JPH09328219A - コンベヤベルトの散水洗浄装置 - Google Patents
コンベヤベルトの散水洗浄装置Info
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- JPH09328219A JPH09328219A JP15089696A JP15089696A JPH09328219A JP H09328219 A JPH09328219 A JP H09328219A JP 15089696 A JP15089696 A JP 15089696A JP 15089696 A JP15089696 A JP 15089696A JP H09328219 A JPH09328219 A JP H09328219A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンベヤベルトを洗浄する洗浄水の排水処理
装置のランニングコストの低減を図るとともに、スラッ
ジ脱水装置のコンパクト化を図る。 【解決手段】 ベルトコンベヤのリターンベルト側に設
けられたリターンベルト洗浄用散水管と、該散水管の後
方に位置して先端がベルト下面に当接するように配設さ
れたベルトクリーナと、これら散水管とベルトクリーナ
とを囲繞するように設けられた集水シュートと、該集水
シュート内に落下したスラッジを脱水しながら搬送して
コンベヤベルト側に戻すように、集水シュートの底部に
設けられた傾斜スクリューコンベヤ，垂直スクリューコ
ンベヤおよび水平スクリューコンベヤと、集水シュート
からの洗浄水を受け入れる貯水タンクと、該貯水タンク
から散水管に給水する給水ポンプと、洗浄水を集水シュ
ートと貯水タンクとの間で循環させる配管とを備えてな
る。
装置のランニングコストの低減を図るとともに、スラッ
ジ脱水装置のコンパクト化を図る。 【解決手段】 ベルトコンベヤのリターンベルト側に設
けられたリターンベルト洗浄用散水管と、該散水管の後
方に位置して先端がベルト下面に当接するように配設さ
れたベルトクリーナと、これら散水管とベルトクリーナ
とを囲繞するように設けられた集水シュートと、該集水
シュート内に落下したスラッジを脱水しながら搬送して
コンベヤベルト側に戻すように、集水シュートの底部に
設けられた傾斜スクリューコンベヤ，垂直スクリューコ
ンベヤおよび水平スクリューコンベヤと、集水シュート
からの洗浄水を受け入れる貯水タンクと、該貯水タンク
から散水管に給水する給水ポンプと、洗浄水を集水シュ
ートと貯水タンクとの間で循環させる配管とを備えてな
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭などのばら物
を輸送するベルトコンベヤのコンベヤベルトの散水洗浄
装置に関する。
を輸送するベルトコンベヤのコンベヤベルトの散水洗浄
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来のコンベアベルトの散水洗浄
装置の概略説明図である。図において、ａは石炭などの
ばら物を輸送する上流側ベルトコンベアである。ｂはそ
のコンベヤベルトであり、ｃはリターンベルトである。
ｄは下流側ベルトコンベヤで、ｅはそのコンベヤベルト
であり、ｆはリターンベルトである。ｇはコンベヤ乗継
部で、上流側ベルトコンベヤａから下流側ベルトコンベ
ヤｄに石炭ｖが乗り継ぎする部分である。この乗継部ｇ
では石炭ｖが落下し、石炭ｖに含まれる微粉炭が粉塵と
なって飛散するのでフードｘを設けている。
装置の概略説明図である。図において、ａは石炭などの
ばら物を輸送する上流側ベルトコンベアである。ｂはそ
のコンベヤベルトであり、ｃはリターンベルトである。
ｄは下流側ベルトコンベヤで、ｅはそのコンベヤベルト
