JPH0935015A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0935015A
JPH0935015A JP7187289A JP18728995A JPH0935015A JP H0935015 A JPH0935015 A JP H0935015A JP 7187289 A JP7187289 A JP 7187289A JP 18728995 A JP18728995 A JP 18728995A JP H0935015 A JPH0935015 A JP H0935015A
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JP7187289A
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Inventor
Toshihiro Kitahara
俊弘 北原
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、装置の小形化と動作の信頼性を確保
できるハイブリッドカードの情報処理装置を提供する。 【解決手段】光記録領域1aとICチップ1bを有する
ハイブリッドカード1を直線移送することで、光記録領
域1aとICチップ1bに対する情報の記録および再生
の少なくとも一方を行うもので、カード1を移送して光
記録領域1aを光学ヘッド29に対応させる対のローラ
15aと28、15bと27からなる第1の搬送手段
と、カード1をさらに移送してICチップ1bをIC端
子48対応させるローラ軸32、ローラ33a、33b
からなるICカード搬送手段を有し、第1の搬送手段に
よる光学ヘッド29に対応する光記録領域1aの際にI
Cカード搬送手段のローラ33a、33bをアーム52
a、52bの回動によるローラ軸32の移動により基準
ローラ34、35面より離間させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード上にICチ
ップとともに、光学的記録領域および磁気的記録領域の
少なくとも一方を有した複合型カード(以下、ハイブリ
ッドカードと称する。)の情報の記録および再生の少な
くとも一方を行う情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カード状の記録媒体として、磁気
ストライプを用いて情報の記録再生を行う磁気カード、
レーザ光を用いて光学的に情報の記録再生を行う光カー
ドあるいはカード内にICチップを埋め込んだICカー
ドなどが知られている。
【0003】ところで、これらカードは、いずれも携帯
性に優れているものの、それぞれに以下のような長所お
よび短所を有している。例えば、磁気カードについて
は、生産コストが低いとともに、情報の読み書きを行う
ことができるが、記憶容量が数キロバイトと少ないた
め、多くの情報を記憶することができず、また、光カー
ドについては、記憶容量は数メガバイトと多くの情報を
記憶することができるが、情報の書き替えができないこ
とから、用途が限られてしまい、さらにICカードにつ
いては、高速なアクセスが可能で、しかも情報の秘密性
が維持し易いことから安全性の面で有利であるが、単位
記憶容量当たりの単価が高いなどが考えられる。
【0004】そこで、従来、これら各カードの特徴を生
かし、しかもそれぞれの欠点を補うものとして、ICチ
ップとともに、光学的記録領域および磁気的記録領域の
少なくとも一方を有したハイブリッドカードが考えられ
ている。
【0005】しかして、従来、この種のハイブリッドカ
ードとして、カードの一方面側に光学的記録領域とIC
チップ領域をそれぞれ設けるようにしたものがあり、こ
のようなハイブリッドカードの情報の記録再生を行う情
報記録再生装置として、例えば、特開平4−26618
9号公報、特開平4−302386号公報、特開平5−
67250号公報、特開平5−342427号公報、特
開平6−12535号公報、特開平6−266910号
公報などが提案されている。
【0006】また、ハイブリッドカード用ではないが、
磁気カード、光カード、ICカードのそれぞれを損傷す
ることなく、一つの装置で対応するようなものも特開昭
64−59578号公報によって提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらハイ
ブリッドカード用として提案されている記録再生装置で
は、いずれも、ハイブリッドカードをシャトルと呼ばれ
る載置台に載置して、カード上の光学的記録領域を光学
ヘッドに対して往復動させるものであり、装置自体が大
型なものになってしまうという問題点があった。
【0008】また、特開昭64−59578号に開示さ
れている記録再生装置では、磁気カード、光カード、I
Cカードのそれぞれの記録再生装置を単に配列している
だけあり、この場合も装置自体が大きくなってしまうこ
とが避けられない。本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たもので、装置の小形化と動作の信頼性を確保できるハ
イブリッドカードの情報処理装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第1および第2の記録部を有するカード型記録媒体を直
線移送することで、前記第1および第2の記録部に対す
る情報の記録および再生の少なくとも一方を行う情報処
理装置において、第1の記録部から情報を検出する第1
の情報検出手段と、第2の記録部から情報を検出する第
2の情報検出手段と、前記記録媒体を直線移送して前記
第1の記録部を第1の情報検出手段に対応させる第1の
搬送手段と、この第1の搬送手段により直線搬送された
前記記録媒体をさらに直線搬送して前記第2の記録部を
第2の情報検出手段に対応させる第2の搬送手段と、前
記第1の搬送手段による前記第1の情報検出手段に対応
する移送の際に前記第2の搬送手段を前記記録媒体の移
