JPH0935697A - 蓄電池収納盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】蓄電池の形式または数量の変更あるいは蓄電池
メーカーの変更があって蓄電池の取り付け寸法が変わっ
ても簡単に対応でき、かつ蓄電池搭載枠の強度低下のお
それがない蓄電池収納盤を得る。 【構成】水平でかつ平行な二本のＬ形鋼の一方の刃を互
いに内向きに間隔を空けて対向させ、他方の刃を下向き
にして構成された蓄電池搭載枠２と、蓄電池５の転倒を
防止する支え板１と、この支え板１を蓄電池搭載枠２の
長さ方向の任意の位置に固定する当て板３と、この当て
板３と前記支え板１とを締め付けるねじ４とで構成す
る。支え板はＬ字状として、一辺で蓄電池を支え、他辺
と前記当て板とで蓄電池搭載枠の内向きに対向させた刃
の部分を挟んで前記当て板とねじ結合する。このねじは
蓄電池搭載枠の刃が内向きに対向する間隔を通る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、直流電源装置および
無停電電源装置の蓄電池収納盤に関し、特に蓄電池の転
倒を防止する支え板の取り付け構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】図３は従来の蓄電池収納盤の構造を示す
斜視図、図４は図３をＢ方向からみた側面図である。図
３および図４において、水平でかつ平行な二本のＬ形鋼
で構成された蓄電池搭載枠２の上面に複数の蓄電池５を
搭載し、蓄電池５は相互に接続バー６で接続されてい
る。蓄電池５の転倒を防止するためにＬ字状に形成され
た支え板１をその垂直面で蓄電池の側面を支え、支え板
１の水平面に設けた長穴を通して蓄電池搭載枠２の上面
に加工したねじ穴にねじ４で締めつけて固定していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような構造では、
蓄電池の形式変更あるいは蓄電池メーカーの変更があっ
た場合は蓄電池の寸法が変わるために、その都度支え板
の取り付け位置が変わり蓄電池搭載枠２の上面のねじ穴
を追加して対応していた。またこのねじ穴のために蓄電
池搭載枠の強度低下のおそれがあった。

【０００４】そこでこの発明の目的は、蓄電池の形式ま
たは数量の変更あるいは蓄電池メーカーの変更があって
蓄電池の寸法が変わってもねじ穴を追加することなく簡
単に対応でき、かつ蓄電池搭載枠の強度低下のおそれが
ない蓄電池収納盤を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明は、水平でかつ平行な二本のＬ形鋼で構成
された蓄電池搭載枠と、この蓄電池搭載枠の上面に搭載
した複数の蓄電池の転倒を防止する支え板とからなる蓄
電池収納盤において、水平でかつ平行な二本のＬ形鋼の
一方の刃を互いに内向きに間隔を空けて対向させ、他方
の刃を下向きにして構成された蓄電池搭載枠と、この蓄
電池搭載枠の上面に搭載した蓄電池の転倒を防止する支
え板と、この支え板を蓄電池搭載枠の長さ方向の任意の
位置に固定する当て板と、この当て板と前記支え板とを
締め付けるねじとで構成する。

【０００６】支え板はＬ字状として、一辺で蓄電池を支
え、他辺と前記当て板とで蓄電池搭載枠の内向きに対向
させた刃の部分を挟んで前記当て板とねじ結合する。こ
のねじは蓄電池搭載枠の刃が内向きに対向する間隔を通
す。

【０００７】

【作用】この発明によると、二本のＬ形鋼の一方の刃を
互いに内向きに間隔を空けて対向させ、この刃の部分を
支え板と当て板とで挟み、支え板と当て板間をねじで締
め付けて固定するから、蓄電池搭載枠に支え板締め付け
用のねじ穴を加工する必要はなく、支え板は蓄電池搭載
枠の長さ方向の任意の位置に固定することができる。

【０００８】

【実施例】図１は本発明の蓄電池収納盤の構造を示す斜
視図、図２は図１をＡ方向からみた側面図である。図１
および図２において、蓄電池搭載枠２は水平でかつ平行
な二本のＬ形鋼の一方の刃を互いに内向きに間隔を空け
て対向させて構成されている。

【０００９】蓄電池５は蓄電池搭載枠２の上面に搭載さ
れ、蓄電池５は相互に接続バー６で接続されている。蓄
電池５の転倒を防止する支え板１はＬ字状に加工されて
いて、垂直な一辺で蓄電池５の側面を支え、水平な他片
１Ａと当て板３とで蓄電池搭載枠２の内向きに対向させ
た刃の部分を挟み、支え板１の水平部１Ａと当て板３間
をねじ４で締め付けて固定する。

【００１０】このねじ４は蓄電池搭載枠２の刃が内向き
に対向する間隔を通すから蓄電池搭載枠２には支え板１
の締め付け用のねじ穴加工をする必要はなく、支え板１
は蓄電池搭載枠２の長さ方向の任意の位置に固定するこ
とができる。

【００１１】

【発明の効果】本発明によれば、蓄電池の形式変更また
はセル数の変更、あるいは蓄電池メーカーの変更があっ
て蓄電池の寸法が変わっても蓄電池搭載枠にねじ穴を追
加する必要がなく簡単に対応することができる。また蓄
電池搭載枠にねじ穴が無いから蓄電池搭載枠の強度低下
のおそれがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の蓄電池収納盤の構造を示す斜視図

【図２】図１をＡ方向からみた側面図

【図３】従来の蓄電池収納盤の構造を示す斜視図

【図４】図３をＢ方向からみた側面図

【符号の説明】 １ 支え板 ２ 蓄電池搭載枠 ３ 当て板 ４ ねじ ５ 蓄電池 ６ 接続バー

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】水平でかつ平行な二本のＬ形鋼で構成され
   た蓄電池搭載枠と、この蓄電池搭載枠の上面に搭載した
   複数の蓄電池の転倒を防止する支え板とからなる蓄電池
   収納盤において、水平でかつ平行な二本のＬ形鋼の一方
   の刃を互いに内向きに間隔を空けて対向させ、他方の刃
   を下向きにして構成された蓄電池搭載枠と、この蓄電池
   搭載枠の上面に搭載した蓄電池の転倒を防止する支え板
   と、この支え板を蓄電池搭載枠の長さ方向の任意の位置
   に固定する当て板と、この当て板と前記支え板とを締め
   付けるねじとからなることを特徴とする蓄電池収納盤。
2. 【請求項２】請求項１記載のものにおいて、支え板はＬ
   字状として、一辺で蓄電池を支え、他辺と前記当て板と
   で蓄電池搭載枠の内向きに対向させた刃の部分を挟んで
   ねじ結合したことを特徴とする蓄電池収納盤。
3. 【請求項３】請求項１記載のものにおいて、支え板と当
   て板とを締め付けるねじは蓄電池搭載枠の刃が内向きに
   対向する間隔を通したことを特徴とする蓄電池収納盤。