JPH0950042A - 液晶カラー表示装置およびその階調特性の調整方法 - Google Patents

液晶カラー表示装置およびその階調特性の調整方法

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JPH0950042A
JPH0950042A JP20248795A JP20248795A JPH0950042A JP H0950042 A JPH0950042 A JP H0950042A JP 20248795 A JP20248795 A JP 20248795A JP 20248795 A JP20248795 A JP 20248795A JP H0950042 A JPH0950042 A JP H0950042A
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行広 角田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投写型液晶カラー表示装置1のカラー表示画
像における赤色光、緑色光、および青色光の各画像の光
強度のばらつきをなくす。 【解決手段】 各液晶ライトバルブ12r・12g・1
2bの書き込み光強度−出力光強度特性がほぼ一致する
ように、各画像信号発生回路17r・17g・17bか
ら各液晶パネル11r・11g・11bに入力された信
号電圧と、輝度計25および輝度測定器26によって測
定された赤色光、緑色光、および青色光の各画像の輝度
との関係に基づき、各液晶ライトバルブ12r・12g
・12bに印加される駆動電圧の駆動周波数が、各可変
周波数発振回路20r・20g・20bによってそれぞ
れ調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶カラー表示装
置およびその階調特性の調整方法に関し、特に投写型液
晶カラー表示装置およびその階調特性の調整方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の投写型液晶カラー表示装置には、
透過型液晶ライトバルブを備えるものと、反射型の光書
き込み型液晶ライトバルブを備えるものとがある。
【0003】図6は、透過型の液晶ライトバルブ42r
・42g・42bを備える従来の投写型液晶カラー表示
装置49を概略的に示す構成図である。
【0004】各液晶ライトバルブ42r・42g・42
bは、照射される光を変調して透過させることによっ
て、それぞれ投写すべき画像を形成する。また、各液晶
ライトバルブ42r・42g・42bは、印加される電
圧に応じて光の透過率が変化する液晶を間に封入する一
対の透明基板と、透明基板の一方にマトリックス状に配
列され、前記液晶に電圧を印加する画素電極と、該画素
電極の各々に与える信号電圧をスイッチングするスイッ
チング素子としてのTFT(薄膜トランジスタ)とを有
している。
【0005】投写型液晶カラー表示装置49は、液晶ラ
イトバルブ42r・42g・42bのほかに、光源40
と、複数のダイクロイックミラー41r・41g・41
b・43r・43g・43bと、投写レンズ44とを備
えている。
【0006】光源40は、白色光を出射する。ダイクロ
イックミラー41gは、光源40から出射された白色光
のうち、赤色光(以下、「R」と略する)と青色光(以
下、「B」と略する)とを反射させて、それぞれダイク
ロイックミラー41rとダイクロイックミラー41bと
に導くとともに、緑色光(以下、「G」と略する)を透
過させて液晶ライトバルブ42gに照射する。ダイクロ
イックミラー41r・41bは、それぞれR・Bを反射
させて液晶ライトバルブ42r・42bに照射する。
【0007】液晶ライトバルブ42r・42g・42b
にそれぞれ照射されたR・G・Bは、各画素電極に印加
される画像信号の信号電圧に応じて液晶の光学特性が変
化することによって、それぞれR・G・B用の画像信号
に従って液晶ライトバルブ42r・42g・42bを透
過する。これら透過光が、それぞれR・G・Bの画像と
して、ダイクロイックミラー43r・43g・43bに
よって合成され、投写レンズ44によって拡大されてス
クリーン45上に投写される。このようにして、投写型
液晶カラー表示装置49はカラー表示を行う。
【0008】ところで、透過型液晶ライトバルブを備え
る投写型液晶カラー表示装置では、液晶ライトバルブの
電圧−透過率特性がR・G・B用の液晶ライトバルブで
互いに異なり、その結果、表示画像におけるR・G・B
の光強度にむらができる。
【0009】そこで、たとえば特開平5−127620
号公報に開示されるように、各液晶ライトバルブに送ら
れるR・G・B用の画像信号を振幅変換し、γ補正を行
うことによってホワイトバランス調整を行い、画質の向
上が図られている。
【0010】また、透過型液晶ライトバルブには、前述
のように、各画素にスイッチング素子が形成されてお
り、したがって、画素の高開口率化が制限されるので、
表示画像の高輝度化を十分に達成することができないと
いう問題を有している。
【0011】一方、反射型の光書き込み型液晶ライトバ
ルブでは、各画素にスイッチング素子を設ける必要がな
