JPH0944648A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JPH0944648A
JPH0944648A JP7196409A JP19640995A JPH0944648A JP H0944648 A JPH0944648 A JP H0944648A JP 7196409 A JP7196409 A JP 7196409A JP 19640995 A JP19640995 A JP 19640995A JP H0944648 A JPH0944648 A JP H0944648A
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JP7196409A
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Masami Ogata
昌美 緒形
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 S/Nの劣化を抑制しつつ、低コストで偽輪
郭を緩和する。 【解決手段】 偽輪郭検出器10は、所定の位置(i,
j)の画素の画素値Y(i,j)が偽輪郭の周辺画素
(偽輪郭点)であるか否かを判定し、偽輪郭点であると
判定すると、偽輪郭判定フラグF(i,j)をオンし、
偽輪郭点ではないと判定すると、偽輪郭判定フラグF
(i,j)をオフする。偽輪郭判定フラグF(i,j)
がオンされている場合、画素値変換器20は、所定の位
置(i,j)の画素値Y(i,j)を、その画素値、ま
たはその近傍付近の画素値にランダムに変換して、補正
画素値Yo(i,j)を生成し、出力する。一方、偽輪
郭判定フラグF(i,j)がオフされている場合、画素
値Y(i,j)を、そのまま補正画素値Yo(i,j)
として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
画像処理方法に関し、特に、ビデオプレーヤ、プリンタ
等のディジタル画像を処理する画像出力装置において、
輝度信号の輝度レベルの変化を曖昧にすることにより、
画像の偽輪郭を緩和する画像処理装置及び画像処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばビデオカメラ等の一般的な
画像入力装置によって入力された画像を、放送局用のモ
ニタ等に代表される、入力画像信号をほぼ忠実に再現す
ることが可能な画像出力装置の表示画面上に、十分な画
質で表示させるためには、8ビットの量子化処理を画像
信号に施すことで十分であるとされている。従って、従
来のディジタル画像機器は、専ら、8ビットの量子化処
理を画像信号に施して、量子化処理した画像信号を入出
力するようになされている。
【0003】ところで、民生用のテレビモニタは、画像
をより鮮明に再現するために、画像信号に階調変換処理
を施し、画像のコントラストを強調している。
【0004】しかしながら、画像信号に階調変換処理を
施し、画像のコントラストを強調すると、量子化ステッ
プが拡大されるため、表示画面上における画像の実質的
な量子化精度が8ビット未満になり、階調が十分に表現
されず、画像に偽輪郭が発生するという問題がある。
【0005】また、画像の偽輪郭は、画像信号に含まれ
るホワイトノイズによって、ある程度緩和されるが、特
に、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式等
に準拠して圧縮された画像においては、その画像信号の
高域成分(ノイズ等の成分)が減衰されているので、画
像の偽輪郭が緩和されず、偽輪郭が顕著になってしま
う。
【0006】上述した画像の偽輪郭は、画像の量子化処
理における量子化ビット数を増加させることにより抑制
される。すなわち、画像の階調変換に伴い、量子化ステ
ップが拡大した場合においても、実質的な量子化精度が
8ビット以上になるように、予め量子化ビット数を増加
させることによって、画像の偽輪郭の発生が抑制され
る。
【0007】さらに、上述したように、偽輪郭はホワイ
トノイズによって緩和されることから、適当な振幅を有
するホワイトノイズを画像信号に付加することによって
も、画像の偽輪郭を緩和することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像の
量子化処理における量子化ビット数を増加させることに
よる偽輪郭の抑制方法は、量子化ビット数の増加に伴
い、コストが高くなってしまうという課題を有してい
る。また、ホワイトノイズを画像信号に付加することに
よる偽輪郭の緩和方法は、ノイズの付加に伴いS/Nが
劣化してしまうという課題を有している。
【0009】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、S/Nの劣化を抑制しつつ、低コストで、
