JPH0944241A - 移動体のビーム光誘導装置 - Google Patents

移動体のビーム光誘導装置

Info

Publication number
JPH0944241A
JPH0944241A JP7198266A JP19826695A JPH0944241A JP H0944241 A JPH0944241 A JP H0944241A JP 7198266 A JP7198266 A JP 7198266A JP 19826695 A JP19826695 A JP 19826695A JP H0944241 A JPH0944241 A JP H0944241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
moving body
work
guiding
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7198266A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
弘 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP7198266A priority Critical patent/JPH0944241A/ja
Publication of JPH0944241A publication Critical patent/JPH0944241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば車体に備えた作業装置等を操作した場
合においても、車体側のビーム光受光手段が地上側に投
射された誘導用ビーム光を確実に受光して誘導経路に対
する位置検出を行うようにする。 【解決手段】 移動体Vの誘導経路に沿って誘導用ビー
ム光A1(A2)を投射するビーム光投射手段B1,B
2が、誘導経路の両端側から誘導経路に沿って反対向き
に2つの誘導用ビーム光A1,A1を投射するように地
上側に設けられ、移動体Vに、誘導経路に沿って反対向
きに投射される2つの誘導用ビーム光A1,A1のうち
の少なくとも1つの誘導用ビーム光を受光するビーム光
受光手段Sと、そのビーム光受光手段Sの受光情報に基
づいて、移動体Vの誘導経路に対する位置を検出して、
その位置検出情報に基づいて移動体Vが誘導経路に沿っ
て走行するように操向制御する制御手段とが設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の誘導経路
に沿って誘導用ビーム光を投射するビーム光投射手段が
地上側に設けられ、前記移動体に、前記誘導用ビーム光
を受光するビーム光受光手段と、そのビーム光受光手段
の受光情報に基づいて、前記移動体の前記誘導経路に対
する位置を検出して、その位置検出情報に基づいて前記
移動体が前記誘導経路に沿って走行するように操向制御
する制御手段とが設けられた移動体のビーム光誘導装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記移動体のビーム光誘導装置は、例え
ば、矩形状の圃場内に設定した誘導経路としての複数個
の作業行程に沿って誘導用ビーム光を投射するととも
に、移動体としての田植え用の作業車に例えば横方向に
所定の分解能を有する光センサからなるビーム光受光手
段を設け、この光センサが上記誘導用のビーム光を受光
した受光位置情報に基づいて誘導経路に対する作業車の
位置を検出し、その位置検出情報に基づいて誘導経路に
対して適正な位置になるように操向制御しながら、作業
車を各作業行程に沿って誘導走行させるものである。そ
して、従来では、上記誘導用ビーム光は、各作業行程の
一方の端部から他方の端部に向けて一方向に向かう状態
で投射されていた(例えば、特開平7‐5914号公報
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、例えば車体後部に付設した作業装置(植付け装置
等)を上昇させる等して後方側から投射された誘導用ビ
ーム光を遮ると、車体側のビーム光受光手段がビーム光
を受光できなくなるために、その受光情報に基づく誘導
経路に対する車***置の検出、及び、その位置検出情報
を使っての適正な操向制御ができなくなるという不具合
があった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消さ
