JPH0942991A - 自動車用多重表示装置 - Google Patents

自動車用多重表示装置

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JPH0942991A
JPH0942991A JP19657795A JP19657795A JPH0942991A JP H0942991 A JPH0942991 A JP H0942991A JP 19657795 A JP19657795 A JP 19657795A JP 19657795 A JP19657795 A JP 19657795A JP H0942991 A JPH0942991 A JP H0942991A
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JP
Japan
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display
time
operation schedule
display mode
display device
Prior art date
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Application number
JP19657795A
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English (en)
Inventor
Jun Fujinami
潤 藤波
Makoto Hirano
誠 平野
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運行スケジュールデータを表示することによ
り、運転者の運行管理を行いやすくした自動車用多重表
示装置を提供する。 【解決手段】 カレンダ表示モードであるときに、乗員
によりモードスイッチ16が押されると、ディスプレイ
1の表示モードは運行スケジュール表示モードに切り換
わり、このとき、ECU2のRAMに記憶した運行スケ
ジュール情報に基づき、運行スケジュールデータ(目的
地への到着予想時刻、残存距離、目標平均車速)がディ
スプレイ1に順次表示される。また、運行スケジュール
表示モードであるときにモードスイッチ16が押される
と、表示モードは運行時間モードに切り換わり、このと
きには、運行スケジュールデータ(車両走行時間、エン
ジン起動時間、車両非走行時間)がディスプレイ1に順
次表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の計器盤等
に配設され、運転情報や警告情報等の表示に供される自
動車用多重表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の計器盤(インストル
メントパネル)上には、灯火類,オートクルーズ装置等
の作動時やエンジン,制動装置等の失陥時に点灯する、
各種の表示灯が配設されている。表示灯は、各種センサ
等からの運転情報や警告情報に基づいて点灯し、その表
示面に描かれた様々な識別記号により乗員に注意や警告
を与えるようになっている。
【0003】ところで、近年、自動車の高性能・高機能
化に伴う補器類の増加や、乗員の安全性や快適性を向上
させる各種装置類の増加により、表示灯に表示すべき項
目が30〜50点と多くなっている。そのため、これら
を個別の表示灯により表示させようとした場合、インス
トルメントパネル上の限られたスペースに多数の表示灯
を配設しなければならず、レイアウトが困難になる問題
があった。また、このようにした場合、個々の表示灯は
必然的に小さくなるため、点灯時に乗員が認識し難いと
いう問題もあった。そこで、実開平4−35191号公
報等では、比較的大きなLCD(液晶表示器)等をイン
ストルメントパネルの中央部等に配設し、これに複数の
表示を行わせる多重表示装置が提案されている。この種
の多重表示装置では、乗員が切換スイッチを操作するこ
とによりバッテリ電圧や積算走行距離等の通常表示項目
を順次表示する一方、冷却水温の異常上昇時や制動装置
の失陥時等には通常表示項目に代えて警告表示項目を自
動的に表示する構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の多重
表示装置では、目的地までの残存距離や到着予想時刻、
目標平均車速等の運行スケジュールデータが表示されな
いため、長距離の貨物輸送等を行う際に乗員が不便を感
じていた。例えば、残存距離は、走行予定距離とトリッ
