JPH09331187A - 反射防止性着色透明導電膜および陰極線管 - Google Patents

反射防止性着色透明導電膜および陰極線管

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JPH09331187A
JPH09331187A JP8149506A JP14950696A JPH09331187A JP H09331187 A JPH09331187 A JP H09331187A JP 8149506 A JP8149506 A JP 8149506A JP 14950696 A JP14950696 A JP 14950696A JP H09331187 A JPH09331187 A JP H09331187A
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transparent
conductive layer
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秀紀 堀越
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた帯電防止効果、電磁波遮蔽効果、
反射防止効果を有し、かつ透過画像の色相とコントラス
トが最適化された反射防止性着色透明導電膜、およびこ
れをフェースパネルに用いた陰極線管を得る。 【解決手段】 反射防止性着色透明導電膜10が、少な
くとも銀を含む金属を10重量%以上含有してなる透明
導電層1と、透明な反射防止層2とを有し、これらの層
のいずれか1層以上が青色、紫色、または黒色の着色材
を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反射防止性着色透明
導電膜および陰極線管に関するものであり、特に陰極線
管フェースパネルなどの画像表示面に用いて優れた帯電
防止効果、電磁波遮蔽効果、反射防止効果を有し、かつ
透過画像の色相とコントラストが最適化された反射防止
性着色透明導電膜、およびこれをフェースパネルに用い
た陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にガラスやプラスチックなど誘電率
の高い透明材料は、静電気を帯び易く、また電磁波を透
過し易い。このため、TVブラウン管やコンピュータデ
ィスプレイなどに用いられる陰極線管のフェースパネル
には、帯電防止および/または電磁波遮蔽のために、透
明性導電膜が貼着されている。また、液晶表示板やエレ
クトロルミネッセンス表示板などにおいては、透明な板
材の内側に電極となる透明性導電膜が形成されている。
【0003】 従来の透明性導電膜は、酸化インジウ
ムなどの透明な導電性酸化物をスパッタ法や蒸着法など
によりフェースパネル上に形成し、これを陰極線管の表
示面に貼着するか、または、アンチモンドープ酸化錫と
シリカゾル系バインダーとの分散液をフェースパネルの
前面に塗布するなどの方法によって形成されている。ま
た、積層された複数の薄膜面での反射光を干渉効果によ
って互いに打ち消すように、前記の透明導電層の上層お
よび/または下層に透明性反射防止層を少なくとも1層
積層した透明性導電膜も用いられている。
【0004】陰極線管のフェースパネルに、帯電を防止
するばかりでなく電磁波を遮蔽するような高い導電性を
有する透明性導電膜を形成する従来の方法としては、フ
ェースパネルを蒸着釜に入れ、酸化インジウム化合物や
酸化錫化合物をこれに蒸着して形成する方法(PVD
法)や、インジウムや錫の有機化合物または塩溶液など
を熱分解してフェースパネル上に透明性導電膜を形成す
る方法(CVD法)などが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の各種方法で形成
した透明性導電膜は、帯電防止膜としてのみ用いる場合
には膜厚が薄くてもよいので十分に透明であるが、電磁
波の遮蔽層や電極膜などとして用いる場合には高い導電
性が要求されるので膜厚をある程度厚くせざるを得ず、
このため透明性が低下して画面が暗くなるとともに、特
定の光波長に吸収を生じて導電膜が着色し、透過画像の
色相が不自然に変化するという問題があった。また、前
記のPVD法やCVD法を用いる場合は、膜を形成する
のに真空や高温を必要とするため、大面積の基板に透明
性導電膜を形成する際には設備投資が高額となり、効率
も悪く、製造費が嵩むという問題があった。
【0006】設備投資を抑制し、効率よく大型の基板に
透明性導電膜を形成するために、塗布による方法も提案