であり、ｆはリターンベルトである。ｇはコンベヤ乗継
部で、上流側ベルトコンベヤａから下流側ベルトコンベ
ヤｄに石炭ｖが乗り継ぎする部分である。この乗継部ｇ
では石炭ｖが落下し、石炭ｖに含まれる微粉炭が粉塵と
なって飛散するのでフードｘを設けている。
【０００３】また乗継部ｇでは、発塵を少くするため
と、ベルトコンベヤｄで運ばれて積上げた石炭ｖのパイ
ルからの発塵を防止するため、乗継部１個所当り輸送さ
れる石炭ｖの量の最大１％程度の水ｗを散水している。
例えば石炭ｖの輸送量が３，０００ｔ／ｈである場合
は、３０ｔ／ｈの水ｗを散水する。散水は散水管ｊから
乗継部ｇで落下する石炭ｖを目がけて行われる。一方、
コンベアベルトｂの表面には微粉炭が付着しているの
で、ベルトクリーナｒにより掻き落としているが、乾燥
状態では十分に落ちないので、コンベヤベルトｂのリタ
ーン側に設けた散水管ｋから洗浄水ｗをかけて洗浄して
いる。洗浄水ｗをかけた後、さらにベルトクリーナｓに
より湿った付着物を掻き落としている。ｈは洗浄水ｗを
回収する回収ホッパである。この回収ホッパｈの上面
は、散水管ｍから洗浄水ｗをかけて洗浄している。洗浄
水ｗは、回収ホッパｈからストレーナｏを経て貯水タン
クｎに流下する。ｐは給水ポンプで、貯水タンクｎから
洗浄水ｗを、貯炭場に隣接して設けた、図示しない排水
処理装置に送る。排水処理装置は、凝集攪拌槽、凝集沈
澱槽、スラッジ脱水装置等から構成され、処理水は再び
使用され、スラッジは脱水されて貯炭場に送られ、燃料
として使用される。
と、ベルトコンベヤｄで運ばれて積上げた石炭ｖのパイ
ルからの発塵を防止するため、乗継部１個所当り輸送さ
れる石炭ｖの量の最大１％程度の水ｗを散水している。
例えば石炭ｖの輸送量が３，０００ｔ／ｈである場合
は、３０ｔ／ｈの水ｗを散水する。散水は散水管ｊから
乗継部ｇで落下する石炭ｖを目がけて行われる。一方、
コンベアベルトｂの表面には微粉炭が付着しているの
で、ベルトクリーナｒにより掻き落としているが、乾燥
状態では十分に落ちないので、コンベヤベルトｂのリタ
ーン側に設けた散水管ｋから洗浄水ｗをかけて洗浄して
いる。洗浄水ｗをかけた後、さらにベルトクリーナｓに
より湿った付着物を掻き落としている。ｈは洗浄水ｗを
回収する回収ホッパである。この回収ホッパｈの上面
は、散水管ｍから洗浄水ｗをかけて洗浄している。洗浄
水ｗは、回収ホッパｈからストレーナｏを経て貯水タン
クｎに流下する。ｐは給水ポンプで、貯水タンクｎから
洗浄水ｗを、貯炭場に隣接して設けた、図示しない排水
処理装置に送る。排水処理装置は、凝集攪拌槽、凝集沈
澱槽、スラッジ脱水装置等から構成され、処理水は再び
使用され、スラッジは脱水されて貯炭場に送られ、燃料
として使用される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来のベル
トコンベヤの散水洗浄装置においては、洗浄水はＳＳ
（浮遊物質量）が５，０００ｐｐｍ程度で、流量がシュ
ート散水シャワ流量の１／４〜１／５であり、そのまま
排水として放出することができないので、排水処理して
いる。排水処理装置は、散水洗浄装置の設置場所から離
れた場所に設けられており、散水洗浄装置から排水処理
装置までの長い排水管が必要となる。また排水処理装置
では、排水処理のため凝集剤を多量に必要とし、脱水さ
れたスラッジを貯炭場に運搬するための輸送費がかさむ
など、多大のランニングコストがかかる。しかもシュー
ト散水には、従来ＳＳが３００ｐｐｍ程度の回収水を使
用しているので、回収水の送水ポンプのランニングコス
トも多くかかる。
トコンベヤの散水洗浄装置においては、洗浄水はＳＳ
（浮遊物質量）が５，０００ｐｐｍ程度で、流量がシュ
ート散水シャワ流量の１／４〜１／５であり、そのまま