送路より回避させる回避手段とにより構成している。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載にお
いて、さらに、前記記録媒体に搭載される第2の記録部
の有無を検出する検出手段と、該第2の記録部へのアク
セス要求を検出する制御手段を具備し、前記検出手段に
より前記記録媒体の第2の記録部の搭載を検出するとと
もに、前記制御手段により前記第2の記録部のアクセス
要求を検出すると、前記回避手段による前記第2の搬送
手段の前記記録媒体の移送路からの回避を解除するよう
にしている。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載にお
いて、検出手段は、第1の記録部の異なる領域の記録内
容から第2の記録部の有無を検出可能にしている。この
結果、請求項1記載の発明によれば、カード型記録媒体
が第1の搬送手段により第1の情報検出手段に対して移
送される場合は、第2の搬送手段を記録媒体の移送路よ
り回避させるようになっているので、第1の搬送手段に
よる記録媒体の移送中に該記録媒体が第2の搬送手段に
接触するのを防止できるとともに、第1の搬送手段と第
2の搬送手段との間隔を最小限に抑えることができる。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、記録
媒体での第2の記録部の搭載と第2の記録部へのアクセ
ス要求を条件に、第2の搬送手段の記録媒体の移送路か
らの回避を解除するようになので、第2の記録部を搭載
しない記録媒体が第2の搬送手段により誤搬送されるよ
うなことを防止し、記録媒体の破損を防止できる。
【0013】また、請求項3記載の発明によれば、検出
手段により第1の記録部の異なる領域の記録内容から第
2の記録部の有無を検出できるようになっているので、
仮にカード型記録媒体の挿入方向が逆の場合でも第2の
記録部の有無を検出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従い説明する。図1は、本発明が適用される情報処
理装置の概略構成を示している。図において、1はハイ
ブリッドカードで、このハイブリッドカード1として
は、図2(a)に示すように一方の同じ面の長手方向側
縁に沿って設けられる光記録領域1aと幅方向のほぼ中
央部で一方端部側に近接した位置に埋設されるICチッ
プ1bを有するもの、同図(b)に示すように一方の面
のほぼ全面に設けられる光記録領域1aと他方の面の幅
方向のほぼ中央部で一方端部側に近接した位置に埋設さ
れるICチップ1bを有するもの、同図(c)に示すよ
うに一方の同じ面の一方の長手方向側縁からほぼ中央部
にかけて設けられる光記録領域1aと他方の長手方向側
縁に沿って設けられる磁気領域1cを有するもの、同図
(d)に示すように一方の面の一方の長手方向側縁から
ほぼ中央部にかけて設けられる光記録領域1aと他方の
面の他方の長手方向側縁に沿って設けられる磁気領域1
cを有するものなどを挙げることができる。
【0015】ここでは、図2(b)に示すように一方の
面のほぼ全面に設けられる光記録領域1aと他方の面の
幅方向のほぼ中央部で一方端部側に近接した位置に埋設
されるICチップ1bを有するものが用いて説明する。
【0016】そして、このようなハイブリッドカード1
は、フレーム2の一方端部側の図示しないカード挿入口
より矢印方向Xに挿入可能となっている。このカード挿
入口には、カード検出器3を設けている。このカード検
出器3は、カード1のカード挿入口からの挿入を検知す
るものである。
【0017】フレーム2上のカード挿入口に直交する方
向にローラ軸4を配置している。このローラ軸4は、そ
の両端部を支持部材6a,6bによって回転自在に支持
され、また所定距離(カード1の幅寸法より小さい)だ
け離間させてカード1を移送させるためのゴム製のロー
ラ5a、5bが取り付けられている。このローラ軸4
は、プーリー8、ベルト9、プーリー10を介してモー
タ12に接続し、このモータ12の動力をローラ軸4に
伝達するようにしている。この場合、モータ12の回転
にともなうローラ軸4の回転方向によりカード1の挿入
または排出方向の移送を可能にしている。
【0018】また、フレーム2上には、ローラ軸4と平
行に所定距離(カード1の長手方向寸法より短い)離間
させて他のローラ軸14を配置している。このローラ軸
14は、一端を基準部材17に当接するとともに、他端
からバネ31によって一端の方向に付勢され、さらに両
端をバネ18、バネ19によって下方に押圧すること
で、これらバネ18、バネ19での偏倚力の下で上下方
向に移動可能にして回転自在に支持され、また所定距離
(カード1の幅寸法より小さい)だけ離間させてカード
1を移送させるためのゴム製のローラ15a、15bが
取り付けられている。ここで、16、20は、ローラ軸
14の上下方向の移動を案内するためのガイドである。
【0019】また、このローラ軸14は、プーリー3
0、ベルト11、プーリー10を介してモータ12に接
続し、このモータ12の動力をローラ軸14にも伝達す
るようにしている。この場合もモータ12の回転にとも
なうローラ軸14の回転方向によりカード1の挿入また
は排出方向の移送を可能にしている。
【0020】ローラ15a、15bに対向させてフレー
ム2側に基準ローラ27、28を配置している。これら
基準ローラ27、28は、ローラ軸14のローラ15
a、15bとともにカード1を挟持して移送を行うもの
で、バネ18、バネ19の偏倚力によりローラ15a、
15bからの押圧力が作用されている。
【0021】さらに、フレーム2上には、ローラ軸14
と平行に所定距離(カード1の長手方向寸法より短い)
離間させて他のローラ軸32を配置している。このロー
ラ軸32は、所定距離(カード1の幅寸法より短い)だ
け離間させてカード1を移送させるためのゴム製のロー
ラ33a、33bが取り付けられている。
【0022】また、ローラ軸32の両端は、アーム52
a、52bの一方端に回転自在に支持され、これらアー
ム52a、52bの他方端はフレーム2上の支持部3
7、38に回動自在に支持されている。