せるべく、例えば車体に備えた作業装置等を操作した場
合においても、車体側のビーム光受光手段が地上側に投
射された誘導用ビーム光を確実に受光できるようにする
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による移動体のビ
ーム光誘導装置の第1の特徴構成は、前記ビーム光投射
手段は、前記誘導経路の両端側から誘導経路に沿って反
対向きに2つの誘導用ビーム光を投射するように構成さ
れ、前記ビーム光受光手段は、前記誘導経路に沿って反
対向きに投射される2つの誘導用ビーム光のうちの少な
くとも1つを受光するように構成されている点にある。
【0006】又、第2の特徴構成は、上記第1の特徴構
成において、前記ビーム光受光手段は、前記移動体の進
行方向前後両端部に設けた2つの受光部にて構成され、
前記制御手段は、前記2つの受光部のうちのいずれか1
つ又は両方の受光情報に基づいて前記移動体の前記誘導
経路に対する位置検出を行うように構成されている点に
ある。
【0007】又、第3の特徴構成は、上記第2の特徴構
成において、前記ビーム光投射手段は、前記2つの誘導
用ビーム光を前記移動体の走行路面に接近させた状態で
投射し、前記2つの受光部は、前記移動体の走行路面に
接近した位置に設置されている点にある。
【0008】
【作用】本発明による移動体のビーム光誘導装置の第1
の特徴構成によれば、地上側のビーム光投射手段にて誘
導経路の両端側から誘導経路に沿って反対向きに、つま
り車体前方側及び後方側の両方向から、2つの誘導用ビ
ーム光が投射されているので、例えば車体前部側又は後
部側に設けた装置によって2つの誘導用ビーム光のうち
の1つが遮られても、2つの誘導用ビーム光のうちの少
なくとも1つが、移動体側のビーム光受光手段にて受光
される。そして、そのビーム光受光手段の受光情報に基
づいて移動体の誘導経路に対する位置が検出され、その
位置検出情報に基づいて移動体が誘導経路に沿って走行
するように操向制御される。
【0009】又、第2の特徴構成によれば、上記第1の
特徴構成において、上記2つの誘導用ビーム光のうちの
移動体の前方側から投射されているものが、移動体の進
行方向前端部に設けた受光部にて受光され、移動体の後
方側から投射されているものが、移動体の進行方向後端
部に設けた受光部にて受光され、その進行方向前後両端
部の2つの受光部のうちのいずれか1つ又は両方の受光
情報に基づいて移動体の誘導経路に対する位置が検出さ
れ、その位置検出情報に基づいて、移動体が誘導経路に
沿って走行するように操向制御される。
【0010】又、第3の特徴構成によれば、上記第2の
特徴構成において、移動体の走行路面に接近させた状態
で誘導経路に沿って反対向きに投射されている2つの誘
導用ビーム光の1つが、移動体の進行方向前端部に移動
体の走行路面に接近させた状態で設けた受光部にて受光
され、他の1つが、移動体の進行方向後端部に移動体の
走行路面に接近させた状態で設けた受光部にて受光され
る。
【0011】
【発明の効果】従って、本発明による移動体のビーム光
誘導装置の第1の特徴構成によれば、例えば車体に備え
た作業装置等を操作した場合においても、車体側のビー
ム光受光手段が地上側の誘導経路に沿って投射された2
つの誘導用ビーム光のうちの少なくとも1つを確実に受
光して、その誘導用ビーム光の受光情報に基づいて検出
した移動体の誘導経路に対する位置情報を用いて、移動
体を誘導経路に沿って適切な操向状態で走行させること
ができるに至った。
【0012】又、第2の特徴構成によれば、移動体の進
行方向前後両端部に設けた2つの受光部が夫々進行方向
前方側又は後方側からの誘導用ビーム光を受光した受光
情報のうちで、例えば車体に搭載した各種装置によって
光路が遮られないビーム光についての受光情報を選んで
その受光情報に基づいて移動体の誘導経路に対する位置
を検出することができるので、より確実な状態でさらに
両方の受光情報を使う場合にはより高精度に位置検出を
行うことができ、もって、上記第1の特徴構成の好適な
手段が得られる。
【0013】又、第3の特徴構成によれば、移動体の走
行路面に接近させて投射された誘導用ビーム光を、移動
体の進行方向前後端部の走行路面に接近した低い位置に
設けた受光部にて受光するので、例えば移動体の走行路
面から離れた高い位置に設けた受光部で誘導用ビーム光
を受光するのに比べて、車体のローリングによる受光位
置のずれの影響を小さくして位置検出精度の低下を極力