排水として放出することができないので、排水処理して
いる。排水処理装置は、散水洗浄装置の設置場所から離
れた場所に設けられており、散水洗浄装置から排水処理
装置までの長い排水管が必要となる。また排水処理装置
では、排水処理のため凝集剤を多量に必要とし、脱水さ
れたスラッジを貯炭場に運搬するための輸送費がかさむ
など、多大のランニングコストがかかる。しかもシュー
ト散水には、従来ＳＳが３００ｐｐｍ程度の回収水を使
用しているので、回収水の送水ポンプのランニングコス
トも多くかかる。
【０００５】本発明は以上述べた問題点に鑑み案出され
たもので、集水シュートに落下したスラッジを脱水させ
ながらコンベヤベルトに戻して排水処理装置の負荷を軽
減し、そのランニングコストの削減を図るとともに、ス
ラッジ脱水装置のコンパクト化を図ることを目的とす
る。
たもので、集水シュートに落下したスラッジを脱水させ
ながらコンベヤベルトに戻して排水処理装置の負荷を軽
減し、そのランニングコストの削減を図るとともに、ス
ラッジ脱水装置のコンパクト化を図ることを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願の発明によれば、ベルトコンベヤのリターンベ
ルト側に設けられたリターンベルト洗浄用散水管と、該
散水管の後方に位置して先端がベルト下面に当接するよ
うに配設されたベルトクリーナと、これら散水管とベル
トクリーナとを囲繞するように設けられた集水シュート
と、該集水シュート内に落下したスラッジを脱水しなが
ら搬送してコンベヤベルト側に戻すように、集水シュー
トの底部に設けられた傾斜スクリューコンベヤと、下端
が該傾斜スクリューコンベヤの後端に隣接して立設した
垂直スクリューコンベヤと、一端が該垂直スクリューコ
ンベヤの上端と隣接して設けられ、他端がコンベヤベル
ト上方に張り出すとともに、コンベヤベルト上方に向け
て開放したシュートを有する水平スクリューコンベヤ
と、集水シュートからの洗浄水を受け入れる貯水タンク
と、該貯水タンクから散水管に給水する給水ポンプと、
洗浄水を集水シュートと貯水タンクとの間で循環させる
配管とを備えてなることを特徴とするコンベヤベルトの
散水洗浄装置が提供される。
め、本願の発明によれば、ベルトコンベヤのリターンベ
ルト側に設けられたリターンベルト洗浄用散水管と、該
散水管の後方に位置して先端がベルト下面に当接するよ
うに配設されたベルトクリーナと、これら散水管とベル
トクリーナとを囲繞するように設けられた集水シュート
と、該集水シュート内に落下したスラッジを脱水しなが
ら搬送してコンベヤベルト側に戻すように、集水シュー
トの底部に設けられた傾斜スクリューコンベヤと、下端
が該傾斜スクリューコンベヤの後端に隣接して立設した
垂直スクリューコンベヤと、一端が該垂直スクリューコ
ンベヤの上端と隣接して設けられ、他端がコンベヤベル
ト上方に張り出すとともに、コンベヤベルト上方に向け
て開放したシュートを有する水平スクリューコンベヤ
と、集水シュートからの洗浄水を受け入れる貯水タンク
と、該貯水タンクから散水管に給水する給水ポンプと、
洗浄水を集水シュートと貯水タンクとの間で循環させる
配管とを備えてなることを特徴とするコンベヤベルトの
散水洗浄装置が提供される。
【０００７】本願の好ましい実施形態によれば、前記ベ
ルトクリーナの後方に位置して先端がベルト下面に当接
するように配設された仕上げ用ベルトクリーナと、該仕
上げ用ベルトクリーナの後方に位置して先端がベルト下
面に当接するように配設された水切りとをさらに備えて
いる。
ルトクリーナの後方に位置して先端がベルト下面に当接
するように配設された仕上げ用ベルトクリーナと、該仕
上げ用ベルトクリーナの後方に位置して先端がベルト下