プメータの指示値等とから算出できるが、走行予定距離
が千キロを越えるような場合にはこれを暗算することが
困難であると共に、走行中等に暗算を行うと道路状況等
に対する注意が散漫になる虞もあった。また、到着予想
時刻と目標平均車速とは、残存距離を平均速度や残存時
間で除すことにより算出できるが、これらの演算は残存
距離の演算より更に複雑になるため、走行中等に算出す
ることは殆ど不可能であった。そのため、運転者が、到
着予定時刻までに目的地に到着するために無理な運転を
強いられたり、早く到着し過ぎて目的地で待機しなけれ
ばならないことがあった。
【0005】本発明は、上記状況に鑑みなされたもの
で、運行スケジュールデータを表示することにより、運
転者の運行管理を行いやすくした自動車用多重表示装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この目的を達成
するために、本発明の請求項1では、自動車の運転情報
や運行管理情報等に応じた複数の表示項目を運転室内の
表示部に表示する自動車用多重表示装置において、前記
表示項目には運行スケジュールデータが含まれたものを
提案する。
【0007】また、本発明の請求項2では、請求項1の
多重表示装置において、前記運行スケジュールデータ
が、目的地への残存距離であるものを提案する。また、
本発明の請求項3では、請求項1の多重表示装置におい
て、前記運行スケジュールデータが、目的地への到着予
想時刻であるものを提案する。また、本発明の請求項4
では、請求項1の多重表示装置において、前記運行スケ
ジュールデータが、到着予定時刻に目的地に到着するた
めの目標平均車速であるものを提案する。
【0008】また、本発明の請求項5では、請求項2の
多重表示装置において、走行予定距離と現在までの走行
距離とに基づき、前記残存距離を算出する残存距離算出
手段を備えたものを提案する。また、本発明の請求項6
では、請求項3の多重表示装置において、目的地までの
残存距離と現在までの平均車速とに基づき、前記到着予
想時刻を算出する到着予想時刻算出手段を備えたものを
提案する。
【0009】また、本発明の請求項7では、請求項4の
多重表示装置において、目的地までの残存距離と到着予
定時刻までの残余時間とに基づき、前記目標平均車速を
算出する目標平均車速算出手段を備えたものを提案す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る多重表示装置の一実施形態を詳細に説明する。図1
は、大型貨物自動車に適用された多重表示装置の一実施
形態を示した概略構成図である。同図において、1はL
CD型のディスプレイであり、インストルメントパネル
上のメータクラスタ中央部に配置されている。ディスプ
レイ1は、運転席の下部等に設置されたECU2により
駆動制御され、同じくECU2により駆動制御される緑
色および赤色のLED(発光ダイオード)3,4により
照明される。ECU2は、図示しない入出力装置,画像
データやカレンダ等を内蔵した記憶装置(ROM,RA
M,BURAM等),クォーツクロックを備えた中央処
理装置(CPU)等から構成されている。ECU2の入
力側には、車速センサ5や燃料消費量センサ6を始め、
オルタネータL端子7,ドアセンサ8,水温センサ9,
エア圧センサ10,ディスクパッドセンサ11,オイル
レベルセンサ12、油圧センサ13等、多数のセンサや
機器類が接続されている。
【0011】図中、15はインストルメントパネルに設
けられたコントロールパネルであり、モードスイッチ1
6とセレクトスイッチ17とセット・リセットスイッチ
18とが配されている。各スイッチ16,17,18
は、それぞれECU2に接続されており、モードスイッ
チ16やセレクトスイッチ17は表示の切替等に用いら
れ、セット・リセットスイッチ18は運行スケジュール
等の設定に用いられる。また、20はインストルメント
パネルの下部等に設置された警告ブザーであり、ECU
2の出力側に接続されている。また、21はインストル
メントパネルに設置されたアナログ式の油圧計であり、
油圧センサ13からの出力信号(電気抵抗値)に基づき
エンジンの潤滑油圧を表示する。
【0012】以下、図2〜図4のフローチャートと図5
〜図17の表示画面とに基づき、本実施形態に係る多重
表示装置の作用を詳細に説明する。運転者がイグニッシ
ョンキーをONにして自動車の運転が開始されると、デ
ィスプレイ1の表示モードは、先ず通常表示モードであ
る図2のM1の電圧・トリップ表示モードとなる。この
表示モードにおいて、ECU2は、オルタネータL端子
