JPH0939142A - 内装基材 - Google Patents

内装基材

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JPH0939142A
JPH0939142A JP21290095A JP21290095A JPH0939142A JP H0939142 A JPH0939142 A JP H0939142A JP 21290095 A JP21290095 A JP 21290095A JP 21290095 A JP21290095 A JP 21290095A JP H0939142 A JPH0939142 A JP H0939142A
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JP
Japan
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impregnated
resin
glass mat
polyurethane foam
glass
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JP21290095A
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English (en)
Inventor
Hatsuo Morimoto
初郎 森本
Teruo Tsujimura
照男 辻村
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は外観に優れ離型性のよい自動車
等の内装材を提供することにある。 【解決手段】内装材の基材11として、合成樹脂含浸ポ
リウレタン発泡体シート12の表面に熱硬化性樹脂を夫
々含浸しているガラスマット13とガラスペーパー14
とを補強材として貼着し、表皮材16が貼着されるガラ
スマット13の上には伸長性非通気フィルム15を貼着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば自動車の天井
材等の内装材の基材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂含浸ポリウレタン発泡体シート
は軽量で断熱防音性に富み、自動車の内装材料として望
ましいものであるが、剛性に不足するためにメラミン樹
脂を含浸したガラスペーパーを貼着することによって補
強されている。従来は図4に示すように合成樹脂含浸ポ
リウレタン発泡体シート(2) の両面にメラミン樹脂含浸
ガラスペーパー(3,3) を貼着した内装基材(1) が提供さ
れ、該内装基材(1) に表皮材(4) を重ねてプレス機(5)
の上型(6) と下型(7) との間でホットプレス成形して内
装材を製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術ではガラ
スペーパー(3,3) が伸長性に乏しいので深絞り成形部分
にしわが発生する。また成形時表皮材(4) の熱損傷を防
止するために表皮材(4)が接触する上型(6) の型面温度
は140℃〜150℃に設定し、下型(7) の型面温度は
180℃に設定しているが、上側のガラスペーパー(3)
に含浸されているメラミン樹脂の硬化が遅く、通気性の
表皮材(4) を浸透して上型(6) の型面に付着し、成形物
の離型性が悪くなると云う問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、合成樹脂含浸ポリウレタ
ン発泡体シート(12)の表面側に熱硬化性樹脂含浸ガラス
マット(13)を貼着し、裏側に熱硬化性樹脂含浸ガラスペ
ーパー(14)を貼着し、更に該ガラスマット(13)の上に伸
長性非通気フィルム(15)を貼着した内装基材(11)を提供
するものである。
【0005】本発明で使用される合成樹脂含浸ポリウレ
タン発泡体シートとは、例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、フッ素樹脂、熱可
塑性アクリル樹脂、熱可塑性ポリエステル、熱可塑性ポ
リアミド、熱可塑性ウレタン樹脂、アクリロニトリル−
ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等の
熱可塑性樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、熱硬化型
アクリル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、熱硬化型ポリエステル等の熱硬化性樹脂等の合成樹
脂やあるいは上記熱硬化性樹脂を生成するウレタン樹脂
プレポリマー、エポキシ樹脂プレポリマー、メラミン樹
脂プレポリマー、尿素樹脂プレポリマー、フェノール樹
脂プレポリマー、ジアリルフタレートプレポリマー、ア
クリルオリゴマー、多価イソシアナート、メタクリルエ
ステルモノマー、ジアリルフタレートモノマー等のプレ
ポリマー、オリゴマー、モノマー等の合成樹脂前駆体の
単独または二種以上の混合物が含浸されている軟質ポリ
ウレタン発泡体シートであって、該合成樹脂および/ま
たは合成樹脂前駆体の含浸量は通常該軟質ポリウレタン
発泡体シートに対して固形分として100〜150重量
%であり、該合成樹脂含浸ポリウレタン発泡体シートの
重量は通常170〜220g/m2 である。
【0006】該合成樹脂含浸ポリウレタン発泡体シート
の表面側には熱硬化性樹脂含浸ガラスマット、裏側には
熱硬化性樹脂含浸ガラスペーパーが貼着されるが、該ガ
ラスペーパーはガラス繊維を合成樹脂バインダーを含む
水に分散させたスラリーから抄造されたものであり、該
ガラスマットとしては通常目付100〜150g/
2 、該ガラスペーパーとしては通常目付40〜80g
/m2 のものが使用される。該ガラスマットおよびガラ
スペーパーには例えばウレタン樹脂、メラミン樹脂、熱
硬化型アクリル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、熱硬化型ポリエステル等の熱硬化性樹脂が含
浸されるが、通常該熱硬化性樹脂を該ガラスペーパーに
含浸するには、上記合成樹脂含浸ポリウレタン発泡体シ
ートの両面に該熱硬化性樹脂を塗布する。該熱硬化性樹
脂の塗布量は通常固形分として50〜100g/m2
する。該ガラスペーパーは通常含浸される熱硬化性樹脂
によって合成樹脂含浸ポリウレタン発泡体シートに貼着
される。
【0007】該ガラスペーパーの上には伸長性非通気フ
ィルムが貼着される。該フィルムの材料としてはポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリウレタン等のプラスチック、アクリルゴ
ム、ブチルゴム、ケイ素ゴム、ウレタンゴム、フッ化物
系ゴム、多硫化物系ゴム、グラフトゴム、ブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ポリイソブチ
レンゴム、ポリブテンゴム、イソブテン−イソプレンゴ
ム、アクリレート−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジ
エンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ピリジ
ン−ブタジエンゴム、スチレン−イソプレンゴム、アク
リロニトリル−クロロプレンゴム、スチレン−クロロプ
レンゴム等の合成ゴム、スチレン−ブタジエン−スチレ
ン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン共重合
体、スチレン−水素添加ポリオレフィン−スチレン共重
合体等のスチレン系熱可塑性エラストマーやブタジエン
−スチレンプロック共重合体、スチレン−ゴム中間ブロ
ック−スチレン共重合体等のブロック共重合体等エラス
トマー等の伸長率の大きな材料が用いられ、厚みは12
〜50μ.伸長率が50%以上のものが望ましい。上記
伸長性非通気フィルムは該ガラスマットに含浸されてい
る熱硬化性樹脂によって貼着されるが、通常の接着剤、
ホットメルトシート等で接着されてもよい。
【0008】上記内装基材は通常ホットプレスによって
成形される。この場合の成形条件は通常成形温度140
〜180℃、成形圧力2.0〜4.0 kgf/cm2 、成形
時間50〜70秒程度である。上記内装基材には成形
前、成形と同時、あるいは成形後に表皮材が貼着されて
内装材とされる。該表皮材としてはポリエステル繊維、
ポリプロピレン繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維等
の不織布や編織物、あるいは該不織布や編織物にポリウ
レタン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリエチレン発
泡体等のワディング材を積層した積層物が使用される。
ポリプロピレン繊維不織布等の耐熱性に乏しい表皮材を
上記内装基材に成形前あるいは成形と同時に貼着する場
合には、プレス成形材の表皮材側の型面温度を反対側の
型面温度よりも低くして該表皮材の熱劣化を防止するこ
とが望ましい。この場合は例えば表皮材側の型面温度を
140〜150℃、反対側の型面温度を170〜190
℃程度に設定する。
【0009】
【作用】本発明のガラスマット(13)、伸長性非通気フィ
ルム(15)は成形の際の延伸力に対応して伸長するから、
本発明の内装基材(11)は容易に成形が出来、深絞り部分
でもしわを生じない。また表皮材(16)が耐熱性の低いも
のを使用する場合に表皮材(16)側の型面温度を低く設定
すると、ガラスマット(13)に含浸されている熱硬化性樹
脂樹脂の硬化が遅くなるが、外側に上記伸長性非通気フ
ィルム(15)が配されているので、該熱硬化性樹脂樹脂は
表皮材(16)の表面にまで浸透せず、離型性が阻害されな