されている。例えば有機インジウム化合物を含む塗料
(特開昭52−1497号公報参照)、インジウム塩や
錫塩を水または有機溶剤に溶解した塗料(特開昭63−
64012号公報、特開昭55−51737号公報、特
開昭58−82407号公報、特開昭57−36714
号公報、特開昭60−220507号公報参照)などが
提案されている。しかし、これらの塗料を用いて透明性
導電膜を形成するには、基板に塗布した後350℃以上
の高温での熱処理が必要となるので、使用できる基板の
材質に制限があり、また製造工程上にも制約が多い。
【0007】酸化錫または酸化インジウムなど、透明導
電性酸化物の微粒子やコロイドをポリマー溶液やバイン
ダー樹脂に分散させた塗料も提案されている(特公昭3
5−6616号公報、特開昭57−85866号公報、
特開昭58−91777号公報、特開昭62−2787
05号公報参照)。この塗料を用いれば、比較的低温度
で透明性導電膜を形成することができるとされる。
【0008】しかし、前記のいずれの透明性導電膜も、
実用的な透明度を得ようとすれば塗膜の膜厚を薄くする
必要があり、薄くすれば導電性が低下するので、帯電防
止のみを目的とした用途には使用できても、電磁波遮蔽
の目的には不十分となり、膜厚を厚くすると透明性が低
下して画面が暗くなるので、用途が限られることにな
る。
【0009】電磁波遮蔽効果と反射防止効果に優れた透
明性導電膜として、平均粒径2〜200nmの金属微粒
子からなる透明導電層と、これより屈折率が低い透明被
膜とからなるものも提案されている(特開平8−778
32号公報参照)。この透明性導電膜は、電磁波遮蔽効
果は期待できるものの、金属微粒子の光透過スペクトル
に依存して透過光の特定波長に吸収を生じ、導電膜が着
色し、透過画像の色相が不自然に変化するという問題が
解決できず、また反射防止効果も期待できなかった。
【0010】前記の他に、単に導電性膜を形成する目的
であれば、感光性樹脂中に還元金属コロイド粒子を分散
させた塗料を塗布する方法(特開平4−23484号公
報参照)や、導電性ペーストを用いて誘電体グリーンシ
ート上にスクリーン印刷法により印刷する方法(特開平
4−196009号公報参照)なども知られているが、
これらはいずれも不透明であって、透明性導電膜を得る
ことはできない。本発明は、上記の課題を解決するため
になされたものであって、従ってその目的は、安価に製
造でき、帯電防止性、電磁波遮蔽性に優れ、しかも透過
画像の色相が調整された透明性導電膜、およびこれを用
いた陰極線管を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、請求項1において、少なくとも銀を含む
1種以上の金属を10重量%以上含有してなる透明導電
層と、この透明導電層の上層および/または下層に積層
された少なくとも1層の透明な反射防止層とを有し、こ
れらの層の少なくともいずれか1層が、青色、紫色、黒
色の内少なくとも1種の着色材を含有してなる反射防止
性着色透明導電膜を提供する。以下、反射防止性着色透
明導電膜を単に「着色導電膜」という。
【0012】請求項2において、前記の着色導電膜は、
着色材が透明導電層中に含まれ、その含有量が金属の含
有量の20重量%以下とされていることが好ましい。
【0013】本発明はまた、請求項3において、前記の
請求項1または請求項2に記載の着色導電膜がフェース
パネルの前面に形成された陰極線管を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳し
く説明する。図1は、本発明の好ましい一実施形態であ
る着色導電膜を示している。図1において、この着色導
電膜10は、透明基板3の表面に形成されていて、透明
基板3側から順次、透明導電層1と透明な反射防止層2
とが積層されてなっている。
【0015】この透明導電層1は、銀を10重量%以上
含有してなり、また銀の20重量%以下の紫色顔料を含
んでいる。この銀は、微粒子として層中に含有されてい
てもよく、または微粒子が加熱により融解して透明基板
3に融着された薄膜の状態となっていてもよい。また、
この実施形態における反射防止層2は、SiO2 を主成
分として形成されている。反射防止層2は、反射防止効
果を得るために、その屈折率が透明導電層1のそれとは
異なるものとされている。
【0016】この実施形態の着色導電膜10は、透明導
電層1が銀を10重量%以上含有しているので、導電性
が高く、帯電防止能を有するとともに陰極線管などから
放射される有害な電磁波を遮蔽する効果をも有してい
