JPH0943135A - 濡れ時間計測装置 - Google Patents
濡れ時間計測装置Info
- Publication number
- JPH0943135A JPH0943135A JP19952495A JP19952495A JPH0943135A JP H0943135 A JPH0943135 A JP H0943135A JP 19952495 A JP19952495 A JP 19952495A JP 19952495 A JP19952495 A JP 19952495A JP H0943135 A JPH0943135 A JP H0943135A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- wetting time
- film
- sensor
- rain sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗膜が塗布された試料表面の濡れ時間を正確
に計測することのできる濡れ時間計測装置を提供する。 【解決手段】 静電容量式の雨センサ１、この雨センサ
１の表面に塗布された塗膜２、この塗膜２に水滴６が付
着することにより生じる雨センサ１からの出力周波数の
低下を受信する測定機３、この測定機３で受信した周波
数と基準となる周波数と比較して濡れを検知する判定機
４、及び、この判定機４からの信号により時間を計測す
るタイマー５からなる。雨センサ１に実測する塗料を塗
布した塗膜２の表面に付着した水滴６の量による周波数
の変化を測定し、基準となる周波数と比較して濡れを時
間を計測する。
に計測することのできる濡れ時間計測装置を提供する。 【解決手段】 静電容量式の雨センサ１、この雨センサ
１の表面に塗布された塗膜２、この塗膜２に水滴６が付
着することにより生じる雨センサ１からの出力周波数の
低下を受信する測定機３、この測定機３で受信した周波
数と基準となる周波数と比較して濡れを検知する判定機
４、及び、この判定機４からの信号により時間を計測す
るタイマー５からなる。雨センサ１に実測する塗料を塗
布した塗膜２の表面に付着した水滴６の量による周波数
の変化を測定し、基準となる周波数と比較して濡れを時
間を計測する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は屋外に使用される塗
膜の耐候性試験等に利用できる濡れ時間計測装置に関す
るものである。
膜の耐候性試験等に利用できる濡れ時間計測装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】屋外に使用する商品には、耐候性を有す
る各種塗料が用いられる。この塗料の劣化の要因として
雨等による表面の濡れ時間を計測する必要がある。従
来、試料表面の濡れ時間の計測は、降雨時間を計測する
方法や結露センサーを用いる方法が採用されていた。
る各種塗料が用いられる。この塗料の劣化の要因として
雨等による表面の濡れ時間を計測する必要がある。従
来、試料表面の濡れ時間の計測は、降雨時間を計測する
方法や結露センサーを用いる方法が採用されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、降雨時間を計
測する方法では、雨がやんでから試料表面が乾くまでの
時間が計測されないため正確な濡れ時間を測定していな
い問題がある。また、結露センサーは露出したセンサー
表面の濡れ時間は計測されるが、センサーの表面と塗膜
の表面は水のはじきが異なるように、塗膜の表面状態に
よる試料表面の水滴の付着状態までは測定できないた
め、正確な濡れ時間と異なる恐れがある。
測する方法では、雨がやんでから試料表面が乾くまでの
時間が計測されないため正確な濡れ時間を測定していな
い問題がある。また、結露センサーは露出したセンサー
表面の濡れ時間は計測されるが、センサーの表面と塗膜
の表面は水のはじきが異なるように、塗膜の表面状態に
よる試料表面の水滴の付着状態までは測定できないた
め、正確な濡れ時間と異なる恐れがある。
【０００４】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、塗膜が塗布された試料表
面の濡れ時間を正確に計測することのできる濡れ時間計
測装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、塗膜が塗布された試料表
面の濡れ時間を正確に計測することのできる濡れ時間計
測装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
濡れ時間計測装置は、静電容量式の雨センサ１、この雨
センサ１の表面に塗布された塗膜２、この塗膜２に水滴
６が付着することにより生じる雨センサ１からの出力周
波数の低下を受信する測定機３、この測定機３で受信し
た周波数と基準となる周波数と比較して濡れを検知する
判定機４、及び、この判定機４からの信号により時間を
計測するタイマー５からなることを特徴とする。
濡れ時間計測装置は、静電容量式の雨センサ１、この雨
センサ１の表面に塗布された塗膜２、この塗膜２に水滴
