JPH09503417A - 透析器及び再処理方法 - Google Patents

透析器及び再処理方法

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Abstract

(57)【要約】 腎臓透析装置と共に用いられる透析器カートリッジ13の再処理方法を提供する。同方法は、容積当たり約1.0乃至5.0重量%の濃度のクエン酸を含む、例えば、1.5重量%の水溶液で透析器13の該血液19、21及び透析物23、25区画室を満たし、次いで水溶液を含む透析器13を少なくとも15時間、例えば、20時間に亘り100℃未満の高温、例えば、95℃にさらすことを含む。クエン酸は毒性がなくかつ温度は水の沸点未満であるが、同処理により完全に消毒された透析器が得られることが分かっている。処理後クエン酸水溶液は透析器内に残しておくことが望ましく、貯蔵中クエン酸は細菌育成阻止剤として働く。再処理及び貯蔵の双方に起因する透析器、特に、半透膜の損傷は実質的にない。

Description

【発明の詳細な説明】 透析器及び再処理方法発明の分野 本発明は腎臓透析装置、特に、このような装置と共に用いられる透析器の再処 理方法に関する。発明の背景 腎臓透析装置は過去30年間に亘り、各種の腎臓病を患う患者を援助するため に首尾よく用いられてきた。同装置は、『透析器』又は『人工腎臓』として知ら れる、半透膜を含むカートリッジと共に用いられる。半透膜は、透析器を血液区 画室及び透析物区画室に区分する。概要的には、患者の血液が血液区画室を通る とき老廃物が膜を横切って透析物区画室へ移動し、同時に高分子量血液成分は血 液区画室に保持される。 中空繊維を半透膜として用いる典型的な透析器13の構造は図1に示す。透析 器の血液区画室は、繊維11の内部空間からなり、透析物区画室は、繊維の外部 空間からなる。これらの区画室を形成するために、繊維11の両端が注封材料1 5、17に埋設される。患者の血液は入口ポート19及び出口ポート21により 透析器を通して流れ、透析物はそれぞれポート23及び25を通して入出する。 導入当初の透析器は、一回用の装置であった。しかし、その後時が経つにつれ て患者及び健康保護交付システムの総合コストを低減させるために透析器の再処 理に努力が払われた。再処理により達成されるコスト利益は多大である。例えば 、新しい透析器のコストは概して約30ドルである。透析器は、再処理により効 率の実質的低下なしに5乃至20使用することができる。再処理コストは1個当 たり4ドルである。従って、再処理を用いることによって1処理当たりの透析コ ストは控え目に見ても約10ドルで、各処理に新品の透析器を用いた場合の30 ドルとは対照的である。 典型的な患者は年間約150回の処理を受けかつ米国だけも約12万人の血液 透析患者がいるので、再処理によって達成されるコスト節約は巨大である。例え ば、上記の30ドルと10ドルの差を根拠にすると、全米の患者につき再処理を 行うなら節約額は年間3億6千ドルに達するであろう。現在米国で行われている 処理の約75%が再処理された透析器を用いている。 概観すると、透析器の再処理は3つの基本的段階、すなわち、1)浄化、2) 効力確認及び3)消毒を含む。 透析器の洗浄は、半透膜の血液側からの残留血液及び有機物質の除去並びに透 析物側からの透析物の除去を含む。この段階を行うように特に設計された装置が 商業的に入手できる。このような装置は、透析器を構成する中空繊維の壁を通し て洗浄液を通過させ、血液及び透析物区画室の双方から望ましくない物質を除去 するようにしている。この段階で用いられる多数の洗浄溶液が知られており、浄 化された水及び漂白剤から成る溶液、過酢酸混合物、酸化水素等が含まれる。浄 化された水自体も同様に洗浄に用いられてきた。 効力確認段階は、1)洗浄された透析器の膜及び関連する構成成分がなお血液 及び透析区画室間に遮断層を維持しかつ2)洗浄された透析器が新品の透析器と ほぼ同等な膜領域をもつことを確認することを要する。概してこの段階は特に血 液区画室の容積を測定することによって行われる。 消毒段階は、使用中又は使用後に血液又は透析物区画室を汚染したかもしれな い微生物を死滅させることを要する。再び、この段階を行うように特に設計され た装置が商業的に入手可能で、多くの場合同一装置が浄化、試験及び消毒機能を 果たしている。 