JPH0934577A - 情報処理装置及びその制御方法 - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法

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JPH0934577A
JPH0934577A JP7169797A JP16979795A JPH0934577A JP H0934577 A JPH0934577 A JP H0934577A JP 7169797 A JP7169797 A JP 7169797A JP 16979795 A JP16979795 A JP 16979795A JP H0934577 A JPH0934577 A JP H0934577A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 節電動作時におけるシステムのセキュリティ
(機密保護)とユーザビリティ(操作性)の双方の要求
に的確に応えることができること。 【解決手段】 システムがサスペンドに遷移した後、比
較的短い時間のうちにキー入力等のユーザの反応があっ
た場合には、レジューム時のパスワード入力を必要とし
ないで、瞬時にタスクを再開できる。また、早いタイミ
ングでレジュームを起こす場合、ユーザが離席している
可能性は少ないので、入力パスワードの照合を行わなく
とも、システムのセキュリティが脅かされる危険性は極
めて低い。逆に、サスペンドに遷移してから充分長い時
間が経過した後にレジューム要求が起こった場合には、
ユーザに対してパスワードの入力を要求する。そのとき
はユーザが離席する可能性が比較的高く、システムのセ
キュリティを維持する上でパスワードの照合は必須にな
ってくるからである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナル・コンピュ
ータを始めとする情報処理装置及びその制御方法に係
り、特に、システムの使用状況が低下した電気回路に対
する電力供給を適宜低下若しくは停止させる節電動作
(「パワー・マネージメント」ともいう)機能を備えた
情報処理装置及びその制御方法に関する。更に詳しく
は、本発明は、節電動作時におけるシステムのセキュリ
ティ(機密保護)とユーザビリティ(操作性)の双方を
兼ね備えた情報処理装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の技術革新に伴い、デスクトップ
型、ノートブック型など各種パソナル・コンピュータ
(以下、「PC」又は「システム」ともいう)が開発さ
れ市販されている。このうち、ノートブック型のPC
は、屋外での携帯的・可搬的な使用を考量して小型且つ
軽量に設計・製作されたものである。日本アイ・ビー・
エム(株)が市販するものを含む殆どのノートブックP
Cは、システム・ボードや周辺機器類を収容し上面にキ
ーボードが配設された本体と、内側略中央部にLCDパ
ネルが埋設された蓋体とからなり、本体と蓋体とが後縁
部で回転可能にヒンジ結合している「蓋付き構造体」で
ある。ユーザは使用時には蓋体を開き、未使用時や形態
時には蓋体を閉じるようになっている。
【0003】ノートブックPCの1つの特徴は、内蔵し
たバッテリでも駆動できるという「バッテリ駆動型」で
ある点である。これはシステムに商用電源が届かない場
所でも使用できるようにしたためである。ノートブック
PCが内蔵するバッテリは、一般には、Ni−Cd,N
iMH,Li−Ionなどの充電式のバッテリ・セルを
複数本並列又は直列接続してパッケージ化した「バッテ
リ・パック」の形態をとっている。このようなバッテリ
・パックは、充電により再利用可能ではあるが、1回当
りの充電容量はシステムのオペレーション時間にして精
々2〜3時間程度に過ぎない。バッテリ・ライフを少し
でも長時間化するべく、節電のための種々の工夫が凝ら
されている点も、ノートブックPCの特徴の1つと言え
よう。
【0004】PCの節電は、各々の電気回路の消費電力
自体を低減させる以外に、使用状況が低下した電気回路
(若しくは周辺デバイス)に対する電力供給を適宜低下
若しくは遮断することによっても実現される。後者のこ
とを、特に「パワー・マネージメント(Power Manageme
nt)」と呼ぶこともある。PCのパワー・マネージメン
トの形態としては、LCD(液晶表示装置)やHDD
(ハード・ディスク・ドライブ)のようにシステム全体
の総消費電力に対して大きなウェートを占めるデバイス
類への給電を部分的に停止するというもの(「LCDオ
フ」や「HDDオフ」ともいう)の他、「サスペンド
(Suspend)」*のようにシステムの殆ど全ての
電気回路への給電を停止するものがある。このようなパ
ワー・マネージメント動作は、最後のユーザ入力や最後
の処理動作(例えばHDDのディスク・アクセス)から
所定時間(サスペンド・タイマーの設定時間)が経過し
たこと、すなわち動作待ち時間が所定時間以上継続した
ことをトリガにして、あるいは所定キー(サスペンド・
キー)の入力などユーザの意思に応じて、実行される。
そして、サスペンドなどの節電モードの間に、ユーザに
よるキー/マウス入力が再びなされたり、あるいはシス
テム内で処理動作が再び発生すると、停止中の給電を再
開して、節電モードに突入する直前の状態からタスクを
再開するようになっている。例えば日本アイ・ビー・エ
ム(株)が市販するThinkPad 700/750
/755("ThinkPad"は米IBM社の商標)
は、サスペンド機能を備えている。
【0005】最近では、エコロジー的な観点から、商用
電源によって殆ど無尽蔵に給電可能なデスクトップ型P
Cに対しても省電力の要求が高まってきている。米環境
保護庁(EPA)は、1993年6月に"Energy
Star Computer Program"と呼
ばれる自主規制を発表し、動作待ち状態での消費電力が
一定基準以下(駆動電力が30W以下、又はCPU稼働
時の30%以下)になることを要求している。このため
各メーカは競ってこの規制案に沿った製品開発を進めて
いる。例えば日本アイ・ビー・エム(株)が市販するP
S/55E(通称"GreenPC")はサスペンド機能