7からの電圧情報とROM内の積算距離情報とに基づ
き、図5に示すようにバッテリ電圧とトリップメータと
をディスプレイ1に表示させる。尚、トリップメータ
は、乗員がセレクトスイッチ17を押すことによりA,
Bの間で交互に切り換わり、例えば、運行開始時点から
の走行距離と給油後の走行距離とが表示される。また、
A,Bのトリップメータは、乗員がセット・リセットス
イッチ18を操作することにより、それぞれ0にリセッ
トされる。また、ECU2は、通常表示モードにおいて
緑色のLED3を点灯し、乗員に異常事態が生じていな
いことを認識させる。
【0013】電圧・トリップ表示モードであるときに、
乗員がモードスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の
表示モードは、M2の時刻表示モードに切り換わる。こ
の表示モードにおいて、ECU2は、内蔵するクォーツ
クロックの時刻情報に基づき、図6に示すように現在の
時刻をディスプレイ1に表示させる。尚、バッテリの着
脱等が行われた場合、時刻情報はセット・リセットスイ
ッチ18を用いて修正可能である。
【0014】時刻表示モードであるときに、乗員がモー
ドスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の表示モード
は、M3のカレンダ表示モードに切り換わる。この表示
モードにおいて、ECU2は、カレンダ情報に基づき、
図7に示すように現在の年月日をディスプレイ1に表示
させる。尚、カレンダ情報についても、時刻情報と同様
に、セット・リセットスイッチ18を用いて修正可能で
ある。
【0015】カレンダ表示モードであるときに、乗員が
モードスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の表示モ
ードは、M4の運行スケジュール表示モードに切り換わ
る。この表示モードにおいて、ECU2は、RAMに記
憶した運行スケジュール情報に基づき、図8に示すよう
に運行スケジュールをディスプレイ1に表示させる。す
なわち、運行スケジュール表示モードにおいては、乗員
がセレクトスイッチ17を押す毎に、目的地への到着予
想時刻と残存距離と目標平均車速とが順次表示される。
ここで、到着予想時刻と残存距離と目標平均車速とは、
それぞれ、現在の運転状況で目的地に到達すると思われ
る時刻、残存距離は走行予定距離から現在までの走行距
離を減じた距離、到着予定時刻までに目的地に到着する
ための平均車速であり、後述する運行スケジュール算出
サブルーチンにより算出される。尚、運行スケジュール
表示モードでは、セット・リセットスイッチ18を操作
することによりディスプレイ1が表示画面から入力画面
に切り換わり、目的地までの走行予定距離と到着予定時
刻とを設定することができる。
【0016】運行スケジュール表示モードであるとき
に、乗員がモードスイッチ16を押すと、ディスプレイ
1の表示モードは、M5の運行時間モードに切り換わ
る。この表示モードにおいて、ECU2は、RAMに記
憶した運行時間情報に基づき、図9に示すように運行時
間をディスプレイ1に表示させる。すなわち、運行時間
表示モードでは、乗員がセレクトスイッチ17を押す毎
に、リセット後の走行時間(ドライブタイム)と、エン
ジン起動時間(エンジンオンタイム)と、エンジン起動
時間のうちの非走行時間(ロスタイム)とが順次表示さ
れる。尚、ロス時間は、渋滞や休憩等のため、エンジン
が起動していながら停車していた時間である。
【0017】運行時間モードであるときに、乗員がモー
ドスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の表示モード
は、図3のM6の点検整備メモリ表示モードに切り換わ
る。この表示モードにおいて、ECU2は、RAMに記
憶した点検整備情報に基づき、図10に示すように点検
整備メモリをディスプレイ1に表示させる。すなわち、
点検整備メモリ表示モードでは、乗員がセレクトスイッ
チ17を押す毎に、前回の点検整備時に入力した、前回
のエンジンオイル,トランスミッションオイル,デフギ
ヤオイルおよびクーラントの交換時期(積算走行距離や
年月日)が順次表示される。
【0018】点検整備メモリ表示モードであるときに、
乗員がモードスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の
表示モードは、M7の平均車速表示モードに切り換わ
る。この表示モードにおいて、ECU2は、RAMに記
憶した平均車速情報に基づき、図11に示すようにリセ
