JPH09325812A - 自律移動ロボット - Google Patents

自律移動ロボット

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JPH09325812A
JPH09325812A JP8142945A JP14294596A JPH09325812A JP H09325812 A JPH09325812 A JP H09325812A JP 8142945 A JP8142945 A JP 8142945A JP 14294596 A JP14294596 A JP 14294596A JP H09325812 A JPH09325812 A JP H09325812A
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JP
Japan
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reference object
mobile robot
autonomous mobile
angle
light
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Withdrawn
Application number
JP8142945A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Kawakami
雄一 川上
Nobukazu Kawagoe
宣和 川越
Kyoko Nakamura
恭子 中村
Yasuhisa Kanefuji
靖尚 金藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8142945A priority Critical patent/JPH09325812A/ja
Publication of JPH09325812A publication Critical patent/JPH09325812A/ja
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くとも2つの参照物体を設置するだけで作
業領域をくまなく往復走行できる自律移動ロボットを提
供すること。 【解決手段】 参照物体を基準として移動する自律移動
ロボットは、自律移動ロボットの移動距離を検出する移
動距離検出センサ7と、自律移動ロボットの進行方向
と、自律移動ロボットから見た参照物体の方向との間の
角度を検出する参照物体角度検出部4と、所定の第1基
準点から参照物体までの基準距離と、移動距離検出セン
サ7によって検出される自律移動ロボットの所定の第2
基準点からの移動距離と、予め決められた値とから、自
律移動ロボットから見た参照物体の方向と自律移動ロボ
ットが進むべき方向との間の目標角度を算出する進行方
向演算部8と、参照物体角度検出部4が検出した角度と
目標角度とを比較して自律移動ロボットの移動を制御す
る駆動制御部6とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、参照物体を基準と
して走行する自律移動ロボットに関し、特に、参照物体
を1つまたは2つ設置するだけで所定の作業領域の往復
走行が可能な自律移動ロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】所定の作業領域をくまなく往復走行する
自律移動ロボットとしては、予め設置した参照物体を基
準として往復走行を行なう、たとえば、清掃作業、運搬
作業、芝刈り作業等を行なうものが種々開発されてい
る。この種の従来の自律移動ロボットとしては、特開平
5−173636号公報に開示されたものがある。この
従来の移動体(自律移動ロボット)は、作業領域に設定
された少なくとも3箇所の基準点(参照物体)で囲まれ
た領域を効率よく走行できるよう制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図25は、従来の移動
体の作業領域として、長方形の作業領域が設定された場
合の問題点を説明するための図である。移動体30が長
方形の作業領域ABCD内を点線31で示すような走行
コースで走行するためには、A点、B点、C点、D点の
4箇所にそれぞれ参照物体を設置する必要がある。清掃
作業、芝刈り作業等の作業領域は長方形、または長方形
の組合せで表わされるものが多いが、その場合にも必ず
参照物体を4箇所に設置しなければならない。また作業
領域が大きな場合には、参照物体を設置するだけでも手
