JPH09326426A - ウェーハの検査装置および方法 - Google Patents

ウェーハの検査装置および方法

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JPH09326426A
JPH09326426A JP16514996A JP16514996A JPH09326426A JP H09326426 A JPH09326426 A JP H09326426A JP 16514996 A JP16514996 A JP 16514996A JP 16514996 A JP16514996 A JP 16514996A JP H09326426 A JPH09326426 A JP H09326426A
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JP
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wafer
alignment
integrated circuit
inspection
mark
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JP16514996A
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Noriyuki Nakamura
紀之 中村
Norihide Yamaguchi
憲栄 山口
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NIPPON MAIKURONIKUSU KK
Micronics Japan Co Ltd
Original Assignee
NIPPON MAIKURONIKUSU KK
Micronics Japan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の集積回路チップを同時に一括して正確
かつ確実に検査可能にすることにある。 【解決手段】 ウェーハの検査装置は、複数のプローブ
を有する検査用ヘッドと、ウェ−ハに形成された第1の
位置合せマークをウェーハをその垂直軸線の周りに回転
させることによりウェーハの粗位置合せをする粗位置合
せ手段と、ウェーハに間隔をおいて形成された2以上の
第2の位置合せマークを検出すべくウェーハを二次元的
に移動させることによりウェーハの精密位置合せをする
精密位置合せ手段とを含む。精密位置合せ手段は、ウェ
ーハに形成された複数の集積回路チップの電気的特性を
一括して測定すべく集積回路チップの端子部をプローブ
に接触させる押圧手段を備える。検査用ヘッドは、それ
ぞれが複数のプローブを有する複数のプローブユニット
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェーハの多数の
集積回路チップの電気的特性を検査する装置および方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェーハに形成された電子回路ダイすな
わち集積回路チップへの通電試験は、一般に、プローブ
カード、プローブボード等と称されている検査用ヘッド
を用いたウェーハプローバすなわちウェーハ検査装置に
より行われる。従来のウェーハ検査装置は、複数のプロ
ーブ針を円板状の支持台に放射状に配置した検査用ヘッ
ドを用いているにすぎないから、ウェーハ上のいくつか
の集積回路チップを同時に検査することができるにすぎ
ず、したがって多数の集積回路チップが形成された1つ
のウェーハの検査に多大の時間を要する、および、ウェ
ーハを移動させる広い領域を必要とする、という課題を
有する。
【0003】上記課題を解決する検査用ヘッドの1つと
して、水平方向へ伸びる平板状の支持体の下端縁部に複
数のプローブ針を配置した複数のプローブユニットを備
えた検査用ヘッドが提案されている(特開平7−201
935号公報)。この検査用ヘッドを用いれば、多数の
集積回路チップの検査を同時に一括して行うことがで
き、またウェーハを移動させる範囲が狭くなる。
【0004】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、複数の集積
回路チップを同時に一括して正確かつ確実に検査可能に
することにある。
【0005】
【解決手段、作用、効果】本発明の検査装置は、複数の
プローブを有する検査用ヘッドと、ウェ−ハに形成され
た第1の位置合せマークを検出すべく少なくともウェー
ハをその垂直軸線の周りに回転させることによりウェー
ハの粗位置合せをする粗位置合せ手段と、ウェーハに間
隔をおいて形成された2以上の第2の位置合せマークを
検出すべく少なくともウェーハを二次元的に移動させる
ことによりウェーハの精密位置合せをする精密位置合せ
