JPH0942897A - 電子式遅延*** - Google Patents

電子式遅延***

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JPH0942897A
JPH0942897A JP19061595A JP19061595A JPH0942897A JP H0942897 A JPH0942897 A JP H0942897A JP 19061595 A JP19061595 A JP 19061595A JP 19061595 A JP19061595 A JP 19061595A JP H0942897 A JPH0942897 A JP H0942897A
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JP
Japan
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circuit
time period
signal
output
trigger signal
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JP19061595A
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Kazuhiro Kuroki
和弘 黒木
Midori Sakamoto
緑 坂元
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破壊対象に複数の爆薬体を装薬し、これらを
順次起爆する発破作業において、起爆遅延時間を高精度
に制御するとともに、爆撃の衝撃に強い電子式遅延***
に関する。 【解決手段】 発破器より供給される電気エネルギーを
蓄積するエネルギー蓄積回路5と、該エネルギー蓄積回
路に蓄積された電気エネルギーによって動作する水晶振
動子を基準とする第1の発振回路11と、耐衝撃特性を
有する第2の発振回路13と、該第1の発振回路によっ
て作成される基準周期に、計時周期が一致するように該
第2の発振回路によって計時周期を作成する計時周期作
成回路14と、前記第2の発振回路によって、該計時周
期を基準にトリガ信号を出力するトリガ信号生成回路3
1、32と、該トリガ信号に応答し、前記エネルギー蓄
積回路に蓄積された電気エネルギーを放電する放電回路
8とを具備することを特徴とする電子式遅延***。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】破壊対象に複数の爆薬体を装
薬し、これらを順次起爆する発破作業において、起爆遅
延時間を高精度に制御する電子式遅延***に関する。
【0002】
【従来の技術】発破器から供給された電気信号を受け、
該電気エネルギーをエネルギー蓄積回路に蓄積し、該蓄
積エネルギーにより動作し、所望の遅延時間の後にスイ
ッチングを行う電子式遅延***として、特開平5−79
797号公報等において、極めて起爆時間精度の高いも
のが提案されている。
【0003】特開平5−79797号公報に提案されて
いる技術構成によれば、水晶振動子を基準とする発振回
路において、クロックドインバータを用いて、発振開始
初期のみ大電流を流すことによって前記発振回路の発振
安定時間を極めて短いものとすることが可能となり、正
常発振開始までの時間をアナログタイマーによってリセ
ット保持しても精度が維持できるものとされている。
【0004】また、特開昭54−111744号公報で
は、点火要素から離れた位置より、タイミング制御パル
スを伝送し、該制御パルスのうち2つを遅延制御信号と
し、第1の制御信号受信から第2の制御信号受信までの
間、点火要素に内蔵された発振回路のパルス個数を計数
する。その後、内部制御により、再び前記第1の制御信
号と第2の制御信号の間の個数を計数したときに、点火
信号を生成する電気的タイミング装置が提案されてい
る。
【0005】また、特開平3−251700号公報で
は、校正パルスが伝送され、該校正パルスと、内蔵され
る可変周波数発振回路によって生成されるパルスの計数
との関係により、誤差信号を生じて、該誤差信号を基準
に、前記可変周波数発振回路の発振パルスの周波数を校
正する方法が提案されている。
【0006】上記の特開昭54−111744号公報や
特開平3−251700号公報に提案されている技術構
成によれば、水晶発振回路のような周波数精度の高い発
振回路を用いなくても、前記構成パルスの精度を高める