【0023】これらアーム52a、52bには、ソレノ
イド54が接続されていて、このソレノイド54のオン
時は、ローラ軸32を下方向に移動させてローラ33
a、33bを後述する基準ローラ34、35に当接さ
せ、ソレノイド54のオフ時は、図示しないバネの偏倚
力によりローラ軸32が上方向に移動してローラ33
a、33bを基準ローラ34、35より離間させるよう
にしている。
【0024】そして、これらローラ33a、33bに対
向させてフレーム2側に基準ローラ34、35を配置し
ている。これら基準ローラ34、35は、ローラ軸32
のローラ33a、33bとともにカード1を挟持して移
送を行うものである。
【0025】また、ローラ軸32の一方端にはギア39
が設けられていて、アーム52a、52bの回動により
ローラ軸32が下降すると、モータ41の出力軸に取り
付けられたギア40と嵌合してモータ41からの動力が
伝達されるようになっている。
【0026】さらに、フレーム2上には、ローラ軸32
と平行に所定距離(カード1の長手方向寸法より短い)
離間させてローラ軸45を配置している。このローラ軸
45は、その両端がフレーム2上の支持部49、50に
支持されている。この場合、ローラ軸45は、支持部4
9、50に固定してもよいし、抵抗を軽減するために回
転するようにしてもよい。また、このローラ軸45に
は、ローラ46を設けている。このローラ46は、カー
ド1のICチップ1bの接点部をIC端子48に押圧さ
せるためのものである。
【0027】フレーム2上のローラ軸4と14の間のカ
ード1の移送路およびローラ軸14と32の間のカード
1の移送路に沿って、それぞれカードガイド80、81
を配置している。これらガイド80、81は、カード1
の一方の長手方向側縁が当接した状態でカード1の移送
をガイドするものである。また、これらガイド80、8
1の間にローラ軸14を挟んで基準ローラ25、26を
配置している。これら基準ローラ25、26は、カード
ガイド80、81よりも僅かにカード1方向に突出して
いる。そして、これら基準ローラ25、26に対向して
バネ21、23に回転自在に取り付けられたローラ2
2、24を配置している。これらローラ22、24は、
カード1の他方の長手方向側縁に当接され、基準ローラ
25、26方向への偏倚力を作用するものである。
【0028】また、フレーム2上のローラ軸32とロー
ラ軸45の間のカード1の移送路に沿って一対のカード
ガイド43、44を配置している。これらカードガイド
43、44は、ローラ軸32のローラ33a、33bに
よりさらに移送されるカード1をストッパ51に当接す
るまでの間でガイドするものである。
【0029】フレーム2上には、ローラ軸4に近接して
センサ7、ローラ軸32に近接してセンサ36をそれぞ
れ配置している。これらセンサ7、36は、後述する光
学ヘッド29による光記録領域1aへの情報の読み書き
の際の、カード1の往復移動の範囲を規制するためのも
のである。
【0030】また、フレーム2上には、ローラ軸4と1
4の間にICセンサ82を配置している。このICセン
サ82は、ICチップ1bの金属(導体)部分を検出し
てICチップ1bの存在を検知するものである。
【0031】そして、ローラ軸14に近接して光学ヘッ
ド29を設けている。この光学ヘッド29は、ローラ軸
14の回転により移送されるカード1の光記録領域1a
に対する情報の読み書きを行うものである。
【0032】図3は、このように構成した情報処理装置
の制御回路を示すもので、操作部(キーボード)71に
制御部70を接続し、この制御部70にモータ12、4
1、光学ヘッド29、ソレノイド54を接続し、さらに
IC入出力部60を介してIC端子48に接続するよう
になっている。ここでの制御部70は、予め所定のプロ
グラムが記憶されていて、操作部71の操作指示により
該当プログラムに従って上述のモータ12、41、光学
ヘッド29、ソレノイド54およびIC入出力部60を
介してのIC端子48の制御を実行するようにしてい
る。
【0033】次に、以上のように構成した実施の形態の
動作を図4に示すフローチャートにより説明する。ま
ず、ステップ401で、ハイブリッドカード1をフレー
ム2の一方端部側の図示しないカード挿入口より矢印方
向Xに挿入し、ステップ402で、カード検出器3によ
りカード1のカード挿入口からの挿入を検知すると、ス
テップ403で、図3に示す制御部70の指示によりモ
ータ12が起動される。
【0034】すると、プーリー10、ベルト9、プーリ
ー8を介してローラ軸4が回転し、ゴム製のローラ5
a、5bの回転によりカード1が、ローラ軸14方向に
移送される。この場合、カード1は、一方の長手方向側
縁がカードガイド80に当接した状態で移送される。
【0035】そして、カード1の先行端がローラ軸14
に達し、図6(a)の状態になると、制御部70は、ス
テップ404で、図示しないメモリのフラグを「0」に
リセットするとともに、ソレノイド54を強制的にオフ
するように制御する。このフラグは、本情報処理装置内
でのカード1の位置を示す。フラグ「0」は、光記録再
生処理が行われるカード挿入口側の位置にあることを示
し、フラグ「1」は、ICチップへの記録再生が行われ
るカード挿入口からより離れた位置にあることを示す。
【0036】次いで、ステップ405で、カード1の種
類を判定する。この場合、カード1の種類判定は、カー
ド1のローラ軸14方向への移送にともなうICセンサ
82によるICチップ1bの金属(導体)部分の有無に
基づく検知結果と、カード1の先行端がセンサ36に達
するまでの移送中に光学ヘッド29により光記録領域1
aの第1の領域から読み取られるカード種別情報の認識
結果により行われる。つまり、ICセンサ82によるI
Cチップ1bの検知のみの場合は、ICカード、第1の
領域からのリード信号から光記録領域1aのみと判定さ
れた場合は、光カード、そして、第1の領域からのリー
ド信号から光記録領域1aとICチップ1bも有すると
判定された場合は、ハイブリッドカードと判断されるこ
とになる。