ット後の平均車速をディスプレイ1に表示させる。平均
車速表示モードであるときに、乗員がモードスイッチ1
6を押すと、ディスプレイ1の表示モードは、M8の油
圧表示モードに切り換わる。この表示モードにおいて、
ECU2は、油圧センサ13からの油圧情報に基づき、
図12に示すようにエンジンの潤滑油圧を表示する。油
圧センサ13は上述したようにアナログ式の油圧計21
に接続されており、乗員が油圧を常に監視できるように
なっている。尚、油圧表示モードであるときに、乗員が
モードスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の表示モ
ードは、M1の電圧・トリップ表示モードに戻る。ま
た、モードスイッチ16は、普通に押した場合には表示
モードが一度切り換わるだけであるが、押し続けること
により表示モードが連続的に切り換わるようになってい
る。したがって、乗員がモードスイッチ16を押し続け
ることにより、M1からM8までの通常表示モードが、
ディスプレイ1に繰り返し表示されるのである。
【0019】一方、M1からM8までの通常表示モード
にあるときに、上述した各種センサ類から警告情報が入
力すると、ECU2はM9の警告表示モードに移行す
る。警告表示モードでは、ECU2は、通常表示を中断
させて、警告表示をディスプレイ1に表示させると共に
赤色のLED4を点灯させて、異常事態の発生を乗員に
認識させる。この際に、複数の警告情報が入力した場
合、ECU2は、所定のインターバルで対応する複数の
警告表示を順繰りにディスプレイ1に表示させる。
【0020】例えば、ECU2は、水温センサ9とディ
スクパッドセンサ11とからの入力信号により冷却水温
が異常に上昇したこととディスクパッドの残量が少なく
なったこととを認識すると、図13に示したオーバヒー
ト表示と図14に示したディスクパッド表示とを繰り返
し行う。また、ECU2は、その他の警告情報に応じ
て、図15のドア(半ドア)表示,図16の予熱表示,
図17のクラッチ磨耗表示等、種々の警告表示を表示の
優先順位に従って行う。尚、本実施形態では、警告表示
モードに移行すると、ECU2は、ディスプレイ1によ
る警告表示と共に、警告ブザー20によるビープ音によ
り乗員の注意を喚起させる。
【0021】ECU2は、警告表示モードに移行する
と、センサ類からの警告情報が入力しなくなるまで(す
なわち、冷却水温が低下したり、ディスクパッドが交換
されるまで)警告表示を行うが、乗員がモードスイッチ
16を押すことにより所定時間(本実施形態では、1分
間)だけ通常表示モードに復帰する。これは、警告表示
モード中であっても、乗員が時刻等を確認する必要があ
るためで、この間にモードスイッチ16を押すことによ
り通常表示モード間で表示が切換わる。
【0022】また、夜間走行時等においてディスプレイ
1の表示が目障りであった場合、乗員がモードスイッチ
16とセレクトスイッチ17とを同時に押すことによ
り、通常表示モードからM10の無表示モードに移行す
る。無表示モードでは、ECU2は、ディスプレイ1の
表示を中止し、同時にLED3も消灯させる。尚、無表
示モードでは通常表示は行わないが、センサ類から警告
情報が入力した場合、ECU2は、M9の警告表示モー
ドに移行してディスプレイ1に警告表示を行わせる。ま
た、無表示モードであるときに、乗員がモードスイッチ
16を押すと、ディスプレイ1の表示モードは、無表示
モードに移行する直前の通常表示モードに復帰する。
【0023】ここで、前述した運行スケジュール表示モ
ードで用いられる運行スケジュールデータ(到着予想時
刻,残存距離,目標平均車速)を算出する手順を述べ
る。運転者がイグニッションキーをオンにすると、所定
の制御インターバルで、図4に示した運行スケジュール
データ算出サブルーチンが繰り返し実行される。このサ
ブルーチンを開始すると、ECU2は、先ずステップS
2で車速センサ5からの車速情報を読み込んだ後、ステ
ップS4で内蔵したタイマカウンタTの値が所定値T1
(本実施形態では5分)に達したか否かを判定する。そ
して、この判定がNoであれば、ECU2は、ステップ
S6で、運転者により設定された走行予定距離Dsと現
在までの走行距離Dpとから、残存距離Drを下式により
算出する。尚、現在までの走行距離Dpは、車速センサ
5からの車速情報と内蔵するクォーツクロックの時刻情
報とに基づき、ここに述べない走行距離算出サブルーチ
ンにより逐次算出され、最新の値がBURAMに記憶さ
れる。
【0024】Dr=Ds−Dp 残存距離Drの算出を終えると、ECU2は、ステップ
