JPH09504292A - イセチオン酸エステル塩の製造方法 - Google Patents

イセチオン酸エステル塩の製造方法

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JPH09504292A
JPH09504292A JP7512699A JP51269995A JPH09504292A JP H09504292 A JPH09504292 A JP H09504292A JP 7512699 A JP7512699 A JP 7512699A JP 51269995 A JP51269995 A JP 51269995A JP H09504292 A JPH09504292 A JP H09504292A
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カッサディー、ティモシー・ジョン
ミルステイン、ノーマン
クルーズ、リチャード、ピー
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ヘンケル・コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 イセチオン酸塩の脂肪酸エステルは、イセチオン酸塩を形成するように(1)pHを約5.5〜約6.5の範囲に維持し(2)温度を25℃〜85℃の範囲に維持しつつ、エチレンオキシドと、その場で形成することのできる重亜硫酸塩とを水性アンモニア中で反応させることにより得ることができる。次に、イセチオン酸塩を脂肪酸でエステル化して、不要なエチレングリコールの脂肪酸エステルを僅かにしか含まないかまたは全く含まない生成物を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】 イセチオン酸エステル塩の製造方法 技術分野 本発明は、不要な副産物の形成を最少限にするイセチオン酸の塩と脂肪酸エス テルの製造方法に関する。本発明はまた、製造されたエステル組成物にも関する 。 背景技術 イセチオン酸(2−ヒドロキシエタンスルホン酸)の脂肪酸エステルのナトリ ウム、他のアルカリ金属およびアンモニウム塩は、穏やかな起泡性界面活性剤と して有用である。これらのイセチオン酸エステル塩は、通常、まず、重亜硫酸ナ トリウムや重亜硫酸アンモニウムのような重亜硫酸塩の水溶液とエチレンオキシ ドとの反応によりイセチオン酸塩を形成することにより製造される。次に、イセ チオン酸塩の遊離アルコール官能基を脂肪酸でエステル化してイセチオン酸塩の 脂肪酸エステルを製造する。 この方法において遭遇する主要な問題の一つが、エチレンオキシドと重亜硫酸 塩の反応中に副産物としてのエチレングリコールが形成されることである。この ように形成されたエチレングリコールは、次に、方法の第2段階において脂肪酸 と反応し、固形分が30重量%以上のアシル−イセチオネート生成物の水系処方 物中に部分的にしか溶けないエチレングリコールのモノおよびジエステルが形成 される。これらの部分的可溶物質は、除去が困難であり費用のかかる微細固形分 を含む濁りを帯びた水性生成物を形成する。 生成物のコストを増加させる更なる加工工程の必要なしに透明な水性生成物を 得ることができるように、エチレングリコール脂肪酸エステルの形成を避けるこ とが有利である。本発明は、エチレングリコールの形成を最少限にし、それによ りエチレングリコールの脂肪酸エステルが形成され最終生成物を汚染する可能性 を低くするような、イセチオン酸アルカリ金属およびイセチオン酸アンモニウム の脂肪酸エステルを製造する方法である。 発明の開示 驚くべきことに、イセチオン酸塩の脂肪酸エステルが、エチレングリコールの モノおよびジ脂肪酸エステルの量を最少限に維持して、二段階方法により製造し 得ることが分かった。