JPH09503986A - 紙その他のシート材料のロール用のチューブ状コア集成体 - Google Patents

紙その他のシート材料のロール用のチューブ状コア集成体

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JPH09503986A JP7506656A JP50665695A JPH09503986A JP H09503986 A JPH09503986 A JP H09503986A JP 7506656 A JP7506656 A JP 7506656A JP 50665695 A JP50665695 A JP 50665695A JP H09503986 A JPH09503986 A JP H09503986A
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Abstract

(57)【要約】 紙その他のシート材料のロール用のチューブ状コア集成体は、板紙材料の多重ラップにより形成される中空の円筒状コア部材を有し、環状カラーがコア部材の対向する各端部内に配置され、各カラーはコア部材の内側環状面に取着される外側環状面を有する非等方性材料の剛性体である。金属またはプラスチック材料の環状端部部材がチューブ状コア集成体の各端部においてカラー内に配置されたスリーブ部を有し、スリーブ部はカラーの内側環状面に取着された外側環状面と、ロール支持チャックを受けるように形成された内側環状面とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】 紙その他のシート材料のロール用のチューブ状コア集成体技術分野 本発明は、紙その他のシート材料のロール用のチューブ状コア集成体に関する 。発明の背景 1989年10月17日付で付与された米国特許第4,874,139号には 、板紙材料の多重ラップ(multiple wraps)により形成された中 空の円筒状コア(core)部材と、中空円筒状コア部材の対向する各端部に配 設された圧縮木材の環状カラー(collar)とを備えたチューブ状コア集成 体が記載されている。かかるチューブ状コア集成体の改良が1992年1月27 日付で出願された本発明者の発明に係る米国特許出願第07/825,887号 に記載の発明の要旨となっている。本明細書においては、前記した米国特許およ び特許出願の内容を引用してその説明に代える。使用後は、チューブ状コア集成 体のカラーは、コア部材が、例えば破砕または再パルプ化(repulping )によりリサイクルすることができるように、コア部材から取り出される。カラ ーもまた、別に破砕および再パルプ化することができる。これらのチューブ状コ ア集成体は、容易にリサイクルすることができる構成部品を有する使い捨て製品 とされている。かかる製品は、数多くの用途に適している。 しかしながら、ある場合、例えば、チューブ状コア集成体が使用中に比較的高 い応力を受けるような場合には、チューブ状コア集成体の各端部の少なくともあ る部分は、板紙材料または圧縮木材の多重ラップよりも強力な材料からつくるの が有利であると考えられる。 前記した各端部は、支持プラグは自動化された大きい容積の圧縮ルームにおい てロール形成系を損なうので、かかるプラグを使用することなく、著しく瞬時的 な破砕衝撃に耐えるのに十分な強度を有するのが有利である。 コア部材が1種類または他の種類の金属端部キャップを有しているチューブ状 コア集成体を提供することが長年に亘って知られている。しかしながら、かかる 先行技術のチューブ状コア集成体の構成部品は、再使用するために損傷を与える ことなく金属端部キャップをコア部材から分離するのが困難であるとともに、コ ア部材は再パルプ化を行なうためには比較的厚く、しかも容易には破砕されない ので、容易には再使用またはリサイクルされない。 従って、本発明の目的は、各端部の少なくとも一部が比較的強力な材料からな り、しかも構成部品を容易に再使用またはリサイクルすることができるチューブ 状コア集成体を提供することにある。発明の開示 本発明の一の観点によれば、紙その他のシート材料のロール用のチューブ状コ ア集成体が提供されている。このチューブ状コア集成体は、板紙材料の多重ラッ プにより形成される中空の円筒状コア部材と、コア部材の対向する各端部内に配 設される環状のカラーとを備え、各カラーは非等方性材料からなる剛性体である とともにコア部材の内側環状面に取着される外側環状面を有し、更にチューブ状 コア集成体の各端部においてカラー内に配置されるスリーブ部を有する金属また はプラスチック材料の環状端部部材を備え、前記スリーブ部はカラーの内側環状 面に取着される外側環状面とロール支持チャックを受けるように形成された内側 環状面とを有する構成に係る。板紙(paperboard)なる語は、紙を含 むものである。 使用後は、金属またはプラスチック環状端部部材、カラーおよびコア部材は、 端部部材に損傷を与えることなく容易に分離することができる。端部部材はかく して再使用することができ、カラーおよびコア部材はリサイクルすることができ る。 各環状端部部材は、カラーの端部とコア部材の端部に交差してスリーブ部から 半径方向外方へ延びる端部を有することができる。各環状端部部材はまた、端部 から後方へ延びるとともにコア部材の外側面を包囲する外側部を有することがで きる。 コア部材と各カラーはそれぞれ、チューブ状コア集成体の各端部においてそれ ぞれの端部から内方へ延びるとともに、ロール支持チャックの突起を受けるよう に各端部部材のノッチが着座する凹部を有することができる。 各環状部材のスリーブ部は、約3乃至約5インチの範囲の内径と約0.03イ ンチの壁厚とを有することができ、各カラーは約3.5乃至約5.5インチの範 囲の外径を有することができ、コア部材は約4乃至約6インチの範囲の外径を有 することができる。 各環状端部部材のスリーブ部は、約1.5乃至約4インチの範囲の長さを有す ることができ、各カラーは約2乃至約6インチの範囲の長さを有することができ 、コア部材は約2乃至約10フィートの範囲の長さを有することができる。 各端部部材のスリーブ部は、チューブ状コア集成体の各端部において少なくと も1つの半径方向へ突出するラグを有することができ、コア部材と各カラーはト ルクと軸線方向のチャック圧を端部部材からコア部材へ容易に伝達することがで きるようにラグを受ける少なくとも1つのラグ受けノッチを各端部に有すること ができる。各端部部材のスリーブ部は、直径方向に対向する位置に一対の前記ラ グを有することができ、コア部材と各カラーはそれぞれ前記ラグを受ける直径方 向に対向する位置に一対のラグ受けノッチを同様に有するができる。 各カラーと端部部材のスリーブ部は、ロール支持チャックの突起を受けるノッ チを提供するように、チューブ状コア集成体の各端部においてそれぞれの端部か ら内方へ延びる凹部を有しており、前記突起受けノッチは前記対をなすラグノッ チ間の周方向の中間に配置されるように構成することができる。 前記ラグが配設される場合には、各環状の端部部材のスリーブ部は、約3乃至 約5インチの範囲の内径と、約0.15インチの壁厚とを有することができ、各 カラーは約3.5乃至約5.5インチの範囲の外径を有することができ、コア部 材は約4乃至約6インチの範囲の外径を有することができる。各環状部材のスリ ーブ部は約1.5乃至約5インチの範囲の長さを有することができ、各カラーは 約2乃至約6インチの範囲の長さを有することができ、コア部材は約2乃至約1 0フィートの範囲の長さを有することができる。 本発明の別の観点によれば、紙その他のシート状材料のロール用のチューブ状 コア集成体が提供されている。このチューブ状コア集成体は、板紙材料の多重ラ ップにより形成される中空の円筒状コア部材と、コア部材の対向する各端部内に 配設され、コア部材の内側環状面に取着される外側環状面とロール支持チャック を受けるように形成された内側環状面とを有する金属またはプラスチック材料の 環状端部部材と、チューブ状コア集成体の各端部において少なくとも1つの半径 方向へ突出するラグを有する各端部部材とを備え、前記コア部材はトルクと軸線 方向のチャック圧を端部部材からコア部材へ容易に伝達することができるように 各端部部材の各ラグを受ける少なくとも1つのラグ受けノッチを各端部に有する 構成に係る。 使用後は、端部部材は、コア部材から損傷なしに容易に分離することができる 。端部部材はかくして再使用することができ、コア部材は、例えば、破砕および 再パルプ化によりリサイクルすることができる。 