手段とを含む。精密位置合せ手段は、ウェーハに形成さ
れた複数の集積回路チップの電気的特性を一括して測定
すべく前記集積回路チップの端子部を前記プローブに接
触させる押圧手段を備える。検査用ヘッドは、それぞれ
が複数のプローブを有する複数のプローブユニットとを
備える。
【0006】ウェーハは、先ずウェーハをその垂直軸線
の周りに回転させつつ、ノッチ、オリフラのような切欠
部、光学的マーク等の第1の位置合せマークを検出する
ことにより粗位置合せをされ、次いで少なくともウェー
ハを二次元的に移動させつつ複数の第2の位置合せマー
クを検出することにより精密位置合せをされる。その
後、複数の集積回路チップの電気的特性が複数のプロー
ブをそれぞれ有する複数のプローブユニットを備える検
査用ヘッドにより一括して測定される。1つのウェーハ
に形成された全ての集積回路チップを同時に測定しても
よいし、1つのウェーハに形成された全ての集積回路チ
ップを数回に分けて測定してもよい。
【0007】このため、本発明によれば、ウェーハに形
成された多数の集積回路チップを少ない回数で正確かつ
確実に検査することができる。
【0008】好ましい実施例においては、前記検査用ヘ
ッドは、さらに、貫通穴を有する支持台を備え、前記プ
ローブユニットは前記貫通穴に並列的に配置されてい
る。
【0009】前記検査用ヘッドはウェーハに形成された
集積回路チップの端子部の総数以上のプローブを有する
ことが好ましい。これにより、ウェーハに形成された全
ての集積回路チップを一回で正確かつ確実に検査するこ
とができ、また検査時にウェーハを大きく移動させる必
要がない。しかし、検査用ヘッドは、ウェーハに形成さ
れた全ての集積回路チップを2〜4回に分けて検査すべ
く集積回路チップ毎に対応された複数のプローブ群を有
していてもよい。
【0010】前記粗位置合せ手段は、ウェーハの外周縁
部を間隔をおいた複数のガイドと、ウェーハを該ガイド
に当接させた状態でウェーハの垂直軸線の周りに回転さ
せる回転手段と、回転されているウェーハの前記第1の
位置合せマークを検出する検出手段とを備えることがで
きる。この場合、ウェーハは、検出手段が第1の位置合
せマークを検出する位置に回転移動されて、その位置に
停止される。
【0011】好ましい実施例において、前記精密位置合
せ手段は、さらに、前記第2の位置合せマークに対応し
て前記検査用ヘッドに形成された原点マークと前記第2
の位置合せマークとを撮影する二重焦点カメラと、ウェ
ーハを受けるチャックトップと、ウェーハと直角の軸線
の周りにおける前記チャックトップの位置を調整するθ
ステージと、ウェーハと直角の軸線方向における前記チ
ャックトップの位置を流体式のシリンダ機構を用いて調
整するZステージと、ウェーハと平行の面内における前
記チャックトップの位置を調整するXYステージとを備
える。前記押圧手段は前記Zステージである。
【0012】前記粗位置合せ手段と前記精密位置合せ手
段とを同じステーションに配置してもよいし、前記粗位
置合せ手段を粗位置合せステーションに配置し、前記精
密位置合せ手段を精密位置合せステーションに配置して
もよい。後者の場合、ウェーハの受渡しをする受渡し機
を含むことが好ましい。
【0013】前記検査用ヘッドはウェーハに形成された
集積回路チップの列の総数以上のプローブユニットを備
え、各プローブユニットはウェーハに形成された一列分
の集積回路チップの端子部の総数以上のプローブを有す
ることができる。
【0014】本発明のウェーハの検査方法は、ウェ−ハ
に形成された第1の位置合せマークを電気的または機械
的に検出すべく少なくともウェーハをその垂直軸線の周
りに回転させることによりウェーハの粗位置合せをし、
次いでウェーハに間隔をおいて形成された2以上の第2
の位置合せマークを検出すべく少なくともウェーハを二
次元的に移動させることによりウェーハの精密位置合せ
をし、次いでウェーハに形成された複数の集積回路チッ
プの電気的特性を一括して測定すべく前記集積回路チッ
プの端子部を検査用ヘッドのプローブに接触させること
を含む。
【0015】前記第2の位置合せマークは位置合せのた
めの一方の基準マークであり、原点マークは位置合せの
ための他方の基準マークである。前記第1および第2の
位置合せマークは、前記ウェーハのパターン領域外また
はパターン領域内に形成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照するに、検査装
置10は、2つのウェーハカセット12,14が配置さ
れたカセットステーションと、粗位置合せ機構16が配
置された粗位置合せステーションと、精密位置合せ機構
18が配置された精密位置合せステーション兼検査ステ
ーションと、ウェーハの受渡しをするロボットすなわち
ウェーハ受渡し機20が配置された受渡しステーション
とを含む。
【0017】各ウェーハ22は、図2に示すように、円