回避でき、もって、上記第2の特徴構成の好適な手段が
得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を移動体としての田
植え用の作業車Vに適用した場合の実施の形態を図面に
基づいて説明する。
【0015】図1に示すように、矩形状の作業地(圃
場)Kを囲む複数辺のうちの一つの基準辺M1の上端部
に、その基準辺M1に隣接する隣接辺M2,M3の長手
方向に沿って走行して作業車Vが進入及び退出する出入
口Miを設け、隣接辺M2,M3の長手方向において、
作業地Kの両端側夫々を枕地部分K1,K2とし且つ中
央側部分を作業対象部分Ksとした状態で、隣接辺M
2,M3の長手方向に沿って作業車Vを往復走行させな
がら作業対象部分Ksに対して作業する往復作業を行
い、その後、両枕地部分K1,K2において、作業車V
を基準辺M1の長手方向に沿って往復走行させながら枕
地部分K1,K2に対して作業する枕地作業を行う。
尚、作業対象部分Ksと両枕地部分K1,K2とは、隣
接辺M2,M3の長手方向における作業対象部分Ksの
両端位置に基準辺M1に沿う状態で設けた右側及び左側
の2本の境界線Y,Yで区分けされている。
【0016】前記作業対象部分Ksにおいて基準辺M1
の長手方向に並ぶ複数の誘導経路としての作業行程R1
の夫々に沿って作業車Vを誘導すべく、作業行程R1の
長手方向に沿って誘導用のビーム光A1を上下方向に所
定角度走査する状態で投射するビーム光投射手段として
の第1ビーム光投射装置B1と、一対の枕地部分K1,
K2のうちの基準辺M1に隣接する第一枕地部分K1及
び基準辺M1に対向する対向辺M4に隣接する第二枕地
部分K2の夫々において隣接辺M2,M3の長手方向に
並ぶ複数の誘導経路としての作業行程R2の夫々に沿っ
て作業車Vを誘導すべく、作業行程R2の長手方向に沿
って誘導用のビーム光A2を上下方向に所定角度走査す
る状態で投射するビーム光投射手段としての第2ビーム
光投射装置B2とが、地上側に設けられている。
【0017】上記第1ビーム光投射装置B1は、基本的
に前記複数の作業行程R1のうちの隣接する2個の作業
行程に対して1個の割合でその両作業行程の境界位置に
設置されている。又、第2ビーム光投射装置B2は、前
記複数の作業行程R2が2個であるのでその作業行程の
境界位置に設置される。又、図には、隣接辺M2,M3
の長手方向において第2ビーム光投射装置B2からのビ
ーム光A2の投射位置よりも内側位置に、そのビーム光
A2と平行なビーム光A3を投射する第3ビーム光投射
装置B3が設けられている。
【0018】上記第1及び第2ビーム光投射装置B1,
B2は、各作業行程R1,R2の両端側から作業行程R
1,R2に沿って反対向きに2つの誘導用ビーム光A
1,A2を作業車Vの走行路面(圃場面)に接近させた
状態で投射するように、各作業行程R1,R2の両端位
置に設けたレーザー装置等にて構成されている。尚、第
3ビーム光投射装置B3も、レーザー装置等にて構成さ
れている。
【0019】次に、前記作業車Vの構成について説明す
れば、図2及び図3に示すように、左右一対の前輪3及
び後輪4を備えた車体5の後部に、対地作業状態と非作
業状態とに切換自在な苗植え付け装置6が、昇降自在で
且つ駆動停止自在に設けられている。つまり、下降状態
で駆動されているときが対地作業状態であり、これ以外
の状態は非作業状態となる。又、図4に示すように、前
後輪3,4は、左右を一対として各別に操向操作自在に
構成され、操向用の油圧シリンダ7,8と、それらに対
する電磁操作式の制御弁9,10とが設けられている。
つまり、前輪3又は後輪4の一方のみを操向する2輪ス
テアリング形式、前後輪3,4を逆位相で且つ同角度に
操向する4輪ステアリング形式、前後輪3,4を同位相
で且つ同角度に操向する平行ステアリング形式の3種類
のステアリング形式を選択使用できるようになってい
る。
【0020】図4中、11はエンジンEからの出力を変
速して前後輪3,4の夫々を同時に駆動する油圧式無段
変速装置、12はその変速操作用の電動モータ、13は
植え付け装置6の昇降用油圧シリンダ、14はその制御
弁、15はエンジンEによる植え付け装置6の駆動を断
続する電磁操作式の植え付けクラッチ、16は作業車V
の走行並びに植え付け装置6の作動を制御するためのマ
イクロコンピュータ利用の制御装置であって、後述の各
種センサによる検出情報及び予め記憶された作業データ
に基づいて、変速用モータ12、各制御弁9,10,1