を備えている。また、IBM PC750やAptiv
aシリーズは、FAX機能を搭載するとともに、受信待
機時の低消費電力化のために、ラピッド・レジューム機
能を備えている。
【0006】一方、時代の変遷とともに、オフィス内で
のセキュリティの問題がクローズ・アップされるように
なってきた。このため、PC本体や比較的高価な拡張デ
バイス類(HDDパッケージやPCカード)を盗難から
保護すべく種々の機械的なロック機構が発案され、製品
上に装備されている。例えば本出願人に譲渡されている
特願平04−246292号(特開平06−11908
2号:当社整理番号JA992030)にはHDDの取
り外しを禁止する機構について開示されており、また、
特願平05−182972号(特開平07−44269
号:当社整理番号JA993030)にはPCカードの
カード用スロットからの抜き取りを禁止する機構につい
て開示されている。
【0007】セキュリティの問題は単なる物理的な盗難
にはとどまらず、不正なユーザによるシステム内部への
侵入(データ・アクセス)という、いわばソフトウェア
・レベルでの盗難も考えられる。このため、ユーザが離
席中におけるセキュリティを維持するべく、電源投入の
際(例えばPOST実行の最中)に、パスワード入力を
求め、登録パスワードと一致した場合のみ以後の処理
(OSブートなど)の続行を認める、というタイプのP
Cも出現してきた。また、ユーザが離席中であるのは、
単にシステムの電源をオフしている間ばかりではない。
動作待ち状態が所定時間以上継続したことによって陥る
サスペンド・モードの期間も、ユーザが離席している可
能性は高い。このことから、サスペンド・モードからレ
ジュームする際にもパスワード入力(「レジューム・パ
スワード」ともいう。但し、パスワード自体は起動時の
パスワードと同じでよい)を求めるマシンも増えてき
た。例えば日本アイ・ビー・エム(株)が市販するTh
inkPad 750以降の多くのPC関連製品は、レ
ジューム・パスワード機能を備えている。
【0008】《注釈》 *:「サスペンド」とは、より詳しくは、タスク再開に
必要なデータ(例えばI/Oの設定状況やCPUの状態
などのハードウェア・コンテキスト情報、VRAMの内
容)をメイン・メモリに書き込んだ後、メイン・メモリ
を除く殆ど全ての電気回路への給電を停止する動作のこ
とをいう。サスペンド・モードから復帰するための動作
は、各部への給電を開始するとともに退避しておいたデ
ータをもとの場所にリストアするという、ほぼ逆のシー
ケンスによってなされ、この結果、サスペンドに突入す
る直前の状態からタスクを再開することができる。因み
に、サスペンドから回復することを「レジューム(Re
sume)」という。なお、サスペンドに入るためのト
リガは、サスペンド・キーの押下(先述)以外に、サス
ペンド・アイコンの選択(ダブル・クリック)や、ノー
トブックPCの蓋体(LCDパネル)を閉じるなど、他
の態様であってもよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サスペンド
・タイマーをできるだけ短く設定して早目に節電動作を
開始した方が、システムの無駄な給電状態を回避できて
節電効果が高い、ということは自明であろう。しかし、
一旦サスペンドに入ると、レジューム時にパスワード入
力が必要となり、その分ユーザビリティ(操作性)が低
下することになる。
【0010】サスペンド・キーを押すなどしてユーザの
意思に沿う形でサスペンドに入った場合は、レジューム
時のパスワード入力作業は暗黙のうち了解されているも
のと考えてもよいであろう。しかし、ユーザがただ手を
休めているだけのとき(あるいは思案中のとき、電話の
応対のために入力作業を中断しているとき、PCに向か
っているまま人と話をしているとき)で、意に反してサ
スペンドに入ったりした場合には、レジュームのための
パスワード入力はユーザにとって煩わしい限りである。
システムが不本意にサスペンドに突入したとき、ユーザ
は咄嗟に反応してレジュームを要求する(すなわちキー
入力する)傾向にあるが、さらにパスワード入力を促さ
れたのであれば、ユーザが受ける不快感はひとしおであ
ろう!
【0011】このユーザビリティの問題を解決するため
の最も容易な手法は、レジューム時のパスワード入力機
能を取り除くことである。データのリストア等に要する
レジューム作業自体は5秒程度(マシンにより多少の差
はあるが)であり、パスワードの照合さえなければ瞬時
にタスクを再開させることができるからである。しかし
ながら、システムのセキュリティ向上が警鐘されている
昨今において、パスワード入力を外すことは考えられな
い。また、不意にサスペンドに突入してパスワード入力
を強要されるというユーザの煩しさを取り除くべく、サ
スペンド・タイマーを充分長い時間に設定することによ
って、確実にユーザが離席したと推定できるときのみサ
スペンド動作を起こさせる、という解決策も考えられよ
う。しかし、この場合は節電効果が著しく低下すること
は言うまでもない。要するに、PCのパワー・マネージ
メント効果を図る上で、ユーザビリティとセキュリティ
とは、時としてトレード・オフの関係にある訳である。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、システムの使用状況が低下
した電気回路に対する電力供給を適宜低下若しくは停止
させる節電動作(「パワー・マネージメント」ともい
う)機能を備えた、優れた情報処理装置及びその制御方
法を提供することにある。
【0013】本発明の更なる目的は、節電動作時におけ
るシステムのセキュリティ(機密保護)とユーザビリテ
ィ(操作性)の双方の要求に適格に応えることができる
情報処理装置及びその制御方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、動作待ち状態が所定時間以上継続したときに通常モ
ードから節電モードに遷移するタイプの情報処理装置に
おいて、節電モードから通常モードに復帰するまでの時
間の長さに応じて復帰時のパスワード入力を求めること
を特徴とする情報処理装置である。
【0015】また、本発明の第2の側面は、動作待ち状
態が第1の所定時間以上継続したときに通常モードから