く、したがって、表示画像の高輝度化を実現することが
できる。そこで次に、反射型の光書き込み型液晶ライト
バルブを備える従来の投写型液晶表示装置について、図
7〜図9に基づいて説明する。
【0012】図7は、光書き込み型の液晶ライトバルブ
51の構成を概略的に示す断面図である。液晶ライトバ
ルブ51は、両側に一対の透光性基板60a・60bを
有している。一方の基板60aの上には、透明電極61
aが形成されている。透明電極61aの上には、光導電
体層62、遮光層63、および誘電体ミラー64が順次
積層され、誘電体ミラー64の上には、配向膜65aが
形成されている。他方の基板60bの上には、透明電極
61bおよび配向膜65bが形成されている。液晶ライ
トバルブ51は、この2枚の基板60a・60bを、配
向膜65a・65bがそれぞれ内側になるように、スペ
ーサ67を介して貼合わせて形成されており、スペーサ
67によって設けられた間隙には、液晶が封入された液
晶層66が形成されている。また、透明電極61aと透
明電極61bとには交流電源68が接続され、両電極6
1a・61bの間に正弦波状の駆動電圧を印加すること
ができる構成となっている。さらに、液晶ライトバルブ
51には、画像書き込み素子によって、一方の基板60
a側から画像情報としての書き込み光69aが照射さ
れ、他方の基板60b側から読み出し光69bが照射さ
れる。
【0013】図8は、液晶ライトバルブ51の動作原理
を説明するための等価回路である。同図において、液晶
層66、中間層、および光導電体層62の等価抵抗は、
それぞれ抵抗71、抵抗72、および抵抗73で示さ
れ、液晶層66、中間層、および光導電体層62の等価
容量は、それぞれ容量74、容量75、および容量76
で示されている。ここで中間層とは、配向膜65a、誘
電体ミラー64、および遮光層63のことである。ま
た、液晶層66、中間層、および光導電体層62の合成
インピーダンスは、それぞれ合成インピーダンスZ1、
合成インピーダンスZ2、および合成インピーダンスZ
3で示されている。
【0014】交流電源68によって液晶ライトバルブ5
1に印加される駆動電圧の値をVとすると、液晶層66
に分圧される電圧Vlcは、Vlc={Z1/(Z1+
Z2+Z3)}×Vで示される。
【0015】光導電体層62の各領域において、光導電
体層62に書き込み光69aによる画像情報の入力がな
い状態(暗状態)では、光導電体層62の抵抗73は高
抵抗状態であり、光導電体層62の合成インピーダンス
Z3は高インピーダンスとなっている。このとき、液晶
層66に印加される電圧Vlcは閾値電圧を越えない。
一方、書き込み光69aが照射されて光導電体層62に
情報が書き込まれた状態(明状態)では、光導電体層6
2の抵抗73は低抵抗状態であり、光導電体層62の合
成インピーダンスZ3は低インピーダンスとなってい
る。このとき、液晶層66に印加される電圧Vlcは閾
値電圧を越え、液晶層66の液晶の配向状態が変化す
る。すなわち、明状態と暗状態とでは、光導電体層62
の合成インピーダンスZ3が異なり、これによって、液
晶層66に分圧される電圧Vlcが変化し、この変化に
従って液晶の配向状態が変化する。
【0016】図9は、この液晶ライトバルブ51を備え
る従来の投写型液晶表示装置59を概略的に示す構成図
である。投写型液晶表示装置59は、液晶ライトバルブ
51のほかに、CRT(陰極線管)50、読み出し光源
52、光学レンズ53、偏光ビームスプリッタ54、お
よび投写レンズ55を備えている。CRT50は、画像
書き込み素子として一方の基板60a側から液晶ライト
バルブ51に画像情報としての書き込み光69aを照射
する。なお、画像書き込み素子として、CRTのほか
に、光源と液晶パネルとを組み合わせて用いる場合もあ
る。読み出し光源52は、読み出し光69bを出射す
る。読み出し光源52から出射された読み出し光69b
は、光学レンズ53および偏光ビームスプリッタ54を
介して、他方の基板60b側から液晶ライトバルブ51
に入射する。入射した読み出し光69bは、液晶ライト
バルブ51の誘電体ミラー64で反射されて出力される
が、このとき、液晶層66の液晶の配向状態に応じて、
出力光の光強度は変調されることになる。こうして得ら
れた出力光は、画像として、偏光ビームスプリッタ54
を透過し、投写レンズ55によって拡大されてスクリー
ン56上に投写される。
【0017】上述の基本的構成に加えて、CRTおよび
液晶ライトバルブをR・G・B用に各々設け、さらに、
読み出し光がダイクロイックミラーやダイクロイックプ
リズムなどでR・G・Bに分離されて各液晶ライトバル
ブに照射され、反射光が再び合成されてスクリーン上に
投写される構成とすれば、カラー表示を行うことができ
る。
【0018】しかしながら、透過型液晶ライトバルブを
備える投写型液晶カラー表示装置と同様に、光書き込み
型液晶ライトバルブを備える投写型液晶カラー表示装置
においても、液晶ライトバルブの電圧−反射率特性がR
・G・B用の液晶ライトバルブで互いに異なり、その結
果、表示画像におけるR・G・Bの光強度にむらができ
る。
【0019】そこで、光書き込み型液晶ライトバルブを
