JPH09505259A - 物品包装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 アルミニウム成形体等の物品を包装する装置において、ペーパー条２、３等の包装材料の上下の帯条が、その各周辺端部に接着剤が塗布され、包装工程位置において物品が包囲されると同時に、相互に接合される。

Description

【発明の詳細な説明】 物品包装装置 発明の背景 この発明はアルミニウム成形体等の物品包装装置に関する。 通常アルミニウム製品等は、押しだし成形等によって製作された後保管され、 個々の間に木材等で隔離して損傷を防止する。 例えばフォークリフトで搬送される場合にフォークの位置にクッションを入れ るか、または手作業で包装する必要があった。 個々の製品を出荷するために、１個の製品をペーパー条で巻装する巻装作業区 画等が知られているが、材料の消費と１個だけしか包装できない欠点があった。 発明の概要 この発明では、製品単一でも複数個でも包装でき、材料の消費も少なくて済む 。 この発明によれば、ペーパー条の各周辺部に接着層が形成され、包装工程位置 において物品の包囲と同時に接合される。 上下のペーパー条の一方だけで、すべての物品包装ができると共に出荷準備が できる。また包装材料費も節減される。 また包装工程位置の後に裁断圧接位置を備え、対応する帯条が進行する帯条か ら分離され、特に帯条の前縁および縁端が接合される。 ペーパーロールの直径は、ペーパー条の巻出しに伴って減少するので、ペーパ ー条の速度を一定にするために、２個の速度一定のロールの間を通過させるよう にする。また２個の案内装置に保持させることにより、包装材料が引っ張られて も追随しないようにする。 少なくとも１つの接着工程位置を設け、その中にさらに２つの塗布位置が設け られ、一方で前縁と片方の側縁に、他方で後縁と他方の側縁の帯状塗布を行う。 前縁と後縁の塗布中は、包装帯条の駆動が一時停止される。 包装工程位置それ自体は簡単で、包装帯条は、上下のローラーが当接した側縁 ローラー間を誘導される。帯条は側縁の接着剤帯に圧接される。側縁ローラーの 間隔は調整可能で、異なる大きさの物品に対応できる。 異なる高さの物品に対応するために、各ローラーは、高さ調整の可能な支持枠 に設置され、その調整は、例えば一例として曲がり梃子と主軸の簡単な構成で可 能である。 この発明によるアルミニウム成形体等の物品の包装方法は、紙質材料等の包装 帯条で物品を包囲し、側縁部を接合することより成る。接着剤の塗布の際には、 帯状の接着剤塗布部を前縁側縁、および後縁に塗布され、前記側縁の接合は包装 工程位置で、また前縁、後縁の接合、および裁断は、裁断圧接位置で実行される 。 実施例 第１図はこの発明による物品の包装装置の側面図：第２図は第１図を手前から 見た正面図：第３図は第１図の異なる位置か らの正面図である。 この発明の装置Ｒにおいては、特にアルミニウム製品等が可及的に損傷なく搬 送されるようになっている。２個のペーパー条２、３は、ペーパーロール４、５ から包装工程位置Ｅへ返送される。 各ペーパーロール４、５は、少なくとも１個が駆動されたそれぞれ２個のロー ル６、７に載置されている。つまりペーパーロール４、５自体は駆動機構を備え ず、ペーパー条２、３をペーパーロール４、５から引き出すには、駆動ロール６ 、７によって一定速度に保たれる。ペーパーロール４、５を保持するには、側端 の案内機構８、９により、この案内機構８、９は、急速係止１０、１１によって 支持枠１２に設定されている。 ペーパーロール４、５の後に、ペーパー条２、３は、さらに多数の方向変換ロ ーラーを通過する。一方のペーパー条３は、接着位置Ｋを通過し、前縁、側端、 後端共に接着剤塗布される。２段の塗布位置１３、１４を設ければ、一方で後端 および一方の側縁を、他方で前縁と他の側縁を塗布することができる。 ペーパー条２の方には、単一の塗布位置１５のみの他の接着位置Ｋ１が付設さ れている。 ペーパー条２、３の両者は共に、包装工程位置Ｅに誘導され、側縁ローラーで 側縁部塗布され、物品Ｗが包囲される。ペーパー条２、３は、上部ローラー１６ と下部ローラー１７、および上部ローラー１６．１と下部ローラー１７．１に進 行する。さらに誘導帯条１８、１９で誘導され、物品Ｗの入るため の空間が形成される。 上部ローラー１６と下部ローラー１７とは、保持枠２０に設置され、この保持 枠２０は、上部ローラー１６と下部ローラー１７を保持するための軸受機構２３ 、２４を備える。