JP2009103586A - 葉濡れセンサ - Google Patents

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JP2009103586A JP2007275871A JP2007275871A JP2009103586A JP 2009103586 A JP2009103586 A JP 2009103586A JP 2007275871 A JP2007275871 A JP 2007275871A JP 2007275871 A JP2007275871 A JP 2007275871A JP 2009103586 A JP2009103586 A JP 2009103586A
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研一 山崎
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Abstract

【課題】風になびいてより自然の植物体に近いしなやかさを持ち、かつ幅広い接触角に対応した特性を得られる擬似葉面を提供する。
【解決手段】平板絶縁体の上面に雨雪など水滴を付着させ下面にくし型電極を密着させて上面に付着する水滴の量に応じてくし型電極の静電容量が変化することを検出する回路部を備え、平板絶縁体が柔軟性に富む葉状物の一部として形成されている。平板絶縁体の上面がセラミック製であり、上面は部分的にえぐられている。平板絶縁体の上面の全面もしくは1部分が撥水性の特性をもつコーティング処理と親水性の特性をもつコーティング処理で塗り分けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、擬似葉面を作り植物体の葉面に存在する水分量を検出する葉濡れセンサに関する。
感雨計、感雪計、雨センサ、雪センサなどと呼ばれ電極間に交流電圧を印加し電極間の電流又は静電容量の変化を検出する方法は実開昭64−30470号公報に開示されており、その感雨計、感雪計、雨センサや雪センサを天窓開閉制御装置に取りつける方法は実公平4−12897号公報に開示されている。これらの電気的検出方法は、少量の雨雪であってもその降り始めをいち早く検出することを第一の目的としており雨雪量に応じて出力が変化するものではなかった。そのため、雨雪量を測定するためには、一般的に転倒マスによってカウントする方法や特開2005−208018号公報に開示されているように水の誘電率を利用してくし型電極間の静電容量の変化を検出する感雨感雪センサにおいてはくし型電極と雨雪の付着面との間を絶縁するためにガラスコーティング、樹脂系塗料またはプリント基板の基材を利用するなどの工夫がされてきた。静電容量の変化を検出する回路としては、周波数の変化として捉える方法や数百kHz以上の交流でくし型電極を励磁しくし型電極からの信号を増幅して電圧変化として捉える方法などが利用されてきた。
そして、くし型電極間の静電容量の変化を検出する感雨感雪センサを植物体の近傍に設置しその水分量を測定することにより該植物体の葉面上の水分を予測するという方法が用いられてきた。葉面上の水分検出をする用途の例としては、作物の病害感染予察や生育予測に利用される。例えば稲においては、稲の葉面の濡れ時間はいもち病発生の主要因子であり、生育予測においては出穂期予測、冷害予測、追肥適期予測および収穫期予測に基づいて幼穂保護のための深水管理などの冷害回避作業を行ったり、出穂予測期を基点として追肥適期日を推定したり、中干し時期や紋枯病、イネミズゾウムシ、イネツトムシ、ツマグロヨコバイ等の防除時期・要否などに関する重要な判断材料となる。
実開昭64−30470号公報 実公平4−12897号公報 特開2005−208018号公報
ところが、上記の植物体表面の水分検出方法には、以下のような解決すべき課題がある。従来の感雨感雪センサは設置上固定されており、植物体が風になびいて葉面上の水滴が転がり落ちる現象を再現するのが難しい。また、主要作物だけを取り上げても葉面の濡れ特性を示す接触角(図5)は幅広い値を示している。ハスの葉や里芋の葉のように水滴がころころ転がることで有名な植物の接触角は130〜150と撥水性であり、ナス、トマトの葉が中間的な接触角100前後、モモ、りんごの葉はより親水性を示して接触角50〜70である(図6)。植物によってこのような広い特性を持つためにこれまでは感雨感雪センサの設置角度を調整したり、センサ表面の水滴を乾かすヒータの制御によって各植物の特性に近づけようと工夫がなされてきたが思うようにいかなかった。
本発明は、上記の問題を解決すべくなされたものであり、風になびいてより自然の植物体に近いしなやかさを持ち、かつ幅広い接触角に対応した特性を得られる擬似葉面を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の葉濡れセンサは、平板絶縁体の上面に雨雪など水滴を付着させ下面にくし型電極を密着させて上面に付着する水滴の量に応じてくし型電極の静電容量が変化することを検出する回路部を備え、平板絶縁体が柔軟性に富む葉状物の一部として形成されている。
また、請求項2記載の葉濡れセンサは、請求項1記載の葉濡れセンサにおいて、平板絶縁体の上面がセラミック製であり、上面は部分的にえぐられている。
また、請求項3記載の葉濡れセンサは、請求項1または2記載の葉濡れセンサにおいて、平板絶縁体の上面の全面もしくは1部分に撥水性もしくは親水性の特性をもつコーティング処理を施した。
また、請求項4記載の葉濡れセンサは、請求項1または2記載の葉濡れセンサにおいて、平板絶縁体の上面の全面もしくは1部分が撥水性の特性をもつコーティング処理と親水性の特性をもつコーティング処理で塗り分けられている。
上記目的を達成すべく請求項1記載の葉濡れセンサは、擬似葉面を柔軟性に富む材料で形成しその中に雨雪などの水滴を受ける平板絶縁体を埋め込んだものである。そのため風が吹けば擬似葉面全体がそよいでその中の一部である平板絶縁体上の水滴は植物体と同じように転げ落ちる。
請求項2記載の葉濡れセンサは、請求項1記載の葉濡れセンサにおいて平板絶縁体の上面がセラミック製であり、上面は部分的にえぐられている。水滴を受ける上面に凸凹をつくって、水滴の流れをコントロールするためである。えぐる深さと形状によって水滴が上面に留まる時間を増減できる。
また、請求項3記載の葉濡れセンサは、請求項1または2記載の葉濡れセンサにおいて、平板絶縁体の上面の全面もしくは1部分に撥水性もしくは親水性の特性をもつコーティング処理を施した。上面をえぐる加工をするしないにかかわらずコーティング処理によって水滴が上面に留まる時間を増減できる。
また、請求項4記載の葉濡れセンサは、請求項1または2記載の葉濡れセンサにおいて、平板絶縁体の上面の全面もしくは1部分が撥水性の特性をもつコーティング処理と親水性の特性をもつコーティング処理で塗り分けられている。上面に親水性の部分と撥水性の部分とが混在している状態であり、より緻密に水滴が上面に留まる時間を増減できる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る葉濡れセンサの最良の形態について説明する。
最初に、本発明に係る葉濡れセンサの構成例について、図面を参照して説明する。葉濡れセンサは、図1に示すように、平板絶縁体1の上面に水滴を付着させるが水滴の濡れ性を調整するためのえぐれ2が設けられている。平板絶縁体1の下面にはくし型電極4が密着されている。平板絶縁体1の厚みは0.5mm〜1.0mm、えぐれ2の直径は2.0mm〜3.0mm、深さは0.1mm〜0.3mm、えぐれ同士の間隔は、5.0mm〜10mm、くし型電極4のパターン幅は1.5mm〜2.0mm、パターン間隔は0.8mm〜1.0mmとするのが適当である。通常平板絶縁体1は水滴の乾きを早めるために水平に対して約10〜30度の角度で斜めに設置されるが、水滴はえぐれ2の窪みに入って一定の保持力を持つ。平板絶縁体1は屋外使用に耐える耐候性と充分な絶縁性と加工のしやすさを要求されるためセラミック製が望ましい。
図2は、平板絶縁体1の上面にえぐれ2を設け、コーティング3を施した。図2ではコーティング3は、親水性の特性もしくは撥水性の特性のいずれかを全面にコーティングした場合を示している。
図4では、平板絶縁体1の上面に、親水性の特性のコーティングと撥水性の特性のコーティングを塗り分ける場合を4種類示している。求める接触角(図5、図6)に応じて塗り分けを選ぶことができる。
図3では、擬似葉面としての葉状物5が風になびくだけの柔軟性を持ち、その一部として平板絶縁体1が埋め込まれている状態を示している。葉状物5は薄い金属、ゴム系、プラスチック系のいずれの材質でも構わない。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。えぐれ2は円形でなくても良いし、葉状物5は平板絶縁体1が風になびけばよいので、バネ状のものを使用してもよい。
本発明によれば、風になびいてより自然の植物体に近いしなやかさを持ち、かつ幅広い接触角に対応した特性を持つ葉濡れセンサを提供することができる。
平板絶縁体1の斜視図である。 平板絶縁体1の断面図である。 平板絶縁体1を組込んだ葉状物5の斜視図である。 平板絶縁体1のコーティングパターン図である。 対水接触角の説明図である。 主要作物の葉の接触角の説明図である。
符号の説明
1 平板絶縁体
2 えぐれ
3 コーティング
4 くし型電極
5 葉状物

