JPH0949699A - 迷彩ナイロンテープの製造方法 - Google Patents
迷彩ナイロンテープの製造方法Info
- Publication number
- JPH0949699A JPH0949699A JP7200667A JP20066795A JPH0949699A JP H0949699 A JPH0949699 A JP H0949699A JP 7200667 A JP7200667 A JP 7200667A JP 20066795 A JP20066795 A JP 20066795A JP H0949699 A JPH0949699 A JP H0949699A
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- JP
- Japan
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- camouflage
- nylon
- infrared
- tape
- cloth
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- Pending
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- Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 600〜860nmの領域,1000〜120
0nmの領域または600〜1200nmの領域で迷彩効果
を有するナイロンテープを製造する。 【解決手段】 ナイロン織物に,建染染料,酸性染料ま
たは顔料を用いた染色により,600〜1200nmの赤
外線波長領域において6%以上,65%以下の多段階の
赤外線反射率を示す迷彩効果を施す。
0nmの領域または600〜1200nmの領域で迷彩効果
を有するナイロンテープを製造する。 【解決手段】 ナイロン織物に,建染染料,酸性染料ま
たは顔料を用いた染色により,600〜1200nmの赤
外線波長領域において6%以上,65%以下の多段階の
赤外線反射率を示す迷彩効果を施す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,赤外線領域におけ
る迷彩効果を有する迷彩服,迷彩個人装具等に適用し得
る迷彩ナイロンテープの製造方法に関するものである。
る迷彩効果を有する迷彩服,迷彩個人装具等に適用し得
る迷彩ナイロンテープの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に,迷彩服や迷彩個人装具等は,使
用する周囲の環境や物体とのコントラストのないことが
必要である。すなわち,可視光線領域のもとでは,例え
ば,周囲が黄色であるところに赤色の物体が存在する
と,コントラストが明瞭で目立つので,迷彩服や迷彩個
人装具等は,周囲とコントラストのないものでなければ
ならない。そこで,軍隊等の着用する迷彩服や迷彩個人
装具等は,その地域の各種植物や岩・土等の自然物の可
視光線の波長領域における色彩と模様を考慮した迷彩が
施されている。当然,それらに使用されるテープ類も,
可視光線波長領域における色彩を考慮した迷彩の染色が
施されている。
用する周囲の環境や物体とのコントラストのないことが
必要である。すなわち,可視光線領域のもとでは,例え
ば,周囲が黄色であるところに赤色の物体が存在する
と,コントラストが明瞭で目立つので,迷彩服や迷彩個
人装具等は,周囲とコントラストのないものでなければ
ならない。そこで,軍隊等の着用する迷彩服や迷彩個人
装具等は,その地域の各種植物や岩・土等の自然物の可
視光線の波長領域における色彩と模様を考慮した迷彩が
施されている。当然,それらに使用されるテープ類も,
可視光線波長領域における色彩を考慮した迷彩の染色が
施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし,この迷彩テー
プは,使用する日本の各種の環境条件(植物や岩・土)
下での可視光線の波長領域における色彩のみを考慮した
迷彩染色が施されているので,近年の新しい探知方法,
手段等によれば,簡単に見破られてしまう欠点があっ
た。新しい探知方法としては,赤外線の波長領域の光線
を探知する赤外線探知方法が知られているが,これに対
する防御を施す必要があり,いかにして自然環境の赤外
線反射率とナイロンテープの赤外線反射率を近づけるか
がポイントである。
プは,使用する日本の各種の環境条件(植物や岩・土)
下での可視光線の波長領域における色彩のみを考慮した
迷彩染色が施されているので,近年の新しい探知方法,
手段等によれば,簡単に見破られてしまう欠点があっ
た。新しい探知方法としては,赤外線の波長領域の光線
を探知する赤外線探知方法が知られているが,これに対
する防御を施す必要があり,いかにして自然環境の赤外
線反射率とナイロンテープの赤外線反射率を近づけるか
がポイントである。
【0004】自然環境にある植物や土砂・岩の600〜
1200nmの赤外線波長領域における反射率(%)を以