形の形状を有する。ウェーハ22には、多数の電子回路
ダイすなわち集積回路チップ24がマトリックス状に形
成されている。ウェーハ22の各チップ列は、図示の例
では複数の集積回路チップ24を有する。各ウェーハ2
2は、その外周部に形成された第1の位置合せマーク2
6と、被検査面に間隔をおいて形成された複数(図示の
例では、一対)の第2の位置合せマーク28とを有す
る。
【0018】第1の位置合せマーク26は、図示の例で
は、ウェーハ22の外周部に形成された小さい切欠部す
なわちノッチであるが、オリフラのような大きき切欠部
であってもよい。ノッチおよびオリフラはいずれも既存
のウェーハに形成されている切欠部であるが、切欠部2
6はそのようなノッチおよびオリフラ以外にウェーハに
形成した切欠きであってもよい。
【0019】第2の位置合せマーク28は、位置合せの
基準となる一方の基準マークであり、またテレビカメラ
で撮影可能の十字状のマークとすることができる。この
ような第2の位置合せマーク28は、集積回路チップ2
4を形成するときに集積回路チップ24と同様の手法で
形成することができる。図示の例では、2つの第2の位
置合せマーク28が各ウェーハ22に形成されている
が、たとえば3,4またはそれ以上の第2の位置合せマ
ーク28を各ウェーハ22に形成してもよい。
【0020】第2の位置合せマーク28は、図示の例で
は、集積回路チップ24およびそれらを区画する切断領
域(スクライブライン)を含む有効領域すなわちパター
ン領域外にあってウェーハ22の中心に関して対称の位
置に形成されている。しかし、第2の位置合せマーク2
8は、パターン領域内に形成してもよいし、ウェーハ2
2の中心に関して非対称の位置に形成してもよい。
【0021】第2の位置合せマーク28をパターン領域
内に形成する場合、切断領域の十字状の交差部を第2の
位置合せマークとして用いてもよいし、またテレビカメ
ラで撮影可能であれば1以上の集積回路チップ24内の
適宜な部位を第2の位置合せマークとして用いてもよ
く、さらには集積回路チップ24を形成する代わりにそ
の部位に第2の位置合せマークを形成してもよい。第2
の位置合せマークをパターン領域外に形成するか、切断
領域の十字状の交差部を第2の位置合せマークとして用
いるならば、ウェーハを有効に利用することができる。
【0022】一方のウェーハカセット12は未検査の複
数のウェーハ22を収納し、他方のウェーハカセット1
4は検査済の複数のウェーハ22を収納する。ウェーハ
カセット12および14は、それぞれ、受渡し機20に
対するウェーハ22の高さ位置を調整するカセットエレ
ベータ30および32に設置されている。
【0023】粗位置合せ機構16は、粗位置合せステー
ジ34と、該粗位置合せステージに設置されたθステー
ジ36と、該θステージにより回転される円板状のター
ンテーブル38と、粗位置合せステージ34上に間隔を
おいて設けられた一対のガイド40と、ターンテーブル
38上のウェーハ24の第1の位置合せマーク26を感
知するセンサ42とを備える。
【0024】ターンテーブル38は、ウェーハ24を水
平に受ける。θステージ36は、ターンテーブル38を
その中心軸線の周りに1回転以上させる回転源を有す
る。ガイド40は、ターンテーブル38より上方へ突出
した円柱状のローラの形を有しており、またターンテー
ブル38の中心軸線からウェーハ24の半径に等しい距
離だけ離されている。
【0025】センサ42は、発光素子と受光素子とを備
えた光学的センサであり、発光素子からの光線をターン
テーブル38上のウェーハ24の裏面外周部に指向さ
せ、そのウェーハ24からの反射光線を受光素子で感知
する。両ガイド40とセンサ42とは、それぞれが三角
形の隅角部に位置するように、設けられている。
【0026】精密位置合せ機構18は、ウェーハ24を
水平に受けかつ把持する把持手段すなわちチャックトッ
プ44と、該チャックトップをその中心軸線の周りに角
度的に回転させるθステージ46と、該θステージをそ
の中心軸線の方向(上下方向)へ移動させるZステージ
48と、該Zステージを水平面内で二次元的に移動させ
るXYステージ50と、円形のチャックトップ44の上
方に配置された検査用ヘッド52と、第2の位置合せマ
ーク28を撮影する一対のアライメントカメラ54とを
備える。Zステージ48は、シリンダ機構を駆動源とし
て備える。
【0027】検査用ヘッド52は、ウェーハ22に形成
された集積回路チップ24の列すなわちチップ列の数と
同数のプローブユニット56を円板状の支持台58の中
心に形成された貫通穴に並列的に配置しており、またウ
エーハ24の第2の位置合せマーク28に対応する一対
の原点マーク60を有する。
【0028】各プローブユニット56は、ウエハ22の
チップ列に対応されており、対応するチップ列を構成す
る全集積回路チップ24の外部電極すなわち端子部の数