画像の偽輪郭を緩和することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像処
理装置は、輝度信号の輝度レベルの段階的な変化によ
る、画像の偽輪郭を緩和する画像処理装置において、輝
度信号の輝度レベルに基づいて、所定の位置の注目画素
が画像の偽輪郭の周辺画素であるか否かを判定する偽輪
郭判定手段と、偽輪郭判定手段の判定結果に対応して、
注目画素の輝度レベルを所定の値に変換する画素値変換
手段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項11に記載の画像処理方法は、輝度
信号の輝度レベルの段階的な変化による、画像の偽輪郭
を緩和する画像処理方法において、輝度信号の輝度レベ
ルに基づいて、所定の位置の注目画素が画像の偽輪郭の
周辺画素であるか否かを判定し、判定結果に対応して、
注目画素の輝度レベルを所定の値に変換することを特徴
とする。
【0012】請求項1に記載の画像処理装置において
は、偽輪郭判定手段が、輝度信号の輝度レベルに基づい
て、所定の位置の注目画素が画像の偽輪郭の周辺画素で
あるか否かを判定し、画素値変換手段が、偽輪郭の判定
結果に対応して、注目画素の輝度レベルを所定の値に変
換する。
【0013】請求項11に記載の画像処理方法において
は、所定の位置の注目画素が画像の偽輪郭の周辺画素で
あるか否かが、輝度信号の輝度レベルに基づいて判定さ
れ、判定結果に対応して、注目画素の輝度レベルが所定
の値に変換される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の
発明の各手段と以下の実施例との対応関係を明らかにす
るために、各手段の後の括弧内に対応する実施例(但
し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると次の
ようになる。
【0015】請求項1に記載の画像処理装置は、輝度信
号の輝度レベルの段階的な変化による、画像の偽輪郭を
緩和する画像処理装置において、輝度信号の輝度レベル
に基づいて、所定の位置の画素が画像の偽輪郭の周辺画
素であるか否かを判定する偽輪郭判定手段(例えば、図
1の偽輪郭検出器10)と、偽輪郭判定手段の判定結果
に対応して、所定の位置の画素の輝度レベルを所定の値
に変換する画素値変換手段(例えば、図1の画素値変換
器20)とを備えることを特徴とする。
【0016】請求項6に記載の画像処理装置は、前記画
像の輝度信号に平滑化処理を施す平滑化手段(例えば図
9の空間平滑化器60)をさらに備えることを特徴とす
る。
【0017】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
【0018】図1は、本発明を適用した偽輪郭緩和装置
の一実施例の構成を示すブロック図である。なお、本実
施例の偽輪郭緩和装置1は、画像の輝度成分のみを処理
するため、本実施例においては、画像の画素値は輝度レ
ベルを表すものとする。また、以下の記載において、Y
は入力画像を表し、Y(i,j)は入力画像Yの、所定
の位置(i,j)の画素の画素値(すなわち、輝度レベ
ル)を表すものとする。
【0019】本実施例の偽輪郭緩和装置1においては、
偽輪郭検出器10は、画像Yの各位置における画素値Y
(i,j)(図示せぬA/D変換器によってA/D変換
されたもの)の入力を受け、画面上の各位置の画素が偽
輪郭の周辺画素であるか否かを判定するようになされて
いる。以下の記載においては、偽輪郭の周辺画素を偽輪
郭点と定義する。
【0020】さらに、偽輪郭検出器10は、所定の位置
(i,j)の画素が偽輪郭点であると判定すると、その
画素値Y(i,j)を画素値変換器20に供給すると
き、画素値変換器20に供給する、画素値Y(i,j)
に対応する偽輪郭判定フラグF(i,j)をオンするよ
うになされている。
【0021】一方、偽輪郭検出器10は、所定の位置
(i,j)の画素が偽輪郭点ではないと判定すると、そ
の画素値Y(i,j)を画素値変換器20に供給すると
き、画素値変換器20に供給する偽輪郭判定フラグF
(i,j)をオフするようになされている。
【0022】つまり、偽輪郭検出器10から画素値変換
器20に供給される偽輪郭判定フラグF(i,j)は、
所定の位置(i,j)の画素が偽輪郭点であると判定さ
れるとオンされ、偽輪郭点ではないと判定されるとオフ
されるようになされている。
【0023】画素値変換器20は、偽輪郭判定フラグF
(i,j)のオンまたはオフに対応して、偽輪郭検出器
10を介して供給された画素値Y(i,j)を所定の値
の補正画素値Yo(i,j) に変換して出力するように
なされている。
【0024】次に、図1に示す偽輪郭緩和装置1の動作
を説明する。
【0025】画像Yの各位置の画素値Y(i,j)が、
偽輪郭検出器10に供給されると、偽輪郭検出器10
は、画面上のすべての位置の画素値Y(i,j)に、以