第1の段階において、水溶液のpHを5.5〜6.5に維 持し水溶液の温度を25〜85℃の範囲に維持して、エチレンオキシドと重亜硫 酸塩をその水溶液中で反応する。方法のこの第1段階におけるpHと温度の制御 によりエチレングリコールの形成が最少限になり、また所望の生成物、すなわち イセチオン酸塩の量が最大限になる。形成されるエチレングリコールの量は、イ セチオン酸塩の60%溶液の重量を基準にして0.85%以下である。 次に、第2段階においてイセチオン酸塩と脂肪酸との反応によりイセチオン酸 塩の脂肪酸エステルが生成される。生成されたエチレングリコールの量はエステ ル化イセチオン酸塩の60%水溶液の0.85重量%と同等またはそれ以下であ るので、エチレングリコールの脂肪酸による競合するエステル化において形成さ れるエチレングリコールのモノおよびジ脂肪酸エステルの量は充分に少ないので 室温において透明な水性生成物が得られる。 好ましい態様 実施例以外においてまたは別途指示されない限り、ここで用いられる反応条件 または成分の量を表す全ての数値は、全ての場合において「約」という用語が付 いていると解すべきである。さらに、特記されない限り、全ての部および%は重 量基準であり、全ての温度の単位は℃である。乾燥時に固体である溶質の溶液に ついて重量部または%が報告されている場合、ここでも特記しない限り溶液基準 のこれら部または%は溶液そのままを基準としている。 本発明の方法において、エチレンオキシドと重亜硫酸塩とが水溶液中で反応し てイセチオン酸塩、すなわち2−ヒドロキシエタンスルホン酸の塩が形成される 。重亜硫酸塩は、重亜硫酸ナトリウムの添加によるように塩そのものとして反応 に導入することができる、あるいは水性アンモニア(水酸化アンモニウム)と二 酸化硫黄との反応によるようにその場で製造することができる。 本発明の方法の好ましい態様において、重亜硫酸アンモニウムをエチレンオキ シドと反応させる。重亜硫酸アンモニウムは当業者に知られている任意の方法に より製造することができる。最も好ましくは、重亜硫酸アンモニウムはその場で 水性アンモニア(水酸化アンモニウム)と二酸化硫黄との反応により製造される 。通常、反応温度が25〜85℃の範囲に維持されpHが5.5〜6.5の範囲 に維持されるような割合で、アンモニアの水溶液にエチレンオキシドが増量され つつ二酸化イオウと交互に添加される。反応温度を25〜85℃の範囲に制御し pHを5.5〜6.5の範囲に制御することが、本発明の方法の必須の特徴であ る。 本発明の方法において形成されるエチレングリコールの量は、反応温度とpH の組み合わせの関数である。反応温度が25〜85℃の範囲に維持されpHが5 .5〜6.5の範囲に維持された場合、形成されるエチレングリコールの最大量 は、イセチオン酸塩の60%水溶液の重量を基準にして0.85%である。反応 温度が60〜65℃の範囲に維持されpHが5.8〜6.2の範囲に維持された 場合、形成されるエチレングリコールの最大量は、イセチオン酸塩の60%水溶 液の重量を基準にして0.50%である。よって、反応温度を60〜65℃の範 囲に維持しpHを5.8〜6.2の範囲に維持することが好ましい。 pHは、水性塩基、好ましくは水性アンモニアを反応混合物に添加することに より制御することができる。反応混合物をより酸性にする、すなわちより低いp H値を有するようにするために、クエン酸を添加することが好ましい。反応温度 は、エチレンオキシドおよび/または二酸化イオウの添加速度を調節することに より、または当業者に知られている任意の熱交換手段により反応混合物を冷却す ることにより、あるいはエチレンオキシド/二酸化イオウ添加速度の調節と熱交 換手段の使用との組み合わせにより制御することができる。 本発明の方法において任意の飽和または不飽和カルボン酸を使用することがで きるが、伝統的に脂肪酸と分類されているカルボン酸、特に6〜22個の炭素原 子を有するものが好ましい。