S8で、残存距離DrとBURAMに記憶されている現
時点までの平均車速Vaveと現在時刻TPとから、下式に
より到着予想時刻Txを算出する。 Tx=Dr/Vave+TP 到着予想時刻Txの算出を終えると、ECU2は、ステ
ップS10で、残存距離Drと残余時間Trとから、下式
により目標平均車速Vtを算出する。尚、残余時間Tr
は、設定画面で運転者により設定された到着予定時刻と
現在時刻とに基づき、ここに述べない残余時間算出サブ
ルーチンにより逐次算出され、最新の値がBURAMに
記憶される。
【0025】Vt=Dr/Tr 一方、ステップS4の判定がYesであった場合、ECU
2は、ステップS12で、車速情報と時刻情報とに基づ
き、現時点までの平均車速Vaveを算出してBURAM
の値を更新した後、ステップS14でタイマカウンタT
を0にリセットする。すなわち、本実施形態では、5分
毎に平均車速Vaveが更新され、これに基づき到着予想
時刻Tx等が算出されるのである。
【0026】本実施形態の多重表示装置では、このよう
に、運行スケジュールデータを逐次算出しておき、運転
者の操作に応じてディスプレイ上に表示するようにした
ため、運転者が無理な運転を強いられたり、予定時刻に
対して到着時刻が大幅にずれるようなことがなくなっ
た。以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は
上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実
施形態では運行スケジュールデータとして、残存距離到
着予想時刻と目標平均車速との3種を表示するようにし
たが、このうちの1種または2種のみを表示するように
してもよいし、4種以上を表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態では現時点までの平均車速を一定の
演算インターバルで算出するようにしたが、運行スケジ
ュール設定時(出発時点)から所定時間に亘っては短い
演算インターバル(例えば、1分間)で算出するように
してもよい。また、上記実施形態では表示部にLCDを
用いたが、CRT等を用いるようにしてもよい。更に、
具体的な装置構成や制御の手順等については、本発明の
主旨を逸脱しない範囲で変更することが可能である。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
請求項1によれば、自動車の運転情報や運行管理情報等
に応じた複数の表示項目を運転室内の表示部に表示する
自動車用多重表示装置において、前記表示項目には運行
スケジュールデータを含むようにしたため、運転者自身
による運行管理が容易になる。
【0028】また、本発明の請求項2によれば、請求項
1の多重表示装置において、前記運行スケジュールデー
タを目的地への残存距離としたため、燃料補給等の予定
が立てやすくなる。また、本発明の請求項3によれば、
請求項1の多重表示装置において、前記運行スケジュー
ルデータを目的地への到着予想時刻としたため、運行中
の休憩等をとりやすくなる。
【0029】また、本発明の請求項4によれば、請求項
1の多重表示装置において、前記運行スケジュールデー
タを到着予定時刻に目的地に到着するための目標平均車
速としたため、定速走行装置の設定等が行いやすくな
る。また、本発明の請求項5によれば、請求項2の多重
表示装置において、走行予定距離と現在までの走行距離
とに基づき、前記残存距離を算出する残存距離算出手段
を備えるようにしたため、正確な残存距離が運転者に対
して表示されるようになる。
【0030】また、本発明の請求項6によれば、請求項
3の多重表示装置において、目的地までの残存距離と現
在までの平均車速とに基づき、前記到着予想時刻を算出
する到着予想時刻算出手段を備えるようにしたため、正
確な到着予想時刻が運転者に対して表示されるようにな
る。また、本発明の請求項7によれば、請求項4の多重
表示装置において、目的地までの残存距離と到着予定時
刻までの残余時間とに基づき、前記目標平均車速を算出
する目標平均車速算出手段を備えるようににしたため、
正確な目標平均車速が運転者に対して表示されるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多重表示装置の一実施形態を示し
た概略構成図である。
【図2】多重表示の手順を示したフローチャートであ
る。
【図3】多重表示の手順を示したフローチャートであ
る。
【図4】運行スケジュールデータの算出手順を示したフ
ローチャートである。
