JPH09331206A - Tdma方式用携帯電話機のアンテナ整合部 - Google Patents
Tdma方式用携帯電話機のアンテナ整合部Info
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- JPH09331206A JPH09331206A JP8150854A JP15085496A JPH09331206A JP H09331206 A JPH09331206 A JP H09331206A JP 8150854 A JP8150854 A JP 8150854A JP 15085496 A JP15085496 A JP 15085496A JP H09331206 A JPH09331206 A JP H09331206A
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/38—Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
- H04B1/40—Circuits
- H04B1/44—Transmit/receive switching
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/16—Circuits
- H04B1/18—Input circuits, e.g. for coupling to an antenna or a transmission line
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】携帯電話機のアンテナ整合部を簡素化および小
型化する。 【解決手段】TDMA方式用携帯電話機の受信部5はア
ンテナ1からの受信信号を受信し、送信部6は受信信号
とは互いに周波数の異なる送信信号をアンテナ1に供給
する。アンテナ整合部7は受信周波数において,アンテ
ナ整合部8は送信周波数において,アンテナ1をインピ
ーダンス整合する。受信期間と送信期間の切替に際して
制御部4は整合切替回路2および送受切替回路3を同時
に制御する。つまり、制御部4は受信期間においてはア
ンテナ整合部7および受信部5をアンテナ1に接続し、
送信期間においてはアンテナ整合部8および送信部6を
アンテナ1に接続する。
型化する。 【解決手段】TDMA方式用携帯電話機の受信部5はア
ンテナ1からの受信信号を受信し、送信部6は受信信号
とは互いに周波数の異なる送信信号をアンテナ1に供給
する。アンテナ整合部7は受信周波数において,アンテ
ナ整合部8は送信周波数において,アンテナ1をインピ
ーダンス整合する。受信期間と送信期間の切替に際して
制御部4は整合切替回路2および送受切替回路3を同時
に制御する。つまり、制御部4は受信期間においてはア
ンテナ整合部7および受信部5をアンテナ1に接続し、
送信期間においてはアンテナ整合部8および送信部6を
アンテナ1に接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システム用
に好適なTDMA方式用携帯電話機のアンテナ整合部に
関する。
に好適なTDMA方式用携帯電話機のアンテナ整合部に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のTDMA方式用携帯電話
機では、装置を小型化するためにダイポールアンテナ等
の1つのアンテナで電波を送受信している。この種のT
DMA移動通信方式では、通常、送信信号の周波数(送
信周波数)と受信信号の周波数(受信周波数)とは互い
に異っているが、上記アンテナでは同一のアンテナ整合
回路を用いて送信周波数および受信周波数の両方で共に
よいアンテナ整合を得ることが困難であった。そこで、
TDMA通信方式では送信信号の送信期間(送信時)と
受信信号の受信期間(受信時)とが互いに異なることを
利用し,一つのアンテナ整合回路の整合状態を送信時と
受信時とで変化させる手法が、特開平3−119836
号公報(発明の名称:移動体通信におけるアンテナ整合
装置)に開示されている。開示された公報では、送信
時,受信時別々にアンテナの定在波比を測定し、この測
定結果をアンテナ整合部にフィードバックしてアンテナ
整合状態を調整し、送信時および受信時の各各における
アンテナ整合の最適化を図っている。なお、アンテナ整
合とは、所定の周波数においてアンテナの電波放射効率
を最適化する(アンテナ利得を最大にする)ことであ
り、その主要な要素はアンテナのインピーダンス整合を
とることである。
機では、装置を小型化するためにダイポールアンテナ等
の1つのアンテナで電波を送受信している。この種のT
DMA移動通信方式では、通常、送信信号の周波数(送
信周波数)と受信信号の周波数(受信周波数)とは互い
に異っているが、上記アンテナでは同一のアンテナ整合
回路を用いて送信周波数および受信周波数の両方で共に
よいアンテナ整合を得ることが困難であった。そこで、
TDMA通信方式では送信信号の送信期間(送信時)と
受信信号の受信期間(受信時)とが互いに異なることを
利用し,一つのアンテナ整合回路の整合状態を送信時と
受信時とで変化させる手法が、特開平3−119836
号公報(発明の名称:移動体通信におけるアンテナ整合
装置)に開示されている。開示された公報では、送信
時,受信時別々にアンテナの定在波比を測定し、この測
定結果をアンテナ整合部にフィードバックしてアンテナ
整合状態を調整し、送信時および受信時の各各における
アンテナ整合の最適化を図っている。なお、アンテナ整
合とは、所定の周波数においてアンテナの電波放射効率
を最適化する(アンテナ利得を最大にする)ことであ
り、その主要な要素はアンテナのインピーダンス整合を
とることである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のアンテ
ナ整合技術は、送信周波数と受信周波数の互いに異なる
電波ともに最適化整合した1つのアンテナで送受信する
ために、アンテナ特性測定回路,この測定回路の制御回
路,パラメータが変化できるアンテナ整合回路およびこ
の整合回路のパラメータ制御回路等の多くの回路を必要
とするので回路が複雑かつ大型化し、小型化が強く要求
される携帯電話機用のアンテナ整合回路には採用し難い
という欠点があった。
ナ整合技術は、送信周波数と受信周波数の互いに異なる
電波ともに最適化整合した1つのアンテナで送受信する
ために、アンテナ特性測定回路,この測定回路の制御回
路,パラメータが変化できるアンテナ整合回路およびこ
の整合回路のパラメータ制御回路等の多くの回路を必要
とするので回路が複雑かつ大型化し、小型化が強く要求
される携帯電話機用のアンテナ整合回路には採用し難い
という欠点があった。
【0004】従って、本発明の目的は、上述した従来技
術によるアンテナ整合の欠点を解消し、アンテナから送
受信する電波の送信周波数と受信周波数とが互いに異な
る移動通信システム用として簡素化および小型化できる
TDMA方式用携帯電話機のアンテナ整合部を提供する
ことにある。
術によるアンテナ整合の欠点を解消し、アンテナから送
受信する電波の送信周波数と受信周波数とが互いに異な
る移動通信システム用として簡素化および小型化できる
TDMA方式用携帯電話機のアンテナ整合部を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるTDMA方
式用携帯電話機のアンテナ整合部は、電波を送受信する
アンテナと、前記アンテナからの受信信号を受ける受信
部と、前記アンテナに前記受信信号の周波数とは互いに
異なる周波数の送信信号を供給する送信部と、前記アン
テナを前記受信部および前記送信部のいずれかに接続切
替する送受信切替部と、前記送受信切替部の接続切替を
制御する制御部とを有するTDMA方式用携帯電話機の
アンテナ整合部において、前記アンテナ整合部が、前記
アンテナに接続されると,前記受信信号の周波数におけ
る前記アンテナのアンテナ整合をほぼ最適にする第一の
アンテナ整合回路と、前記アンテナに接続されると,前
記送信信号の周波数における前記アンテナのアンテナ整
合をほぼ最適にする第二のアンテナ整合回路と、前記第
一のアンテナ整合部および前記第二のアンテナ整合部の
いずれかを前記アンテナに接続・切替するアンテナ整合
部切替手段とを有する。
式用携帯電話機のアンテナ整合部は、電波を送受信する
アンテナと、前記アンテナからの受信信号を受ける受信
部と、前記アンテナに前記受信信号の周波数とは互いに
異なる周波数の送信信号を供給する送信部と、前記アン
テナを前記受信部および前記送信部のいずれかに接続切
替する送受信切替部と、前記送受信切替部の接続切替を
制御する制御部とを有するTDMA方式用携帯電話機の
アンテナ整合部において、前記アンテナ整合部が、前記
アンテナに接続されると,前記受信信号の周波数におけ
る前記アンテナのアンテナ整合をほぼ最適にする第一の
アンテナ整合回路と、前記アンテナに接続されると,前
記送信信号の周波数における前記アンテナのアンテナ整
合をほぼ最適にする第二のアンテナ整合回路と、前記第
一のアンテナ整合部および前記第二のアンテナ整合部の
いずれかを前記アンテナに接続・切替するアンテナ整合
部切替手段とを有する。
【0006】前記TDMA方式用携帯電話機のアンテナ
整合部の一つは、前記制御部が、前記アンテナを前記受
信部に接続切替すると同時に前記第一のアンテナ整合部
を前記アンテナに接続し,前記アンテナを前記送信部に
接続切替すると同時に前記第二のアンテナ整合部を前記
アンテナに接続するように前記アンテナ整合部切替手段
を制御する手段をさらに有する構成をとることができ
る。
整合部の一つは、前記制御部が、前記アンテナを前記受
信部に接続切替すると同時に前記第一のアンテナ整合部
を前記アンテナに接続し,前記アンテナを前記送信部に
接続切替すると同時に前記第二のアンテナ整合部を前記
アンテナに接続するように前記アンテナ整合部切替手段
を制御する手段をさらに有する構成をとることができ
る。
【0007】前記TDMA方式用携帯電話機のアンテナ
整合部の別の一つは、前記アンテナが、アンテナ素子と
このアンテナ素子に接続したコイルとを有し、前記第一
のアンテナ整合部および前記第二のアンテナ整合部が、
一端が前記アンテナ整合部切替手段を介して前記アンテ
ナに接続されるとともに他端が接地されたそれぞれ互い
に容量の異なるコンデンサである構成をとることができ
る。
整合部の別の一つは、前記アンテナが、アンテナ素子と
このアンテナ素子に接続したコイルとを有し、前記第一
のアンテナ整合部および前記第二のアンテナ整合部が、
一端が前記アンテナ整合部切替手段を介して前記アンテ
ナに接続されるとともに他端が接地されたそれぞれ互い
に容量の異なるコンデンサである構成をとることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0009】図1は本発明によるアンテナ整合部の実施
の形態の一つを含むTDMA方式用携帯電話機のブロッ
ク図である。
の形態の一つを含むTDMA方式用携帯電話機のブロッ
ク図である。
【0010】まず、このTDMA方式用携帯電話機の基
本構成について説明すると、この携帯電話機は移動通信
システム用のTDMA方式用携帯電話機であり、送信期
間に送信部6からの送信信号をアンテナ1から電波とし
て送信し、受信期間にはアンテナ1が受けた電波から生
じた受信信号を受信部5が受ける。上記送信期間と上記
受信期間とは互いに異なる信号期間である。上記送信期
間と上記受信期間との切替は、制御部4による受信部
5,送信部6および送受切替回路3の制御により行われ
る。
本構成について説明すると、この携帯電話機は移動通信
システム用のTDMA方式用携帯電話機であり、送信期
間に送信部6からの送信信号をアンテナ1から電波とし
て送信し、受信期間にはアンテナ1が受けた電波から生
じた受信信号を受信部5が受ける。上記送信期間と上記
受信期間とは互いに異なる信号期間である。上記送信期
間と上記受信期間との切替は、制御部4による受信部
5,送信部6および送受切替回路3の制御により行われ
る。
【0011】信号端子1aは、棒状に伸長可能なダイポ
ールアンテナ等を用いるアンテナ1と、プリント配線基
板等に構成され,送受切替回路3,受信部5,送信部6
および制御部3を含む携帯電話機本体部とのインターフ
ェース点である。信号端子1aは送受切替回路3の共通
端子に接続され、送受切替回路3の二つの切替端子の各
各は受信部5の受信信号入力端および送信部6の送信信
号出力端にそれぞれ接続される。なお、信号端子1aと
送受切替回路3との間が給電線路で接続されることもあ
り、この給電線路はアンテナ1のインピーダンス整合回
路の一部を構成することもある。ここで、送信信号の周
波数(送信周波数)と受信信号の周波数(受信周波数)
とは、900MHz帯を使用するデジタル自動車電話の
1例では約50MHzの差がある。この程度の周波数差
があると、単体でのアンテナ1は送信周波数と受信周波
数とでアンテナ整合に大きな違いがある。
ールアンテナ等を用いるアンテナ1と、プリント配線基
板等に構成され,送受切替回路3,受信部5,送信部6
および制御部3を含む携帯電話機本体部とのインターフ
ェース点である。信号端子1aは送受切替回路3の共通
端子に接続され、送受切替回路3の二つの切替端子の各
各は受信部5の受信信号入力端および送信部6の送信信
号出力端にそれぞれ接続される。なお、信号端子1aと
送受切替回路3との間が給電線路で接続されることもあ
り、この給電線路はアンテナ1のインピーダンス整合回
路の一部を構成することもある。ここで、送信信号の周
波数(送信周波数)と受信信号の周波数(受信周波数)
とは、900MHz帯を使用するデジタル自動車電話の
1例では約50MHzの差がある。この程度の周波数差
があると、単体でのアンテナ1は送信周波数と受信周波
数とでアンテナ整合に大きな違いがある。
【0012】本実施の形態によるTDMA方式用携帯電
話機は、上述した携帯電話機の基本構成回路に加え、整
合切替回路2と、アンテナ整合部7および8とを有す
る。整合切替回路2の共通端子は信号端子1a(つま
り、送受切替回路3の共通端子)に接続され,二つの切
替端子の各各はアンテナ整合部7および8にそれぞれ接
続されている。アンテナ整合部7は、信号端子1aに接
続されると,つまりアンテナ1に接続されると、受信周
波数においてアンテナ1のインピーダンス整合がほぼ最
適になるように構成する。また、アンテナ整合回路8
が、信号端子1aに接続されると,つまりアンテナ1に
接続されると、送信周波数においてアンテナ1のインピ
ーダンス整合がほぼ最適になるように構成する。これ
ら、アンテナ整合回路7および8は、コイル,コンデン
サおよび配線等により構成することができる。
話機は、上述した携帯電話機の基本構成回路に加え、整
合切替回路2と、アンテナ整合部7および8とを有す
る。整合切替回路2の共通端子は信号端子1a(つま
り、送受切替回路3の共通端子)に接続され,二つの切
替端子の各各はアンテナ整合部7および8にそれぞれ接
続されている。アンテナ整合部7は、信号端子1aに接
続されると,つまりアンテナ1に接続されると、受信周
波数においてアンテナ1のインピーダンス整合がほぼ最
適になるように構成する。また、アンテナ整合回路8
が、信号端子1aに接続されると,つまりアンテナ1に
接続されると、送信周波数においてアンテナ1のインピ
ーダンス整合がほぼ最適になるように構成する。これ
ら、アンテナ整合回路7および8は、コイル,コンデン
サおよび配線等により構成することができる。
【0013】いま、受信信号の受信期間になると、制御
部4は送受切替回路3を受信部5に接続し,整合切替回
路2をアンテナ整合部7に接続する。すると、アンテナ
1のインピーダンスは受信周波数において電波の反射が
なくなるようにほぼ最適に整合され、受信部5はアンテ
ナ1のほぼ最大利得で受信信号を供給されることにな
る。また、送信信号の送信期間になると、制御部4は送
受切替回路3を送信部6に接続し,整合切替回路2をア
ンテナ整合部8に接続する。すると、アンテナ1のイン
ピーダンスは送信周波数においてほぼ最適に整合され、
アンテナ1は送信部6からの受信信号をほぼ最大利得で
電波として放射する。
部4は送受切替回路3を受信部5に接続し,整合切替回
路2をアンテナ整合部7に接続する。すると、アンテナ
1のインピーダンスは受信周波数において電波の反射が
なくなるようにほぼ最適に整合され、受信部5はアンテ
ナ1のほぼ最大利得で受信信号を供給されることにな
る。また、送信信号の送信期間になると、制御部4は送
受切替回路3を送信部6に接続し,整合切替回路2をア
ンテナ整合部8に接続する。すると、アンテナ1のイン
ピーダンスは送信周波数においてほぼ最適に整合され、
アンテナ1は送信部6からの受信信号をほぼ最大利得で
電波として放射する。
【0014】図2は本発明によるアンテナ整合部の実施
の形態の別の一つを含むTDMA方式用携帯電話機のブ
ロック図である。
の形態の別の一つを含むTDMA方式用携帯電話機のブ
ロック図である。
【0015】本実施の形態によるTDMA方式用携帯電
話機は、図1の携帯電話機と同じ、整合切替回路2およ
び3,制御部4,受信部5および送信部6とを有する。
しかし、この携帯電話機は、アンテナ1をアンテナ1A
に,アンテナ整合部7および8をコンデンサ10および
11にそれぞれ代えている。アンテナ1Aは伸長時にア
ンテナ1より長さが短いアンテナ素子12とコイル9と
を含む。コイル9は、アンテナ素子12の長さを等価的
にアンテナ1と同じ程度に補正する作用を有し、アンテ
ナ素子12とコイル9とからなるアンテナ1Aを小型化
できる効果がある。なお、コイル9は配線をフェライト
コイルに巻いた構成でもよい。信号端子1bは、信号端
子1aと同様の,アンテナ1Aと携帯電話機本体部との
インターフェース点である。コイル9は携帯電話機本体
側の信号端子1bと整合切替回路2の共通端子との間に
配置してもよい。
話機は、図1の携帯電話機と同じ、整合切替回路2およ
び3,制御部4,受信部5および送信部6とを有する。
しかし、この携帯電話機は、アンテナ1をアンテナ1A
に,アンテナ整合部7および8をコンデンサ10および
11にそれぞれ代えている。アンテナ1Aは伸長時にア
ンテナ1より長さが短いアンテナ素子12とコイル9と
を含む。コイル9は、アンテナ素子12の長さを等価的
にアンテナ1と同じ程度に補正する作用を有し、アンテ
ナ素子12とコイル9とからなるアンテナ1Aを小型化
できる効果がある。なお、コイル9は配線をフェライト
コイルに巻いた構成でもよい。信号端子1bは、信号端
子1aと同様の,アンテナ1Aと携帯電話機本体部との
インターフェース点である。コイル9は携帯電話機本体
側の信号端子1bと整合切替回路2の共通端子との間に
配置してもよい。
【0016】上述の構成のアンテナ1Aでは、信号端子
1bと送受切替回路3の共通端子との間にコンデンサを
配置してアンテナ整合をとることができる。そこで、本
実施の形態によるアンテナ1Aのアンテナ整合部は、整
合切替回路2の二つの切替端子にコンデンサ10の一端
およびコンデンサ11の一端をそれぞれ接続し、コンデ
ンサ10の他端およびコンデンサ11の他端を接地して
いる。コンデンサ10は受信周波数でアンテナ1Aを整
合させる容量に設定し、コンデンサ11は送信周波数で
アンテナ1Aを整合させる容量に設定する。この携帯電
話機の受信周波数と送信周波数とは互いに異なるので、
コンデンサ10の容量とコンデンサ11の容量とは互い
に異なることはいうまでもない。
1bと送受切替回路3の共通端子との間にコンデンサを
配置してアンテナ整合をとることができる。そこで、本
実施の形態によるアンテナ1Aのアンテナ整合部は、整
合切替回路2の二つの切替端子にコンデンサ10の一端
およびコンデンサ11の一端をそれぞれ接続し、コンデ
ンサ10の他端およびコンデンサ11の他端を接地して
いる。コンデンサ10は受信周波数でアンテナ1Aを整
合させる容量に設定し、コンデンサ11は送信周波数で
アンテナ1Aを整合させる容量に設定する。この携帯電
話機の受信周波数と送信周波数とは互いに異なるので、
コンデンサ10の容量とコンデンサ11の容量とは互い
に異なることはいうまでもない。
【0017】図2のTDMA方式用携帯電話機において
も、図1のTDMA方式用携帯電話機と同様に、制御部
4による整合切替回路2および送受切替回路3の同時切
替により、受信周波数と送信周波数でのアンテナ1Aの
整合切替および受信部5と送信部6との送受信切替を同
時に行うことができる。
も、図1のTDMA方式用携帯電話機と同様に、制御部
4による整合切替回路2および送受切替回路3の同時切
替により、受信周波数と送信周波数でのアンテナ1Aの
整合切替および受信部5と送信部6との送受信切替を同
時に行うことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、TDMA
方式用携帯電話機のアンテナ整合部が、アンテナに接続
されると,受信信号の周波数における前記アンテナのア
ンテナ整合をほぼ最適にする第一のアンテナ整合回路
と、前記アンテナに接続されると,送信信号の周波数に
おける前記アンテナのアンテナ整合をほぼ最適にする第
二のアンテナ整合回路と、前記第一のアンテナ整合部お
よび前記第二のアンテナ整合部のいずれかを前記アンテ
ナに接続切替するアンテナ整合部切替手段とを有するの
で、アンテナから送受信する電波の送信周波数と受信周
波数とが互いに異なる移動通信システム用として簡素化
および小型化できるという効果がある。
方式用携帯電話機のアンテナ整合部が、アンテナに接続
されると,受信信号の周波数における前記アンテナのア
ンテナ整合をほぼ最適にする第一のアンテナ整合回路
と、前記アンテナに接続されると,送信信号の周波数に
おける前記アンテナのアンテナ整合をほぼ最適にする第
二のアンテナ整合回路と、前記第一のアンテナ整合部お
よび前記第二のアンテナ整合部のいずれかを前記アンテ
ナに接続切替するアンテナ整合部切替手段とを有するの
で、アンテナから送受信する電波の送信周波数と受信周
波数とが互いに異なる移動通信システム用として簡素化
および小型化できるという効果がある。
【図1】本発明によるアンテナ整合部の実施の形態の一
つを含むTDMA方式用携帯電話機のブロック図であ
る。
つを含むTDMA方式用携帯電話機のブロック図であ
る。
【図2】本発明によるアンテナ整合部の実施の形態の別
の一つを含むTDMA方式用携帯電話機のブロック図で
ある。
の一つを含むTDMA方式用携帯電話機のブロック図で
ある。
1,1A アンテナ 1a,1b 信号端子 2 整合切替回路 3 送受切替回路 4 制御部 5 受信部 6 送信部 7,8 アンテナ整合部 9 コイル 10,11 コンデンサ 12 アンテナ素子
Claims (3)
- 【請求項1】 電波を送受信するアンテナと、前記アン
テナからの受信信号を受ける受信部と、前記アンテナに
前記受信信号の周波数とは互いに異なる周波数の送信信
号を供給する送信部と、前記アンテナを前記受信部およ
び前記送信部のいずれかに接続切替する送受信切替部
と、前記送受信切替部の接続切替を制御する制御部とを
有するTDMA方式用携帯電話機のアンテナ整合部にお
いて、 前記アンテナ整合部が、前記アンテナに接続されると,
前記受信信号の周波数における前記アンテナのアンテナ
整合をほぼ最適にする第一のアンテナ整合回路と、前記
アンテナに接続されると,前記送信信号の周波数におけ
る前記アンテナのアンテナ整合をほぼ最適にする第二の
アンテナ整合回路と、前記第一のアンテナ整合部および
前記第二のアンテナ整合部のいずれかを前記アンテナに
接続・切替するアンテナ整合部切替手段とを有すること
を特徴とするTDMA方式用携帯電話機のアンテナ整合
部。 - 【請求項2】 前記制御部が、前記アンテナを前記受信
部に接続切替すると同時に前記第一のアンテナ整合部を
前記アンテナに接続し,前記アンテナを前記送信部に接
続切替すると同時に前記第二のアンテナ整合部を前記ア
ンテナに接続するように前記アンテナ整合部切替手段を
制御する手段をさらに有することを特徴とする請求項1
記載のTDMA方式用携帯電話機のアンテナ整合部。 - 【請求項3】 前記アンテナが、アンテナ素子とこのア
ンテナ素子に接続したコイルとを有し、 前記第一のアンテナ整合部および前記第二のアンテナ整
合部が、一端が前記アンテナ整合部切替手段を介して前
記アンテナに接続されるとともに他端が接地されたそれ
ぞれ互いに容量の異なるコンデンサであることを特徴と
する請求項1記載のTDMA方式用携帯電話機のアンテ
ナ整合部。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8150854A JPH09331206A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | Tdma方式用携帯電話機のアンテナ整合部 |
EP97109054A EP0813311A3 (en) | 1996-06-12 | 1997-06-04 | Antenna matching circuit switching system in TDMA portable telephone |
AU24825/97A AU716718B2 (en) | 1996-06-12 | 1997-06-11 | Antenna matching circuit switching system in TDMA portable telephone |
US08/873,622 US6026280A (en) | 1996-06-12 | 1997-06-12 | Antenna matching circuit switching system in TDMA portable telephone |
CN97113769.2A CN1171656A (zh) | 1996-06-12 | 1997-06-12 | Tdma便携电话中的天线匹配电路转换*** |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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