8〜18個の炭素原子を有する脂肪酸が最も好まし い。脂肪酸は、天然の油脂から得られるもののような脂肪酸の混合物であってよ い。好ましい脂肪酸混合物は、C106%、C1249〜51%、C1418〜19% 、C169〜10%、C18:07%、C18:11〜3%をおよその成分(各重量%)と し、オハイオ州、シンシナチ在、エメリーグループ(Emery Group) 、ヘンケルコーポレーションの専売生成物である模造ヤシ油脂肪酸組成物である 。 通常、ヤシ油からの脂肪酸は満足いく結果をもたらす。全ての天然生成物と同 様に、ヤシ油は、産地、天候、季節などの要因により組成が異なる。 ヤシ油に加えて、パーム核油およびパーム油を使用することができるが、パー ム油を用いる場合、他の二種類のうちの一つと混合して用いることが好ましい。 獣脂脂肪酸も用いることができるが、ヤシ油の希釈剤として用いることが好まし い。 通常、ここで用いられる「ヤシ油」という用語は、ラウリン酸(C12)が48 〜52%と多く、ミリスチン酸(C14)が16〜20%、他の脂肪酸が比較的少 ない%であるようなおおよその炭素鎖長分布を有する脂肪酸混合物のことを意味 する。類似の炭素鎖長分布を有する他の脂肪酸原料も「ヤシ油」という用語に含 まれる。 イセチオン酸ココイルアンモニウムを製造するために本発明の方法を用いると 、(a)イセチオン酸ココイルアンモニウム、(b)イセチオン酸アンモニウム 、(c)ヤシ油脂肪酸、(d)トリエタノールアミンおよび(e)水を含む本発 明の一つの実施態様の組成物が得られ、シャンプー、液状ハンドソープ、シャワ ーゲル(shower gel)、パーソナル・クレンジング・バー(pers onal cleansing bars)等のパーソナルケア製品の製造に有 用 な合成洗剤溶液が提供される。 最終生成組成物にトリエタノールアミンが存在していることは、通常、酸性触 媒を中和するために反応の最後にトリエタノールアミンが添加されたことを意味 している。中和剤としてアンモニアを用い、所望のpH調節に応じてアンモニア またはクエン酸の添加によりpHを6.6〜6.8の好ましい範囲に最終的に調 節することが好ましい。通常、最終生成組成物中の固体含量は30〜33%とす べきであり、この値も水または蒸留水の添加により調節することができる。 水酸化ナトリウム、水酸化カリウムおよび塩基性アミン、特にトリエタノール アミンのようなより塩基性の強い三級アミンのような他の中和剤を用いることも 可能である。トリエタノールアミンは、通常、イセチオン酸塩のヤシ油エステル を含む組成物に特別の性質を付与するので、水酸化アンモニウムのような他の塩 基と一緒に用いてもよい。例えば、トリエタノールアミンは最終組成物の視覚的 特徴、特に半透明性に影響を与え得る。 いくつかの目的のために過酸化水素を添加することもできる。添加した場合、 過酸化水素は、触媒としてまたは触媒の一部として使用されてきた次亜リン酸お よびそのアンモニウム塩をリン酸およびそのアンモニウム塩に転化する。過酸化 水素の添加は、生成物溶液の色と臭いの両方を良くする。触媒を中和するために アンモニアが用いられる場合、および次亜リン酸およびそのアンモニウム塩をリ ン酸およびそのアンモニウム塩に転化するために過酸化水素が用いられる場合、 固形分30〜32%、活性24〜29%、ガードナー(Gardner)1〜2 カラーの、色が安定しているイセチオン酸ココイルアンモニウム溶液を得ること ができる。 以下の実施例は本発明を説明するものであって限定するものではない。 実施例1 イセチオン酸アンモニウムの調製 反応容器に水29部を仕込み50〜75mmHgの圧力に減圧した。反応容器 を窒素で20psigの圧力に再加圧し、50〜75mmHgの圧力に再減圧し た。