下に示す。 波長(nm) 600 860 1000 1200 草 花 14 52 49 49 濶葉樹の葉 8 40 40 40 針葉樹の葉 5 24 25 25 乾 燥 砂 18 23 25 28 湿 潤 砂 9 15 15 15 岩 土 6 11 13 14 従って,衣服が6%未満または65%を超える赤外線反
射率を有する場合,自然環境と異なる赤外線反射率とな
り,赤外線探知によって発見される可能性が高く,迷彩
の意味がなくなってしまう。
1200nmの赤外線波長領域における反射率(%)を以
下に示す。 波長(nm) 600 860 1000 1200 草 花 14 52 49 49 濶葉樹の葉 8 40 40 40 針葉樹の葉 5 24 25 25 乾 燥 砂 18 23 25 28 湿 潤 砂 9 15 15 15 岩 土 6 11 13 14 従って,衣服が6%未満または65%を超える赤外線反
射率を有する場合,自然環境と異なる赤外線反射率とな
り,赤外線探知によって発見される可能性が高く,迷彩
の意味がなくなってしまう。
【0005】赤外線探知方法にも各種方法や手段があ
り,さらに新しい探知方法,手段が開発される可能性も
高いが,近年広く用いられている600〜860nmの赤
外線あるいは1000〜1200nmの赤外線による探知
に対して防御できる迷彩効果をもったナイロンテープが
必要となる。これまでは,迷彩服や迷彩個人装具は,6
00〜860nm領域または1000〜1200nm領域の
それぞれ個別の領域に適用する迷彩加工が圧倒的に多
く,近年,それぞれの両領域をカバーできる迷彩服や迷
彩個人装具の開発も行われているが,600〜860nm
領域または1000〜1200nm領域のそれぞれ個別の
領域もしくは600〜1200nmの広範囲の領域に迷彩
効果をもつナイロンテープは,未だ開発されていない。
り,さらに新しい探知方法,手段が開発される可能性も
高いが,近年広く用いられている600〜860nmの赤
外線あるいは1000〜1200nmの赤外線による探知
に対して防御できる迷彩効果をもったナイロンテープが
必要となる。これまでは,迷彩服や迷彩個人装具は,6
00〜860nm領域または1000〜1200nm領域の
それぞれ個別の領域に適用する迷彩加工が圧倒的に多
く,近年,それぞれの両領域をカバーできる迷彩服や迷
彩個人装具の開発も行われているが,600〜860nm
領域または1000〜1200nm領域のそれぞれ個別の
領域もしくは600〜1200nmの広範囲の領域に迷彩
効果をもつナイロンテープは,未だ開発されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる現状に鑑
みて行われたものであり,600〜860nmの領域,1
000〜1200nmの領域又は600〜1200nmの領
域で迷彩効果を有するナイロンテープを得ることを目的
とするもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本発明は,ナイロン織物に,建染染料,酸性染料ま
たは顔料を用いた染色により,600〜1200nmの赤
外線波長領域において6%以上,65%以下の多段階の
赤外線反射率を示す迷彩効果を施すことを特徴とする迷
彩ナイロンテープの製造方法を要旨とするものである。
みて行われたものであり,600〜860nmの領域,1
000〜1200nmの領域又は600〜1200nmの領
域で迷彩効果を有するナイロンテープを得ることを目的
とするもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本発明は,ナイロン織物に,建染染料,酸性染料ま
たは顔料を用いた染色により,600〜1200nmの赤
外線波長領域において6%以上,65%以下の多段階の
赤外線反射率を示す迷彩効果を施すことを特徴とする迷
彩ナイロンテープの製造方法を要旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下,本発明を詳細に説明する。
本発明で使用するナイロンは,ナイロン6,ナイロン6
6,ナイロン46等である。ナイロンテープは,平織,
二重織,三重織,綾織またはその変化織等の組織が適当
であるが,これらに限らず各種の組織の織物が使用さ
れ,また,その幅や厚みも,用途に応じて多岐に及んで
製造される。
本発明で使用するナイロンは,ナイロン6,ナイロン6
6,ナイロン46等である。ナイロンテープは,平織,
二重織,三重織,綾織またはその変化織等の組織が適当
であるが,これらに限らず各種の組織の織物が使用さ
れ,また,その幅や厚みも,用途に応じて多岐に及んで
製造される。
【0008】使用する染料としては,通常の建染染料の
中から赤外線吸収性を有するものが主として用いられ,
また,選ばれた酸性染料が単独または赤外線吸収色素と
の配合物として染色時に用いられる。さらに,染色後の
仕上げ加工剤との併用も有効である。例えば,建染染料
では, Vat Yellow 2 Vat Yellow 48 Vat Orange 9 Vat Orange 2 Vat Blue 14 Vat Blue 25 Vat Green 1 Vat Green 13 Vat Brown 1 等が,可視領域の迷彩色用染料との配合等で使用され