各端部部材は、直径方向に対向する位置に一対の前記ラグを有することができ 、コア部材は各端部の直径方向に対向する位置に前記ラグを受ける一対のラグ受 けノッチを有することができる。 各端部部材は、ロール支持チャックの突起を受けるようにチューブ状コア集成 体の各端部から内方へ延びるノッチを有することができ、突起を受ける該ノッチ は前記対をなすラグノッチ間の周方向の中間に配置される。 端部部材の壁厚のコア部材の壁厚に対する比は、約1.3:1乃至約1.5: 1の範囲とすることができる。 各端部部材は、約3乃至約5インチの範囲の内径と、約3.5乃至約5.5イ チの範囲の外径とを有することができ、コア部材は約4乃至約6インチの範囲の 外径を有することができる。各端部部材は、約1.5乃至約5インチの範囲の長 さを有することができ、コア部材は約2乃至約10フィートの長さを有すること ができる。 各ラグは略矩形の断面を有し、各ラグ受けノッチは各ラグが締り嵌めする対応 する矩形断面を有することができる。 本発明の更に別の観点によれば、紙その他のシート状材料のロール用のチュー ブ状コア集成体が提供されている。このチューブ状コア集成体は、板紙材料の多 重ラップにより形成される中空の円筒状コア部材と、コア部材の対向する各端部 内に配設され、コア部材の内側環状面に取着される外側環状面を有する金属また はプラスチック材料の環状端部部材と、チューブ状コア集成体の各端部において 環状端部部材内に配置され、非等方性材料から形成され、端部部材の内側環状面 に取着される外側面とロール支持チャックを受ける形状に形成された内側環状面 とを有する環状カラーとを備え、各端部部材はチューブ状コア集成体の各端部に おいて少なくとも1つの半径方向外方へ突出するラグを有し、コア部材は各端部 に外方へ突出するラグを受ける少なくとも1つのラグ受けノッチを有し、各端部 部材はまたチューブ状コア集成体の各端部に少なくとも1つの半径方向内方へ突 出するラグを有し、カラーは各端部に内方へ突出するラグを受ける少なくとも1 つのラグ受けノッチを有する構成に係る。外方および内方へ突出するラグはトル クと軸線方向のチャック圧をカラーからコア部材へ容易に伝達する。 外方および内方へ突出するラグは、互いに隣接しかつ同じ半径上に位置するこ とができる。 各端部部材は、直径方向に対向する位置に一対の前記外方へ突出するラグを有 するとともに、直径方向に対向する位置に一対の前記内方へ突出するラグを有し 、各外方へ突出するラグは内方へ突出する各1つのラグに隣接しかつこのラグと 同じ半径上に位置するように構成することができる。 各端部部材と各カラーはそれぞれ、ロール支持チャックの突起を受けるノッチ を提供するようにチューブ状コア集成体の各端部においてそれぞれの端部から内 方へ延びる凹部を有し、前記突起受けノッチは前記対をなす外方および内方へ突 出するラグ間の周方向の中間に配置されるように構成することができる。 各カラーは、約3乃至約5インチの範囲の内径を有し、各端部部材は約3.3 乃至約5.3インチの範囲の内径と約0.15インチの壁厚とを有し、コア部材 は約4乃至約6インチの範囲の外径を有するように構成することができる。 各カラーは約1.5乃至約5インチの範囲の長さを有し、各端部部材は約1. 5乃至約5インチの範囲の長さを有し、コア部材は約2乃至約10フィートの範 囲の長さを有することができる。図面の簡単な説明 以下、本発明の実施例を、一例として、図面に関して説明するが、図面におい て、 図1は、本発明の一実施例に係るチューブ状コア集成体の分解斜視図であり、 図2は、集成した状態にある図1のチューブ状コア集成体側断面図であり、 図3は、本発明の第2の実施例に係るチューブ状コア集成体の分解斜視図であ り、 図4は、集成状態にある図3のチューブ状コア集成体の側断面図であり、 図5は、図4のチューブ状コア集成体の端面図であり、 図6は、本発明の第3の実施例に係るチューブ状コア集成体の分解斜視図であ り、 図7は、集成状態にある図6のチューブ状コア集成体の側断面図であり、 図8は、図7のチューブ状コア集成体の端面図であり、 図9は、本発明の第4の実施例に係るチューブ状コア集成体の分解斜視図であ り、 図10は、図9のチューブ状コア集成体の側断面図であり、 図11は、図9のチューブ状コア集成体の端面図である。発明を実施するための最良の形態 図面について説明すると、図1および図2には、中空円筒状のコア部材12と 、コア部材12の対向する各端部内に取着される環状のカラー14と、各カラー 14内に取着されるスリーブ部18を有する金属性の環状端部部材16とを備え た紙ロール用のチューブ状コア集成体が示されている。コア部材は、厚さが0. 012インチの約90%木繊維である螺旋状に巻いたクラフト板紙のストリップ (即ち、プライ)から形成され、これらのストリップは幅が約10インチであり 、約20°の巻き角度で巻かれている。コア部材12は、1965年7月13日 付で付与された米国特許第3,194,275号[ビッグズ・ジュニア(Big gs,Jr.)等]の記載に従って構成することができ、本明細書においてはこ の米国特許を引用してその説明に代える。この米国特許には、カーぺット材料の ような重質のシート材料のコアまたはキャリヤとして使用されるべき螺旋状に巻 かれた紙チューブが記載されており、このチューブは約12フィートの長さを通 常は有している。これに対して、本発明のコア部材12は、通常は、長さが約5 乃至10フィートである。紙ロール用の従来のコア部材は通常、厚さが約0.0 35インチ、幅が約4乃至5インチで、螺旋巻き角度が約65°のプライから形 成される。 本発明の好ましい実施例において使用される、上記したクラフト板紙は、上記 した態様で形成されるコア部材12に組み込まれると、コア部材12の長手方向 と略平行しかつ寸法安定性の保持に寄与する比較的長い繊維を有する。 各カラー14は、例えば、成形木材(moldwood)のような圧縮木材の ごとき非等方性(non−isotropic)の材料から形成され、コア部材 12の端部に滑り嵌めする外側環状面を有している。各カラー14は、トルクが カラー14からコア部材12に的確に伝達されるように適宜ののり(glue) により所定位置に取着される。 各金属性の端部部材16のスリーブ部18は、各カラー14に滑り嵌めする外 側環状面を有している。各スリーブ部18は、トルクがスリーブ部18からカラ ー14に的確に伝達されるように適宜ののりにより所定位置に取着される。端部 20は、各カラー14の端部22およびコア部材12の各端部24と交差してス リーブ部18から半径方向に延びている。外側部26は、端部部材20から後方 へ延びるとともに、コア部材12の外面を包囲している。 コア部材12と各カラー14は、端部から内方へ延びる矩形の凹部28、30 をそれぞれ有しており、該凹部には、各端部部材16の矩形のノッチ32が着座 してロール支持チャックの突起を受けるようになっている。スリーブ部18の内 側環状面は、チャックを受けるように形成されている。 図1および図2に関して説明したチューブ状のコア集成体は、紙ロールのコア として有用である。実際に、紙ロールは、重さが約1トンであり、直径が約40 インチとすることができる。紙がコアに巻かれあるいはコアから巻き出されると きには、紙は一定の線速度で走行するから、ロールの径が減少するにつれて、分 当り160−1600回転の速度となる。 使用後は、金属の端部部材16はカラー14から損傷を受けることなく取り出 す(pry)ことができ、かつ、カラー14はコア部材12から取り出すことが できる。金属端部部材16は再使用することができ、しかもカラー14とコア部 材16は、破砕または再パルプ化により別にリサイクルすることができる。 金属端部部材16のスリーブ部18は、約3乃至約5インチの範囲の内径と、 約0.03インチの壁厚を有し、カラー14は、約3.5乃至約5.5インチの 範囲の外径を有し、コア部材12は約4乃至約6インチの範囲の外径を有するこ とができる。 金属端部部材16のスリーブ部18は、約1.5乃至約4インチの範囲の長さ を有し、カラー14は約2乃至約6インチの範囲の範囲の長さを有し、コア部材 12は約2乃至約10フィートの長さを有することができる。 本発明のこの実施例の一の特定例においては、金属端部部材16のスリーブ部 18は、3インチの内径と、0.031インチの壁厚と、3インチの長さとを有 する。カラー14は、約3.6インチの外径と、3.5インチの長さとを有する 。コア部材12は、4インチの外径と、4.5フィートの長さを有する。 金属端部部材16は、適宜の鉄、例えば、炭素C10または炭素C20からつ くることができる。