次に、28%水性水酸化アンモニウムの約25.5部を添加し、反応容器を 窒素で6psigに加圧した。 一連の二酸化イオウ−エチレンオキシド添加サイクルの最初は、必要な26. 7部の二酸化イオウの一部を、反応温度が60〜70℃の範囲に維持される速度 でかつpHが5.7〜5.8の値に達するような量で添加することにより開始し た。二酸化イオウの添加中に、pHが5.7以下に低下した場合、28%水性水 酸化アンモニウムを添加することにより5.7に戻るように調節した。二酸化イ オウの添加が完了した後、反応混合物を60〜70℃で10分間攪拌した。次に 反応容器を30psigまで窒素パージし、6psigまで排気し、そこで温度 を60〜65℃に維持しつつエチレンオキシド18.5部の一部をpHが6.2 に上昇するまで添加した。反応中の全圧は50psigを決して越えないように した。 エチレンオキシドの一部の添加によりpHが6.2に達した後、連続的な二酸 化イオウ−エチレンオキシド添加サイクルをいずれの場合も全ての二酸化イオウ およびエチレンオキシドが添加されるまで反応温度を60〜65℃の範囲に維持 しpHを5.8〜6.2の範囲に維持して行った。pHは、要すれば、28%水 性水酸化アンモニウムの添加により5.8〜6.2の範囲に維持した。二酸化イ オウとエチレンオキシドの交互添加を、亜硫酸アンモニウムと重亜硫酸アンモニ ウムの合計量がヨー素滴定(チオ硫酸ヨー素)により測定して0.25〜0.0 5%となるまで続けた。これらの水準に達した後、残りの亜硫酸アンモニウムお よび重亜硫酸アンモニウムを硫酸アンモニウムおよび硫酸水素アンモニウムに転 化するのに充分な量の35%過酸化水素を添加した。 イセチオン酸アンモニウムのエチレングリコール含量に及ぼす反応温度とpH の影響を表1に示す。これは、実施例1に示す方法により実施した14の反応か らのデータをリストにしたものである。このデータは、反応溶液のpHを5.5 〜6.5の範囲に維持し溶液の温度を25〜85℃の範囲に維持した場合、形成 されるエチレングリコールの量がイセチオン酸塩の60%水溶液の重量を基準し 0.85%以下であることを示している。 実施例2 イセチオン酸ココイルアンモニウム(ACI)の調製 反応容器に、329lbsのヘンケル社の模造ヤシ油脂肪酸(C106%、C12 49〜51%、C1418〜19%、C169〜10%、C18:07%、C18:11〜3 %の脂肪酸)、370lbsの実施例1のイセチオン酸アンモニウム溶液(59 %水溶液)、251g(0.55lbs)の99%メタンスルホン酸、および2 58g(0.55lbs)の50%次亜リン酸を仕込んだ。圧力を25インチの 真空まで下げ反応容器を130〜150℃に加熱した。水は、70〜80℃で蒸 留し始め、イセチオン酸アンモニウム溶液から理論量の水、すなわち151lb sが採集されるまで連続的に除去した。真空を15インチまで下げ、温度を17 5±5℃に上げた。混合物を175±5℃の温度、15インチの真空に4時間維 持した。真空を25インチまで上げ、温度を190℃まで上げた。温度が190 ℃に達した後、混合物を190℃の温度、25インチの真空に3時間維持した。 次に、反応混合物のサンプルを採り、イセチオン酸ココイルアンモニウムへの 転化をエプトン滴定(Epton titration)(ネイチャー 160 巻、795〜6頁(1947年);トランザクション・オブ・ファラデー・ソサ イエティー(Trans.Faraday So.)、44巻、226〜30頁 (1948年)、全内容を本発明の一部とする)および1H NMR分析(実施 例4参照)により評価した。エプトン滴定によりイセチオン酸ココイルアンモニ ウムへの充分な転化が示される(これはエプトン滴定値が81〜89%であるこ とにより示される)まで反応混合物を190℃で2インチの真空に維持し、その 時点で、992lbsの水に12.3lbsのトリエタノールアミンを含む溶液 を迅速に添加して温度を50℃に下げた。