る。
中から赤外線吸収性を有するものが主として用いられ,
また,選ばれた酸性染料が単独または赤外線吸収色素と
の配合物として染色時に用いられる。さらに,染色後の
仕上げ加工剤との併用も有効である。例えば,建染染料
では, Vat Yellow 2 Vat Yellow 48 Vat Orange 9 Vat Orange 2 Vat Blue 14 Vat Blue 25 Vat Green 1 Vat Green 13 Vat Brown 1 等が,可視領域の迷彩色用染料との配合等で使用され
る。
【0009】建染染料での染色物でも,顔料やコーティ
ングによる染色物と比較して,織物の風合が柔らかく,
通気性にも優れるが,摩擦堅牢度がやや弱い。そこで,
建染染料と同等の風合をもち,通気性にも優れ,なおか
つ摩擦堅牢性のよい酸性染料としては, Acid Green 73 Acid Green 103 Acid Green 25 Acid Blue 113 Acid Orange 149 Acid Orange 56 Acid Brown 13 Acid Brown 282 Acid Yellow 127 等が,可視領域の迷彩色用染料との配合等で使用され
る。
ングによる染色物と比較して,織物の風合が柔らかく,
通気性にも優れるが,摩擦堅牢度がやや弱い。そこで,
建染染料と同等の風合をもち,通気性にも優れ,なおか
つ摩擦堅牢性のよい酸性染料としては, Acid Green 73 Acid Green 103 Acid Green 25 Acid Blue 113 Acid Orange 149 Acid Orange 56 Acid Brown 13 Acid Brown 282 Acid Yellow 127 等が,可視領域の迷彩色用染料との配合等で使用され
る。
【0010】
【実施例】次に,本発明を実施例に従ってさらに詳しく
説明する。 実施例1 6ナイロン長繊維100%の840d糸で注意深く織り
上げられた杉綾織テープ(幅57mm,厚さ3.5mm,密度
535)を,次の組成の染浴にて淡グリーンに染色し
た。 (1)染 色 Vat Orange 9 17.0g/リットル Vat Red 15 3.0g/リットル Vat Blue 66 13.5g/リットル Vat Black 19 5.0g/リットル エレカントール AS 1.0g/リットル クレワット N−2 0.5g/リットル ニッカガム 25.0g/リットル
説明する。 実施例1 6ナイロン長繊維100%の840d糸で注意深く織り
上げられた杉綾織テープ(幅57mm,厚さ3.5mm,密度
535)を,次の組成の染浴にて淡グリーンに染色し
た。 (1)染 色 Vat Orange 9 17.0g/リットル Vat Red 15 3.0g/リットル Vat Blue 66 13.5g/リットル Vat Black 19 5.0g/リットル エレカントール AS 1.0g/リットル クレワット N−2 0.5g/リットル ニッカガム 25.0g/リットル
【0011】続いて,次の条件でパッドケミカル・スチ
ーム処理,酸化,ソーピング・湯洗し,発色を行った。 (2)パッドケミカル・スチーム処理(104℃,45秒) ハイドロサルファイト 50g 苛性ソーダ(48,Be) 50g 食 塩 30g 計 1リットル (3)酸 化 過酸化水素(35%) 30cc 酢 酸 (68%) 10cc 計 1リットル (4)ソーピング・湯洗(90℃) アニオン界面活性剤 1g ソーダ灰 1g 計 1リットル
ーム処理,酸化,ソーピング・湯洗し,発色を行った。 (2)パッドケミカル・スチーム処理(104℃,45秒) ハイドロサルファイト 50g 苛性ソーダ(48,Be) 50g 食 塩 30g 計 1リットル (3)酸 化 過酸化水素(35%) 30cc 酢 酸 (68%) 10cc 計 1リットル (4)ソーピング・湯洗(90℃) アニオン界面活性剤 1g ソーダ灰 1g 計 1リットル
【0012】こうして得られた迷彩加工ナイロンテープ
は,次のような赤外線反射率(%)を示した。 波長(nm) 600 860 1000 1200 淡グリーン 11 46 56 58
は,次のような赤外線反射率(%)を示した。 波長(nm) 600 860 1000 1200 淡グリーン 11 46 56 58
【0013】実施例2 6ナイロン長繊維が100%の840d糸で織り上げら
れた杉綾織テープ(幅25mm,厚さ1mm)を,次の組成
の染浴にて淡グリーンに染色し,ダークグリーンの反射
率を付与した。 (1)染 色 Acid Green 73 7.4g/リットル Acid Brown 13 1.1g/リットル Acid Brown 282 0.8g/リットル Acid Orange 56 0.6g/リットル Acid Green 25 0.3g/リットル KIR 103 0.05g/リットル (三井東圧社製,フタロシアニン系,吸収域1000〜1600nm) 酢 酸 6cc/リットル 均染剤 2cc/リットル
れた杉綾織テープ(幅25mm,厚さ1mm)を,次の組成
の染浴にて淡グリーンに染色し,ダークグリーンの反射
