JPH0939618A - シートスライド装置 - Google Patents
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- JPH0939618A JPH0939618A JP19672795A JP19672795A JPH0939618A JP H0939618 A JPH0939618 A JP H0939618A JP 19672795 A JP19672795 A JP 19672795A JP 19672795 A JP19672795 A JP 19672795A JP H0939618 A JPH0939618 A JP H0939618A
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- B60N2/075—Slide construction roller-less
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- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロアーレール及びアッパーレールに樹脂スラ
イダを係止するための係止部を設けるようにしたシート
スライド装置を提供する。 【解決手段】 この発明に係るシートスライド装置Ｅ
は、ロアーレール２０の上部フランジ部２４に樹脂スラ
イダ４０を係止する係止部２４ａを形成すると共に、ア
ッパーレール３０の下部フランジ部３４に樹脂スライダ
４０を係止する係止部３４ａを形成し、ロアーレール２
０の上部フランジ部２４及びアッパーレール３０の下部
フランジ部３４に係止部２４ａ，３４ａを介して樹脂ス
ライダ４０をそれぞれ取付けたことを特徴としている。
上記したこの発明によれば、樹脂スライダ４０と係合し
ているロアーレール２０とアッパーレール３０との係合
代が小さくなり、樹脂スライダ４０の押え部分が減少し
た場合でも、樹脂スライダ４０が係止部２４ａ，３４ａ
にそれぞれ係止されているので、樹脂スライダ４０のロ
アーレール２０及びアッパーレール３０からの脱落を防
止できる。
イダを係止するための係止部を設けるようにしたシート
スライド装置を提供する。 【解決手段】 この発明に係るシートスライド装置Ｅ
は、ロアーレール２０の上部フランジ部２４に樹脂スラ
イダ４０を係止する係止部２４ａを形成すると共に、ア
ッパーレール３０の下部フランジ部３４に樹脂スライダ
４０を係止する係止部３４ａを形成し、ロアーレール２
０の上部フランジ部２４及びアッパーレール３０の下部
フランジ部３４に係止部２４ａ，３４ａを介して樹脂ス
ライダ４０をそれぞれ取付けたことを特徴としている。
上記したこの発明によれば、樹脂スライダ４０と係合し
ているロアーレール２０とアッパーレール３０との係合
代が小さくなり、樹脂スライダ４０の押え部分が減少し
た場合でも、樹脂スライダ４０が係止部２４ａ，３４ａ
にそれぞれ係止されているので、樹脂スライダ４０のロ
アーレール２０及びアッパーレール３０からの脱落を防
止できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用シートのシ
ートスライド装置に係り、特に、ロアーレールとアッパ
ーレールとの間に樹脂スライダを配設して摺動フィーリ
ングの向上と横方向のガタを防止したシートスライド装
置に関する。
ートスライド装置に係り、特に、ロアーレールとアッパ
ーレールとの間に樹脂スライダを配設して摺動フィーリ
ングの向上と横方向のガタを防止したシートスライド装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のシートスライド装置は、
図１１に示すように、床面側に車体の前後方向（Ｆ−Ｒ
方向）に固定された左右一対のロアーレール１（一方側
のみ図示）と、このロアーレール１に樹脂スライダ３を
介して摺動可能に取付けられると共に、シート側に固定
されたアッパーレール２を備えている。そして、上記樹
脂スライダ３は、ロアーレール１及びアッパーレール２
にそれぞれ前後２個所で離間して取付けられている。
図１１に示すように、床面側に車体の前後方向（Ｆ−Ｒ
方向）に固定された左右一対のロアーレール１（一方側
のみ図示）と、このロアーレール１に樹脂スライダ３を
介して摺動可能に取付けられると共に、シート側に固定
されたアッパーレール２を備えている。そして、上記樹