4、及び、植え付けクラッチ15の夫々を制御するよう
に構成されている。
【0021】作業車Vに装備されるセンサ類について説
明すれば、図4に示すように、前後輪3,4夫々の操向
角を検出するポテンショメータ利用の操向角検出センサ
P1,P2と、変速装置11の変速状態に基づいて間接
的に前後進状態及び車速を検出するポテンショメータ利
用の車速センサP3と、変速装置11の出力軸の回転数
を計数して走行距離を検出するためのエンコーダS3
と、作業車Vの車体方位を検出する地磁気利用の方位セ
ンサS4とが設けられている。
【0022】又、図2及び図3にも示すように、作業車
Vには、第1ビーム光投射装置B1及び第2ビーム光投
射装置B2からの誘導用ビーム光A1,A2を受光する
ビーム光受光手段としての操向制御用受光センサSと、
作業車Vが第1又は第2ビーム光投射装置B1,B2か
らの誘導用ビーム光A1,A2に沿って自動走行してい
るときに、そのビーム光A1,A2に交差する第2ビー
ム光投射装置B2又は第1ビーム光投射装置B1からの
ビーム光A2,A1並びに第3ビーム光投射装置B3か
らのビーム光A3を受光するトリガー用受光センサS2
とが設けられている。
【0023】上記操向制御用受光センサSは、車体左横
側方に突き出た状態で作業車Vの進行方向前後両端部に
設けた2つの受光部S1,S1’にて構成され、その2
つの受光部S1,S1’は、ビーム光A1,A2の投射
高さに合わせて、作業車Vの走行路面(圃場面)に接近
させた位置に設置されている。これにより、操向制御用
の光センサSは、各作業行程R1,R2に沿って反対向
きに投射される2つの誘導用ビーム光A1,A2のうち
の少なくとも1つを受光するように、即ち、車体進行方
向の前方側からのビーム光A1,A2を車体前端側の受
光部S1で受光し、後方側からのビーム光A1,A2を
車体後端側の受光部S1’で受光するように構成してい
る。
【0024】又、前記トリガー用受光センサS2は、平
面視において車体左右中央の上部に位置する前後一対の
センサS2a,S2bからなり、その前方側センサS2
aは前輪3の両軸芯を結ぶ線上よりも所定距離前方に位
置し、後方側センサS2bは後輪4の両軸芯を結ぶ線上
に位置している。尚、トリガー用センサS2は、車体左
右両側からのビーム光A1,A2,A3に対する受光の
有無のみを検出するようになっている。
【0025】前記操向制御用受光センサSについて、受
光部S1を例にして説明すれば、図5にも示すように、
車体前後方向に所定間隔dを置き且つ上下方向にも所定
間隔を置いて並置された前後一対の光センサS1a,S
1bから構成されている。そして、各光センサS1a,
S1bは、横方向に所定の分解能の受光位置を備えるべ
く複数個の受光素子Dを車体横方向に並置したものであ
って、横方向でのセンサ中心に位置する受光素子D0の
位置を基準として、誘導用ビーム光A1,A2の車体横
方向での受光位置即ち受光素子Dの位置X1,X2夫々
を検出できるように構成されている。尚、18は、横向
きに投射されているビーム光A1,A2を各光センサの
受光面に向けて反射させるためのミラーである。
【0026】前記制御装置16は、前記操向制御用受光
センサS、トリガー用受光センサS2等の各種センサの
検出情報及び予め設定された作業予定情報に基づいて、
前記作業車Vを走行制御し又前記植え付け部6等の各種
装置の作動を制御するように構成されている。前記制御
装置16を利用して、前記操向制御用受光センサSの受
光情報に基づいて作業車Vの作業行程R1,R2に対す
る位置を検出して、その位置検出情報に基づいて作業車
Vが作業行程R1,R2に沿って走行するように操向制
御する制御手段100が構成されている。そして、制御
手段100は、前記2つの受光部S1,S1’のうちの
いずれか1つ又は両方の受光情報に基づいて作業車Vの
作業行程R1,R2に対する位置検出を行うように構成
されている。この田植え用の作業車Vでは、植え付け部
6が車体後部側に付設されているので、前端側の受光部
S1の受光情報を使うが、例えば作業部が車体前部側に
付設されている場合には後端側の受光部S1’の受光情
報を使ったり、あるいは、車体前後からの両ビーム光が
遮られないような場合には前後両端側の両受光部S1,
S1’の受光情報を使うようにすることもできる。
【0027】前記制御手段100による作業車Vの作業
行程R1,R2に対する位置検出について説明すれば、
図5に示すように、前後一対の光センサS1a,S1b