間がかかる。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、請求項1〜10に記載の発明はいずれも
多くとも2つの参照物体を作業領域に設置するだけで、
所定の作業領域をくまなく往復走行することができる自
律移動ロボットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の参照物体を基準として移動する
自律移動ロボットは、作業域に設置された多くとも2つ
の参照物体と自律移動ロボットとの相対的位置関係を検
出するための検出手段と、多くとも2つの参照物体に対
して自律移動ロボットがあるべき位置を算出するための
算出手段と、相対的位置関係と算出手段で算出された位
置とを比較して自律移動ロボットの移動を制御するため
の制御手段とを含む。
【0006】請求項2に記載の参照物体を基準として移
動する自律移動ロボットは、自律移動ロボットの移動距
離を検出する移動距離検出手段と、自律移動ロボットの
進行方向と、自律移動ロボットから見た参照物体の方向
との間を角度を検出する参照物体角度検出手段と、所定
の第1基準点から参照物体までの基準距離と、移動距離
検出手段によって検出される自律移動ロボットの所定の
第2基準点からの移動距離と、予め決められた値とか
ら、自律移動ロボットから見た参照物体の方向と自律移
動ロボットが進むべき方向との間の目標角度を算出する
進行方向演算手段と、参照物体角度検出手段が検出した
角度と目標角度とを比較して自律移動ロボットの移動を
制御する駆動制御手段とを含む。
【0007】請求項3に記載の参照物体を基準として移
動する自律移動ロボットは、請求項2に記載の自律移動
ロボットであって、参照物体に対し所定の範囲内にある
ことを検出する参照物体検出手段を含み、基準距離は移
動距離検出手段によって検出される自律移動ロボットの
第1基準点から参照物体検出手段が参照物体を検出した
地点までの移動距離である。
【0008】請求項4に記載の参照物体を基準として移
動する自律移動ロボットは、請求項2に記載の自律移動
ロボットであって、予め決められた値は自律移動ロボッ
トが往復運動する際のピッチである。
【0009】請求項5に記載の参照物体を基準として移
動する自律移動ロボットは、自律移動ロボットの移動距
離を検出する移動距離検出手段と、自律移動ロボットの
進行方向と自律移動ロボットから見た第1の参照物体の
方向との間の第1の角度と、自律移動ロボットの進行方
向と自律移動ロボットから見た第2の参照物体の方向と
の間の第2の角度とを検出する参照物体角度検出手段
と、第1の参照物体から第2の参照物体までの基準距離
と、移動距離検出手段によって検出される自律移動ロボ
ットの所定の基準点からの移動距離と、予め決められた
値とから、自律移動ロボットから見た第1の参照物体の
方向と自律移動ロボットが進むべき方向との間の第1の
目標角度と、自律移動ロボットから見た第2の参照物体
の方向と自律移動ロボットが進むべき方向との間の第2
の目標角度を算出する進行方向演算手段と、参照物体角
度検出手段が検出した第1の角度と第1の目標角度との
比較と、参照物体角度検出手段が検出した第2の角度と
第2の目標角度との比較によって自律移動ロボットの移
動を制御する駆動制御手段とを含む。
【0010】請求項6に記載の参照物体を基準として移
動する自律移動ロボットは、自律移動ロボットから参照
物体までの距離を検出する参照物体距離検出手段と、自
律移動ロボットの進行方向と、自律移動ロボットから見
た参照物体の方向との間の角度を検出する参照物体角度
検出手段と、参照物体までの距離と、予め与えられた自
律移動ロボットが往復移動する際のピッチとから、自律
移動ロボットから見た前記参照物体の方向と自律移動ロ
ボットが進むべき方向との間の目標角度を算出する進行
方向演算手段と、参照物体角度検出手段が検出した角度
と目標角度とを比較して自律移動ロボットの移動を制御
する駆動制御手段とを含む。
【0011】請求項7に記載の参照物体を基準として移
動する自律移動ロボットは、自律移動ロボットから第1
の参照物体までの距離と、自律移動ロボットから第2の
参照物体までの距離を検出する参照物体距離検出手段
と、自律移動ロボットの進行方向と自律移動ロボットか
ら見た第1の参照物体の方向との間の第1の角度と、自
律移動ロボットの進行方向と自律移動ロボットから見た
第2の参照物体の方向との間の第2の角度を検出する参
照物体角度検出手段と、第1の参照物体までの距離と予
め与えられた自律移動ロボットが往復移動する際のピッ
チとから、自律移動ロボットから見た第1の参照物体の