率を付与した。 (1)染 色 Acid Green 73 7.4g/リットル Acid Brown 13 1.1g/リットル Acid Brown 282 0.8g/リットル Acid Orange 56 0.6g/リットル Acid Green 25 0.3g/リットル KIR 103 0.05g/リットル (三井東圧社製,フタロシアニン系,吸収域1000〜1600nm) 酢 酸 6cc/リットル 均染剤 2cc/リットル
【0014】続いて,次の条件でスチーミング・発色処
理,ソーピング・湯洗を行った。 (2)スチーミング 100℃,7分 (3)ソーピング アニオン洗剤 2g/リットル 80℃,2分 こうして得られた迷彩ナイロンテープは,次に示すよう
な色彩と赤外線反射率(%)を示した。 色彩:ライトグリーン (H) (V) (C) 5.9Y 4.1 2.1 波長(nm) 600 740 1000 1200 赤外線反射率(%) 8 10 42 46
理,ソーピング・湯洗を行った。 (2)スチーミング 100℃,7分 (3)ソーピング アニオン洗剤 2g/リットル 80℃,2分 こうして得られた迷彩ナイロンテープは,次に示すよう
な色彩と赤外線反射率(%)を示した。 色彩:ライトグリーン (H) (V) (C) 5.9Y 4.1 2.1 波長(nm) 600 740 1000 1200 赤外線反射率(%) 8 10 42 46
【0015】実施例3 6ナイロン長繊維100%の840d糸で織上げられた
平テープ(幅25mm,厚さ1mm)と3P平テープ(幅5
7mm,厚さ3.5mm)について,実施例2の処方で染色加
工した。その際に使用するマングルロールのゴム硬度
は,60°ショアとし,テープの種類に応じてニップ圧
を以下のように変更して,HVC,IR反射率の変化を
確認した。 <テープ種> ニップ圧(イ) (ロ) 平テープ(25mm×1mm) 65kg/cm2 100kg/cm2 3P平テープ(57mm×3.5mm) 30kg/cm2 65kg/cm2 上記ニップ圧で染色したときのピックアップは,以下の
とおりであった。 平テープ (イ)62% (ロ)40% 3P平テープ (イ)65% (ロ)39%
平テープ(幅25mm,厚さ1mm)と3P平テープ(幅5
7mm,厚さ3.5mm)について,実施例2の処方で染色加
工した。その際に使用するマングルロールのゴム硬度
は,60°ショアとし,テープの種類に応じてニップ圧
を以下のように変更して,HVC,IR反射率の変化を
確認した。 <テープ種> ニップ圧(イ) (ロ) 平テープ(25mm×1mm) 65kg/cm2 100kg/cm2 3P平テープ(57mm×3.5mm) 30kg/cm2 65kg/cm2 上記ニップ圧で染色したときのピックアップは,以下の
とおりであった。 平テープ (イ)62% (ロ)40% 3P平テープ (イ)65% (ロ)39%
【0016】このようにして染色,加工されたテープに
ついて,色彩(H.V.C)や赤外線反射率を測定した
ところ,次のような値を示した。 色彩:ライトグリーン (H) (V) (C) 平テープ (イ) 5.5Y 3.6 1.4 (ロ) 5.9Y 3.9 1.9 3P平テープ(イ) 5.6Y 3.7 1.5 (ロ) 6.2Y 4.0 2.0 赤外線反射率(%) 波長(nm) 600 740 1000 1200 平テープ (イ) 6 8 35 38 (ロ) 8 11 40 45 3P平テープ(イ) 6 8 35 39 (ロ) 9 11 42 47
ついて,色彩(H.V.C)や赤外線反射率を測定した
ところ,次のような値を示した。 色彩:ライトグリーン (H) (V) (C) 平テープ (イ) 5.5Y 3.6 1.4 (ロ) 5.9Y 3.9 1.9 3P平テープ(イ) 5.6Y 3.7 1.5 (ロ) 6.2Y 4.0 2.0 赤外線反射率(%) 波長(nm) 600 740 1000 1200 平テープ (イ) 6 8 35 38 (ロ) 8 11 40 45 3P平テープ(イ) 6 8 35 39 (ロ) 9 11 42 47
【0017】この結果,ナイロンテープの染色加工にお
いて従来広く実施されているピックアップ60%付近で
は,テープの均染性に問題があり,商品的価値がなく,
40%がその均染性と性能の安定に最も優れていること
が分かった。
いて従来広く実施されているピックアップ60%付近で
は,テープの均染性に問題があり,商品的価値がなく,
40%がその均染性と性能の安定に最も優れていること
が分かった。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば,600〜1200nmの
領域において,多段階の赤外線反射率をもつ迷彩ナイロ
ンテープを得ることが可能となるので,これにより,霧
や雨の状況または夜間等での赤外線探知法等,最近の方
法に対しても,探知の困難なナイロンテープの利用によ
る迷彩服や迷彩個人装具等を得ることができる。また,
本発明による迷彩加工テープは,建染染料や酸性染料を
使用して染色されているので,テープの重量を増すこと
がなく,軽量で汗による蒸れも少なく,活動性に優れて
いる。
領域において,多段階の赤外線反射率をもつ迷彩ナイロ