節電モードに遷移するタイプの情報処理装置において、
節電モードに遷移してから第2の所定時間以内に通常モ
ードに復帰する場合はパスワード入力を求めず、節電モ
ードに遷移してから第2の所定時間経過後に通常モード
に復帰する場合はパスワード入力を求めることを特徴と
する情報処理装置である。
【0016】また、本発明の第3の側面は、プロセッサ
手段と、メモリ手段と、ユーザ入力手段と、表示手段
と、一定時間間隔の信号を与える第1の手段と、最後の
ユーザ入力又は最後の処理動作から所定時間が経過した
ことを通知する第2の手段と、前記第2の手段からの通
知に応じて節電動作を開始する第3の手段と、節電動作
の開始から次のユーザ入力までの節電動作時間を計測す
る第4の手段と、節電動作時間の長さに応じてパスワー
ド入力を求める第5の手段と、節電動作を停止する第6
の手段とを具備することを特徴とする情報処理装置であ
る。
【0017】また、本発明の第4の側面は、プロセッサ
手段と、メモリ手段と、ユーザ入力手段と、表示手段
と、一定時間間隔の信号を与える第1の手段と、最後の
ユーザ入力又は最後の処理動作から第1の所定時間が経
過したことを通知する第2の手段と、前記第2の手段か
らの通知に応じて節電動作を開始する第3の手段と、節
電動作の開始から次のユーザ入力までの節電動作時間を
計測する第4の手段と、節電動作時間が第2の所定時間
よりも短いときはパスワード入力を求めず第2の所定時
間よりも大きいときはパスワード入力を求める第5の手
段と、前記第5の手段がパスワード入力を求めない場合
は即時に節電動作を停止しパスワード入力を求める場合
はパスワード照合結果に応じて節電動作を停止する第6
の手段とを具備することを特徴とする情報処理装置であ
る。
【0018】また、本発明の第5の側面は、動作待ち状
態が所定時間以上継続したときに通常モードから節電モ
ードに遷移するタイプの情報処理装置の制御方法におい
て、節電モードから通常モードに復帰するまでの時間の
長さに応じて復帰時のパスワード入力を求めることを特
徴とする情報処理装置の制御方法である。
【0019】また、本発明の第6の側面は、動作待ち状
態が第1の所定時間以上継続したときに通常モードから
節電モードに遷移するタイプの情報処理装置の制御方法
において、節電モードに遷移してから第2の所定時間以
内に通常モードに復帰する場合はパスワード入力を求め
ず、節電モードに遷移してから第2の所定時間経過後に
通常モードに復帰する場合はパスワード入力を求めるこ
とを特徴とする情報処理装置の制御方法である。
【0020】また、本発明の第7の側面は、動作待ち状
態が第1の所定時間以上継続したときに通常モードから
節電モードに遷移するタイプの情報処理装置の制御方法
において、最後のユーザ入力又は最後の処理動作から第
1の所定時間が経過したことに応じて節電動作を開始す
る第1の段階と、節電動作の開始から次のユーザ入力ま
での節電動作時間を計測する第2の段階と、節電動作時
間を第2の所定時間と比較する第3の段階と、前記第3
の段階における比較結果に応じてパスワード入力を求め
る第4の段階と、節電動作を停止して通常モードに復帰
させる第5の段階とを含むことを特徴とする情報処理装
置の制御方法である。
【0021】また、本発明の第8の側面は、動作待ち状
態が第1の所定時間以上継続したときに通常モードから
節電モードに遷移するタイプの情報処理装置の制御方法
において、最後のユーザ入力又は最後の処理動作から第
1の所定時間が経過したことに応じて節電動作を開始す
る第1の段階と、節電動作の開始から次のユーザ入力ま
での節電動作時間を計測する第2の段階と、節電動作時
間を第2の所定時間と比較する第3の段階と、節電動作
時間が第2の所定時間より小さければパスワード入力を
求めず大きければパスワード入力を求める第4の段階
と、前記第4の段階でパスワード入力を求めない場合は
即時に節電動作を停止しパスワード入力を求める場合は
パスワード照合結果に応じて節電動作を停止して通常モ
ードに復帰させる第5の段階とを含むことを特徴とする
情報処理装置の制御方法である。
【0022】上述した第2の所定時間は、レジューム時
にパスワード入力を求めるべきか否かを判断するための
基準時間であり、[実施例]の項では「セキュリティ・
タイム」と呼ばれている。セキュリティ・タイムは、製
造時又は出荷時に予め与えられてしまうデフォルト値で
あっても、後に変更可能なユーザ・プログラマブルなも
のであってもよい。
【0023】しかして、本発明に係る情報処理装置及び
その制御方法によれば、システムがサスペンド等の節電
モードに遷移した後、比較的短い時間のうちにキー入力
等のユーザの反応があった場合には、レジューム時のパ
スワード入力を必要としない。したがって、仮にサスペ
ンドへの遷移がユーザにとって不本意なときであって
も、瞬時にタスクを再開できるので、不快感は最小限で
済む。また、サスペンド・モードが短時間しか続かない
場合には、ユーザが離席している可能性は少ないので、
入力パスワードの照合を行わなくとも、システムのセキ
ュリティが脅かされるむ危険性は極めて低いであろう。
【0024】また、逆に、サスペンド等の節電モードに
遷移してから充分長い時間が経過した後にキー入力等の
レジューム要求が起こった場合には、ユーザに対してパ
スワードの入力を要求する。サスペンド(若しくは動作
待ち状態)が長く継続している場合、ユーザが離席する
可能性が比較的高く、システムのセキュリティを維持す
る上でパスワードの照合は必須になってくるからであ
る。また、長らくキー入力を中断して手を休めていたユ
ーザが、入力作業の再開のためにパスワード入力を求め
られても、おそらく不快感は抱かないであろう。
【0025】要するに、本発明によれば、節電動作時に
おけるシステムのセキュリティ(機密保護)とユーザビ
リティ(操作性)の双方の要求に適格に応えることがで
きる情報処理装置及びその制御方法を提供することがで
きる訳である。
【0026】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
詳解する。
【0028】A.パーソナル・コンピュータ(PC)1
00のハードウェア構成 図1には、本発明の実施に供されるパーソナル・コンピ
