JPH0942381A - 色付き二輪車用動力伝達ベルト及びその製造方法 - Google Patents

色付き二輪車用動力伝達ベルト及びその製造方法

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JPH0942381A
JPH0942381A JP21235595A JP21235595A JPH0942381A JP H0942381 A JPH0942381 A JP H0942381A JP 21235595 A JP21235595 A JP 21235595A JP 21235595 A JP21235595 A JP 21235595A JP H0942381 A JPH0942381 A JP H0942381A
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colored
rubber
canvas
power transmission
partitioning
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JP21235595A
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Inventor
Akinori Kaneda
明記 金田
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Unitta Co Ltd
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Unitta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、耐久性を維持しつつ厚さ管理を容
易にすることができると共に、美観を向上することので
きる色付き二輪車用伝達ベルト及びその製造方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】 二輪車の動力を駆動側に伝達するため、
補強材を含有する基礎ゴム3で動力側と駆動側に凹凸係
合する凹凸形状6が形成され、凹凸形状6の表面に潤滑
用帆布2と内部に抗張コード7とを有してなる二輪車用
伝達ベルトにおいて、基礎ゴム3の凹凸形状6の反対側
には、仕切り用帆布4、色付きゴム5の順に積層されて
一体成形されており、仕切り用帆布4は色付きゴム5及
び基礎ゴム3の成形時に色付きゴム5と基礎ゴム3とが
相互の領域にしみ出すことを規制して、基礎ゴム3と色
付きゴム5とを区画する仕切り機能を備えるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車やオートバ
イ等の二輪車の動力を従動側に伝達する動力伝達ベルト
に係わり、特に、動力伝達ベルトの美観向上を目的とし
てその外周に色が施された色付き二輪車用動力伝達ベル
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の二輪車用動力伝達ベルトは、
例えば、自転車の後輪(従動側)に同心に固定された従
動プーリと、自転車のペダル(原動側)に同心に固定さ
れた原動プーリとの間に引っ張り状態で懸架されたもの
が知られている。この動力伝達ベルトとは、従動プーリ
と原動プーリの外周に形成された凹凸形状に係合される
凹部と凸部とが連続して形成された環状ベルトであっ
て、自転車ペダル(原動側)の回転による動力を従動プ
ーリに伝達して自転車の後輪(従動側)を回転駆動させ
るものである。また、動力伝達ベルトは、自転車ペダル
からの動力を充分に自転車の後輪(従動プーリ)に伝達
するため、この動力、及び動力による引張力に耐える得
るようにカーボンブラック等の補強材を含有する黒色ゴ
ムで凹凸形状に成形されていると共に、内部に抗張材と
なる環状コードが介在されている。また、動力伝達ベル
トには、各プーリとの接触を滑らかにするためその凹凸
形状の表面に潤滑用帆布が張られている。
【0003】このように、近年においては、自転車やオ
ートバイ等の二輪車における伝達は、潤滑の手間や軽量
化等の要望から従来の金属製チェーンで動力を従動側に
伝達する形式からゴム製の動力伝達ベルトに移行する傾
向にある。更に、近年においては、自転車(オートバ
イ)全体の美観向上の要望が高まり、人間の視覚に触れ
る外部に配置されことの多い動力伝達ベルトもその美観
向上が望まれている。
【0004】このような、二輪車の動力伝達に用いられ
る動力伝達ベルトの美観性を向上するための手段とし