トリエタノールアミンをさらに添加し てpHを6.6〜6.8に調節し、水を添加することにより固形分含量を30〜 33%に調節した。 この実施例で製造した生成物は、次亜リン酸および次亜リン酸アンモニウムの 存在に特徴的な臭いを有していた。臭いを良くするために、固形分含量30〜3 2%のイセチオン酸ココイルアンモニウム溶液の少なくとも0.02重量%に対 応する量の35%過酸化水素を添加した。過酸化水素を添加すると、直ちに、次 亜リン酸および次亜リン酸アンモニウムがリン酸およびリン酸アンモニウム塩に 転化することにより、臭いが良くなった。色を良くするために添加することので きる過酸化水素の量は、典型的には0.02%〜約0.03%である。好ましい 量は、固形分含量30〜32%のイセチオン酸ココイルアンモニウム溶液の0. 02〜0.1重量%である。 過酸化水素は、また、ACIの色を少しずつ良くする。反応をステンレススチ ール反応容器で行うと、最初に色が良くなった後に、徐々に色がなくなるのが見 いだされた。異なる各反応条件下において調製されたACI溶液の色安定性テス トにおいて、トリエタノールアミンを用いて中和されるACI溶液の色に対して 過酸化水素が悪影響を与えることが分かった。従って、色安定性の問題を除去す るために、プロセス修正を設計した。プロセス修正は次の実施例3に記載されて いる。 実施例3 水酸化アンモニウム中和を用いたイセチオン酸ココイル アンモニウム(ACI)の調製 反応容器に、329lbsのヤシ油脂肪酸(実施例2に記載されているヘンケ ル社の模造ヤシ油脂肪酸生成物:ただし僅かに異なる脂肪酸内容を有する異なる バッチからのもの)、370lbsの実施例1のイセチオン酸アンモニウム溶液 (59.05重量%)、251g(0.55lbs)の99%メタンスルホン酸 、および248g(0.55lbs)の50%次亜リン酸を仕込んだ。反応混合 物に空気が漏れ入る可能性を最少限にするまたは除去するために、反応容器の底 の 弁に窒素圧を加えた。水の除去を容易にするために、および空気または酸素の不 存在に起因する生成物の薄い色を維持するための窒素雰囲気を維持するために、 表面上および表面下を通して窒素を反応混合物に流した。 圧力を15〜25インチHgの真空に下げ、反応容器を130〜150℃に加 熱した。水は、70〜80℃で蒸留し始め、イセチオン酸アンモニウム溶液から の水の理論量、すなわち151lbsが採集されるまで連続的に除去した。 次に、真空を15インチHgに下げ、温度を175±5℃に上げた。混合物を 、この温度で15インチHgの真空に4時間保持した。真空を25インチHgに 上げ、次に温度を190℃に上げた。温度が190℃に達した後、混合物を19 0℃で15インチHgに3時間保持した。これら反応条件は、粘性のある反応混 合物からの水の除去を容易にすることによりイセチオン酸ココイルアンモニウム を形成するためのイセチオン酸アンモニウムのエステル化中における泡の形成を 最少限にした。 反応混合物からサンプルを採り、イセチオン酸ココイルアンモニウムへの転化 を実施例2と同様に評価した。エプトン滴定がイセチオン酸ココイルアンモニウ ムへの充分な転化を示す(これはエプトン滴定値が81〜89%であることによ り示される)まで反応混合物を190℃で25インチHgの真空に維持し、その 時点で、混合物を約150℃の温度に冷却した。 1,123lbsの水中に、28重量%のアンモニアを含む水酸化アンモニウ ム溶液の5.29lbsを迅速に添加して、反応混合物の温度を迅速に50℃に 下げた。pHが6.6以下の場合にはアンモニアをさらに添加して、pHが6. 8以上の場合にはクエン酸を添加して、pHを6.6〜6.8に調節した。