ュータ(PC)100のハードウェア構成を、主にデー
タの流れに着目して示している。
【0029】PC100内では、メイン・コントローラ
であるCPU(Central ProcessingUnit)11が、オペ
レーティング・システム(OS)の制御下で、各種プロ
グラムを実行するようになっている。CPU11は、デ
ータ信号線、アドレス信号線、コントロール信号線など
からなる共通信号伝送路(「バス」ともいう)12を介
して各部と連絡している。なお、CPU11は米インテ
ル社製のx86系プロセッサ(例えば"P54C−75
(Pentium)")でもよい。また、バス12は、
ISA(Industry Standard Architecture)バスでもよ
い。
【0030】メイン・メモリ13は、CPU11が実行
する各プログラム(OSやアプリケーション・プログラ
ムなど:C項参照)をロードしたり、CPU11が作業
領域として用いたりするための揮発性メモリ(RAM)
である。メイン・メモリ13には、大容量を比較的安価
で入手可能なダイナミックRAM(DRAM)が用いら
れる。メモリ・コントローラ14は、メイン・メモリ1
3へのアクセス動作を制御するためのものである。RO
M15は、製造時に書き込みデータが決められてしまう
不揮発性メモリであり、システムの始動時に行うテスト
・プログラム(POST)やシステム100内の各ハー
ドウェアを制御するためのプログラム(BIOS)など
をコード化して半永久的に格納するために用いられる。
【0031】ビデオ・コントローラ16は、CPU11
からの描画命令を実際に処理するための周辺コントロー
ラであり、処理した描画情報を画面バッファ(VRA
M)17に一旦書き込むとともに、VRAM17から描
画情報を読み出して表示手段としての液晶表示装置(L
CD)18に出力するようになっている。オーディオ・
コントローラ19は、音声信号の入出力を処理するため
の周辺コントローラである。オーディオ・コントローラ
19が出力した音声信号は、例えばアンプ20で増幅さ
れ、スピーカ21から音声出力される。
【0032】ハード・ディスク・ドライブ(HDD)2
2やフロッピー・ディスク・ドライブ(FDD)24
は、いわゆる補助記憶装置(DASD)である。フロッ
ピー・ディスク・コントローラ(FDC)23は、FD
D24駆動用のコントローラである。HDD22やFD
D24へのアクセスは、一般には、オペレーティング・
システム内のファイル管理サブシステムの制御下に置か
れる。
【0033】DMA(Direct Memory Access)コントロ
ーラ25は、CPU11の介在なしにメイン・メモリ1
3と周辺デバイス(例えばFDD24)との間でのデー
タ転送を行わせるための周辺コントローラである。割り
込みコントローラ26は、バス12を常時モニタして、
割り込み(例えば「ノン・マスカブル割り込み」や「S
MI(System Management Interrupt)」)の発生を検
出すると、これをCPU11(正確には割り込みを処理
するBIOS)に通知するようになっている。
【0034】I/Oコントローラ27は、シリアル・ポ
ート,パラレル・ポート経由で行う外部デバイス(モデ
ム、プリンタなど)とのデータ入出力を制御するための
周辺コントローラである。キーボード/マウスコントロ
ーラ29は、キーボード30からの入力マトリックスや
マウス31による指示座標値を、オペレーティング・シ
ステムの定義に合致したフォーマットに変換してバス1
2上に送り出すようになっている。
【0035】発振器(OSC)32は、電力管理プロセ
ッサ45(後述)やCPU11などの、同期的に駆動す
るデバイスやタイマー機能を持つデバイスに対してクロ
ック信号を与えるための装置である。
【0036】リアル・タイム・クロック(RTC)33
は、一定時間間隔の信号を発生する、実時間計測のため
の装置である。システム100は、RTC33の時刻を
メイン・メモリ13の所定領域にタイムスタンプする機
能を持ち、これによって2つの事象の生起間(例えばサ
スペンド・モードに遷移してからレジュームするまでの
間)の経過時間を計算することができる。CMOS R
AM34は、CMOS構造をした記憶素子であり、シス
テム・コンフィギュレーション情報などを一時保管する
のに用いられる。なお、本実施例のRTC33とCMO
S RAM34は、1チップ上に実装されるとともに、
コイン・バッテリ35によってバックアップされてお
り、システム100の電源から切られている間も実時間
を刻み続け、あるいは記憶し続けることができる。
【0037】EEPROM(Electrically Erasable PR
OM)36は、再書き込み可能な不揮発性半導体メモリで
あり、パスワード、導入済みのPCカードのシリアル番
号、一部のシステム・コンフィギュレーション情報な
ど、システムの機密保全に必要な情報を保管するために
設けられている。なお、これらの機密情報をCMOSR
AM34に格納することも可能である。但し、CMOS
RAM34はコイン・バッテリ35を抜き取ることに
よって格納データ(例えばパスワード)が消去されてし
まうため、EEPROMの格納した方がセキュリティは
高くなる。
【0038】システム100は、AC/DCアダプタ4
1を介して得られる外部の商用電源か、または内蔵する
バッテリ・パック42からの出力電力を受けて駆動する
ようになっている。これら電源41,42の出力電圧
は、DC/DCコンバータ43に並列的に入れられてい
る。DC/DCコンバータ43は、入力電圧をシステム
100の駆動に適したレベル(例えば5V又は3.3
V)まで降圧して、定常的な電源電圧として供給するよ
うになっている。この電源電圧の供給及び遮断は、FE
Tスイッチ44の開閉動作によってなされる。FETス
イッチ44のゲート端子は、電力制御レジスタ46内の
対応ビット・セルと電気的に接続している。
【0039】電力管理プロセッサ45は、主としてシス
テム100内の各部への電力供給を管理するために設け
られた周辺コントローラであり、好ましくは日立製作所
(株)製の1チップ・コントローラIC"330/H8"
である。このタイプのICは、16ビットのCPUの他
に、RAM、ROM、タイマー、8本のアナログ入力ピ