以上の数のプローブ62をチャックトップ44の側に有
する。各端子部は、プローブ62に個々に対応されてい
る。各プローブユニット56として、特開平7−201
935号公報に記載されているものを用いることができ
る。
【0029】各原点マーク60は、位置合せの基準とな
る他方の基準マークであり、第2の位置合せマーク28
と同じ十字状のマークであり、ウエーハ24上における
第2の位置合せマーク28の位置に対応する位置に設け
られている。各原点マーク60は、透明のガラス板のよ
うな透明板に十字状のマークを形成し、その透明板を支
持台58の所定の箇所に形成された貫通穴に配置し固定
することにより、形成される。
【0030】各アライメントカメラ54は、テレビカメ
ラ、特に二重焦点カメラであり、その光学系である鏡筒
54aの最先端54bが原点マーク60の真上となるよ
うに検査装置のフレームに取り付けられている。
【0031】受渡し機20は、駆動機構62と、該駆動
機構により駆動される受渡しアーム64とを備える。受
渡し機20は、ウェーハ22を、ウェーハカセット12
からターンテーブル38ヘ、ターンテーブル38からチ
ャックトップ44へ、およびチャックトップ44からウ
ェーハカセット14へと移すように、それらとの間でウ
ェーハ22の受渡しをする。
【0032】図示してはいないが、検査装置10は、粗
位置合せ機構16、精密位置合せ機構18、受渡し機2
0、カセットエレベータ30,32、センサ42、検査
用ヘッド52、アライメントカメラ54等を制御し、そ
れらからの信号を処理する制御装置を備えている。
【0033】検査時、先ずウェーハカセット12内のウ
ェーハ22が受渡しアーム64より取り出されて、粗位
置合せ機構16のターンテーブル38上に移される。こ
のとき、ウェーハ22は、その外周面が両ガイド40に
当接するように配置される。これにより、ウェーハ22
の軸線がターンテーブル38の軸線と一致する。
【0034】次いで、粗位置合せ機構16のセンサ42
がウェーハ22の第1の位置合せマーク26を感知する
まで、ターンテーブル38がθステージ36によりその
軸線の周りに回転される。第1の位置合せマーク26
は、ウェーハ22からの反射光線がセンサ42に入射し
なくなったことを制御装置において確認することによ
り、感知される。第1の位置合せマーク26が感知され
ると、ターンテーブル38の回転が停止される。これに
より、ターンテーブル38の中心軸線に関するウェーハ
22の位置合せすなわち粗位置合せが終了する。
【0035】次いで、粗位置合せを終了したウェーハ2
2が受渡しアーム64によりターンテーブル38から精
密位置合せ機構18のチャックトップ44に移される。
チャックトップ44上のウェーハ22は、その粗位置合
せがすでにを終了しているから、そのウェーハ22の第
2の位置合せマーク28が検査用ヘッド52の原点マー
ク60とほぼ一致する状態に、配置される。
【0036】次いで、各アライメントカメラ54の焦点
が原点マーク60に合され、各原点マーク60がアライ
メントカメラ54により撮影される。両アライメントカ
メラ54から出力される画像信号は、制御装置に供給さ
れる。この制御装置は、入力する画像信号を基にして画
像処理技術により原点マーク60の座標位置を求め、求
めた座標位置をメモりに記憶する。
【0037】次いで、各アライメントカメラ54の焦点
が第2の位置合せマーク28に合され、各第2の位置合
せマーク28がアライメントカメラ54により撮影され
る。両アライメントカメラ54から出力される画像信号
も、制御装置に供給され、この制御装置において第2の
位置合せマーク28の座標位置の算出に用いられる。
【0038】制御装置は、原点マーク60の座標位置と
第2の位置合せマーク28の座標位置とを比較し、両者
が一致するように、精密位置合せ機構18のθステージ
46およびXYステージ50を駆動させる。原点マーク
60の座標位置と第2の位置合せマーク28の座標位置
とが一致すると、ウェーハ22の精密位置合せが終了す
る。
【0039】次いで、精密位置合せ機構18のZステー
ジ48が駆動されて、チャックトップ44を所定量上昇
させる。これにより、チャックトップ44上のウェーハ
22は、その全ての端子部を検査用ヘッド52のプロー
ブ62に押圧され、その状態で集積回路チップ24の電
気的特性を測定する検査が行われる。このとき、Zステ
ージ48が駆動源としてシリンダ機構を備えるから、1
つのウェーハ22に形成された全ての端子部がプローブ
62に所定の圧力で確実に押圧される。
【0040】次いで、チャックトップ44上のウェーハ
22は、受渡しアーム64によりウェーハカセット32
に移される。精密位置合せ機構18における精密位置合
せ時および検査時と並行して、次のウェーハ22の粗密
位置合せが粗位置合せ機構16において行われる。