下に示す処理を施し、各位置の画素が、偽輪郭点である
か否かを判定する。
【0026】すなわち、偽輪郭検出器10は、所定の位
置(i,j)の画素を注目画素として、その注目画素の
空間的近傍領域(本実施例の場合、図2に示すように、
注目画素を中心とする3画素×3画素の範囲の領域)内
のすべての画素の画素値が、連続する2個の値である場
合、その注目画素を偽輪郭点であると判定する。すなわ
ち、偽輪郭点は、偽輪郭(例えば図3中の太線部で示す
ように、隣接する画素の画素値が異なっており、その差
が比較的小さい場合における画素と画素の境界)の周辺
画素(偽輪郭に接していない画素も含む)を意味する。
【0027】例えば、図2に示すような画素値が偽輪郭
検出器10に入力された場合、所定の位置(I,J)の
注目画素の画素値Y(I,J)は「150」である。ま
た、この場合の画像の偽輪郭は、図3中に示す太線部で
ある。すなわち、画素値は、図中、左下(位置(I−
2,J+2))から、図中、右上(位置(I+2,J−
2))方向へ、「150」,「151」,「152」の
ように連続した値で、段階的に、徐々に変化しており、
画素値「150」の領域と画素値「151」の領域との
境界部が偽輪郭を形成している。
【0028】いま、位置(I,J)の注目画素の空間的
近傍領域R内の画素値が連続する2個の値(「150」
及び「151」)であるので、注目画素(位置(I,
J)の画素)は偽輪郭点であると判定される。そして、
偽輪郭検出器10は、位置(I,J)の注目画素に対応
する偽輪郭判定フラグF(I,J)をオンにする。
【0029】次に、偽輪郭検出器10が、注目画素を偽
輪郭点ではないと判定する場合について、図4及び図5
を参照して説明する。
【0030】例えば、図4中の位置(I1,J1)の画素
を注目画素とした場合、偽輪郭検出器10は、この注目
画素を偽輪郭点ではないと判定する。すなわち、図4中
の位置(I1,J1)の画素を注目画素とすると、その注
目画素の空間的近傍領域R内の画素値は、連続する2個
の値ではない(この場合、3個の値「149」,「15
0」,「151」の画素値が存在する)ので、偽輪郭検
出器10は、位置(I1,J1)の注目画素を、偽輪郭点
ではないと判定する。
【0031】また、図5中の位置(I2,J2)の画素を
注目画素とした場合、偽輪郭検出器10は、この注目画
素を偽輪郭点ではないと判定する。すなわち、図5中位
置(I2,J2)の画素を注目画素とすると、その注目画
素の空間的近傍領域R内の画素値は、連続する2個の値
ではない(この場合、連続しない2個の値「149」及
び「151」が存在する)ので、偽輪郭検出器10は、
位置(I2,J2)の注目画素を、偽輪郭点ではないと判
定する。
【0032】そして、偽輪郭検出器10は、偽輪郭点で
はないと判定した位置の画素(例えば、図4中の位置
(I1,J1)の画素、図5中の位置(I2,J2)の画
素)については、その画素に対応する偽輪郭判定フラグ
F(i,j)をオフにする。
【0033】画素値変換器20は、偽輪郭検出器10か
ら供給された画素値Y(i,j)を、その画素に対応す
る偽輪郭判定フラグF(i,j)のオンまたはオフに対
応して、所定の値の補正画素値Yo(i,j) に変換し
て出力する。以下に、画素値変換器20の変換処理につ
いて説明する。
【0034】すなわち、所定の画素値Y(i,j)に対
応する偽輪郭判定フラグF(i,j)がオンされている
場合(つまり、位置(i,j)の画素が偽輪郭点である
と判定された場合)、画素値変換器20は、位置(i,
j)の画素値Y(i,j)の値を、その空間的近傍領域
R内の連続する2個の値のいずれか一方の値に、ランダ
ムに変換して、補正画素値Yo(i,j)として出力す
る。
【0035】例えば、上述したように、図2中の位置
(I,J)の画素は、偽輪郭検出器10によって偽輪郭
点であると判定され、この画素に対応する偽輪郭判定フ
ラグF(I,J)はオンとされている。従って、この画
素値Y(I,J)(=「150」)は、画素値変換器2
0によって、空間的近傍領域R内の2個の値(「15
0」または「151」)のうちのいずれか一方の値に、
ランダムに変換される。
【0036】一方、偽輪郭判定フラグF(i,j)がオ
フの場合(つまり、位置(i,j)の画素が偽輪郭点で
はないと判定された場合)、画素値変換器20は、位置
(i,j)の画素値Y(i,j)を、実質的に変換せず
に、そのまま補正画素値Yo(i,j)として出力す
る。
【0037】例えば、図4中の位置(I1,J1)の画素
または図5中の位置(I2,J2)の画素は、偽輪郭検出
器10によって偽輪郭点ではないと判定されるので、こ
れらの画素値Y(I1,J1)及びY(I2,J2)にそれ
ぞれ対応する偽輪郭判定フラグF(I1,J1)及びF
(I2,J2)はオフされる。従って、画素値変換器20
は、画素値Y(I1,J1)及びY(I2,J2)を変換せ