ン、16本のデジタル入出力ピンを持ち、その機能はプ
ログラム可能である。本実施例の電力管理プロセッサ4
5は、バス12を介して各部と連絡しており、キー30
やマウス31によるユーザ入力操作やシステムの活動状
況をモニタしたり、蓋体(LCD)の開閉状態を検知し
たり、電力制御レジスタ46内のビット・セルの内容を
書き替えることができる(B項参照)ようになってい
る。また、電力管理プロセッサ45は、LCDオフ・タ
イマーやサスペンド・タイマーなどの各節電タイマーの
機能も備えており、最後のユーザ・アクセスから各節電
タイマーの設定時間が経過する(あるいはシステム10
0の動作待ち状態が設定時間以上継続する)度毎に、ま
たは蓋体が閉じられると、バス12上に割り込みを発生
するようになっている。
【0040】なお、現在市販されている殆どのPCは、
参照番号11乃至36に示すハードウェア・ブロックと
等価なものを備えている。また、PCを構成するために
は、図1に記載した以外の多くのハードウェア構成要素
が必要であるが、これらは当業者には周知であり、本明
細書では説明の簡略化のため省略してある。
【0041】B.パーソナル・コンピュータ(PC)1
00の電力系統 図2には、本発明の実施に供されるPC100の電力系
統を、さらに詳しく示している。
【0042】図1で単一のブロック43によって示した
DC/DCコンバータ43は、駆動電圧が相違する各給
電先に対応するべく、実際には、5Vの電源電圧を出力
するDC/DCコンバータ43−1と、3.3Vの電源
電圧を出力するDC/DCコンバータ43−2の2ブロ
ックによって構成される。また、これに対応して、図1
の電源供給/遮断用のFETスイッチ44は、実際には
6個のFETスイッチ群44−1,44−2…によって
構成される。
【0043】DC/DCコンバータ43−1が出力する
電力線Vcc5は、FETスイッチ44−1を介して、さ
らに4本のサブ電力線Vcc5G,Vcc5A,Vcc5B,Vcc5P
に分岐している。Vcc5Gは電力管理プロセッサ45等
に、Vcc5Aはメイン・メモリ13に、Vcc5BはHDD2
2やFDD24などのDASD類に、Vcc5PはLCDパ
ネル18に、それぞれ給電するようになっている。各サ
ブ電力線Vcc5A,Vcc5B,及びVcc5Pと対応する給電先
との間には、電力供給を遮断するためのFETスイッチ
44−3,44−4,44−5がそれぞれ挿入されてい
る。
【0044】一方、DC/DCコンバータ43−2が出
力する電力線Vcc3は、FETスイッチ43−2を介し
て、さらに2本のサブ電力線Vcc3A及びVcc3Bとに分岐
している。Vcc3Aはメモリ・コントローラ14等に、V
cc3BはCPU11等に、それぞれ給電するようになって
いる。サブ電力線Vcc3Bと給電先との間には、電力供給
を遮断するためのFETスイッチ44−6が挿入されて
いる。
【0045】上述した6個のFETスイッチ44−1,
44−2,44−3…の各ゲート端子は、電力制御レジ
スタ46内の対応ビット・セルと電気的に接続してい
る。電力管理プロセッサ45は、バス12を介して、電
力制御レジスタ46の各ビット・セルにアクセスでき、
各ビットの内容を設定又は解除することによって、サブ
電力線単位でシステム100への電力供給を制御するこ
とができる。
【0046】図2に示すような電力系統を持つパーソナ
ル・コンピュータがLCDオフやサスペンドなどの節電
動作を実現できるということは、当業者であれば上記説
明により容易に理解できるであろう。例えばLCDオフ
であれはFETスイッチ44−5のみを減勢し、サスペ
ンドであればFETスイッチ44−1及び44−3以外
を減勢すればよいことになる。
【0047】なお、電力管理プロセッサ45や電力制御
レジスタ46に関連する技術自体は既に公知である。例
えば本出願人に譲渡されている特願平04−54955
号(特開平05−28978号:当社整理番号JA9−
92−004)や特願平05−184186号(特開平
07−84848号:当社整理番号JA9−93−02
0)には、参照番号45,46と等価なハードウェア・
ブロックについての記載がある。また、日本アイ・ビー
・エム(株)が市販するノートブック・コンピュータT
hinkPad 700/750/755は、参照番号
45や46と等価なハードウェア構成要素を含んでい
る。
【0048】C.パーソナル・コンピュータ(PC)1
00のソフトウェア構成 図3は、本発明の実施に供されるPC100で実行可能
なソフトウェアの階層的構成を概略的に示している。
【0049】最下層のソフトウェアは、BIOS(Basi
c Input/Output System:基本入出力システム)であ
る。BIOSは、システム100中の各ハードウェア
(ビデオ・コントローラ16やキーボード30、HDD
22、FDD24など)を制御するための基本命令を集
めたプログラム群であり、コード化してROM15内に
格納されている。また、BIOSは、バス12上に発生
した割り込みを処理するファンクションも備えている。
【0050】オペレーティング・システム(OS)は、
システム100のハードウェア及びソフトウェアを総合
的に管理するための基本ソフトウェアであり、ファイル
管理、メモリ管理、タスク管理、入出力管理などのハー
ドウェア・リソース管理機能や、画面表示やマウス操作
の処理のためのユーザ・インターフェース(システム・
コマンドとシステム・コール)を提供するものである。
例えばOS/2("OS/2"は米IBM社の商標)やW
indows("Windows"は米マイクロソフト社
の商標)がこれに該当する。本実施例に係るオペレーテ
ィング・システムは、節電動作(D項参照)を実行する
ためのPM(パワー・マネージメント)プログラムをモ
ジュールの1つとして含んでいる。
【0051】最上位層は、アプリケーション・プログラ
ム(AP)であり、例えばワープロ・ソフト、データペ
ース・ソフト、表計算ソフト、通信ソフトなどがこれに
該当する。各アプリケーション・プログラムは、ユーザ
の意思に応じてHDD22やFDD24などのDASD
類からメイン・メモリ13に適宜ロードされる。どのア
プリケーション・プログラムがロードされているかは、