面に当接するように配設された水切りとをさらに備えて
いる。
【０００８】次に本発明の作用を説明する。コンベヤベ
ルトが石炭を搬送してプーリを廻ったところで、リター
ンベルトの下面に向けて散水管から洗浄水を散水する。
コンベヤベルトの表面に付着した微粉炭は、洗浄水によ
り洗い落とされるとともに、その後方のベルトクリーナ
により掻き落とされて集水シュートに落下する。そこで
底部に沈殿したスラッジは、傾斜スクリュウコンベヤお
よび垂直スクリュウコンベヤにより脱水されながら掻き
上げられ、水平スクリュウコンベヤを経てコンベヤベル
ト上に戻され、石炭と一緒に搬送される。一方、スラッ
ジと分離した上方の澄んだ洗浄水は排水管を経て貯水タ
ンクに戻される。このように洗浄水を貯炭場に設けられ
た排水処理装置に送らず、コンベヤベルトの洗浄場所で
循環させながら使用するので、排水処理装置の負荷が減
少し、排水処理装置のランニングコストが下がる。ま
た、スラッジをスクリュウコンベヤにより脱水するの
で、スラッジ脱水装置のコンパクト化を図ることができ
る。さらにベルトクリーナの後方に設けた仕上げクリー
ナと水切りによりコンベヤベルトの表面を完全に清掃す
ることができる。
ルトが石炭を搬送してプーリを廻ったところで、リター
ンベルトの下面に向けて散水管から洗浄水を散水する。
コンベヤベルトの表面に付着した微粉炭は、洗浄水によ
り洗い落とされるとともに、その後方のベルトクリーナ
により掻き落とされて集水シュートに落下する。そこで
底部に沈殿したスラッジは、傾斜スクリュウコンベヤお
よび垂直スクリュウコンベヤにより脱水されながら掻き
上げられ、水平スクリュウコンベヤを経てコンベヤベル
ト上に戻され、石炭と一緒に搬送される。一方、スラッ
ジと分離した上方の澄んだ洗浄水は排水管を経て貯水タ
ンクに戻される。このように洗浄水を貯炭場に設けられ
た排水処理装置に送らず、コンベヤベルトの洗浄場所で
循環させながら使用するので、排水処理装置の負荷が減
少し、排水処理装置のランニングコストが下がる。ま
た、スラッジをスクリュウコンベヤにより脱水するの
で、スラッジ脱水装置のコンパクト化を図ることができ
る。さらにベルトクリーナの後方に設けた仕上げクリー
ナと水切りによりコンベヤベルトの表面を完全に清掃す
ることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づき説明する。図１は本発明のコンベヤベ
ルトの散水洗浄装置の概略説明図であり、図２は本発明
のコンベヤベルトの散水洗浄装置の横断面図である。図
１において、１は石炭２４などを搬送するベルトコンベ
ヤである。１ａはベルトコンベヤ１のコンベヤベルトで
あり、１ｂはそのリターンベルトである。２はベルトコ
ンベヤ１の端部に配設されたプーリである。３はリター
ンベルト１ｂの下押えローラである。４はリターンベル
ト１ｂの上面に当接するように所定間隔をもって配設さ
れた２個の上矯正ローラであり、この上矯正ローラ４の
下方の中間位置にリターンベルト１ｂの下面に当接する
ように配設された下矯正ローラ５と共にリターンベルト
１ｂを矯正して平坦にするようにしている。６は上矯正
ローラ４と同様に、リターンベルト１ｂの上面に当接す
るように所定間隔をもって配設された２個の上押えロー
ラであり、この上押えローラ６の下方の中間位置にリタ
ーンベルト１ｂの下面に当接するように水切り１０が配
設されている。７はプーリ２の正面（図１では左側）に
位置してコンベヤベルト１ａに当接するように配設され
たベルトクリーナで、コンベヤベルト１ａの表面に付着
した微粉炭の荒落としを行う。８はリターンベルト１ｂ
の下面に当接するように配設されたベルトクリーナであ
り、９はリターンベルト１ｂの下面に当接するように配
設された仕上げクリーナである。１２はリターンベルト