ことで、高い時間精度を得ることができるものとされて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−79797
号公報の技術において、高精度の遅延時間を得るために
は、基準周期を得る手段として、水晶振動子を用いなけ
ればならない。
【0008】しかしながら、水晶振動子は一般的に機械
的強度に乏しく、隣接する爆薬の爆発衝撃に耐えられな
い場合が懸念される。
【0009】特開昭54−111744号公報や特開平
3−251700号公報に提案されている技術によれ
ば、水晶振動子を用いずにアナログ式発振回路を用いて
も、発破器から伝送する基準パルスの精度を高くするこ
とにより精度の高い起爆時間遅延が可能となることが開
示されており、この場合には高精度を保ったまま、隣接
する爆薬の爆発に対しても耐性を向上させることができ
る。
【0010】しかしながら、発破器から精度の高いパル
スを伝送することは必ずしも容易ではない。すなわち、
実際の発破現場において電気発破を行う際には、予期せ
ぬ電気的ノイズや発破回路の負荷抵抗の変更を考慮しな
くてはならない。つまり、電気発破を行う際には、制御
器すなわち発破器と電子式遅延電気***との接続は、発
破母線、補助母線を通してなされるが、接続の過程での
接触抵抗等によりノイズが発生したり、発破母線や補助
母線の長さが発破作業毎に変更されることにより発破回
路の抵抗値が変動することが予想されるのである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記のような問題を解決
するために、発破器より供給される電気エネルギーを蓄
積するエネルギー蓄積回路と、該エネルギー蓄積回路に
蓄積された電気エネルギーによって動作する水晶振動子
を基準とする第1の発振回路と、耐衝撃特性を有する第
2の発振回路と、該第1の発振回路によって作成される
基準周期に、計時周期が一致するように該第2の発振回
路によって計時周期を作成する計時周期作成回路と、前
記第2の発振回路によって、該計時周期を基準にトリガ
信号を出力するトリガ信号生成回路と、該トリガ信号に
応答し、前記エネルギー蓄積回路に蓄積された電気エネ
ルギーを放電する放電回路とを具備することを特徴とす
る電子式遅延***を提供する。
【0012】前記トリガ信号生成回路が、前記計時周期
を基準とするパルス信号を発生する基準パルス出力回路
と、該基準パルスを予め設定される回数だけ計数したと
きにトリガ信号を出力する主計数回路から構成されても
よい。
【0013】前記計時周期作成回路が、第1の発振回路
の出力パルスを予め設定された数だけ計数したときに、
計時周期作成開始信号と、計時周期作成終了信号とを生
成する回路と、該計時周期作成開始信号を受けると、第
2の発振回路出力パルスの計数を開始し、該計時周期作
成終了信号を受けると、第2の発振回路出力パルスの計
数を終了して、計時周期計数値として固定する計時周期
計数値データ回路とから構成されてもよい。
【0014】また、計時周期作成回路が、第1の発振回
路の出力パルスを予め設定された数だけ計数したときに
計時周期作成停止信号を発生する回路と、該停止信号を
受けると第2の発振回路の出力パルスの計数を停止し
て、計時周期計数値を固定する計時周期計数値データ回
路とからなり、トリガ信号生成回路が、第1の発振回路
の出力パルスを所定数計数したときに計時開始信号を発
生する回路と、該開始信号を受けると第2の発振回路の
出力パルスの計数を開始し、前記計時周期計数値に達す
るとトリガ信号を発生するトリガ信号出力回路から構成
されてもよい。
【0015】あるいは、計時周期作成回路が、第1の発
振回路の出力パルスを予め設定された数だけ計数したと
きに計時周期作成停止信号を発生する回路と、該停止信
号を受けると第2の発振回路の出力パルスの計数を停止
して、そのときの計数値を保持するアップダウンカウン
タからなり、トリガ信号生成回路が、第1の発振回路の
出力パルスを所定数計数したときに計時開始信号を発生
する回路と、前記アップダウンカウンタであって、該開
始信号を受けると第2の発振回路の出力パルスの逆方向
の計数を開始し、前記保持した計数値に相当する計数値
に達するとトリガ信号を発生するアップダウンカウンタ
から構成されてもよい。
【0016】本発明によれば、水晶発振回路の高精度な
発振周波数を基準として、基準時間が作成され、その後
は基準時間によって、耐衝撃性能の高い第2の発振回路
を基準に計時される。
【0017】このため、水晶発振回路が動作している間
に爆発衝撃を受けずに済む。
【0018】さらに、前記基準時間の精度は、水晶発振