【0041】上記の装置では、検査用ヘッド52が1つ
のウェーハ22に形成された端子部の総数以上のプロー
ブ62を有し、各端子部がプローブ62に対応されてい
るから、1つのウェーハ22に形成された全ての集積回
路チップを同時に一回で正確かつ確実に検査することが
できる。
【0042】また、1つのウェーハ22に形成された全
ての集積回路チップを同時に一回で検査することができ
るから、1つのウェーハに形成された全ての集積回路チ
ップを多数回に分けて検査する場合に比べ、ウェーハ2
2を精密位置合せ機構18のXYステージ50により移
動させる範囲が狭くなり、また短時間で検査することが
できる。
【0043】さらに、Zステージ48がシリンダ機構を
駆動源としているから、プローブと端子部との間の押圧
力が不足することはなく、その結果1つのウェーハ22
に形成された全ての端子部をプローブ62に確実に押圧
することができるから、より正確かつ確実に検査するこ
とができる。これに対し、電動機をZステージの駆動源
とすると、プローブと端子部との間の押圧力が不足し、
その結果端子部をプローブに所定の力で押圧することが
できないことがある。
【0044】図4は、図3に示す原点マーク60の代わ
りに、アライメントカメラ54の鏡筒54aの最先端5
4bを原点マークとして用いた実施例である。最先端5
4bは、支持台58に設けられた貫通穴に配置され、固
定される。なお、図4に示す例では、第2の位置合せマ
ーク28を図1〜図3に示す例と異なる位置に形成して
おり、したがって原点マークすなわち鏡筒54bも図1
〜図3に示す例と異なる位置に配置されている。
【0045】検査時、アライメントカメラ54の鏡筒5
4aが対応する最先端54bに接続され、ウェーハ22
上の第2の位置合せマーク28が撮影される。アライメ
ントカメラ54から出力される画像信号は、第2の位置
合せマーク28の座標位置の算出に用いられる。算出し
た座標位置は、第2の位置合せマーク28が所定の位置
になるように精密位置合せ機構18を制御するために用
いられる。
【0046】本発明は、上記実施例に限定されない。た
とえば、ウェーハの切欠部を光学的に検出する代わり
に、磁気的、電気的または機械的に検出してもよい。同
様に、ウェーハの第2の位置合せマークをアライメント
カメラを用いて検出する代わりに、他の手段により光学
的、電気的または機械的に検出してもよい。また、1つ
の切欠部をウェーハに形成する代わりに、複数の切欠部
をウェーハに形成してそれらを検出してもよいし、1つ
の切欠部の複数箇所を検出してもよい。
【0047】第1の位置合せマークは、ウェーハを回転
させることにより、光学的、磁気的、電気的または機械
的に検出可能のマークであれば、上記実施例のようにウ
ェーハの外周部に形成された切欠部以外のマークであっ
てもよい。たとえば、ウェーハのパターン領域内または
外に形成された直線状、V字状等のマークまたは凹所を
第1の位置合せマークとして用いてもよい。
【0048】さらに、1つのウェーハに形成された全て
の集積回路チップを2〜3回に分けて検査する検査用ヘ
ッドとしてもよい。この場合、チャックトップは、次の
グループの検査に先だって、Zステージにより下げら
れ、次いでXYステージによりチップ列の方向またはそ
れと直角の方向へ移動され、次いで再びZステージによ
り上昇される。次のグループの集積回路チップの端子部
が検査用ヘッドのプローブに押圧される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査装置の一実施例を示す図である。
【図2】図1の検査装置におけるウェーハと検査用ヘッ
ドとの位置関係の一実施例を示す図である。
【図3】図1の検査装置におけるウェーハと検査用ヘッ
ドとアライメントカメラとの位置関係の一実施例を示す
斜視図である。
【図4】ウェーハと検査用ヘッドとアライメントカメラ
との位置関係の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 検査装置 16 粗位置合せ機構 18 精密位置合せ機構 20 ウェーハ受渡し機(ロボット) 22 ウェーハ 24 集積回路チップ 26 第1の位置合せマーク 28 第2の位置合せマーク 36 θステージ 38 ターンテーブル 40 ガイド 42 第1の位置合せマーク検知用のセンサ 44 チャックトップ 46 θステージ 48 Zステージ 50 XYステージ 52 検査用ヘッド 54 アライメントカメラ 56 プローブユニット 58 支持台 60 原点マーク 54a 鏡筒 54b 原点マークとしての鏡筒の最先端

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプローブを有する検査用ヘッド
    と、ウェ−ハに形成された第1の位置合せマークを検出
    すべく少なくともウェーハをその垂直軸線の周りに回転