ず、補正画素値Yo(I1,J1)及びYo(I2,J2)と
して、そのまま出力する。
【0038】以上のような処理により、図2に示す画素
値は、例えば図6に示すように補正される。この場合、
例えば、図2中の位置(I,J)の画素値「150」
が、「151」に変換されている他、2個の連続する画
素値「150」及び「151」が、処理前の偽輪郭部
(図3中の太線部)の近傍に、バラツキを有して配置さ
れるようになり、画素値(輝度レベル)の変化が曖昧に
なり、画素値の段階的な変化による偽輪郭を緩和するよ
うにすることができる。
【0039】図7は、本発明を適用した偽輪郭緩和装置
の他の実施例の構成を示すブロック図である。本実施例
の偽輪郭緩和装置30の構成は、図1に示す偽輪郭緩和
装置1の構成と基本的に同様であり、図1の偽輪郭検出
器10の代わりに偽輪郭検出器10Aが設けられてい
る。
【0040】なお、本実施例の偽輪郭緩和装置30にお
いても、画像の輝度成分のみが処理されるため、画像の
画素値は輝度レベルを表すものとし、位置(i,j)の
画素値をY(i,j)と表すものとする。
【0041】本実施例の偽輪郭緩和装置30の偽輪郭検
出器10Aの行う偽輪郭検出処理は、図1の偽輪郭検出
器10の処理と基本的に同様であるが、注目画素の画素
値Y(i,j)が所定の範囲内にある場合(次に示す
(1)式の範囲にある場合)にのみ、上述した偽輪郭検
出器10と同様の処理を行うようになされている。
【0042】 YL≦Y(i,j)≦YH ・・・(1)
【0043】上記(1)式中のYL及びYHは、偽輪郭検
出器10Aに予め設定されている基準値である。このよ
うにすることによって、偽輪郭が、比較的顕著に現れる
(比較的目立ち易い)輝度レベル(画素値)を有する画
素にのみ、偽輪郭緩和処理を施すようにすることがで
き、画素値のバラツキによる不要なノイズ成分の付加を
抑制するようにすることができる。
【0044】図8は、本発明を適用した偽輪郭緩和装置
の他の実施例の構成を示すブロック図である。本実施例
の偽輪郭緩和装置40の構成は、図1に示す偽輪郭緩和
装置1の構成と基本的に同様であるが、カラー画像につ
いての偽輪郭緩和処理を行うことができるようになされ
ている。
【0045】なお、本実施例の偽輪郭緩和装置40にお
いては、画像の輝度成分の他に、色成分についても処理
が行われるため、画像の画素値は、輝度レベルを示す輝
度データ及び2種類の色差データを表すものとし、位置
(i,j)の輝度データをY(i,j)と表し、2種類
の色差データをU(i,j)及びV(i,j)と表すも
のとする。
【0046】すなわち、本実施例の偽輪郭緩和装置40
においては、輝度データY(i,j)、色差データU
(i,j)及びV(i,j)が偽輪郭検出器10Bに供
給される。偽輪郭検出器10Bは、位置(i,j)の画
素の輝度データY(i,j)に対して、図1の偽輪郭検
出器10と同様の処理を施し、位置(i,j)の画素
が、偽輪郭点であるか否かを判定する。なお、色差デー
タU(i,j)及びV(i,j)は、偽輪郭検出器10
Bの処理には用いられない。
【0047】画素値変換器20Bは、偽輪郭検出器10
Bから供給される輝度データY(i,j)、色差データ
U(i,j)及びV(i,j)に対して、次に示す処理
を施し、偽輪郭を緩和する。
【0048】すなわち、偽輪郭検出器10Bから画素値
変換器20Bに供給される偽輪郭判定フラグF(i,
j)がオンされている場合、画素値変換器20Bは、図
1に示す画素値変換器20と同様の処理を、偽輪郭判定
フラグF(i,j)に対応する輝度データY(i,j)
に施し、補正輝度データYo(i,j)に変換して出力
する。 さらに、この場合において、画素値変換器20
Bは、色差データU(i,j)及びV(i,j)を所定
の値(空間的近傍領域R内の色差データの値から、ラン
ダムに選択した値)の補正色差データUo(i,j)及
びVo(i,j)に変換して出力する。従って、本実施
例においては、偽輪郭の周辺画素の輝度データ及び色差
データを曖昧に変化させるようにするので、カラー画像
についての偽輪郭を緩和するようにすることができる。
【0049】図9は、本発明を適用した偽輪郭緩和装置
の他の実施例の構成を示すブロック図である。本実施例
の偽輪郭緩和装置50の構成は、図1に示す偽輪郭緩和
装置1の構成と基本的に同様であり、偽輪郭検出器10
の前段に空間平滑化器60が設けられた構成になってい
る。
【0050】なお、本実施例の偽輪郭緩和装置50にお
いては、画像の輝度成分のみが処理されるため、画像の
画素値は輝度レベルを表すものとし、位置(i,j)の
画素値をY(i,j)と表す。
【0051】図10は、図9に示す空間平滑化器60の
構成例を示すブロック図である。この空間平滑化器60
においては、微分器70は、画面上の各位置の画素値の
水平方向の1次微分値dH(i,j)及び垂直方向の1