て、凹凸形状が形成される黒色ゴムの外周に、色付きゴ
ムを一体成形することが考えられ、以下、その一般的な
成形方法を図8に基づいて説明する。図8(a)におい
て、外周面に上記原動プーリ及び従動プーリに係合可能
な凹凸形状が形成された円柱状モールド100に、円筒
状の潤滑用帆布101を外嵌した後、抗張材となるコー
ド102を円柱状モールド100の軸方向に直交する方
向に螺旋状に巻回すると共に、カーボンブラック等の補
強材を含有する黒色ゴム103、この黒色ゴム103よ
り軟性を有する色付きゴム104の順に円筒状の潤滑用
帆布101上に積層するように巻く。そして、所定の熱
及び圧力下で加硫成形することで、図8(b)に示すよ
うに、黒色ゴム103及び色付きゴム104を円柱状モ
ールド100の凹凸形状に流し込むことで、黒色ゴム1
03に凹凸形状を形成する。この後、円筒状の潤滑用帆
布101、コード102、黒色ゴム103及び色付きゴ
ム104とが一体成形された筒状ベルト体105を、図
8(c)に示すように、所定厚さ毎に輪切りにすること
で色付き二輪車用動力伝達ベルト110を成形する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術において成形される色付き二輪車用動力伝達ベルト
は、その加硫成形時に、図9に示すように、軟性の優れ
た色付きゴム104が黒色ゴム103に形成される凹凸
形状115まで入り込んでしまうので、上記従動プーリ
及び原動プーリに係合して動力を伝達する凹凸形状11
5の耐久性が、柔性を有する色付きゴム104と補強材
(カーボンブラック等)を包含する黒色ゴム103の性
質の相違から、低下してしまうという問題があった。
【0006】また、図9に示すように、加硫成形時に、
色付きゴム104が黒色ゴム103の凹凸形状115に
入り込むと、その成形後に、動力伝達ベルト110の側
面側110Aには不規則な2色の波うち模様(比較的、
振幅が高い波が、短周期で繰り返えされる波うち模様)
が表れることになり、その美観も損なわれると共に、色
付き二輪車用動力伝達ベルト110の厚さを一定値に管
理するために色付きゴム104を背面研磨とすると、上
記の如く、成形後に不規則な波うち模様が形成され、色
付きゴム104が無くなり、黒色ゴム103が部分的に
表れるという問題があった。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、耐久性を維持しつつ厚さ管理を容易
にすることができると共に、美観を向上することのでき
る色付き二輪車用動力伝達ベルトを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の色付き二輪車用動力伝達ベルト及びその製
造方法では、請求項1においては、二輪車の原動側と従
動側との間に張設され前記原動側の動力を従動側に伝達
するため、補強材を含有する基礎ゴムで前記原動側と前
記従動側に凹凸係合する凹凸形状が連続して成形され、
この凹凸形状の表面に潤滑用帆布と内部に抗張コードと
を有してなる二輪車用動力伝達ベルトにおいて、前記基
礎ゴムに成形された凹凸形状の反対側には、仕切り用帆
布、色付きゴムの順に積層されて一体成形されており、
前記仕切り用帆布は、前記色付きゴム及び前記基礎ゴム
の成形時に当該色付きゴムと前記基礎ゴムとが相互の領
域にしみ出すことを低減して前記基礎ゴムと前記色付き
ゴムとを区画する仕切り機能を備えているものである。
【0009】請求項2においては、表面の軸方向に凹凸
形状が形成された円柱状モールドに、潤滑用帆布、抗張
材コード及び補強材を含有する基礎ゴムの順に巻き付け
て積層した後、一定の熱及び圧力下で加硫成形すること
で色付き二輪車用動力伝達ベルトを成形する製造方法に
おいて、前記円柱状モールドに、前記潤滑用帆布、前記
抗張材コード、前記基礎ゴム、仕切り用帆布及び色付き
ゴムの順に配置して積層すると共に、一定の熱及び圧力
下で加硫することで前記基礎ゴムと前記色付きゴムとを
押圧流動して一体成形すると共に、前記仕切り用帆布で
前記基礎ゴムと前記色付きゴムとが相互の領域にしみ出
すことを低減して前記基礎ゴムと前記色付きゴムとを区
画しつつ、前記基礎ゴムを前記円柱状モールドの凹凸形
状に流し込んで、筒状ベルト体を成形した後、前記円柱
状モールドを冷却し、当該円柱状モールドから前記筒状
ベルト体を取り出して、前記筒状ベルト体を所定幅毎に
輪切りすることにより色付き二輪車用動力伝達ベルトを
成形するものである。
【0010】請求項3においては、二輪車の原動側と従