あるいは、端部部材16は、適宜のプラスチック材料、例え ば、射出成形等級の25%ガラス充填ナイロンタイプ6から形成することができ る。 上記したチューブ状コア集成体の部品は、容易に再使用あるいはリサイクルす ることができるだけでなく、チューブ状コア集成体は比較的薄壁のコア部材の利 点を金属またはプラスチック端部部材の強度と組み合わせることができる。 次に、図3乃至図5について説明すると、本発明の第2の実施例に係るチュー ブ状コア集成体は、中空の円筒状コア部材42と、コア部材42の対向する各端 部内に取着される環状のカラー44と、各カラー44内に取着されるスリーブ部 48を有する金属環状端部部材46とを備えている。コア部材42は、上記した 実施例のコア部材12と同様の態様で構成され、カラー44は上記した実施例の カラー14と同様の態様で構成される。各カラー44は、コア部材12の端部に 滑り嵌めされる外側環状面を有し、適宜ののりにより所定の位置に取着される。 各金属端部部材46のスリーブ部48は、各カラー14に滑り嵌めされる外側 環状面を有するとともに、適宜ののりで所定位置に取着される。各端部部材46 は、コア部材42の端部のスリーブ部48の端部から直径方向の対向する位置に おいて半径方向外方へ突出する矩形断面の一対のラグ(lug)50、52を有 している。ラグ50、52はカラー44およびコア部材42の対応する位置にあ る矩形断面の凹部54、56および58、60にそれぞれ配置される。ラグ50 、52は、トルクおよび軸線方向のチャック圧を端部部材46からコア部材42 へ容易に伝達するとともに、これらは、直径方向に対向して配置されているから 、チューブ状コア集成体の回転の際に動釣合いを提供することができる。 各金属端部部材46のスリーブ部48と各カラー44は、ラグ50と52との 間の周方向中間位置においてそれぞれの端部から内方へ延びる矩形断面のノッチ 61、62をそれぞれ有し、ロール支持チャックの突起を受けるようになってい る。各金属端部部材46のスリーブ部48の内側環状面は、チャックを受けるこ とができる形状に形成されている。 図3乃至図5に関して上記したチューブ状コア集成体は、図1および図2に関 して上記したチューブ状コア集成体と同じ態様で使用することができる。 金属端部部材6のスリーブ部48は、約3乃至約5インチの範囲の内径と、約 0.15インチの壁厚を有することができ、カラー44は約3.5乃至約5.5 インチの範囲の外径を有することができ、コア部材42は約4乃至約6インチの 範囲の外径を有することができる。 金属端部部材46のスリーブ部48は、約1.5乃至約5インチの範囲の長さ を有することができ、カラー44は約2乃至約6インチの範囲の長さを有するこ とができ、コア部材42は約2乃至約10フィートの範囲の長さを有することが できる。 本発明のこの実施例の特定例においては、金属端部部材46のスリーブ部48 は3インチの内径と、0.15インチの壁厚と、1.5インチの長さとを有する 。カラー44は、3.6インチの外径と、2インチの長さとを有する。コア部材 42は、4インチの外径と、4.5フィートの長さとを有する。 本実施例は、上記したチューブ状コア集成体の部品が容易に再使用あるいはリ サイクルすることができるだけでなく、チューブ状コア集成体が比較的薄壁のコ ア部材の利点を金属端部部材の強度と組み合わせることができる。 上記した実施例と同様に、金属端部部材42は、適宜の鉄から形成することが できる。あるいは、端部部材42は、適宜のプラスチック材料から形成すること ができる。 次に、図6乃至8について説明すると、本発明の第3の実施例に係るチューブ 状コア集成体は、中空の円筒状コア部材62と、コア部材62の対向する各端部 内に配置されるスリーブ部66を有する厚肉の環状端部部材64とを備えている 。コア部材62は、上記実施例のコア部材12および42と同様の態様で構成さ れる。 各端部部材64のスリーブ部66は、コア部材62の端部に滑り嵌めされる外 側環状面を有するとともに、適宜ののりにより所定の位置に取着される。各端部 部材64は、コア部材62の端部のスリーブ部66の端部から直径方向の対向す る位置において半径方向外方へ突出する矩形断面の一対のラグ68、70を有し ている。ラグ68、70は、コア部材62の対応する位置にある矩形断面の凹部 72、74に配置される。ラグ60、70は、トルクおよび軸線方向のチャック 圧を金属端部部材66からコア部材62へ容易に伝達するとともに、これらは、 直径方向に対向して配置されているから、チューブ状コア集成体の回転の際に動 釣合いを提供することができる。 各金属端部部材64のスリーブ部66は、ラグ68と70との間の周方向中間 位置においてそれぞれの端部から内方へ延びる矩形断面のノッチ76を有し、ロ ール支持チャックの突起を受けるようになっている。スリーブ部66の内側面は 、チャックを受けることができる形状に形成されている。 図6乃至図8に関して上記したチューブ状コア集成体は、図1および図2に関 して上記した実施例と同じ態様で使用することができる。 端部部材の壁厚のコア部材の壁厚に対する比は、約1.3:1乃至約1.5: 1の範囲にある。各端部部材64のスリーブ部66は、約3乃至約5インチの範 囲の内径と、約3.5乃至約5.5インチの範囲の外径とを有している。コア部 材62は、約4乃至約6インチの範囲の外径を有している。各端部部材は、約1 .5乃至約5インチの範囲の長さを有し、コア部材は約2乃至約10フィートの 範囲の長さを有している。 本発明の特定の例においては、端部部材の壁厚のコア部材の厚さに対する比は 、1.5:1である。各端部部材64のスリーブ部66は、3インチの内径と、 3.6インチの外径と、1.5インチの長さとを有する。コア部材62は、4イ ンチの外径と、4.5フィートの長さとを有する。 本実施例は、上記したチューブ状コア集成体の部品が容易に再使用あるいはリ サイクルすることができるだけでなく、チューブ状コア集成体が比較的薄壁のコ ア部材の利点を金属端部部材の強度と組み合わせることができ、これにより端部 プラグの支持を必要とすることなく著しく瞬時の衝撃に耐えるのに十分なものと なる。端部部材64は、上記した実施例の組み合わされた端部部材46とカラー 44と同じ厚さを有している。 上記した実施例と同様に、金属端部部材64は、適宜の鉄から形成することが できる。あるいは、端部部材64は、適宜のプラスチック材料から形成すること ができる。 次に、図9乃至11について説明すると、本発明の第4の実施例に係るチュー ブ状コア集成体は、中空の円筒状コア部材82と、コア部材82の対向する各端 部内に取着されるスリーブ部86を有する金属端部部材84と、各スリーブ部8 6内に取着されたカラー88とを備えている。コア部材84は、上記実施例のコ ア部材と同様の態様で構成され、カラー88は上記実施例のカラーと同じ態様で 構成される。各端部部材84のスリーブ部86は、コア部材82の端部に滑り嵌 めされる外側環状面を有するとともに、適宜ののりにより所定の位置に取着され る。各カラー88は、各スリーブ部86に滑り嵌めされる外側環状面を有すると ともに、適宜ののりにより所定の位置に取着される。 各端部部材84のスリーブ部86は、コア部材82の端部のスリーブ部86の 端部から直径方向の対向する位置において半径方向外方へ突出する矩形断面の一 対のラグ90、92を有している。ラグ90、92は、コア部材82の対応する 位置にある矩形断面の凹部94、96に配置される。各端部部材84のスリーブ 部86はまた、直径方向の対向する位置において半径方向内方へ突出する矩形断 面の一対のラグ98、100を有している。各外方へ突出するラグ90、92は 、内方へ突出するラグ98または100に隣接しかつ同じ半径上に配置されてい る。ラグ98、100は、カラー88の対応する位置の矩形断面の凹部102、 104に配置されている。ラグ90、98と92、100は、トルクおよび軸線 方向のチャック圧をカラー88からコア部材82へ容易に伝達するとともに、こ れらは、直径方向に対向して配置されているから、チューブ状コア集成体の回転 の際に動釣合いを提供することができる。 各カラー88と各端部部材のスリーブ部86は、ラグ90、100と92、1 02との間の周辺方向の中間位置にそれぞれの端部から内方へ延びる矩形断面の 凹部106、108をそれぞれ有し、ロール支持チャックの突起を受けるノッチ を形成している。カラー88の内側環状面は、チャックを受けるように形成され ている。 図9乃至図11に関して上記したチューブ状コア集成体は、上記した実施例と 同じ態様で使用することができる。 