次微分値dV(i,j)を算出し、累積加算器71に供
給するようになされている。
【0052】累積加算器71は、画面上の各画素を、各
々注目画素とし、その注目画素の空間的近傍領域R(図
2を参照)内の水平方向の1次微分値の総和SH(i,
j)及び垂直方向の1次微分値の総和SV(i,j)を
算出し、さらにSH(i,j)及びSV(i,j)の2
乗和(以下、微分2乗和という)S(i,j)を算出し
て、適応平滑化器73に供給するようになされている。
【0053】最大レベル差算出器72は、画面上の各画
素を、各々注目画素とし、その注目画素の画素値Y
(i,j)と空間的近傍領域R内の各画素の画素値との
差の絶対値を算出し、その絶対値の最大値(以下、最大
レベル差という)DMX(i,j)を適応平滑化器73
に供給するようになされている。
【0054】適応平滑化器73は、注目画素がエッジを
含まない一様領域に含まれている場合に、注目画素に対
して、空間平滑化処理を施すようになされている。すな
わち、適応平滑化器73は、累積加算器71から供給さ
れた微分2乗和S(i,j)及び最大レベル差DMX
(i,j)が、それぞれ、予め設定されている所定のし
きい値よりも小さい場合に、微分2乗和S(i,j)及
び最大レベル差DMX(i,j)の示す、位置(i,
j)の画素値(注目画素の画素値)Y(i,j)に空間
的な平滑化処理を施し、平滑化した画素値Y’(i,
j)を偽輪郭検出器10に供給するようになされてい
る。
【0055】次に、図9に示す偽輪郭緩和装置50の動
作について説明する。
【0056】図示せぬA/D変換器によってA/D変換
された画素値Y(i,j)は、空間平滑化器60の微分
器70、最大レベル差算出器72及び適応型平滑化器7
3に供給される。微分器70は、次に示す(2)式及び
(3)式を用いて、各位置の画素の、水平方向の1次微
分値dH(i,j)及び垂直方向の1次微分値dV
(i,j)を算出する。
【0057】 dH(i,j)=Y(i,j)−Y(i−1,j) ・・・(2) dV(i,j)=Y(i,j)−Y(i,j−1) ・・・(3)
【0058】そして、微分器70は、算出した、各位置
の画素の、水平方向の1次微分値dH(i,j)及び垂
直方向の1次微分値dV(i,j)を累積加算器71に
供給する。
【0059】累積加算器71は、次に示す(4)式及び
(5)式を用いて、位置(i,j)を注目画素として、
その注目画素の空間的近傍領域R(例えば、図2の空間
的近傍領域R)内の、水平方向の1次微分値の総和SH
(i,j)及び垂直方向の1次微分値の総和SV(i,
j)を、それぞれ算出する。
【0060】
【数1】
【0061】上記(4)式及び(5)式中のM及びN
は、空間的近傍領域Rの大きさによって設定される定数
である。
【0062】さらに、累積加算器71は、次に示す
(6)式を用いて、算出した水平方向の1次微分値の総
和SH(i,j)と垂直方向の1次微分値の総和SV
(i,j)の2乗和(すなわち、上述の微分2乗和)S
(i,j)を算出する。
【0063】 S(i,j)=SH2(i,j)+SV2(i,j) ・・・(6)
【0064】そして、累積加算器71は、算出した、注
目画素についての微分2乗和S(i,j)を適応平滑化
器73に供給する。
【0065】最大レベル差算出器72は、次に示す
(7)式を用いて、位置(i,j)を注目画素とした場
合の、注目画素の画素値Y(i,j)と空間的近傍領域
R内の他の画素値とのレベル差をそれぞれ算出し、その
絶対値の最大値を、注目画素の最大レベル差DMX
(i,j)として、適応平滑化器73に供給する。
【0066】
【数2】
【0067】適応平滑化器73は、供給された、注目画
素の微分2乗和S(i,j)及び最大レベル差DMX
(i,j)が、次の(8)式及び(9)式を満たす場合
(すなわち、微分2乗和S(i,j)が所定のしきい値
TH1 以下であり、かつ、最大レベル差DMX(i,
j)が所定のしきい値TH2以下である場合)、注目画
素が一様領域内の画素であると判定し、注目画素の画素
値Y(i,j)に対して、空間平滑化処理を施す。
【0068】 S(i,j)≦TH1 ・・・(8) DMX(i,j)≦TH2 ・・・(9)
【0069】上記(8)式及び(9)式中のしきい値T
1及びTH2は、適応平滑化器73に予め設定されてい
る値である。
【0070】微分2乗和S(i,j)は、注目画素の空
間的近傍領域R内のすべての画素の輝度レベルの高周波
成分の総和を表しており、この値が大きい場合、注目画
素の空間的近傍領域R内に真の輪郭(エッジ)を表す画
素が存在するものと考えられる。また、微分2乗和S
(i,j)の値が小さい場合、空間的近傍領域R内の画
素は、エッジを表しているのではなく、ノイズ成分を含
む画素であることを表している。そこで、適応平滑化器
73は、(8)式を用いることによって、注目画素が一
様領域(エッジを含まず、主にノイズ成分を含む領域)