６が付着することにより生じる雨センサ１からの出力周
波数の低下を受信する測定機３、この測定機３で受信し
た周波数と基準となる周波数と比較して濡れを検知する
判定機４、及び、この判定機４からの信号により時間を
計測するタイマー５からなることを特徴とする。
【０００６】上記構成により、雨センサ１に実測する塗
料を塗布し、この塗膜２の表面に付着した水滴６の量に
よりリニアに変化する周波数を測定し、基準となる周波
数と比較して濡れを検知する。
料を塗布し、この塗膜２の表面に付着した水滴６の量に
よりリニアに変化する周波数を測定し、基準となる周波
数と比較して濡れを検知する。
【０００７】
【実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳しく説
明する。図１は本発明の一実施の形態に係る計測装置の
構成を示したブロック図である。
明する。図１は本発明の一実施の形態に係る計測装置の
構成を示したブロック図である。
【０００８】本発明の濡れ時間計測装置は、静電容量式
の雨センサ１を備え、この雨センサ１の表面に塗料を塗
布した塗膜２が形成されている。上記静電容量式の雨セ
ンサ１は、図２にその周波数特性と水滴量の関係を例示
したように、雨の水滴６の付着により出力周波数がリニ
アに変化するものである。上記塗膜２を形成する塗料
は、非通電性を有するものである限り限定されず、例え
ば、シリコン樹脂系塗料、フッ素樹脂系塗料、アクリル
シリコン系塗料、アクリルウレタン系塗料等を使用する
ことができる。
の雨センサ１を備え、この雨センサ１の表面に塗料を塗
布した塗膜２が形成されている。上記静電容量式の雨セ
ンサ１は、図２にその周波数特性と水滴量の関係を例示
したように、雨の水滴６の付着により出力周波数がリニ
アに変化するものである。上記塗膜２を形成する塗料
は、非通電性を有するものである限り限定されず、例え
ば、シリコン樹脂系塗料、フッ素樹脂系塗料、アクリル
シリコン系塗料、アクリルウレタン系塗料等を使用する
ことができる。
【０００９】本発明の濡れ時間計測装置は、上記雨セン
サ１と電気回路で接続された計測器７を備える。上記計
測器７は測定機３、判定機４、及び、タイマー５を備え
る。上記測定機３は雨センサ１からの出力周波数を受信
する機能を有する。上記判定機４は上記計測器３で受信
した周波数と上記基準となる周波数を比較し、ばらつき
の範囲を超えて雨センサ１からの周波数が低下した際
に、濡れとして検知すると共に、タイマー５に信号を送
る。上記タイマー５は判定機４からの信号により時間を
記録する。
サ１と電気回路で接続された計測器７を備える。上記計
測器７は測定機３、判定機４、及び、タイマー５を備え
る。上記測定機３は雨センサ１からの出力周波数を受信
する機能を有する。上記判定機４は上記計測器３で受信
した周波数と上記基準となる周波数を比較し、ばらつき
の範囲を超えて雨センサ１からの周波数が低下した際
に、濡れとして検知すると共に、タイマー５に信号を送
る。上記タイマー５は判定機４からの信号により時間を
記録する。
【００１０】次に、上記濡れ時間計測装置を使用した計
測方法について説明する。雨センサ１の表面に試料とす
る塗料を塗布し、塗膜２を形成する。さらに、乾燥した
状態で、塗膜２を形成した雨センサ１からの出力周波数
を基準の周波数として上記判定機４に記憶させておく。
この際、周波数はばらつきも考慮して記憶させる。上記
塗膜２を形成した雨センサ１を所望の環境下に設置す
る。雨センサ１から、塗膜２の状態に応じた出力周波数
が測定器３に送信される。雨の水滴６が塗膜２の上に付
着すると、その量により雨センサ１からの出力周波数が
低下する。この低下した周波数と上記基準の周波数を比
較し、ばらつきの範囲を超えて周波数が低下すると、上
記判定機４が濡れとして検知する。判定機４はこの検知
と共に、タイマー５に信号が送られ、タイマー５が作動
する。塗膜２の状態が濡れた状態で、周波数が低下して
いる間、タイマー５は連続して計測する。塗膜２の状態
が乾燥し、周波数が回復したと判定機４が検知すると、
その信号がタイマー５に送信され、タイマー５が停止す
る。
測方法について説明する。雨センサ１の表面に試料とす
る塗料を塗布し、塗膜２を形成する。さらに、乾燥した
状態で、塗膜２を形成した雨センサ１からの出力周波数
を基準の周波数として上記判定機４に記憶させておく。
この際、周波数はばらつきも考慮して記憶させる。上記
塗膜２を形成した雨センサ１を所望の環境下に設置す
る。雨センサ１から、塗膜２の状態に応じた出力周波数
が測定器３に送信される。雨の水滴６が塗膜２の上に付
着すると、その量により雨センサ１からの出力周波数が
低下する。この低下した周波数と上記基準の周波数を比
較し、ばらつきの範囲を超えて周波数が低下すると、上
記判定機４が濡れとして検知する。判定機４はこの検知
と共に、タイマー５に信号が送られ、タイマー５が作動
する。塗膜２の状態が濡れた状態で、周波数が低下して
いる間、タイマー５は連続して計測する。塗膜２の状態
が乾燥し、周波数が回復したと判定機４が検知すると、
その信号がタイマー５に送信され、タイマー５が停止す
る。
【００１１】本発明においては、雨センサ１に実測する