脂スライダ３は、ロアーレール１及びアッパーレール２
にそれぞれ前後２個所で離間して取付けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のシ
ートスライド装置では、例えばリアシートの荷物の出し
入れを容易にするため、図１２に示すようにアッパーレ
ール２をフロントＦ方向へ最大限移動させると、樹脂ス
ライダ３を介して嵌合しているロアーレール１とアッパ
ーレール２との係合代が小さくなり、樹脂スライダ３の
押え部分が減少する。このような場合、樹脂スライダ３
が剥き出しになるため、樹脂スライダ３に荷物等が接触
すると、樹脂スライダ３が浮き上がり、脱落するおそれ
がある。
ートスライド装置では、例えばリアシートの荷物の出し
入れを容易にするため、図１２に示すようにアッパーレ
ール２をフロントＦ方向へ最大限移動させると、樹脂ス
ライダ３を介して嵌合しているロアーレール１とアッパ
ーレール２との係合代が小さくなり、樹脂スライダ３の
押え部分が減少する。このような場合、樹脂スライダ３
が剥き出しになるため、樹脂スライダ３に荷物等が接触
すると、樹脂スライダ３が浮き上がり、脱落するおそれ
がある。
【０００４】この樹脂スライダ３の脱落は、ロアーレー
ル１及びアッパーレール２の長さを長くして係合代を長
くすることによって防ぐことができるが、大幅なコスト
高を招くと共に、車両用シートのレイアウト上問題があ
った。
ル１及びアッパーレール２の長さを長くして係合代を長
くすることによって防ぐことができるが、大幅なコスト
高を招くと共に、車両用シートのレイアウト上問題があ
った。
【０００５】この発明は、上述した従来技術の問題点を
解決すべくなされたもので、その目的とするところは、
ロアーレール及びアッパーレールに樹脂スライダを係止
するための係止部を設けるようにしたシートスライド装
置を提供することにある。
解決すべくなされたもので、その目的とするところは、
ロアーレール及びアッパーレールに樹脂スライダを係止
するための係止部を設けるようにしたシートスライド装
置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、車体側に固定されたロアーレールと、
このロアーレールに樹脂スライダを介して前後方向へ移
動可能に取付けられると共に、シート側に固定されたア
ッパーレールとを備え、少なくとも一方のレールのフラ
ンジ部を他方のレールの縁部を折り曲げた断面Ｕ字状の
カール部で覆うと共に、一方のレールのフランジ部に前
後に離間して嵌合した断面Ｕ字状の樹脂スライダの外周
面が他方のレールのカール部内面に摺接してなるシート
スライド装置であって、一方のレールのフランジ部に樹
脂スライダが嵌合する切欠部を複数形成すると共に、レ
ールのフロント側及びリア側にそれぞれ形成した切欠部
には樹脂スライダに係合する係止部が形成されているこ
とを特徴としている。
め、この発明は、車体側に固定されたロアーレールと、
このロアーレールに樹脂スライダを介して前後方向へ移
動可能に取付けられると共に、シート側に固定されたア
ッパーレールとを備え、少なくとも一方のレールのフラ
ンジ部を他方のレールの縁部を折り曲げた断面Ｕ字状の
カール部で覆うと共に、一方のレールのフランジ部に前
後に離間して嵌合した断面Ｕ字状の樹脂スライダの外周
面が他方のレールのカール部内面に摺接してなるシート
スライド装置であって、一方のレールのフランジ部に樹
脂スライダが嵌合する切欠部を複数形成すると共に、レ
ールのフロント側及びリア側にそれぞれ形成した切欠部
には樹脂スライダに係合する係止部が形成されているこ
とを特徴としている。
【０００７】そして、樹脂スライダを介して嵌合してい
るロアーレールとアッパーレールとの係合代が小さくな
り、樹脂スライダの押え部分が減少した場合でも、樹脂
スライダがロアーレールの係止部及びアッパーレールの
係止部にそれぞれ係止されているので、樹脂スライダの
ロアーレール及びアッパーレールからの脱落を防止する
ことができる。これによって、ロアーレール及びアッパ
ーレールの長さを可及的に短くすることができ、大幅な
コスト低減化を図ることができる。
るロアーレールとアッパーレールとの係合代が小さくな
り、樹脂スライダの押え部分が減少した場合でも、樹脂
スライダがロアーレールの係止部及びアッパーレールの
係止部にそれぞれ係止されているので、樹脂スライダの
ロアーレール及びアッパーレールからの脱落を防止する