る。また透明導電層1も反射防止層2も透明であるた
め、この着色導電膜10は、400nm〜800nmの
可視光の範囲内で光透過率が高い。更に、反射防止層2
が形成されているので、反射光がよく抑制されている。
【0017】更にこの透明導電層1には、適量の紫色顔
料が含まれているので、例えば銀単独では400nm〜
530nmの短波長可視光に吸収があって、透過画像の
色相が黄色味を帯びて不自然に見えるのであるが、紫色
顔料が長波長可視光を吸収することによって補正され、
可視光の全波長帯域にわたって光の透過スペクトルが平
坦化され、透過画像の色相が紫味の自然な色に改善され
ている。
【0018】上記実施形態の透明性導電膜10は、透明
導電層1の上に反射防止層2が積層され、この反射防止
層2は、透明であるとともに透明導電層1とは屈折率が
異なるので、積層された複数の薄膜界面、例えば透明導
電層1と反射防止層2との界面や透明導電層1と透明基
板3との界面などで反射した光が干渉効果によって互い
に打ち消しあい、透過画像の視認性を低下させる原因と
なる外光反射が効果的に抑制され、透過画像の視認性が
高められている。
【0019】次に、本発明に用いられる透明導電層1に
ついて、詳しく説明する。透明導電層1は、基本的には
少なくとも銀を含む1種以上の金属を10重量%以上含
有してなるものである。この金属は、微粒子の形態であ
ってもよく、薄膜の形態であってもよく、また微粒子と
薄膜とが混在した形態であってもよい。この金属は、銀
単独であってもよく、また銀と、金、銅、白金、ニッケ
ルなどとが組み合わされていてもよい。これら金属は、
いずれの場合も、可視光の波長帯域である400nm〜
800nmの範囲内において透明性が高く、特定波長の
吸収が少なく、かつ良好な導電性が得られるように選択
されるべきである。複数の金属が用いられる場合、これ
らは合金の状態であってもよく、単一の金属相が混在す
る状態であってもよい。
【0020】前記の透明導電層1において、少なくとも
銀を用いる理由は、銀がコロイド状分散液として比較的
容易かつ安価に入手可能であり、導電性が高く帯電防止
性・電磁波遮蔽性に優れ、しかも透明性の高い導電層が
形成できるからである。従って銀は、透明導電層中に単
独で用いることができるが、色相の補正などの観点から
必要なら、例えば金と組み合わせて用いることもでき
る。
【0021】金属として銀と金とを用いる場合、その混
合割合は、銀:金の重量で、99.9:0.1〜0.
1:99.9の範囲内とすることが好ましい。しかし、
より平坦に補正された光透過スペクトルと経済性とを得
るためには、銀:金の重量で、99:1〜50:50の
範囲内とすることが更に好ましい。
【0022】透明導電層1中の金属の含有量を10重量
%以上とする理由は、含有量が10重量%未満では導電
性が低下し、実質的な電磁波遮蔽効果を得ることが困難
になるからである。
【0023】透明導電層1が金属微粒子を含んでいる場
合、その金属微粒子の平均粒径は、0.05μm以下で
あることが好ましい。その理由は、平均粒径が0.05
μmを越えると、透明導電層としたときに可視光の吸収
が増大し、透明性と導電性とを共に満足する透明導電層
が得難くなる可能性があるからである。
【0024】透明導電層1の膜厚は、透明度を確保する
観点から1μm以下とすることが好ましい。特に、反射
防止層2と積層することによって効果的に反射光を減少
させるためには、膜厚を0.2μm以下とすることが更
に好ましい。
【0025】透明導電層1を帯電防止ばかりでなく、電
磁波遮蔽の目的でも有効に用いようとする場合は、遮蔽
すべき電磁波の周波数に対応した膜特性の設計が必要と
なる。一般に、電磁波遮蔽効果は、下式(1)によって
表される。
【0026】
【数1】
【0027】膜厚tは、透明度を確保する観点から1μ
m(1×10-4cm)以下とすることが好ましいので、
式(1)は近似的に下記の式(2)で表すことができ
る。
【0028】
【数2】
【0029】すなわち、透明導電層1の体積固有抵抗値
(ρ)は、できるだけ小さいほうが広範な周波数の電磁
波に対してより大きい遮蔽効果を現すことがわかる。一
般に、電磁波遮蔽効果は、S>30dBであれば有効、
更にS>60dBであれば優良とみなされる。規制対象
となる電磁波の周波数は一般に10kHz〜1000M
Hzの範囲とされるので、1μm以下の膜厚で良好な電
磁波遮蔽効果を得るには、透明導電層1の体積固有抵抗
値(ρ)を103 Ω・cm以下とすることが望ましい。
この値は、透明導電層1が例えば銀と金との2種類で形