備える投写型液晶カラー表示装置において、R・G・B
用の各液晶ライトバルブの電圧−反射率特性を揃えるた
めに、各液晶ライトバルブの液晶層のリタデーションを
等しくする方法が、特開平3−259179号公報に開
示されている。リタデーションは、液晶の屈折率をΔn
とし、液晶層のセル厚をdとし、読み出し光の波長をλ
とすると、Δnd/λで示される。上記方法によれば、
R・G・B用の3枚の液晶ライトバルブがΔnR R
λR =ΔnG G /λG =ΔnB B /λB の関係を満
たすように、各液晶ライトバルブの液晶層の液晶の屈折
率Δnが相互に異なるように形成されている。これによ
り、3枚の液晶ライトバルブの液晶層のリタデーション
を等しくし、電圧−反射率特性を揃えている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところが、光書き込み
型液晶ライトバルブを備える投写型液晶カラー表示装置
において、上記特開平3−259179号公報に開示さ
れる方法によって、各液晶ライトバルブの液晶層の液晶
の屈折率Δnが相互に異なるように形成された場合、各
液晶層の誘電率も相互に異なることになり、そのため、
各液晶層のインピーダンスも相互に異なることになる。
【0021】したがって、前述の液晶ライトバルブの動
作原理から、R・G・B用の各液晶ライトバルブに同一
光量の書き込み光を照射しても、出力光の光強度が相互
に異なることになり、その結果、依然として表示画像に
おけるR・G・Bの光強度にむらができてしまうという
問題が生じる。
【0022】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、各液晶ライトバルブの階
調特性を等しくして、表示画像における赤色光、緑色
光、および青色光の各画像の光強度のバランスがとれた
高画質のカラー表示を行うことができる液晶カラー表示
装置およびその階調特性の調整方法を提供することにあ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る液
晶カラー表示装置は、上記の課題を解決するために、赤
色光、緑色光、および青色光の画像をそれぞれ形成する
3枚の液晶ライトバルブであって、一方から書き込み光
が光導電体層に照射されることにより得られる情報に従
って、液晶に印加されている駆動電圧が変化し該液晶の
配向状態が変化することによって、他方から入射する光
を変調して出力光として出力する3枚の液晶ライトバル
ブと、前記3枚の液晶ライトバルブにそれぞれ駆動電圧
を印加する駆動手段とを含み、前記3枚の液晶ライトバ
ルブによってそれぞれ形成された赤色光、緑色光、およ
び青色光の画像を合成して表示を行う液晶カラー表示装
置において、前記駆動手段によって前記3枚の液晶ライ
トバルブに印加される駆動電圧の駆動周波数をそれぞれ
可変する可変手段を備えると共に、前記書き込み光の強
度に対する前記出力光の強度が前記3枚の液晶ライトバ
ルブ間で相互に一致または略一致するように、前記3枚
の液晶ライトバルブに印加される駆動電圧の駆動周波数
がそれぞれ前記可変手段によって調整されることを特徴
としている。
【0024】上記の構成により、本発明に係る液晶カラ
ー表示装置は、3枚の液晶ライトバルブの階調特性を等
しくすることができるので、表示画像における赤色光、
緑色光、および青色光の各画像の光強度のバランスがと
れた高画質のカラー表示を行うことができる。
【0025】すなわち、3枚の液晶ライトバルブに印加
される駆動電圧の駆動周波数がそれぞれ可変手段によっ
て調整されることによって、各液晶ライトバルブにおけ
る光導電体層のインピーダンスと液晶層のインピーダン
スとの整合が可能になる。ここで、光導電体層のインピ
ーダンス、液晶層のインピーダンス、および駆動周波数
の一般的な関係を式(1)、式(2)、および式(3)
に示す。
【0026】 Zpc=Rpc/{1+(RpcωCpc)2 1/2 ・・・・・(1) Zlc=1/ωClc・・・・・(2) ω=2πf・・・・・(3) Zpc;光導電体層のインピーダンス Zlc;液晶層のインピーダンス f;駆動周波数(Hz) Rpc;光導電体層の抵抗(Ω) Cpc;光導電体層の容量(F) Clc;液晶の容量(F) 上記式(1)、式(2)、および式(3)に示すよう
に、駆動周波数を可変して調整することによって、光導
電体層のインピーダンスと液晶層のインピーダンスとの
整合を図ることができる。
【0027】これにより、3枚の液晶ライトバルブの各
液晶層のリタデーションを等しくするためにΔnd/λ
を最適化したことによって、各液晶層のインピーダンス
が相互に異なった場合においても、3枚の液晶ライトバ
ルブにおける各光導電体層のインピーダンスと各液晶層
のインピーダンスとの整合を図ることができる。
【0028】また、3枚の液晶ライトバルブの各液晶層
のΔnd/λが最適化されておらず、各液晶層の電圧−
反射率特性が相互に異なる場合においても、同様に、3
枚の液晶ライトバルブにおける各光導電体層のインピー
ダンスと各液晶層のインピーダンスとの整合を図ること
ができる。
【0029】したがって、3枚の液晶ライトバルブの書