ことができる。これによって、ロアーレール及びアッパ
ーレールの長さを可及的に短くすることができ、大幅な
コスト低減化を図ることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に示す実施
の形態に基づいて説明する。
の形態に基づいて説明する。
【０００９】図１は車両用シートに装着したシートスラ
イド装置の正面視説明図、図２は図１のＩＩ−ＩＩ矢視
拡大断面説明図、図３はロアーレールの正面視説明図、
図４は図３のＩＶ−ＩＶ矢視断面説明図、図５はアッパ
ーレールの正面視説明図、図６は図５のＶＩ−ＶＩ矢視
断面説明図、図７は樹脂スライダの平面視説明図、図８
は図７のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ矢視説明図、図９は図８の
ＩＸ−ＩＸ矢視断面説明図、図１０はシートスライド装
置の動作説明図である。
イド装置の正面視説明図、図２は図１のＩＩ−ＩＩ矢視
拡大断面説明図、図３はロアーレールの正面視説明図、
図４は図３のＩＶ−ＩＶ矢視断面説明図、図５はアッパ
ーレールの正面視説明図、図６は図５のＶＩ−ＶＩ矢視
断面説明図、図７は樹脂スライダの平面視説明図、図８
は図７のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ矢視説明図、図９は図８の
ＩＸ−ＩＸ矢視断面説明図、図１０はシートスライド装
置の動作説明図である。
【００１０】図において、Ｅは車両用シート１０に装着
したシートスライド装置で、車体側に固定されたロアー
レール２０と、このロアーレール２０に複数の樹脂スラ
イダ４０を介して前後方向へ移動可能に取付けられると
共に、シート側に固定されたアッパーレール３０を備え
ている。
したシートスライド装置で、車体側に固定されたロアー
レール２０と、このロアーレール２０に複数の樹脂スラ
イダ４０を介して前後方向へ移動可能に取付けられると
共に、シート側に固定されたアッパーレール３０を備え
ている。
【００１１】そして、この発明は、特に、ロアーレール
２０の上部フランジ部２４及びアッパーレール３０の下
部フランジ部３４を、それぞれアッパーレール３０の上
縁部を折り曲げた断面Ｕ字状のカール部３６及びロアー
レールの下縁部を折り曲げた断面Ｕ字状のカール部２６
で覆うと共に、フランジ部２４，３５に断面Ｕ字状の樹
脂スライダ４０をそれぞれ前後に離間して嵌合し、この
樹脂スライダ４０の外周面がカール部２６，３６の内面
にそれぞれ摺接しており、フランジ部２４，３４に樹脂
スライダ４０が嵌合する切欠部２４ｂ，３４ｂを複数形
成すると共に、フロント側及びリア側に形成した切欠部
２４ｂ，３４ｂには樹脂スライダ４０が係合する係止部
２４ａ，３４ａが形成されていることを特徴としてい
る。
２０の上部フランジ部２４及びアッパーレール３０の下
部フランジ部３４を、それぞれアッパーレール３０の上
縁部を折り曲げた断面Ｕ字状のカール部３６及びロアー
レールの下縁部を折り曲げた断面Ｕ字状のカール部２６
で覆うと共に、フランジ部２４，３５に断面Ｕ字状の樹
脂スライダ４０をそれぞれ前後に離間して嵌合し、この
樹脂スライダ４０の外周面がカール部２６，３６の内面
にそれぞれ摺接しており、フランジ部２４，３４に樹脂
スライダ４０が嵌合する切欠部２４ｂ，３４ｂを複数形
成すると共に、フロント側及びリア側に形成した切欠部
２４ｂ，３４ｂには樹脂スライダ４０が係合する係止部
２４ａ，３４ａが形成されていることを特徴としてい
る。
【００１２】さらに、この発明の構成を詳細に説明す
る。
る。
【００１３】車両用シート１０は、シートクッション１
１とシートバック１２を備えており、シートクッション
１１の左右両側部にベースプレート１３（一方側のみ図
示）が配設されている。
１とシートバック１２を備えており、シートクッション
１１の左右両側部にベースプレート１３（一方側のみ図
示）が配設されている。
【００１４】ロアーレール２０は、車体のフロア１４に
前後方向（図１において矢印Ｆ−Ｒ方向）に所定の間隔
をおいて左右一対（一方側のみ図示）で固定されてお
り、フロア１４と対向する基部２１と、この基部２１の
両側縁を反フロア１４側に直角に折曲した長さの異なる
長短の側壁部２２，２３と、この長短の側壁部２２，２
３の両端縁を同一方向に逆Ｕ字状に折曲した上部フラン
ジ部２４及び下部フランジ部２５とを有し、側壁部２３