成される場合、金属の合計の含有量を10重量%以上と
することによって達成することができる。
【0030】本発明の着色導電膜において、透明導電層
1は、前記の金属に加えて、可視光の波長帯域(400
nm〜800nm)で透明性を有する無機物微粒子を含
んでいてもよい。透明性無機物微粒子を加える場合は、
透明導電層1の導電性を損なわないように、導電性を有
するものとすることが好ましい。また、透明性無機物微
粒子の平均粒径は0.1μm以下とすることが好まし
い。
【0031】この目的に使用できる透明性無機物微粒子
の例としては、ケイ素、アルミニウム、ジルコニウム、
セリウム、チタン、イットリウム、亜鉛、マグネシウ
ム、インジウム、錫、アンチモン、ガリウムなどの酸化
物、複合酸化物、または窒化物などを挙げることができ
る。特に、導電性を有する好ましい透明性無機物微粒子
の例としては、インジウム、錫などの酸化物、複合酸化
物、アンチモンドープ酸化錫などを挙げることができ
る。
【0032】透明導電層1は、膜強度を向上させるため
にバインダー成分を含有していてもよい。用いることが
できるバインダー成分の例としては、例えばポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、
ウレタン樹脂、ブチラール樹脂、紫外線硬化樹脂などの
有機系合成樹脂、ケイ素、チタン、ジルコニウムなどの
金属アルコキシドの加水分解物、またはシリコーンモノ
マー、シリコーンオリゴマーなどの有機・無機系バイン
ダー成分などを挙げることができる。
【0033】前記バインダー成分と金属との親和性を高
めるために、金属の表面は、シリコーンカップリング
剤、チタネートカップリング剤などのカップリング剤
や、カルボン酸塩、ポリカルボン酸塩、リン酸エステル
塩、スルホン酸塩、ポリスルホン酸塩などの親油化表面
処理剤で処理されていてもよい。
【0034】透明導電層1は、例えば次の方法により形
成することができる。すなわち、その一は、平均粒径が
0.05μm以下である銀微粒子を含み、必要に応じて
他の金属微粒子や透明性無機物微粒子、バインダー、着
色材などを含むコロイド状分散液、例えば銀コロイド液
からなる透明導電層塗料を調製し、これを例えば陰極線
管フェースパネルなどの基板3上に、乾燥後の透明導電
層1中の前記金属の割合が10重量%以上となるような
厚みに均一に塗布し、乾燥し、例えば150℃で1時
間、焼付ける方法である。
【0035】上記の透明導電層塗料は、例えば透明導電
層1が銀と金など2種またはそれ以上の金属を含む場合
は、それぞれの金属の微粒子を単独で含み、かつ必要に
応じて前記の透明性無機物微粒子、バインダー、着色材
などを含むコロイド状分散液からなる複数の透明導電層
塗料を調製し、これらの塗料を基板3上に順次、乾燥後
の透明導電層1中のそれぞれの金属の割合が所定の値と
なるような厚みに均一に塗布し、乾燥し、焼付ける方法
によっても形成することができる。この方法において、
塗布する順序に特別な制限はない。
【0036】前記の形成方法において、用いる透明導電
層塗料の製造方法は特に限定されるものではないが、例
えば金属微粒子を分散したコロイド液を、必要に応じて
前記の無機物微粒子、バインダー、着色材などと混合
し、超音波分散機やサンドミルなどの通常用いられる分
散技術により製造することができる。
【0037】また前記のいずれの方法においても、塗布
は、スピンコーティング、ロールコーティング、ナイフ
コーティング、バーコーティング、スプレーコーティン
グ、ディッピング、メニスカスコーティングなど公知の
薄膜塗布技術を用いて行うことができる。
【0038】本発明の着色導電膜においては、前記の透
明導電層1の上層および/または下層に、透明性の反射
防止層2が少なくとも1層積層されている。次にこの反
射防止層2について詳しく説明する。
【0039】この反射防止層2は、例えばケイ素、アル
ミニウム、ジルコニウム、セリウム、チタン、イットリ
ウム、亜鉛、マグネシウム、インジウム、錫、アンチモ
ン、ガリウムなどの酸化物、複合酸化物、または窒化物
などの透明な無機物質、または焼付けによってこれらを
生成することができる前駆体を主成分として含み、必要
に応じて着色材など他の成分を含む塗料(反射防止塗
料)を、透明導電層1の下層または上層に施し、透明導
電層1と同時にまたは別途に焼付けることによって形成
することができる。
【0040】また、透明導電層1の上層に透明なハード
コート層を形成し、このハードコート層の屈折率を透明
導電層1と異なるものとすることによって反射防止機能