き込み光強度−出力光強度特性を揃えることができるの
で、書き込み手段のγ補正を行う必要がなく、また、書
き込み手段に調整のための特別な回路を設ける必要もな
く、表示画像における赤色光、緑色光、および青色光の
各画像の光強度のバランスがとれた高画質な液晶カラー
表示装置を提供することができる。
【0030】請求項2の発明に係る液晶カラー表示装置
の階調特性の調整方法は、上記の課題を解決するため
に、赤色光、緑色光、および青色光の画像をそれぞれ形
成する3枚の液晶ライトバルブであって、一方から書き
込み光が光導電体層に照射されることにより得られる情
報に従って、液晶に印加されている駆動電圧が変化し該
液晶の配向状態が変化することによって、他方から入射
する光を変調して出力光として出力する3枚の液晶ライ
トバルブと、前記3枚の液晶ライトバルブにそれぞれ駆
動電圧を印加する駆動手段とを含み、前記3枚の液晶ラ
イトバルブによってそれぞれ形成された赤色光、緑色
光、および青色光の画像を合成して表示を行う液晶カラ
ー表示装置の階調特性の調整方法において、前記書き込
み光の強度に対する前記出力光の強度が前記3枚の液晶
ライトバルブ間で相互に一致または略一致するように、
前記駆動手段によって前記3枚の液晶ライトバルブに印
加される駆動電圧の駆動周波数をそれぞれ可変して調整
することを特徴としている。
【0031】上記の方法により、本発明に係る調整方法
が適用される液晶カラー表示装置では、3枚の液晶ライ
トバルブの階調特性を等しくすることができるので、表
示画像における赤色光、緑色光、および青色光の各画像
の光強度のバランスがとれた高画質のカラー表示を行う
ことができる。
【0032】すなわち、3枚の液晶ライトバルブに印加
される駆動電圧の駆動周波数をそれぞれ可変して調整す
ることによって、前述のように、各液晶ライトバルブに
おける光導電体層のインピーダンスと液晶層のインピー
ダンスとの整合が可能になる。
【0033】これにより、3枚の液晶ライトバルブの各
液晶層のリタデーションを等しくするためにΔnd/λ
を最適化したことによって、各液晶層のインピーダンス
が相互に異なった場合においても、3枚の液晶ライトバ
ルブにおける各光導電体層のインピーダンスと各液晶層
のインピーダンスとの整合を図ることができる。
【0034】また、3枚の液晶ライトバルブの各液晶層
のΔnd/λが最適化されておらず、各液晶層の電圧−
反射率特性が相互に異なる場合においても、同様に、3
枚の液晶ライトバルブにおける各光導電体層のインピー
ダンスと各液晶層のインピーダンスとの整合を図ること
ができる。
【0035】したがって、3枚の液晶ライトバルブの書
き込み光強度−出力光強度特性を揃えることができるの
で、書き込み手段のγ補正を行う必要がなく、また、書
き込み手段に調整のための特別な回路を設ける必要もな
く、表示画像における赤色光、緑色光、および青色光の
各画像の光強度のバランスがとれた高画質な液晶カラー
表示装置を提供することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1〜図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0037】図1は、本形態の投写型液晶カラー表示装
置1を概略的に示す構成図である。投写型液晶カラー表
示装置1には、赤色光(以下、「R」と略する)、緑色
光(以下、「G」と略する)、および青色光(以下、
「B」と略する)の各画像を形成するための光書き込み
型の液晶ライトバルブ12r・12g・12bがそれぞ
れ設けられている。また、各液晶ライトバルブ12r・
12g・12bに画像情報を書き込むための書き込み手
段として、書き込み光源10r・10g・10b、スイ
ッチング素子としてTFTを備えた液晶パネル11r・
11g・11b、および画像信号発生回路17r・17
g・17bが、各液晶ライトバルブ12r・12g・1
2bに対してそれぞれ設けられている。また、各液晶ラ
イトバルブ12r・12g・12bに読み出し光を照射
するための読み出し手段として、読み出し光源19と、
3枚のダイクロイックミラー13r・13g・13bと
が設けられている。さらに、各液晶ライトバルブ12r
・12g・12bからの反射光を合成し拡大してスクリ
ーン16上に投写するための投写手段として、3枚のダ
イクロイックミラー14r・14g・14bと投写レン
ズ15とが設けられている。
【0038】さらに、投写型液晶カラー表示装置1に
は、各液晶ライトバルブ12r・12g・12bに交流
駆動電圧を印加することによって、各液晶ライトバルブ
12r・12g・12bを駆動する駆動手段としての駆
動回路18r・18g・18bがそれぞれ設けられてい
る。また、各駆動回路18r・18g・18bには、交
流駆動電圧の駆動周波数を可変する可変手段としての可
変周波数発振回路20r・20g・20bがそれぞれ接
続されている。可変周波数発振回路20r・20g・2
0bの構成は通常の可変周波発振器と同様の構成からな
り、図2は、その一構成例を示すブロック図である。
【0039】可変周波数発振回路20r・20g・20
bは、図2に示すように、入力される誤差信号のレベル
に対応した周波数の信号を発振する電圧制御発振器27
と、この電圧制御発振器27からの出力を制御回路32
から出力される分周比Nで分周する分周器28と、予め
定める周波数で発振を行う基準信号源29と、前記分周
器28からの出力と基準信号源29からの基準信号との
位相を比較し、両者の位相差に対応した誤差信号を出力
する位相比較器30と、位相比較器30からの出力を平
滑化して前記電圧制御発振器27へ与えるローパスフィ
ルタ31とを備えるフェイズロックループに形成されて
いる。この構成により、可変周波数発振回路20r・2
0g・20bは、制御回路32から出力される分周比N
の値の変化に対応して発振信号の周波数を可変し、駆動
回路18r・18g・18bにそれぞれ出力することが
できる。
【0040】図3は、各液晶ライトバルブ12r・12
g・12bの構成を概略的に示す断面図である。液晶ラ
イトバルブ12r・12g・12bは、両側に一対の透
光性基板9a・9bを有している。一方の基板9aの上
には、透明電極1aが形成されている。透明電極1aの
上には、光導電体層2、遮光層3、および誘電体ミラー
4が順次積層され、誘電体ミラー4の上には、配向膜5
aが形成されている。他方の基板9bの上には、透明電
極1bおよび配向膜5bが形成されている。液晶ライト
バルブ12r・12g・12bは、この2枚の基板9a
・9bを、配向膜5a・5bがそれぞれ内側になるよう
に、スペーサ7を介して貼合わせて形成されており、ス
ペーサ7によって設けられた間隙には、液晶が封入され
た液晶層6が形成されている。また、各液晶ライトバル
ブ12r・12g・12bの透明電極1aと透明電極1
bとの間に、それぞれ駆動回路18r・18g・18b
によって、交流駆動電圧を印加することができる構成と
なっている。
【0041】次に、上記構成からなる投写型液晶カラー
表示装置1の表示動作を説明する。
【0042】各書き込み光源10r・10g・10bか
ら発した光は、それぞれ各液晶パネル11r・11g・
11bに入射される。各液晶パネル11r・11g・1
1bでは、画像信号発生回路17r・17g・17bか
らの画像信号に従ってTFTが各画素電極に与える信号
電圧をスイッチングし、これに応じて液晶の光透過率が
変化する。各液晶パネル11r・11g・11bに入射
される光が、信号電圧に従って光透過率が変化する液晶
を透過することによって、R・G・B用の各画像情報と
しての書き込み光が形成される。R・G・B用の各書き
込み光は、それぞれ交流駆動電圧が印加されている液晶
ライトバルブ12r・12g・12bの光導電体層2に
書き込まれる。
【0043】光導電体層2の各領域において、画像情報
の入力がない領域では、光導電体層2の抵抗は高抵抗状
態であり、光導電体層2の合成インピーダンスは高イン
ピーダンスとなる。このとき、液晶層6に印加される電
圧は閾値電圧を越えない。一方、画像情報が書き込まれ
た領域では、光導電体層2の抵抗は低抵抗状態となり、
光導電体層2の合成インピーダンスは低インピーダンス
となる。このとき、液晶層6に印加される電圧は閾値電
圧を越え、液晶層6の液晶の配向状態が変化する。すな
わち、光導電体層2は、書き込まれる画像情報によって
そのインピーダンスを変化させ、液晶層6にかかる電圧
を制御し、これによって、液晶層6には、液晶の配向状
態の変化という形で、画像情報に対応した情報が形成さ
れる。
【0044】一方、読み出し光源19から発した光は、
3枚のダイクロイックミラー13r・13g・13bに
よって、R・G・Bに分離され、これらR・G・Bは、
それぞれ液晶ライトバルブ12r・12g・12bに入
射する。入射したR・G・Bは、それぞれ液晶ライトバ
ルブ12r・12g・12bの誘電体ミラー4で反射さ
れて出力されるが、このとき、液晶層6の液晶の配向状
態に応じて、出力光の光強度は変調されることになる。
こうして得られた各出力光は、各R・G・Bの画像とし
て、3枚のダイクロイックミラー14r・14g・14
bによって合成され、さらに、投写レンズ15によって
拡大されてスクリーン16上に投写される。これによ
り、スクリーン16上にカラー画像が表示される。
【0045】次に、R・G・Bの光強度のバランスがと
れた高画質のカラー画像表示を行うために、3枚の液晶
ライトバルブ12r・12g・12bの階調特性を等し
くするための各液晶ライトバルブ12r・12g・12
bに印加される駆動電圧の駆動周波数の調整方法につい
て説明する。
【0046】まず、スクリーン16上に輝度計25を設
置し、この輝度計と接続され、表示画像におけるR・G
・Bの各輝度の測定を行う輝度測定器26を用意する。
【0047】次に、各液晶パネル11r・11g・11
bに最大透過率から黒レベルに相当する信号電圧を画像
信号発生回路17r・17g・17bから複数点入力
し、各液晶ライトバルブ12r・12g・12bに画像
情報としての書き込み光を入力する。このとき、各液晶
ライトバルブ12r・12g・12bには、駆動回路1
8r・18g・18bによって、同じ駆動周波数の交流
電圧が印加されており、本形態においては、各液晶ライ
トバルブ12r・12g・12bに駆動周波数560H