と下部フランジ部２５により断面Ｕ字状のカール部２６
が構成されている。そして、左右一対のロアーレール２
０は、互いに左右を反対にして、その基部２１をフロア
１４に固定している。また、ロアーレール２０の上部フ
ランジ部２４には、逆Ｕ字状に切欠かれた切欠部２４ｂ
が複数形成され、フロントＦ側及びリアＲ側の切欠部２
４ｂにはＬ字状の係止部２４ａが隣接する他の切欠部２
４ｂと所定の間隔Ｌをもって形成されている。
前後方向（図１において矢印Ｆ−Ｒ方向）に所定の間隔
をおいて左右一対（一方側のみ図示）で固定されてお
り、フロア１４と対向する基部２１と、この基部２１の
両側縁を反フロア１４側に直角に折曲した長さの異なる
長短の側壁部２２，２３と、この長短の側壁部２２，２
３の両端縁を同一方向に逆Ｕ字状に折曲した上部フラン
ジ部２４及び下部フランジ部２５とを有し、側壁部２３
と下部フランジ部２５により断面Ｕ字状のカール部２６
が構成されている。そして、左右一対のロアーレール２
０は、互いに左右を反対にして、その基部２１をフロア
１４に固定している。また、ロアーレール２０の上部フ
ランジ部２４には、逆Ｕ字状に切欠かれた切欠部２４ｂ
が複数形成され、フロントＦ側及びリアＲ側の切欠部２
４ｂにはＬ字状の係止部２４ａが隣接する他の切欠部２
４ｂと所定の間隔Ｌをもって形成されている。
【００１５】アッパーレール３０は、その断面形状がロ
アーレール２０と同一に構成されており、ベースプレー
ト１３と対向する基部３１と、この基部３１を両側縁を
反ベースプレート１３側に直角に折曲した長さの異なる
長短の側壁部３２，３３と、この長短の側壁部３２，３
３の両端縁を同一方向に逆Ｕ字状に折曲した下部フラン
ジ部３４及び上部フランジ部３５とを有し、側壁部３３
と上部フランジ部３５により断面Ｕ字状のカール部３６
が構成されている。そして、左右一対のアッパーレール
３０は、互いに左右を反対にして、その基部３１をベー
スプレート１３に固定している。
アーレール２０と同一に構成されており、ベースプレー
ト１３と対向する基部３１と、この基部３１を両側縁を
反ベースプレート１３側に直角に折曲した長さの異なる
長短の側壁部３２，３３と、この長短の側壁部３２，３
３の両端縁を同一方向に逆Ｕ字状に折曲した下部フラン
ジ部３４及び上部フランジ部３５とを有し、側壁部３３
と上部フランジ部３５により断面Ｕ字状のカール部３６
が構成されている。そして、左右一対のアッパーレール
３０は、互いに左右を反対にして、その基部３１をベー
スプレート１３に固定している。
【００１６】また、アッパーレール３０の下部フランジ
部３４には、ロアーレール２０の切欠部２４ｂと同一形
状の切欠部３４ｂが複数形成され、フロントＦ側及びリ
アＲ側の切欠部３４ｂには、ロアーレール２０の係止部
２４ａと同一形状のＬ字状の係止部３４ａが形成されて
おり、アッパーレール３０の係止部３４ａを有する切欠
部３４ｂと、隣接する他の切欠部３４ｂは、ロアーレー
ル２０の係止部２４ａと切欠部２４ｂと同一間隔Ｌをも
って配置されている。
部３４には、ロアーレール２０の切欠部２４ｂと同一形
状の切欠部３４ｂが複数形成され、フロントＦ側及びリ
アＲ側の切欠部３４ｂには、ロアーレール２０の係止部
２４ａと同一形状のＬ字状の係止部３４ａが形成されて
おり、アッパーレール３０の係止部３４ａを有する切欠
部３４ｂと、隣接する他の切欠部３４ｂは、ロアーレー
ル２０の係止部２４ａと切欠部２４ｂと同一間隔Ｌをも
って配置されている。
【００１７】樹脂スライダ４０は、合成樹脂材で成形さ
れており、ロアーレール２０の上部フランジ部２４又は
アッパーレール３０の下部フランジ部３４に嵌入される
断面Ｕ字状の係合溝４１と、この係合溝４１の両端面に
形成されたＬ字状のフック部４２，４３とからなってい
る。
れており、ロアーレール２０の上部フランジ部２４又は
アッパーレール３０の下部フランジ部３４に嵌入される
断面Ｕ字状の係合溝４１と、この係合溝４１の両端面に
形成されたＬ字状のフック部４２，４３とからなってい
る。
【００１８】樹脂スライダ４０の両フック部４２，４３
間の距離Ｌ1 は、ロアーレール２０の係止部２４ａと隣
接する切欠部２４ｂ間の距離Ｌより僅か小さく設定され
ており、また、フック部４２，４３はロアーレール２０
の係止部２４ａ及び切欠部２４ｂの形状より小さく設定
されている。
間の距離Ｌ1 は、ロアーレール２０の係止部２４ａと隣
接する切欠部２４ｂ間の距離Ｌより僅か小さく設定され