を付与し、透明導電層1の保護と反射防止とを兼ねさせ
ることもできる。この反射防止性ハードコート層を形成
することができる物質の例として、例えば下式 M(OR)m n において、MがSi,TiまたはZrであり、RがC1
〜C4 のアルキル基であり、mが1〜4の整数であり、
nが1〜3の整数であり、かつm+nが4である化合
物、またはその部分加水分解物の1種またはそれ以上の
混合物を挙げることができる。この化合物の例として
は、例えばテトラエトキシシラン(Si(OC
254 )が好適に用いられる。この反射防止性ハード
コート層は、前記の反射防止層2を形成する金属酸化
物、複合酸化物、または窒化物など、または焼付けによ
ってこれらを生成することができる前駆体および/また
は着色材などを含んでいてもよい。
【0041】反射防止層2としては、透明導電層1と屈
折率が異なるものを選択し、その上で、これらの膜厚を
好適に調節すれば、透明導電層1の界面および/または
基板面からの反射光は、干渉効果によって互いに打ち消
され、反射防止効果を実現することができる。
【0042】一般に、薄膜の反射防止能は、その膜の屈
折率と膜厚、および多層膜にあってはその積層膜数によ
り決定される。いま、例えば透明導電層を下層とし、こ
の上に屈折率が低い反射防止層を形成する場合であれ
ば、防止しようとする反射光の波長をλとするとき、透
明導電層,反射防止層のそれぞれの光学的膜厚をλ/
4,λ/4、またはλ/2,λ/4とすることによって
効果的に反射を防止することができる。透明導電層を上
層とし、この下に屈折率が高い反射防止層を形成する場
合であれば、防止しようとする反射光の波長をλとする
とき、透明導電層,反射防止層のそれぞれの光学的膜厚
をλ/4,λ/4、またはλ/2,λ/4とすることに
よって効果的に反射を防止することができる。また、反
射防止層,透明導電層,反射防止層となる3層膜構成と
し、それぞれの光学的膜厚をλ/4,λ/2,λ/4と
することによっても効果的に反射を防止することができ
る。
【0043】特に、製造上の容易さや経済性を考慮する
と、透明性導電膜の上層として、屈折率が比較的低く、
ハードコート性を兼ね備えたSiO2 (屈折率1.4
6)の膜をλ/4の膜厚で形成することが好適である。
【0044】前記の実施形態においては、透明導電層1
中に着色材として紫色顔料が含まれている。この紫色顔
料は、例えば金属として銀を用いた場合において、銀は
400nm〜530nmの短波長可視光に吸収があるた
め透明導電層が黄色味に着色し、透過画像の色相が不自
然に見えるのを補正して可視光の全波長帯域にわたって
光の透過スペクトルを平坦化し、透過画像の色相を改善
する効果がある。
【0045】本発明の着色導電膜に好適に用いることが
できる着色材は、青色、紫色、または黒色の着色材であ
る。このうち、紫色顔料と青色顔料は、透過画像の調色
に特に有効であり、黒色顔料は、調色効果もあるが、透
過画像の色彩コントラストを高める効果もある。しかし
本発明の着色導電膜には、特定の色に着色するなどの目
的で他の色の着色材を含んでいてもよい。
【0046】好適に用いることができる着色材の例とし
ては、例えば、フタロシアニンブルー、シアニンブル
ー、インダンスロンブルー、ジオキサジンバイオレッ
ト、アニリンブラック、アルカリブルー、酸化チタン、
酸化クロム、鉄黒、コバルトブルー、セルリアンブル
ー、クロム酸亜鉛、群青、マンガンバイオレット、コバ
ルトバイオレット、紺青、カーボンブラックなどの有機
および無機顔料、ならびにアゾ染料、アントラキノン染
料、インジゴイド染料、フタロシアニン染料、カルボニ
ウム染料、キノンイミン染料、メチン染料、キノリン染
料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナ
フトキノン染料、ナフタルイミド染料、ペリノン染料な
どの青色、紫色、または黒色系の染料を挙げることがで
きる。
【0047】また、上記の通常の着色材の他に、例えば
3原色以外の可視光を選択的に吸収するフィルター効果
を有するもの(例えば、特開平1−320742号公
報、特開平3−11532号公報、特開平3−2540
48号公報など参照)、可視光の透過率を全般にわたっ
て低下させることにより高コントラスト効果を得るもの
(例えば、特開平6−80903号公報など参照)、積
層体の干渉による反射防止膜における最小反射率と略一
致する着色材を用いて反射防止効果を得るもの(例え
ば、特開平5−203804号公報など参照)、または
特定波長の可視光を吸収して目に優しい自然な画像を得