の夫々の受光素子の位置X1,X2とその車体前後方向
での間隔dとに基づいて、下式から、前記位置検出情報
として、作業車Vの誘導用ビーム光A1,A2の投射方
向即ち作業行程R1,R2に対する横方向への偏位x及
び傾きφを求める。
【0028】
【数1】 φ=tan-1(|X1−X2|/d) x=X1
【0029】尚、この例では、横方向への偏位xは、前
後一対の光センサS1a,S1bの一方(S1a)の受
光位置としているが、車体の傾きφによる誤差が生じな
いようにするために、前後一対の光センサS1a,S1
b夫々の受光位置X1,X2の平均値を用いるようにし
てもよい。そして、前記作業車Vは、前記偏位x及び傾
きφが共に零となるように、目標操向角を設定して操向
制御されることになる。但し、本実施例では、各作業行
程における直進走行時には、前輪3のみを操向する2輪
ステアリング形式で操向制御する。
【0030】又、前記制御装置16は、前記ビーム光A
1,A2の交差箇所において、作業車Vを一方の作業行
程R1,R2に沿うビーム光A1,A2に誘導される状
態から他方の誘導経路R1,R2に沿うビーム光A1,
A2に誘導される状態に旋回移動させるように構成され
ている。つまり、制御装置16は、作業車Vが前記往復
作業及び前記枕地作業における各作業行程R1,R2の
夫々を前進状態で行うように作業車Vを一行程分前進走
行させたのち、作業車Vが誘導用ビーム光A1,A2に
沿って自動走行しているときに、その誘導用ビーム光A
1,A2に交差するビーム光A2,A1を受光するトリ
ガー用センサS2の受光情報に基づいて、各行程の終端
部からそれに隣接する次の行程の始端部に向けての18
0度又は90度の旋回動作の開始位置を設定するように
構成されている。
【0031】次に、図1に基づいて、作業車Vの走行経
路について説明する。先ず、隣接辺M2,M3の長手方
向に沿って出入口Miに連なる最終作業地部分R1a、
及び、出入口Miから離れて位置する方の隣接辺M3に
隣接する中継用作業地部分R1bを残して前記往復作業
を行う。ここで、最終作業地部分R1aは、基準辺M1
の長手方向に並ぶ複数の作業行程R1のうちの最上端の
作業行程に対応する作業地部分であり、中継用作業地部
分R1bは、上記複数の作業行程R1のうちの下端側の
2つの作業行程に対応する作業地部分である。
【0032】前記往復作業は、具体的には、中継用作業
地部分R1bを除いて出入口Miから一番遠い位置の作
業行程R1を、その始端部の作業開始位置を示す左側の
境界線Y上のPst点から図の右方向に向かって開始さ
れる。そのため、途中で停止して最初の苗補給を行いな
がら、Pst点まで非作業状態で前走行させる。尚、こ
の後も、作業車Vが各作業行程R1,R2の基準辺M1
側の始端部に停止したときに苗の消費状態に応じて適宜
苗補給がなされる。Pst点に着いたら、植え付け装置
6を駆動して植え付け作業を開始し、以後、左右の枕地
部分K1,K2で180度旋回しながら各作業行程R1
を往復走行し、作業対象部分Ksの最終作業行程R1
(図の上から2番目の行程)において、操向制御用の受
光センサSの検出情報に基づいて誘導用ビーム光A1に
誘導されながら、右側境界線Y上の終端位置Penまで
走行する。
【0033】この後、一対の枕地部分K1,K2のうち
の基準辺M1に隣接する第一枕地部分K1、及び、基準
辺M1に対向する対向辺M4に隣接する第二枕地部分K
2を作業する前記枕地作業を行い、且つ、その枕地作業
において、第一枕地部分K1と第二枕地部分K2間の移
行の際に前記中継用作業地部分R1bを走行させながら
その中継用作業地部分R1bを作業し、最後に、第二枕
地部分K2から出入口Miに向けて最終作業地部分R1
aを走行させながら最終作業地部分R1aを作業するよ
うに設定されている。
【0034】具体的には、先ず、上記終端位置Penか
ら第二枕地部分K2の2つの作業行程R2のうちの内側
の作業行程R2の始端部に移動すべく、操向制御用の受
光センサSの受光情報に基づいて誘導用ビーム光A1に
誘導されながら、上記終端位置Penから図の一番右側
の誘導用ビーム光A2を前方側センサS2aが受光する
位置まで後進した後、前進状態に切り換えて90度右旋
回し、更に、受光センサSの受光情報に基づいて誘導用
ビーム光A2に誘導されながら、横から投射される誘導
用ビーム光A1をトリガー用の後方側センサS2bが受
光した位置から所定距離の位置まで後進状態で走行して
植付開始位置に至る。そして、その作業行程R2を、前