クエ ン酸の添加は、また、イセチオン酸ココイルアンモニウム溶液の色安定性にも有 益な影響を与えた。この実験の再現において、または少しの修正を加える場合に おいて、反応混合物の固形分含量は、通常、固形分含量が33%以上なら水を加 えることにより、水含量が30%以下なら水を留去することにより30〜33% に調節される。 次亜リン酸およびそのアンモニウム塩をリン酸およびそのアンモニウム塩に転 化するために、1.65lbsの35%過酸化水素を添加した。過酸化水素の添 加は、生成物溶液の臭いと色の両方を改良した。この方法により、固形分含量3 0〜32%、活性24〜29%およびガードナー1〜2カラーの、色が安定した イセチオン酸ココイルアンモニウム溶液が形成された。 反応混合物を中和するために水酸化アンモニウムを用いることは、いくつかの 利点があると考えられる。それは反応混合物と完全に相溶性である。それが形成 するいかなる副産物も水溶性である。反応混合物中の任意の遊離脂肪酸との反応 がなんら不都合な影響なく起こり得る。過剰の水酸化アンモニウムはある時間を かけて消え失せる傾向がある。さらに、反応混合物は実施例2で用いられたトリ エタノールアミンを含んでおらず、実施例2のACI溶液の色に関して起こった ような、過酸化水素の添加に際して起こる悪影響はない。 実施例4 ACIの組成物に対する1H NMR法 約0.03gの反応混合物をTMS0.5%(v/v)を含むd6-DMSOに 溶解し1mlの体積に希釈した。1ml。バリアン・ユナイテッド(Varia n United)400 NMRスペクトロメーターを400MHzで操作し て1H NMRスペクトルを記録した。スルホネート基に隣接するCH2基につい てのw2.77におけるトリプレットの積算を用いてACIの相対モル量を示し た。カルボキシル基に隣接するCH2基についてのw2.67におけるトリプレ ットの積算を用いて脂肪酸(RCOOH)の相対モル量を示した。相対モル量を 用い、以下の方法により、ACI/AI/脂肪酸のモル比を計算し、次に生成物 中のこれらの分子の重量%を計算した。w2.77、w2.67、w1.18に おける各ピークの積算面積を、これら三つのピークの合計積算面積で割ることに より、ACI、AIおよびRCOOHのモル比を計算した。次に、ACIのモル %をAIとACIとの合計モル%で割ることによりIAの転化率%を算出した。 実施例3のように水酸化アンモニウム中和技術を用いると、反応生成物の組成 は、(a)イセチオン酸ココイルアンモニウム、(b)イセチオン酸アンモニウ ム、(c)ヤシ油脂肪酸、(d)過剰に使用された水酸化アンモニウム、(e) アンモニウム−脂肪酸反応生成物のようなアンモニウム生成物、(f)水、およ び(g)触媒を含む。 この反応混合物は、有用な洗剤添加物または例えばシャンプー、液状ハンドソ ープ等のような、高い成分溶解性が要求されるクリーニング用製品の製造用のベ ースである。 イセチオン酸ココイルアンモニウムは、ナトリウム塩またはカリウム塩のエス テルよりもずっと水可溶性である。ナトリウム塩のエステルは、特に、固いバー が望まれるトイレットソープバーに有用である。対応するナトリウム塩のエステ ルより可溶性のイセチオン酸ココイルカリウムは、クレンジングバーが固い必要 がない場合またはソープゲルタイプの生成物が望まれる場合に有用である。イセ チオン酸ココイルアンモニウムは可溶性が高く、従ってシャンプーを処方するに 非常に魅力のある生成物である。 本発明はその望ましい性質故に主にイセチオン酸ココイルアンモニウムの製造 に関するが、製法はより一般的に有用である。例えば、温度とpHについての本 発明の条件下におけるエチレンオキシドと重亜硫酸塩との反応は、望ましくない 副産物、特にエチレングリコールの形成が抑制または制限されているので、アル カリ金属およびアルカリ土類金属塩の脂肪酸エステルの製造に有用である。