るもの(例えば、特開平7−151903号公報など参
照)など、従来から透明性導電膜または陰極線管のフェ
ースパネルに用いられまたは提案された着色材も使用可
能である。
【0048】上記の着色材は、1種または2種以上が透
明導電層および反射防止層のいずれか1層または2層以
上に含まれていてもよく、また2種以上の着色材がそれ
ぞれ異なる層に含まれていてもよい。一般に、透明導電
層1の色相を改善する調色用着色材は透明導電層1内に
含まれていることが好ましい。
【0049】これらの用いられる着色材の種類と量は、
対応する着色導電膜の光学的な膜特性に対応して適宜選
択されるべきである。特に着色材を透明導電層1に配合
する場合は、金属の含有量の20重量%以下となるよう
に選択することが好ましい。金属の含有量の20重量%
を越えると、導電性が低下して電磁波遮蔽効果が減少す
る場合がある。
【0050】一般に、着色材を含有した透明性薄膜の吸
光度Aは、下式で表される。 A=log10(I0 /I)=εCD (式中、I0 は入射光、Iは透過光、Cは色濃度、Dは
光距離、εはモル吸光係数である。)
【0051】本発明の着色導電膜においては、一般にモ
ル吸光係数ε>10の着色材が用いられる。また、着色
材の配合量は、使用する着色材の吸光度に依存して変わ
るが、一般に、着色材を配合した積層膜および単層膜の
吸光度A1 が0.0004〜3abs.の範囲内となる
ような量であることが好ましい。これらの条件が満たさ
れない場合は透明度および/または調色効果が低下す
る。特に、上記着色材を透明導電層1に配合すると、透
過色および反射色の調整に大きな効果を現す。ただしこ
の場合、金属の含有量に対して10重量%を越えて加え
ると導電性の低下が認められ、20重量%を越えると、
前記のように、電磁波遮蔽効果に支障を来すようにな
る。
【0052】本発明の陰極線管は、上記のいずれかの構
成を有する着色導電膜がフェースパネルの前面に形成さ
れたものである。この陰極線管は、フェースパネルの帯
電が防止されているので画像表示面に埃などが付着せ
ず、電磁波が遮蔽されるので各種の電磁波障害が防止さ
れ、反射光が低減され、残留する反射光も自然光に近い
色調を有し、しかも透明度が高くヘイズが除去され、か
つ可視光帯域において透過スペクトルが平坦化されてい
るので、画像が不自然に着色せず、視認性に優れ目に優
しいものとなる。
【0053】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に具体的に
説明する。 (塗料の調製) 銀コロイドの調製:クエン酸ナトリウム2水和物(1
4g)、硫酸第一鉄(7.5g)を溶解した溶液60g
を5℃に保持した状態で、硝酸銀(2.5g)を溶解し
た溶液25gを加えて銀コロイドを生成させた。得られ
た銀コロイドを遠心分離により水洗して不純物を除去し
た後、38.1gの純水を加えて塗料用の銀コロイドを
調製した。得られた銀コロイド粒子の粒径は0.005
μm〜0.03μmであった。 金コロイドの調製:テトラクロロ金酸水和物(2g)
に水酸化カリウム溶液(4g)とクエン酸3ナトリウム
2水和物(0.025g)とを加えて金コロイドを生成
させた。 反射防止ハードコート塗料の調製:テトラエトキシシ
ラン(0.8g)と0.lN塩酸(0.8g)とエチル
アルコール(98.4g)とを混合して均一な溶液とし
た。
【0054】(実施例1) 透明導電塗料の調製: の銀コロイド 13.5g 青色顔料(東洋インキ製造社製,LIONOL BLUE FG-7330) 0.05g 純水 66.45g ブチルセロソルブ 10.0g IPA 10.0g 上記の成分を配合し、超音波分散機(セントラル科学貿
易社製「ソニファイヤー450」)で分散し、透明導電
塗料を調製した。
【0055】成膜:上記の透明導電塗料を、ブラウン管
パネル表面にスピンコーターを用いて塗布し、乾燥後、
の反射防止ハードコート塗料を同様にスピンコーター
を用いて塗布し、乾燥機により150℃で1時間焼付け
て透明導電膜を形成することによって反射防止・高導電
膜を有する陰極線管を作成した。
【0056】(実施例2) 透明導電塗料の調製: の銀コロイド 13.5g 紫色顔料(東洋インキ製造社製,LIONOGEN VIOLET R6100) 0.05g 純水 66.45g ブチルセロソルブ 10.0g IPA 10.0g 上記の成分を配合し、超音波分散機(セントラル科学貿
易社製「ソニファイヤー450」)で分散し、透明導電
塗料を調製した。
【0057】成膜:上記の透明導電塗料を、ブラウン管