    させることによりウェーハの粗位置合せをする粗位置合
    せ手段と、ウェーハに間隔をおいて形成された2以上の
    第2の位置合せマークを検出すべく少なくともウェーハ
    を二次元的に移動させることによりウェーハの精密位置
    合せをする精密位置合せ手段とを含み、前記精密位置合
    せ手段は、ウェーハに形成された複数の集積回路チップ
    の電気的特性を一括して測定すべく前記集積回路チップ
    の端子部を前記プローブに接触させる押圧手段を備え、
    前記検査用ヘッドは、それぞれが複数のプローブを有す
    る複数のプローブユニットを備える、ウェーハの検査装
    置。
  2. 【請求項2】 前記検査用ヘッドは、さらに、貫通穴を
    有する支持台を備え、前記プローブユニットは前記貫通
    穴に並列的に配置されている、請求項1に記載の検査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検査用ヘッドはウェーハに形成され
    た集積回路チップの端子部の総数以上のプローブを有す
    る、請求項1または2に記載の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記粗位置合せ手段は、ウェーハの外周
    縁部を間隔をおいた複数のガイドと、ウェーハを前記ガ
    イドに当接させた状態でウェーハの垂直軸線の周りに回
    転させる回転手段と、回転されているウェーハの前記第
    1の位置合せマークを検出する検出手段とを備える、請
    求項1,2または3に記載の検査装置。
  5. 【請求項5】 前記精密位置合せ手段は、さらに、前記
    第2の位置合せマークに対応して前記検査用ヘッドに形
    成された原点マークと前記第2の位置合せマークとを撮
    影する二重焦点カメラと、ウェーハを受けるチャックト
    ップと、ウェーハと直角の軸線の周りにおける前記チャ
    ックトップの位置を調整するθステージと、ウェーハと
    直角の軸線方向における前記チャックトップの位置を流
    体式のシリンダ機構を用いて調整するZステージと、ウ
    ェーハと平行の面内における前記チャックトップの位置
    を調整するXYステージとを備え、前記押圧手段は前記
    Zステージである、請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の検査装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の位置合せマーク
    は、前記ウェーハのパターン領域外またはパターン領域
    内に形成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記
    載の検査装置。
  7. 【請求項7】 ウェ−ハに形成された第1の位置合せマ
    ークを電気的または機械的に検出すべく少なくともウェ
    ーハをその垂直軸線の周りに回転させることによりウェ
    ーハの粗位置合せをし、次いでウェーハに間隔をおいて
    形成された2以上の第2の位置合せマークを検出すべく
    少なくともウェーハを二次元的に移動させることにより
    ウェーハの精密位置合せをし、次いでウェーハに形成さ
    れた複数の集積回路チップの電気的特性を一括して測定
    すべく前記集積回路チップの端子部を検査用ヘッドのプ
    ローブに接触させることを含む、ウェーハの検査方法。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の位置合せマーク
    は、前記ウェーハのパターン領域外またはパターン領域
    内に形成されている、請求項7に記載の検査方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990071141A (ko) * 1998-02-27 1999-09-15 윤종용 이디에스 공정설비를 사용한 반도체장치 이디에스방법
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JP2005528786A (ja) * 2002-05-23 2005-09-22 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 大型基板検査システム
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CN107377404A (zh) * 2017-08-30 2017-11-24 江苏凯尔生物识别科技有限公司 一种指纹模组检测设备

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