【0037】そして、ステップ406に進み、本情報処
理装置で使用可能なカードかを判断する。この場合、ス
テップ405の判定結果に基づき、ICカード、光カー
ド、ハイブリッドカードのいずれにも該当しない場合
は、使用可能なカードでないと判断し、ステップ407
に進み、今度は、第2の領域によりカード1の種類判定
を行う。この第2の領域は、カード1の挿入方向が前後
逆の場合でもカード1の種類判定を行うことができるよ
うに光記録領域1aの一部に用意されたもので、この第
2の領域からのリード信号から、上述したと同様にして
カード1の種類判定を行う。
【0038】そして、ステップ408に進み、使用可能
なカードかを判断するが、このステップ408でも、I
Cカード、光カード、ハイブリッドカードのいずれにも
該当しないと判断した場合は、使用可能なカードでない
と判断し、この場合は、ステップ409で、制御部70
の指示によりモータ12を逆回転させ、カード1をカー
ド挿入口より排出するとともに、その旨のメッセージを
図示しないLCDに表示する。
【0039】なお、この実施の形態では、光記録領域1
aとICチップ1bのいずれもを有するとして、ハイブ
リッドカードと判断する。ステップ406または408
で、使用可能なカードと判断すると、ステップ410に
進み、まず、光記録領域1aへアクセスするかを判断
し、ここで、NOならば、ステップ411に進み、IC
チップ1bへアクセスするかを判断する。そして、ここ
でもNOならば、ステップ410に戻るようになり、光
記録領域1aまたはICチップ1bにアクセス命令が入
るまで、この状態で待機する。
【0040】その後、ステップ410で、光記録領域1
aへのアクセス命令を認識すると、ステップ412で、
光記録再生処理が実行される。この場合、図5(a)に
示すように、まず、ステップ501で、制御部70の図
示しないメモリのフラグが「1」であるか判断する。こ
の時点では、フラグは「0」にリセットされており、N
Oなので、ステップ502に進み、カード1の光記録領
域1aへの記録/再生が実行される。
【0041】この場合、図3に示す制御部70の指示に
よりモータ12が正回転し、プーリー10、ベルト1
1、プーリー30を介してローラ軸14が回転させら
れ、ゴム製のローラ15a、15bと基準ローラ27、
28に挟持された状態で、カード1は、ローラ軸32方
向にカード1先端がセンサ36に達するまで移送され
る。この場合、カード1の移送は、一方の長手方向側縁
がカードガイド81に当接した状態で行われる。
【0042】そして、カード1先端が図6(b)に示す
ようにセンサ36に達すると、制御部70の指示によ
り、モータ12が逆回転し、今度はローラ軸14が逆回
転して、ゴム製のローラ15a、15bと基準ローラ2
7、28に挟持された状態で、カード1は、ローラ軸4
方向にカード1後端が図6(a)に示すようにセンサ7
に達するまで移送される。そして、カード1後端がセン
サ7に達すると、再び、制御部70の指示により、モー
タ12が正回転し、ゴム製のローラ15a、15bと基
準ローラ27、28に挟持された状態で、カード1は、
ローラ軸32方向に移送されるようになり、以下、この
ようなカード1の往復移送を繰り返すことにより、光学
ヘッド29によるカード1の光記録領域1aへの情報の
記録/再生が実行される。
【0043】この場合、カード1の往復移送の際にカー
ド1先端は、ローラ軸32のローラ33a、33bと基
準ローラ34、35の間を通過するが、この場合、図7
(a)に示すようにステップ464における制御部70
の指示によりソレノイド54がオフしていて、図示しな
いバネの偏倚力によるアーム52a(52b)の時計方
向の回動により、ローラ軸32が上方向に移動し、ロー
ラ33a、33bが基準ローラ34、35より離間する
ようになっているので、カード1の移送にローラ軸32
のローラ33a、33bが障害になるのを防止してい
る。
【0044】そして、ステップ503で、制御部70に
より図示しないメモリのフラグを「0」にリセットして
図4のフローチャートにリターンされる。図4のフロー
チャートでは、再び、ステップ410に戻り、光記録領
域1aまたはICチップ1bにアクセスがあるまで待機
するようになるが、その後、再び、光記録領域1aにア
クセスがあれば、上述したと同様にして光学ヘッド29
によるカード1の光記録領域1aへの情報の記録/再生
が実行される。
【0045】一方、ICチップ1bにアクセスがある場
合は、ステップ413で、IC記録再生処理が実行され
る。この場合、図5(b)に示すように、まず、ステッ
プ601で、制御部70の図示しないメモリのフラグが
「0」であるか判断する。カード挿入後、初めてステッ
プ413が実行される時は、フラグはステップ404で
「0」にリセットされたままになっており、YESなの
で、ステップ602に進み、まず、図3に示す制御部7
0の指示により、ソレノイド54をオンにする。する
と、図7(b)に示すようにソレノイド54の動作によ
るアーム52a(52b)の反時計方向の回動により、
ローラ軸32が下方向に移動し、ローラ33a、33b
が基準ローラ34、35に当接するようになる。
【0046】なお、ステップ413において、ステップ
601の直前に、本装置に挿入されたカード1がICチ
ッブ1bを備えているか否かの判断ステップをいれても
よい。このステップは、ICチップ1bを持たないカー
ド1に対して誤ってIC記録再生処理動作が行われるの
を防止することを目的とする。もし誤動作が発生する
と、ステップ602が実行され、ICチップ1bを持た
ないカード1とIC端子48が接触し、光あるいは磁気
記録領域を傷付けてしまう恐れがある。そこで、ICチ
ップ1bを持つか否かを判断して、持たないときはエラ
ー処理に回し、持つときは、ステップ601に進むよう
にする。ICチップ1bを持つか否かは、ステップ40
6、407、408での検出結果に基づいて判断する。
【0047】また、これと同時にモータ41を正回転す
ると、ローラ軸32が下方向に移動していて、ローラ軸
32の一方端に設けられたギア39がモータ41の出力