ており、また、フック部４２，４３はロアーレール２０
の係止部２４ａ及び切欠部２４ｂの形状より小さく設定
されている。
【００１９】樹脂スライダ４０を、例えばロアーレール
２０に取付けるに際しては、図３に仮想線で示すよう
に、まず、樹脂スライダ４０を傾けて係合溝４１を上部
フランジ部２４に嵌入させながらフック部４３を係止部
２４ａに係止せしめる。ついで、樹脂スライダ４０を水
平状態にして他方のフック部４２を切欠部２４ｂ内に挿
入する。これによって、樹脂スライダ４０をロアーレー
ル２０に取付けることができるものであり、アッパーレ
ール３０の下部フランジ部３４に樹脂スライダ４０を取
付ける場合も同様の手順により行われる。そのため、樹
脂スライダ４０の取付けは従来とほぼ同様に行なえ、組
付け性の悪化を防止できる。
２０に取付けるに際しては、図３に仮想線で示すよう
に、まず、樹脂スライダ４０を傾けて係合溝４１を上部
フランジ部２４に嵌入させながらフック部４３を係止部
２４ａに係止せしめる。ついで、樹脂スライダ４０を水
平状態にして他方のフック部４２を切欠部２４ｂ内に挿
入する。これによって、樹脂スライダ４０をロアーレー
ル２０に取付けることができるものであり、アッパーレ
ール３０の下部フランジ部３４に樹脂スライダ４０を取
付ける場合も同様の手順により行われる。そのため、樹
脂スライダ４０の取付けは従来とほぼ同様に行なえ、組
付け性の悪化を防止できる。
【００２０】そして、ロアーレール２０の上部フランジ
部２４に取付けた樹脂スライダ４０の外周面に、アッパ
ーレール３０のカール部３６を係合させると共に、アッ
パーレール３０の下部フランジ部３４に取付けた樹脂ス
ライダ４０の外周面に、ロアーレール２０のカール部２
６を係合させることにより、ロアーレール２０にアッパ
ーレール２０を横方向のガタなく取付けることができる
ように構成されている。ここで、樹脂スライダ４０は、
そのフック部４２，４３の一方がアッパーレール３０の
係止部３４ａ又はロアーレール２０の係止部２４ａに係
止されているため、アッパーレール３０をロアーレール
２０に挿入する際にレールの端面等が当接しても外れる
ことがなく、組付け性が向上できる。
部２４に取付けた樹脂スライダ４０の外周面に、アッパ
ーレール３０のカール部３６を係合させると共に、アッ
パーレール３０の下部フランジ部３４に取付けた樹脂ス
ライダ４０の外周面に、ロアーレール２０のカール部２
６を係合させることにより、ロアーレール２０にアッパ
ーレール２０を横方向のガタなく取付けることができる
ように構成されている。ここで、樹脂スライダ４０は、
そのフック部４２，４３の一方がアッパーレール３０の
係止部３４ａ又はロアーレール２０の係止部２４ａに係
止されているため、アッパーレール３０をロアーレール
２０に挿入する際にレールの端面等が当接しても外れる
ことがなく、組付け性が向上できる。
【００２１】なお、図２において、５０はロアーレール
２０に対するアッパーレール３０の摺動性を良好にする
ために、ロアーレール２０とアッパーレール３０との間
に介装されたローラで、リテーナ５１を介して配設され
ている。
２０に対するアッパーレール３０の摺動性を良好にする
ために、ロアーレール２０とアッパーレール３０との間
に介装されたローラで、リテーナ５１を介して配設され
ている。
【００２２】つぎに、この発明の実施の形態の作用を説
明する。
明する。
【００２３】通常の状態では、図２に示すように、ロア
ーレール２０側の樹脂スライダ４０はアッパーレール３
０のカール部３６内に、アッパーレール３０側の樹脂ス
ライダ４０はロアーレール２０のカール部２６内にそれ
ぞれ収容されており、樹脂スライダ４０は外方に露出し
ていない。
ーレール２０側の樹脂スライダ４０はアッパーレール３
０のカール部３６内に、アッパーレール３０側の樹脂ス
ライダ４０はロアーレール２０のカール部２６内にそれ
ぞれ収容されており、樹脂スライダ４０は外方に露出し
ていない。
【００２４】この通常の状態から、図１０に示すように
アッパーレール３０をフロントＦ側に最大限移動させる
と、アッパーレール３０のフロントＦ側の樹脂スライダ
４０とロアーレール２０のリアＲ側の樹脂スライダ４０
は、その大半が外方に露出し、樹脂スライダ４０と係合
しているロアーレール２０とアッパーレール３０との係
合代が小さくなり樹脂スライダ４０の押え部分が減少す
る。
アッパーレール３０をフロントＦ側に最大限移動させる
