JPH09331301A - コントロールセンタの保守管理システム - Google Patents

コントロールセンタの保守管理システム

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JPH09331301A
JPH09331301A JP8149112A JP14911296A JPH09331301A JP H09331301 A JPH09331301 A JP H09331301A JP 8149112 A JP8149112 A JP 8149112A JP 14911296 A JP14911296 A JP 14911296A JP H09331301 A JPH09331301 A JP H09331301A
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JP
Japan
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signal
communication device
maintenance management
control center
load
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JP8149112A
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Osamu Aizawa
修 相沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで構成が可能であり、且つ、保守管
理作業の自由度を高めることができるコントロールセン
タの保守管理システムを提供する。 【解決手段】 集中制御室内に3台設置されたコントロ
ールセンタ1の各プログラマブルコントローラ6は、そ
のコントロールセンタ1内に収容されている複数のモー
タ保護リレー2が収集した各モータ3の運転制御に関す
る各種データを夫々得るとそのデータを記憶保持し、事
務室に設置されたパーソナルコンピュータ8から送信要
求信号が送信されると、記憶保持している各種データを
電波信号によってパーソナルコンピュータ8に送信し、
パーソナルコンピュータ8は、受信した各種データをデ
ィスプレイ10に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷の運転制御に
関する各種データを収集する保護装置を複数収容してな
るコントロールセンタと保守管理のデータの授受を行う
ようにした保守管理装置を備えたコントロールセンタの
保守管理システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】コントロールセンタ
は、その筐体内部に複数のモータ保護リレー(保護装
置)を有して構成されている。モータ保護リレーは、主
回路と負荷としてのモータとの間に設けられている主回
路接点の開閉を制御することによりモータの始動または
停止や保護を行うものである。また、モータ保護リレー
は、運転状態にあるモータの負荷電流値や地絡電流,欠
相の有無等の各種データを収集して、それらのデータ
を、伝送線路を介して接続されているプログラマブルコ
ントローラに送信するようになっている。
【0003】この様なコントロールセンタが例えば複数
台設置されている場合において、これらの保守管理を行
うためのシステムは、以下のようにして構成されてい
た。即ち、各コントロールセンタのプログラマブルコン
トローラ間を伝送ケーブルによって接続し、また、その
伝送ケーブルを、変換アダプタを介して保守管理装置た
るパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称す)に
接続する。そして、各プログラマブルコントローラ間で
例えばRS−485によって行ったデータ通信を、RS
−232Cのフォーマットに変換してパソコンに送信す
る構成である。
【0004】以上のような構成において、各コントロー
ルセンタ内の複数のモータ保護リレーは、各モータの運
転状態のデータを収集してプログラマブルコントローラ
に伝送する。プログラマブルコントローラは、伝送され
たデータを得るとそのデータに応じたモータの運転制御
を行うと共に、そのデータをパソコンに対して送信す
る。パソコンは、送信された各モータのデータをディス
プレイに表示させたり、必要に応じてプリンタに印字出
力させるようになっている。
【0005】この様な保守管理システムでは、パソコン
と各プログラマブルコントローラとを伝送ケーブルによ
って接続する必要があり、伝送ケーブル及びその配線作
業にコストを要し、システムが高価になるという問題が
あった。
【0006】また、伝送ケーブルの接続長の制約がある