い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図3に本発明の一実施の形
態を示す。図1に示す内装基材(11)において、4,4’
−ジフェニルメタンジイソシアナートを100重量%含
浸した軟質ポリウレタン発泡体シート(12)は重量が17
0g/m2 であり、該ポリウレタン発泡体シート(12)の
両面にはメラミン樹脂が固形分として80g/m2 の割
合で塗布されており、該ポリウレタン発泡体シート(12)
の表面側には目付100g/m2 のガラスマット(13)、
裏面側には目付60g/m2 のガラスペーパー(14)が重
ねられる。
【0011】該内装基材(11)の表面側には更に厚さ25
μの伸長性非通気フィルムであるポリアミドフィルム
(融点215℃)(15)が重ねられ、図2に示すようにそ
の上からポリエステル繊維からなる表皮材(16)が重ねら
れてプレス機(5) の上型(6) と下型(7) との間にセット
される。該プレス機(5) の上型(6) の型面温度は150
℃、下型(7) の型面温度は170℃に設定され、該重合
物は成形圧力3.0 kgf/cm2 、成形時間60秒でホッ
トプレス成形される。
【0012】上記ホットプレスにおいてガラスマット(1
3)とガラスペーパー(14)には該ポリウレタン発泡体シー
ト(12)両面に塗布されているメラミン樹脂が含浸されて
硬化し、該ガラスマット(13)とガラスペーパー(14)とは
該メラミン樹脂によって接着され、そして該ポリアミド
フィルム(15)は該ガラスマット(13)に含浸されたメラミ
ン樹脂によって接着される。そして該ガラスマット(13)
とポリアミドフィルム(15)は該ホットプレスによる延伸
力に対応して伸長し、図3に示す天井材(17)の例えば
A,Bに示す深絞り部分においてもしわが発生せず、ま
たガラスマット(13)に含浸されているメラミン樹脂が表
皮材(16)側へ浸透することも該ポリアミドフィルム(15)
によって阻止され、そして表皮材(16)は加熱軟化したポ
リアミドフィルム(15)によって接着される。そして天井
材(17)は該ポリアミドフィルム(15)によって非通気性と
なる。該天井材(17)はメラミン樹脂硬化物を含むガラス
マット(13)とガラスペーパー(14)によって補強され、耐
熱性、形状保持性に優れる。
【0013】
【発明の効果】本発明の内装基材を使用すればしわのな
い外観に優れ離型性のよい内装材が得られ、そして該内
装材は非通気性であるから例えば自動車に張設された場
合には、車内空気が流通しないから、該空気中に含まれ
るちり、煙草の煙等によっても汚染されない。
【図面の簡単な説明】
図1〜図3は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】部分断面図
【図2】成形工程説明図
【図3】天井材斜視図
【図4】従来例の説明図
【符号の説明】
11 内装基材 12 ポリウレタン発泡体シート 13 ガラスマット 14 ガラスペーパー 15 伸長性非通気フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂含浸ポリウレタン発泡体シートの
    表面側に熱硬化性樹脂含浸ガラスマットを貼着し、裏側
    に熱硬化性樹脂含浸ガラスペーパーを貼着し、更に該ガ
    ラスマットの上に伸長性非通気フィルムを貼着したこと
    を特徴とする内装基材
  2. 【請求項2】該伸長性非通気フィルムの伸長率は50%
    以上である請求項1に記載の内装基材
  3. 【請求項3】該伸長性非通気フィルムは融点200℃以
    上のポリアミドフィルムである請求項1に記載の内装基
JP21290095A 1995-07-28 1995-07-28 内装基材 Pending JPH0939142A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010029861A1 (ja) * 2008-09-11 2010-03-18 三和工業株式会社 車両用成形内装材
WO2020170743A1 (ja) * 2019-02-18 2020-08-27 三和工業株式会社 車両用成形天井材及びその製造方法

Cited By (3)

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WO2010029861A1 (ja) * 2008-09-11 2010-03-18 三和工業株式会社 車両用成形内装材
WO2020170743A1 (ja) * 2019-02-18 2020-08-27 三和工業株式会社 車両用成形天井材及びその製造方法
JPWO2020170743A1 (ja) * 2019-02-18 2021-12-23 三和工業株式会社 車両用成形天井材及びその製造方法

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