JPH09330U - 冷蔵装置における断熱箱体構造 - Google Patents

冷蔵装置における断熱箱体構造

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JPH09330U
JPH09330U JP812996U JP812996U JPH09330U JP H09330 U JPH09330 U JP H09330U JP 812996 U JP812996 U JP 812996U JP 812996 U JP812996 U JP 812996U JP H09330 U JPH09330 U JP H09330U
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heat
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷気空間内の冷熱が外部へ逃げ難く、また、
冷気空間内の冷熱を冷蔵室内に放散し易いようにした断
熱箱体構造を提供する。 【解決手段】 冷蔵装置は、内箱3、外箱4及び断熱材
20からなる断熱箱体と、該断熱箱体内に画成された冷
気空間内に設けられると共に、内側に冷蔵室を画成する
冷蔵箱2と、扉とを有する。断熱箱体の開口縁に沿って
該断熱箱体の内面に化粧枠10を配設して内箱と外箱と
を断熱的に接続する。断熱箱体の内面側から冷蔵室側に
突出して形成した環状突起5には、扉側に位置する同環
状突起の側面において、外箱の開口端縁よりも扉に関し
て奥の位置で、冷蔵箱のフランジ7を密接して固定して
いる。冷蔵箱のフランジ7は、L字状に湾曲して扉の内
面に露出している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、冷蔵装置等に使用される断熱箱体の構造に関し、特に断熱箱体とそ の中に設けられる冷蔵室との接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
断熱箱体が冷蔵装置に用いられる例は枚挙にいとまがない程多い。その理由は 、冷蔵装置においては、内部の空気を冷却して所要の温度まで下げ、低温の状態 で物を保存するものであるから、外部の雰囲気と断熱状態に保つ必要があるため である。
【0003】 例えば、本出願人の特開昭61ー168764号公報には、冷蔵装置によって 内部が冷却される断熱箱体の例である冷蔵庫が示されている。この先願の冷蔵庫 は、生鮮食品の保存を指向したもので、断熱箱体の中に更に、別構造の冷蔵室を 持っている。 該公報には、その詳細構造は示されていないが、一般には、断熱箱体は図5及 び図6に示す構造のものが多い。図5及び図6において、断熱箱体1の中には、 食品等を収納する冷蔵室18を画成する冷蔵箱2が設けられている。
【0004】 冷媒圧縮機11で圧縮され、その後凝縮された冷媒が蒸発する蒸発器、即ち冷 却器12は、断熱箱体1の奥に設置され、冷却された空気は、庫内ファン13に よって、冷蔵箱2へ外側から接触し、これを冷却する。冷却によって凝縮した空 気の湿分は、排水孔16から流出する。 特に図6に示すように、断熱箱体1の内箱3と外箱4とは、平板状の化粧枠1 0で連結されている。内箱3は、前述の凝縮湿分が流出しないように、周縁部で 立ち上がって段差を形成し、外箱4は、後述する冷蔵箱2のL形化粧枠14を受 け入れるように凹部を形成している。 冷蔵箱2の開口縁に固定されたL形の化粧枠14や、化粧枠10は、断熱箱体 1に螺子等で固着されるが樹脂製で、金属に比し、熱伝導率も低い。符号15は 、接続部分の隙間を埋めるコーキングを示している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前述の従来構造において、断熱箱体1の内箱3と冷蔵箱2との間に冷気空間が 画成されるが、この冷気空間は、外箱4の前面(図6において右側の立ち上がり 面)と面一に連なる化粧枠14に直接面しているため、化粧枠14が低熱伝導材 料で形成されているとは言え、冷気が外部に伝わりやすい。 また、上述したように化粧枠14が設けられているため、冷蔵室18に露出す る冷気空間画成面の表面積が減少し、冷蔵室の冷却効率の低下の原因となってい た。 従って、本考案の主な目的は、冷気空間内の冷熱が外部へ逃げにくい断熱箱体 構造を提供することである。 