ため、各コントロールセンタ及びパソコンは、通常は工
場の集中制御室に一括して配置されており、保守管理を
行うためには、作業者が集中制御室に移動する必要があ
った。
【0007】本発明は上記課題を解決するものであり、
その目的は、低コストで構成が可能であり、且つ、保守
管理作業の自由度を高めることができるコントロールセ
ンタの保守管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のコントロールセンタの保守管理シス
テムは、負荷の運転制御に関する各種データを収集する
機能及び主回路と負荷との間に設けられている主回路接
点の開閉を制御して負荷の保護を行う機能を有する保護
装置を複数収容してなるコントロールセンタと、このコ
ントロールセンタに収容されている複数の保護装置と伝
送線路を介して接続され、負荷の各種データを受信して
記憶すると共に予め入力された制御プラグラムに従って
負荷の運転を制御するプログラマブルコントローラと、
このプログラマブルコントローラから出力された各種デ
ータを送信信号として空中伝搬信号により送信するセン
タ側通信装置と、このセンタ側通信装置によって送信さ
れる送信信号を受信可能な管理側通信装置と、この管理
側通信装置が受信した各種データを表示する保守管理装
置とから構成されていることを特徴とする。
【0009】斯様に構成すれば、複数の保護装置によっ
て夫々収集された各負荷の運転制御に関する各種データ
は、伝送線路を介してプログラマブルコントローラによ
り受信されて記憶される。プログラマブルコントローラ
は、記憶した前記データを、センタ側通信装置を介して
管理側通信装置へ空中伝搬信号により送信し、送信され
た各種データは保守管理装置において表示される。従っ
て、伝送ケーブルによって接続すること無しに、保守管
理装置に対して、多数の保護装置が有している各負荷の
データを容易に送信することができる。
【0010】管理側通信装置を、保守管理装置により設
定される保護装置の設定信号を空中伝搬信号により送信
可能に設けると共に、センタ側通信装置を、設定信号を
受信可能に設けて、保護装置を、センタ側通信装置を介
して設定信号が与えられるとこれに応じた機能設定を行
う構成としても良い。斯様に構成すれば、保守管理装置
から多数の保護装置の夫々に対して個別に機能設定を行
うことができる(請求項2)。
【0011】保護装置を、保守管理装置から送信された
設定信号に応じた機能の設定を記憶する不揮発性の記憶
手段を備えて構成しても良く、斯様に構成すれば、保護
装置が断電された場合でも、一度保守管理装置から行わ
れた保護装置の機能設定情報は保存されるので、電源が
再投入される毎にその都度機能設定を行う必要がなくな
る(請求項3)。
【0012】保守管理装置を、負荷の運転開始または運
転停止信号を管理側通信装置を介して空中伝搬信号によ
り送信可能に設け、保護装置を、運転開始または運転停
止信号をセンタ側通信装置を介して受信すると、その運
転開始または運転停止信号に応じて、負荷を運転開始ま
たは運転停止させる構成としても良い。斯様に構成すれ
ば、保守管理装置から多数の負荷の夫々に対して個別に
運転開始や運転停止の制御を行うことができる(請求項
4)。
【0013】保守管理装置を、送信要求信号が管理側通
信装置を介して空中伝搬信号により送信可能となるよう
に構成し、プログラマブルコントローラを、センタ側通
信装置を介して送信要求信号を受信すると、保護装置が
収集した負荷の各種データを送信する構成としても良
い。斯様に構成すれば、コントロールセンタ側のデータ
送信管理が容易となり、且つ、複数のプログラマブルコ
ントローラと通信を行う場合でも通信制御が簡単になる
(請求項5)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1乃至図3を参照して説明する。図3は、保守管理シ
ステムの全体構成を示す図である。コントロールセンタ
1は、その筐体内部に複数のモータ保護リレー(保護装
置)2を有して構成されている。モータ保護リレー2
は、後述するように負荷としてのモータ(例えば、誘導
電動機,図3では1個のみ図示する)3の運転制御に関
する負荷電流値や地絡電流,欠相の有無等の各種データ
を収集する機能や、必要があると判断した場合にはモー
タ3を保護する機能をも有している。
【0015】そのコントロールセンタ1の複数のモータ
保護リレー2は、ツイストペアケーブルなどで構成され
る伝送線路4を介してマスタステーション5に接続され
ている。マスタステーション5は、データバス及びデュ
アルポートメモリ(何れも図示せず)などを介して、プ
ログラマブルコントローラ6ともデータの送受信が可能
となるように接続されている。
【0016】プログラマブルコントローラ6は、マスタ
ステーション5を介してモータ保護リレー2とデータの
送受信を行うことにより、モータ3の運転状態をモニタ
しつつ、予め入力された制御プログラムに従ってモータ
3の運転を制御する。また、プログラマブルコントロー
ラ6は、通信装置(センタ側通信装置)7ともデータの
送受信が可能となるように接続されている。
【0017】通信装置7は、アンテナ7aを有してお
り、プログラマブルコントローラ6から送信されたデー
タによって搬送波をFM変調し、アンテナ7aから電波
信号(空中伝搬信号)として送信するようになってい
る。また、通信装置7は、アンテナ7aを介して受信し
たFM変調信号を復調して、プログラマブルコントロー
ラ6に対して復調信号を出力するようになっている。以
上がコントロールセンタ1を構成しており、この様なコ
ントロールセンタ1が例えば3台集中制御室に一括して
設置されている。
【0018】一方、1台のパーソナルコンピュータ(以
下、パソコンと称す)8が保守管理装置として、上記集
中制御室とは別室の例えば事務室等に設置されている。
パソコン8は、コントロールセンタ1側から送信された
FM変調信号をアンテナ9aによって受信すると、その
受信信号を後述するように復調してディスプレイ10に
表示させるようになっている。
【0019】図2は、コントロールセンタ1内部の1ユ
ニットであるモータ3及びモータ保護リレー2を中心と
する詳細な電気的構成を示すものである。また、図1
は、1つのコントロールセンタ1におけるプログラマブ
ルコントローラ6と複数のモータ保護リレー2との接続
状態を概略的に示したもの及びパソコン8の電気的構成
を機能ブロックで示すものである。
【0020】図2において、三相の電源母線(尚、図1
及び図3においては省略して1本で図示している)11
とモータ3との間の主回路12には、配線用遮断器1
3、主回路接点12aを開閉する電磁接触器14、主回
路電流検出用の電流変換器15及び地絡電流検出用の零
相変流器16が設けられている。主回路12の配線用遮
断器13の負荷側には、制御電源用の変圧器17の一次
側が接続されており、この変圧器17の二次側には、制
御母線18、19が設けられている。
【0021】モータ保護リレー2は、上記制御母線1
8、19から直流電源回路20を介して給電され、マイ
クロコンピュータからなる論理演算回路21を中心に構
成されている。この論理演算回路21は、始動用操作ス
イッチ22、停止用操作スイッチ23及び前記電磁接触
器14が有する常開形補助接点14aからの各オン信号
を入力回路24を介して受け、且つ、電流変換器15及
び零相変流器16からの各信号を夫々A/D変換回路2
5及び故障検出回路25aを介して受けると共に、動作
コイル14bを出力回路26を通じて通断電制御するよ
うになっている。故障検出回路25aは、A/D変換回
路25の出力に基づいて故障電流、故障電圧を検出し、
その検出結果を論理演算回路21に対して出力するよう
になっている。
【0022】論理演算回路21は、過電流、欠相、不足
電流、地絡などの保護動作並びに瞬時停電再始動、限時
再始動などの制御プログラムが内部のROMに記憶され
ている。また、論理演算回路21には、不揮発性の記憶
手段たるEEPROM27が接続されている。入力キー
などで構成される設定回路28は、論理演算回路21に
対してモータ保護リレー2の機能設定、即ち、過電流、
欠相、不足電流、地絡などの保護を行うための機能設定
を行うもので、この設定によるデータは、EEPRRO
M27に記憶されるようになっている。
【0023】そして、論理演算回路21は、初期処理に
おいて内部のROM及びEEPROM27から制御プロ
グラム及び機能設定データを読出すとそれらを内部のR
AMに転送して、上述した各種の入力信号に基づいた保
護並びに制御動作を実行するようになっている。
【0024】例えば7セグメントのLEDなどからなる
表示部29は、論理演算回路21による保護動作の実行
状況及び電磁接触器14の開閉状況等を表示するために
設けられており、この他にもEEPROM27に記憶さ
れる機能データをも表示できるようになっている。ま
た、ユニットステーション30は、伝送線路4に接続さ
れており、その伝送線路4にマスタステーション5を介
して接続されているプログラマブルコントローラ6と論
理演算回路21との間でデータの送受信を行うために設
けられている(図1参照)。
【0025】図1において、パソコン8は、CPUなど
で構成される制御部32を中心として、入力装置である
キーボード33、メモリやハードディスクなどからなる
記憶装置34及び表示装置であるディスプレイ10によ
って構成されている。また、パソコン8は、前述した通
信装置7及びそのアンテナ7aと同様の機能を有する通
信装置(管理側通信装置)9及びアンテナ9aをも備え
ており、通信装置9は、制御部32に対して変調及び復
調信号の入出力を行うようになっている。
【0026】次に、本実施例の作用について説明する。
作業者は、上述したように、各モータ保護リレー2の機
能設定を、夫々の設定回路28を個別に操作することに
よって行うこともできるが、事務室に設置されたパソコ
ン8のキーボード33を操作することにより、特定のコ
ントロールセンタ1内の特定のモータ保護リレー2を指
定して機能設定データを入力することによって機能の設
定を行うことも可能である。この場合、入力された機能
設定データは、通信装置9のアンテナ9aから、上記特
定のコントロールセンタ1を指定するアドレス情報を含
んだFM変調信号(設定信号)として送信される。
【0027】すると、送信された信号は、各コントロー
ルセンタ1が設置されている集中制御室内の各通信装置
7によって受信される。前記特定のコントロールセンタ
1の通信装置7は、受信したFM変調信号に含まれてい
るアドレス情報が自己に割当てられたものであることを
認識すると、そのFM変調信号を復調したデータをプロ
グラマブルコントローラ6に出力する。プログラマブル
コントローラ6は、与えられたデータ(機能設定デー
タ)をマスタステーション5から伝送線路4上に送信さ
せる。
【0028】上記機能設定データには、やはり特定のモ
ータ保護リレー2を指定するアドレス情報が含まれてお
り、その特定のモータ保護リレー2に内蔵されているユ
ニットステーション30は、伝送線路4上に送信された
データに含まれるアドレスが自身のものと一致するとそ
の機能設定データを取込む。すると、論理演算回路21
は、ユニットステーション30が取込んだ機能設定デー
タを読込んで、内部のRAMの作業領域に書込むと共
に、外部のEEPROM27にも書込んで記憶させる。
【0029】そして、作業者が、パソコン8から特定の
モータ保護リレー2に接続されているモータ3の始動信
号を入力して送信すると、その始動信号は、上記と同様
の経路によって特定のモータ保護リレー2に送信され
る。すると、論理演算回路21は、出力回路26を介し
て動作コイル14bに通電を行い、電磁接触器14によ
り主回路接点12aを閉成させてモータ3を始動させ
る。尚、モータ3の始動についても、各モータ保護リレ
ー2の始動用スイッチ22を個別に操作することによっ
て行うことが可能である。
【0030】モータ3が始動して運転が開始されると、
論理演算回路21は、モータ3の運転制御に関する各種
データである主回路電流値や地絡電流値などを順次検出
して、RAMに書込み記憶させて収集する。そして、プ
ログラマブルコントローラ6からデータ送信要求がある
と、収集した各種データをユニットステーション30を
介してプログラマブルコントローラ6に送信する。
【0031】プログラマブルコントローラ6は、制御プ
ログラムに従って、一定時間毎にデータ送信要求を各モ
ータ保護リレー2に順次送信して上記各種データを得る
と、内部のRAMに記憶させて保持すると共に、その各
種データに従い必要に応じて各モータ3の運転制御指令
を各モータ保護リレー2に与える。
【0032】一方、作業者は、保守管理のために各モー
タ3の運転制御に関する各種データを得る必要がある場
合には、パソコン8を操作して、各コントロールセンタ
1に対して送信要求信号を夫々個別に送信させる。その
送信要求信号を受信した各コントロールセンタ1のプロ
グラマブルコントローラ6は、内部に記憶保持されてい
る各モータ保護リレー2から送信された各モータ3に関
する各種データを、パソコン8に対して送信する。パソ
コン8は、送信された各種データをディスプレイ10に
表示させたり、必要に応じて、パソコン8に接続される
図示しないプリンタに印字出力する。
【0033】そして、作業者が、特定のモータ3の運転
を停止させる必要があると判断した場合は、始動の場合
と同様に、パソコン8から特定のモータ3に対する停止
信号を入力して送信すると、その停止信号が特定のモー
タ保護リレー2の論理演算回路21に伝えられ、出力回
路26を介して動作コイル14bが断電されることによ
り、電磁接触器14により主回路接点12aが開離され
てモータ3の運転は停止される。尚、このモータ3の停
止についても、各モータ保護リレー2の停止用スイッチ
23を個別に操作することによって行うことが可能であ
る。
【0034】以上のように本実施例によれば、集中制御
室内に設置された3台のコントロールセンタ1の各プロ
グラマブルコントローラ6は、対応するコントロールセ
ンタ1内に収容されている複数のモータ保護リレー2が
収集した各モータ3の運転制御に関する各種データを夫
々得るとそのデータを記憶保持し、事務室に設置された
パソコン8から送信要求信号が送信された時に電波信号