１ｂの下面に向かって洗浄水２５を散水するベルト洗浄
用散水管であり、１２ａはこのベルト洗浄用散水管１２
に設けられた複数個の散水孔である。
て、図面に基づき説明する。図１は本発明のコンベヤベ
ルトの散水洗浄装置の概略説明図であり、図２は本発明
のコンベヤベルトの散水洗浄装置の横断面図である。図
１において、１は石炭２４などを搬送するベルトコンベ
ヤである。１ａはベルトコンベヤ１のコンベヤベルトで
あり、１ｂはそのリターンベルトである。２はベルトコ
ンベヤ１の端部に配設されたプーリである。３はリター
ンベルト１ｂの下押えローラである。４はリターンベル
ト１ｂの上面に当接するように所定間隔をもって配設さ
れた２個の上矯正ローラであり、この上矯正ローラ４の
下方の中間位置にリターンベルト１ｂの下面に当接する
ように配設された下矯正ローラ５と共にリターンベルト
１ｂを矯正して平坦にするようにしている。６は上矯正
ローラ４と同様に、リターンベルト１ｂの上面に当接す
るように所定間隔をもって配設された２個の上押えロー
ラであり、この上押えローラ６の下方の中間位置にリタ
ーンベルト１ｂの下面に当接するように水切り１０が配
設されている。７はプーリ２の正面（図１では左側）に
位置してコンベヤベルト１ａに当接するように配設され
たベルトクリーナで、コンベヤベルト１ａの表面に付着
した微粉炭の荒落としを行う。８はリターンベルト１ｂ
の下面に当接するように配設されたベルトクリーナであ
り、９はリターンベルト１ｂの下面に当接するように配
設された仕上げクリーナである。１２はリターンベルト
１ｂの下面に向かって洗浄水２５を散水するベルト洗浄
用散水管であり、１２ａはこのベルト洗浄用散水管１２
に設けられた複数個の散水孔である。
【００１０】１１は底部に傾斜スクリュウコンベヤ１３
を配設した集水シュートで、リターンベルト１ｂの下面
に、ベルト洗浄用散水管１２，ベルトクリーナ８，下矯
正ローラ５，仕上げクリーナ９および水切り１０を囲繞
するように設けられており、ベルト洗浄後の洗浄水２５
やベルトクリーナ８により掻き落とされたスラッジ２６
などを回収する。また、集水シュート１１は、底面がベ
ルトコンベヤ１の幅方向に傾斜しており、底面の中央に
後述する傾斜スクリュウコンベヤ１３を収容する溝１１
ａが設けられている。傾斜スクリュウコンベヤ１３は、
図２に示すように回転モータ１３ａと、溝１１ａに接続
し、上端にスラッジ排出口を有する円筒体１３ｂと、モ
ータ１３ａにより回転する回転軸１３ｂと、回転軸１３
ｂに螺旋状に設けられたスクリュウ羽根１３ｃとから構
成されており、スクリュウ羽根１３ｃを回転して集水シ
ュート１１に集積したスラッジ２６を、掻き上げながら
洗浄水２５と分離し、搬送するようになっている。な
お、傾斜スクリュウコンベヤ１３の傾斜により、洗浄水
１５とスラッジ２６とを分離し、スラッジ２６の脱水を
容易にしている。
を配設した集水シュートで、リターンベルト１ｂの下面
に、ベルト洗浄用散水管１２，ベルトクリーナ８，下矯
正ローラ５，仕上げクリーナ９および水切り１０を囲繞
するように設けられており、ベルト洗浄後の洗浄水２５
やベルトクリーナ８により掻き落とされたスラッジ２６
などを回収する。また、集水シュート１１は、底面がベ
ルトコンベヤ１の幅方向に傾斜しており、底面の中央に
後述する傾斜スクリュウコンベヤ１３を収容する溝１１
ａが設けられている。傾斜スクリュウコンベヤ１３は、
図２に示すように回転モータ１３ａと、溝１１ａに接続
し、上端にスラッジ排出口を有する円筒体１３ｂと、モ
ータ１３ａにより回転する回転軸１３ｂと、回転軸１３
ｂに螺旋状に設けられたスクリュウ羽根１３ｃとから構
成されており、スクリュウ羽根１３ｃを回転して集水シ
ュート１１に集積したスラッジ２６を、掻き上げながら