よっ て、本発明の方法は、イセチオン酸塩の他の脂肪酸エステルと同様に、イセチオ ン酸ココイルナトリウムおよびイセチオン酸ココイルカリウムの製造に有用であ る。 さらに、本発明で用いられる脂肪酸は、ヤシ油または脂肪酸内容がヤシ油に似 ているものから得られる脂肪酸に限定されない。パーム油、ババスヤシ油、大豆 油、ヒマシ油、獣脂油、鯨および魚油、グリース、ラードからの油およびそれら の油の混合物が全て、部分的または完全にヤシ油に代わって用いることができる 。 しかしながら、イセチオン酸アンモニイウムのヤシ油エステルは、通常、人の皮 膚に用いられるクリーニング組成物の処方に好ましい。 エステル化中の触媒は通常酸性の一般的な触媒であってよい。好ましい触媒は 、次亜リン酸とメタンスルホン酸との混合物であるが、これらのいずれも単独で 作用する。エチレングリコールの生成を減らすために、pHの制限と温度の制限 を遵守することが重要なようである。 イセチオン酸ココイルアンモニウム以外のイセチオン酸エステルの製造に本発 明の方法が用いられる場合、最終的pHを所望の値に調節するために添加される 中和剤は、通常、イセチオン酸塩がそれから形成されている塩基に対応する塩基 性物質とすべきであるが、必ずしもそうでなくてもよい。例えば、本発明のイセ チオン酸ココイルナトリウムを製造する場合、普通、水酸化ナトリウム、重炭酸 ナトリウムまたは炭酸ナトリウムが望ましい中和剤となろう。従って、反応生成 物は、(a)イセチオン酸ココイルナトリウム、(b)イセチオン酸ナトリウム 、(c)ヤシ油脂肪酸、(d)ヤシ油脂肪酸ナトリウムセッケン、(e)未反応 の水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、他の塩基状ナトリウム、(f)未反応触 媒および(g)水を含む。より広くは、中和剤は、アルカリ金属、アルカリ土類 金属、または塩基性アミンもしくはトリエタノールアミンのような置換アミンを 含む塩基性物質であってもよい。最終用途に適した塩基性物質を使用すべきであ る。 本発明の好ましい態様の詳細を参照に本発明を先に開示したが、そのような開 示は説明のためであり限定的な意味はない。開示された方法および組成物におい て、本発明の性質および請求の範囲内における修正を行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,BR,CA,JP (72)発明者 クルーズ、リチャード、ピー アメリカ合衆国29681サウス・カロライナ、 シンプソンビレ、ランスロット・ドライブ 202番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(1)pHを約5.5〜約6.5の範囲に維持し温度を25℃〜85℃の範 囲に維持しつつエチレンオキシドと重亜硫酸塩を水溶液中で反応させてイセチオ ン酸塩を形成する工程と、 (2)前記イセチオン酸塩を脂肪酸と反応させる工程と を含むイセチオン酸塩の脂肪酸エステルの製造方法。 2.前記重亜硫酸塩が重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウムまたは重亜硫酸ア ンモニウムである請求項1記載の製造方法。 3.前記脂肪酸がC6〜C22脂肪酸混合物を含む請求項2記載の製造方法。 4.前記脂肪酸が、重量基準でC106%、C1249〜51%、C1418〜19% 、C169〜10%、C18:07%、C18:11〜3%の脂肪酸類を含んでなる組成物 を含む請求項3記載の製造方法。 5.工程(2)が、メタンスルホン酸および次亜リン酸を含んでなる触媒の存在 下に行われる請求項1記載の製造方法。 6.前記pH範囲が約5.8〜約6.2であり前記温度範囲が約60℃〜約65 ℃である請求項1記載の製造方法。 7.