【図5】電圧・トリップ表示モードにおける表示画面で
ある。
【図6】時刻表示モードにおける表示画面である。
【図7】カレンダ表示モードにおける表示画面である。
【図8】運行スケジュール表示モードにおける表示画面
である。
【図9】運行時間モードにおける表示画面である。
【図10】点検整備メモリ表示モードにおける表示画面
である。
【図11】平均車速表示モードにおける表示画面であ
る。
【図12】油圧表示モードにおける表示画面である。
【図13】警告表示モードにおける表示画面である。
【図14】警告表示モードにおける表示画面である。
【図15】警告表示モードにおける表示画面である。
【図16】警告表示モードにおける表示画面である。
【図17】警告表示モードにおける表示画面である。
【符号の説明】 1 ディスプレイ 2 ECU 3,4 LED 5 車速センサ 6 燃料消費量センサ 7 オルタネータL端子 8 ドアセンサ 9 水温センサ 10 エア圧センサ 11 ディスクパッドセンサ 12 オイルレベルセンサ 13 油圧センサ 15 コントロールパネル 16 モードスイッチ 17 セレクトスイッチ 18 セット・リセットスイッチ 20 警告ブザー 21 油圧計
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、本発明の請求項7では、請求項4の
多重表示装置において、目的地までの残存距離と到着予
定時刻までの残余時間とに基づき、前記目標平均車速を
算出する目標平均車速算出手段を備えたものを提案す
る。また、本発明の請求項8では、請求項1の多重表示
装置において、前記運行スケジュールデータが、エンジ
ン起動時間、車両走行時間及び前記エンジン起動時間か
ら前記車両走行時間を差引いた車両非走行時間であるも
のを提案する。 また、本発明の請求項9では、請求項8
の多重表示装置において、前記エンジン起動時間、前記
車両走行時間及び前記車両非走行時間が操作スイッチを
操作する毎に順次表示されるものを提案する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】カレンダ表示モードであるときに、乗員が
モードスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の表示モ
ードは、M4の運行スケジュール表示モードに切り換わ
る。この表示モードにおいて、ECU2は、RAMに記
憶した運行スケジュール情報に基づき、図8に示すよう
に運行スケジュールをディスプレイ1に表示させる。す
なわち、運行スケジュール表示モードにおいては、乗員
がセレクトスイッチ17を押す毎に、目的地への到着予
想時刻と残存距離と目標平均車速とが運行スケジュール
データとして順次表示される。ここで、到着予想時刻と
残存距離と目標平均車速とは、それぞれ、現在の運転状
況で目的地に到達すると思われる時刻、残存距離は走行
予定距離から現在までの走行距離を減じた距離、到着予
定時刻までに目的地に到着するための平均車速であり、
後述する運行スケジュール算出サブルーチンにより算出
される。尚、運行スケジュール表示モードでは、セット
・リセットスイッチ18を操作することによりディスプ
レイ1が表示画面から入力画面に切り換わり、目的地ま
での走行予定距離と到着予定時刻とを設定することがで
きる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】運行スケジュール表示モードであるとき
に、乗員がモードスイッチ16を押すと、ディスプレイ
1の表示モードは、M5の運行時間モードに切り換わ
る。この表示モードにおいて、ECU2は、RAMに記
憶した運行時間情報に基づき、図9に示すように運行時
間をディスプレイ1に表示させる。すなわち、運行時間
表示モードでは、乗員がセレクトスイッチ(操作スイッ
チ)17を押す毎に、リセット後の車両走行時間(ドラ
イブタイム)と、エンジン起動時間(エンジンオンタイ
ム)と、エンジン起動時間のうちの車両非走行時間(ロ
スタイム)とが運行スケジュールデータとして順次表示
される。尚、ロスタイムは、渋滞や休憩等のため、エン
ジンが起動していながら停車していた時間であり、下式
により算出されるものである。 (ロスタイム)=(エンジンオンタイム)−(ドライブ
タイム) これにより、乗員が車両の運行状態を確認することがで
きることになり、運行時間の管理が容易となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】本実施形態の多重表示装置では、このよう