カラー88は、約3乃至約5インチの範囲の内径を有することができ、端部部 材84のスリーブ部86は約3.3乃至約5.3インチの内径と約0.15イン チの壁厚とを有することができ、コア部材は約4乃至約6インチの範囲の外径を 有することができる。 カラー88は、約1.5乃至約5インチの範囲の長さを有することができ、端 部部材84のスリーブ部は約1.5乃至約5インチの長さを有することができ、 コア部材82は約2乃至約10フィートの範囲の長さを有することができる。 本発明のこの実施例の特定の例においては、カラー88は3インチの内径と1 .5インチの長さとを有する。端部部材84のスリーブ部86は3.3インチの 内径と、0.15インチの壁厚と、1.5インチの長さとを有する。コア部材8 2は、4インチの外径と4.5フィートの長さとを有する。 本実施例は、上記したチューブ状コア集成体の部品が容易に再使用あるいはリ サイクルすることができるだけでなく、チューブ状コア集成体が比較的薄壁のコ ア部材の利点を金属端部部材の強度と組み合わせることができる。 上記した実施例と同様に、金属端部部材84は、適宜の鉄から形成することが できる。あるいは、端部部材84は、適宜のプラスチック材料から形成すること ができる。 本発明を、紙ロールについての使用に関して主として説明したが、本発明はプ ラスチックフィルムのような他のシート材料のロールにも有用である。 当業者には本発明の実施例も明白であり、本発明の範囲は請求の範囲に定めら れている。 参照符号の説明 12 コア部材 62 コア部材 14 環状カラー 64 端部部材 16 金属端部カラー 66 スリーブ部 18 スリーブ部 68 ラグ 20 端部 70 ラグ 22 カラー端部 72 凹部 24 コア部材の端部 74 凹部 26 外側部 76 ノッチ 28 凹部 82 コア部材 30 凹部 84 端部部材 32 ノッチ 86 スリーブ部 42 コア部材 88 カラー 44 環状カラー 90 ラグ 46 端部部材 92 ラグ 48 スリーブ部 94 凹部 50 ラグ 96 凹部 52 ラグ 98 ラグ 54 凹部 100 ラグ 56 凹部 102 凹部 58 凹部 104 凹部 60 凹部 106 凹部 61 ノッチ 108 凹部
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年6月16日 【補正内容】 明細書 紙その他のシート材料のロール用のチューブ状コア集成体技術分野 本発明は、紙その他のシート材料のロール用のチューブ状コア集成体に関する 。発明の背景 1989年10月17日付で付与された米国特許第4,874,139号には 、板紙材料の多重ラップ(multiple wraps)により形成された中 空の円箇状コア(core)部材と、中空円筒状コア部材の対向する各端部に配 設された圧縮木材の環状カラー(collar)とを備えたチューブ状コア集成 体が記載されている。かかるチューブ状コア集成体の改良が1993年7月28 日付で特許されたカナダ国特許第2,060,363号の要旨となっている。使 用後は、チューブ状コア集成体のカラーは、コア部材が、例えば破砕または再パ ルプ化(repulping)によりリサイクルすることができるように、コア 部材から取り出される。カラーもまた、別に破砕および再パルブ化することがで きる。これらのチューブ状コア集成体は、容易にリサイクルすることができる構 成部品を有する使い捨て製品とされている。かかる製品は、数多くの用途に適し ている。 しかしながら、ある場合、例えば、チューブ状コア集成体が使用中に比較的高 い応力を受けるような場合には、チューブ状コア集成体の各端部の少なくともあ る部分は、板紙材料または圧縮木材の多重ラップよりも強力な材料からつくるの が有利であると考えられる。 前記した各端部は、支持プラグは自動化された大きい容積の圧縮ルームにおい てロール形成系を損なうので、かかるプラグを使用することなく、著しく瞬時的 な破砕衝撃に耐えるのに十分な強度を有するのが有利である。 コア部材が1種類または他の種類の金属端部キャップを有しているチューブ状 コア集成体を提供することが長年に亘って知られている。しかしながら、かかる 先行技術のチューブ状コア集成体の構成部品は、再使用するために損傷を与える ことなく金属端部キャップをコア部材から分離するのが困難であるとともに、コ ア部材は再パルプ化を行なうためには比較的厚く、しかも容易には破砕されない ので、容易には再使用またはリサイクルされない。 従って、本発明の目的は、各端部の少なくとも一部が比較的強力な材料からな り、しかも構成部品を容易に再使用またはリサイクルすることができるチューブ 状コア集成体を提供することにある。発明の開示 本発明の一の観点によれば、紙その他のシート材料のロール用のチューブ状コ ア集成体が提供されている。このチューブ状コア集成体は、板紙材料の多重ラッ プにより形成される中空の円筒状コア部材と、コア部材の対向する各端部内に配 設される環状のカラーとを備え、各カラーは非等方性材料からなる剛性体である とともにコア部材の内側環状面に取着される外側環状面を有し、更にチューブ状 コア集成体の各端部においてカラー内に配置されるスリーブ部を有する金属また はプラスチック材料の環状端部部材を備え、前記スリーブ部はカラーの内側環状 面に取着される外側環状面とロール支持チャックを受けるように形成された内側 環状面とを有する構成に係る。板紙(paperboard)なる語は、紙を含 むものである。 各端部部材のスリーブ部は、チューブ状コア集成体の各端部において一対の直 径方向に対向する半径方向へ突出したラグを有することができ、コア部材と各カ ラーはトルクと軸線方向のチャック圧を端部部材からコア部材へ容易に伝達する ことができるようにラグを受ける一対の直径方向に対向するラグ受けノッチを各 それぞれの端部に有する。 各カラーと端部部材のスリーブ部は、ロール支持チャックの突起を受けるノッ チを提供するように、チューブ状コア集成体の各端部においてそれぞれの端部か ら内方へ延びる凹部を有しており、突起受けノッチは前記対をなすラグノッチ間 の周方向の中間に配置される。 使用後は、金属またはプラスチック環状端部部材、カラーおよびコア部材は、 端部部材に損傷を与えることなく容易に分離することができる。端部部材はかく して再使用することができ、カラーおよびコア部材はリサイクルすることができ る。 各環状の端部部材のスリーブ部は、約76.2mm乃至約127mm(約3乃 至約5インチ)の範囲の内径と、約3.81mm(約0.15インチ)の壁厚と を有することができ、各カラーは約83.82乃至約134.62mm(約3. 5乃至約5.5インチ)の範囲の外径を有することができ、コア部材は約101 .6mm乃至約152.4mm(約4乃至約6インチ)の範囲の外径を有するこ とができる。各環状部材のスリーブ部は約38.1mm乃至約127mm(約1 .5乃至約5インチ)の範囲の長さを有することができ、各カラーは約50.8 mm乃至約152.4mm(約2乃至約6インチ)の範囲の長さを有することが でき、コア部材は約60.96cm乃至約304.8cm(約2乃至約10フィ ート)の範囲の長さを有することができる。 本発明の別の観点によれば、紙その他のシート状材料のロール用のチューブ状 コア集成体が提供されている。このチューブ状コア集成体は、板紙材料の多重ラ ップにより形成される中空の円箇状コア部材と、コア部材の対向する各端部内に 配設され、コア部材の内側環状面に取着される外側環状面とロール支持チャック を受けるように形成された内側環状面とを有する金属またはプラスチック材料の 環状端部部材とを備えている。 各端部部材は、チューブ状コア集成体の各端部の直径方向に対向する位置にお いて一対の半径方向に突出するラグを有し、コア部材はトルクと軸線方向のチャ ック圧を端部部材からコア部材へ容易に伝達することができるように各端部部材 の各ラグを受ける一対のラグ受けノッチを各端部に有している。各端部部材は、 ロール支持チャックの突起を受けるようにチューブ状コア集成体の各端部から内 方へ延びるノッチを有し、突起を受ける該ノッチは対をなすラグノッチ間の周方 向の中間に配置される。 使用後は、端部部材は、コア部材から損傷なしに容易に分離することができる 。端部部材はかくして再使用することができ、コア部材は、例えば、破砕および 再パルプ化によりリサイクルすることができる。 端部部材の壁厚のコア部材の壁厚に対する比は、約1.3:1乃至約1.5: 1の範囲とすることができる。 