内の画素であることを検出し、基本的には注目画素に空
間平滑化処理を施すようにする。
【0071】しかし、上記(8)式によって、注目画素
が一様領域(エッジを含まず、主にノイズ成分を含む領
域)内の画素であると判定された場合であっても、TH
1 の設定値によっては、エッジが空間的近傍領域R内に
含まれる場合がある。そこで、適応平滑化器73は、実
際には、さらに(9)式を加味して、空間平滑化処理を
施すか否かを決定する。
【0072】すなわち、最大レベル差DMX(i,j)
は、注目画素の画素値(輝度レベル)と、その空間的近
傍領域R内の画素の画素値(輝度レベル)とのレベル差
のうち、最大のものを表している。適応平滑化器73
は、(8)式により、注目画素の空間的近傍領域R内に
エッジを表す画素が存在しないと判定した場合であって
も、(9)式により、空間的近傍領域R内に、注目画素
の画素値とのレベル差が、しきい値TH2 よりも大きな
画素が存在すると判定すると、エッジが空間的近傍領域
R内に存在する(注目画素が一様領域内の画素ではな
い)とみなし、注目画素の空間平滑化を行わない。
【0073】そして、(8)式と(9)式の両方の条件
を満たした場合(注目画素が一様領域内の画素であると
判定された場合)、適応平滑化器73は、注目画素の画
素値Y(i,j)を、平均値フィルタ(所定の画素値
を、その近傍領域内の各画素値の平均値にするフィル
タ)またはメディアンフィルタ(所定の画素値を、その
近傍領域内のいずれかの画素値の中央値にするフィル
タ)等を用いて空間平滑化する。
【0074】従って、適応平滑化器73は、画面上の各
画素の画素値を、真の輪郭等を表す画素を平滑化するこ
となく、一様領域内の注目画素のみを正確に空間平滑化
するので、一様領域内のノイズを除去することができ
る。そして、適応平滑化器73は、平滑化した画素値
Y’(i,j)を偽輪郭検出器10に供給する。偽輪郭
検出器10及び画素値変換器20は、図1に示す場合と
同様の動作を行い、偽輪郭を緩和する。
【0075】本実施例の偽輪郭緩和装置50において
は、空間的に平滑化された(ノイズ成分を除去した)画
素値に基づいて、偽輪郭の緩和処理を行っているので、
より正確に偽輪郭を緩和することができる。
【0076】なお、本実施例の空間平滑化器60を図7
に示す偽輪郭緩和装置30及び図8に示す偽輪郭緩和装
置40に設けるようにすることもできる。
【0077】また、本実施例においては、適応平滑化器
73が、(8)式及び(9)式を用いて空間平滑化処理
を行っているが、精度が然程問題にならない場合におい
ては、(8)式のみ、あるいは(9)式のみを用いるよ
うにしてもよい。
【0078】図11は、本発明を適用した偽輪郭緩和装
置の他の実施例の構成を示すブロック図である。本実施
例の偽輪郭緩和装置80の構成は、図9に示す偽輪郭緩
和装置50の構成と基本的に同様であり、空間平滑化器
60と偽輪郭検出器10との間に時間平滑化器90が設
けられた構成になっている。
【0079】本実施例の偽輪郭緩和装置80において
は、空間平滑化器60から出力された、空間平滑化処理
が施された画素値Y’(i,j)が、時間平滑化器90
及び画素値変換器20Cに供給されるようになされてい
る。時間平滑化器90は、供給された画素値Y’(i,
j)に対して時間平滑化処理を施し、時間平滑化した画
素値Y''(i,j)を偽輪郭検出器10に供給するよう
になされている。
【0080】偽輪郭検出器10は、上記方法により、時
間的に平滑化された画素値Y''(i,j)を基に、各位
置の画素が偽輪郭点であるか否かを判定する。画素値変
換器20Cは、以下に示すようにして補正画素値Yo
(i,j)を生成し、出力するようになされている。
【0081】すなわち、位置(i,j)の画素が偽輪郭
点であると判定された場合(偽輪郭判定フラグF(i,
j)がオンされている場合)、画素値変換器20Cは、
偽輪郭検出器10より供給された、時間平滑化された画
素値Y''(i,j)に、図1に示す画素値変換器20と
同様の処理を施して、補正画素値Yo(i,j)を生成
して、出力するようになされている。
【0082】一方、位置(i,j)の画素が偽輪郭点で
はないと判定された場合(偽輪郭判定フラグF(i,
j)がオフされている場合)、画素値変換器20Cは、
空間平滑化器60から供給された、空間平滑化された
(時間平滑化されていない)画素値Y’(i,j)を、
そのまま補正画素値Yo(i,j)として出力するよう
になされている。
【0083】次に、本実施例の偽輪郭緩和装置80の動
作について説明する。
【0084】空間平滑化器60は、図9に示す偽輪郭緩
和装置50の空間平滑化器60と同様の処理(空間平滑
化処理)を、画素値Y(i,j)に施し、空間平滑化し
た画素値Y’(i,J)を時間平滑化器90及び画素値
変換器20Cに供給する。
【0085】時間平滑化器90は、次に示す(10)式
に基づいて、空間平滑化された画素値Y’(i,j)を