進状態で受光センサSの受光情報に基づいて誘導用ビー
ム光A2に誘導されながら自動走行する。
【0035】以後、第二枕地部分K2の内側の作業行程
R2、中継用作業地部分R1bの内側の行程R1b、第
一枕地部分K1の内側の作業行程R2、第一枕地部分K
1の外側の作業行程R2、中継用作業地部分R1bの外
側の行程R1b、及び、第二枕地部分K2の外側の作業
行程R2をその順序で、各行程の終端部で次の行程の始
端部へ旋回移動しながら自動走行し、最後に、最終作業
地部分R1aを前進状態で直進走行して出入口Miから
作業地外に退出する。
【0036】〔別実施形態〕上記実施の形態では、ビー
ム光受光手段Sを、移動体(作業車V)の進行方向前後
両端部に設けた2つの受光部S1,S1’で構成した
が、これに限るものではなく、例えば、前後方向の中央
位置に設けた1つの受光部で構成してもよい。又、進行
方向前後両端部に2つの受光部S1,S1’を設ける場
合も、その位置を走行路面に接近させた状態に設置する
ことは必ずしも必要ではなく、例えば走行路面からの泥
等の付着が激しいような条件に対しては、誘導用ビーム
光の投射位置及び受光部の設置位置を走行路面から離れ
た少し高い位置に設定してもよい。
【0037】又、上記実施の形態では、誘導用ビーム光
A1,A2を投射するビーム光投射手段B1,B2をレ
ーザー光発生器等で構成したが、レーザー光以外のビー
ム光を発生する装置でもよい。
【0038】上記実施の形態では、誘導経路を作業車V
が田植え作業等の作業をしながら走行する作業行程R
1,R2に構成したものを示したが、作業しないで単に
移動する移動体を誘導する誘導経路でもよい。
【0039】又、上記実施の形態では、本発明を移動体
としての田植え用の作業車Vに適用したものを例示した
が、田植え用以外の農作業用作業車及び農作業用以外の
各種作業車等にも適用できるものであって、その際の各
部の具体構成は、作業車の目的や作業条件等に合わせて
適宜変更される。
【0040】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】誘導経路の全体及び誘導用ビーム光の投射位置
を示す平面図
【図2】作業車及びビーム光投射手段の概略側面図
【図3】作業車及びビーム光受光手段を示す概略平面図
【図4】作業車側の制御構成のブロック図
【図5】ビーム光受光手段の受光位置及び車***置の検
出を説明する平面図
【符号の説明】
V 移動体 B1,B2 ビーム光投射手段 S ビーム光受光手段 100 制御手段 S1,S1’ 受光部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体(V)の誘導経路に沿って誘導用
    ビーム光を投射するビーム光投射手段(B1,B2)
    が、地上側に設けられ、 前記移動体(V)に、前記誘導用ビーム光を受光するビ
    ーム光受光手段(S)と、そのビーム光受光手段(S)
    の受光情報に基づいて、前記移動体(V)の前記誘導経
    路に対する位置を検出して、その位置検出情報に基づい
    て前記移動体(V)が前記誘導経路に沿って走行するよ
    うに操向制御する制御手段(100)とが設けられた移
    動体のビーム光誘導装置であって、 前記ビーム光投射手段(B1,B2)は、前記誘導経路
    の両端側から誘導経路に沿って反対向きに2つの誘導用
    ビーム光を投射するように構成され、 前記ビーム光受光手段(S)は、前記誘導経路に沿って
    反対向きに投射される2つの誘導用ビーム光のうちの少
    なくとも1つを受光するように構成されている移動体の
    ビーム光誘導装置。
  2. 【請求項2】 前記ビーム光受光手段(S)は、前記移
    動体(V)の進行方向前後両端部に設けた2つの受光部
    (S1,S1’)にて構成され、 前記制御手段(100)は、前記2つの受光部(S1,
    S1’)のうちのいずれか1つ又は両方の受光情報に基
    づいて前記移動体(V)の前記誘導経路に対する位置検
    出を行うように構成されている請求項1記載の移動体の
    ビーム光誘導装置。
  3. 【請求項3】 前記ビーム光投射手段(B1,B2)
    は、前記2つの誘導用ビーム光を前記移動体(V)の走
    行路面に接近させた状態で投射し、 前記2つの受光部(S1,S1’)は、前記移動体
    (V)の走行路面に接近した位置に設置されている請求
    項2記載の移動体のビーム光誘導装置。