洗浄水２５と分離し、搬送するようになっている。な
お、傾斜スクリュウコンベヤ１３の傾斜により、洗浄水
１５とスラッジ２６とを分離し、スラッジ２６の脱水を
容易にしている。
【００１１】１４は傾斜スクリュウコンベヤ１３の後端
に隣接して立設した垂直スクリュウコンベヤで、下端に
傾斜スクリュウコンベヤ１３のスラッジ排出口からスラ
ッジ２６を受け入れる受入口と上端にスラッジ排出口と
を有している。１５は一端がこの垂直スクリュウコンベ
ヤ１４の上端に隣接して設けられ、その一端に垂直スク
リュウコンベヤ１４のスラッジ排出口からスラッジ２６
を受け入れる受入口を有し、他端がコンベヤベルト１の
上方に張り出すとともに、コンベヤベルト１の上方に向
けて開放したシュート１５ｂを有する水平スクリュウコ
ンベヤである。これらの垂直スクリュウコンベヤ１４お
よび水平スクリュウコンベヤ１５の構造は、傾斜スクリ
ュウコンベヤ１３と実質的に同じである。なおスラッジ
２６は、垂直スクリュウコンベヤ１４で搬送中も脱水さ
れるが、脱水された水は垂直スクリュウコンベヤ１４の
下端部に設けた、図示しない排出口から排出し、貯水タ
ンク１９に戻すようになっている。
に隣接して立設した垂直スクリュウコンベヤで、下端に
傾斜スクリュウコンベヤ１３のスラッジ排出口からスラ
ッジ２６を受け入れる受入口と上端にスラッジ排出口と
を有している。１５は一端がこの垂直スクリュウコンベ
ヤ１４の上端に隣接して設けられ、その一端に垂直スク
リュウコンベヤ１４のスラッジ排出口からスラッジ２６
を受け入れる受入口を有し、他端がコンベヤベルト１の
上方に張り出すとともに、コンベヤベルト１の上方に向
けて開放したシュート１５ｂを有する水平スクリュウコ
ンベヤである。これらの垂直スクリュウコンベヤ１４お
よび水平スクリュウコンベヤ１５の構造は、傾斜スクリ
ュウコンベヤ１３と実質的に同じである。なおスラッジ
２６は、垂直スクリュウコンベヤ１４で搬送中も脱水さ
れるが、脱水された水は垂直スクリュウコンベヤ１４の
下端部に設けた、図示しない排出口から排出し、貯水タ
ンク１９に戻すようになっている。
【００１２】１６は一端を散水管１２に連結し、他端を
貯水タンク１９の洗浄水２５内に挿入した給水管で、そ
の途中に給水ポンプ１７および散水制御弁２２を設けて
いる。１８は一端を集水シュート１１に連結した排水管
で、集水シュート１１でスラッジ２６と分離した上方の
澄んだ洗浄水２５を貯水タンク１９に戻すようにしてい
る。２０は貯水タンク１９に洗浄水２５を補給する補給
水管であり、２１は補給水制御弁である。
貯水タンク１９の洗浄水２５内に挿入した給水管で、そ
の途中に給水ポンプ１７および散水制御弁２２を設けて
いる。１８は一端を集水シュート１１に連結した排水管
で、集水シュート１１でスラッジ２６と分離した上方の
澄んだ洗浄水２５を貯水タンク１９に戻すようにしてい
る。２０は貯水タンク１９に洗浄水２５を補給する補給
水管であり、２１は補給水制御弁である。
【００１３】なお、２３はコンベヤベルト１ａの下面に
コンベヤベルト１ａをトラフ状に支持するように配設し
たキャリヤローラで、通常３本のローラにより構成され
ており、コンベヤベルト１ａの長手方向に一定の間隔を
もって配設している。
コンベヤベルト１ａをトラフ状に支持するように配設し
たキャリヤローラで、通常３本のローラにより構成され
ており、コンベヤベルト１ａの長手方向に一定の間隔を
もって配設している。
【００１４】次に本実施形態の作用について説明する。
ベルトコンベヤ１は、上流側でコンベヤベルト１ａの上
に石炭２４を載せて下流側に搬送する。石炭２４を搬送
したコンベヤベルト１ａは、プーリ２を廻ったところ
で、集水シュート１１内に設けた散水管１２から洗浄水
