JPH0942109A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置

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JPH0942109A
JPH0942109A JP7197527A JP19752795A JPH0942109A JP H0942109 A JPH0942109 A JP H0942109A JP 7197527 A JP7197527 A JP 7197527A JP 19752795 A JP19752795 A JP 19752795A JP H0942109 A JPH0942109 A JP H0942109A
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JP
Japan
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fuel
pressure
internal combustion
combustion engine
injector
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Application number
JP7197527A
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English (en)
Inventor
Makoto Miwa
真 三輪
Kazuji Minagawa
一二 皆川
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動性を確保しつつエンジン停止中のインジ
ェクタからの燃料漏れを少なくして、始動時のエミッシ
ョンを改善する。 【解決手段】 エンジンが停止すると、燃料温度Tf と
燃料配管内の燃料残圧Pf を読み込む(ステップ101
〜103)。そして、燃料温度Tf が所定温度Tf0より
高いときには、目標燃料残圧Po を燃料温度Tf に応じ
て予め設定されたテーブルデータより設定し(ステップ
104,105)、燃料残圧Pf が目標燃料残圧Po よ
り高いときには、燃料配管に設けられたリリーフ弁に通
電してリリーフ弁を開放し、燃料配管内の余分な燃料を
燃料タンク内に逃がして燃料残圧を低下させることで、
インジェクタからの燃料漏れを防ぐ(ステップ106,
107)。その後、燃料残圧Pf が目標燃料残圧Po 以
下になったときにリリーフ弁を閉鎖する(ステップ10
8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(エンジ
ン)の運転停止中に発生するインジェクタからの燃料漏
れを防ぐ機能を備えた内燃機関の燃料噴射制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平6−50230
号公報に示すように、燃料ポンプの吐出口側に逆止弁を
設け、エンジン停止中も燃料配管内の燃料残圧を低下さ
せずに高い圧力に保つことによって、燃料配管内の燃料
中にベーパ(燃料蒸発ガス)が発生するのを防いで高温
再始動性を向上させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ン停止中に燃料配管内の燃料残圧を高い圧力に保ち続け
ると、インジェクタのバルブの微小な隙間から燃料が僅
かながら漏れる。この燃料漏れは、燃料残圧が高くなる
ほど増加し、これがエンジン始動時に排出ガス中の未燃
焼ガス成分(HC)を増加させてエミッションを悪化さ
せる原因となる。従来は、高温再始動性を確保するため
に高めの燃圧設定になっていたため、上述した燃料漏れ
による始動時のエミッション悪化が問題となっていた。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、始動性を確保しつつ
エンジン停止中のインジェクタからの燃料漏れを少なく
することができて、始動時のエミッションを改善するこ
とができる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】始動性を確保するのに必
要な燃料残圧は、燃料温度によって異なり、燃料温度が
低くなれば、燃料残圧が低くてもベーパの発生を防止で
き、良好な始動性を確保できる。従って、燃料温度が低
いときには、燃料残圧を低くすることで、始動性とイン
ジェクタからの燃料漏れ防止とを両立させることができ
る。
【0006】この点に着目し、本発明の請求項1の内燃
機関の燃料噴射制御装置は、燃料温度を検出する燃料温
度検出手段と、燃料配管内の燃料圧力を低下させる圧抜