これらの3段階の中で、消毒が最も困難であることが分かっている。その理由 は、再処理された透析器が安全であるためには同段階は高度に効率的に行わなけ ればならずかつ消毒処理により透析器の半透膜の決定的特性をほぼ不変の状態で 維持しなければならないからである。同様に、透析器で用いられる半透膜は、大 きな領域及び高度な多孔性を有すると共に使用後は蛋白質及びその他の有機物質 で覆われている。その結果、使用された透析器の膜は微生物成育に対して高度に 感じ易く、膜を損なうことなくこのような膜上の微生物を有効に死滅させること は困難である。 本発明の前には、当業界では2種類の基本的消毒が行われていた。『透析によ る腎臓機能の置換』第3版(JF Maher編、K1uwer Acadimic 社、ボストン、マサ チューセッツ、1989年、頁400-416)におけるDeane他の「血液透析器の多重用途 」を参照のこと。 最も一般的な方法は、フォルムアルデヒド、グルタルアルデヒド又は過酢酸、 過酸化水素及び酢酸の混合物のような有毒化学薬品を含む溶液を用いる。例えば 、『血液透析器再処理のためのAAMI推奨手段』(医療機器振興協会、アーリング トン、ヴァージニア、1993年)を参照のこと。これらの消毒化学薬品が毒性を持 つためにこの方法は、再利用に先立って透析器からすべての消毒溶液が除去され ることを確認する問題で苦労する。また、過酢酸混合物に基づく消毒溶液は、溶 液の効力の限られた貯蔵寿命及び有機物質による不活性化に鑑み問題がある。さ らに、フォルムアルデヒドの使用は、この化合物の周知の発癌性作用の点から見 て環境上問題がある。 これらの先行消毒液と関連して、実際上高レベルの消毒のみが達成され殺菌は 達成されないことは注目すべきである。すなわち、溶液は、すべての病原体は殺 したが、再処理された透析器をあらゆる微生物育成から免除されてはいない。対 照的に、以下に述べる本発明は透析器の殺菌を達成している。 第2の消毒方法は、100℃を越す温度で約20時間に亘り透析器を熱処理す ることを要する。Kahfman他の『透析器再処理のための熱殺菌臨床体験』(ASAIO 会報、38巻、第3号、1992年7−9月、頁M338-M340)を参照のこと。実際上この 方法は首尾よく働き、上記種類の消毒溶液に関連する毒性問題を回避しているが 、それもまた問題がある。特に、高温及び長時間処理に耐え得る透析器と共にし か用いることがでない。これらの処理条件に耐え得る透析半透膜であっても、透 析器の構成成分、例えば、中空繊維の注封材料の機能不全が高率で観察された。 この不全率は、透析器の再利用回数を10回に限定している。 透析装置の洗浄と関連してクエン酸の使用は、多くの特許で開示されている。 特に、Tell他の米国特許第4,690,772号は、亜塩素酸ナトリウム、クエン酸及 び重炭酸ナトリウム緩衝液から成る殺菌薬を開示している。亜塩素酸ナトリウム は毒性があり、この殺菌薬は上記の化学消毒の範疇に入る。 EP0特許第393,389号は、重炭酸透析後に透析装置を洗浄するために、特に装 置を脱カルシウムするためにクエン酸の使用を開示している。同様に、EP0特 許第505,763号は、透析装置を消毒するためにクエン酸の使用を開示している。 特にこの特許は、このような溶液は装置の水・回路に適用できると述べている。 水・回路は、透析装置において化学濃縮液から透析物を形成するために用いられ る。それは透析器の一部ではない。 これらの文献は、透析装置と関連してクエン酸の使用に言及しているが、透析 器を消毒するためにクエン酸を用いることができることについて開示若しくは示 唆しているものはない。以下に詳述するように、透析器の半透膜が十分な時間、 すなわち、少なくとも15時間に亘ってクエン酸溶液にさらされるとすれば、透 析器は、100℃以下においてクエン酸溶液によって消毒のみならず殺菌するこ とも可能であることが本発明により発見された。このようにさらすことは、膜の 透過性及び透析器の一体性の双方を無変化に止めることが分かった。発明の概要 上記の現技術状態から見て、本発明の目的は、透析器を再処理する改良された 方法を提供することにある。本発明の特別な目的は、有毒な化学薬品を用いるこ となく透析器を再処理する方法を提供することにある。