塗料を塗布し、この塗膜２の表面に付着した水滴６の量
により、雨センサ１からの出力周波数がリニアに変化す
るため、濡れ時間を正確に計測することができる。
塗料を塗布し、この塗膜２の表面に付着した水滴６の量
により、雨センサ１からの出力周波数がリニアに変化す
るため、濡れ時間を正確に計測することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明の請求項１に係る濡れ時間計測装
置は、上記構成により、雨センサ１に実測する塗料を塗
布し、塗膜２を形成し、この塗膜２の表面に付着した水
滴６の量によりリニアに変化する周波数を測定し、基準
となる周波数と比較して濡れを判定機４で検知するの
で、濡れ時間を正確に計測することができる。本発明の
濡れ時間計測装置を用いると、各種塗料の耐候性の評価
が精度良くできる。
置は、上記構成により、雨センサ１に実測する塗料を塗
布し、塗膜２を形成し、この塗膜２の表面に付着した水
滴６の量によりリニアに変化する周波数を測定し、基準
となる周波数と比較して濡れを判定機４で検知するの
で、濡れ時間を正確に計測することができる。本発明の
濡れ時間計測装置を用いると、各種塗料の耐候性の評価
が精度良くできる。
【図１】本発明の一実施の形態に係る計測装置の構成を
示したブロック図である。
示したブロック図である。
【図２】周波数特性と水滴量の関係を示したグラフであ
る。
る。
１ 雨センサ ２ 塗膜 ３ 測定機 ４ 判定機 ５ タイマー ６ 水滴 ７ 計測器
Claims (1)
- 【請求項１】 静電容量式の雨センサ（１）、この雨セ
ンサ（１）の表面に塗布された塗膜（２）、この塗膜
（２）に水滴（６）が付着することにより生じる雨セン
サ（１）からの出力周波数の低下を受信する測定機
（３）、この測定機（３）で受信した周波数と基準とな
る周波数と比較して濡れを検知する判定機（４）、及
び、この判定機（４）からの信号により時間を計測する
タイマー（５）からなることを特徴とする濡れ時間計測
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19952495A JPH0943135A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 濡れ時間計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19952495A JPH0943135A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 濡れ時間計測装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0943135A true JPH0943135A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16409268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19952495A Withdrawn JPH0943135A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 濡れ時間計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0943135A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102183297A (zh) * | 2010-01-15 | 2011-09-14 | 欧姆龙株式会社 | 测定方法 |
| JP2014145642A (ja) * | 2013-01-29 | 2014-08-14 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ぬれ時間推定装置および方法 |
| CN109187933A (zh) * | 2018-07-24 | 2019-01-11 | 鳄鱼制漆(上海)有限公司 | 一种快速测试涂料开放时间的方法 |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP19952495A patent/JPH0943135A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102183297A (zh) * | 2010-01-15 | 2011-09-14 | 欧姆龙株式会社 | 测定方法 |
| JP2014145642A (ja) * | 2013-01-29 | 2014-08-14 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ぬれ時間推定装置および方法 |
| CN109187933A (zh) * | 2018-07-24 | 2019-01-11 | 鳄鱼制漆(上海)有限公司 | 一种快速测试涂料开放时间的方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |