JPH0940121A - 自動倉庫、補正データ作成装置及びクレーン装置の停止装置 - Google Patents

自動倉庫、補正データ作成装置及びクレーン装置の停止装置

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Publication number
JPH0940121A
JPH0940121A JP18599395A JP18599395A JPH0940121A JP H0940121 A JPH0940121 A JP H0940121A JP 18599395 A JP18599395 A JP 18599395A JP 18599395 A JP18599395 A JP 18599395A JP H0940121 A JPH0940121 A JP H0940121A
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JP
Japan
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truss
storage
dog
crane
traveling
Prior art date
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Application number
JP18599395A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Kawai
壮夫 河合
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】収納部の無用な空間を無くし、その分だけ全長
を短くする。 【解決手段】自動倉庫の枠組棚2aには、複数の収納部
3が形成されている。この収納部3の両側はトラス6に
て区画されている。トラス6は幅の異なる太トラス6a
と細トラス6bとを使用している。そして、各収納部3
の間口幅Lは同一の長さとなっている。この場合、間口
幅Lは収納部3を区画するの両側のトラス6の内側面6
c間の長さを意味している。又、自動倉庫はスタッカク
レーンを備え、当該クレーンの昇降キャリッジ14によ
って各収納部3との間で荷Wの受渡し作業が行われる。
昇降キャリッジ14にはトラスセンサ17が取着されて
いる。トラスセンサ14はフォーク15のフォーク中央
位置C3から所定の長さfだけ連方向に離れた位置に取
着されている。一方、前記クレーンの走行台には、各連
に対応して走行用レールに取着されたドグを検出するド
グセンサが取着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動倉庫、補正デー
タ作成装置及びクレーン装置の停止装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動倉庫は、荷を収納する収納部が複数
段及び複数連にわたって多数形成されている。この各収
納部は、連方向にその中心軸線間が一定の間隔となるよ
うに立設されたトラスを(支柱)を枠組とし、そのトラ
スに桟を形成することによって形成される。そして、ス
タッカクレーンを連方向に走行させるとともに同クレー
ンに設けたキャリッジを昇降させることにより目的の収
納部とキャリッジとの間で荷の受渡しを行うようになっ
ている。
【0003】この荷の受渡しには、キャリッジを収納部
に対して受渡し可能な相対向する位置(以下、「受渡し
位置」という。)に正確に停止させて行う必要がある。
各収納部に対する受渡し位置は、それぞれスタッカクレ
ーンの連方向の位置(走行停止位置)と、キャリッジの
段方向の位置(昇降停止位置)とで特定することができ
る。
【0004】ところで、同じ連の各段の収納部に対する
受渡し位置は、その受渡し位置を特定する走行停止位置
と昇降停止位置のうち走行停止位置は全て同じとなるは
ずである。しかしながら、各段毎にその走行停止位置は
実際には異なっていた。これは、収納部を構成するトラ
スが構造力学上傾斜するためである。
【0005】そこで、各収納部とキャリッジとの荷の受
渡しを行うために、全ての収納部に対して走行停止位置
に相当するデータと、昇降停止位置に相当するデータを
予め学習走行をして求めた後、そのデータに基づいてキ
ャリッジを目的の収納部に対する受渡し位置に案内する
ようにしている。
【0006】そして、各収納部の受渡し位置のなかの走
行停止位置は、連方向に設けられた図6に示す一対のト
ラス50の中心軸線(トラス中央位置)C4を結ぶ間隔
(トラス間幅L5の中央位置(トラス間中央位置)C5
としている。つまり、フォーク54のフォーク中央位置
C3をトラス間中央位置C5に一致させることにより、
荷受渡し位置における走行停止位置が決定される。
【0007】次に、前記学習走行によって各収納部の走
行停止位置の求め方について説明する。図6は、自動倉
庫の要部側面を示す。断面四角形のトラス50が連方向
に所定間隔毎に立設され、そのトラス50に桟51を設
けることで枠組棚が形成されている。そして、隣接する
トラス50間の桟51同志で荷Wを載置するようになっ
て、各連方向における各収納部52間の間隔、即ち、両
トラスの中心軸線を結ぶ長さL5は、全て同じ長さ2・
eとなっている。
【0008】又、スタッカクレーンが走行する走行レー
ンには、各連における1段目の収納部52に対応する位
置にドグが設けられている。各ドグは、一定の幅を有し
たプレートであって、それぞれの取付位置は、1段目に
おける各連のトラス間中央位置C5と当該ドグの幅方向
の中央位置(ドグ中央位置)とが一致する位置である。
【0009】一方、スタッカクレーンの走行台には、前
記ドグを検出するドグセンサが設けられている。ドグセ
ンサの取付位置は、キャリッジに設けられたフォークの
幅方向(スタッカクレーンの走行方向)における中央位
置と一致する位置である。従って、ドグセンサがドグの
中心にあるとき、スタッカクレーンの連方向における1
段目の走行停止位置と一致することになる。
【0010】又、走行台には、スタッカクレーンの走行
距離を計測する計測輪が設けられている。計測輪にはエ
ンコーダが設けられ、計測輪が所定の量だけ回動する毎
にパルスを出力するようになっている。
【0011】又、スタッカクレーンのキャリッジ53に
は、収納部52との間でW荷の受渡しを行うフォーク5
4及び前記トラス50を検出するトラスセンサ55が設
けられている。トラスセンサ55は、フォーク中央位置
C3から長さeだけ離れた位置に取り付けられている。
従って、トラスセンサ55がトラス中央位置C4に位置
すると、フォーク中央位置C3と、トラス中央位置C4
とが一致した走行停止位置にキャリッジ53は位置する
ことになる。
【0012】このように構成された自動倉庫1では、荷
Wの受渡し作業を行う前に、予め学習走行を行う。この
学習走行では、各走行ドグのドグ中心位置を記憶する。
更に、各収納部52毎に、トラスセンサ55が収納部5
2に対応するトラス50(図6では収納部52の左側に
位置するトラス50)のトラス中央位置C4に位置した
時のフォーク中央位置C3と対応する走行ドグのドグ中
央位置までのズレを補正量として記憶する。
【0013】そして、荷Wの受渡し作業時には、スタッ
カクレーンは前記走行ドグのドグ中心位置及び補正量に
基づいて正確にスタッカクレーンを停止位置に停止させ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、連方向に設
けられた各トラス50の太さは一様ではない。従って、
太いトラス50間に形成される収納部52の間口幅La
と、太いトラス50と細いトラス50との間に形成され
た収納部52の間口幅Lbとでは、間口幅Lbの方が広
い。つまり、各連方向において全ての収納部52の間口
幅La,Lbは一様でないことを意味する。
【0015】このため、収納部52に所定の幅の荷Wを
収納した時に荷Wとトラス50との隙間が相違する。間
口幅Laの収納部52では、太いトラス50と荷Wとの
隙間cとはそれぞれ左右同じとなる。一方、間口幅Lb
の収納部52では、太いトラス50と荷Wとの隙間cよ
り細いトラス50と荷Wとの隙間dの方が大きい。この
大きい隙間dは、不用の隙間であり、その大きい分だ
け、無用な空間が存在、即ち、倉庫の全長が不必要に長
くなっていた。
【0016】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その第1の目的は、収納部の無用な
空間を無くし、その分だけ全長を短くし、コンパクトな
自動倉庫を提供することにある。第2の目的は、全長を
短くすることができる自動倉庫に形成された各収納部の
走行停止位置に確実にキャリッジを案内することができ
る補正データ装置及びクレーン装置の停止装置を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、枠組棚には連方向及び段方
向に複数の収納部が設けられ、各収納部の連方向は複数
の幅の異なる区画部材によって区画されるとともに、各
収納部には、その両側に位置する両区画部材の内側面間
よりなる間口から、荷移載装置を備えたクレーン装置に
て荷の受渡しが行われる自動倉庫において、前記枠組棚
に設けられた各収納部の間口幅は、全て同一の長さであ
ることをその要旨とする。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記荷移載装置には区画部材を検出するた
めの区画部材検出手段が、荷移載装置の移載中心位置か
ら所定距離だけ連方向に離れた位置に設けられたことを
その要旨とする。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記所定距離は、最小幅の区画部材の区画
部材中央位置と、その区画部材によって区画された収納
部の間口幅の間口中央位置との間の距離であることをそ
の要旨とする。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の自動倉庫において、前記枠組棚の最下段の各収納部
に対応して設けられた収納部特定部材と、前記クレーン
装置に設けられ、収納部特定部材を検出する特定部材検
出手段と、前記クレーン装置の走行量を検出する走行量
検出手段と、前記特定部材検出手段及び走行量検出手段
からの検出信号に基づいてクレーン装置を収納部に停止
させるための基準となる基準停止位置を演算する基準停
止位置演算手段と、前記区画部材検出手段及び走行量検
出手段からの検出信号に基づいて各収納部の両側に位置
する区画部材の両内側面の位置を演算し、その両内側面
の位置に基づいてクレーン装置を各収納部に対して実際
に停止させる実停止位置を演算する実停止位置演算手段
と、基準停止位置及び実停止位置に基づいて、基準停止
位置を補正するための補正量を各収納部毎に演算する補
正量演算手段とを備えたことをその要旨とする。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記実停止位置は各収納部の間口中心位置
であって、基準停止位置はその収納部が属する連の最下
段に位置する収納部の間口中心位置であることをその要
旨とする。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項3記載の自
動倉庫において、前記クレーン装置の走行量を検出する
走行量検出手段と、各収納部にクレーン装置を停止させ
る場合に基準とする基準走行量を記憶した第1記憶手段
と、前記基準走行量を補正するための補正量を各収納部
毎に記憶した第2記憶手段と、前記各記憶手段に記憶さ
れた基準走行量及び補正量に基づいて基準走行量を補正
して、補正基準走行量を演算する補正手段と、前記補正
手段の演算結果に基づいてクレーン装置を停止させる停
止制御手段と、前記クレーン装置を目的とする収納部に
対して停止させた時、区画部材検出手段が区画部材を検
出しているか否かを判断し、区画部材を検出している時
にはクレーン装置が正常な状態で停止したと判断し、区
画部材を検出していない時にはクレーン装置が異常な状
態で停止したと判断する停止判断手段とを備えたことを
その要旨とする。
【0023】従って、請求項1記載の発明によれば、枠
組棚の各収納部の間口幅を同一としたので、例えば区画
部材の中央位置間の長さを同一とした場合に比較して、
枠組棚の連方向の長さを短くでき、自動倉庫をコンパク
ト化できる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、区画部材検
出手段によって、容易に各区画部材を検出できる。従っ
て、例えば学習走行時等において、各収納部の実際の間
口幅を正確且つ容易に検出でき、この検出に基づいてク
レーン装置を実際に停止させる実停止位置を正確且つ容
易に演算できる。
【0025】請求項3記載の発明によれば、例えばクレ
ーン装置が実停止位置に停止すると、区画部材検出手段
は常に区画部材を検出する。従って、クレーン装置が実
際に荷受渡しのために停止した時、区画部材検出手段が
区画部材を検出しているか否かを判断することによっ
て、簡単にクレーン装置が実停止位置に停止したか否か
を判断できる。
【0026】請求項4記載の発明によれば、例えばクレ
ーン装置の学習走行時において、走行量検出手段はクレ
ーン装置の走行量を検出し、その走行量を示す検出信号
を出力する。又、収納部特定部材は収納部を検出してい
る時、その検出を示す検出信号を出力し、区画部材検出
手段は区画部材を検出している時、その検出を示す検出
信号を出力する。
【0027】基準停止位置演算手段は、特定部材検出手
段及び走行量検出手段からの検出信号に基づいてクレー
ン装置を収納部に停止させるための基準となる基準停止
位置を演算する。実停止位置演算手段は、区画部材検出
手段及び走行量検出手段からの検出信号に基づいて各収
納部の両側に位置する区画部材の両内側面の位置を演算
し、その両側面の位置に基づいてクレーン装置を各収納
部に対して実際に停止させる実停止位置を演算する。そ
して、補正量演算手段は、基準停止位置及び実停止位置
に基づいて、基準停止位置を補正するための補正量を各
収納部毎に演算する。
【0028】請求項5記載の発明によれば、実停止位置
は各収納部の間口中心位置であって、基準停止位置はそ
の収納部が属する連の最下段に位置する収納部の間口中
心位置であることから、より簡単な演算で基準停止位
置、実停止位置及び補正量が演算される。
【0029】請求項6記載の発明によれば、クレーン装
置を荷受渡しのために停止する時には、まず、補正手段
が各記憶装置に記憶された基準走行量及び補正量に基づ
いて目的とする収納部の補正基準走行量を演算する。そ
して、停止制御手段は補正手段の演算結果及び走行量検
出手段からの検出信号に基づいて、クレーン装置が目的
の収納部に到達した時、クレーン装置を停止させる。
【0030】この停止時において、停止判断手段は、区
画部材検出手段が区画部材を検出しているか否かを判断
し、区画部材を検出している時にはクレーン装置が正常
な状態で停止したと判断し、区画部材を検出していない
時にはクレーン装置が異常な状態で停止したと判断す
る。そして、例えばクレーン装置が正常な状態で停止し
た場合には、荷移載装置のフォーク等を駆動して荷の受
渡し作業を行う。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図5に従って説明する。図1,図2に示
すように、自動倉庫1には左右一対の枠組棚2a,2b
が設けられ、各枠組棚2a,2bには奥行き方向(連方
向)及び上下方向(段方向)に複数の収納部3が設けら
れている。両枠組棚2a,2b間には走行用レール4が
敷設され、走行用レール4にはクレーン装置としてのス
タッカクレーン5が走行可能に設けられている。このス
タッカクレーン5はホームポジションHPとオポジット
ポジションOPとの間を走行するようになっている。ホ
ームポジションHP及びオポジットポジションOPはス
タッカクレーン5の走行の基準となる位置であって、例
えばスタッカクレーン5の走行位置はホームポジション
HPからの距離となる。尚、自動倉庫1の電源投入時に
は、スタッカクレーン5は原点確認のためホームポジシ
ョンHPへと移動するようになっている。
【0032】図2,図3に示すように、枠組棚2a,2
bには連方向に向かって複数の区画部材としてのトラス
6が配設されている。トラス6は断面正方形からなり、
その一辺の長さが長い(幅が太い)太トラス6aと、一
辺の長さが短い(幅が細い)細トラス6bとの2種類
(複数種類)が使用されている。この場合、太トラス6
aは例えば強度を必要な部位に使用される。
【0033】収納部3は連方向においてその両側をトラ
ス6によって区画されている。そして、収納部3の間口
幅Lは、全ての収納部3において同一幅となっている。
この間口幅Lは収納部3の両側に位置する両トラス6の
内側面6cから内側面6cまでの距離である。
【0034】走行用レール4には、連方向の各収納部3
と対応する位置に収納部特定部材としての走行用定位置
ドグ(以下、単に「ドグ」という。)8が設けられてい
る。ドグ8は連方向に幅Kを有し、ドグ8の連方向の中
央位置(ドグ中央位置)C1と、枠組棚2の最下段に配
設された収納部3の間口幅Lの中央位置(間口中央位
置)C2とが一致するようになっている。この場合、各
ドグ8のドグ中央位置C1がそのドグ8が位置する連の
各収納部3に対する基準停止位置であり、各収納部3の
間口中央位置C2がその収納部3における実停止位置と
なる。
【0035】スタッカクレーン5には走行用レール4に
沿って走行する走行台9が設けられている。走行台9に
は上下方向に延びる一対のマスト10a,10bが立設
され、マスト10a側にはクレーンコントローラ11
が、マスト10b側には走行モータ12及び昇降モータ
13が設けられている。
【0036】走行台9は走行輪9aを備え、当該走行輪
9aは走行モータ12によって回転駆動される。そし
て、走行輪9aが走行用レール4上を転動することによ
ってスタッカクレーン5は走行用レール4に沿って走行
するようになっている。又、走行台9には当該走行用レ
ール4を転動する計測輪9bが設けられるとともに、そ
の計測輪9aの回転数を検出する走行量検出手段として
のエンコーダEが設けられている。
【0037】各マスト10a,10b間には、昇降キャ
リッジ14がワイヤPにて吊下され、ワイヤPが図示し
ない巻き上げ装置にて巻き上げ及び繰り出しされること
によって昇降するようになっている。そして、巻き上げ
装置は昇降モータ13によって駆動される。又、昇降キ
ャリッジ14にはフォーク15が設けられている。そし
て、昇降キャリッジ14は荷受渡し位置にて収納部3と
の間で荷Wの受渡しを行うようになっている。この荷受
渡し位置はスタッカクレーン5の連方向の停止位置(以
下、「走行停止位置」という。)と、昇降キャリッジ1
4の段方向の停止位置(以下、「昇降停止位置」とい
う。)とで特定される。この走行停止位置はフォーク1
5の中央位置(フォーク中央位置)C3と、停止すべき
収納部3の間口中央位置C2とが一致する位置である。
昇降停止位置は、フォーク15による荷取り時と、フォ
ーク15からの荷おろし時とでは異なり、荷取り時での
昇降停止位置は、フォーク15の上面が停止すべき収納
部3の載置板7よりも僅かに下方に位置する位置であ
り、荷おろし時での昇降停止位置は、フォーク15の上
面が停止すべき収納部3の載置板7よりも僅かに上方に
位置する位置である。
【0038】図2,図4に示すように、走行台9のホー
ムポジションHP側には光通信器Haが設けられてい
る。又、走行台9の下部の長手方向の略中央位置にはド
グ8を検出するための特定部材検出手段としてのドグセ
ンサ16が設けられている。
【0039】図2,図3に示すように、昇降キャリッジ
14のホームポジションHP側には、区画部材検出手段
としてのトラスセンサ17が設けられている。トラスセ
ンサ17が細トラス6bのトラス中央位置C4に位置し
た時、フォーク中央位置C3と収納部3の間口中央位置
C2とが一致する位置に昇降キャリッジ14は位置する
ようになっている。即ち、昇降キャリッジ14は間口中
央位置C2と対応する位置に位置する。尚、太いトラス
6aのトラス中央位置と間口中央位置C2との距離は長
さeであり、細いトラス6bのトラス中央位置C4と間
口中央位置C2との距離は長さfである。
【0040】又、図1,図2に示すように、自動倉庫1
のホームポジションHP側には、地上制御盤18が設け
られている。地上制御盤18には、ディスプレイ19、
各種データを入力するキーボード20及び地上コントロ
ーラ21が設けられている。又、地上制御盤18には光
通信器Hbが設けられている。作業者は地上制御盤18
を操作することによってスタッカクレーン5を制御する
ようになっている。
【0041】次に、このように構成したスタッカクレー
ンの停止装置の電気的構成について説明する。図5に示
すように、地上コントローラ21には、ディスプレイ1
9及びキーボード20等が接続されている。そして、キ
ーボード20からの入力信号に基づいて地上コントロー
ラ21は制御信号を光通信器Ha,Hbを介してクレー
ンコントローラ11と通信するようになっている。クレ
ーンコントローラ11は基準停止位置演算手段、実停止
位置演算手段、補正量演算手段、補正手段、停止制御手
段及び停止判断手段を構成している。
【0042】クレーンコントローラ11にはドグセンサ
16、トラスセンサ17及びエンコーダEが接続されて
いる。又、クレーンコントローラ11にはメモリ22が
設けられている。ドグセンサ16はドグ8を検出する
と、ドグ検出信号をクレーンコントローラ11に出力す
るようになっている。トラスセンサ17はトラス6を検
出するとトラス検出信号を出力するようになっている。
エンコーダEは走行輪9の回転を検出し、その回転量を
示すパルス信号を出力するようになっている。
【0043】クレーンコントローラ11は走行モータ1
2及び昇降モータ13を駆動して、走行台9を走行させ
るとともに、昇降キャリッジ14を昇降させるようにな
っている。
【0044】クレーンコントローラ11はホームポジシ
ョンHPからのドグ8の数をカウントし、スタッカクレ
ーン5がどの連の収納部3と対応する位置に位置するか
を判断するようになっている。
【0045】クレーンコントローラ11は停止すべき収
納部3の所定の手前位置から走行モータ12を減速制御
して、スタッカクレーン5を減速走行させるようになっ
ている。そして、クレーンコントローラ11は、停止さ
せるべき収納部3のドグ8を検出すると、スタッカクレ
ーン5を微速速度Vsにて走行させた後、停止させる。
このスタッカクレーン5の減速を開始する手前位置は、
スタッカクレーン5の走行速度によって一義的に定ま
り、スタッカクレーン5の走行速度と、減速を開始する
手前位置を示すマップが予めメモリ22に記憶されてい
る。
【0046】前記メモリ22には、フォーク中央位置C
3とトラスセンサ17の取付位置との間の長さfに対応
するエンコーダEのパルス数(取付偏差パルス数)Pf
が記憶されている。この取付偏差パルス数Pfは、細ト
ラス6bのトラス中央位置C4と間口中央位置との間の
長さfを走行した時に要するパルス数と対応している。
【0047】又、メモリ22には、ドグセンサ16がド
グ8を検出してからスタッカクレーン5をそのドグ8と
対応する収納部3の走行停止位置に停止させるために必
要なパルス数、即ち、基準走行量としてのドグ基準パル
ス数P0 が記憶されている。このドグ基準パルス数P0
は、ドグ8の一端からドグ中央位置C2までの距離に対
応するパルス数であって、本実施の形態で使用される各
ドグ8の連方向の長さは全て同一であるので、各ドグ8
においてドグ基準パルス数P0 は全て同一の値となる。
つまり、メモリ22には全てのドグ8に対応する1つの
ドグ基準パルス数P0 が記憶されている。この場合、ス
タッカクレーン5の前進及び後進のいずれの場合におい
てもドグ8の検出時点からドグ基準パルス数P0 だけ走
行した時には、ドグセンサ16はドグ中央位置C2に位
置し、スタッカクレーン5は走行停止位置に位置する。
【0048】更に、メモリ22には、各収納部3毎に前
記ドグ基準パルス数P0 のデータを補正するための補正
量としての補正パルス数δが記憶されている。補正パル
ス数δは収納部3の間口中央位置C2と、ドグ8の連方
向の中央位置C1との偏差(変位距離)に対応するパル
ス数である。そして、これら各収納部3毎の各補正パル
ス数δは、荷Wの入出庫作業に先立って行われる学習走
行によって予め求められる。
【0049】次に、補正パルス数δのデータを求めるた
めの学習走行について図2〜図4に基づいて説明する。
まず、スタッカクレーン5の昇降キャリッジ14を最下
段の収納部3と対応する高さに位置決めし、スタッカク
レーン5を一定速度(微速速度)Vsにてホームポジシ
ョンHP側からオポジットポジションOP側へと走行
(前進走行)させる。
【0050】この最下段での前進走行時では、各収納部
3を通過する毎に、ドグセンサ16は各ドグ8を検出
し、それらドグ8の検出を示すドグ検出信号をクレーン
コントローラ11に出力する。又、トラスセンサ17は
各トラス6を検出し、それらトラス6の検出を示すトラ
ス検出信号をクレーンコントローラ11に出力する。更
に、エンコーダEはスタッカクレーン5の走行量を示す
パルス信号をクレーンコントローラ11に出力する。コ
ントローラ11はホームポジションHPを基準としたエ
ンコーダEからのパルス信号を順次カウントする。
【0051】クレーンコントローラ11は各ドグ8の検
出を示す検出信号の立ち上がり時のパルス数(ドグ立ち
上がりパルス数)PDU及び立ち下がり時のパルス数(ド
グ立ち下がりパルス数)PDDをメモリ22に記憶させ
る。同様に、クレーンコントローラ11は各トラス6の
立ち上がり時のパルス数(トラス立ち上がりパルス数)
TU及び立ち下がり時のパルス数(トラス立ち下がりパ
ルス数)PTDをメモリ22に記憶させる。
【0052】続いて、スタッカクレーン5は、2段目の
収納部3の高さまで昇降キャリッジ14を上昇させ、前
記最下段の時の走行と同様に前進走行させる。この前進
走行時では、各トラス6の検出を示すトラス検出信号の
トラス立ち上がりパルス数P TU及びトラス立ち下がりパ
ルス数PTDをメモリ22に記憶させる。
【0053】更に、各段においても、2段目と同様に、
スタッカクレーン5の前進走行を行わせ、各トラス6の
検出を示すトラス検出信号のトラス立ち上がりパルス数
TU及びトラス立ち下がりパルス数PTDをメモリ22に
記憶させる。
【0054】そして、クレーンコントローラ11は、各
連のドグ8のドグ立ち上がりパルス数PDU及び立ち下が
りパルス数PDDに基づいて各ドグ8のドグ中央位置C1
を示すドグ中央位置パルス数PC1を演算する。例えばn
連目のドグ8のドグ中央位置パルス数PC1,nは、そのド
グ8を示すドグ検出信号のドグ立ち上がりパルス数P
DU,n及び立ち下がりパルス数PDD,nに従って次式に基
づいて演算される。即ち、ドグ立ち上がりパルス数P
DU,nとドグ立ち下がりパルス数PDD,nとの和を求め、そ
の和を2で割ることによって求める。
【0055】PC1,n=(PDU,n+PDD,n)/2 … このように、各連毎に配設されたドグ8のドグ中央位置
パルス数PC1をドグ8毎に求め、各ドグ8のドグ中央位
置パルス数PC1をメモリ22に記憶させる。
【0056】次に、クレーンコントローラ11は、全収
納部3に対するトラス立ち上がりパルス数PTU及びトラ
ス立ち下がりパルス数PTDに基づいて、全収納部3の間
口中央位置C2を示す間口中央位置パルス数PC2を演算
する。即ち、クレーンコントローラ11は演算すべき収
納部3の両側に位置するトラス6の内側面(目的の収納
部3に面する側の面)6cの位置に基づいて間口中央位
置パルス数PC2を演算する。つまり、図3において目的
とする収納部3のホームポジションHP側に位置するト
ラス6の立ち下がりパルス数PTDと、オポジットポジシ
ョンOP側に位置するトラス6の立ち上がりパルス数P
TUとによって演算される。例えば、n連目,m段目に位
置する収納部3の間口中央位置パルス数PC2,n,mを演算
する場合には、次式に示すように、目的とする収納部
3のホームポジションHP側のトラス6(n本目)のm
段目におけるトラス立ち下がりパルス数PTD,n,mと、オ
ポジットポジションOP側のトラス6(n+1本目)の
m段目におけるトラス立ち上がりパルス数PTU,n+1,m
に基づいて演算する。即ち、トラス立ち下がりパルス数
TD,n,mと、トラス立ち上がりパルス数PTU,n+1,mとの
和の半分を演算し、その演算結果からトラスセンサ17
とフォーク中央位置C3との差fに対応する取付偏差パ
ルス数Pfだけ減じることによって、間口中央位置パル
ス数PC2,n,mを求める。
【0057】 PC2,n,m={(PTD,n,m+PTU,n+1,m)/2}−Pf… このように、全収納部3に対して間口中央位置パルス数
C2を求め、メモリ22に記憶させる。
【0058】そして、次式に従って、各収納部3毎に
求めた間口中央位置パルス数PC2と、その収納部3に対
応する(その収納部3が属する連の)ドグ8のドグ中央
位置パルス数PC1との差を求めることにより補正パルス
数δを求める。
【0059】δ=PC2−PC1 … このようにクレーンコントローラ11は全ての段及び連
に位置する全ての収納部3に対して補正パルス数δを演
算し、演算した補正パルス数δをメモリ22に記憶させ
る。
【0060】次に、上記のように構成したスタッカクレ
ーンの停止装置の作用及び効果について説明する。入出
庫作業のために所定の収納部3にスタッカクレーン5を
停止させる場合には、地上コントローラ21は作業者の
操作に基づいてクレーンコントローラ11に、停止させ
るべき目的の収納部3の段及び連を示す作業指示データ
を出力する。すると、クレーンコントローラ11は、作
業指示データに基づいて停止させるべき収納部3を示す
ドグ8のホームポジションHPからのカウント数を求め
るとともに、ドグ基準パルス数P0 と目的の収納部3の
補正パルス数δとから、ドグ基準パルス数P0 を補正し
て、補正基準走行量としての補正ドグ基準パルス数P 0x
を演算する。この場合、スタッカクレーン5が前進して
目的の収納部3に向かう場合には、ドグ基準パルス数P
0 から補正パルス数δを減じることによりドグ基準パル
ス数P0 を補正する。又、スタッカクレーン5が後進し
て目的の収納部3に向かう場合には、ドグ基準パルス数
0 に補正パルス数δを加えることにより基準ドグパル
ス数P0 を補正する。
【0061】そして、クレーンコントローラ11は走行
モータ12を駆動してスタッカクレーン5を走行させ
る。この走行時において、クレーンコントローラ11は
ホームポジションHPからのドグ8の数を順次カウント
し、そのカウント数に基づいて目的の収納部3のドグ8
を識別するとともに、その目的の収納部3の手前位置か
らスタッカクレーン5を減速させ、その目的の収納部3
を示すドグ8をドグセンサ16が検出すると、スタッカ
クレーン5を微速速度Vsにて走行させる。
【0062】この微速走行状態において、クレーンコン
トローラ11は、ドグセンサ16のドグ8の検出時点か
らエンコーダEより出力されるパルスを順次カウント
し、そのカウント数が補正ドグ基準パルス数P0xになっ
たか否かを判断する。そして、その補正ドグ基準パルス
数P0xになると、走行モータ12の駆動を中止し、スタ
ッカクレーン5を停止させる。すると、スタッカクレー
ン5は目的の収納部3の走行停止位置に停止する。
【0063】又、クレーンコントローラ11は昇降モー
タ13を駆動して昇降キャリッジ14を昇降させること
により、目的の収納部3の荷受渡し位置に位置決めす
る。このように走行モータ12及び昇降モータ13を制
御して、昇降キャリッジ14を荷受渡し位置に停止させ
ると、クレーンコントローラ11はトラスセンサ17か
らトラス検出信号が出力されているか否かを判断する。
そして、トラス検出信号が出力されている時には、クレ
ーンコントローラ11は正常にスタッカクレーン5を走
行させることができたと判断し、フォーク15を駆動し
て荷Wの受渡し作業を収納部3との間で行わせる。この
場合、トラスセンサ17がトラス6を検出していること
から、フォーク15を駆動して出し入れしても、フォー
ク15の駆動方向にはトラス6が存在せず、フォーク1
5とトラス6等の干渉等が防止できる。
【0064】一方、トラス検出信号が出力されていない
時には、クレーンコントローラ11はスタッカクレーン
5の走行が正常に行われず、異常な状態で停止したと判
断して、フォーク15の駆動を行わず、収納部3との間
で荷Wの受渡し作業を行わない。
【0065】従って、本実施の形態によれば、自動倉庫
1の各収納部3の間口幅Lが一定の長さに設定されてい
るので、従来のように各収納部3のトラス間幅を一定の
長さにした場合に比べて枠組棚2の連方向の長さを短く
でき、自動倉庫1をコンパクト化できる。
【0066】更に、細トラス6bのトラス中央位置C4
と、そのトラス6bが区画する収納部3の間口中央位置
C2までの長さfは、フォーク中央位置C3からトラス
センサ17までの長さと同一である。このため、昇降キ
ャリッジ14が荷Wの受渡しを行うために荷受渡し位置
に位置決めされると、トラスセンサ17はトラス6が太
トラス6a又は細トラス6bのいずれであっても確実に
トラス6を検出できる。従って、クレーンコントローラ
11は昇降キャリッジ14を荷受渡し位置まで制御した
とき、トラスセンサ17がトラス6を検出しているか否
かを判断することによって、容易にスタッカクレーン5
が正常に動作(走行)したか否かを判断できる。そし
て、正常に動作したと判断した時には、フォーク15の
出し入れを行うことにより確実に荷Wの受渡し作業を行
うことができる。又、正常に動作しなかったと判断した
場合には、フォーク15の出し入れを行わないため、例
えばフォーク15の出し入れ時に、フォーク15がトラ
ス6等と干渉するなどの異常を防止できる。
【0067】又、学習走行時において、トラスセンサ1
7のトラス検出に基づいて容易に各収納部3の間口中央
位置C2の位置を演算することができる。この場合、収
納部3の両側に位置するトラス6の内側面6cの位置か
ら、実際の当該収納部3の間口幅Lを求め、その両内側
面6c間の中央位置を求めることにより容易且つ正確に
間口中央位置C2を求めることができる。そして、各収
納部3の間口中央位置C2と、ドグ中央位置C1との差
を補正パルス数δとして記憶することにより、容易にス
タッカクレーン5の走行停止位置を補正できる。
【0068】この場合、各収納部3の間口中央位置C2
及びドグ8のドグ中央位置C1を示すパルス数PC2,P
C1を演算するだけで容易に補正パルス数δを求めること
ができる。そして、トラスセンサ17はフォーク中央位
置C3から所定の長さfだけ離れた位置に取り付けられ
ているので、トラスセンサ17が検出した収納部3の両
側に位置する両トラス6の内側面6cの両位置に基づい
てその両位置の中間位置を求めた後、長さfだけ減じる
ことにより、容易に間口中央位置C2を求めることがで
きる。
【0069】加えて、補正パルス数δを収納部3毎に記
憶させたので、メモリ22には各収納部3毎に補正パル
ス数δのみを記憶させればよい。従って、ドグ基準パル
ス数P0 と補正パルス数δとに基づいて予め補正ドグ基
準パルス数P0xを演算し、補正ドグ基準パルス数P0x
記憶した場合のように、1つの収納部3に対して前進時
と後進時における2つの補正ドグ基準パルス数P0xを記
憶する必要がなく、メモリ22の使用する記憶領域を節
減できる。
【0070】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に
変更して実施してもよい。 (1)上記実施の形態では、走行量検出手段としてエン
コーダを使用した。これを、クレーンコントローラ11
に設けられた時間を計測するタイマ等によって走行量を
検出してもよい。この場合、クレーンコントローラ11
は走行モータ12の回転数を制御する制御量及びタイマ
の計時時間に基づいてスタッカクレーン5の走行量を演
算する。又、学習走行時等のように、スタッカクレーン
5が一定速度で走行している場合には、タイマの計時時
間がそのまま走行量と比例する。従って、学習走行時に
おいて、ドグ及びトラス立ち上がりパルス数PDU,PTU
並びにドグ及びトラス立ち下がりパルス数PDD,PTD
代えて、各ドグ8及び各段における各トラス6のホーム
ポジションHPを基準とする立ち上がり時間及び立ち下
がり時間を計測することによって、容易に補正パルス数
δに対応する補正時間を演算することができる。
【0071】このスタッカクレーン5において、メモリ
22には前記ドグ基準パルス数P0に代えて基準時間が
予め記憶されている。即ち、ドグセンサ16がドグ8を
検出した時点から基準時間経過後には、ドグセンサ16
はドグ8のドグ中央位置C1を検出する。このスタッカ
クレーン5を荷Wの受渡しのために目的の収納部3に停
止させるには、クレーンコントローラ11は、目的の収
納部3を示すドグ8の検出時点から、予め記憶された基
準時間を補正時間にて補正した時間後に、スタッカクレ
ーン5を停止させることにより、スタッカクレーン5を
走行停止位置に停止させる。この場合、エンコーダEを
使用する必要がないので、スタッカクレーン5の構成を
簡略化できる。
【0072】(2)上記実施の形態では、走行用レール
4にドグ8を取り付けたが、床面にドグ8を取り付けて
もよい。 (3)上記実施の形態において、クレーンコントローラ
11がスタッカクレーン5を走行停止位置に位置決めす
る制御を行ったとき、トラスセンサ17がトラス6を検
出しない時には、異常な状態でスタッカクレーン5が停
止したとして警報灯を点灯させてもよい。この場合、警
報灯の点灯によってスタッカクレーン5の異常が作業者
等に確実に報知できる。
【0073】(4)上記実施の形態において、学習走行
時にドグ立ち上がりパルス数PDU及びドグ立ち下がりパ
ルス数PDDに基づいてドグ基準パルス数P0 を各ドグ8
毎に求めてもよい。即ち、n連目のドグ8のドグ基準パ
ルス数P0 ,nは、次式に示すように、そのドグ8のド
グ立ち上がりパルス数PDU,n及びドグ立ち下がりパルス
数PDD,nに基づいて演算される。 P0 ,n=PDU,n−PDD,n … この場合、各ドグ8毎にドグ基準パルス数P0 が記憶さ
れているので、より正確にスタッカクレーン5を走行停
止位置に停止させることができる。
【0074】(5)上記実施の形態では、学習走行時に
おいて、スタッカクレーン5を各段毎に前進走行させ、
各ドグ8及び各収納部3を区画するトラス6の検出時に
おける検出信号の立ち上がり及び立ち下がり時のパルス
数に基づいて、各ドグ8及びトラス6の位置を規定し
た。これを、学習走行時において、スタッカクレーン5
を各段毎に前進及び後進走行させ、各前進及び後進走行
時における各ドグ8及び各トラス6の検出信号の立ち上
がり時のパルス数のみに基づいて、当該各ドグ8及び各
トラス6の位置を規定してもよい。この場合、立ち上が
りのみで、各ドグ8及び各トラス6の位置を規定するこ
とによって、各センサ16,17に存在する立ち上がり
時と立ち下がり時との検出感度の相違を解消できるの
で、より正確に各ドグ8及び各トラス6の位置を規定で
きる。
【0075】(6)上記実施の形態では、太トラス6a
と細トラス6bとの2種類のトラスを使用したが、トラ
ス6の幅は走行定位置ドグ8の幅よりも狭いトラス6で
あればよく、3種類以上の幅の異なるトラス6を使用し
て、枠組棚2a,2bを形成してもよい。
【0076】上記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (1)請求項6記載の発明において、クレーンコントロ
ーラ11がスタッカクレーン5が正常に停止したと判断
した時には、フォーク15を駆動して、収納部3との間
で荷Wの受渡し作業を行うクレーン装置の移載制御装
置。この移載制御装置によれば、確実に収納部3との間
で荷の受渡しを行うことができる。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、枠組棚の各収納部の間口幅を同一としたの
で、例えば区画部材の中央位置間の長さを同一とした場
合に比較して、枠組棚の連方向の長さを短くでき、自動
倉庫をコンパクト化できる。
【0078】請求項2記載の発明によれば、区画部材検
出手段によって、容易に各区画部材を検出できる。従っ
て、例えば学習走行時等において、各収納部の実際の間
口幅を正確且つ容易に検出でき、この検出に基づいてク
レーン装置を実際に停止させる実停止位置を正確且つ容
易に演算できる。
【0079】請求項3記載の発明によれば、例えばクレ
ーン装置が実停止位置に停止すると、区画部材検出手段
は常に区画部材を検出しているので、クレーン装置が実
際に荷受渡しのために停止した時、区画部材検出手段が
区画部材を検出しているか否かを判断することによっ
て、簡単にクレーン装置が実停止位置に停止したか否か
を判断できる。
【0080】請求項4記載の発明によれば、収納部の両
側に位置する区画部材の内側面の位置に基づいてクレー
ン装置の実停止位置を演算するので、より正確にクレー
ン装置の実停止位置を演算できる。
【0081】請求項5記載の発明によれば、実停止位置