と、アッパーレール３０のフロントＦ側の樹脂スライダ
４０とロアーレール２０のリアＲ側の樹脂スライダ４０
は、その大半が外方に露出し、樹脂スライダ４０と係合
しているロアーレール２０とアッパーレール３０との係
合代が小さくなり樹脂スライダ４０の押え部分が減少す
る。
【００２５】この際、ロアーレール２０側の樹脂スライ
ダ４０のリアＲ側は、そのフック部４３が係止部２４ａ
に係止されているので、外部から樹脂スライダ４０に矢
印Ａ方向の荷重が作用しても樹脂スライダ４０が浮くこ
とがない。これによって、ロアーレール２０側の樹脂ス
ライダ４０の脱落を防止することができる。
ダ４０のリアＲ側は、そのフック部４３が係止部２４ａ
に係止されているので、外部から樹脂スライダ４０に矢
印Ａ方向の荷重が作用しても樹脂スライダ４０が浮くこ
とがない。これによって、ロアーレール２０側の樹脂ス
ライダ４０の脱落を防止することができる。
【００２６】また、アッパーレール３０側の樹脂スライ
ダ４０のフロントＦ側は、そのフック部４２が係止部３
４ａに係止されているので、外部から樹脂スライダ４０
に矢印Ｂ方向の荷重が作用しても樹脂スライダ４０が浮
くことがない。これによって、アッパーレール３０側の
樹脂スライダ４０の脱落を防止することができる。
ダ４０のフロントＦ側は、そのフック部４２が係止部３
４ａに係止されているので、外部から樹脂スライダ４０
に矢印Ｂ方向の荷重が作用しても樹脂スライダ４０が浮
くことがない。これによって、アッパーレール３０側の
樹脂スライダ４０の脱落を防止することができる。
【００２７】尚、アッパーレール３０をリアＲ側に最大
限移動させた場合も同じであるため、その説明は省略す
る。
限移動させた場合も同じであるため、その説明は省略す
る。
【００２８】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、樹
脂スライダと係合しているロアーレールとアッパーレー
ルとの係合代が小さくなり、樹脂スライダの押え部分が
減少した場合でも、樹脂スライダがロアーレールの係止
部及びアッパーレールの係止部にそれぞれ係止されてい
るので、樹脂スライダのロアーレール及びアッパーレー
ルからの脱落を防止することができる。これによって、
ロアーレール及びアッパーレールの長さを可及的に短く
しても長い移動量を得ることができる。
脂スライダと係合しているロアーレールとアッパーレー
ルとの係合代が小さくなり、樹脂スライダの押え部分が
減少した場合でも、樹脂スライダがロアーレールの係止
部及びアッパーレールの係止部にそれぞれ係止されてい
るので、樹脂スライダのロアーレール及びアッパーレー
ルからの脱落を防止することができる。これによって、
ロアーレール及びアッパーレールの長さを可及的に短く
しても長い移動量を得ることができる。
【図１】この発明に係るシートスライド装置の正面視説
明図である。
明図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ矢視拡大断面説明図である。
【図３】この発明に係るロアーレールの正面視説明図で
ある。
ある。
【図４】図３のＩＶ−ＩＶ矢視断面説明図である。
【図５】この発明に係るアッパーレールの正面視説明図
である。
である。
【図６】図５のＶＩ−ＶＩ矢視断面説明図である。
【図７】この発明に係る樹脂スライダの平面視説明図で
ある。
ある。
【図８】図７のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ矢視説明図である。
【図９】図８のＩＸ−ＩＸ矢視断面説明図である。
【図１０】この発明に係るシートスライド装置の動作説
明図である。
明図である。
【図１１】従来例に係るシートスライド装置の正面視説
明図である。
明図である。
【図１２】同じく部分斜視説明図である。
１０ 車両用シート １１ シートクッション １２ シートバック １３ ベースプレート １４ フロア ２０ ロアーレール ２４ 上部フランジ部 ２４ａ 係止部 ２５ 下部フランジ部 ２６ カール部 ３０ アッパーレール ３４ 下部フランジ部 ３４ａ 係止部 ３５ 上部フランジ部 ３６ カール部 ４０ 樹脂スライダ ４１ 係合部 ４２ フック部 ４３ フック部
Claims (1)
- 【請求項１】 車体側に固定されたロアーレールと、こ
のロアーレールに樹脂スライダを介して前後方向へ移動
可能に取付けられると共に、シート側に固定されたアッ