また、本考案の別の目的は、冷気空間内の冷熱が外部へ逃げにくいだけでなく 、冷気空間内の冷熱を冷蔵室内に放散し易いようにした断熱箱体構造を提供する ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成すべく、請求項1に記載の本考案の断熱箱体構造においては 、内箱、外箱及びそれ等の間に充填された断熱材からなる断熱箱体と、該断熱箱 体内に画成された冷気空間内に設けられると共に、内側に冷蔵室を画成する冷蔵 箱と、前記断熱箱体及び前記冷蔵室の前部開口を開閉自在に塞ぐ扉とを有する冷 蔵装置において、前記断熱箱体の開口縁に沿って該断熱箱体の内面に化粧枠を配 設して前記内箱と前記外箱とを断熱的に接続し、前記断熱箱体の内面側から前記 冷蔵室側に突出して形成した環状突起に、前記扉側に位置する同環状突起の側面 において、前記外箱の開口端縁よりも前記扉に関して奥の位置で、前記冷蔵箱の 開口端縁を密接して固定している。 また、請求項2に記載の本考案によると、前記冷蔵箱の前記開口端縁は、L字 状に湾曲して前記扉の内面に露出している。 前記環状突起は、前記断熱箱体に螺合された前記化粧枠から前記冷蔵室側に突 出するように形成されると共に、上端部で前記冷蔵箱の前記開口端縁に螺合され ていることが好ましい。
【0007】 前述した構成の断熱箱体においては、断熱箱体の内面側から冷蔵室側に突出し て形成した環状突起に、扉側に位置する同環状突起の側面において、外箱の開口 端縁よりも扉に関して奥の位置で、冷蔵箱の開口端縁を密接して固定したため、 冷蔵箱の開口端縁が外箱から可及的に離間し、外部への冷熱の伝導が少なくなる 。 また、上述のように環状突起と冷蔵箱の開口端縁とを接続すると共に、同開口 端縁をL字状に形成すれば、扉に面した側の冷気空間の伝熱面積が広くなる。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に、本発明の好適な実施形態について添付図面を参照して詳細に説明するが 、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。 図1において、断熱箱体1の上部には、圧縮機11が設置され、図示しない冷 媒回路を介して断熱箱体1の中の蒸発器即ち冷却器12に連絡している。断熱箱 体1の中には、後述する化粧枠を介して冷蔵箱2が支持され、これは内部に冷蔵 室18を画成する。 2個の冷蔵室18の前部開口は、ヒンジ等で開閉自在に設けられた断熱構造の 扉19により通常閉じられているが、食品の出入時には、図4に示すように開け られる。図4は、構造を理解しやすくするために1個の冷蔵箱2を前方に取り出 した状態を示す斜視図で、扉19は閉じると本体前面17に密着し、冷気を内部 に閉じ込める。
【0009】 再び図1に戻ると、断熱箱体1の内部上部に庫内ファン13が設置され、冷却 器12で冷却された冷気を循環させ、熱良導金属板よりなる冷蔵箱2は、外部か ら好適に冷やされる。即ち、断熱箱体1と冷蔵箱2との間のスペースは冷気空間 となっており、そこを流れる冷気により、冷蔵箱2内の冷蔵室18が冷却される 。断熱箱体1の底部には、排水孔16が設けられており、冷却により凝結した水 分を排出する。 本実施形態においては、冷蔵室18は、2個設けられているが、冷凍能力や大 きさ、用途に応じ適宜な数とすることができる。
【0010】 図1の矢印IIで示す部分の拡大図である図2において、従来の段差構造とは異 なり平面状に形成された内箱3は、本体前面17(図4参照)に隣接した部分で 、従来構造のような凹部がなく、平坦な本体前面17を形成する。内箱3及び外 箱4の間には断熱材20が充填されている。 外箱4及び内箱3に螺合された即ちねじで固定された化粧枠10は、相対的に 低熱伝導材料である樹脂から構成されて熱損失を防止しているが、逆T字形の断 面をもつ。その主突起(環状突起)5は、化粧枠10の全長にわたって延び全体 として環状をなすが、その扉19側の面(図2において右側の立ち上がり面)に は、緩衝材である軟質材8を介して冷蔵箱2のフランジ(開口端縁)7が固定さ れこれを支持している。また、L字状に湾曲したフランジ7は、図2に示すよう に、外箱4の開口端縁よりも扉に関して奥の位置で環状の主突起5に取り付けら れている。