zの交流電圧が印加されている。
【0048】そして、白レベルから黒レベルに相当する
書き込み光を複数点入力したときの各液晶ライトバルブ
12r・12g・12bからスクリーン16上に投写さ
れる表示画像のR・G・Bの各輝度を、輝度計25およ
び輝度測定器26を用いて個々に測定する。
【0049】表1は、上述の測定結果であり、表2は、
最大透過率から黒レベルに相当する信号電圧に対して測
定されたR・G・Bの各輝度の規格化を行った結果であ
る。各測定値Lx の規格化した値Larb.は、R・G・B
の各輝度において測定された最大値をLmax とし、最小
値をLmin とすると、Larb.=(Lx −Lmin )/(L
max −Lmin )×100の式より算出することができ
る。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】図4は、表2をグラフ化したものであり、
各液晶パネル11r・11g・11bに印加された信号
電圧と表示画像におけるR・G・Bの各輝度との関係を
示すグラフである。ここで、各液晶パネル11r・11
g・11bに印加される信号電圧に従って各液晶ライト
バルブ12r・12g・12bに照射される書き込み光
の光量が変わり、一方、R・G・Bの各輝度は各液晶ラ
イトバルブ12r・12g・12bからの出力光の強度
に従うので、信号電圧と輝度との関係は、書き込み光の
強度と出力光の強度との関係と読み換えることができ
る。
【0053】図4に示すように、書き込み光強度−出力
光強度特性が、R・G・B用の液晶ライトバルブ12r
・12g・12b間で一致していないことがわかる。そ
こで、次に、書き込み光強度と出力光強度との関係が液
晶ライトバルブ12r・12g・12b間で相互に一致
するように、可変周波数発振回路20r・20g・20
bによって、各液晶ライトバルブ12r・12g・12
bに印加される駆動電圧の駆動周波数をそれぞれ可変し
て調整する。
【0054】調整に際して、まず基準色を決定する。通
常、特性が中央に来るものを基準色とする。本形態にお
いては、Bの信号電圧−輝度特性に対して、R、および
Gの信号電圧−輝度特性が一致するように、液晶ライト
バルブ12r・12gに印加される駆動電圧の駆動周波
数をそれぞれ可変して調整した。通常、輝度を上げる場
合には駆動周波数を下げることで、また輝度を下げる場
合には駆動周波数を上げることで調整を行う。本形態で
は、液晶ライトバルブ12r・12gに対して駆動周波
数を上げることでR・Gの輝度を下げて調整を行ってお
り、各液晶ライトバルブ12r・12g・12bに印加
される駆動電圧の駆動周波数を、液晶ライトバルブ12
r・12gに対して1kHz、液晶ライトバルブ12b
に対して560Hzとした。このように、可変周波数発
振回路20r・20g・20bによって、駆動周波数を
それぞれ可変して調整した後に、再び最大透過率から黒
レベルに相当する信号電圧に対してR・G・Bの各輝度
を測定する。
【0055】表3は、上述の測定結果であり、表4は、
各測定値の規格化を行った結果である。また図5は、表
4をグラフ化したものであり、調整後におけるR・G・
Bの信号電圧と輝度との関係を示している。
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
【0058】図5に示すように、各液晶ライトバルブ1
2r・12g・12bに印加される駆動電圧の駆動周波
数をそれぞれ可変して調整することによって、信号電圧
と輝度との関係がR・G・Bにおいて略一致することが
わかる。
【0059】以上のように、本形態の投写型液晶カラー
表示装置1では、信号電圧と輝度との関係がR・G・B
において略一致するように、各液晶ライトバルブ12r
・12g・12bに印加される駆動電圧の駆動周波数を
それぞれ可変して調整することによって、3枚の液晶ラ
イトバルブ12r・12g・12bの階調特性を等しく
することができ、表示画像におけるR・G・Bの光強度
のバランスが優れた高画質の投写表示画像を実現するこ
とができる。
【0060】また、輝度計25および輝度測定器26を
上述の投写型液晶カラー表示装置1と一体に設け、表示
動作の際に、各液晶ライトバルブ12r・12g・12
bに印加される駆動電圧の駆動周波数を、各可変周波数
発振回路20r・20g・20bによって絶えず調整す
ることも可能である。この場合、たとえば輝度測定器2
6は、測定結果を各可変周波数発振回路20r・20g
・20bに出力する構成とし、一方、各可変周波数発振
回路20r・20g・20bには、各輝度の測定値と各
画像信号とを比較して、駆動周波数の値をどれだけ可変
すればよいかを演算する演算回路が接続されている構成
とすればよい。これにより、各輝度の測定値に応じて演
算回路が駆動周波数の可変量を演算し、この演算結果に
従って各可変周波数発振回路20r・20g・20b
は、駆動周波数をそれぞれ可変して調整することができ
る。このように、表示動作の際に絶えず駆動周波数を調
整することができる構成とすれば、たとえば温度の上昇
に対しても、各液晶ライトバルブ12r・12g・12
bの書き込み光強度−出力光強度特性は変わらずに相互