軸に取り付けられたギア40と嵌合しているので、モー
タ41からの動力がローラ軸32に伝達される。
【0048】これにより、カード1は、ローラ軸32が
正回転すると、図7(c)に示すようにゴム製のローラ
33a、33bと基準ローラ34、35に挟持された状
態で、さらに装置内部に移送され、ガイド43、44に
より長手方向の両側縁を案内されながら、図6(c)か
ら同図(d)に示すようにストッパ51に当接するまで
移送される。
【0049】この場合、カード1の移送制御は、制御手
段70の指示により、カード1の搬送速度と搬送距離か
ら判断して必要十分かつ最小限の時間だけモータ41を
回転した後に停止するか、或いはカード1のストッパ5
1への当接を検知する図示していないセンサによってカ
ード1がICチップ1bとIC端子とが接続する所定位
置にあることを判断してモータ41の回転を停止する。
【0050】そして、ステップ603で、カード1のI
Cチップ1bへの情報の記録/再生が実行される。この
場合、カード1のICチップ1b部は、図7(c)に示
すようにローラ軸45のローラ46によりIC端子48
側に押圧され、IC端子48との接続を確実なものにし
ている。
【0051】そして、ステップ604で、制御部70に
より図示しないメモリのフラグを「1」にセットして図
4のフローチャートにリターンされる。図4のフローチ
ャートでは、再び、ステップ410に戻り、光記録領域
1aまたはICチップ1bにアクセスがあるまで待機す
るようになるが、その後、再び、ICチップ1bにアク
セスがあれば、上述したと同様にしてICチップ1bへ
の情報の記録/再生が実行される。
【0052】この場合、ICチップ1bへのアクセスが
2回以上連続する場合は、2回目以降のステップ413
でのIC記録再生処理では、すでにICチップ1b部が
IC端子48上に接続しており、その状態にあることを
示してフラグが「1」であるので、ステップ601の次
は、直ちにステップ603に進み、カード1のICチッ
プ1bへの情報の記録/再生が実行されるようになる。
【0053】また、ICチップ1bへの情報の記録/再
生の直後に、光記録領域1aにアクセスがあったような
場合、この時点では、カード1は、ICチップ1b部が
IC端子48に接続する位置に置かれているので、ステ
ップ412での光記録再生処理では、ステップ501
で、フラグが「1」と判断し、ステップ504に進む。
【0054】この場合、図3に示す制御部70の指示に
より、ソレノイド54をオンにし、上述したと同様にし
て、図7(b)に示すようにアーム52a(52b)の
反時計方向の回動により、ローラ軸32を下方向に移動
して、ローラ33a、33bを基準ローラ34、35に
当接するようになる。また、これと同時にモータ41を
逆回転してモータ41からの動力をローラ軸32に伝達
することにより、カード1をゴム製のローラ33a、3
3bと基準ローラ34、35に挟持した状態で、図6
(c)に示す状態まで逆移送させる。
【0055】そして、ステップ505で、制御部70の
指示によりソレノイド54をオフし、図示しないバネの
偏倚力によるアーム52a(52b)の時計方向の回動
により、ローラ軸32を上方向に移動させ、ローラ33
a、33bを基準ローラ34、35より離間するように
してから、上述したステップ502での光学ヘッド29
によるカード1の光記録領域1aへの情報の記録/再生
が実行される。
【0056】その後、光記録領域1aおよびICチップ
部1bへの記録/再生処理が終了して、カード1を排出
する場合は、操作部71よりその旨を指示すると、図5
(c)において、ステップ701で、制御部70の図示
しないメモリのフラグが「0」であるか判断する。ここ
で、フラグが「0」でYESならば、カード1が、ロー
ラ軸14側に位置するものと判断し、ステップ702
で、図3に示す制御部70の指示によりモータ12を逆
回転させて、カード1を図示しないカード挿入口より排
出するようになる。
【0057】一方、フラグが「1」でNOならば、カー
ド1が、ローラ軸32側に位置するものと判断し、ステ
ップ703で、図3に示す制御部70の指示によりモー
タ41を逆回転させ、さらにステップ702で、モータ
12を逆回転させて、カード1を図示しないカード挿入
口より排出するようになる。
【0058】なお、上述した実施の形態では、光記録領
域1aとICチップ1bを有するハイブリッドカード1
について述べたが、光記録領域1aのみを有する光カー
ドについては、ステップ412での光記録再生処理のみ
を実行し、また、ICチップ1bのみを有するICカー
ドについては、ステップ413でのIC記録再生処理の
みを実行すればよい。また、上述した実施の形態では、
光記録領域1aとICチップ1bを有するハイブリッド
カード1について述べたが、磁気記録領域とICチップ
を組み合わせたハイブリッドカードにも適用することが
できる。
【0059】図8(a)(b)は、他の実施の形態の概
略構成を示すもので、図1と同一部分には、同符号を付
している。この場合、カード1が矢印方向に搬送される
とローラ90に接触するようにしている。このローラ9
0は、一端を回動自在に支持されたアーム91の先端に
設けられており、アーム91は、常時バネ92によりロ
ーラ93に押圧する方向、つまりカード1を付勢する方
向に偏倚されている。ここでのバネ92によるローラ9
0のカード1方向の付勢は、カード1の搬送に影響のな
い程度の僅かな力量で行われており、カード1の光記録
領域に対し記録/再生を行う場合にカード1と接触して
も影響がないようにしている。
【0060】そして、カード1がローラ90と93に挟
持された状態からモータ95が起動されると、モータ9
5からの動力がベルト94を介してローラ93に伝達さ
れ、カード1は、IC領域側に移送される。
【0061】したがって、このようにすると、ローラ9
0がカード1に接触しているが、実質的にカード1の移
動に障害にならないようになっているので、カード1の
光記録領域に対し支障なく記録/再生を行うことがで