Claims (4)

  1. 平板絶縁体の上面に雨雪など水滴を付着させ下面にくし型電極を密着させて上記上面に付着する水滴の量に応じて上記くし型電極の静電容量が変化することを検出する回路部を備え、上記平板絶縁体が柔軟性に富む葉状物の一部として形成されていることを特徴とする葉濡れセンサ。
  2. 上記平板絶縁体の上面がセラミック製であり、上記上面は部分的にえぐられていることを特徴とする請求項1記載の葉濡れセンサ。
  3. 上記平板絶縁体の上面の全面もしくは1部分に撥水性もしくは親水性の特性をもつコーティング処理を施したことを特徴とする請求項1または2記載の葉濡れセンサ。
  4. 上記平板絶縁体の上面の全面もしくは1部分が撥水性の特性をもつコーティング処理と親水性の特性をもつコーティング処理で塗り分けられていることを特徴とする請求項1または2記載の葉濡れセンサ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103293189A (zh) * 2013-05-24 2013-09-11 北京农业智能装备技术研究中心 一种植物叶片表面湿度传感器及其测量装置
KR101506320B1 (ko) 2013-10-16 2015-04-07 (주)티엘씨테크놀로지 냉온수 공급장치를 적용한 미세온도 제어방식의 엽면습윤 센서 및 그 제어 방법
RU2640752C2 (ru) * 2015-06-11 2018-01-11 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Донской государственный технический университет" Анализатор снегонакопления
IT201800004261A1 (it) * 2018-04-06 2019-10-06 “sensore di bagnatura fogliare e gocciolamento”

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