本発明のさらなる目的は 、透析器の半透膜又は構成成分への損傷を最小にする透析器再処理方法を提供す ることにある。本発明の付加的目的は、使用に先立って透析器を貯蔵する改良さ れた方法を提供することにある。 これら及びその他の目的を達成するために本発明のある面による透析器再処理 方法は、容積当たり約1.0乃至5.0重量%の濃度のクエン酸を含む水溶液で 透析器の血液及び透析物区画室を満たし、水溶液を含む透析器を100℃未満の 高温にさらし、透析器に含まれる病原生体及びウイルスを死滅させるのに十分な 時間に亘り行うようにすることから成る。 好ましい実施態様によれば、高温にさらす段階が、約90℃を越える温度にお いて約15乃至25時間に亘り行われ、例えば、約95℃の温度において約20 時間に亘り行われる。これらの温度及び時間に対する水溶液中のクエン酸の濃度 は容積当たり約1.5重量%であることが望ましい。さらに一般的には、高温に さらす段階が、透析器の殺菌、すなわち、病原体及びウイルスを死滅させるのみ ならず細菌胞子も死滅させることができる、時間、温度及びクエン酸濃度で行わ れる。 本発明の実施上用いられるクエン酸濃度は、通常1水化物の形、すなわち、HO OCCH2C(OH)(COOH)CH2COOH・H2Oの化学式を持つであろう。容積による重量%は、 例えば、1.5は、15.0グラムの1水化クエン酸が1.0リットルの溶液中 に含まれることを意味する。 本発明の他の面によれば、貯蔵中透析器の血液及び透析物区画室は1.0乃至 5.0重量%の濃度のクエン酸を含む水溶液で満たされる。このような溶液は細 菌発育阻止剤として働き、従って使用に先立つ透析器の偶発的汚染を除去しよう と努める。 本発明のさらなる面によれば、クエン酸再処理及びクエン酸貯蔵は、総合的血 液透析手順の処理段階として用いられる。 本明細書の一部として組入れた添付図は、本発明の好ましい実施態様を例示す ると共に本発明の原理の説明に役立つ。図面及び記載は単に説明的なもので本発 明を限定するものでないことを理解されたい。図面の簡単な説明 図1は、中空繊維透析器の構造を示す概略図である。 図2は、例1に記載した通り、バチルスステアリン酸好熱性細菌の胞子を植え 付けた透析器に対する、透析器当たりの生存胞子対時間のプロットである。1. 5重量%のクエン酸溶液を含む透析器のデータは円で示され、クエン酸のない浄 化水から成る基準データは四角で示される。データは、円及び四角の双方を含む 24時間に関する。実験及び基準透析器は双方ともに、指示された時間につき9 5℃において胞子溶液で培養された。円データ点の次に現れるcfu値は、指示 された時間における透析器当たりの集団形成単位の平均数である。この図から分 かるように、上の曲線は、その右手側で中断されている。好ましい実施態様の説明 上記の通り本発明は、濃度が1.0乃至5.0重量5%のクエン酸と、90乃 至100℃の温度と、15乃至25時間の処理時間との組合わせを用いた透析器 の再処理に関する。 本発明は、現在知られているか若しくは今後開発される各種の透析器と共に用 いることができる。特に、図1に示す種類の中空繊維透析器及び半透膜が血液及 び透析物を分離するシート又は平板対の形を持つ平板形透析器と共に用いること ができる。 概して、1.0乃至5.0重量5%のクエン酸濃度は、透析器の製造に従来用 いられた材料に対し実質的な損傷を与えることはない。しかし、90−100℃ において15−25時間に亘る培養は、ある透析器材料に若干の劣化を生じさせ る可能性がある。従って、特定の透析器の構造的及び機能的な特性が本発明の処 理によって本質的に弱体化されないことを確認するために予め研究がなされなけ ればならない。 本発明の実施に用いられるクエン酸溶液は、薬品等級のクエン酸と、極めて高 純度の水、すなわち、逆浸透によってすべてのミネラルの除去処理がなされかつ 細菌及びピロゲンフィルタを通過された水とから成るのが好ましい。クエン酸溶 液は、水及びクエン酸のみを含むのが望ましいが、もし所望ならその他の毒性の ない化学薬品を溶液中に含めることができる。 本発明の総合的処理は、上記3つの基本的処理段階に従う。従って、使用され た透析器は、商業的に入手可能な再処理装置を用いて洗浄されると共に効力検査 が行われる。