回路の精度に依存し、第2の発振回路の発振周波数精度
には、ほとんど依存しない。
【0019】従って、水晶振動子を基準とする発振回路
のみを用いた電子式遅延***と同等の起爆時間精度を達
成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施例を説明する。
【0021】(実施例1)図1は、本発明の一実施態様
を示すブロック図であり、図2は、図1の動作タイミン
グを示すタイミング図である。
【0022】図1において、発破器(図示せず)から供
給された電気エネルギーを受ける入力端子1−A,Bに
入力の極性を内部回路と整合させるように整流回路4が
接続される。整流回路4によって、双方向からの入力を
充電できるようにエネルギーコンデンサ5が接続され、
コンデンサ5と並列にかつ前記整流回路4の入力側にバ
イパス用抵抗器3が接続される。コンデンサ5に並列に
定電圧回路6の入力端子が接続され、一定の電圧を出力
するように構成される。水晶発振回路11は、発振パル
スSDを第1カウンタ21および第2カウンタ22に出
力する。
【0023】第1カウンタ21は、リセット回路7によ
りリセット解除され、水晶発振パルスSDを所定の個数
(m)だけ計数した後、信号S1を計時周期計数値デー
タ回路14に出力する。第2カウンタ22は、リセット
回路7によりリセット解除され、水晶発振パルスSDを
計数設定スイッチ23により設定された個数(n)だけ
計数した後、信号S2を計時周期計数値データ回路14
に出力する。第2カウンタ22に設定される数(n)
は、第1カウンタで計数される数(m)より大きいもの
である(n>m)。
【0024】第2発振回路13は、発振パルスSHを計
時周期計数値データ回路14、および基準パルス出力回
路31に出力する。計時周期計数値データ回路14は、
信号S1によりリセット解除され、第2発振回路13の
発振パルスSHを計数し、信号S2により計数を停止
し、かつ計数データ(ΔT)を保持する。
【0025】基準パルス出力回路31は、信号S2によ
りリセットされ、計時周期計数値データ回路14の計数
データ(ΔT)に相当する個数だけ、第2発振回路13
の出力パルスSHを計数し、主計数回路32に基準時間
クロック信号SIを出力するとともに該信号SIによっ
てリセットされる。計数データ(ΔT)は、第1カウン
タ21でカウントされる所定数(m)と第2カウンタ2
2でカウントされる計数設定スイッチにより設定されて
いる数(n)との差で定まる時間である。
【0026】
【数1】 ΔT=(n−m)t (t:水晶発振回路11の周期) 主計数回路32は、信号S2によりリセット解除され、
計数設定スイッチ33により設定された個数(N)だ
け、基準パルス出力回路31の出力信号SIを計数し、
電子スイッチ8にトリガ信号SJを出力する。電子スイ
ッチ8は、トリガ信号SJを受けると閉じ、放電回路を
形成し、コンデンサ5の電気エネルギーを放電する。
【0027】さて、図2のタイミング図を用いて、図1
に示されている回路の動作を詳しく説明する。
【0028】発破器(図示せず)からの出力SAが入力
端子1−A,Bに入力されると、エネルギーコンデンサ
の5は、SBに示す様に充電される。この充電電力で、
図1に示した回路が動作する。従って、水晶発振回路1
1は、エネルギーコンデンサ5の充電後、定電圧回路6
から出力電圧が出された後に発振を開始する(SD)。
【0029】また、リセット回路7は、定電圧回路6か
ら出力が出されてから所定時間後にリセット解除信号S
Rを出力する。このリセット解除信号は、第1カウンタ
21及び第2カウンタ22に入力される。リセット解除
信号が出力される所定時間は、水晶発振回路11が安定
して出力パルスSDを出力するまでの時間である。この
リセット解除信号SRにより、第1カウンタ21、第2
カウンタ22は水晶発振回路11からの出力パルスSD
のカウントを開始する。
【0030】第1カウンタ21は、水晶発振回路11か
らの所定の個数(m)の発振パルスをカウントすると、
出力信号S1を出力する。これにより計時周期計数値デ
ータ回路14は、第2発振回路13の出力パルスSHの
カウントを開始する。そして、第2カウンタ22から、
設定スイッチ23に設定された個数(n)がカウントさ
れると出力信号S2が出され、計数を停止する。この間
の時間が基準時間(ΔT)となる。
【0031】第2カウンタからの出力信号S2は、基準
パルス出力回路31、主計数回路32にも入力され、こ
れらの回路においてカウント動作を開始させる。基準パ
ルス出力回路31からは、ΔTごとに出力パルスSIが