によってパソコン8に送信し、パソコン8は、受信した
各種データをディスプレイ10に表示させるようにし
た。
【0035】従って、パソコン8に対して、多数のモー
タ保護リレー2が有している各モータ3のデータを電波
信号によって送信することにより、従来とは異なり、各
プログラマブルコントローラ6とパソコン8とをデータ
伝送用のケーブルによって接続する必要がなく、ケーブ
ル及びその配線作業に要するコストを削減することがで
きる。
【0036】また、パソコン8は、各コントロールセン
タ1が設置されている集中制御室内に設置する必要がな
いので、作業者は、集中制御室に出向くこと無く、事務
室などにおいて保守管理作業を容易に行うことができ
る。更に、プログラマブルコントローラ6は、パソコン
8から送信要求信号が送信されると記憶保持している各
種データを電波信号によって送信するので、複数台のプ
ログラマブルコントローラ6が存在する場合でも、デー
タ送信管理制御が容易となる。
【0037】加えて、本実施例によれば、パソコン8か
ら必要なデータを入力してコントロールセンタ1側に送
信することによって、特定のコントロールセンタ1内の
特定のモータ保護リレー2の機能設定または特定のモー
タ3の始動または停止を直接行い得るようにしたので、
多数のモータ保護リレー2及びモータ3の制御をパソコ
ン8から集中的に行うことができ、保守管理作業を一層
容易にすることができる。
【0038】また、本実施例によれば、モータ保護リレ
ー2の論理演算回路21は、パソコン8から送信された
設定信号に応じた機能の設定をEEPROM27に記憶
させるようにしたので、モータ保護リレー2が断電され
た場合でも、一度パソコン8から行われた機能設定に関
する情報は失われることがないので、電源が再投入され
た場合には、EEPROM27に記憶されたデータに基
づいて機能設定を行うことができ、保守管理作業をより
一層容易にすることができる。
【0039】本発明は上記しかつ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。パソコン8から送信要求信号が送信
されると、プログラマブルコントローラ6は記憶保持し
ている各種データを電波信号によって送信するようにし
たが、各プログラマブルコントローラ6が一定時間毎
に、夫々異なる送信タイミングによってパソコン8側に
送信するようにしても良い。斯様に構成すれば、作業者
がパソコン8を特に操作せずとも、各種データをパソコ
ン8側で自動的に受信して利用できる。
【0040】パソコン8から必要なデータを入力するこ
とによって、モータ保護リレー2の機能設定または特定
のモータ3の始動または停止を行い得る機能は必要に応
じて設ければ良い。また、EEPROM27も必要に応
じて設ければ良い。通信装置9を、パソコン8とは別体
に構成して、パソコン8の外部で接続して使用する構成
としても良い。コントロールセンタ1及びこれに対応し
て設けられるプログラマブルコントローラ6の数は3台
に限らず、2台以下或いは4台以上でも適用できる。通
信装置7及び9の変復調方式は、FMに限ること無くA
MやPMまたは各種パルス変調などでも良い。空中伝搬
信号として、光信号や超音波信号などを用いても良い。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであるので、
以下の効果を奏する。請求項1記載のコントロールセン
タの保守管理システムによれば、保護装置を複数収容し
てなるコントロールセンタに対応して設けられたプログ
ラマブルコントローラは、複数の保護装置から受信して
記憶した負荷の運転制御に関する各種データを送信信号
として空中伝搬信号により送信させると、保守管理装置
は、その送信信号を受信して前記各種データを表示する
ので、従来とは異なり、各プログラマブルコントローラ
と保守管理装置とをデータ伝送用のケーブルによって接
続する必要がなく、ケーブル及びその配線作業に要する
コストを削減できると共に、保守管理作業の自由度を高
めることができる。
【0042】請求項2記載のコントロールセンタの保守
管理システムによれば、保守管理装置は、保護装置の設
定信号を空中伝搬信号によって送信し、保護装置は、そ
の設定信号を受信するとその設定信号に応じた機能設定
を行うので、保守管理装置から多数の保護装置の機能設
定を個別に行うことができ、保守管理作業を容易にする
ことができる。
【0043】請求項3記載のコントロールセンタの保守
管理システムによれば、保護装置は、受信した保守管理
装置からの設定信号に応じた機能の設定を不揮発性の記
憶手段に記憶させるので、保護装置が断電された場合で
も、一度保守管理装置から行われた機能設定の情報は保
存されるので、保守管理作業をより容易にすることがで
きる。