要すればトリエタノールアミンと水酸化アンモニウムからなる群より選ばれ る塩基性物質を用いて反応混合物を中和して5.5〜6.5の範囲のpHを得る さらなる工程を含む請求項1記載の製造方法。 8.前記重亜硫酸塩が重亜硫酸アンモニウムを含み前記反応混合物が要すれば水 酸化アンモニウムの添加により中和される請求項3記載の製造方法。 9.さらに、要すればトリエタノールアミンと水酸化アンモニウムからなる群よ り選ばれる塩基性物質を用いて反応混合物を中和して前記範囲のpHとすること を含む請求項6記載の製造方法。 10.(1)pHを約5.5〜約6.5の範囲に維持し温度を25℃〜85℃の 範囲に維持しつつエチレンオキシドと重亜硫酸アンモニウムを水溶液中で反応さ せてイセチオン酸アンモニウムを形成する工程と、 (2)前記イセチオン酸アンモニウムを脂肪酸と反応させる工程と を含むイセチオン酸アンモニウムの脂肪酸エステルの製造方法。 11.前記脂肪酸がヤシ油を含む請求項10記載の製造方法。 12.前記イセチオン酸アンモニウムと前記脂肪酸の前記反応が酸性触媒の存在 下に行われる請求項10記載の製造方法。 13.トリエタノールアミン、水酸化アンモニウムおよびそれらの混合物からな る群より選択される塩基性物質を添加することにより反応混合物を中和してpH を前記範囲に調節するさらなる工程を含む請求項12記載の製造方法。 14.前記脂肪酸が、重量基準でC106%、C1249〜51%、C1418〜19 %、C169〜10%、C18.07%、C18.11〜3%の脂肪酸類を含んでなる組成 物である請求項11記載の製造方法。 15.工程(2)が、メタンスルホン酸および次亜リン酸を含んでなる触媒の存 在下に行われる請求項12記載の製造方法。 16.工程(1)において前記pH範囲が約5.8〜約6.2であり前記温度範 囲が約60℃〜約65℃である請求項12記載の製造方法。 17.水溶液のpHを約5.5〜約6.5の範囲に維持しつつその水溶液の温度 を約25℃〜約85℃の範囲に維持するのに充分な速度で、二酸化イオウとエチ レンオキシドをその水溶液中のアンモニアに添加することを含むイセチオン酸ア ンモニウムの製造方法。 18.前記温度範囲が約60℃〜約65℃であり前記pH範囲が約5.8〜約6 .2である請求項17記載の製造方法。 19.(1)水溶液のpHを約5.8〜約6.2の範囲に維持しつつその水溶液 の温度を約60℃〜約65℃の範囲に維持するのに充分な速度で、二酸化イオウ とエチレンオキシドをその水溶液中のアンモニアに添加してイセチオン酸アンモ ニウムを形成する工程と、 (2)メタンスルホン酸および次亜リン酸を含んでなる触媒の存在下に前記イ セチオン酸アンモニウムとヤシ油脂肪酸を反応させる工程と、 を含むイセチオン酸ココイルアンモニウムの製造方法。 20.反応混合物を要すれば水酸化アンモニウムで中和するさらなる工程を含む 請求項19記載の製造方法。 21.(a)イセチオン酸塩の脂肪酸エステル、(b)前記イセチオン酸塩、( c)未反応状態の前記脂肪酸、(d)前記塩形成体を形成する塩基性物質、およ び(e)水を含む反応混合物。 22.以下の所定の物質を含む請求項21記載の反応混合物:(a)イセチオン 酸ココイルアンモニウム、(b)イセチオン酸アンモニウム、(c)ヤシ油脂肪 酸、(d)トリエタノールアミン、水酸化アンモニウムおよびそれらの混合物か らなる群より選択される塩基性物質、および(e)水。 23.前記イセチオン酸塩がアルカリ金属の塩を含む請求項21記載の反応混合 物。 24.(a)イセチオン酸塩の脂肪酸エステル、(b)前記イセチオン酸塩、( c)未反応状態の前記脂肪酸、(d)前記塩形成体を形成する塩基性物質、およ び(e)水を含み、請求項1記載の製造方法により得られる反応混合物。
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