に、運行スケジュールデータを逐次算出しておき、運転
者の操作に応じてディスプレイ上に表示するようにした
ため、運転者が無理な運転を強いられたり、予定時刻に
対して到着時刻が大幅にずれるようなことがなくなっ
た。以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は
上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実
施形態では、運行スケジュール表示モードでの運行スケ
ジュールデータとして、残存距離到着予想時刻と目標平
均車速との3種を表示するようにしたが、このうちの1
種または2種のみを表示するようにしてもよいし、4種
以上を表示するようにしてもよい。また、上記実施形態
では現時点までの平均車速を一定の演算インターバルで
算出するようにしたが、運行スケジュール設定時(出発
時点)から所定時間に亘っては短い演算インターバル
(例えば、1分間)で算出するようにしてもよい。ま
た、上記実施形態では表示部にLCDを用いたが、CR
T等を用いるようにしてもよい。更に、具体的な装置構
成や制御の手順等については、本発明の主旨を逸脱しな
い範囲で変更することが可能である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】また、本発明の請求項6によれば、請求項
3の多重表示装置において、目的地までの残存距離と現
在までの平均車速とに基づき、前記到着予想時刻を算出
する到着予想時刻算出手段を備えるようにしたため、正
確な到着予想時刻が運転者に対して表示されるようにな
る。また、本発明の請求項7によれば、請求項4の多重
表示装置において、目的地までの残存距離と到着予定時
刻までの残余時間とに基づき、前記目標平均車速を算出
する目標平均車速算出手段を備えるようににしたため、
正確な目標平均車速が運転者に対して表示されるように
なる。また、本発明の請求項8によれば、請求項1の多
重表示装置において、前記運行スケジュールデータをエ
ンジン起動時間、車両走行時間及びエンジン起動時間か
ら車両走行時間を差引いた車両非走行時間としたため、
車両の運行時間を適宜確認でき、故に車両の運行時間を
容易に管理することが可能となる。 また、本発明の請求
項9によれば、請求項8の多重表示装置において、エン
ジン起動時間、車両走行時間及び車両非走行時間を操作
スイッチの操作毎に順次表示するようにしたので、エン
ジン起動時間、車両走行時間及び車両非走行時間をそれ
ぞれ容易に確認することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の運転情報や運行管理情報等に応
    じた複数の表示項目を運転室内の表示部に表示する自動
    車用多重表示装置において、前記表示項目には運行スケ
    ジュールデータが含まれることを特徴とする、自動車用
    多重表示装置。
  2. 【請求項2】 前記運行スケジュールデータが、目的地
    への残存距離であることを特徴とする、請求項1記載の
    自動車用多重表示装置。
  3. 【請求項3】 前記運行スケジュールデータが、目的地
    への到着予想時刻であることを特徴とする、請求項1記
    載の自動車用多重表示装置。
  4. 【請求項4】 前記運行スケジュールデータが、到着予
    定時刻に目的地に到着するための目標平均車速であるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の自動車用多重表示装
    置。
  5. 【請求項5】 走行予定距離と現在までの走行距離とに
    基づき、前記残存距離を算出する残存距離算出手段を備
    えたことを特徴とする、請求項2記載の自動車用多重表
    示装置。
  6. 【請求項6】 目的地までの残存距離と現在までの平均
    車速とに基づき、前記到着予想時刻を算出する到着予想
    時刻算出手段を備えたことを特徴とする、請求項3記載
    の自動車用多重表示装置。
  7. 【請求項7】 目的地までの残存距離と到着予定時刻ま
    での残余時間とに基づき、前記目標平均車速を算出する
    目標平均車速算出手段を備えたことを特徴とする、請求
    項4記載の自動車用多重表示装置。
JP19657795A 1995-08-01 1995-08-01 自動車用多重表示装置 Pending JPH0942991A (ja)

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