き、しかも、モータ95の起動を待って、ローラ93に
駆動力を伝達することで、カード1を速やかにIC領域
側に移送することができる。
【0062】以上、実施の形態に基づいて説明したが、
本発明中には以下の発明が含まれる。 (1)第1および第2の記録部を有するカード型記録媒
体を直線移送することで、前記第1および第2の記録部
に対する情報の記録および再生の少なくとも一方を行う
情報処理装置において、第1の記録部から情報を検出す
る第1の情報検出手段と、第2の記録部から情報を検出
する第2の情報検出手段と、前記記録媒体を直線移送し
て前記第1の記録部を第1の情報検出手段に対応させる
第1の搬送手段と、この第1の搬送手段により直線搬送
された前記記録媒体をさらに直線搬送して前記第2の記
録部を第2の情報検出手段に対応させる第2の搬送手段
と、前記第1の搬送手段による前記第1の情報検出手段
に対応する移送の際に前記第2の搬送手段を前記記録媒
体の移送路より回避させる回避手段とを具備したことを
特徴とする情報処理装置。
【0063】このようにすれば、カード型記録媒体が第
1の搬送手段により第1の情報検出手段に対して移送さ
れる場合、第2の搬送手段を記録媒体の移送路より回避
させるようになっていて、第1の搬送手段による記録媒
体の移送中に該記録媒体が第2の搬送手段に接触するの
を防止できるので、記録媒体の移送の際の速度変動を回
避することができ、しかも、第1の搬送手段と第2の搬
送手段との間隔を最小限に抑えることができるので、装
置の小型化も可能になる。
【0064】(2)(1)記載の情報処理装置におい
て、さらに、前記記録媒体に搭載される第2の記録部の
有無を検出する検出手段と、該第2の記録部へのアクセ
ス要求を検出する制御手段を具備し、前記検出手段によ
り前記記録媒体の第2の記録部の搭載を検出するととも
に、前記制御手段により前記第2の記録部のアクセス要
求を検出すると、前記回避手段による前記第2の搬送手
段の前記記録媒体の移送路からの回避を解除するように
している。
【0065】このようにすれば、記録媒体での第2の記
録部の搭載と第2の記録部へのアクセス要求を条件に、
第2の搬送手段の記録媒体の移送路からの回避を解除す
るようになっているので、第2の記録部を搭載しない記
録媒体が誤って第2の搬送手段により搬送されるのを防
止できて、記録媒体の破損を防止できるなど、動作の信
頼性を確保できる。
【0066】(3)(1)記載の情報処理装置におい
て、検出手段は、第1の記録部の異なる領域の記録内容
から第2の記録部の有無を検出可能にしている。このよ
うにすれば、第1の記録部の異なる領域の記録内容から
第2の記録部の有無を検出できるので、仮にカード型記
録媒体の挿入方向が逆の場合でも第2の記録部の有無を
検出することができ、装置の使い勝手を改善することが
できる。
【0067】(4)カード挿入口から挿入されたカード
型の記録媒体を該カードの厚み方向に対のローラで挟持
し、該ローラを回転させることにより該カードを往復搬
送し、該カードに対して情報の記録及び再生の少なくと
も一方を行う情報記処理装置において、前記対のローラ
よりも該カードの挿入方向下流に設けられ、ICチップ
に情報の記録及び再生の少なくとも一方を行うための入
出力端子に接続して該ICチップに対して情報の記録及
び再生の少なくとも一方を行うIC入出力手段と、前記
対のローラと前記IC入出力手段との間に、前記カード
の搬送路面に対して移動可能に設けられ、該カードを前
記IC入出力手段に対して往復搬送するICカード搬送
手段と、前記カードが前記対のローラによって往復搬送
されている場合には、前記ICカード搬送手段を該搬送
路面から離間させるよう制御する制御手段とを具備する
ことを特徴とする情報処理装置。
【0068】この場合、カード型の記録媒体としては、
図1において複合型カード1が相当する。対のローラと
しては、ローラ15aと、ローラ28、ローラ15bと
ローラ27が相当する。ローラ15aと15bとはロー
ラ軸14に固着されており、ローラ軸14は、モータ1
2によって回転させられる。対のローラによるカード搬
送時にカードに対して情報の記録及び再生の少なくとも
一方を行うものとしては、光学ヘッド29が相当する
が、磁気ヘッドを用いてもよい。ICの入出力手段とし
ては、IC端子48、IC入出力部60が相当する。I
Cカード搬送手段としては、ローラ軸32、ローラ33
aと33b、ローラ34と35、ギア39とギア40、
モータ41、アーム52a、アーム52b、ソレノイド
54からなる構成が相当する。なお、実施の形態では、
ローラ軸32は、カードの記録面に対して上下方向に移
動するようになっているが、カードの側面に対して左右
に移動するようにしてもよい。制御手段としては、制御
手段70が相当する。
【0069】このようにすれば、カードが対のローラに
よって往復搬送されている場合には、制御手段は、対の
ローラとIC入出力手段との間に設けられたICカード
搬送手段を搬送路面から離間させるように働く。これに
より、カードが対のローラによって往復搬送されている
場合には、ICカード搬送手段搬送路面から離間させる
ことにより、往復搬送中に、ICカード搬送手段にカー
ドが接触することによる、カードの急激な速度変動を抑
えることができ、往復搬送による記録・再生を正常に行
うことができる。また、ICカード搬送手段は、対のロ
ーラとIC入出力手段との間に設けられており、搬送路
面に対して離間するようになっているので、対のローラ
とIC入出力手段との間の間隙を最小限に抑えることが
でき、装置の小型化が可能になる。
【0070】(5)(4)記載の情報処理装置におい
て、さらに、前記カードにICチップが搭載されている
か検出する検出手段と、ICチップへのアクセスを指示
する制御手段を具備し、制御手段は、前記検出手段によ
り前記カードにICチップが搭載されていると判定さ
れ、かつ、ICチップへのアクセスが指示されたときに
は、搬送路面に前記ICカード搬送手段を移動させる。
【0071】この場合、検出手段およびICチップへの
アクセスを指示する制御手段としては、図4において制