に一致した状態を維持することができる。
【0061】なお、各液晶ライトバルブ12r・12g
・12bに印加される交流電圧の波形は、方形波でも正
弦波でもよい。
【0062】また、可変周波数発振回路20r・20g
・20bは、図2に示す回路構成に限らず、駆動周波数
を可変するための様々な回路構成が可能である。
【0063】さらに、本形態においては、Bの信号電圧
−輝度特性に対して、R、およびGの信号電圧−輝度特
性が一致するように、液晶ライトバルブ12r・12g
に印加される駆動電圧の駆動周波数をそれぞれ可変して
調整したが、これに限らず、Rの信号電圧−輝度特性、
またはGの信号電圧−輝度特性に対して、他の特性が一
致するように、駆動周波数を可変して調整を行ってもよ
い。
【0064】さらに、本形態においては、調整後に各液
晶ライトバルブ12r・12g・12bに印加される駆
動電圧の駆動周波数は、液晶ライトバルブ12r・12
gに対して1kHz、液晶ライトバルブ12bに対して
560Hzであったが、本発明はこれらの数値に限定さ
れるものではない。各液晶ライトバルブ12r・12g
・12bの信号電圧と輝度との関係のばらつきに応じ
て、そのばらつきを補償する駆動周波数の可変量も変化
する。
【0065】さらに、本形態においては、投写型液晶カ
ラー表示装置1の投写手段は、合成されたR・G・Bの
画像を、1つの投写レンズ15によりスクリーン16上
に投写する構成であったが、これに限らず、各R・G・
Bの画像を3つの投写レンズによりそれぞれスクリーン
上に投写して、スクリーン上で合成する構成としてもよ
い。
【0066】さらに、本形態においては、書き込み手段
として、液晶パネル11r・11g・11bが用いられ
ていたが、これに限らず、書き込み手段には、CRTの
ような自発光デバイスが用いられてもよいし、また、L
EDアレイ等の線型発光デバイスをガルバノミラー等の
光学的手段によりスキャンして書き込む構成からなるも
のでもよい。
【0067】
【発明の効果】請求項1の発明に係る液晶カラー表示装
置は、以上のように、前記駆動手段によって前記3枚の
液晶ライトバルブに印加される駆動電圧の駆動周波数を
それぞれ可変する可変手段を備えると共に、前記書き込
み光の強度に対する前記出力光の強度が前記3枚の液晶
ライトバルブ間で相互に一致または略一致するように、
前記3枚の液晶ライトバルブに印加される駆動電圧の駆
動周波数がそれぞれ前記可変手段によって調整される構
成である。
【0068】これにより、3枚の液晶ライトバルブの各
液晶層のリタデーションを等しくするためにΔnd/λ
を最適化したことによって、各液晶層のインピーダンス
が相互に異なった場合においても、3枚の液晶ライトバ
ルブにおける各光導電体層のインピーダンスと各液晶層
のインピーダンスとの整合を図ることができる。
【0069】また、3枚の液晶ライトバルブの各液晶層
のΔnd/λが最適化されておらず、各液晶層の電圧−
反射率特性が相互に異なる場合においても、同様に、3
枚の液晶ライトバルブにおける各光導電体層のインピー
ダンスと各液晶層のインピーダンスとの整合を図ること
ができる。
【0070】それゆえ、3枚の液晶ライトバルブの書き
込み光強度−出力光強度特性を揃えることができるの
で、書き込み手段のγ補正を行う必要がなく、また、書
き込み手段に調整のための特別な回路を設ける必要もな
く、表示画像における赤色光、緑色光、および青色光の
各画像の光強度のバランスがとれた高画質な液晶カラー
表示装置を提供することができるという効果を奏する。
【0071】請求項2の発明に係る液晶カラー表示装置
の階調特性の調整方法は、以上のように、前記書き込み
光の強度に対する前記出力光の強度が前記3枚の液晶ラ
イトバルブ間で相互に一致または略一致するように、前
記駆動手段によって前記3枚の液晶ライトバルブに印加
される駆動電圧の駆動周波数をそれぞれ可変して調整す
る方法である。
【0072】これにより、3枚の液晶ライトバルブの各
液晶層のリタデーションを等しくするためにΔnd/λ
を最適化したことによって、各液晶層のインピーダンス
が相互に異なった場合においても、3枚の液晶ライトバ
ルブにおける各光導電体層のインピーダンスと各液晶層
のインピーダンスとの整合を図ることができる。
【0073】また、3枚の液晶ライトバルブの各液晶層
のΔnd/λが最適化されておらず、各液晶層の電圧−
反射率特性が相互に異なる場合においても、同様に、3
枚の液晶ライトバルブにおける各光導電体層のインピー
ダンスと各液晶層のインピーダンスとの整合を図ること
ができる。
【0074】それゆえ、3枚の液晶ライトバルブの書き
込み光強度−出力光強度特性を揃えることができるの
で、書き込み手段のγ補正を行う必要がなく、また、書
き込み手段に調整のための特別な回路を設ける必要もな
く、表示画像における赤色光、緑色光、および青色光の
各画像の光強度のバランスがとれた高画質な液晶カラー
表示装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る投写型液晶カラー表示装置を概略
的に示す構成図である。
【図2】上記投写型液晶カラー表示装置に設けられる可