パーレールとを備え、少なくとも一方のレールのフラン
ジ部を他方のレールの縁部を折り曲げた断面Ｕ字状のカ
ール部で覆うと共に、一方のレールのフランジ部に前後
に離間して嵌合した断面Ｕ字状の樹脂スライダの外周面
が他方のレールのカール部内面に摺接してなるシートス
ライド装置であって、一方のレールのフランジ部に樹脂
スライダが嵌合する切欠部を複数形成すると共に、レー
ルのフロント側及びリア側にそれぞれ形成した切欠部に
は樹脂スライダに係合する係止部が形成されていること
を特徴とするシートスライド装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19672795A JPH0939618A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | シートスライド装置 |
| EP96112388A EP0756958A3 (en) | 1995-08-01 | 1996-07-31 | Seat slide device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19672795A JPH0939618A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | シートスライド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0939618A true JPH0939618A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16362595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19672795A Pending JPH0939618A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | シートスライド装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0756958A3 (ja) |
| JP (1) | JPH0939618A (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57198128A (en) * | 1981-05-29 | 1982-12-04 | Nissan Motor Co Ltd | Seat-slide device for car |
| DE3522773A1 (de) * | 1984-09-04 | 1986-03-13 | Deutsche Itt Industries Gmbh, 7800 Freiburg | Einstellbare sitzhalterung fuer ein kraftfahrzeug |
| GB2219933A (en) * | 1988-06-21 | 1989-12-28 | Ti Cox Ltd | Seat slide assembly characterised by the configuration of the interengaging members |
| GB9023428D0 (en) * | 1990-10-27 | 1990-12-12 | Dunlop Cox Ltd | Slide assembly for a vehicle seat |
| EP0516546B1 (en) * | 1991-05-31 | 1995-10-25 | Fujikiko Kabushiki Kaisha | Seat sliding device |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP19672795A patent/JPH0939618A/ja active Pending
-
1996
- 1996-07-31 EP EP96112388A patent/EP0756958A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0756958A2 (en) | 1997-02-05 |
| EP0756958A3 (en) | 1998-02-25 |
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