出力されて、このパルスが主計数回路32によりカウン
トされる。そして、設定スイッチ33に設定されている
数Nまで出力パルスSIをカウントすると、起爆トリガ
信号を出力する。そして、電子スイッチ8をトリガして
放電回路を形成し、コンデンサ5の電気エネルギーを放
電する。
【0032】これにより、発破器出力が入力されてから
トリガ信号が出力されるまでの遅延時間Tは、発破器出
力が入力されてからリセット信号が出されるまでの時間
をtrとすると、
【0033】
【数2】T=tr+n*t+ΔT*N となる。これでわかるように、遅延時間Tは、第2カウ
ンタ22の設定と主計数回路32の設定で定まる。
【0034】また、起爆するときは、第2発振回路のパ
ルスを計数しているので、構造的に爆発に対して強くな
る。そして、同じ発破器に接続されている***相互の遅
延は、主計数回路32の設定スイッチ33で設定する数
により、ΔTごとに設定することができる。この設定時
間は、水晶発振回路により更正されているので、第2発
振回路を用いていても、すべて水晶発振回路を用いた場
合と同等の正確さがある。
【0035】(実施例2)図3は、本発明の一実施態様
を示すブロック図であり、図4は、図3の動作タイミン
グを示すタイミング図である。
【0036】図3において、発破器(図示せず)から供
給された電気エネルギーを受ける入力端子1−A,B
に、入力の極性を内部回路と整合させるように整流回路
4が接続される。整流回路4によって、双方向からの入
力を充電できるようにエネルギーコンデンサ5が接続さ
れ、該コンデンサ5と並列にかつ前記整流回路4の入力
側にバイパス用抵抗器3が接続される。定電圧回路6の
入力端子が接続され、一定の電圧を出力するように構成
される。
【0037】水晶発振回路11は、発振パルスSDを第
1カウンタ21および第2カウンタ22に出力する。
【0038】第1カウンタ21は、リセット回路7によ
りリセット解除され、水晶発振パルスSDを計数設定ス
イッチ23により設定された個数(m)だけ計数した
後、信号S1を計時周期計数値データ回路14に出力す
る。
【0039】第2カウンタ22は、リセット回路7によ
りリセット解除され、水晶発振パルスSDを所定の個数
(n)だけ計数した後、信号S2をトリガ信号出力回路
34に出力する。第2カウンタ22の計数値(n)は、
計数設定スイッチ23により設定し得る最大計数値に等
しいか、それ以上に設定しておくことが望ましい。
【0040】第2発振回路13は、発振パルスSHを計
時周期計数値データ回路14、およびトリガ信号出力回
路34に出力する。
【0041】計時周期計数値データ回路14は、リセッ
ト回路7によりリセット解除され、第2発振回路13の
発振パルスSHを計数し、信号S1により計数を停止
し、かつ計数データ(ΔT)を保持する(ΔT=m*t
t:水晶発振回路11の周期)。
【0042】トリガ信号出力回路34は、信号S2によ
りリセット解除され、計時周期計数値データ回路14の
計数データ(ΔT)に相当する個数だけ、第2発振回路
13の出力パルスSHを計数し、電子スイッチ8にトリ
ガ信号SJを出力する。電子スイッチ8は、トリガ信号
SJを受けると閉じ、放電回路を形成し、コンデンサ5
の電気エネルギーを放電する。
【0043】さて、図4のタイミング図を用いて、図3
に示されている回路の動作を詳しく説明する。
【0044】発破器(図示せず)からの出力SAが入力
端子1−A,Bに入力されると、エネルギーコンデンサ
の5は、SBに示す様に充電される。この充電電力で、
図3に示した回路が動作する。従って、水晶発振回路1
1は、エネルギーコンデンサ5の充電後、定電圧回路6
から出力電圧が出された後に発振を開始する(SD)。
【0045】また、リセット回路7は、定電圧回路6か
ら出力が出されてから所定時間後にリセット解除信号S
Rを出力する。このリセット解除信号は、第1カウンタ
21及び第2カウンタ22に入力される。リセット解除
信号が出力される所定時間は、水晶発振回路11が安定
して出力パルスSDを出力するまでの時間である。この
リセット解除信号SRにより、第1カウンタ21、第2
カウンタ22は水晶発振回路11からの出力パルスSD
のカウントを開始する。リセット回路7からのリセット
解除信号SRは、計時周期計数値データ回路14にも入
力し、計時周期計数値データ回路14は、第2発振回路
13からの発振パルスのカウントを開始する。
【0046】第1カウンタ21は、水晶発振回路11か
ら、設定スイッチ23で設定される個数(n)の発振パ
ルスをカウントすると、出力信号S1を出力する。これ