洗浄は、洗浄剤を追加することなく浄化された水を用いて行われ、 後で除去しなければならない有毒な化学薬品の導入を避けるようにする。もし所 望なら、毒性のないクエン酸を含む洗浄溶液を用いることができる。 効力確認後、使用された透析器の透析物及び血液区画室は、再び市販の再処理 装置を用いて1.0−5.0重量%のにクエン酸溶液で満たされる。透析器の入 口及び出口ポートは密閉され、感熱テープを透析器に張付け、処理の加熱段階が 完了したことを示す標識として役立たせるようにするのが望ましい。次いで透析 器を耐熱プラスチックバッグ内に入れ、第2の感熱テープをバッグの外部に付け 、処理の加熱段階が完了したことを示す別の標識として役立たせるようにする。 加熱それ自体は、従来の対流炉又は他の加熱装置を用いて行われる。透析器が さらされてきた温度の連続的記録をとるのが望ましい。上記の通り、透析器は少 なくとも病原体及びウイルスを死滅させるのに十分な時間期間に亘り高温度にさ らすことが必要である。透析器は、加熱段階で殺菌されるのが望ましい。このよ うな殺菌は、例えば、少なくとも95℃の温度で少なくとも15時間の加熱期間 を用いることによって行うことができる。透析器の構造及び材料への損傷を最小 にするために、透析器がさらされる温度は100℃以下に保たれる。 加熱された環境に置かれたとき透析器の内部温度は比較的ゆっくり上昇するこ とは注目すべきである。例えば熱電対を用いて、透析器の中心温度がその環境温 度と平衡に達するには3−4時間の期間を要することが確認されている。従って 、透析器の中心温度が目標温度未満の間のこの初期期間を考慮して、加熱段階は 十分長くなければならない。同様に、多重透析器が処理される場合、個々の透析 器は加熱装置内で互いに隔置され、すべての透析器が類似の加熱過程を経るよう にすべきである。 熱処理段階後処理された透析器は、従来の腎臓透析処理で用いられるようにな っている。規範として、再処理された透析器は一患者から別の患者へ移されるこ とはない。 使用に先立って、クエン酸溶液は血液及び透析区画室から除去され、透析器は その一体性を確認するために圧力試験される。その後透析器の血液区画室は無菌 の食塩水で呼び水を差され、食塩水が血液区画室を通して再循環され、一方透析 物及び血液区画室の空気がなくなるまで透析物区画室を通して通過される。この 呼び水及び再循環手順は、血液区画室における溶液のpHが数分以内に透析物の それまで増加することによって立証されるように、クエン酸のあらゆる残留痕跡 を速やかに除去することが発見された。クエン酸は毒性がなく、実際に食品の通 常成分なので、血液区画室における食塩水呼び水溶液の分析は、透析処理に先立 って日常的に行う必要はない。対照的に、有毒な消毒剤が用いられる場合には、 透析を開始するのに先立ってこのような試験が必要となる。 透析患者は、標準的に週3回、例えば、月、水及び金に透析処理を受ける。本 発明の再処理手順は、この日程において容易に用いられる。透析処理後、使用さ れた透析器は、再処理が始まるまで短い時間期間に亘り室温に保たれるか若しく は幾分長い時間期間に亘り冷蔵庫内に保つことができる。再処理は、透析処理の 終りから約2時間以内に開始するのが望ましい。上記の通り、加熱段階は約20 時間に亘り行われる。従って、透析器は、クエン酸が細菌育成阻止剤として働く 血液及び透析物区画室内になお存在する状態で貯蔵されるのが望ましい。典型的 な週3回透析日程に対して、約48時間になる週末を除いて、この貯蔵期間は約 24時間であろう。貯蔵期間後、再処理された透析器は上記の通り用いられ、そ の後処理は、透析器が加熱前の効力確認試験又は加熱後の一体性試験のいずれか が不合格になるまで多数回繰り返される。 本発明を限定することを全く意図することなく、以下の例によって本発明をよ り詳細に述べる。例1 この例は、透析器を殺菌する本発明の処理能力を立証する。 これらの実験で用いられる透析器は、ドイツ、0berurselのFresenius社によっ て製造され、Hemoflow F80の名称で市販された。試験は、バチルスステアリン酸 好熱性細菌(Bacillus stearothermophilus)の胞子を用いて行われた。 1.5重量%のクエンさん溶液は、J.T.Baker(等級A.C.S.、純度99.5%)から 得られたクエン酸1水化物を用いて調製された。