は各収納部の間口中心位置であって、基準停止位置はそ
の収納部が属する連の最下段に位置する収納部の間口中
心位置であることから、より簡単な演算で基準停止位
置、実停止位置及び補正量が演算できる。
【0082】請求項6記載の発明によれば、クレーン装
置が正確に目的の収納部に対して停止したか否かを容易
に判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動倉庫を示す斜視図。
【図2】 自動倉庫を示す側面図。
【図3】 自動倉庫の各収納部を区画するトラスを示す
側面図。
【図4】 ドグ及びドグセンサを示す側面図。
【図5】 自動倉庫の電気ブロック図。
【図6】 従来の自動倉庫の各収納部を区画するトラス
を示す側面図。
【符号の説明】
1…自動倉庫、2a,2b…枠組棚、3…収納部、5…
クレーン装置としてのスタッカクレーン、6…区画部材
としてのトラス、6a…太トラス、6b…最小幅の区画
部材としての細トラス、6c…内側面、8…収納部特定
部材としてのドグ、11…基準停止位置演算手段、実停
止位置演算手段、補正量演算手段、補正手段、停止制御
手段及び停止判断手段を構成するクレーンコントロー
ラ、14…荷移載装置としての昇降キャリッジ、16…
特定部材検出手段としてのドグセンサ、17…区画部材
検出手段としてのトラスセンサ、22…第1,第2記憶
手段としてのメモリ、E…エンコーダ、C1…基準停止
位置としてのドグ中央位置、C2…実停止位置としての
間口中央位置、P0 …基準走行量としてのドグ基準パル
ス数、P0x…補正基準走行量としての補正ドグ基準パル
ス数δ…補正量としての補正パルス数。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠組棚には連方向及び段方向に複数の収
    納部が設けられ、各収納部の連方向は複数の幅の異なる
    区画部材によって区画されるとともに、各収納部には、
    その両側に位置する両区画部材の内側面間よりなる間口
    から、荷移載装置を備えたクレーン装置にて荷の受渡し
    が行われる自動倉庫において、 前記枠組棚に設けられた各収納部の間口幅は、全て同一
    の長さである自動倉庫。
  2. 【請求項2】 前記荷移載装置には区画部材を検出する
    ための区画部材検出手段が、荷移載装置の移載中心位置
    から所定距離だけ連方向に離れた位置に設けられた請求
    項1記載の自動倉庫。
  3. 【請求項3】 前記所定距離は、最小幅の区画部材の区
    画部材中央位置と、その区画部材によって区画された収
    納部の間口幅の間口中央位置との間の距離である請求項
    2記載の自動倉庫。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の自動倉庫におい
    て、 前記枠組棚の最下段の各収納部に対応して設けられた収
    納部特定部材と、 前記クレーン装置に設けられ、収納部特定部材を検出す
    る特定部材検出手段と、 前記クレーン装置の走行量を検出する走行量検出手段
    と、 前記特定部材検出手段及び走行量検出手段からの検出信
    号に基づいてクレーン装置を収納部に停止させるための
    基準となる基準停止位置を演算する基準停止位置演算手
    段と、 前記区画部材検出手段及び走行量検出手段からの検出信
    号に基づいて各収納部の両側に位置する区画部材の両内
    側面の位置を演算し、その両内側面の位置に基づいてク
    レーン装置を各収納部に対して実際に停止させる実停止
    位置を演算する実停止位置演算手段と、 基準停止位置及び実停止位置に基づいて、基準停止位置
    を補正するための補正量を各収納部毎に演算する補正量
    演算手段とを備えた補正データ作成装置。
  5. 【請求項5】 前記実停止位置は各収納部の間口中心位
    置であって、基準停止位置はその収納部が属する連の最
    下段に位置する収納部の間口中心位置である請求項4記
    載の補正データ作成装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の自動倉庫において、 前記クレーン装置の走行量を検出する走行量検出手段
    と、 各収納部にクレーン装置を停止させる場合に基準とする
    基準走行量を記憶した第1記憶手段と、 前記基準走行量を補正するための補正量を各収納部毎に
    記憶した第2記憶手段と、 前記各記憶手段に記憶された基準走行量及び補正量に基
    づいて基準走行量を補正して、補正基準走行量を演算す
    る補正手段と、 前記補正手段の演算結果に基づいてクレーン装置を停止
    させる停止制御手段と、 前記クレーン装置を目的とする収納部に対して停止させ
    た時、区画部材検出手段が区画部材を検出しているか否
    かを判断し、区画部材を検出している時にはクレーン装
    置が正常な状態で停止したと判断し、区画部材を検出し
    ていない時にはクレーン装置が異常な状態で停止したと
    判断する停止判断手段とを備えたクレーン装置の停止装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008308262A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Yamaha Corp 棚監視装置および棚監視システム
JP2017210327A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社椿本チエイン 移載装置及び栽培システム
JP2021184467A (ja) * 2020-04-16 2021-12-02 株式会社Fuji 自動交換装置及び自動交換システム

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