御部70と操作部(キーボード)71が相当する。この
ようにすれば、カードをカード挿入口から挿入すると、
判定手段により、カードにICが搭載されているかどう
かの判定が行われる。そして、カードにICが搭載され
ていると判定され、かつ、ICチップへのアクセスが指
示されたときには、搬送路面にICカード搬送手段を移
動させる。これにより、カードにICが搭載されている
と判定され、かつICへのアクセスが選択されたときの
み、ICカード搬送手段を搬送路面に移動させるように
することにより、ICが搭載されていないカード、ある
いはICが正規の位置にないカードがIC入出力手段に
搬送されることが防止でき、カードの記録媒体面をIC
入出力手段によって損傷されたり、IC入出力手段が破
損したりすることを防ぐことができる。また、ICカー
ド搬送手段は、対のローラとIC入出力手段との間に設
けられており、カードにICが搭載されていると判定さ
れ、かつ、ICへの接続が選択されたときのみ、搬送路
面に移動するようになっているので対のローラのIC入
出力手段との間の間隙を最小限に抑えることができる。
【0072】(6)(5)記載の情報処理装置におい
て、前記検出手段は、前記カード上の第1の領域から、
前記カードにICチップが搭載されていることを検出で
きなかったときは、該第1の領域とは異なる第2の領域
で検出を行うようにしている。
【0073】このようにすれば、カード上の第1の領域
から、カードにICが搭載されていることを検出できな
かったときには、第1の領域とは異なる第2の領域で検
出を行うことで、ICチップ付きのカードがICチップ
から情報を記録・再生するときのカードの挿入方向とは
逆の方向で挿入されたときであっても、カードにICチ
ップが搭載されていることを判定できる。
【0074】(7)(6)記載の情報処理装置におい
て、前記制御手段は、前記検出手段により、前記第2の
領域から情報が正常に読み取れなかったと判定されたと
きには、前記カードを前記挿入口から排出するよう制御
する。
【0075】このようにすれば、第2の領域から情報が
正常に読み取れなかったと判定されたときには、カード
を挿入口から排出することで、ICチップ付きのカード
がICチップから情報を記録・再生するときのカードの
面とは逆の面で挿入されていることや、本装置に使用す
ることができないカードであることを、カード所有者に
知らせることができる。なお、このときに、その旨をデ
ィスプレイなどで知らせるようにすればより好ましい。
【0076】(8)(6)(7)記載の情報処理装置に
おいて、制御手段は、前記第2の領域から前記カードに
ICチップが搭載されていると検出され、かつ、ICチ
ップへのアクセスが選択されたときに、前記カードを前
記挿入口から排出するよう制御する。
【0077】このようにすれば、ICチップ付きのカー
ドがICチップから情報を記録・再生するときのカード
の挿入方向とは逆の面で挿入されていることをカードの
所有者に知らせることができ、カードを逆方向に挿入す
るように促すことができる。なお、このときに、その旨
をディスプレイなどで知らせるようにすれば、より好ま
しい。
【0078】(9)(3)〜(7)記載の情報処理装置
において、前記カードに対する情報の記録及び再生の少
なくとも一方は、前記カードの面上に光を照射して行う
光学的手段によって行われる。
【0079】このようにすれば、カードに対する情報の
記録及び再生の少なくとも一方は、光学的手段により行
うことにより、カード上に光学的に情報の記録・再生を
行うことができる。
【0080】(10)(9)記載の情報処理装置におい
て、前記カードは追記型の光記録媒体を有している。こ
のようにすれば、追記型の光記録媒体は、光学的手段に
より情報の記録・再生をすることはできるが、書き換え
ることはできないことから、記録媒体上に記録された情
報の信頼性を高めることができる。
【0081】(11)(10)記載の情報処理装置にお
いて、前記カードはさらに情報が記録されるICチップ
と該ICチップに情報の記録及び再生の少なくとも一方
を行うための入出力端子を有しており、該ICチップが
搭載されているとの情報の検出を前記光記録媒体の特定
領域の記録から得るようにしている。
【0082】このようにすれば、カードを挿入すると、
検出手段により、カード上の光記録媒体の特定領域の読
み取り情報からICチップが搭載されているかどうかが
検出定されるので、ICチップが搭載されているカード
のみをIC入出力手段へ搬送することができ、カード上
の光記録媒体をIC入出力手段によって損傷する等の事
故を防ぐことができる。
【0083】(12)(4)〜(10)記載の情報処理
装置において、前記カードに対する情報の記録及び再生
の少なくとも一方は、前記カードの面上の磁気の変化を
読み取る磁気的手段によって行われる。
【0084】このようにすれば、カード上に磁気的に情
報の記録・再生を行うことができる。 (13)(12)記載の情報処理装置において、前記カ
ードは磁気記録媒体を有している。
【0085】このようにすれば、磁気的手段により情報
の記録・再生をすることができる。 (14)(13)記載の情報処理装置において、前記カ
ードはさらに情報が記録されるICチップと該ICチッ
プに情報の記録及び再生の少なくとも一方を行うための
入出力端子を有しており、該ICチップが搭載されてい
るとの情報の検出を前記磁気記録媒体の特定領域の記録
から得るようにしている。
【0086】このようにすれば、カードを挿入すると、
カード上の磁気記録媒体の特定の領域が読み取られ、I
Cが搭載されているかどうかが検出されるので、ICチ
ップが搭載されているカードのみをIC入出力手段へ搬
送することができ、カード上の磁気記録媒体をIC入出
力手段によって損傷する等の事故を防ぐことができる。
【0087】(15)移送されるカード型記録媒体に対
して情報の記録および再生の少なくとも一方を行う情報
処理装置において、前記記録媒体を第1の搬送範囲に亘
って搬送する第1の搬送手段と、前記記録媒体を第2の
搬送範囲に亘って搬送する第2の搬送手段とを備え、こ