クエン酸は、イオンを除去した 水に溶解されて1.5重量%の濃度(w/v)にされた。すなわち、45.007グ ラムの1水化物が3.0リットルの水に溶解された。 B.stearothermophilus GBL 1045(ATCC 7935)が、54乃至56℃で10日間tr ypticase soy agar(TSA)プレートの表面で育成された。胞子は、殺菌したイオン 除去水で表面を浸水させることにより収穫された。懸濁液は、約1000rpmで 遠心分離され、殺菌したイオン除去水で3回洗浄された。懸濁液は、15分間超 音波処理され、次いで80℃で20分間熱衝撃を受けた。計数は、プレートカウ ントによって2.2×106と決定された。 Hemoflow F80透析器が、炉(Baxter)内において95℃で2時間に亘り予備加熱 され、3リットルの1.5重量%クエン酸溶液及び2リットルの殺菌したイオン 除去水が95℃の湯浴内で夜通し予備培養(温置)された。平衡からの移動直後 、クエン酸及びイオン除去水溶液にB.stearothermophilus胞子の水性懸濁液が移 植され、約104胞子/mlの最終濃度が生じるようにされた。 試験された各培養期間に対して、2つの透析器は200mlの予備加熱されたク エン酸胞子懸濁液で満たされ、1つの透析器が200mlの予備加熱された水胞子 懸濁液で満たされた。透析器は密閉されて加熱のために95℃の炉に戻された。 実験は、7つの時間期間、すなわち、0、30分、1時間、2時間、4時間、 6時間及び24時間につき行われた。これらの時間において、移植された透析器 は細菌カウントのために移動された。特に、各透析器の中身全体が移動され、殺 菌塩水で10倍の順次希釈がなされ、小数部分(10-1、10-2、10-3)は、0 .45μの半透膜フィルタを通して濾過された。フィルタはその後100mlの殺 菌した塩水で連続3回洗浄され、TSAプレート上に移植されてから54乃至56 ℃で48時間培養された。 上記希釈に加えて、透析器中身の1.0ml及び10ml部分が殺菌した0.45 μの半透膜フィルタを通して濾過された。フィルタは上記のように洗浄されかつ 培養された。各透析器内の残余の約188mlの胞子懸濁液は、同様に一定の時点 で0.45μの半透膜フィルタを通して濾過され、低容積希釈段階によっては回 復されないであろう少数の残存物を回復するようにした。すべての胞子が透析器 から抽出されたことを保証するために(特により長い接触時間において)、透析 器(先に空にされた)は約200mlの殺菌したイオン除去水で洗い流し、すべて の胞子が透析器の内部から確実に除去されるようにした。洗い流された懸濁液は 、半透膜で濾過されて上記のようにTSA上で培養された。 すべてのプレートは、拡大下で肉眼観察によりQuebecコロニカウンタで数えら れた。 これらの実験結果は表1及び図1に要約されている。表1に示す通り、B.stea rothermophilus胞子を死滅させるクエン酸溶液の効率は水のみの場合の約7倍で あった(D水/Dクエン酸=96/13.2=7.3)。 図2に示す通り、6時間において透析器から移動されたクエン酸溶液中の集団 形成単位cfuは4であったが、24時間においてcfuカウントは1未満に低 下した。対照的に、水のみを含む基準は、6時間及びそれ以前のすべてにおいて かなり高いcfuカウントであった。 これらのデータは、透析器の殺菌が、1.5重量%のクエン酸溶液及び95℃ までの加熱を用いて約15時間で達成されたことを示す。 別組の実験では、95℃において以下の微生物の試験培養物を死滅させる能 力が1.5重量%クエン酸溶液につき試験された。すなわち、黄色ブドウ球菌(S taphylococcus aureus)、大腸菌(Escherichia coli)、緑膿菌(Pseudomonas aeru quinosa)、カンジダ属(Candida albicans)、麹黴(Asperqillus niger)、プセウ ドモナス属(Pseudomonasu maltophilia)及びマイコバクテリウム属(Mycobacteri um chelonae)。プセウドモナス属、黄色ブドウ球菌及び大腸菌が代表的な微生物 で、使用された透析器を最も汚染しそうである。緑膿菌、カンジダ属、麹黴及び マイコバクテリウム属も同様に使用された透析器を汚染するが、その様な汚染の 確率はかなり低い。これら7種類の微生物の各々を急速に、すなわち、約30分 未満で死滅させることができた。これらの実験は、95℃において1.5重量% のクエン酸溶液を用いて殺菌が容易に達成できることを示す。例2 この例は、室温において1.5重量%のクエン酸溶液が、偶発的に再処理され た透析器に最も導入されそうな種類の植物性微生物を死滅させることを立証する 。従って同溶液は、室温貯蔵中このような微生物に対して再処理された透析器の 無菌状態を維持するであろう。すなわち、クエン酸溶液は、再処理された透析器 に対し室温において細菌発育阻止剤として役立つであろう。再処理された透析器 の一体性を保つことで貯蔵中透析器が無菌状態に保たれることは注目すべきであ る。 従ってクエン酸溶液は、無菌状態の主原因であるよりはむしろ無菌状態を支援 的に保護する。 室温において以下の微生物の培養物を死滅させる、1.5重量%のクエン酸溶 液の能力が試験された。すなわち、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、 大腸菌(Escherichia coli)、緑膿菌(Pseudomonas aeruquinosa)、カンジダ属(Ca ndida albicans)、麹黴(Asperqillus niger)、プセウドモナス属(Pseudomonasu maltophilia)及びマイコバクテリウム属(Mycobacterium chelonae)。 黄色ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌の数は、それぞれ3時間未満で4ログ以上減 少した。プセウドモナス属の数は、約6時間未満で5ログ以上減少した。上記の 通り、プセウドモナス属、黄色ブドウ球菌及び大腸菌は、再処理された透析器の 汚染にとって最も入手しやすい微生物である。 カンジダ属、麹黴及びマイコバクテリウム属は、室温においては1.5重量% のクエン酸溶液によっては死滅しなかった。しかし、上記の通り、これらの微生 物による再使用された透析器が汚染される確率は、死滅された微生物の1つによ るよりもさらに低い。 例3 この例は、本発明によるクエン酸で再処理された透析器が、腎不全の患者に血 液透析を行うのに有効であることを立証する。 本発明により再処理されたHemoflow F80透析器を用いて一連の患者に血液透析 が行われた。特に、透析器は、好ましい実施態様と共にすでに述べた手順従って 1.5重量%のクエン酸溶液を用いて95℃で20時間再処理された。5回の再 処理後透析器の注封化合物又はケーシングに損傷は見られなかった。対照的に、 100℃以上、すなわち、105℃の温度で浄化水を用いた加熱殺菌は、僅か1 乃至3回の再処理で目に見える構造的損傷に帰着した。 小さい分子に対するクリアランスデータが、患者の透析中に再処理された透析 器につき測定され、その初回使用前に同一透析器によって達成されたクリアラン スとほぼ同一であることが分かった。予備透析ピロゲン分析及び培養が、研究室 で用いられたすべての透析器に対して行われ、陰性であることが分かった。再処 理されたすべての透析器に対して水圧及び蛋白透過性、特に対アルブミン透過性 が測定され、新しい透析器の値と同一であることが分かった。サンプルは少なく (すなわち、患者4、一人当たり再処理3−5回)てデータの統計的分析はでき ないが、病的状態又は死亡は発生しなかった。例4 この例は、クエン酸と95℃における20時間加熱との組合わせが、中空繊維 透析器による小分子の透過性又はクリアランスを変えないことを示す。 新しいHemoflow F80透析器が本発明により処理され、特に、好ましい実施態様 と共にすでに述べた手順に従って1.75重量%のクエン酸溶液を用いて90℃ で20時間加熱された。この調査では7つの透析器が用いられ、そのうち5つが 12回再処理され、2つが5回再処理された。 すべての透析器に対して、クリアランス、水圧透過性又は蛋白質、特にアルブ ミンに対する透過性には有意の変化は見られなかった。比較例 この例は、透析器の構造及び性能に対する再処理手順の影響を予想することの 困難性を示す。 新しいHemof1ow F80透析器は、0.6%次亜塩素酸ナトリウム(NaOcl・5H2O) で満たされてすすがれ、次いで浄化水で満たされた。