急速係止機構を解除すれば、軸受機構を左右に移動させて、上 下ローラー間の間隔を変えることができ、異なる大きさの物品を包装することが できる。 上部ローラー１６と下部ローラー１７には、さらに駆動ローラー２５とベルト ２６から成る駆動機構が付設される。 枠機構２０は、図中２重矢印方向に高さの調整が可能であり、曲がり梃子２８ 、２８．１で、一方は枠２７で、他方は内ネジ付のスリーブ３０で操作される。 主軸３１をハンドル３２で回転すればスリーブ３０が移動して枠２７が上下に調 整できる。 包装工程位置Ｅの後に裁断位置Ｓがあり、切れ刃３３でペーパー条２、３が裁 断され、プレスパンチ３４で前後端が圧接して接合される。 機能上、搬送バンド１に物品Ｗが載置され、包装工程位置Ｅに搬送され、ペー パーロール４、５用のロール７と、上部ローラー１６と下部ローラー１７用の駆 動源２５とを接続すべき時点が判断される。 ロール７と駆動源２５とが接続されると、ペーパー条３は接着位置Ｋに進行し 、位置１３、１４で両側縁部に接着剤の帯状塗布部が形成され、さらに前縁接着 部が包装工程位置Ｅに到達する。 さらに物品は、包装工程位置でペーパー条２、３の間に進み、側縁部に接着剤 帯の形成されたペーパー条が、上部ローラー１６と下部ローラー１７の間で相互 に接合される。なお適切な接着剤が選択される。 裁断圧接位置では、先ず圧接でペーパー条２、３の前縁が接合され、ペーパー 条２、３の手前部が裁断される。中間時間では、位置１３において後縁部に接着 剤が帯状に塗布され、物品が通過した後でも、ペーパー条２、３が相互接合され 、包装体が出来てから、残りのペーパー条２、３が裁断除去される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）ペーパー条等の包装材料の帯条２、３が、その側縁部全周に接着剤が塗布 され、包装工程位置Ｅにおいて物品を包囲する際に相互に接合されることを特徴 とするアルミニウム成形体等の物品包装装置。 （２）包装工程位置Ｅに続いて裁断圧接位置Ｓを備えることを特徴とする請求の 範囲第１項記載の物品包装装置。 （３）ペーパー条２、３が、駆動機構を備えたペーパーロール４、５から供給さ れることを特徴とする請求の範囲第２項記載の物品包装装置。 （４）ペーパーロール４、５が、少なくとも１個が駆動される２個のロール６、 ７の間に載置されたことを特徴とする請求の範囲第３項記載の物品包装装置。 （５）ペーパーロール４、５が、少なくとも１個が駆動される２個の案内機構８ 、９の間に載置されたことを特徴とする請求の範囲第４項記載の物品包装装置。 （６）包装工程位置Ｅの前に接着工程位置Ｋを備えることを特徴とする請求の範 囲第１ないし第５項記載の物品包装装置。 （７）接着工程位置Ｋが、２種の塗布工程位置１３、１４より成ることを特徴と する請求の範囲第６項記載の物品包装装置。 （８）包装工程位置Ｅ内に、上部ローラー１６と下部ローラー１７とが対向して 設けられ、その間にペーパー条２、３が誘導されることを特徴とする請求の範囲 第１ないし第７項記載の物品包装装置。 （９）上部ローラー１６および下部ローラー１７は、その横方向位置が調整可能 であることを特徴とする請求の範囲第８項記載の物品包装装置 （１０）上部ローラー１６、１６．１と下部ローラー１７、１７．１の内の、少 なくとも１個が、ベルト２６を介して駆動ローラー２５に連結されたことを特徴 とする請求の範囲第９項記載の物品包装装置。 （１１）上部ローラー１６および下部ローラー１７が、高さ調整可能な枠部材２ ７に設置されたことを特徴とする請求の範囲第９または第１０項記載の物品包装 装置。 （１２）枠部材２７が、屈曲機構２８と主軸３１とを介してスリーブ３０にて連 結されたことを特徴とする請求の範囲第１１項記載の物品包装装置。 （１３）包装材料の２個の帯条が物品上に被覆され、側縁部において接合される ことを特徴とするアルミニウム成形体等の物品包装方法。 （１４）包装材料として紙材料が使用されることを特徴とする請求の範囲第１３ 項記載の物品包装方法。 （１５）接合が接着剤の塗布によって遂行されることを特徴とする請求の範囲第 １３または１４項記載の物品包装方法。 （１６）包装工程位置において包装前に、帯条の前縁、側面および後部面に接着 剤が帯状に塗布され、裁断および圧接位置において、前縁、および後部面接合お よび裁断されることを特徴とする請求の範囲第１３ないし１５項記載の物品包装 方法。