により計時周期計数値データ回路14は、第2発振回路
13の出力パルスSHのカウントを停止する。これによ
り、計時周期計数値データ回路には、計数値データΔT
が設定され、保持される。
【0047】第2カウンタ22が水晶発振回路11から
の発振パルスを所定数(n)カウントすると、出力信号
S2が出力され、トリガ信号出力回路34が第2発振回
路13のカウントを開始する。そして、トリガ信号出力
回路34が計時周期計数値データ回路14に設定されて
いるΔTまでカウントすると、起爆トリガ信号を出力す
る。そして、電子スイッチ8をトリガして放電回路を形
成し、コンデンサ5の電気エネルギーを放電する。
【0048】これにより、発破器出力が入力されてから
トリガ信号が出力されるまでの遅延時間Tは、発破器出
力が入力されてからリセット信号が出されるまでの時間
をtrとすると、
【0049】
【数3】T=tr+n*t+ΔT=tr+n*t+m*
t=tr+(n+m)*t となる。これでわかるように、遅延時間Tは、第1カウ
ンタ21の設定(m)と第2カウンタ22の所定値
(m)とで定まる。
【0050】また、起爆するときは、第2発振回路のパ
ルスを計数しているので、構造的に爆発に対して強くな
る。そして、同じ発破器に接続されている***相互の遅
延は、第1カウンタ21の設定スイッチ23で設定する
数により設定することができる。この設定時間は、水晶
発振回路により更正されているので、第2発振回路を用
いていても、すべて水晶発振回路を用いた場合と同等の
正確さがある。
【0051】(実施例3)図5は、本発明の一実施態様
を示すブロック図であり、図6は、図5の動作タイミン
グを示すタイミング図である。
【0052】図5において、発破器から供給された電気
エネルギーを受ける入力端子1−A,Bに入力の極性を
内部回路と整合させるように整流回路4が接続される。
整流回路4によって、双方向からの入力を充電できるよ
うにエネルギーコンデンサ5が接続され、該コンデンサ
5と並列にかつ前記整流回路4の入力側にバイパス用抵
抗器3が接続される。コンデンサ5に並列に定電圧回路
6の入力端子が接続され、一定の電圧を出力するように
構成される。
【0053】水晶発振回路11は、発振パルスSDを第
1カウンタ21および第2カウンタ22に出力する。第
1カウンタ21は、リセット回路7によりリセット解除
され、水晶発振パルスSDを計数設定スイッチ23によ
り設定された個数(m)だけ計数した後、信号S1をア
ップ・ダウンカウンタ35に出力する。第2カウンタ2
2は、リセット回路7によりリセット解除され、水晶発
振パルスSDを所定の個数(n)だけ計数した後、信号
S2をアップ・ダウンカウンタ15に出力する。
【0054】第2カウンタ22の計数値は、計数設定ス
イッチ23により設定し得る最大計数値に等しいか、そ
れ以上に設定しておくことが望ましい。
【0055】第2発振回路13は、発振パルスSHをア
ップ・ダウンカウンタ35に出力する。
【0056】アップ・ダウンカウンタ35は、リセット
回路7によりリセット解除され、第2発振回路13の発
振パルスSHを順方向(アップ)に計数する。そして、
第1カウンタ21からの出力信号S1により計数を停止
する。そして、そのときの順方向計数値(ΔT)を保持
する。第2カウンタ22からの出力信号S2を受けると
前記順方向計数値(ΔT)に相当する個数だけ、第2発
振回路13の出力パルスSHを逆方向(ダウン)に計数
する。アップダウン・カウンタ35の計数値が「0」に
なると、電子スイッチ8にトリガ信号SJを出力する。
【0057】電子スイッチ8は、トリガ信号SJを受け
ると閉じ、放電回路を形成し、コンデンサ5の電気エネ
ルギーを放電する。
【0058】第3実施例は、第2実施例の計時周期計数
値データ回路14とトリガ信号出力回路34をアップダ
ウン・カウンタ35に置き換えた構成である。そのた
め、その動作は、図6の動作タイミングでわかるよう
に、図4に示した第2実施例の動作タイミングと同様で
ある。
【0059】したがって、遅延時間Tは、第2実施例と
同様に、
【0060】
【数4】T=tr+n*t+ΔT=tr+n*t+m*
t=tr+(n+m)*t となる。
【0061】また、第2実施例と同様に、起爆するとき
は、第2発振回路のパルスを計数しているので、構造的
に爆発に対して強くなる。そして、同じ発破器に接続さ
れている***相互の遅延は、第1カウンタ21の設定ス
イッチ23で設定する数により定することができる。こ
の設定時間は、水晶発振回路により更正されているの
で、第2発振回路を用いていても、すべて水晶発振回路