JP7198266A 1995-08-03 1995-08-03 移動体のビーム光誘導装置 Pending JPH0944241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7198266A JPH0944241A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 移動体のビーム光誘導装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7198266A JPH0944241A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 移動体のビーム光誘導装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0944241A true JPH0944241A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16388284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7198266A Pending JPH0944241A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 移動体のビーム光誘導装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0944241A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200030477A (ko) * 2018-09-12 2020-03-20 한국로봇융합연구원 이동로봇의 두둑 이동제어장치 및 이의 방법
KR20200077878A (ko) * 2018-12-21 2020-07-01 충북대학교 산학협력단 드론의 3차원 경로 설정 시스템

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200030477A (ko) * 2018-09-12 2020-03-20 한국로봇융합연구원 이동로봇의 두둑 이동제어장치 및 이의 방법
KR20200077878A (ko) * 2018-12-21 2020-07-01 충북대학교 산학협력단 드론의 3차원 경로 설정 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0944240A (ja) 移動車の誘導装置
JPH07281742A (ja) ビーム光誘導式作業車用の走行制御装置
JPH0944241A (ja) 移動体のビーム光誘導装置
JP3005153B2 (ja) ビーム光誘導式作業車用の走行制御装置
JPH07281743A (ja) 対地作業用作業車の走行方法及び走行制御設備
JP3005152B2 (ja) ビーム光誘導式作業車の走行制御装置
JPH08179829A (ja) 移動体の誘導制御装置
JPH08194533A (ja) 移動体のビーム光誘導用制御装置
JP3005151B2 (ja) ビーム光誘導式作業車の走行制御装置
JP3044160B2 (ja) ビーム光誘導式作業車用の受光装置及び走行制御装置
JPH06149371A (ja) 自動走行式作業車の走行制御装置
JPH07291140A (ja) 作業車の操向制御装置
JPH08179827A (ja) 移動体のビーム光誘導用制御装置
JP3046718B2 (ja) 作業車用のビーム光誘導装置
JPH06161546A (ja) 光誘導式作業車の走行制御装置
JPS63153608A (ja) 作業車の操向制御装置
JPH0876843A (ja) ビーム光誘導式作業車用の受光装置及び走行制御装置
JPH08179828A (ja) 移動体のビーム光誘導用制御装置
JPS63308609A (ja) ビ−ム光利用の作業車誘導装置
JPH06149352A (ja) ビーム光誘導式作業車の走行制御装置
JP2612389B2 (ja) 車体方向検出装置
JPH075915A (ja) ビーム光誘導式作業車の走行制御装置
JPH07281746A (ja) ビーム光誘導式作業車用の走行制御装置
JPH0937608A (ja) 作業車の制御情報検出装置
JPH08178650A (ja) 作業車用の位置検出装置