その後透析器は、95℃で 20時間加熱された。 その後透析器は、小分子のクリアランス、水圧透過性及び蛋白質、特にアルブ ミンに対する透過性につき試験された。透析器に対するクリアランスは通常範囲 内であった。しかし、水圧透過性及び蛋白質に対する透過性の双方に対して、再 処理された透析器が再使用に不適当な程度まで蛋白質が著しく増大した。 対照的に、例2−4のデータが示す通り、本発明の処理は、透析器の透析特性 に対し悪影響を与える変化は起こしていない。この点で、本発明の処理において クエン酸溶液は加熱段階全体を通して透析器内に止まるが、次亜塩素酸実験にお いて殺菌溶液は加熱に先立って水と置換された。これは、本発明の透析器に対す る処理が極めて穏やかである一方、殺菌面ではなお完全に有効であることを例示 するものである。 本発明の実施態様につき記載したが、当業者にとって以下の請求の範囲に定め る本発明の範囲から逸脱することなく他の実施態様を想定し得るであろう。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年9月29日 【補正内容】 請求の範囲 1 透析器を血液区画室及び透析物区画室に区分する半透膜を有する該透析器を 殺菌する方法であって、 容積当たり約1.0乃至5.0重量%の濃度のクエン酸を含む水溶液で該透 析器の該血液及び透析物区画室を満たし、 該水溶液を含む該透析器を100℃未満の高温にさらし、クエン酸水溶液の 濃度に対して該透析器に含まれる病原体及びウイルスを死滅させるのに十分な時 間に亘り行うようにすることから成る透析器殺菌方法。 2 前記高温にさらす段階が、約90℃を越える温度において約15乃至25時 間に亘り行われる、請求項1の方法。 3 前記クエン酸の濃度が容積当たり約1.5重量%でありかつ前記高温にさら す段階が約95℃の温度で行われる、請求項2の方法。 4 前記高温にさらす段階が約20時間に亘り行われる、請求項2の方法。 5 該透析器が前記高温にさらす段階の終りで無菌になる、請求項1の方法。 6 前記高温にさらす段階後の該透析器のクリアランス及び透過性が、同一の構 造及び組成をもつ殺菌されたことがない透析器のクリアランス及び透過性とほぼ 同一である、請求項1の方法。 7 クエン酸のみが前記水溶液中の活性成分である、請求項1の方法。 8 該透析器が中空繊維透析器である、請求項1の方法。 9 透析器を血液区画室及び透析物区画室に区分する半透膜を有し、前記区画室 の各々が室温において細菌発育を阻止するのに十分な濃度のクエン酸水溶液を含 む透析器。 10 クエン酸の濃度が容積当たり約1.0乃至5.0重量%である、請求項9の 透析器。 11 クエン酸の濃度が容積当たり約1.5重量%である、請求項9の透析器。 12 クエン酸のみが前記水溶液中の活性成分である、請求項9の透析器。 13 透析器を血液区画室及び透析物区画室に区分する半透膜を有する該透析器を 用いて患者に透析を施し、 該透析器を殺菌し、 容積当たり約1.0乃至5.0重量%の濃度のクエン酸を含む水溶液で 該透析器の該血液及び透析物区画室を満たし、 該水溶液を含む該透析器を100℃未満の高温にさらし、クエン酸水溶 液の濃度に対して該透析器に含まれる病原体及びウイルスを死滅させるのに十分 な時間に亘り行うようにすることによって殺菌をするようにし、 該水溶液を除去することなく該殺菌した透析器を室温で貯蔵し、 該殺菌した透析器を用いて患者に透析を施すことから成る血液透析方法。 14 前記殺菌する段階が、前記第1の透析を施す段階後2時間以内に行われる、 請求項13の方法。 15 前記貯蔵段階が24時間以上に亘り行われる、請求項13の方法。 16 該血液又は透析物区画室内のクエン酸を分析することなく前記第2の透析を 施す段階が行われる、請求項13の方法。 17 前記高温にさらす段階が、約90℃を越える温度において約15乃至25時 間に亘り行われる、請求項13の方法。 18 クエン酸の濃度が容積当たり約1.5重量%でありかつ前記高温にさらす段 階が約95℃で行われる、請求項17の方法。 19 前記高温にさらす段階が約20時間に亘り行われる、請求項17の方法。 20 該透析器が前記高温にさらす段階の終りで無菌になる、請求項13の方法。 21 前記殺菌段階後の該透析器のクリアランス及び透過性が、同一の構造及び組 成をもつ殺菌されたことがない透析器のクリアランス及び透過性とほぼ同一であ る、請求項1の方法。 22 クエン酸のみが前記水溶液中の活性成分である、請求項13の方法。 23 該透析器が中空繊維透析器である、請求項13の方法。 24 前記高温にさらす段階が、少なくとも3時間に亘り行われる、請求項1の方 法。 25 前記高温にさらす段階が少なくとも3時間に亘り行われる、請求項13の方 法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポラシェグ、ハンス‐ディートリッヒ ドイツ国、デー‐61440、オーベルーゼル、 グルンヴィーゼンウェグ 9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透析器を血液区画室及び透析物区画室に区分する半透膜を有する該透析器を 再処理する方法であって、 容積当たり約1.0乃至5.0重量%の濃度のクエン酸を含む水溶液で該透 析器の該血液及び透析物区画室を満たし、 該水溶液を含む該透析器を100℃未満の高温にさらし、該透析器に含まれ る病原生体及びウイルスを殺すのに十分な時間に亘り行うようにすることから成 る透析器再処理方法。 2 前記高温にさらす段階が、約90℃を越える温度において約15乃至25時 間に亘り行われる、請求項1の方法。 3 前記クエン酸の濃度が容積当たり約1.5重量%でありかつ前記高温にさら す段階が約95℃の温度で行われる、請求項2の方法。 4 前記高温にさらす段階が約20時間に亘り行われる、請求項2の方法。 5 該透析器が前記高温にさらす段階の終りで無菌になる、請求項1の方法。 6 前記高温にさらす段階後の該透析器のクリアランス及び透過性が、同一の構 造及び組成をもつ再処理されたことがない透析器のクリアランス及び透過性とほ ぼ同一である、請求項1の方法。 7 クエン酸のみが前記水溶液中の活性成分である、請求項1の方法。 8 該透析器が中空繊維透析器である、請求項1の方法。 9 透析器を血液区画室及び透析物区画室に区分する半透膜を有し、前記区画室 の各々が室温において細菌発育を阻止するのに十分な濃度のクエン酸水溶液を含 む透析器。 10 クエン酸の濃度が容積当たり約1.0乃至5.0重量%である、請求項9の 透析器。 11 クエン酸の濃度が容積当たり約1.5重量%である、請求項9の透析器。 12 クエン酸のみが前記水溶液中の活性成分である、請求項9の透析器。 13 透析器を血液区画室及び透析物区画室に区分する半透膜を有する該透析器を 用いて患者に透析を施し、 該透析器を再処理し、 容積当たり約1.0乃至5.0重量%の濃度のクエン酸を含む水溶液 で該透析器の該血液及び透析物区画室を満たし、 該水溶液を含む該透析器を100℃未満の高温にさらし、該透析器に 含まれる病原生体及びウイルスを殺すのに十分な時間に亘り行うようにすること によって再処理をするようにし、 該水溶液を除去することなく該再処理した透析器を室温で貯蔵し、 該再処理した透析器を用いて患者に透析を施すことから成る血液透析方法。 14 前記再処理する段階が、前記第1の透析を施す段階後2時間以内に行われる 、請求項13の方法。 15 前記貯蔵段階が24時間以上に亘り行われる、請求項13の方法。 16 該血液又は透析物区画室内のクエン酸を分析することなく前記第2の透析を 施す段階が行われる、請求項13の方法。 17 前記高温にさらす段階が、約90℃を越える温度において約15乃至25時 間に亘り行われる、請求項13の方法。 18 クエン酸の濃度が容積当たり約1.5重量%でありかつ前記高温にさらす段 階が約95℃で行われる、請求項17の方法。 19 前記高温にさらす段階が約20時間に亘り行われる、請求項17の方法。 20 該透析器が前記高温にさらす段階の終りで無菌になる、請求項13の方法。 21 前記再処理段階後の該透析器のクリアランス及び透過性が、同一の構造及び 組成をもつ再処理されたことがない透析器のクリアランス及び透過性とほぼ同一 である、請求項1の方法。 22 クエン酸のみが前記水溶液中の活性成分である、請求項13の方法。 23 該透析器が中空繊維透析器である、請求項13の方法。
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