の第2の搬送手段は前記第1の搬送手段による前記記録
媒体の搬送の際に、前記記録媒体より変位可能であるこ
とを特徴とする情報処理装置。
【0088】このようにしても、第1の搬送手段による
記録媒体の移送を第2の搬送手段により影響されるのを
防止できるので、上述の(1)と同様な効果が期待でき
る。 (16)移送されるカード型記録媒体に対して情報の記
録および再生の少なくとも一方を行う情報処理装置にお
いて、前記記録媒体を第1の移動空間に亘って搬送する
第1の搬送手段と、前記記録媒体を第2の移動空間に亘
って搬送する第2の搬送手段とを備え、この第2の搬送
手段は前記第1の搬送手段による前記記録媒体の搬送の
際に、前記第2の搬送手段を前記第1の移動空間から退
避させる退避手段とを備えたことを特徴とする情報処理
装置。このようにしても、第1の搬送手段による記録媒
体の移送を第2の搬送手段により影響されるのを防止で
きるので、上述の(1)と同様な効果が期待できる。
【0089】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、カ
ード型記録媒体が第1の搬送手段により第1の情報受渡
し部に対して移送される場合、第2の搬送手段を記録媒
体の移送路より回避させるようになっていて、第1の搬
送手段による記録媒体の移送中に該記録媒体が第2の搬
送手段に接触するのを防止できるので、記録媒体の移送
の際の速度変動を回避することができ、しかも、第1の
搬送手段と第2の搬送手段との間隔を最小限に抑えるこ
とができるので、装置の小型化が実現できる。
【0090】また、記録媒体での第2の記録部の搭載と
第2の記録部へのアクセス要求を条件に、第2の搬送手
段の記録媒体の移送路からの回避を解除するようになっ
ているので、第2の記録部を搭載しない記録媒体が誤っ
て第2の搬送手段により搬送されるのを防止できて、記
録媒体の破損を防止できるなど、動作の信頼性を確保で
きる。
【0091】さらに、第1の記録部の異なる領域の記録
内容から第2の記録部の有無を検出できるので、仮にカ
ード型記録媒体の挿入方向が逆の場合でも第2の記録部
の有無を検出することができ、装置の使い勝手を改善す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の概略構成を示す図。
【図2】一実施の形態に用いられるハイブリッドカード
を説明するための図。
【図3】一実施の形態の制御回路の概略構成を示す図。
【図4】一実施の形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図5】一実施の形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図6】一実施の形態の動作を説明するための概略構成
を示す図。
【図7】一実施の形態の動作を説明するための概略構成
を示す図。
【図8】本発明の他の実施の形態の要部の概略構成を示
す図。
【符号の説明】
1…ハイブリットカード、1a…光記録領域1a、1b
…ICチップ、2…フレーム、3…カード検出器、4…
ローラ軸、5a、5b…ローラ、6a、6b…支持部
材、7…センサ、8…プーリー、9…ベルト、10…プ
ーリー、11…ベルト、12…モータ、14…ローラ
軸、15a、15b…ローラ、16…ガイド、17…基
準部材、18、19…バネ、20…ガイド、21、23
…バネ、22、24…ローラ、25、26…基準ロー
ラ、27、28…基準ローラ、29…光学ヘッド、30
…プーリー、31…バネ、32…ローラ軸、33a、3
3b…ローラ、34、35…基準ローラ、36…セン
サ、37、38…支持部、39…ギア、40…ギア、4
1…モータ、43、44…カードガイド、45…ローラ
軸、46…ローラ、48…IC端子、49、50…支持
部、51…ストッパ、52a、52b…アーム、54…
ソレノイド、60…IC入出力部、70…制御部、71
…操作部、80、81…カードガイド、82…ICセン
サ、90…ローラ、91…アーム、92…バネ、93…
ローラ、94…ベルト、95…モータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の記録部を有するカード
    型記録媒体を直線移送することで、前記第1および第2
    の記録部に対する情報の記録および再生の少なくとも一
    方を行う情報処理装置において、 第1の記録部から情報を検出する第1の情報検出手段
    と、 第2の記録部から情報を検出する第2の情報検出手段
    と、 前記記録媒体を直線移送して前記第1の記録部を第1の
    情報検出手段に対応させる第1の搬送手段と、 この第1の搬送手段により直線搬送された前記記録媒体
    をさらに直線搬送して前記第2の記録部を第2の情報検
    出手段に対応させる第2の搬送手段と、 前記第1の搬送手段による前記第1の情報検出手段に対
    応する移送の際に前記第2の搬送手段を前記記録媒体の
    移送路より回避させる回避手段とを具備したことを特徴
    とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記記録媒体に搭載される第2
    の記録部の有無を検出する検出手段と、該第2の記録部
    へのアクセス要求を検出する制御手段を具備し、 前記検出手段により前記記録媒体の第2の記録部の搭載
    を検出するとともに、前記制御手段により前記第2の記
    録部のアクセス要求を検出すると、前記回避手段による
    前記第2の搬送手段の前記記録媒体の移送路からの回避
    を解除することを特徴とする請求項1記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記第1の記録部の異
    なる領域の記録内容から前記第2の記録部の有無を検出
    可能にしたことを特徴とする請求項2記載の情報処理装
    置。
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