時間平滑化し、時間平滑化した画素値Y''(i,j)を
生成する。
【0086】 Y''(i,j,k)=a・Y’(i,j,k) −(1−a)・Y''(i,j,k−1) (a≦1.0) ・・・(10)
【0087】上記(10)式中、Y’(i,j,k)
は、時刻kにおける、位置(i,j)の、空間平滑化さ
れた画素値を表し、Y''(i,j,k)は、その時刻k
の、位置(i,j)の、時間平滑化された画素値を表し
ている。また、aは、予め設定されている、所定の係数
である。
【0088】そして、時間平滑化器90は、時間平滑化
した画素値Y''(i,j)(時刻を示す変数kは省略)
を偽輪郭検出器10に供給する。
【0089】偽輪郭検出器10は、時間平滑化器90か
ら供給された、画素値(時間平滑化された画素値)Y''
(i,j)を基に、各位置の画素が、偽輪郭点であるか
否かを判定する。
【0090】画素値変換器20Cには、空間平滑化器6
0からの、空間平滑化された画素値Y’(i,j)と、
偽輪郭検出器10からの、時間平滑化された画素値Y''
(i,j)が供給される。偽輪郭検出器10により、位
置(i,j)の画素が偽輪郭点であると判定された場合
(すなわち、偽輪郭判定フラグF(i,j)がオンの場
合)、画素値変換器20Cは、偽輪郭検出器10から供
給された、時間平滑化された画素値Y''(i,j)に基
づいて、上述した方法により、補正画素値Yo(i,
j)を生成し、出力する。
【0091】一方、偽輪郭検出器10により、位置
(i,j)の画素が偽輪郭点ではないと判定された場合
(すなわち、偽輪郭判定フラグF(i,j)がオフの場
合)、画素値変換器20Cは、空間平滑化器60から供
給された、空間平滑化だけがなされた画素値Y’(i,
j)を、そのまま補正画素値Yo(i,j)として、外
部に出力する。
【0092】本実施例の偽輪郭緩和装置80において
は、偽輪郭検出器10が、時間平滑化された画素値を基
に、各位置の画素が偽輪郭点であるか否かの判定を行
い、画素値変換器20Cが、偽輪郭点について、時間平
滑化された画素値から補正画素値Yo(i,j)を生成
するようにしているので、偽輪郭部分での時間的ノイズ
を抑制するようにすることができる。
【0093】なお、本実施例の時間平滑化器90を、図
1に示す偽輪郭緩和装置1、図7に示す偽輪郭緩和装置
30及び図8に示す偽輪郭緩和装置40に設けるように
することもできる。
【0094】以上に示した実施例においては、注目画素
の周囲の空間的近傍領域Rとして、3画素×3画素の範
囲の領域を設定しているが、実際には、さらに大きな範
囲の領域が、空間的近傍領域として設定される。
【0095】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像処理装置及
び画像処理方法によれば、輝度信号の輝度レベルの値に
基づいて、所定の位置の画素が偽輪郭であるか否かを判
定し、判定結果に対応して、所定の位置の画素の輝度レ
ベルの値を所定の値に変換するようにしたので、S/N
の劣化を抑制しつつ、低コストで偽輪郭を緩和するよう
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した偽輪郭緩和装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。
【図2】偽輪郭検出器10に供給される画素値の配置状
態の一例を示す配置図である。
【図3】図2に示す画面上の偽輪郭を説明する図であ
る。
【図4】偽輪郭検出器10に供給される画素値の配置状
態の一例を示す配置図である。
【図5】偽輪郭検出器10に供給される画素値の配置状
態の一例を示す配置図である。
【図6】画素値変換器20から出力された補正画素値の
様子を示す図である。
【図7】本発明を適用した偽輪郭緩和装置の他の実施例
の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明を適用した偽輪郭緩和装置の他の実施例
の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明を適用した偽輪郭緩和装置の他の実施例
の構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示す空間平滑化器60の構成例を示す
ブロック図である。
【図11】本発明を適用した偽輪郭緩和装置の他の実施
例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 偽輪郭緩和装置 10,10A,10B 偽輪郭検出器 20,20B,20C 画素値変換器 30,40,50 偽輪郭緩和装置 60 空間平滑化器 70 微分器 71 累積加算器 72 最大レベル差算出器 73 適応平滑化器 80 偽輪郭緩和装置 90 時間平滑化器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号の輝度レベルの段階的な変化に