き手段と、内燃機関(エンジン)の運転停止後に前記燃
料温度検出手段の検出燃料温度に応じて前記圧抜き手段
を動作させて前記燃料配管内の燃料残圧を制御する残圧
制御手段とを備えた構成となっている。
【0007】この構成では、燃料温度が低いとき(つま
り燃料残圧が低くても良好な始動性を確保できるとき)
には、残圧制御手段がエンジン停止後に圧抜き手段を動
作させて燃料残圧を低下させ、始動性を確保しつつエン
ジン停止中のインジェクタからの燃料漏れを少なくす
る。
【0008】更に、請求項2では、前記圧抜き手段は、
通電時に開弁するように構成されている。これにより、
故障等で圧抜き手段に通電不能になった場合でも、圧抜
き手段を閉弁状態に保って運転時の燃圧低下を防ぐこと
ができ、運転性を損なわずに済む。
【0009】ところで、燃料性状(燃料の組成)によっ
て飽和蒸気圧特性(燃料中のベーパ発生特性)が異なる
ため、燃料温度が同じでも燃料性状によって始動性確保
に必要な燃料残圧が異なる。
【0010】そこで、請求項3では、燃料性状を検出す
る燃料性状検出手段を設け、前記残圧制御手段は、前記
燃料性状に応じてエンジン運転停止中の目標燃料残圧を
可変設定する。これにより、ベーパが発生しにくい燃料
であれば、目標燃料残圧が相対的に低く設定され、イン
ジェクタからの燃料漏れ防止効果が高められる。
【0011】また、エンジンの運転停止時間が長くなる
に従って、放熱により燃料温度が低下し、やがて、燃料
残圧がほとんど無くてもベーパが発生しない燃料温度ま
で低下する。この温度領域では、圧抜き手段による残圧
制御を行う必要がないため、請求項4では、残圧制御手
段は、燃料温度検出手段の検出燃料温度がベーパが発生
しない所定温度以下になったときに圧抜き手段による残
圧制御を停止し、不必要な残圧低下を防ぎ、始動性を良
好に保つ。
【0012】更に、請求項5では、残圧制御手段は、イ
グニッションスイッチがオン状態のときに圧抜き手段に
よる残圧制御を停止し、圧抜き手段を閉弁状態に保つ。
これにより、エンジン運転中に圧抜き手段から燃圧が漏
れるのを防止する。
【0013】上述した請求項1〜5は、燃料配管内の燃
料残圧を制御することで、インジェクタからの燃料漏れ
を防ぐものであるが、これ以外の燃料漏れ防止法とし
て、請求項6では、内燃機関の運転停止後に各インジェ
クタの駆動コイルに燃料噴射時と逆方向の電流を所定時
間流し続ける停止後制御手段を設ける。このように、イ
ンジェクタの駆動コイルに燃料噴射時と逆方向の電流を
流すことで、インジェクタのバルブを強制的に閉弁方向
に付勢し、バルブのシール圧を高めて燃料漏れを防ぐ。
【0014】更に、請求項7では、燃料温度を検出する
燃料温度検出手段を設け、停止後制御手段は、前記燃料
温度検出手段の検出燃料温度が高くなるほど各インジェ
クタの駆動コイルに流す逆方向電流の通電時間を長くす
る。これは、インジェクタからの燃料漏れが発生するの
は、燃料中にベーパが発生して燃料残圧が高くなってい
るときであり、燃料温度が高くなるほど、燃料温度がベ
ーパが発生しない温度に低下するまでの時間が長くなる
ことを考慮したものである。
【0015】また、請求項8では、前記停止後制御手段
は、燃料温度検出手段の検出燃料温度が高くなるほど各
インジェクタの駆動コイルに流す逆方向電流を大きくす
る。これは、燃料温度が高くなるほど、ベーパ発生量が
増加して燃料残圧が高くなるため、それに対抗してイン
ジェクタの駆動コイルに流す逆方向電流を大きくし、バ
ルブのシール圧を増大させるものである。
【0016】また、請求項9では、メインバッテリとサ
ブバッテリとを備え、エンジン運転中は、前記メインバ
ッテリを電源として各インジェクタを駆動し、エンジン
運転停止後は、電源を前記サブバッテリに切り替えて各
インジェクタの駆動コイルに逆方向電流を流す。これに
より、エンジン運転停止中のメインバッテリの消耗を防
ぎ、メインバッテリを長持ちさせると共に、たとえ、イ
ンジェクタの駆動コイルに逆方向電流を流すサブバッテ
リが“バッテリ上がり”の状態になっても、エンジン始
動性・運転性に悪影響を与えずに済む。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1乃至図5に基づいて説明する。まず、図2に基づい
て燃料噴射システム全体の概略構成を説明する。燃料を
貯留する燃料タンク10内には燃料ポンプ11が設けら
れ、この燃料ポンプ11により吸い上げられた燃料が燃
料配管12を通して各気筒のインジェクタ13に分配さ
れる。燃料配管12の途中には、燃料中のダストを捕獲
する燃料フィルタ14が設けられ、また、燃料配管12
内の燃圧は、インジェクタ13の下流側に設けられたプ
レッシャレギュレータ15によってエンジンの吸入負圧
との差圧が設定圧力になるように自動調整される。この
プレッシャレギュレータ15内に送られてくる余剰燃料
は、リターン配管16を通して燃料タンク10内に戻さ
れる。また、燃料配管12には、燃料温度Tf を検出す
る燃料温度センサ17(燃料温度検出手段)と、燃圧P
f を検出する燃圧センサ18とが設けられている。
【0018】上記燃料ポンプ11は、吐出口側に逆止弁
(図示せず)を内蔵し、その下流側に圧抜き手段として
リリーフ弁20が設けられている。このリリーフ弁20
は、図2に示すように、燃料配管12に連通する入口ポ
ート21と、燃料タンク10内に開放された出口ポート
22と、上記入口ポート21を開閉する弁体23と、こ
の弁体23を閉弁方向に付勢するスプリング24とから
構成され、スプリング24のばね力は、燃料配管12内
の燃圧がシステム保護圧力以上になったときに弁体23
が開放するように設定されている。更に、後述する燃料
残圧制御時に弁体23を強制的に開放させるために、弁
体23が電磁石25のプランジャ26に連結され、この
電磁石25に通電することにより、弁体23をスプリン
グ24に抗して開放できるようになっている。尚、弁体
23を開放駆動する駆動手段として、電磁石25に代え
てモータ等の他のアクチュエータを用いても良い。
【0019】上記リリーフ弁20の電磁石25への通電
/断電は、燃料温度センサ17と燃圧センサ18の出力
信号に基づいて制御回路27によって図1に示す燃料残
圧制御ルーチンに従って制御される。この燃料残圧制御
ルーチンは、後述するステップ109で制御回路27の
電源がオフされるまで所定周期で繰り返し実行され、特
許請求の範囲でいう残圧制御手段としての役割を果た
す。
【0020】この燃料残圧制御ルーチンの処理が開始さ
れると、まずステップ101で、エンジン停止中か否か
を例えばイグニッションスイッチ(図示せず)がオフか
否かによって判定し、エンジン停止中でなければ、以降
の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。その
後、イグニッションスイッチがオフされてエンジンが停
止されると、ステップ102に進んで、燃料温度センサ
17から出力される燃料温度Tf を読み込むと共に、次
のステップ103で、燃圧センサ18から出力される燃
料残圧Pf を読み込む。
【0021】次のステップ104で、前記ステップ10
2で読み込んだ燃料温度Tf を所定温度Tf0と比較す
る。ここで、所定温度Tf0は、その温度以下では燃料残
圧がほとんどなくてもベーパが発生しない温度、つま
り、インジェクタ13からの燃料漏れが発生しない温度
である。従って、燃料温度Tf が所定温度Tf0より高
く、燃料残圧を制御する必要がある場合には、ステップ
105〜108の燃料残圧制御処理を行う。この燃料残
圧制御処理は、まずステップ105で、目標燃料残圧P
o を燃料温度Tf に応じて予め設定されたテーブルデー
タより設定する。このテーブルデータは、燃料の飽和蒸
気圧特性をほぼ近似した値が設定され(図5参照)、そ
の燃料温度でベーパが発生しない最低限必要な燃料残圧
がテーブルデータ化されている。このテーブルデータ
は、揮発性の高い飽和蒸気圧特性の燃料を基準にして設
定されている。これは、揮発性の低い燃料を基準にする
と、揮発性の高い燃料が使用された場合に、燃料配管1
2内にベーパが発生して高温再始動性が悪化する可能性
があるからである。
【0022】次のステップ106で、前記ステップ10
3で読み込んだ燃料残圧Pf を前記ステップ105で求
めた目標燃料残圧Po と比較し、燃料残圧Pf が目標燃
料残圧Po より高ければ、ステップ107に進み、リリ
ーフ弁20の電磁石25に通電してリリーフ弁20を開
放し、燃料配管12内の余分な燃料を燃料タンク10内
に逃がして燃料残圧を低下させる。一方、燃料残圧Pf
が目標燃料残圧Po 以下であれば、ステップ108に進
み、リリーフ弁20の電磁石25への通電をオフして、
リリーフ弁20を閉弁し、燃料残圧Pf を目標燃料残圧
Po 付近に保持する。
【0023】その後、時間の経過に伴って、燃料温度T
f が所定温度Tf0(ベーパが発生しない温度)以下にな
ったときには、もはや燃料残圧制御を行う必要がないの
で、ステップ109に進んで、制御回路27の電源をオ
フして燃料残圧制御を終了する。
【0024】以上説明した燃料残圧制御を行ったときの
制御回路27の電源のオン/オフ、リリーフ弁20の開
閉、燃料残圧Pf 、燃料温度Tf の経時的変化の一例が
図4にタイムチャートで示されている。
【0025】上記第1の実施形態によれば、エンジン停
止後に燃料温度Tf に応じて燃料残圧Pf を目標燃料残
圧Po (つまりベーパが発生しない最低限必要な燃料残
圧)の付近に保つようにリリーフ弁20を作動させるの
で、始動性を損なわない範囲内で燃料温度Tf に応じて
燃料残圧Pf を低下させることができて、エンジン停止
中のインジェクタ13からの燃料漏れを少なくすること
ができ、始動時のエミッションを改善することができ
る。
【0026】しかも、リリーフ弁20は、通電時に開弁
し、断電時にスプリング24により閉弁状態に保持され
るので、故障等でリリーフ弁20に通電不能になった場
合でも、リリーフ弁20を閉弁状態に保って運転時の燃
圧低下を防ぐことができ、運転性を損なわずに済む。
【0027】更に、燃料温度Tf が所定温度Tf0(ベー
パが発生しない温度)以下になったときに、制御回路2
7の電源をオフして燃料残圧制御を終了するので、不必
要な残圧低下を防ぐことができて、始動性を良好に保つ
ことができる。
【0028】図5に示すように、燃料性状(燃料の組
成)によって飽和蒸気圧特性(燃料中のベーパ発生特
性)が異なるため、燃料温度Tf が同じでも燃料性状に
よって始動性確保に最低限必要な燃料残圧(目標燃料残
圧Po )が異なる。
【0029】この関係から、前記第1の実施形態では、
揮発性の高い燃料を基準にして目標燃料残圧Po が設定
されるため、揮発性の低い燃料を使用した場合には、燃
料漏れ防止効果を更に高めるために目標燃料残圧Po を
もう少し低下させても、ベーパが発生せず、始動性を良
好に維持できる。
【0030】そこで、図6に示す第2の実施形態では、
燃料性状(揮発性)によって目標燃料残圧Po を可変設
定する。具体的には、燃料性状(揮発性)を検出する燃
料性状検出手段として燃料性状センサ19(図2参照)
を燃料配管12に設けると共に、図1のステップ105
の処理を図6のステップ105a,105bに変更す
る。これ以外は、第1の実施形態と同じである。
【0031】この場合、ステップ105aでは、燃料性
状センサ19から出力される燃料の揮発性Prvp に応じ
た信号を読み込み、続くステップ105bで、目標燃料
残圧Po を燃料温度Tf と揮発性Prvp との二次元マッ
プより算出する。このマップ値の設定は、揮発性Prvp
が高いほどベーパが発生しやすくなっているため、揮発
性Prvp が高いほど目標燃料残圧Po が高くなるように
設定されている。この実施形態では、目標燃料残圧Po
の算出は、マップによる補完にて行うが、予め設定され
た複数のテーブル値を揮発性Prvp に応じて切り替える
ようにしても良い(図7参照)。
【0032】また、図8に示す第3の実施形態では、図
1のステップ105の処理を図8のステップ105c,
105dに変更する。これ以外は、第1の実施形態と同
じである。
【0033】ステップ105cでは、キャニスタ(図示
せず)に吸着された燃料蒸発ガス(エバポガス)をエン
ジンの吸気管(図示せず)に放出するパージ実行時に求
められたパージガス濃度Nrvp を燃料の揮発性を示すデ
ータとして読み込む。パージガス濃度Nrvp は、パージ
実行中の空燃比のずれ量から算出される。この場合、揮
発性の高い燃料ほど、エバポガスが発生しやすくなるた
め、燃料の揮発性が高くなるに従ってパージ実行中の空
燃比のずれ量が大きくなる。従って、パージ実行中の空
燃比のずれ量から算出したパージガス濃度Nrvp は燃料
の揮発性を反映したデータとなる。
【0034】次のステップ105dでは、目標燃料残圧
Po を燃料温度Tf とパージガス濃度Nrvp (揮発性)
との二次元マップより算出する。このマップ値の設定
は、パージガス濃度Nrvp (揮発性)が高いほどベーパ
が発生しやすくなっているため、パージガス濃度Nrvp
が高いほど目標燃料残圧Po が高くなるように設定され
ている。この場合、目標燃料残圧Po の算出は、マップ
による補完にて行うが、予め設定された複数のテーブル
値をパージガス濃度Nrvp に応じて切り替えるようにし
ても良い。
【0035】また、図9に示す第4の実施形態では、図
1のステップ105の処理を図9のステップ105e,
105fに変更する。これ以外は、第1の実施形態と同
じである。
【0036】ステップ105eでは、エンジン運転中に
燃料タンク内圧力センサ(図示せず)で検出した燃料タ
ンク内圧の最大値Ptnk を燃料の揮発性を示すデータと
して読み込む。この場合、揮発性の高い燃料ほど、エバ
ポガスが発生しやすくなるため、燃料の揮発性が高くな
るに従って燃料タンク内圧最大値Ptnk が高くなる。従
って、燃料タンク内圧最大値Ptnk は燃料の揮発性を反
映したデータとなる。
【0037】次のステップ105fでは、目標燃料残圧
Po を燃料温度Tf と燃料タンク内圧最大値Ptnk (揮
発性)との二次元マップより算出する。このマップ値の
設定は、燃料タンク内圧最大値Ptnk (揮発性)が高い
ほどベーパが発生しやすくなっているため、燃料タンク
内圧最大値Ptnk が高いほど目標燃料残圧Po が高くな
るように設定されている。この場合、目標燃料残圧Po
の算出は、マップによる補完にて行うようになっている
が、予め設定された複数のテーブル値を燃料タンク内圧
最大値Ptnk に応じて切り替えるようにしても良い。
【0038】以上説明した第1乃至第4の各実施形態の
燃料残圧制御は、いずれも、インジェクタ13側から余
剰燃料をリターン配管16を通して燃料タンク10内へ
戻すシステムに適用したものであるが、リターン配管1
6を廃止したリターンレス配管システムにも同様に適用
して実施できる。
【0039】以上説明した第1乃至第4の各実施形態
は、燃料配管12内の燃料残圧を制御することで、イン
ジェクタ13からの燃料漏れを防ぐものであるが、これ
以外の燃料漏れ防止法として、エンジン運転停止後に各
インジェクタ13の駆動コイル33(図10参照)に燃
料噴射時と逆方向の電流を所定時間流し続けるようにし
ても良い。
【0040】以下、これを具体化した第5の実施形態を
図10乃至図13に基づいて説明する。まず、図10に
基づいてインジェクタ13の構造を説明する。このイン
ジェクタ13は、前述した第1乃至第4の各実施形態で
使用したものと同じ構造であり、構造自体は従来から使
用されている一般的なものである。インジェクタ13の
ハウジング31の内部には、スプール32に巻装された
駆動コイル33が装着されている。上記スプール32の
内径部には、燃料流入パイプを兼ねる筒状鉄心34が嵌
入されている。この筒状鉄心34の上端部には、燃料配
管12に連結される燃料コネクタ36が設けられ、この
燃料コネクタ36の内部にフィルタ37が装着されてい
る。筒状鉄心34の外周部には電気コネクタ38が設け
られ、この電気コネクタ38に設けられたコネクタピン
39を通して駆動コイル33に通電される。また、筒状
鉄心34の内部には、アジャストパイプ40とスプリン
グ41が装着され、このスプリング41によって筒状鉄
心34の下方に配置された可動コア42が下方に付勢さ
れている。
【0041】一方、ハウジング31の下縁部には、スペ
ーサ43を介してバルブボディ44がかしめ付け固定さ
れている。このバルブボディ44内にはニードルバルブ
45が上下動自在に収納され、このニードルバルブ45
の上端がスペーサ43を貫通して可動コア42に連結さ
れている。また、ニードルバルブ45には、スペーサ4
3の下方近傍に位置するストッパ46が形成され、駆動
コイル33に通電すると、可動コア42をスプリング4
1のバネ力に抗して上方に吸引して、ニードルバルブ4
5をストッパ46がスペーサ43に当接するまで上方に
スライドさせ、バルブボディ44下端の噴射孔47を開
放した状態となる。そして、駆動コイル33への通電が
オフされると、スプリング41のバネ力によりニードル
バルブ45が下方にスライドし、ニードルバルブ45の
先端が噴射孔47の周縁の弁座に圧接して噴射孔47を
閉鎖した状態となる。
【0042】一方、電気的構成は、この実施形態独自の
構成であり、図示はしないが、メインバッテリとサブバ
ッテリの2つの電源が設けられている。そして、図11
に示す電源切替ルーチンによって、エンジン運転中は、
ステップ201で「No」と判定され、ステップ202
に進んで、電源をメインバッテリに切り替えてメインバ
ッテリから各気筒のインジェクタ13に電源を供給す
る。一方、エンジン停止後は、ステップ201で「Ye
s」と判定され、ステップ203に進んで、電源をサブ
バッテリに切り替えてサブバッテリから各気筒のインジ
ェクタ13に電源を供給する。更に、エンジン停止後に
サブバッテリからインジェクタ13の駆動コイル33に
流す電流の向きは燃料噴射時とは逆向きとなっている。
【0043】次に、図12に示す停止後制御ルーチンの
処理の流れを説明する。この停止後制御ルーチンは、所
定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう停止
後制御手段としての役割を果たす。
【0044】この停止後制御ルーチンの処理が開始され
ると、まずステップ211で、エンジン停止か否かを判
定し、エンジン運転中であれば、逆方向電流を流すこと
なく、本ルーチンを終了する。その後、エンジンが停止
されると、ステップ212に進み、燃料温度Tf を読み
込む。次のステップ213で、図13に示すマップより
インジェクタ13の駆動コイル33に燃料噴射時とは逆
方向に流す電流値Iを算出する。この際、燃料温度Tf
が高くなるほど、逆方向電流値Iを大きくする。これ
は、燃料温度Tf が高くなるほど、ベーパ発生量が増加
して燃料残圧が高くなるため、それに対抗してインジェ
クタ13の駆動コイル33に流す逆方向電流を大きく
し、ニードルバルブ45に作用させる閉弁方向の電磁力
を増大させてニードルバルブ45のシール圧を増大させ
るためである。
【0045】次のステップ214で、タイマを作動させ
ると共に、ステップ215で、インジェクタ13の駆動
コイル33に逆方向電流を上記ステップ213で求めた
電流値Iで流す。これにより、インジェクタ13のニー
ドルバルブ45を強制的に閉弁方向に付勢し、ニードル
バルブ45のシール圧を高めて燃料漏れを防ぐ。
【0046】そして、ステップ216で、エンジン停止
後、所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経
過していなければ、ステップ211に戻って前述した処
理を繰り返す。ここで、所定時間は、インジェクタ13
の駆動コイル33に逆方向電流を流さなくても、インジ
ェクタ13内のスプリング41のバネ力のみで燃料漏れ
を防止できる燃料温度になるまでの時間である。従っ
て、所定時間経過後は、逆方向電流は不要になるので、
ステップ217に進み、逆方向電流をオフして本ルーチ
ンを終了する。尚、所定時間経過前にエンジンが再始動
される場合には、処理がステップ211からステップ2
17にジャンプし、逆方向電流をオフして本ルーチンを
終了する。
【0047】以上説明した第5の実施形態では、メイン
バッテリとサブバッテリの2つの電源を備え、エンジン
運転停止後は、電源をメインバッテリからサブバッテリ
に切り替えてインジェクタ13の駆動コイル33に逆方
向電流を流すようにしたので、エンジン運転停止中のメ
インバッテリの消耗を防ぎ、メインバッテリを長持ちさ
せることができると共に、たとえ、インジェクタ13の
駆動コイル33に逆方向電流を流すサブバッテリが“バ
ッテリ上がり”の状態になっても、エンジン始動性・運
転性に悪影響を与えずに済む。
【0048】また、上記第5の実施形態では、燃料温度
Tf が高くなるほど、ベーパ発生量が増加して燃料漏れ
が発生しやすくなることを考慮し、燃料温度Tf が高く
なるほど、逆方向電流値Iを大きくするようにしたの
で、燃料温度Tf に応じて必要最小限の逆方向電流で燃
料漏れを防止することができ、バッテリ電力消費量を少
なくすることができる。
【0049】しかしながら、本発明は、逆方向電流値I
を一定値(但し燃料温度Tf が高いときでも燃料漏れを
防止できる電流値に設定する必要がある)に固定しても
良く、この場合でも、本発明の所期の目的は十分に達成
できる。
【0050】また、上記第5の実施形態では、逆方向電
流を流す時間を一定にしたが、図14に示す第6の実施
形態のように、燃料温度Tf が高くなるほど(つまり燃
料温度Tf がベーパが発生しない温度に低下するまでの
時間が長くなるほど)、インジェクタ13の駆動コイル
33に流す逆方向電流の通電時間を長くするようにして
も良い。
【0051】具体的には、エンジン停止直後に読み込ん
だ燃料温度Tf に応じて逆方向電流の通電時間Time0を
設定する(ステップ221〜223)。この後、タイマ
を作動させると共に、インジェクタ13の駆動コイル3
3に逆方向電流を予め設定された電流値で流す(ステッ
プ224,225)。そして、逆方向電流の通電時間T
ime が上記ステップ223で設定された時間Time0に達
したか否かを判定し(ステップ226)、まだ、その時
間Time0に達していなければ、逆方向電流を流し続け
る。但し、その途中で、エンジンが再始動される場合に
は、処理がステップ227からステップ228に移行
し、逆方向電流をオフして本ルーチンを終了する。
【0052】尚、この第6の実施形態では、逆方向電流
を予め設定された一定値としたが、前記第5の実施形態
のように、時間経過に伴う燃料温度Tf の低下に従っ
て、逆方向電流を減少させるようにしても良い。このよ
うにすれば、バッテリ電力消費量を必要最小限にとどめ
ることができる。
【0053】上述した第5及び第6の両実施形態では、
逆方向電流を流す時間をタイマでカウントするようにし
たが、図15に示す第7の実施形態のように、燃料温度
Tfが予め設定された温度To まで低下するまで、逆方
向電流を流すようにしても良い。この第7の実施形態
は、前述した図12のステップ214の処理を省略し、
ステップ216の処理を図15のステップ216aに変
更したものであり、これ以外は、図12の処理と同じで
ある。この第7の実施形態では、燃料温度Tf が予め設
定された温度To まで低下するまでの時間が特許請求の
範囲でいう所定時間に相当する。
【0054】尚、上記各実施形態では、燃料温度を燃料
温度センサ17により直接検出するようにしたが、燃料
温度と相関関係があるエンジン冷却水温、油温、エンジ
ン温を検出して燃料温度を推定するようにしても良い。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の構成によれば、燃料温度に応じて圧抜き手
段を動作させて燃料配管内の燃料残圧を低下させるよう
にしたので、始動性を確保しつつエンジン停止中のイン
ジェクタからの燃料漏れを少なくすることができて、始
動時のエミッションを改善することができる。
【0056】更に、請求項2では、圧抜き手段を通電時
に開弁するように構成したので、故障等で圧抜き手段に
通電不能になった場合でも、圧抜き手段を閉弁状態に保
って運転時の燃圧低下を防ぐことができ、運転性を損な
わずに済む。
【0057】また、請求項3では、燃料性状に応じてエ
ンジン運転停止中の目標燃料残圧を可変設定するので、
燃料性状に応じた残圧制御を行うことができ、始動性と
燃料漏れ防止性能を高いレベルで両立させることができ
る。
【0058】また、請求項4では、燃料温度がベーパが
発生しない所定温度以下になったときに残圧制御を停止
するようにしたので、不必要な残圧低下を防ぐことがで
きて、始動性を良好に保つことができる。
【0059】更に、請求項5では、イグニッションスイ
ッチがオンに切り替えられたときに残圧制御を停止する
ようにしたので、エンジン運転中に圧抜き手段から燃圧
が漏れるのを確実に防止することができる。
【0060】また、請求項6では、エンジン運転停止後
にインジェクタの駆動コイルに燃料噴射時と逆方向の電
流を所定時間流し続けるようにしたので、エンジン運転
停止後にインジェクタのバルブを強制的に閉弁方向に付
勢してバルブのシール圧を高めることができ、燃料漏れ
を防ぐことができる。
【0061】更に、請求項7では、燃料温度が高くなる
ほどインジェクタの駆動コイルに流す逆方向電流の通電
時間を長くするようにしたので、燃料漏れの原因となる
ベーパの発生状況に応じて逆方向電流の通電時間を適切
な時間に設定でき、逆方向電流の通電を過不足なく行う
ことができる。
【0062】また、請求項8では、燃料温度に応じて逆
方向電流を変化させるようにしたので、燃料温度に応じ
て必要最小限の逆方向電流で燃料漏れを防止することが
でき、バッテリ電力消費量を少なくすることができる。
【0063】また、請求項9では、エンジン運転停止後
に、電源をメインバッテリからサブバッテリに切り替え
てインジェクタの駆動コイルに逆方向電流を流すように
したので、エンジン運転停止中のメインバッテリの消耗
を防ぎ、メインバッテリを長持ちさせることができると
共に、たとえ、逆方向電流を流すサブバッテリが“バッ
テリ上がり”の状態になっても、エンジン始動性・運転
性に悪影響を与えずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における燃料残圧制御
ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図2】システム全体の概略構成を示す構成図
【図3】リリーフ弁の構成を概略的に示す図
【図4】燃料残圧制御の流れを示すタイムチャート
【図5】代表的なガソリンの飽和蒸気圧特性を示す図
【図6】本発明の第2の実施形態における燃料残圧制御
ルーチンの主要部の処理の流れを示すフローチャート
【図7】燃料温度Tf と目標燃料残圧Po との関係を規
定するマップを示す図
【図8】本発明の第3の実施形態における燃料残圧制御
ルーチンの主要部の処理の流れを示すフローチャート
【図9】本発明の第4の実施形態における燃料残圧制御
ルーチンの主要部の処理の流れを示すフローチャート
【図10】インジェクタの構成を示す縦断面図
【図11】本発明の第5の実施形態における電源切替ル
ーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図12】本発明の第5の実施形態における停止後制御
ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図13】燃料温度Tf と逆方向電流値Iとの関係を規
定するマップを示す図
【図14】本発明の第6の実施形態における停止後制御
ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図15】本発明の第7の実施形態における停止後制御
ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
10…燃料タンク、11…燃料ポンプ、12…燃料配
管、13…インジェクタ、15…プレッシャレギュレー
タ、16…リターン配管、17…燃料温度センサ(燃料
温度検出手段)、18…燃圧センサ、19…燃料性状セ
ンサ(燃料性状検出手段)、20…リリーフ弁(圧抜き
手段)、23…弁体、24…スプリング、25…電磁
石、27…制御回路(残圧制御手段)、33…駆動コイ
ル、34…筒状鉄心、42…可動コア、41…スプリン
グ、45…ニードルバルブ、47…噴射孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 69/00 F02M 69/00 320J

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内の燃料を燃料ポンプにより
    燃料配管を通して各気筒のインジェクタに送り、各イン
    ジェクタから各気筒に燃料を噴射する内燃機関の燃料噴
    射制御装置において、 燃料温度を検出する燃料温度検出手段と、 前記燃料配管内の燃料圧力を低下させる圧抜き手段と、 内燃機関の運転停止後に前記燃料温度検出手段の検出燃
    料温度に応じて前記圧抜き手段を動作させて前記燃料配
    管内の燃料残圧を制御する残圧制御手段とを備えている
    ことを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 【請求項2】 前記圧抜き手段は、通電時に開弁するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 【請求項3】 燃料性状を検出する燃料性状検出手段を
    備え、 前記残圧制御手段は、前記燃料性状に応じて前記内燃機
    関の運転停止中の目標燃料残圧を可変設定することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の燃料噴射制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記残圧制御手段は、前記燃料温度検出
    手段の検出燃料温度が所定温度以下になったときに前記
    圧抜き手段による残圧制御を停止することを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関の燃料噴射
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記残圧制御手段は、イグニッションス
    イッチがオン状態のときに前記圧抜き手段による残圧制
    御を停止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  6. 【請求項6】 燃料タンク内の燃料を燃料ポンプにより
    燃料配管を通して各気筒のインジェクタに送り、各イン
    ジェクタから各気筒に燃料を噴射する内燃機関の燃料噴
    射制御装置において、 内燃機関の運転停止後に前記各インジェクタの駆動コイ
    ルに燃料噴射時と逆方向の電流を所定時間流し続ける停
    止後制御手段を備えていることを特徴とする内燃機関の
    燃料噴射制御装置。
  7. 【請求項7】 燃料温度を検出する燃料温度検出手段を
    備え、 前記停止後制御手段は、前記燃料温度検出手段の検出燃
    料温度が高くなるほど前記各インジェクタの駆動コイル
    に流す逆方向電流の通電時間を長くすることを特徴とす
    る請求項6に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  8. 【請求項8】 前記停止後制御手段は、前記燃料温度検
    出手段の検出燃料温度が高くなるほど前記各インジェク
    タの駆動コイルに流す逆方向電流を大きくすることを特
    徴とする請求項7に記載の内燃機関の燃料噴射制御装
    置。
  9. 【請求項9】 メインバッテリとサブバッテリとを備
    え、 前記内燃機関の運転中は、前記メインバッテリを電源と
    して前記各インジェクタを駆動し、 前記内燃機関の運転停止後は、電源を前記サブバッテリ
    に切り替えて前記各インジェクタの駆動コイルに逆方向
    電流を流すことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか
    に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
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