パネル表面にスピンコーターを用いて塗布し、乾燥後、
の反射防止ハードコート塗料を同様にスピンコーター
を用いて塗布し、乾燥機により150℃で1時間焼付け
て透明導電膜を形成することによって反射防止・高導電
膜を有する陰極線管を作成した。
【0058】(実施例3) 上記の成分を配合し、超音波分散機(セントラル科学貿
易社製「ソニファイヤー450」)で分散し、透明導電
塗料を調製した。
【0059】成膜:上記の透明導電塗料を、ブラウン管
パネル表面にスピンコーターを用いて塗布し、乾燥後、
の反射防止ハードコート塗料を同様にスピンコーター
を用いて塗布し、乾燥機により150℃で1時間焼付け
て透明導電膜を形成することによって反射防止・高導電
膜を有する陰極線管を作成した。
【0060】(実施例4) 透明導電塗料の調製: の銀コロイド 13.5g 紫色顔料(東洋インキ製造社製,LIONOGEN VIOLET R6100) 0.05g の金コロイド 6g 純水 60.45g ブチルセロソルブ 10.0g IPA 10.0g 上記の成分を配合し、超音波分散機(セントラル科学貿
易社製「ソニファイヤー450」)で分散し、透明導電
塗料を調製した。
【0061】成膜:上記の透明導電塗料を、ブラウン管
パネル表面にスピンコーターを用いて塗布し、乾燥後、
の反射防止ハードコート塗料を同様にスピンコーター
を用いて塗布し、乾燥機により150℃で1時間焼付け
て透明導電膜を形成することによって反射防止・高導電
膜を有する陰極線管を作成した。
【0062】(比較例1)透明導電塗料の調製: の銀コロイド 15g 純水 65g ブチルセロソルブ 10g IPA 10g 上記の成分を配合し、超音波分散機(セントラル科学貿
易社製「ソニファイヤー450」)で分散し、透明導電
塗料を調製した。
【0063】成膜:上記の透明導電塗料を、ブラウン管
パネル表面にスピンコーターを用いて塗布し、乾燥後、
の反射防止ハードコート塗料を同様にスピンコーター
を用いて塗布し、乾燥機により150℃で1時間焼付け
て透明導電膜を形成することによって反射防止・高導電
膜を有する陰極線管を作成した。
【0064】(比較例2) 透明導電塗料の調製: アンチモンドープ酸化スズ微粉末(住友大阪セメント社製、平均粒径0. 01μm) 1.5g 純水 78.5g ブチルセロソルブ 10.0g IPA 10.0g 上記の成分を配合し、超音波分散機(セントラル科学貿
易社製「ソニファイヤー450」)で分散し、透明導電
塗料を調製した。
【0065】成膜:上記の透明導電塗料を、ブラウン管
パネル表面にスピンコーターを用いて塗布し、乾燥後、
の反射防止ハードコート塗料を同様にスピンコーター
を用いて塗布し、乾燥機により150℃で1時間焼付け
て透明導電膜を形成することによって反射防止・高導電
膜を有する陰極線管を作成した。
【0066】上記の実施例1〜実施例4、および比較例
1、比較例2の各試料について、それぞれの導電膜の評
価試験を行った。評価項目およびその試験機(または試
験方法)を下に記す。 (膜評価方法)透過率 :東京電色社製「Automatic
Haze meter H III DP」 ヘイズ :東京電色社製「Automatic Haze meter H I
II DP」 表面抵抗値:三菱油化社製「ロレスタAP」(4端針
法) 反射率 :EG&G GAMMA SCIENTIF
IC社製「MODELC−11] 反射色 :ミノルタカメラ社製「CR−300」 耐擦傷性 :1kgの荷重下、消しゴムで膜表面を50
回往復後、膜表面の擦傷の状態を目視により評価。 ○;擦傷なし △;やや擦傷あり ×;擦傷多い 視認性 :低反射性能、反射色、透過色を含む総合評
価 ○;良好 △;やや不良 ×;不良 透過スペクトル:日本分光社製「U−Best50」 前記の評価試験の結果を表1および図2(a),
(b),(c),(d)に示す。
【0067】
【表1】
【0068】表1より、銀を含まない比較例2の試料
は、透過率は高いものの、表面抵抗が高く、従って電磁
波遮蔽性能が低いことがわかる。銀を含む実施例1〜実
施例4、および比較例1の試料は、表面抵抗がいずれも
102 Ω/□台であり、高い電磁波遮蔽性能が得られて
いることがわかる。
【0069】表1および図2(a)において、銀と青色
顔料とを含む実施例1は、青色顔料を含まない以外は同
様である比較例1と比べるとき、相対的に波長帯域40
0nm〜550nmの透過率が向上し、全体として黄色
味の透過色が緩和されている。また、反射に関しても、
反射率が低下ししかも反射色が自然色に近いことから、