本発明に係る節電動作の実現に影響しない。
【0052】D.パーソナル・コンピュータ(PC)1
00によるサスペンド/レジューム・オペレーション 前項までで、本発明を具現するコンピュータ・システム
100のハードウェア及びソフトウェア構成を説明して
きた。本項では、該システム100のサスペンド/レジ
ューム動作とともに本発明の作用について説明すること
にする。
【0053】D−1.サスペンド/レジューム・ルーチ
図4には、サスペンドに入るためのルーチン(サスペン
ド・ルーチン)、及びサスペンド・モードから復帰して
タスクを再開するためのルーチン(レジューム・ルーチ
ン)をフローチャート化して示している。
【0054】(1)サスペンド・ルーチン 電力管理プロセッサ45は、OSやアプリケーション・
プログラムによる通常のオペレーションの間、キーボー
ド30やマウス31からのユーザ・アクセス、及びシス
テム100の処理動作の状況、あるいは蓋体(LCD)
の開閉状態をモニタしている。そして、最後のユーザ入
力から設定時間TSUSが経過した、又はシステム100
の動作待ち状態が設定時間TSUS以上継続したことを、
内部のサスペンド・タイマーによって検出すると、バス
12上に割り込みを発生する(A項参照)また、蓋体が
閉じられてもバス12上に割り込みを発生する。。割り
込みコントローラ26は、この割り込みを検出してBI
OSに通知する。BIOSは、割り込みの発生源を探索
して、割り込み要因が電力管理プロセッサ45であるこ
とを突き止める。これをトリガにして、システム100
の支配権はPM(パワー・マネージメント)プログラム
に移り、サスペンド・ルーチンが開始する。
【0055】サスペンド・ルーチンでは、まず、I/O
デバイスのアクティビティの有無をチェックする(ステ
ップS10)。アクティビティが存在するとき(例えば
DMA転送が行われているとき)には、所定時間(例え
ば10msec)経過後、再度アクティビティをチェッ
クして、I/Oデバイスのアクティビティがなくなるま
で待機する。
【0056】I/Oデバイスのアクティビティが検出さ
れないとき、PMプログラムは、まずハードウェア・コ
ンテキスト情報をメイン・メモリ13にセーブし(ステ
ップS12)、次いで、VRAMのオリジナル・データ
をメイン・メモリ13にセーブする(ステップS1
4)。ここでいうハードウェア・コンテキスト情報の代
表例は、CPU11,割り込みコントローラ26,DM
Aコントローラ25,ビデオ・コントローラ16等の各
チップのレジスタ値や、タイマーのカウント値である。
ハードウェア・コンテキスト情報やVRAMのデータ
は、同一時点からタスクを再開するために必要なデータ
である(公知)。
【0057】次いで、PMプログラムは、まさにサスペ
ンドに突入しようとしているこの時点におけるRTC3
3の実時間(T1)を、メイン・メモリ13内の所定領
域にタイムスタンプする(ステップS16)。また、シ
ステム100がこのようなサスペンド・ルーチンを経て
パワー・オフされることを示す記号(「サスペンド・シ
グニチャ」ということにする)をメイン・メモリ13内
の所定領域に書き込んでおくと、後のレジューム・ルー
チンで便利である。サスペンド・シグニチャは例えば2
バイト程度のデータである。
【0058】必要データのストア及びタイムスタンプが
終了すると、PMプログラムは、電力管理プロセッサ4
5に対して、所定の電力線(ここではVcc5A以外のサブ
電力線)の給電停止を要求する。電力管理プロセッサ4
5は、この命令を受けて、電力制御レジスタ46内の各
ビット・セルの内容を変更する。これによって、メイン
・メモリ13以外の殆ど全ての電気回路への電力供給は
遮断され、システム100はサスペンド・モードに入る
(ステップS18)。
【0059】(2)レジューム・ルーチン 電力管理プロセッサ45は、サスペンド・モードの間も
定期的に起動してキーボード30やマウス31からのユ
ーザ・アクセス(若しくはレジューム要求)の有無をモ
ニタしている。そして、ユーザ・アクセスがあると、先
行するステップS18にて停止されていた各電力線から
の給電を再開する(ステップS20)。そして、CPU
11は、まず、ROM15中のPOSTプログラムを実
行する(ステップS22)。POSTは、各ハードウェ
アの自己診断等を終えると、システム100が通常の電
源再投入(POR)を行っているのか、あるいはレジュ
ームを行おうとしているのかをチェックする。このチェ
ックは、例えば、メイン・メモリ13中の所定領域にサ
スペンド・シグニチャが設定されているかどうかを調べ
ることによって行われる。そして、レジュームであると
判断されれば、システム100の支配権はPMプログラ
ムに移り、レジューム・ルーチンを開始する。
【0060】レジューム・ルーチンでは、まず、ユーザ
にパスワード入力(レジューム・パスワード)をプロン
プトするためのステップS30を実行する。実際にレジ
ューム・パスワードを要求するかという問題は、システ
ム100のユーザビリティやセキュリティ・レベルに対
して大きな影響を与える(前述)。ステップS30の詳
細な説明は次項D−2に譲るが、該項によれば、本発明
がユーザビリティとセキュリティの均衡を保ちつつ最適
なサスペンド/レジューム・オペレーションを実現す
る、ということを充分理解できるであろう。
【0061】次いで、PMプログラムは、メイン・メモ
リ13にセーブしておいたVRAMのオリジナル・デー
タやハードウェア・コンテキスト情報をもとの場所にリ
ストアする(ステップS24及びS26)。
【0062】各データをリストアし終えたシステム10
0は、前回割り込みが発生したときとほぼ同一の状態で
あり、OSやアプリケーションは同一の時点からタスク
を再開することができる。
【0063】D−2.図5には、図4に示したフローチ
ャートのうちのレジューム・パスワードを求めるための
ステップS30を、より詳細に示した図である。
【0064】まず、ステップS40では、まさにレジュ
ームしようとしているこの時点におけるRTC33の実
時間(T2)をタイムスタンプする。
【0065】次いで、システム100がサスペンド・モ
ードに居た時間ΔT(T2−T1)を計算して、セキュリ
ティ・タイムTsecと大小比較する(ステップS4