各端部部材は、約76.2mm乃至約127mm(約3乃至約5インチ)の範 囲の内径と、約88.9mm乃至約139.7mm(約3.5乃至約5.5イチ )の範囲の外径とを有することができ、コア部材は約101.6mm乃至約15 2.4mm(約4乃至約6インチ)の範囲の外径を有することができる。各端部 部材は、約38.11mm乃至約127mm(約1.5乃至約5インチ)の範囲 の長さを有することができ、コア部材は約60.96cm乃至約304.8cm (約2乃至約10フィート)の長さを有することができる。 各ラグは略矩形の断面を有し、各ラグ受けノッチは各ラグが締り嵌めする対応 する矩形断面を有することができる。 本発明の更に別の観点によれば、紙その他のシート状材料のロール用のチュー ブ状コア集成体が提供されている。このチューブ状コア集成体は、板紙材料の多 重ラップにより形成される中空の円筒状コア部材と、コア部材の対向する各端部 内に配設され、コア部材の内側環状面に取着される外側環状面を有する金属また はプラスチック材料の環状端部部材と、チューブ状コア集成体の各端部において 環状端部部材内に配置され、非等方性材料から形成され、端部部材の内側環状面 に取着される外側面とロール支持チャックを受ける形状に形成された内側環状面 とを有する環状カラーとを備え、各端部部材はチューブ状コア集成体の各端部に おいて少なくとも1つの半径方向外方へ突出するラグを有し、コア部材は各端部 に外方へ突出するラグを受ける少なくとも1つのラグ受けノッチを有し、各端部 部材はまたチューブ状コア集成体の各端部に少なくとも1つの半径方向内方へ突 出するラグを有し、カラーは各端部に内方へ突出するラグを受ける少なくとも1 つのラグ受けノッチを有する構成に係る。外方および内方へ突出するラグはトル クと軸線方向のチャック圧をカラーからコア部材へ容易に伝達する。 外方および内方へ突出するラグは、互いに隣接しかつ同じ半径上に位置するこ とができる。 各端部部材は、直径方向に対向する位置に一対の前記外方へ突出するラグを有 するとともに、直径方向に対向する位置に一対の前記内方へ突出するラグを有し 、各外方へ突出するラグは内方へ突出する各1つのラグに隣接しかつこのラグと 同じ半径上に位置するように構成することができる。 各端部部材と各カラーはそれぞれ、ロール支持チャックの突起を受けるノッチ を提供するようにチューブ状コア集成体の各端部においてそれぞれの端部から内 方へ延びる凹部を有し、前記突起受けノッチは前記対をなす外方および内方へ突 出するラグ間の周方向の中間に配置されるように構成することができる。 各カラーは、約76.2mm乃至約127mm(約3乃至約5インチ)の範囲 の内径を有し、各端部部材は約83.82mm乃至約134.62mm(約3. 3乃至約5.3インチ)の範囲の内径と約3.81mm(約0.15インチ)の 壁厚とを有し、コア部材は約101.6mm乃至約152.4mm(約4乃至約 6インチ)の範囲の外径を有するように構成することができる。 各カラーは、約38.1mm乃至約127mm(約1.5乃至約5インチ)の 範囲の長さを有し、各端部部材は約38.1mm乃至約127mm(約1.5乃 至約5インチ)の範囲の長さを有し、コア部材は約60.96cm乃至約304 .8cm(約2乃至約10フィート)の範囲の長さを有することができる。図面の簡単な説明 以下、本発明の実施例を、一例として、図面に関して説明するが、図面におい て、 図1は、本発明の一実施例に係るチューブ状コア集成体の分解斜視図であり、 図2は、集成した状態にある図1のチューブ状コア集成体側断面図であり、 図3は、図2のチューブ状コア集成体の端面図であり、 図4は、本発明の第2の実施例に係るチューブ状コア集成体の分解斜視図であ り、 図5は、集成状態にある図4のチューブ状コア集成体の側断面図であり、 図6は、図5のチューブ状コア集成体の端面図であり、 図7は、本発明の第3の実施例に係るチューブ状コア集成体の分解斜視図であ り、 図8は、図7のチューブ状コア集成体の側断面図であり、 図9は、図7のチューブ状コア集成体の端面図である。発明を実施するための最良の形態 図面について説明すると、図1および図2には、中空円筒状のコア部材42と 、コア部材42の対向する各端部内に取着される環状のカラー44と、各カラー 44内に取着されるスリーブ部48を有する金属性の環状端部部材46とを備え た本発明の第1の実施例に係るチューブ状コア集成体が示されている。コア部材 42は、厚さが0.3mm(0.012インチ)の約90%木繊維である螺旋状 に巻いたクラフト板紙のストリップ(即ち、プライ)から形成され、これらのス トリップは幅が約25.4cm(約10インチ)であり、約20°の巻き角度で 巻かれている。コア部材42は、1965年7月13日付で付与された米国特許 第3,194,275号[ビッグズ・ジュニア(Biggs,Jr.)等]の記 載に従って構成することができる。この米国特許には、カーペット材料のような 重質のシート材料のコアまたはキャリヤとして使用されるべき螺旋状に巻かれた 紙チューブが記載されており、このチューブは約365.76cm(約12フィ ート)の長さを通常は有している。これに対して、本発明のコア部材42は、通 常は、長さが約152.4乃至304.8cm(約5乃至10フィート)である 。紙ロール用の従来のコア部材は通常、厚さが約0.89mm(約0.035イ ンチ)、幅が約10.16乃至12.7cm(約4乃至5インチ)で、螺旋巻き 角度が約65°のプライから形成される。 本発明の好ましい実施例において使用される、上記したクラフト板紙は、上記 した態様で形成されるコア部材42に組み込まれると、コア部材12の長手方向 と略平行しかつ寸法安定性の保持に寄与する比較的長い繊維を有する。 各カラー44は、例えば、成形木材(moldwood)のような圧縮木材の ごとき非等方性(non−isotropic)の材料から形成され、コア部材 12の端部に滑り嵌めする外側環状面を有している。各カラー44は、トルクが カラー44からコア部材42に的確に伝達されるように適宜ののり(glue) により所定位置に取着される。 各金属端部部材46のスリーブ部48は、各カラー14に滑り嵌めされる外側 環状面を有するとともに、適宜ののりで所定位置に取着される外側環状面を有し ている。各端部部材46は、コア部材42の端部のスリーブ部48の端部から直 径方向の対向する位置において半径方向外方へ突出する矩形断面の一対のラグ( lug)50、52を有している。ラグ50、52はカラー44およびコア部材 42の対応する位置にある矩形断面の凹部54、56および58、60にそれぞ れ配置される。ラグ50、52は、トルクおよび軸線方向のチャック圧を端部部 材46からコア部材42へ容易に伝達するとともに、これらは、直径方向に対向 して配置されているから、チューブ状コア集成体の回転の際に動釣合いを提供す ることができる。 各金属端部部材46のスリーブ部48と各カラー44は、ラグ50と52との 間の周方向中間位置においてそれぞれの端部から内方へ延びる矩形断面のノッチ 61、62をそれぞれ有し、ロール支持チャックの突起を受けるようになってい る。各金属端部部材46のスリーブ部48の内側環状面は、チャックを受けるこ とができる形状に形成されている。 図1乃至図3に関して説明したチューブ状のコア集成体は、紙ロールのコアと して有用である。実際に、紙ロールは、重さが約1トンであり、直径が約40イ ンチとすることができる。紙がコアに巻かれあるいはコアから巻き出されるとき には、紙は一定の線速度で走行するから、ロールの径が減少するにつれて、分当 り160−1600回転の速度となる。 使用後は、金属の端部部材48は、カラー44から損傷を受けることなく取り 出す(pry)ことができ、かつ、カラー44はコア部材12から取り出すこと ができる。金属端部部材48は再使用することができるとともに、カラー44と コア部材44は破砕または再パルプ化により別にリサイクルすることができる。 金属端部部材6のスリーブ部48は、約76.2mm乃至約127mm(約3 乃至約5インチ)の範囲の内径と、約3.81mm(約0.15インチ)の壁厚 を有することができ、各カラー44は約83.82mm乃至約134.62mm (約3.5乃至約5.5インチ)の範囲の外径を有し、コア部材42は約101 .6mm乃至約152.4mm(約4乃至約6インチ)の範囲の外径を有する。 金属端部部材46のスリーブ部48は、約38.1mm乃至約127mm(約 1.5乃至約5インチ)の範囲の長さを有することができ、各カラー44は約5 0.8mm乃至約152.4mm(約2乃至約6インチ)の範囲の長さを有し、 コア部材42は約60.96cm乃至約304.8cm(約2乃至約10フィー ト)の範囲の長さを有する。 