視認性の改善効果が認められる。
【0070】表1および図2(b)において、銀と紫色
顔料とを含む実施例2は、紫色顔料を含まない以外は同
様である比較例1と比べるとき、相対的に波長帯域40
0nm〜500nmの透過率が向上し、全体として黄色
味の透過色が緩和されている。また、反射に関しても、
反射率が低下ししかも反射色が自然色に近いことから、
大きな視認性の改善効果が認められる。
【0071】表1および図2(c)において、銀と黒色
顔料とを含む実施例3は、黒色顔料を含まない以外は同
様である比較例1と比べるとき、透過色、反射率を大き
く損なうことなく、自然光に近い反射色が得られている
ことから、視認性の改善効果が認められる。
【0072】表1および図2(d)において、銀と金と
紫色顔料とを含む実施例4は、金と紫色顔料とを含まな
い以外は同様である比較例1と比べるとき、透過スペク
トルの平坦化が達成されており、全体として黄色味の透
過色が大きく緩和されている。また、反射に関しても、
反射率が低下ししかも反射色が自然色に近いことから、
大きな視認性の改善効果が認められる。
【0073】以上説明したように本発明の着色導電膜
は、光の透過スペクトルが可視光帯域の全体にわたって
平坦化され、反射色およびコントラストも改善され、し
かも帯電防止性および電磁波遮蔽性に優れているので、
陰極線管のフェースパネルとして好適に用いられるばか
りでなく、他の表示板、例えば液晶表示板、エレクトロ
ルミネッセンス表示板、プラズマ表示板、電光表示板な
どにも有利に用いることができる。
【0074】
【発明の効果】本発明の着色透明導電膜は、請求項1に
おいて、少なくとも銀を含む1種以上の金属を10重量
%以上含有してなる透明導電層と、この透明導電層の上
層および/または下層に積層された少なくとも1層の透
明な反射防止層とを有し、これらの層の少なくともいず
れか1層が、青色、紫色、黒色の内少なくとも1種の着
色材を含有してなるものであるので、帯電防止性、電磁
波遮蔽性を損なうことなく光の透過スペクトルを調整す
ることができ、色相とコントラストとが最適化され、反
射も軽減された鮮明で視認性の良い透過画像が得られる
ようになる。
【0075】請求項2において、着色材が透明導電層中
に含まれ、その含有量が金属の含有量の20重量%以下
とされていれば、帯電防止性、電磁波遮蔽性、透明性を
損なうことなく色相とコントラストとを好適に調整でき
るようになる。
【0076】請求項3において、本発明の陰極線管は、
前記のいずれかの着色導電膜がフェースパネルの前面に
形成されてなるものであるので、表示面に埃がつき難く
かつ有害な電磁波障害が防止され、しかも透過画像の色
相が自然でコントラストがよく、また反射による見難さ
も軽減され、鮮明で視認性の良い透過画像を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の着色導電膜の一実施例を示す断面
図。
【図2】 (a),(b),(c),(d)は、それぞ
れ、本発明の実施例1、実施例2、実施例3、実施例4
の可視光帯域における光透過スペクトルを、比較例と対
比させて示すグラフ。
【符号の説明】
1……透明導電層 2……反射防止層 3……透明基板 10…反射防止性着色透明導電膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 29/88 H04N 5/64 541D H04N 5/64 541 G02B 1/10 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも銀を含む1種以上の金属を1
    0重量%以上含有してなる透明導電層と、この透明導電
    層の上層および/または下層に積層された少なくとも1
    層の透明な反射防止層とを有し、これらの層の少なくと
    もいずれか1層が、青色、紫色、黒色の内少なくとも1
    種の着色材を含有してなることを特徴とする反射防止性
    着色透明導電膜。
  2. 【請求項2】 着色材が透明導電層中に含まれ、その含
    有量が金属の含有量の20重量%以下とされていること
    を特徴とする請求項1に記載の反射防止性着色透明導電
    膜。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の反射防
    止性着色透明導電膜がフェースパネルの前面に形成され
    てなることを特徴とする陰極線管。
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