2)。ここで、セキュリティ・タイムTsecとは、パス
ワード入力を求めるべきか否かを判断するための閾値で
あり、経験則によれば10分程度が最適である。セキュ
リティ・タイムは、デフォルトで与えられていても、ユ
ーザ・プログラマブルでもよく、例えばCMOS RA
M34に格納されている。
【0066】サスペンド時間ΔTがセキュリティ・タイ
ムを越えるときは、システム100のセキュリティを維
持するために、パスワード入力が実際に促される(ステ
ップS44)。サスペンド(若しくはシステム100の
動作待ち状態)が長く続く場合、ユーザがその間に離席
している可能性が高いので、セキュリティを守る上でレ
ジューム・パスワードは必須になってくる。また、長ら
く手を休めていたユーザにとっては作業再開のためのパ
スワード入力はあまり負担にはならないであろう。な
お、入力パスワードが登録パスワードと一致しない場合
は、再度パスワード入力を促すようにしてもよい。ま
た、所定回数(例えば3回)以上パスワード入力に失敗
すると、以後パスワードの入力を認めず、レジュームを
禁止するようにしてもよい。
【0067】一方、サスペンド時間ΔTがセキュリティ
・タイム未満のときは、ユーザビリティを損なわないた
めに、パスワード入力を求める次ステップS44をスキ
ップして、データ・リストアのためのステップS24に
直接進む。サスペンドへの遷移がユーザの不意を突くよ
うな場合、ユーザは過敏に反応して直ぐにレジュームを
要求する(すなわちΔTは短かくなる)傾向にある。ス
テップS44のスキップはこのような経験則に基づくも
のであり、この結果、レジューム動作を比較的短時間
(約5秒程度)で終わらせることができる。また、短時
間のサスペンドの間にユーザが離席している可能性も少
ないので、レジューム・パスワードを省略してもシステ
ム100のセキュリティが脅かされることはないであろ
う。
【0068】以上の説明により、本発明がユーザビリテ
ィとセキュリティの均衡を保ちつつ最適なサスペンド/
レジューム・オペレーションを実現するものである、と
いうことを充分理解できたであろう。
【0069】E.追補 以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳
解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは
自明である。例えば、図1及び図2に記載されたものと
は異なったハードウェア構成によってサスペンド等の節
電動作を実現する情報処理機器であっても、本発明を実
施することは当然可能である。要するに、例示という形
態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈され
るべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒
頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0070】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
システムの使用状況が低下した電気回路に対する電力供
給を適宜低下若しくは停止させる節電動作(「パワー・
マネージメント」ともいう)機能を備えた、優れた情報
処理装置及びその制御方法を提供することができる。
【0071】本発明に係る情報処理装置及びその制御方
法によれば、システムがサスペンド等の節電モードに遷
移した後、比較的短い時間のうちにキー入力等のユーザ
の反応があった場合には、レジューム時のパスワード入
力を必要としない。したがって、仮にサスペンドへの遷
移がユーザにとって不本意なときであっても、瞬時にタ
スクを再開できるので、不快感は最小限で済む。また、
サスペンド・モードが短時間しか続かない場合には、ユ
ーザが離席している可能性は少ないので、入力パスワー
ドの照合を行わなくとも、システムのセキュリティが脅
かされるむ危険性は極めて低いであろう。
【0072】また、逆に、サスペンド等の節電モードに
遷移してから充分長い時間が経過した後にキー入力等の
レジューム要求が起こった場合には、ユーザに対してパ
スワードの入力を要求する。サスペンド(若しくは動作
待ち状態)が長く継続している場合、ユーザが離席する
可能性が比較的高く、システムのセキュリティを維持す
る上でパスワードの照合は必須になってくるからであ
る。また、長らくキー入力を中断して手を休めていたユ
ーザが、入力作業の再開のためにパスワード入力を求め
られても、おそらく不快感は抱かないであろう。
【0073】要するに本発明によれば、節電動作時にお
けるシステムのセキュリティ(機密保護)とユーザビリ
ティ(操作性)の双方の要求に適格に応えることができ
る情報処理装置及びその制御方法を提供することができ
る訳である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施に供されるパーソナル・
コンピュータ(PC)100のハードウェア構成を概略
的に示した図である。
【図2】図2は、PC100の電力系統をさらに詳しく
示した図である。
【図3】図3は、本発明の実施に供されるPC100上
で実行されるソフトウェアの階層的構成を概略的に示し
た図である。
【図4】図4は、サスペンド・モードに遷移するための
ルーチン、及びサスペンド・モードから復帰してタスク
を再開するルーチン(レジューム・ルーチン)をフロー
チャート化して示した図である。
【図5】図5は、図4に示したフローチャートのうちの
レジューム・パスワードを求めるためのステップS30
を、より詳細に示した図である。
【符号の説明】
11…CPU、12…バス、13…メイン・メモリ、1
4…メモリ・コントローラ、15…ROM、16…ビデ
オ・コントローラ、17…VRAM、18…LCD、1
9…オーディオ・コントローラ、20…アンプ、21…
スピーカ、22…HDD、23…FDC、24…FD
D、25…DMAコントローラ、26…割り込みコント
ローラ、27…I/Oコントローラ、29…KMC、3
0…キーボード、31…マウス、32…OSC、33…
RTC、34…CMOS RAM、35…コイン・バッ