ンテープを得ることが可能となるので,これにより,霧
や雨の状況または夜間等での赤外線探知法等,最近の方
法に対しても,探知の困難なナイロンテープの利用によ
る迷彩服や迷彩個人装具等を得ることができる。また,
本発明による迷彩加工テープは,建染染料や酸性染料を
使用して染色されているので,テープの重量を増すこと
がなく,軽量で汗による蒸れも少なく,活動性に優れて
いる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ナイロン織物に,建染染料,酸性染料ま
たは顔料を用いた染色により,600〜1200nmの赤
外線波長領域において6%以上,65%以下の多段階の
赤外線反射率を示す迷彩効果を施すことを特徴とする迷
彩ナイロンテープの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7200667A JPH0949699A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 迷彩ナイロンテープの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7200667A JPH0949699A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 迷彩ナイロンテープの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0949699A true JPH0949699A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16428234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7200667A Pending JPH0949699A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 迷彩ナイロンテープの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0949699A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003155641A (ja) * | 2001-11-13 | 2003-05-30 | Unitica Fibers Ltd | 赤外線吸収繊維からなる布帛 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02154084A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-13 | Unitika Ltd | ビニロン系織物の迷彩加工方法 |
JPH0560496A (ja) * | 1991-09-03 | 1993-03-09 | Kanebo Ltd | ポリアミド系迷彩加工布帛 |
JPH05132879A (ja) * | 1991-11-12 | 1993-05-28 | Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency | カムフラージユ用布帛 |
JPH05222682A (ja) * | 1992-02-12 | 1993-08-31 | Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency | 迷彩加工ナイロン布帛 |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP7200667A patent/JPH0949699A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02154084A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-13 | Unitika Ltd | ビニロン系織物の迷彩加工方法 |
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JPH05132879A (ja) * | 1991-11-12 | 1993-05-28 | Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency | カムフラージユ用布帛 |
JPH05222682A (ja) * | 1992-02-12 | 1993-08-31 | Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency | 迷彩加工ナイロン布帛 |
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JP2003155641A (ja) * | 2001-11-13 | 2003-05-30 | Unitica Fibers Ltd | 赤外線吸収繊維からなる布帛 |
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