【0044】請求項4記載のコントロールセンタの保守
管理システムによれば、保守管理装置は、負荷の運転開
始または運転停止信号を空中伝搬信号により送信し、保
護装置は、受信した運転開始または運転停止信号に応じ
て負荷を運転開始または運転停止させるので、保守管理
装置から多数の負荷の運転開始または運転停止を個別に
行うことができ、保守管理作業を一層容易にすることが
できる。
【0045】請求項5記載のコントロールセンタの保守
管理システムによれば、保守管理装置は、送信要求信号
を空中伝搬信号により送信し、プログラマブルコントロ
ーラは、その送信要求信号を受信すると負荷の各種デー
タを送信するので、コントロールセンタ側のデータ送信
管理制御が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における、コントロールセン
タ及びプログラマブルコントローラ並びにパーソナルコ
ンピュータの電気的構成を示す機能ブロック図
【図2】モータ及びモータ保護リレーを中心とする電気
的構成図
【図3】保守管理システムの全体構成図
【符号の説明】
1はコントロールセンタ、2はモータ保護リレー(保護
装置)、3はモータ(負荷)、4は伝送線路、6はプロ
グラマブルコントローラ、7は通信装置(センタ側通信
装置)、8はパーソナルコンピュータ(保守管理装
置)、9は通信装置(管理側通信装置)、12は主回
路、12aは主回路接点、27はEEPROM(記憶手
段)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷の運転制御に関する各種データを収
    集する機能及び主回路と負荷との間に設けられている主
    回路接点の開閉を制御して負荷の保護を行う機能を有す
    る保護装置を複数収容してなるコントロールセンタと、 このコントロールセンタに収容されている前記複数の保
    護装置と伝送線路を介して接続され、前記負荷の各種デ
    ータを受信して記憶すると共に予め入力された制御プラ
    グラムに従って前記負荷の運転を制御するプログラマブ
    ルコントローラと、 このプログラマブルコントローラから出力された前記各
    種データを送信信号として空中伝搬信号により送信する
    センタ側通信装置と、 このセンタ側通信装置によって送信される送信信号を受
    信可能な管理側通信装置と、 この管理側通信装置が受信した前記各種データを表示す
    る保守管理装置とから構成されていることを特徴とする
    コントロールセンタの保守管理システム。
  2. 【請求項2】 管理側通信装置は、保守管理装置により
    設定される保護装置の設定信号を空中伝搬信号により送
    信可能に設けられると共に、 センタ側通信装置は、前記設定信号を受信可能に設けら
    れ、 保護装置は、センタ側通信装置を介して前記設定信号が
    与えられるとこれに応じた機能設定を行うことを特徴と
    する請求項1記載のコントロールセンタの保守管理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 保護装置は、保守管理装置から送信され
    た設定信号に応じた機能の設定を記憶する不揮発性の記
    憶手段を備えていることを特徴とする請求項2記載のコ
    ントロールセンタの保守管理システム。
  4. 【請求項4】 保守管理装置は、負荷の運転開始または
    運転停止信号を管理側通信装置を介して空中伝搬信号に
    より送信可能に設けられ、 保護装置は、前記運転開始または運転停止信号をセンタ
    側通信装置を介して受信すると、その運転開始または運
    転停止信号に応じて、負荷を運転開始または運転停止さ
    せることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    コントロールセンタの保守管理システム。
  5. 【請求項5】 保守管理装置は、送信要求信号を管理側
    通信装置を介して空中伝搬信号により送信可能に設けら
    れ、 プログラマブルコントローラは、センタ側通信装置を介
    して前記送信要求信号を受信すると、保護装置が収集し
    た負荷の各種データを送信することを特徴とする請求項
    1乃至4の何れかに記載のコントロールセンタの保守管
    理システム。
JP8149112A 1996-06-11 1996-06-11 コントロールセンタの保守管理システム Pending JPH09331301A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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