テリ、36…EEPROM、41…ACアダプタ、42
…バッテリ、43…DC/DCコンバータ、44…FE
Tスイッチ、45…電力管理プロセッサ、46…電力制
御レジスタ、100…パーソナル・コンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和 田 隆 秀 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動作待ち状態が所定時間以上継続したとき
    に通常モードから節電モードに遷移するタイプの情報処
    理装置において、節電モードから通常モードに復帰する
    までの時間の長さに応じて復帰時のパスワード入力を求
    めることを特徴とする情報処理装置
  2. 【請求項2】動作待ち状態が第1の所定時間以上継続し
    たときに通常モードから節電モードに遷移するタイプの
    情報処理装置において、節電モードに遷移してから第2
    の所定時間以内に通常モードに復帰する場合はパスワー
    ド入力を求めず、節電モードに遷移してから第2の所定
    時間経過後に通常モードに復帰する場合はパスワード入
    力を求めることを特徴とする情報処理装置
  3. 【請求項3】プロセッサ手段と、メモリ手段と、ユーザ
    入力手段と、表示手段と、一定時間間隔の信号を与える
    第1の手段と、最後のユーザ入力又は最後の処理動作か
    ら所定時間が経過したことを通知する第2の手段と、前
    記第2の手段からの通知に応じて節電動作を開始する第
    3の手段と、節電動作の開始から次のユーザ入力までの
    節電動作時間を計測する第4の手段と、節電動作時間の
    長さに応じてパスワード入力を求める第5の手段と、節
    電動作を停止する第6の手段とを具備することを特徴と
    する情報処理装置
  4. 【請求項4】プロセッサ手段と、メモリ手段と、ユーザ
    入力手段と、表示手段と、一定時間間隔の信号を与える
    第1の手段と、最後のユーザ入力又は最後の処理動作か
    ら第1の所定時間が経過したことを通知する第2の手段
    と、前記第2の手段からの通知に応じて節電動作を開始
    する第3の手段と、節電動作の開始から次のユーザ入力
    までの節電動作時間を計測する第4の手段と、節電動作
    時間が第2の所定時間よりも短いときはパスワード入力
    を求めず第2の所定時間よりも大きいときはパスワード
    入力を求める第5の手段と、前記第5の手段がパスワー
    ド入力を求めない場合は即時に節電動作を停止しパスワ
    ード入力を求める場合はパスワード照合結果に応じて節
    電動作を停止する第6の手段とを具備することを特徴と
    する情報処理装置
  5. 【請求項5】動作待ち状態が所定時間以上継続したとき
    に通常モードから節電モードに遷移するタイプの情報処
    理装置の制御方法において、節電モードから通常モード
    に復帰するまでの時間の長さに応じて復帰時のパスワー
    ド入力を求めることを特徴とする情報処理装置の制御方
  6. 【請求項6】動作待ち状態が第1の所定時間以上継続し
    たときに通常モードから節電モードに遷移するタイプの
    情報処理装置の制御方法において、節電モードに遷移し
    てから第2の所定時間以内に通常モードに復帰する場合
    はパスワード入力を求めず、節電モードに遷移してから
    第2の所定時間経過後に通常モードに復帰する場合はパ
    スワード入力を求めることを特徴とする情報処理装置の
    制御方法
  7. 【請求項7】動作待ち状態が第1の所定時間以上継続し
    たときに通常モードから節電モードに遷移するタイプの
    情報処理装置の制御方法において、最後のユーザ入力又
    は最後の処理動作から第1の所定時間が経過したことに
    応じて節電動作を開始する第1の段階と、節電動作の開
    始から次のユーザ入力までの節電動作時間を計測する第
    2の段階と、節電動作時間を第2の所定時間と比較する
    第3の段階と、前記第3の段階における比較結果に応じ
    てパスワード入力を求める第4の段階と、節電動作を停
    止して通常モードに復帰させる第5の段階とを含むこと
    を特徴とする情報処理装置の制御方法
  8. 【請求項8】動作待ち状態が第1の所定時間以上継続し
    たときに通常モードから節電モードに遷移するタイプの
    情報処理装置の制御方法において、最後のユーザ入力又
    は最後の処理動作から第1の所定時間が経過したことに
    応じて節電動作を開始する第1の段階と、節電動作の開
    始から次のユーザ入力までの節電動作時間を計測する第
    2の段階と、節電動作時間を第2の所定時間と比較する
    第3の段階と、節電動作時間が第2の所定時間より小さ
    ければパスワード入力を求めず大きければパスワード入
    力を求める第4の段階と、前記第4の段階でパスワード
    入力を求めない場合は即時に節電動作を停止しパスワー
    ド入力を求める場合はパスワード照合結果に応じて節電
    動作を停止して通常モードに復帰させる第5の段階とを
    含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法
  9. 【請求項9】前記第2の所定時間は固定値(デフォルト
    値)であることを特徴とする請求項2又は請求項4に記
    載の情報処理装置
  10. 【請求項10】前記第2の所定時間は可変値(ユーザ・
    プログラマブル)であることを特徴とする請求項2又は
    請求項4に記載の情報処理装置
  11. 【請求項11】前記第2の所定時間は固定値(デフォル
    ト値)であることを特徴とする請求項6又は請求項7に
    記載の情報処理装置の制御方法
  12. 【請求項12】前記第2の所定時間は可変値(ユーザ・
    プログラマブル)であることを特徴とする請求項6又は
    請求項7に記載の情報処理装置の制御方法
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