２５をリターンベルト１ｂの下面に向けて散水する。す
るとコンベヤベルト１ａの表面（図面ではリターンベル
トｂの下面）に付着した微粉炭は、洗浄水２５により洗
い落とされ、さらに、その後方のベルトクリーナ８によ
り掻き落とされて集水シュート１１に落下する。そこで
集水シュート１１の底部に沈殿したスラッジ２６は、傾
斜スクリュウコンベヤ１３および垂直スクリュウコンベ
ヤ１４により脱水されながら掻き上げられ、水平スクリ
ュウコンベヤ１５を経てコンベヤベルト１ａ上に戻さ
れ、石炭２４と一緒に下流側に搬送される。一方、スラ
ッジ２６と分離した上方の澄んだ洗浄水２５は、排水管
１８を経て貯水タンク１９に戻される。このように洗浄
水２５を貯炭場に設けられた排水処理装置に送らず、コ
ンベヤベルト１ａの洗浄場所で循環させながら使用す
る。さらにベルトクリーナ８の後方に設けた仕上げクリ
ーナ９と水切り１０によりコンベヤベルト１ａの表面を
清掃する。
ベルトコンベヤ１は、上流側でコンベヤベルト１ａの上
に石炭２４を載せて下流側に搬送する。石炭２４を搬送
したコンベヤベルト１ａは、プーリ２を廻ったところ
で、集水シュート１１内に設けた散水管１２から洗浄水
２５をリターンベルト１ｂの下面に向けて散水する。す
るとコンベヤベルト１ａの表面（図面ではリターンベル
トｂの下面）に付着した微粉炭は、洗浄水２５により洗
い落とされ、さらに、その後方のベルトクリーナ８によ
り掻き落とされて集水シュート１１に落下する。そこで
集水シュート１１の底部に沈殿したスラッジ２６は、傾
斜スクリュウコンベヤ１３および垂直スクリュウコンベ
ヤ１４により脱水されながら掻き上げられ、水平スクリ
ュウコンベヤ１５を経てコンベヤベルト１ａ上に戻さ
れ、石炭２４と一緒に下流側に搬送される。一方、スラ
ッジ２６と分離した上方の澄んだ洗浄水２５は、排水管
１８を経て貯水タンク１９に戻される。このように洗浄
水２５を貯炭場に設けられた排水処理装置に送らず、コ
ンベヤベルト１ａの洗浄場所で循環させながら使用す
る。さらにベルトクリーナ８の後方に設けた仕上げクリ
ーナ９と水切り１０によりコンベヤベルト１ａの表面を
清掃する。
【００１５】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し
得ることは勿論である。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し
得ることは勿論である。
【００１６】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、洗
浄水をコンベヤベルトの洗浄場所で循環させながら使用
し、貯炭場に設けられた排水処理装置に送らないので排
水処理装置の負荷が減少し、排水処理装置のランニング
コストを下げることができる。また、スラッジをスクリ
ュウコンベヤにより搬送しながら脱水するので、スラッ
ジ脱水装置のコンパクト化を図ることができるなどの優
れた効果を奏する。
浄水をコンベヤベルトの洗浄場所で循環させながら使用
し、貯炭場に設けられた排水処理装置に送らないので排
水処理装置の負荷が減少し、排水処理装置のランニング
コストを下げることができる。また、スラッジをスクリ
ュウコンベヤにより搬送しながら脱水するので、スラッ
ジ脱水装置のコンパクト化を図ることができるなどの優
れた効果を奏する。
【図１】本発明のコンベヤベルトの散水洗浄装置の概略
説明図である。
説明図である。
【図２】本発明のコンベヤベルトの散水洗浄装置の横断
面図である。
面図である。
【図３】従来のコンベヤベルトの散水洗浄装置の概略説
明図である。
明図である。