動側との間に張設され前記原動側の動力を従動側に伝達
するため、補強材を含有する基礎ゴムで前記原動側と前
記従動側に凹凸係合する凹凸形状が連続して形成され、
この凹凸形状の表面に潤滑用帆布と内部に抗張材コード
とを有してなる二輪車用動力伝達ベルトにおいて、前記
基礎ゴムの凹凸形状の反対側の最外層には、色付き仕切
り用帆布が一体成形されており、前記色付き仕切り用帆
布は、当該色付き仕切り材と前記基礎ゴムとの成形時に
前記基礎ゴムが当該色付き仕切り用帆布を通過して表面
にしみ出すことを阻止して、前記基礎ゴムから完全に区
画する、しみ出し防止処理がなされているものである。
【0011】請求項4においては、表面に凹凸形状が形
成された円柱状モールドに、潤滑用帆布、抗張材コー
ド、及び補強材を含有する基礎ゴムの順に積層した後、
一定の熱及び圧力下で加硫成形することで色付き二輪車
用動力伝達ベルトを製造する製造方法において、前記円
柱状モールドに、前記潤滑用帆布、前記抗張材コード、
前記基礎ゴム、前記基礎ゴムが通過して表面にしみ出す
ことを阻止する、しみ出し防止処理が施された色付き阻
止用帆布の順に巻き付けて積層すると共に、一定の熱及
び圧力下で加硫することで前記基礎ゴムを押圧流動させ
ながらも、前記阻止用帆布で前記基礎ゴムが当該色付き
仕切り用帆布の表面にしみ出すことを阻止して前記基礎
ゴムから完全に区画しつつ、前記基礎ゴムを前記筒状モ
ールドの凹凸形状に流し込んで、筒状ベルト体を成形し
た後、前記円柱状モールドを冷却し、当該円柱状モール
ドから前記筒状ベルト体を取り出して、前記筒状ベルト
体を所定幅毎に輪切りすることにより色付き二輪車用動
力伝達ベルトを成形するものである。
【0012】このように本発明の色付き二輪車用動力伝
達ベルト及びその製造方法によれば、二輪車の原動側と
従動側に凹凸係合する凹凸形状が形成された基礎ゴムと
色付きゴムとの間に、色付きゴム及び基礎ゴムとの成形
時に当該色付きゴムと基礎ゴムとが相互の領域にしみ出
すことを低減して基礎ゴムと色付きゴムとを区画する仕
切り用帆布を配置しているので、基礎ゴムの凹凸形状に
軟性の色付きゴムが入り込むことを低減でき、凹凸形状
の耐久性を維持できると共に、二輪車用動力伝達ベルト
には波うち模様を滑らかにして表われるようにできるの
で、その美観を向上でき、且つ厚さを一定値に管理する
ために色付きゴムを背面研磨しても、色付きゴムが無く
なることを防止することができる。
【0013】また、二輪車の原動側と従動側に凹凸係合
する凹凸形状が形成された基礎ゴムに、基礎ゴムの成形
時に当該基礎ゴムの通過を規制して、しみ出しを阻止し
て基礎ゴムから完全に区画するしみ出し防止処理がされ
た色付き阻止用帆布を配置しているので、基礎ゴムが色
付き阻止用帆布の表面にしみ出すことを阻止でき、凹凸
形状の耐久性を維持できると共に、二輪車用動力伝達ベ
ルトには完全に基礎ゴムと色付き阻止用帆布とに区画す
ることができるので、その美観性をより向上でき、且つ
厚さを一定に管理するための背面研磨も必要がなくな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施形態1 以下、本発明の実施形態である色付き二輪車用動力伝達
ベルトについて、図面を参照して説明する。図1(a)
は本実施形態1における色付き二輪車用動力伝達ベルト
の全体を示す斜視図、図1(b)は本実施形態1におけ
る色付き二輪車用動力伝達ベルトの構成を示す要部拡大
図、図2(a)は本実施形態1の色付き二輪車用動力伝
達ベルトの製造方法における円柱状モールドに潤滑用帆
布を外嵌する状態を示す斜視図、図2(b)は本実施形
態1の色付き二輪車用動力伝達ベルトの製造方法におけ
る円柱状モールドに抗張材コードと黒色ゴムとを巻き付
けた状態を示す斜視図、図3(a)は本実施形態1の色
付き二輪車用動力伝達ベルトにおける円柱状モールドに
仕切り用帆布を外嵌する状態を示す斜視図、図3(b)
は本実施形態1の色付き二輪車用動力伝達ベルトの製造
方法における円柱状モールドに色付きゴムを巻き付けた
状態を示す斜視図、図4(a)は本実施形態1の色付き
二輪車用動力伝達ベルトの製造方法における仕切り用帆
布で溶融された黒ゴムと色付きゴムとが相互の領域にし
み出すことを低減する状態を示す要部拡大図、図4
(b)は本実施形態1の色付き二輪車用動力伝達ベルト
の製造方法における成形後に成形された筒状ベルト体と
該筒状ベルト体がら輪切りされる色付き二輪車用動力伝
達ベルトを示す斜視図である。
【0015】先ず、図1(a)及び図1(b)におい
て、色付き二輪車用動力伝達ベルトの構成について説明
する。図1(a)及び図1(b)において、1は色付き
二輪車用動力伝達ベルト(以下、単に、色付きベルト1
という。)であって、所定厚さを有する環状体に成形さ
れている。色付きベルト1は、この内周面から外周面に
向かって潤滑用帆布2、カーボンブラック等の補強材を
含有する黒色ゴム3(基礎ゴム)、仕切り用帆布4及び
黒色ゴム3より軟性を有する色付きゴム5の順に積層し
て一体成形されたものである。この黒色ゴム3には、色
付きベルト1の円周に亘って凹部6Bと凸部6Aとが所
定ピッチPを有して連続する凹凸形状6が成形されてい
る。この凹部6Aは色付きベルト1の軸方向に貫通し、
凸部6Bは断面半円形状に形成されて色付きベルト1の
軸方向に延びており、図示しない自転車(オートバイ)
等の二輪車の原動プーリと従動プーリとの外周に形成さ
れた凹凸形状に係合可能とされている。そして、黒色ゴ
ム3の凹凸形状6の表面には、潤滑用帆布2がこの凹凸
形状6に倣うようにして一体成形されており、この内部
には色付きベルト1の円周方向に延びる抗張材となるコ
ード7が介在している。また、潤滑用帆布2は、色付き
ベルト1の円周方向に伸縮可能に繊維が織り込まれて構
成されている。
【0016】仕切り用帆布4は、黒色ゴム3の外周(凹
凸形状6が形成されたと反対側)に亘って一体成形され
ており、後述説明する色付きベルト1の成形時に色付き
ゴム5と黒色ゴム3とが相互の領域にしみ出すことを規
制(低減)して黒色ゴム3と色付きゴム5とを区画する
機能を有している。また、仕切り用帆布4は、黒色ゴム
3と色付きゴム5とが相互の領域にしみ出すことを規制
(低減)するに充分な網目を有し、且つ色付きベルト1
の円周方向に伸縮可能に繊維が織り込まれて構成されて
いる。そして、色付きゴム5は、仕切り用帆布4で黒色
ゴム3へのしみ出し、又は黒色ゴム3のしみ出しが規制
(低減)されて仕切り用帆布4に一体形成されている。
【0017】本実施形態1における色付き二輪車用動力
伝達ベルト1は、以上のように構成されるが、次に、こ
の色付きベルト1の製造手順について、図2乃至図4を
参照して説明する。
【0018】(1)外周面に亘って黒色ゴム3の凹凸形
状6と同一の凹部21Aと凸部21Bが連続する凹凸形
状21が形成された円柱状モールド20に、図2(a)
に示すように、円筒状に形成されその円周方向に伸縮可
能に繊維が織り込まれて構成された潤滑用帆布2を外嵌
してその凹凸形状21を覆う。そして、この円柱状モー
ルド20を、図2(b)に示すように、ワインダ22に
回転可能に軸支して、円柱状モールド20を回転させつ
つ、コード7を円柱状モールド20の一方の軸端から他
方の軸端に螺旋状に巻回すると共に、円柱状モールド2
0の軸線長さLと同一の幅を有する帯状の黒色ゴム3を
コード7が巻回された円柱状モールド20に巻き付け
て、図示しない手段で、巻回されたコード7と黒色ゴム
3とを円柱状モールド20に固定する。
【0019】(2)そして、円筒状の潤滑用帆布4が外
嵌され、コード7及び帯状の黒色ゴム3が巻き付けられ
た円柱状モールド20をワンイダ22から取り出して、
図3(a)に示すように、円筒状に形成され黒色ゴム3
と色付きゴム5との相互の領域間へのしみ出しを低減又
は規制するに充分な網目を有し、且つその円周方向に伸
縮可能に繊維が織り込まれて構成された仕切り用帆布4
を黒色ゴム3を覆うようにして円柱状モールド20に外
嵌合する。その後、再び、円柱状モールド20をワイン
ダ22に回転可能に軸支し、図3(b)に示すように、
円柱状モールド20を回転させつつ、円柱状モールド2
0の軸線長さLと同一の幅を有する帯状の色付きゴム5
を仕切り用帆布4上から円柱状モールド20に巻き付け
て、固定する。
【0020】(3)円柱状モールド20に、円筒状の潤
滑用帆布2、コード7、帯状の黒色ゴム3、円筒状の仕
切用帆布4及び帯状の色付きゴム5が外嵌又は巻き付け
られると、図示しない手段で、この円柱状モールド20
に所定の熱、圧力を加えて加硫成形を行う。この加硫成
形が行われると、黒色ゴム3と色付きゴム5とが押圧流
動して、この黒色ゴム5が、図4(a)に示すように、
螺旋状のコード7間の隙間を充填しつつ円柱状モールド
20に形成された凹部21Aに潤滑用帆布4を押しつつ
流れ込み充填されるが、色付きゴム5側へのしみ出しは
仕切り用帆布4で低減又は規制されると共に、色付きゴ
ム5の黒色ゴム3へのしみ出しも仕切り用帆布4で低減
又は規制されるので、黒色ゴム3と色付きゴム3とが仕
切り用帆布4で区画されつつ、相互に混ざり合うことが
減少され(但し、黒色ゴム3と色付きゴム5との相互の
領域には仕切り用帆布4の網目を通って多少、しみ出し
て混ざり合う。)、色付きベルト1の側面1a側に表れ
る波うち模様もなだらかな模様になるように加硫成形が
行われる。
【0021】(4)黒色ゴム3を螺旋状のコード7間の
隙間と円柱状モールド20の凹部21A内に充填した
後、加硫成形を止めて円柱状モールド20を冷却し黒色
ゴム3及び色付きゴム5を固化すると、図4(b)に示
すように、内周面に凹凸形状6が成形され円筒状の潤滑
用帆布2、コード7、帯状の黒色ゴム3、円筒状の仕切
用帆布4及び帯状の色付きゴム5が一体成形された筒状
ベルト体25が構成され、この筒状ベルト体25を円柱
状モールド20から取り出した後、所定厚さ毎に輪切り
にすることで、図1(a)及び図1(b)に示すよう
な、色付きベルト1が成形される。
【0022】このように、本実施形態1における色付き
二輪車用動力伝達ベルト1によれば、二輪車の原動側と
従動側に凹凸係合する凹凸形状6が形成された黒色ゴム
3に、色付きゴム5及び黒色ゴム3の成形時に当該色付
きゴム5と黒色ゴム3とが相互の領域にしみ出すことを
低減又は規制して黒色ゴム3と色付きゴム5とを区画す
る仕切り用帆布4を配置しているので、黒色ゴム3の凹
凸形状6に軟性の色付きゴム5が入り込むことを低減又
は規制でき、凹凸形状6の耐久性を維持できると共に、
二輪車用動力伝達ベルト1の側面1a側には不規則な2
色の波うち模様が表れることを低減できるので、その美
観を向上でき、且つ厚さを一定値に管理するために色付
きゴム5を背面研磨しても、色付きゴム5が無くなるこ
とを防止することができる。
【0023】実施形態2 以下、本発明の実施形態2である色付き二輪車用動力伝
達ベルトについて、図面を参照して説明する。図5
(a)は本実施形態2における色付き二輪車用動力伝達
ベルトの全体を示す斜視図、図5(b)は本実施形態2
における色付き二輪車用動力伝達ベルトの構成を示す要
部拡大図、図6(a)は本実施形態2の色付き二輪車用
動力伝達ベルトの製造方法における円柱状モールドに色
付き阻止用帆布が外嵌された状態を示す斜視図、図6
(b)は本実施形態2の色付き二輪車用動力伝達ベルト
の製造方法における色付き阻止用帆布で押圧流動された
黒ゴムが阻止用帆布の表面にしみ出すことを阻止する状
態を示す要部拡大図、図7は本実施形態2の色付き二輪
車用動力伝達ベルトの製造方法における成形後の形成さ
れた筒状ベルト体と該筒状ベルト体から輪切りされた色
付き二輪車用動力伝達ベルトを示す斜視図である。尚、
本実施形態2の図5乃至図7において、上記実施形態1
の図1乃至図4と同一符号は同一の構成を有するので、
その説明は省略する。
【0024】本実施形態2における色付き二輪車用動力
伝達ベルトは、上記実施形態1の色付き二輪車用動力伝
達ベルト1の加硫成形時に、黒色ゴム3と色付きゴム5
とが多少混ざり合うことを阻止し、成形工程の低減、及
び厚さ管理を容易にすることに鑑みて改良されたもの
で、以下、本実施形態2における色付き二輪車用動力伝
達ベルトの構成について説明する。図5(a)及び図5
(b)において、50は色付き二輪車用動力伝達ベルト
(以下、単に、色付きベルト50という。)であって、
黒色ゴム3の円周に亘って凹部6Aと凸部6Bとが所定
ピッチPを有して連続する凹凸形状6が成形されてお
り、この黒色ゴム5の外周面(凹凸形状6が形成された
反対側)に亘って色付き阻止用帆布55が一体成形され
ている。
【0025】色付き阻止用帆布55は、後述説明する色
付きベルト50の成形時に黒色ゴム3がこの阻止用帆布
55の表面にしみ出ることを阻止して黒色ゴム3から完
全に区画する機能を有している。この阻止/区画する機
能は、繊維を織り込んで構成される阻止用帆布4の網目
を塞ぐ水溶性の処理剤を塗布する、例えば、RFL処理
することにより達成するものである。また、色付き阻止
用帆布55は、色付きベルト50の円周方向に伸縮可能
に繊維が織り込まれている。
【0026】本実施形態2における色付き二輪車用動力
伝達ベルト50は、以上のように構成されるが、次に、
この色付きベルト50の製造手順について、図3、図6
及び図7を参照して説明する。
【0027】(A)上記実施形態1と同様に、図3
(a)及び図3(b)に示すように、円柱状モールド2
0に、円筒状に形成されその円周方向に伸縮可能に繊維
が織り込まれて構成された潤滑用帆布2を外嵌してその
凹凸形状を覆った後、この円柱状モールド20を、ワイ
ンダ22に回転可能に軸支して、円柱状モールド20を
回転させつつ、コード7を円柱状モールド20の一方の
軸端から他方の軸端に螺旋状に巻回すると共に、円柱状
モールド20の軸線長さLと同一の幅を有する帯状の黒
色ゴム3をコード7が巻回された円柱状モールド20に
巻き付けて、図示しない手段で、巻回されたコード7と
黒色ゴム3とを円柱状モールド20に固定する。
【0028】(B)そして、円筒状の潤滑用帆布4、コ
ード7及び帯状の黒色ゴム3が外嵌又は巻き付けられた
円柱状モールド20をワンイダ22から取り出して、図
6(a)に示すように、円筒状に形成され、黒色ゴム3
が通過してしみ出すことを阻止するためにその網目を塞
ぐ水溶性の処理剤60(RFL処理)が塗布され、且つ
その円周方向に伸縮可能に繊維が織り込まれて構成され
た色付き阻止用帆布55を黒色ゴム3を覆うようにして
円柱状モールド20に外嵌する。その後、円柱状モール
ド20に、円筒状の潤滑用帆布2、コード7、帯状の黒
色ゴム3、円筒状の色付き阻止用帆布55が外嵌又は巻
き付けられると、図示しない手段で、この円柱状モール
ド20に所定の熱、圧力を加えて加硫成形を行う。この
加硫成形が行われると、黒色ゴム3が押圧流動して、こ
の黒色ゴム5が、図6(b)に示すように、螺旋状のコ
ード7間の隙間を充填しつつ円柱状モールド20に形成
された凹部21Aに潤滑用帆布4を押しつつ流れ込み充
填されるが、処理剤60で黒色ゴム3が、色付き阻止用
帆布55の網目を通過することが完全に阻止されて黒色
ゴム3から区画されているので、黒色ゴム3が色付き帆
布55の表面にしみ出すことがなく加硫成形が行われ
る。
【0029】(C)黒色ゴム3を螺旋状のコード7間の
隙間と円柱状モールド20の凹部20A内に充填した
後、加硫成形を止めて円柱状モールド20を冷却し黒色
ゴム3及び色付きゴム5を固化すると、図7に示すよう
に、内周面に凹凸形状6が成形され円筒状の潤滑用帆布
2、コード7、帯状の黒色ゴム3、円筒状の色付き阻止
用帆布55一体成形された筒状ベルト体65が構成さ
れ、この筒状ベルト体65を円柱状モールド20から取
り出した後、所定巾毎に輪切りにすることで、図5
(a)及び図5(b)に示すような、色付きベルト50
が成形される。
【0030】このように、本実施形態2の色付き二輪車
用動力伝達ベルト50によれば、二輪車の原動側と従動
側に凹凸係合する凹凸形状6が形成された黒色ゴム3
に、黒色ゴム3の成形時に当該黒色ゴム3の通過を規制
して、しみ出しを阻止して黒色ゴム3から完全に区画す
るしみ出し処理がされた色付き阻止用帆布55を配置し
ているので、黒色ゴム3が色付き阻止用帆布55の表面
にしみ出すことを阻止でき、凹凸形状6の耐久性を維持
できると共に、二輪車用動力伝達ベルト50の側面には
完全に黒色ゴム3と色付き阻止用帆布55とに区画する
ことができるので、その美観をより向上でき、且つ厚さ
を一定に管理するための背面研磨も必要がなくなる。ま
た、上記実施形態1のように、仕切り用帆布4を円柱状
モールド20に外嵌した後、再び円柱状モールド20を
ワンイダ22に回転可能にして色付きゴム5を巻付ける
という工程を行うことなく、色付き二輪車用動力伝達ベ
ルト50を成形でき、その製造工程を低減できる。
【0031】尚、本実施形態1及び実施形態2において
用いられる仕切り用帆布4、又は阻止用帆布55は、こ
れに限定されるものでなく、有効に黒色ゴム3と色付き
ゴム3とが相互の領域にしみ出すことを防止し、阻止用
帆布55の表面にしみ出すことを阻止するこのできる素
材であればよく、また、阻止用帆布55に塗布される水
溶液の処理剤による処理も限定されるものでない。
【0032】また、本実施形態1及び実施形態2におい
て用いられる、潤滑用帆布2、黒色ゴム3、仕切り用帆
布4、色付きゴム5及び阻止用帆布55の厚さは、完成
品である色付き二輪車用動力伝達ベルト1、50の厚さ
管理や強度に適合するように、適宜変更されるのであ
る。
【0033】更に、本実施形態1及び実施形態2におい
て用いられる仕切り用帆布4と阻止用帆布55は、円柱
状モールド20に黒色ゴム3を巻き付けた後に帯状の帆
布を巻き付けることも考えられるが、このように黒色ゴ
ム3に巻き付けたのでは、加硫成形の時に黒色ゴム3や
色付きゴム5が帯状の帆布の両端の隙間からしみ出し
て、相互に混ざり合ったり、帯状の帆布の表面にしみ出
す問題がある。このような問題解決として、本実施形態
1及び実施形態2では仕切り用帆布4や阻止用帆布55
とをエンドレス加工した円筒状にしたものを用いたもの
で、色付き二輪車用動力伝達ベルト1、50の厚さが薄
い場合には、帯状の帆布の両端側をミシン縫いでエンド
レスとし、色付き二輪車用動力伝達ベルト1、50の厚
みが厚い場合には、帯状の帆布の両端側を例えば、超音
波機等により接合してエンドレスとしている。
【0034】
【発明の効果】このように本発明の色付き二輪車用動力
伝達ベルト及びその製造方法によれば、二輪車の原動側
と従動側に凹凸係合する凹凸形状が形成された基礎ゴム
に、色付きゴム及び前記基礎ゴムの成形時に当該色付き
ゴムと前記基礎ゴムとが相互の領域にしみ出すことを低
減して基礎ゴムと色付きゴムとを区画する仕切り用帆布
を配置しているので、基礎ゴムの凹凸形状に軟性の色付
きゴムが入り込むことを低減でき、凹凸形状の耐久性を
維持できると共に、二輪車用動力伝達ベルトの側面側に
は不規則な2色の波うち模様が表れることを低減できる
ので、その美観性を向上でき、且つ厚さを一定値に管理
するために色付きゴムを背面研磨しても、色付きゴムが
無くなることを防止することができる。
【0035】また、二輪車の原動側と従動側に凹凸係合
する凹凸形状が形成された基礎ゴムに、基礎ゴムの成形
時に当該基礎ゴムの通過を規制して、しみ出しを阻止し
て基礎ゴムから完全に区画するしみ出し処理がされた色
付き阻止用帆布を配置しているので、基礎ゴムが色付き
阻止用帆布の表面にしみ出すことを阻止でき、凹凸形状
の耐久性を維持できると共に、二輪車用動力伝達ベルト
の側面には完全に基礎ゴムと色付き阻止用帆布とに区画
することができるので、その美観性をより向上でき、且
つ厚さを一定に管理するための背面研磨も必要がなくな
る。更に、上記に比して、色付きゴムを円柱状モールド
に配置する工程がないので、製造工程の低減を図ること
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における色付き二輪車用動
力伝達ベルトの構成を示す図であって、(a)は色付き
二輪車用動力伝達ベルトの全体構成を示す斜視図、
(b)は色付き二輪車用動力伝達ベルトの要部拡大図で
ある。
【図2】本発明の実施形態1における色付き二輪車用動
力伝達ベルトの製造方法を示す図であって、(a)は円
柱状モールドに潤滑用帆布を外嵌する状態を示す斜視
図、(b)は円柱状モールドに抗張材コードと黒色ゴム
とを巻き付けた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態1における色付き二輪車用動
力伝達ベルトの製造方法を示す図であって、(a)は円
柱状モールドに仕切り用帆布を外嵌する状態を示す斜視
図、(b)は円柱状モールドに色付きゴムを巻き付けた
状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態1における色付き二輪車用動
力伝達ベルトの製造方法を示す図であって、(a)は仕
切り用帆布で溶融された黒ゴムと色付きゴムとが相互の
領域にしみ出すことを規制(低減)する状態を示す要部
拡大図、(b)は成形後に成形された筒状ベルト体と該
筒状ベルト体がら輪切りされた色付き二輪車用動力伝達
ベルトを示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態2における色付き二輪車用動
力伝達ベルトの構成を示す図であって、(a)は色付き
二輪車用動力伝達ベルトの全体構成を示す斜視図、
(b)は色付き二輪車用動力伝達ベルトの要部拡大図で
ある。
【図6】本発明の実施形態2における色付き二輪車用動
力伝達ベルトの製造方法を示す図であって、(a)は円
柱状モールドに色付き阻止用帆布が外嵌された状態を示
す斜視図、(b)は色付き阻止用帆布で溶融された黒ゴ
ムが阻止用帆布の表面にしみ出すことを阻止する状態を
示す要部拡大図である。
【図7】本発明の実施形態2の色付き二輪車用動力伝達
ベルトの製造方法において、成形後の形成された筒状ベ
ルト体と該筒状ベルト体から輪切りされた色付き二輪車
用動力伝達ベルトを示す斜視図である。
【図8】従来技術における色付き二輪車用動力伝達ベル
トの製造方法を示す図であって、(a)は円柱状モール
ドに円筒状帆布、コード102、黒色ゴム、色付きゴム
を積層した状態を示す斜視図、(b)は溶融状態にされ
た黒色ゴムに凹凸形状を成形した状態を示す要部拡大
図、(c)は成形された円筒状体と該筒状体から輪切り
された色付き二輪車用動力伝達ベルトを示す斜視図であ
る。
【図9】従来技術の色付き二輪車用動力伝達ベルトの構
成を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