    よる、画像の偽輪郭を緩和する画像処理装置において、 前記輝度信号の輝度レベルに基づいて、所定の位置の注
    目画素が前記画像の偽輪郭の周辺画素であるか否かを判
    定する偽輪郭判定手段と、 前記偽輪郭判定手段の判定結果に対応して、前記注目画
    素の前記輝度レベルを所定の値に変換する画素値変換手
    段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記偽輪郭判定手段は、前記注目画素の
    周囲の空間的近傍領域内に配置される各画素の前記輝度
    レベルの分布に基づいて、前記判定を行うことを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記偽輪郭判定手段は、前記注目画素の
    前記輝度レベルが、予め設定されている所定の範囲に含
    まれている場合にのみ、前記判定を行うことを特徴とす
    る請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画素値変換手段は、前記偽輪郭判定
    手段が、前記注目画素を前記画像の偽輪郭の周辺画素で
    あると判定した場合にのみ、前記変換を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記偽輪郭判定手段は、前記注目画素の
    前記輝度レベル及び前記注目画素の周囲の空間的近傍領
    域内に配置される各画素の前記輝度レベルが連続する2
    個の値であるとき、前記所定の位置の画素が前記画像の
    偽輪郭であると判定し、 前記画素値変換手段は、前記偽輪郭判定手段により、前
    記画像の偽輪郭であると判定された前記注目画素の輝度
    レベルを、前記連続する2個の値のうちのいずれかの値
    に、ランダムに変換することを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像の輝度信号に平滑化処理を施す
    平滑化手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に
    記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記平滑化手段は、空間的な平滑化処理
    を前記画像の輝度信号に施すことを特徴とする請求項6
    に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記平滑化手段は、時間的な平滑化処理
    を前記画像の輝度信号に施すことを特徴とする請求項6
    に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記平滑化手段は、前記注目画素の周囲
    の空間的近傍領域内の各画素の高周波成分が小さいと
    き、前記注目画素の輝度信号に前記空間的な平滑化処理
    を施すことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記平滑化手段は、前記注目画素の周
    囲の空間的近傍領域内の各画素の前記輝度レベルの変化
    が小さいとき、前記注目画素の輝度信号に前記空間的な
    平滑化処理を施すことを特徴とする請求項7に記載の画
    像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記平滑化手段は、前記注目画素の周
    囲の空間的近傍領域内の各画素の前記輝度レベルの変化
    が小さく、かつ前記近傍領域内の各画素の前記輝度レベ
    ルの高周波成分が小さいとき、前記注目画素の輝度信号
    に前記空間的な平滑化処理を施すことを特徴とする請求
    項7に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 輝度信号の輝度レベルの段階的な変化
    による、画像の偽輪郭を緩和する画像処理方法におい
    て、 前記輝度信号の輝度レベルに基づいて、所定の位置の注
    目画素が前記画像の偽輪郭の周辺画素であるか否かを判
    定し、 判定結果に対応して、前記注目画素の輝度レベルを所定
    の値に変換することを特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記注目画素の、前記偽輪郭の周辺画
    素であるか否かの判定は、前記注目画素の周囲の空間的
    近傍領域内に配置される各画素の前記輝度レベルの分布
    に基づいて行われることを特徴とする請求項12に記載
    の画像処理方法。
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