本発明のこの実施例の特定例においては、金属端部部材48のスリーブ部48 は76.2mm(3インチ)の内径と、3.81mm(0.15インチ)の壁厚 と、38.1mm(1.5インチ)の長さとを有する。カラー44は、91.4 mm(3.6インチ)の外径と、50.8mm(2インチ)の長さとを有する。 コア部材42は、101.6mm(4インチ)の外径と、135cm(4.5フ ィート)の長さとを有する。 金属端部部材46は、適宜の鉄、例えば、炭素C10または炭素C20からつ くることができる。あるいは、端部部材46は、適宜のプラスチック材料、例え ば、射出成形等級の25%ガラス充填ナイロンタイプ6から形成することができ る。 本実施例は、上記したチューブ状コア集成体の部品が容易に再使用あるいはリ サイクルすることができるだけでなく、チューブ状コア集成体が比較的薄壁のコ ア部材の利点を金属端部部材の強度と組み合わせることができる。 次に、図4乃至6について説明すると、本発明の第2の実施例に係るチューブ 状コア集成体は、中空の円筒状コア部材62と、コア部材62の対向する各端部 内に配置されるスリーブ部66を有する厚肉の環状端部部材64とを備えている 。コア部材62は、上記実施例のコア部材42と同様の態様で構成される。 各端部部材64のスリーブ部66は、コア部材62の端部に滑り嵌めされる外 側環状面を有するとともに、適宜ののりにより所定の位置に取着される。各端部 部材64は、コア部材62の端部のスリーブ部66の端部から直径方向の対向す る位置において半径方向外方へ突出する矩形断面の一対のラグ68、70を有し ている。ラグ68、70は、コア部材62の対応する位置にある矩形断面の凹部 72、74に配置される。ラグ60、70は、トルクおよび軸線方向のチャック 圧を金属端部部材66からコア部材62へ容易に伝達するとともに、これらは、 直径方向に対向して配置されているから、チューブ状コア集成体の回転の際に動 釣合いを提供することができる。 各金属端部部材64のスリーブ部66は、ラグ68と70との間の周方向の中 間位置においてそれぞれの端部から内方へ延びる矩形断面のノッチ76を有し、 ロール支持チャックの突起を受けるようになっている。スリーブ部66の内側面 は、チャックを受けることができる形状に形成されている。 図4乃至図6に関して上記したチューブ状コア集成体は、上記した実施例と同 じ態様で使用することができる。 端部部材の壁厚のコア部材の壁厚に対する比は、約1.3:1乃至約1.5: 1の範囲にある。各端部部材64のスリーブ部66は、約76.2mm乃至約1 27mm(約3乃至約5インチ)の範囲の内径と、約88.9mm乃至約139 .7mm(約3.5乃至約5.5インチ)の範囲の外径とを有している。コア部 材62は、約60.98cm乃至約304.8cm(約2乃至約10フィート) の範囲の長さを有している。 本発明の特定の例においては、端部部材の壁厚のコア部材の厚さに対する比は 、1.5:1である。各端部部材64のスリーブ部66は、76.2mm(3イ ンチ)の内径と、91.4mm(3.6インチ)の外径と、38.1mm(1. 5インチ)の長さとを有する。コア部材62は、101.6mm(4インチ)の 外径と、135cm(4.5フィート)の長さとを有する。 本実施例は、上記したチューブ状コア集成体の部品が容易に再使用あるいはリ サイクルすることができるだけでなく、チューブ状コア集成体が比較的薄壁のコ ア部材の利点を金属端部部材の強度と組み合わせることができ、これにより端部 プラグの支持を必要とすることなく著しく瞬時の衝撃に耐えるのに十分なものと なる。端部部材64は、上記した実施例の組み合わされた端部部材46とカラー 44と同じ厚さを有している。 上記した実施例と同様に、金属端部部材64は、適宜の鉄から形成することが できる。あるいは、端部部材64は、適宜のプラスチック材料から形成すること ができる。 次に、図7乃至図9について説明すると、本発明の第3の実施例に係るチュー ブ状コア集成体は、中空の円筒状コア部材82と、コア部材82の対向する各端 部内に取着されるスリーブ部86を有する金属端部部材84と、各スリーブ部8 6内に取着されたカラー88とを備えている。コア部材84は、上記実施例のコ ア部材と同様の態様で構成され、カラー88は上記実施例のカラーと同じ態様で 構成される。各端部部材84のスリーブ部86は、コア部材82の端部に滑り嵌 めされる外側環状面を有するとともに、適宜ののりにより所定の位置に取着され る。各カラー88は、各スリーブ部86に滑り嵌めされる外側環状面を有すると ともに、適宜ののりにより所定の位置に取着される。 各端部部材84のスリーブ部86は、コア部材82の端部のスリーブ部86の 端部から直径方向の対向する位置において半径方向外方へ突出する矩形断面の一 対のラグ90、92を有している。ラグ90、92は、コア部材82の対応する 位置にある矩形断面の凹部94、96に配置される。各端部部材84のスリーブ 部86はまた、直径方向の対向する位置において半径方向内方へ突出する矩形断 面の一対のラグ98、100を有している。各外方へ突出するラグ90、92は 、内方へ突出するラグ98または100に隣接しかつ同じ半径上に配置されてい る。ラグ98、100は、カラー88の対応する位置の矩形断面の凹部102、 104に配置されている。ラグ90、98と92、100は、トルクおよび軸線 方向のチャック圧をカラー88からコア部材82へ容易に伝達するとともに、こ れらは、直径方向に対向して配置されているから、チューブ状コア集成体の回転 の際に動釣合いを提供することができる。 各カラー88と各端部部材のスリーブ部86は、ラグ90、100と92、1 02との間の周辺方向の中間位置にそれぞれの端部から内方へ延びる矩形断面の 凹部106、108をそれぞれ有し、ロール支持チャックの突起を受けるノッチ を形成している。カラー88の内側環状面は、チャックを受けるように形成され ている。 図7乃至図9に関して上記したチューブ状コア集成体は、上記した実施例と同 じ態様で使用することができる。 カラー88は、約76.2mm乃至約127mm(約3乃至約5インチ)の範 囲の内径を有することができ、各端部部材84は約83.82mm乃至約134 .62mm(約3.3乃至約5.3インチ)の内径と約3.81mm(約0.1 5インチ)の壁厚とを有し、コア部材は約101.6mm乃至約152.4mm (約4乃至約6インチ)の範囲の外径を有する。 カラー88は、約38.1mm乃至約127mm(約1.5乃至約5インチ) の範囲の長さを有することができ、各端部部材84は約38.1mm乃至約12 7mm(約1.5乃至約5インチ)の長さを有し、コア部材82は約60.96 cm乃至約304.8cm(約2乃至約10フィート)の範囲の長さを有する。 本発明のこの実施例の特定の例においては、カラー88は76.2mm(3イ ンチ)の内径と38.1mm(1.5インチ)の長さとを有する。端部部材84 のスリーブ部86は83.82mm(3.3インチ)の内径と、3.81mm( 0.15インチ)の壁厚と、38.1mm(1.5インチ)の長さとを有する。 コア部材82は、101.6mm(4インチ)の外径と135cm(4.5フィ ート)の長さとを有する。 本実施例は、上記したチューブ状コア集成体の部品が容易に再使用あるいはリ サイクルすることができるだけでなく、チューブ状コア集成体が比較的薄壁のコ ア部材の利点を金属端部部材の強度と組み合わせることができる。 上記した実施例と同様に、金属端部部材84は、適宜の鉄から形成することが できる。あるいは、端部部材84は、適宜のプラスチック材料から形成すること ができる。 本発明を、紙ロールについての使用に関して主として説明したが、本発明はプ ラスチックフィルムのような他のシート材料のロールにも有用である。 当業者には本発明の実施例も明白であり、本発明の範囲は請求の範囲に定めら れている。 参照符号の説明 42 コア部材 74 凹部 44 環状カラー 76 ノッチ 46 端部部材 82 コア部材 48 スリーブ部 84 端部部材 50 ラグ 86 スリーブ部 52 ラグ 88 カラー 54 凹部 90 ラグ 56 凹部 92 ラグ 58 凹部 94 凹部 60 凹部 96 凹部 61 ノッチ 98 ラグ 62 コア部材 100 ラグ 64 端部部材 102 凹部 66 スリーブ部 104 凹部 68 ラグ 106 凹部 70 ラグ 108 凹部 72 凹部 請求の範囲 1.