1、50 色付き二輪車用動力伝達ベルト 2 潤滑用帆布 3 黒色ゴム(基礎ゴム) 4 仕切り用帆布 5 色付きゴム 6 凹凸形状 20 円柱状モールド 55 阻止用帆布 60 処理剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二輪車の原動側と従動側との間に張設さ
    れ前記原動側の動力を従動側に伝達するため、補強材を
    含有する基礎ゴムで前記原動側と前記従動側に凹凸係合
    する凹凸形状が連続して成形され、この凹凸形状の表面
    に潤滑用帆布と内部に抗張コードとを有してなる二輪車
    用動力伝達ベルトにおいて、 前記基礎ゴムに成形された凹凸形状の反対側には、仕切
    り用帆布、色付きゴムの順に積層されて一体成形されて
    おり、 前記仕切り用帆布は、前記色付きゴム及び前記基礎ゴム
    の成形時に当該色付きゴムと前記基礎ゴムとが相互の領
    域にしみ出すことを低減して、前記基礎ゴムと前記色付
    きゴムとを区画する仕切り機能を備えていることを特徴
    とする色付き二輪車用動力伝達ベルト。
  2. 【請求項2】 表面に凹凸形状が形成された円柱状モー
    ルドに、潤滑用帆布、抗張材コード及び補強材を含有す
    る基礎ゴムの順に巻き付けて積層した後、一定の熱及び
    圧力下で加硫成形することで色付き二輪車用動力伝達ベ
    ルトを成形する製造方法において、 前記円柱状モールドに、前記潤滑用帆布、前記抗張材コ
    ード、前記基礎ゴム、仕切り用帆布及び色付きゴムの順
    に配置して積層すると共に、 一定の熱及び圧力下で加硫することで前記基礎ゴムと前
    記色付きゴムとを押圧流動させながらも、前記仕切り用
    帆布で前記基礎ゴムと前記色付きゴムとが相互の領域に
    しみ出すことを低減して前記基礎ゴムと前記色付きゴム
    とを区画しつつ、前記基礎ゴムを前記円柱状モールドの
    凹凸形状に流し込んで、筒状ベルト体を成形した後、 前記円柱状モールドを冷却し、当該円柱状モールドから
    前記筒状ベルト体を取り出して、前記筒状ベルト体を所
    定幅毎に輪切りすることにより色付き二輪車用動力伝達
    ベルトを成形することを特徴とする色付き二輪車用動力
    伝達ベルトの製造方法。
  3. 【請求項3】 二輪車の原動側と従動側との間に張設さ
    れ前記原動側の動力を従動側に伝達するため、補強材を
    含有する基礎ゴムで前記原動側と前記従動側に凹凸係合
    する凹凸形状が連続して形成され、この凹凸形状の表面
    に潤滑用帆布と内部に抗張材コードとを有してなる二輪
    車用動力伝達ベルトにおいて、 前記基礎ゴムの凹凸形状の反対側の最外層には、色付き
    仕切り用帆布が一体成形されており、 前記色付き仕切り用帆布は、当該色付き仕切り材と前記
    基礎ゴムとの成形時に前記基礎ゴムが当該色付き仕切り
    用帆布を通過して表面にしみ出すことを阻止して、前記
    基礎ゴムから完全に区画する、しみ出し防止処理がなさ
    れていることを特徴とする二輪車用動力伝達ベルト。
  4. 【請求項4】 表面に凹凸形状が形成された円柱状モー
    ルドに、潤滑用帆布、抗張材コード、及び補強材を含有
    する基礎ゴムの順に積層した後、一定の熱及び圧力下で
    加硫成形することで色付き二輪車用動力伝達ベルトを製
    造する製造方法において、 前記円柱状モールドに、前記潤滑用帆布、前記抗張材コ
    ード、前記基礎ゴム、前記基礎ゴムが通過して表面にし
    み出すことを阻止する、しみ出し防止処理が施された色
    付き阻止用帆布の順に配置して積層すると共に、 一定の熱及び圧力下で加硫することで前記基礎ゴムを押
    圧流動させながらも、前記色付き仕切り用帆布で前記基
    礎ゴムが当該色付き阻止用帆布の表面にしみ出すことを
    阻止して前記基礎ゴムから完全に区画しつつ、前記基礎
    ゴムを前記筒状モールドの凹凸形状に流し込んで、筒状
    ベルト体を成形した後、 前記円柱状モールドを冷却し、当該円柱状モールドから
    前記筒状ベルト体を取り出して、前記筒状ベルト体を所
    定幅毎に輪切りすることにより色付き二輪車用動力伝達
    ベルトを成形することを特徴とする色付き二輪車用動力
    伝達ベルトの製造方法。
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