１ ベルトコンベヤ １ａ コンベヤベルト １ｂ リターンベルト ２ プーリ ３ 下押えローラ ４ 上矯正ローラ ５ 下矯正ローラ ６ 上押えローラ ７，８ ベルトクリーナ ９ 仕上げクリーナ １０ 水切り １１ 集水シュート １１ａ 溝 １２ 散水管 １２ａ 散水孔 １３ 傾斜スクリューコンベヤ １３ａ，１４ａ，１５ａ 回転モータ １３ｂ 円筒体 １３ｃ 回転軸 １３ｄ スクリュー羽根 １４ 垂直スクリューコンベヤ １５ 水平スクリューコンベヤ １６ 給水管 １７ 給水ポンプ １８ 排水管 １９ 貯水タンク ２０ 補給水管 ２１ 補給水制御弁 ２２ 散水制御弁 ２３ キャリヤローラ ２４ 石炭 ２５ 洗浄水 ２６ スラッジ
Claims (2)
- 【請求項１】 ベルトコンベヤのリターンベルト側に設
けられたリターンベルト洗浄用散水管と、該散水管の後
方に位置して先端がベルト下面に当接するように配設さ
れたベルトクリーナと、これら散水管とベルトクリーナ
とを囲繞するように設けられた集水シュートと、該集水
シュート内に落下したスラッジを脱水しながら搬送して
コンベヤベルト側に戻すように、集水シュートの底部に
設けられた傾斜スクリューコンベヤと、下端が該傾斜ス
クリューコンベヤの後端に隣接して立設した垂直スクリ
ューコンベヤと、一端が該垂直スクリューコンベヤの上
端と隣接して設けられ、他端がコンベヤベルト上方に張
り出すとともに、コンベヤベルト上方に向けて開放した
シュートを有する水平スクリューコンベヤと、集水シュ
ートからの洗浄水を受け入れる貯水タンクと、該貯水タ
ンクから散水管に給水する給水ポンプと、洗浄水を集水
シュートと貯水タンクとの間で循環させる配管とを備え
てなることを特徴とするコンベヤベルトの散水洗浄装
置。 - 【請求項２】 前記ベルトクリーナの後方に位置して先
端がベルト下面に当接するように配設された仕上げ用ベ
ルトクリーナと、該仕上げ用ベルトクリーナの後方に位
置して先端がベルト下面に当接するように配設された水
切りとをさらに備えてなる請求項１記載のコンベヤベル
トの散水洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15089696A JPH09328219A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | コンベヤベルトの散水洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15089696A JPH09328219A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | コンベヤベルトの散水洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09328219A true JPH09328219A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15506751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15089696A Pending JPH09328219A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | コンベヤベルトの散水洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09328219A (ja) |
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- 1996-06-12 JP JP15089696A patent/JPH09328219A/ja active Pending
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