつ第２の数の電気接触面が電気接触装置を備えている第２部類のユニ ットと協働するようになっており、かつ各々のユニットが回路板に取り付けられ たＵ字形ばね接触ストリップと協働する電磁遮蔽ケーシングにより覆われている ことを特徴とする印刷回路板。 １７．第３の数の電気接触面が電気接触装置を備えている第３部類のユニット と協働するようになっていることを特徴とする請求の範囲第１６項に記載の回路 板。 １８．前記電気接触装置を備えている少なくとも選択された数のユニットが相 互に隣接して配置され、かつユニット間の間隔が隣接したユニットのケーシング と該ケーシングと組み合わされたばね接触ストリップを収容するために必要なス ペースよりも大きいことを特徴とする請求の範囲第１６項に記載のコネクタ。 １９．ケーブルと関連した接続部分を受け入れる開口部に向かって面する回路 板接続部分の各々が回路板の端縁部分を越えて所定距離に配置され、かつケーシ ング部分を包囲する開口部が回路板と組み合わされた前側レールに向かいかつ該 レールを越えて延在し、前記前側レールがアース電位に接続されていることを特 徴とする請求の範囲第１６項に記載の回路板。 ２０．前側レールが内側の前側レールであることを特徴とする請求の範囲第１ ９項に記載の回路板。 ２１．それぞれのケーシングおよび前側レールに共通のアース電位を供給する 手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第２０項に記載の回路板。