を用いた場合と同等の正確さが得られる。
【0062】なお、第1実施例ないし第3実施例におい
て、第2発振回路としてCR発振回路やセラミック振動
子を基準とする発振回路、共振現象を利用した発振回
路、たとえばLC発振回路等、水晶発振回路より爆発の
衝撃に強い構造を有するものであれば、利用することが
できる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、電気エネルギーのみを
与えるだけでも、精度を低下させることなく耐衝撃性の
高い電子式遅延***を提供できる。
【0064】これにより、実用的かつ安全性の高い電子
式遅延***の発破作業を行うことが可能となり、精度の
高い起爆時間制御発破が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例のタイミング図である。
【図3】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例のタイミング図である。
【図5】本発明の第3実施例のブロック図である。
【図6】本発明の第3実施例のタイミング図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発破器より供給される電気エネルギーを
    蓄積するエネルギー蓄積回路と、 該エネルギー蓄積回路に蓄積された電気エネルギーによ
    って動作する水晶振動子を基準とする第1の発振回路
    と、 耐衝撃特性の有する第2の発振回路と、 該第1の発振回路によって作成される基準周期に、計時
    周期が一致するように該第2の発振回路によって計時周
    期を作成する計時周期作成回路と、 前記第2の発振回路によって、該計時周期を基準にトリ
    ガ信号を出力するトリガ信号生成回路と、 該トリガ信号に応答し、前記エネルギー蓄積回路に蓄積
    された電気エネルギーを放電する放電回路とを具備する
    ことを特徴とする電子式遅延***。
  2. 【請求項2】 前記トリガ信号生成回路が、 前記計時周期を基準とするパルス信号を発生する基準パ
    ルス出力回路と、 該基準パルスを予め設定される回数だけ計数したときに
    トリガ信号を出力する主計数回路からなることを特徴と
    する請求項1に記載の電子式遅延***。
  3. 【請求項3】 前記計時周期作成回路が、 第1の発振回路の出力パルスを予め設定された数だけ計
    数したときに、計時周期作成開始信号と計時周期作成終
    了信号とを生成する回路と、 該計時周期作成開始信号を受けると、第2の発振回路出
    力パルスの計数を開始し、該計時周期作成終了信号を受
    けると、第2の発振回路出力パルスの計数を終了して、
    計時周期計数値として固定する計時周期計数値データ回
    路とからなることを特徴とする請求項2に記載の電子式
    遅延***。
  4. 【請求項4】 前記計時周期作成回路が、第1の発振回
    路の出力パルスを予め設定された数だけ計数したときに
    計時周期作成停止信号を発生する回路と、 該停止信号を受けると第2の発振回路の出力パルスの計
    数を停止して、計時周期計数値を固定する計時周期計数
    値データ回路とからなり、 前記トリガ信号生成回路が、第1の発振回路の出力パル
    スを所定数計数したときに計時開始信号を発生する回路
    と、 該開始信号を受けると第2の発振回路の出力パルスの計
    数を開始し、前記計時周期計数値に達するとトリガ信号
    を発生するトリガ信号出力回路からなることを特徴とす
    る請求項1に記載の電子式遅延***。
  5. 【請求項5】 前記計時周期作成回路が、第1の発振回
    路の出力パルスを予め設定された数だけ計数したときに
    計時周期作成停止信号を発生する回路と、 該停止信号を受けると第2の発振回路の出力パルスの計
    数を停止して、そのときの計数値を保持するアップダウ
    ン・カウンタからなり、 前記トリガ信号生成回路が、第1の発振回路の出力パル
    スを所定数計数したときに計時開始信号を発生する回路
    と、前記アップダウン・カウンタであって、該開始信号
    を受けると第2の発振回路の出力パルスの逆方向の計数
    を開始し、前記保持した計数値に相当する計数値に達す
    るとトリガ信号を発生するアップダウン・カウンタから
    なることを特徴とする請求項1に記載の電子式遅延雷
    管。
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