板紙材料の多重ラップにより形成される中空の円箇状コア部材と、 コア部材の対向する各端部内に配設される環状のカラーとを備え、 各カラーは非等方性材料からなる剛性体であるとともにコア部材の内側環状面 に取着される外側環状面を有するとともに、それぞれチューブ状コア集成体の各 端部においてそれぞれの端部から内方へ延び、しかもロール支持チャックの突起 を受けるように各端部部材のノッチが着座する凹部を有している紙その他のシー ト材料のロール用のチューブ状コア集成体において、 スリーブ部(48)を有する金属またはプラスチック材料の環状端部部材が( 46)チューブ状コア集成体の各端部においてカラー(44)内に配置され、前 記スリーブ部(48)はカラーの内側環状面に取着される外側環状面とロール支 持チャックを受けるように形成された内側環状面とを有し、各端部部材(46) のスリーブ部(48)はチューブ状コア集成体の各端部において一対の直径方向 に対向する半径方向に突出したラグ(50、52)を有し、コア部材(42)と 各カラー(44)はトルクと軸線方向のチャック圧を端部部材(46)からコア 部材(42)へ容易に伝達することができるようにラグ(50、52)を受ける 一対の直径方向に対向するラグ受けノッチ(58、54および60、56)を各 端部に有し、 各カラー(44)と端部部材のスリーブ部(48)はロール支持チャックの突 起を受けるノッチ(62、61)を提供するように、チューブ状コア集成体の各 端部においてそれぞれの端部から内方へ延びる凹部(62および61)を有する とともに、突起受けノッチ(62、61)は対をなすラグノッチ(58、54お よび60、56)間の周方向の中間に配置されていることを特徴とするチューブ 状コア集成体。 2.各環状の端部部材(46)のスリーブ部(48)は約76.2mm乃至約1 27mm(約3乃至約5インチ)の範囲の内径と、約3.81mm(0.15イ ンチ)の壁厚とを有し、各カラーは約83.82mm乃至約134.62mm( 約3.5乃至約5.5インチ)の範囲の外径を有し、コア部材(42)は約10 1.6mm乃至約152.4mm(約4乃至約6インチ)の範囲の外径を有する ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のチューブ状コア集成体。 3.各環状部材(46)のスリーブ部(48)は約38.1mm乃至約127m m(約1.5乃至約5インチ)の範囲の長さを有し、各カラー(44)は約50 .8mm乃至約152.4mm(約2乃至約6インチ)の範囲の長さを有し、コ ア部材(42)は約60.96cm乃至約304.8cm(約2乃至約10フィ ート)の範囲の長さを有することを特徴とする請求の範囲第2項に記載のチュー ブ状コア集成体。 4.板紙材料の多重ラップにより形成される中空の円筒状コア部材と、 コア部材の対向する各端部内に配設され、コア部材の内側環状面に取着される 外側環状面とロール支持チャックを受けるように形成された内側環状面とを有す る金属またはプラスチック材料の環状端部部材とを備えた紙その他のシート状材 料のロール用のチューブ状コア集成体において、 各端部部材(64)がチューブ状コア集成体の各端部における直径方向に対向 する位置に一対の半径方向へ突出するラグ(68、70)を備え、コア部材(6 2)はトルクと軸線方向のチャック圧を端部部材(64)からコア部材(62) へ容易に伝達することができるように各端部部材(64)のラグ(68、70) を受ける一対のラグ受けノッチ(72、74)を各端部に有し、 各端部部材(64)はロール支持チャックの突起を受けるようにチューブ状コ ア集成体の各端部から内方へ延びるノッチ(76)を有し、突起を受けるノッチ (76)は前記対をなすラグノッチ(72、74)間の周方向の中間に配置され ていることを特徴とするチューブ状コア集成体。 5.各端部部材(64)の壁厚のコア部材(62)の壁厚に対する比は約1.3 :1乃至約1.5:1の範囲にあることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の チューブ状コア集成体。 6.各端部部材(64)は約76.2mm乃至約127mm(約3乃至約5イン チ)の範囲の内径と、約88.9mm乃至約139.7mm(約3.5乃至約5 .5イチ)の範囲の外径とを有し、コア部材(62)は約101.6mm乃至約 152.4mm(約4乃至約6インチ)の範囲の外径を有することを特徴とする 請求の範囲第4項に記載のチューブ状コア集成体。 7.各端部部材(64)は約38.1mm乃至約127mm(約1.5乃至約5 インチ)の範囲の長さを有し、コア部材(62)は約60.96cm乃至約30 4.8cm(約2乃至約10フィート)の長さを有することを特徴とする請求の 範囲第6項に記載のチューブ状コア集成体。 8.各ラグ(68、70)は略矩形の断面を有し、各ラグ受けノッチ(72、7 4)は各ラグ(68、70)が締り嵌めする対応する矩形断面を有することを特 徴とする請求の範囲第4項に記載のチューブ状コア集成体。 9.板紙材料の多重ラップにより形成される中空の円筒状コア部材と、 コア部材の対向する各端部内に配設され、コア部材の内側環状面に取着される 外側環状面を有する金属またはプラスチック材料の環状端部部材とを備えた紙そ の他のシート状材料のロール用のチューブ状コア集成体において、 環状のカラー(88)がチューブ状コア集成体の各端部において環状端部部材 (84)内に配置され、各カラー(88)は非等方性材料から形成され、端部部 材(84)の内側環状面に取着される外側面とロール支持チャックを受ける形状 に形成された内側環状面とを有し、 各端部部材(84)はチューブ状コア集成体の各端部において少なくとも1つ の半径方向外方へ突出するラグ(90)を有し、コア部材(81)は各端部に外 方へ突出するラグ(90)を受ける少なくとも1つのラグ受けノッチ(94)を 有し、各端部部材(84)はまたチューブ状コア集成体の各端部に少なくとも1 つの半径方向内方へ突出するラグ(98)を有し、カラー(88)は各端部に内 方へ突出するラグ(98)を受ける少なくとも1つのラグ受けノッチ(102) を有し、 前記外方および内方へ突出するラグ(90、98)はトルクと軸線方向のチャ ック圧をカラー(88)からコア部材(82)へ容易に伝達することを特徴とす るチューブ状コア集成体。 10.外方および内方へ突出するラグ(90、98)は互いに隣接しかつ同じ半 径上に位置することを特徴とする請求の範囲第9項に記載のチューブ状コア集成 体。 11.各端部部材(84)は直径方向に対向する位置に一対の前記外方へ突出す るラグ(90、92)を有するとともに、直径方向に対向する位置に一対の前記 内方へ突出するラグ(98、100)を有し、各外方へ突出するラグ(90、9 2)は内方へ突出する各1つのラグ(98、100)に隣接しかつこのラグと同 じ半径上に位置することを特徴とする請求の範囲第10項に記載のチューブ状コ ア集成体。 12.各端部部材(84)と各カラー(88)はそれぞれロール支持チャックの 突起を受けるノッチ(108、106)を提供するようにチューブ状コア集成体 の各端部においてそれぞれの端部から内方へ延びる凹部(108、106)を有 しており、前記突起受けノッチ(108、106)は前記対をなす外方および内 方へ突出するラグ(90、98および92、100)間の周方向の中間に配置さ れていることを特徴とする請求の範囲第11項に記載のチューブ状コア集成体。 13.各カラー(88)は約76.2mm乃至約127mm(約3乃至約5イン チ)の範囲の内径を有し、各端部部材(84)は約83.82mm乃至約134 .62mm(約3.3乃至約5.3インチ)の範囲の内径と約3.81mm(約 0.015インチ)の壁厚とを有し、コア部材(82)は約101.6mm乃至 約152.4mm(約4乃至約6インチ)の範囲の外径を有することを特徴とす る請求の範囲第9項に記載のチューブ状コア集成体。 14.各カラー(88)は約38.1mm乃至約127mm(約1.5乃至約5 インチ)の範囲の長さを有し、各端部部材(84)は約38.1mm乃至約12 7mm(約1.5乃至約5インチ)の範囲の長さを有し、コア部材(82)は約 60.96cm乃至約304.8cm(約2乃至約10フィート)の範囲の長さ を有することを特徴とする請求の範囲第13項に記載のチューブ状コア集成体。 【図1】 【図2】 【図3】 【図4】 【図5】 【図6 【図7】 【図8】 【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,HU,J P,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN,MW ,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD, SE,SK,UA,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.