変周波数発振回路の一構成例をを示すブロック図であ
る。
【図3】上記投写型液晶カラー表示装置に設けられる液
晶ライトバルブの構成を概略的に示す断面図である。
【図4】上記投写型液晶カラー表示装置における、駆動
周波数を調整する前の信号電圧と輝度との関係を示すグ
ラフである。
【図5】上記投写型液晶カラー表示装置における、駆動
周波数を調整した後の信号電圧と輝度との関係を示すグ
ラフである。
【図6】透過型の液晶ライトバルブを備える従来の投写
型液晶カラー表示装置を概略的に示す構成図である。
【図7】光書き込み型の液晶ライトバルブの構成を概略
的に示す断面図である。
【図8】上記液晶ライトバルブの動作原理を説明するた
めの等価回路である。
【図9】光書き込み型の液晶ライトバルブを備える従来
の投写型液晶表示装置を概略的に示す構成図である。
【符号の説明】
1 投写型液晶カラー表示装置 10r 書き込み光源 10g 書き込み光源 10b 書き込み光源 11r 液晶パネル 11g 液晶パネル 11b 液晶パネル 12r 液晶ライトバルブ 12g 液晶ライトバルブ 12b 液晶ライトバルブ 13r ダイクロイックミラー 13g ダイクロイックミラー 13b ダイクロイックミラー 14r ダイクロイックミラー 14g ダイクロイックミラー 14b ダイクロイックミラー 15 投写レンズ 16 スクリーン 17r 画像信号発生回路 17g 画像信号発生回路 17b 画像信号発生回路 18r 駆動回路(駆動手段) 18g 駆動回路(駆動手段) 18b 駆動回路(駆動手段) 19 読み出し光源 20r 可変周波数発振回路(可変手段) 20g 可変周波数発振回路(可変手段) 20b 可変周波数発振回路(可変手段) 25 輝度計 26 輝度測定器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤色光、緑色光、および青色光の画像をそ
    れぞれ形成する3枚の液晶ライトバルブであって、一方
    から書き込み光が光導電体層に照射されることにより得
    られる情報に従って、液晶に印加されている駆動電圧が
    変化し該液晶の配向状態が変化することによって、他方
    から入射する光を変調して出力光として出力する3枚の
    液晶ライトバルブと、 前記3枚の液晶ライトバルブにそれぞれ駆動電圧を印加
    する駆動手段とを含み、 前記3枚の液晶ライトバルブによってそれぞれ形成され
    た赤色光、緑色光、および青色光の画像を合成して表示
    を行う液晶カラー表示装置において、 前記駆動手段によって前記3枚の液晶ライトバルブに印
    加される駆動電圧の駆動周波数をそれぞれ可変する可変
    手段を備えると共に、 前記書き込み光の強度に対する前記出力光の強度が前記
    3枚の液晶ライトバルブ間で相互に一致または略一致す
    るように、前記3枚の液晶ライトバルブに印加される駆
    動電圧の駆動周波数がそれぞれ前記可変手段によって調
    整されることを特徴とする液晶カラー表示装置。
  2. 【請求項2】赤色光、緑色光、および青色光の画像をそ
    れぞれ形成する3枚の液晶ライトバルブであって、一方
    から書き込み光が光導電体層に照射されることにより得
    られる情報に従って、液晶に印加されている駆動電圧が
    変化し該液晶の配向状態が変化することによって、他方
    から入射する光を変調して出力光として出力する3枚の
    液晶ライトバルブと、前記3枚の液晶ライトバルブにそ
    れぞれ駆動電圧を印加する駆動手段とを含み、前記3枚
    の液晶ライトバルブによってそれぞれ形成された赤色
    光、緑色光、および青色光の画像を合成して表示を行う
    液晶カラー表示装置の階調特性の調整方法において、 前記書き込み光の強度に対する前記出力光の強度が前記
    3枚の液晶ライトバルブ間で相互に一致または略一致す
    るように、前記駆動手段によって前記3枚の液晶ライト
    バルブに印加される駆動電圧の駆動周波数をそれぞれ可
    変して調整することを特徴とする液晶カラー表示装置の
    階調特性の調整方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001092414A (ja) * 1999-08-11 2001-04-06 Agilent Technol Inc 照射源較正方法
KR100370174B1 (ko) * 1999-02-20 2003-01-30 김석배 화면연동형 입체조명 시스템
KR100812644B1 (ko) * 2006-02-22 2008-03-13 삼성전기주식회사 광변조기를 포함하는 디스플레이 장치 및 광변조기 보상방법

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KR100812644B1 (ko) * 2006-02-22 2008-03-13 삼성전기주식회사 광변조기를 포함하는 디스플레이 장치 및 광변조기 보상방법

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