【0011】 軟質材8に代えて、図3の分解図に示すように、緩衝材としてパッキン材6を 使用してもよい。このようにして、冷蔵箱2は、化粧枠10に密着されてそこに 図示のように螺合され、冷気洩れを遮断している。 また、化粧枠10には、本体前面17寄りに、低高の第2の突起即ち小突起9 が形成され、同小突起9は、主突起5と同様にその全長にわたって延びて環状を なし、上述のフランジ7に関して環状突起5の反対側に水溜め凹所を形成してい る。 このように、主突起5と小突起9との間には、一種の溜まりが形成され、冷蔵 室18から流出した水滴は、この溜まりにとどめられ、直接本体前面17へ流出 することがない。この水滴は、その性質上それ程の多量にはならず、適宜払拭し 掃除すればよい。
【0012】
【考案の効果】
請求項1に記載の本考案によれば、断熱箱体の内面側から冷蔵室側に突出して 形成した環状突起に、扉側に位置する同環状突起の側面において、外箱の開口端 縁よりも扉に関して奥の位置で、冷蔵箱の開口端縁を密接して固定したため、冷 蔵箱の開口端縁が外箱から可及的に離間し、外部への冷熱の伝導が少なくなり、 冷却効率を向上させることができる。 また、請求項2に記載のように、環状突起と冷蔵箱の開口端縁とを接続すると 共に、同開口端縁をL字状に形成すれば、扉に面した側の冷気空間の伝熱面積が 広くなり、冷却効率を更に向上させることができる。 請求項3に記載のように、環状突起を、断熱箱体に螺合された化粧枠から冷蔵 室側に突出するように形成すると共に、その上端部で冷蔵箱の開口端縁に螺合す れば、冷蔵室内側への曲げ荷重に強く、しかも、断熱箱体の上部では冷蔵箱を吊 り下げる高強度の断熱箱体構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の好適な実施形態を示す立断面図であ
る。
【図2】 図1の矢印IIにおける要部を示す拡大部分断
面図である。
【図3】 別の実施形態の要部を示す部分分解図であ
る。
【図4】 図1の実施形態の一部分解斜視図である。
【図5】 従来のものを示す立断面図である。
【図6】 図5の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1…断熱箱体、2…冷蔵箱、3…内箱、4…外箱、5…
主突起(環状突起)、7…フランジ(冷蔵箱の開口端
縁)、10…化粧枠、18…冷蔵室、19…扉体、20
…断熱材。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内箱、外箱及びそれ等の間に充填された
    断熱材からなる断熱箱体と、該断熱箱体内に画成された
    冷気空間内に設けられると共に、内側に冷蔵室を画成す
    る冷蔵箱と、前記断熱箱体及び前記冷蔵室の前部開口を
    開閉自在に塞ぐ扉とを有する冷蔵装置において、前記断
    熱箱体の開口縁に沿って該断熱箱体の内面に化粧枠を配
    設して前記内箱と前記外箱とを断熱的に接続し、前記断
    熱箱体の内面側から前記冷蔵室側に突出して形成した環
    状突起に、前記扉側に位置する同環状突起の側面におい
    て、前記外箱の開口端縁よりも前記扉に関して奥の位置
    で、前記冷蔵箱の開口端縁を密接して固定してなること
    を特徴とする冷蔵装置における断熱箱体構造。
  2. 【請求項2】 前記冷蔵箱の前記開口端縁は、L字状に
    湾曲して前記扉の内面に露出している請求項1に記載の
    断熱箱体構造。
  3. 【請求項3】 前記環状突起は、前記断熱箱体に螺合さ
    れた前記化粧枠から前記冷蔵室側に突出するように形成
    されると共に、上端部で前記冷蔵箱の前記開口端縁に螺
    合されている請求項1又は2に記載の断熱箱体構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000220953A (ja) * 1999-01-27 2000-08-08 Hoshizaki Electric Co Ltd 貯蔵庫
KR101669803B1 (ko) * 2015-05-28 2016-10-27 김상식 전착행거 유동장치

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JPS6297482U (ja) * 1985-12-09 1987-06-22

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