紙その他のシート材料のロール用のチューブ状コア集成体であって、 板紙材料の多重ラップにより形成される中空の円筒状コア部材と、 コア部材の対向する各端部内に配設される環状のカラーとを備え、 各カラーは非等方性材料からなる剛性体であるとともにコア部材の内側環状面 に取着される外側環状面を有し、更に チューブ状コア集成体の各端部においてカラー内に配置されるスリーブ部を有 する金属またはプラスチック材料の環状端部部材を備え、前記スリーブ部はカラ ーの内側環状面に取着される外側環状面とロール支持チャックを受けるように形 成された内側環状面とを有することを特徴とするチューブ状コア集成体。 2.各環状端部部材はカラーの端部とコア部材の端部に交差してスリーブ部から 半径方向外方へ延びる端部を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の チューブ状コア集成体。 3.各環状端部部材は端部から後方へ延びるとともにコア部材の外側面を包囲す る外側部を有することを特徴とする請求の範囲第2項に記載のチューブ状コア集 成体。 4.コア部材と各カラーはそれぞれチューブ状コア集成体の各端部においてそれ ぞれの端部から内方へ延びるとともに、ロール支持チャックの突起を受けるよう に各端部部材のノッチが着座する凹部を有することを特徴とする請求の範囲第3 項に記載のチューブ状コア集成体。 5.各環状部材のスリーブ部は約3乃至約5インチの範囲の内径と約0.03イ ンチの壁厚とを有し、各カラーは約3.5乃至約5.5インチの範囲の外径を有 し、コア部材は約4乃至約6インチの範囲の外径を有することを特徴とする請求 の範囲第1項に記載のチューブ状コア集成体。 6.各環状端部部材のスリーブ部は約1.5乃至約4インチの範囲の長さを有し 、各カラーは約2乃至約6インチの範囲の長さを有し、コア部材は約2乃至約1 0フィートの範囲の長さを有することを特徴とする請求の範囲第5項に記載のチ ューブ状コア集成体。 7.各端部部材のスリーブ部はチューブ状コア集成体の各端部において少なくと も1つの半径方向へ突出するラグを有し、コア部材と各カラーはトルクと軸線方 向のチャック圧を端部部材からコア部材へ容易に伝達することができるようにラ グを受ける少なくとも1つのラグ受けノッチを各端部に有することを特徴とする 請求の範囲第1項に記載のチューブ状コア集成体。 8.各端部部材のスリーブ部は直径方向に対向する位置に一対の前記ラグを有し 、コア部材と各カラーはそれぞれ前記ラグを受ける直径方向に対向する位置に一 対のラグ受けノッチを有することを特徴とする請求の範囲第7項に記載のチュー ブ状コア集成体。 9.各カラーと端部部材のスリーブ部はロール支持チャックの突起を受けるノッ チを提供するように、チューブ状コア集成体の各端部においてそれぞれの端部か ら内方へ延びる凹部を有しており、前記突起受けノッチは前記対をなすラグノッ チ間の周方向の中間に配置されていることを特徴とする請求の範囲第8項に記載 のチューブ状コア集成体。 10.各環状の端部部材のスリーブ部は約3乃至約5インチの範囲の内径と、約 0.15インチの壁厚とを有し、各カラーは約3.5乃至約5.5インチの範囲 の外径を有し、コア部材は約4乃至約6インチの範囲の外径を有することを特徴 とする請求の範囲第7項に記載のチューブ状コア集成体。 11.各環状部材のスリーブ部は約1.5乃至約5インチの範囲の長さを有し、 各カラーは約2乃至約6インチの範囲の長さを有し、コア部材は約2乃至約10 フィートの範囲の長さを有することを特徴とする請求の範囲第10項に記載のチ ューブ状コア集成体。 12.紙その他のシート状材料のロール用のチューブ状コア集成体であって、 板紙材料の多重ラップにより形成される中空の円筒状コア部材と、 コア部材の対向する各端部内に配設され、コア部材の内側環状面に取着される 外側環状面とロール支持チャックを受けるように形成された内側環状面とを有す る金属またはプラスチック材料の環状端部部材と、 チューブ状コア集成体の各端部において少なくとも1つの半径方向へ突出する ラグを有する各端部部材とを備え、前記コア部材はトルクと軸線方向のチャック 圧を端部部材からコア部材へ容易に伝達することができるように各端部部材の各 ラグを受ける少なくとも1つのラグ受けノッチを各端部に有することを特徴とす るチューブ状コア集成体。 13.各端部部材は直径方向に対向する位置に一対の前記ラグを有し、コア部材 は各端部の直径方向に対向する位置に前記ラグを受ける一対のラグ受けノッチを 有することを特徴とする請求の範囲第12項に記載のチューブ状コア集成体。 14.各端部部材はロール支持チャックの突起を受けるようにチューブ状コア集 成体の各端部から内方へ延びるノッチを有し、突起を受ける該ノッチは前記対を なすラグノッチ間の周方向の中間に配置されていることを特徴とする請求の範囲 第13項に記載のチューブ状コア集成体。 15.端部部材の壁厚のコア部材の壁厚に対する比は約1.3:1乃至約1.5 :1の範囲にあることを特徴とする請求の範囲第12項に記載のチューブ状コア 集成体。 16.各端部部材は約3乃至約5インチの範囲の内径と、約3.5乃至約5.5 イチの範囲の外径とを有し、コア部材は約4乃至約6インチの範囲の外径を有す ることを特徴とする請求の範囲第12項に記載のチューブ状コア集成体。 17.各端部部材は約1.5乃至約5インチの範囲の長さを有し、コア部材は約 2乃至約10フィートの長さを有することを特徴とする請求の範囲第16項に記 載のチューブ状コア集成体。 18.各ラグは略矩形の断面を有し、各ラグ受けノッチは各ラグが締り嵌めする 対応する矩形断面を有することを特徴とする請求の範囲第12項に記載のチュー ブ状コア集成体。 19.紙その他のシート状材料のロール用のチューブ状コア集成体であって、 板紙材料の多重ラップにより形成される中空の円筒状コア部材と、 コア部材の対向する各端部内に配設され、コア部材の内側環状面に取着される 外側環状面を有する金属またはプラスチック材料の環状端部部材と、 チューブ状コア集成体の各端部において環状端部部材内に配置され、非等方性 材料から形成され、端部部材の内側環状面に取着される外側面とロール支持チャ ックを受ける形状に形成された内側環状面とを有する環状カラーとを備え、 各端部部材はチューブ状コア集成体の各端部において少なくとも1つの半径方 向外方へ突出するラグを有し、コア部材は各端部に外方へ突出するラグを受ける 少なくとも1つのラグ受けノッチを有し、各端部部材はまたチューブ状コア集成 体の各端部に少なくとも1つの半径方向内方へ突出するラグを有し、カラーは各 端部に内方へ突出するラグを受ける少なくとも1つのラグ受けノッチを有し、 前記外方および内方へ突出するラグはトルクと軸線方向のチャック圧をカラー からコア部材へ容易に伝達することを特徴とするチューブ状コア集成体。 20.外方および内方へ突出するラグは互いに隣接しかつ同じ半径上に位置する ことを特徴とする請求の範囲第19項に記載のチューブ状コア集成体。 21.各端部部材は直径方向に対向する位置に一対の前記外方へ突出するラグを 有するとともに、直径方向に対向する位置に一対の前記内方へ突出するラグを有 し、各外方へ突出するラグは内方へ突出する各1つのラグに隣接しかつこのラグ と同じ半径上に位置することを特徴とする請求の範囲第20項に記載のチューブ 状コア集成体。 22.各端部部材と各カラーはそれぞれロール支持チャックの突起を受けるノッ チを提供するようにチューブ状コア集成体の各端部においてそれぞれの端部から 内方へ延びる凹部を有しており、前記突起受けノッチは前記対をなす外方および 内方へ突出するラグ間の周方向の中間に配置されていることを特徴とする請求の 範囲第21項に記載のチューブ状コア集成体。 23.各カラーは約3乃至約5インチの範囲の内径を有し、各端部部材は約3. 3乃至約5.3インチの範囲の内径と約0.015インチの壁厚とを有し、コア 部材は約4乃至約6インチの範囲の外径を有することを特徴とする請求の範囲第 19項に記載のチューブ状コア集成体。 24.各カラーは約1.5乃至約5インチの範囲の長さを有し、各端部部材は約 1.5乃至約5インチの範囲の長さを有し、コア部材は約2乃至約10フィート の範囲の長さを有することを特徴とする請求の範囲第23項に記載のチューブ状 コア集成体。
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