方向と自律移動ロボットが進むべき方向との間の第1の
目標角度と、第2の参照物体までの距離とピッチとか
ら、自律移動ロボットから見た第2の参照物体の方向と
自律移動ロボットが進むべき方向との間の第2の目標角
度を算出する進行方向演算手段と、参照物体角度検出手
段が検出した第1の角度と第1の目標角度との比較と、
参照物体角度検出手段が検出した第2の角度と第2の目
標角度との比較によって自律移動ロボットの移動を制御
する駆動制御手段とを含む。
【0012】請求項8に記載の自律移動ロボットは請求
項2または6に記載の自律移動ロボットであって、参照
物体は周囲を照射するための発光手段を含み、参照物体
角度検出手段は発光手段からの光を結像するための結像
手段と、結像された光が入射され該結像された光の入射
位置を検出するための光位置検出手段と、入射位置に基
づいて参照物体角度検出手段の方向を制御するための制
御手段と、自律移動ロボットの進行方向と参照物体角度
検出手段との角度を検出するための角度検出手段とを含
む。
【0013】請求項9に記載の自律移動ロボットは請求
項5または7に記載の自律移動ロボットであって、第1
の参照物体は周囲を照射するための第1の発光手段を含
み、第2の参照物体は第1の発光手段と異なる周波数の
光で周囲を照射するための第2の発光手段を含み、参照
物体角度検出手段は、第1の発光手段からの光と第2の
発光手段からの光とを結像するための結像手段と、結像
された光が入射され該結像された光の入射位置を検出す
るための光位置検出手段と、第1の参照物体が選択され
た場合には検出された入射位置のうち第1の発光手段に
よるものだけを抽出し、第2の参照物体が選択された場
合には検出された入射位置のうち第2の発光手段による
ものだけを抽出するための参照物体識別手段と、抽出さ
れた入射位置に基づいて参照物体角度検出手段の方向を
制御するための制御手段と、自律移動ロボットの進行方
向と参照物体角度検出手段との角度を検出するための角
度検出手段とを含む。
【0014】請求項10に記載の自律移動ロボットは請
求項2または6に記載の自律移動ロボットであって、参
照物体は光を反射するための反射手段を含み、参照物体
角度検出手段は光を発射する発光手段と、反射手段によ
って反射された発光手段からの光を結像するための結像
手段と、結像された光が入射され該結像された光の入射
位置を検出するための光位置検出手段と、入射位置に基
づいて参照物体角度検出手段の方向を制御するための制
御手段と、自律移動ロボットの進行方向と参照物体角度
検出手段との角度を検出するための角度検出手段とを含
む。
【0015】請求項11に記載の自律移動ロボットは請
求項2または6に記載の自律移動ロボットであって、参
照物体は光を反射するための反射手段を含み、参照物体
角度検出手段は光を発射するための発光手段と、発光手
段を振動させる振動手段と、反射手段により反射された
振動手段で振動される光を結像するための結像手段と、
結像された光を受光する受光手段と、受光手段によって
受光された光の位相と振動される光の位相とを比較して
参照物体角度検出手段の方向を制御するための制御手段
と、自律移動ロボットの進行方向と参照物体角度検出手
段との角度を検出するための角度検出手段とを含む。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自律移動ロボット
の実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、図
面の同一部品には同一の参照符号および名称を付してあ
る。
【0017】本発明における自律移動ロボットは、種々
の用途に用いられるが、以下の発明の実施の形態におい
ては、その一例として清掃用の自律移動ロボットについ
て説明する。
【0018】図1は、本発明が適用される清掃用の自律
移動ロボットの第1の実施の形態の全体構成を示す上面
図である。図2は、図1の自律移動ロボットの全体構成
を示す側面図である。図1および図2に示すように、自
律移動ロボットは、ロボット本体1、清掃作業部2、左
右の駆動輪3Rおよび3L、参照物体角度検出部4、な
らびに障害物検出部5を含む。ロボット本体1に取付け
られた清掃作業部2には、図示しないが清掃用ブラシが
幅Wにわたって設けられており、ロボット本体1の前進
に伴って幅Wの領域の清掃が可能である。駆動輪3Rお
よび3Lには、図示しないが、それぞれ独立の駆動輪用
モータの回転が伝達されるようになっている。すなわち
駆動輪3Rと駆動輪3Lをそれぞれ独立に制御すること
ができ、このことによって自律移動ロボットは走行可能
となる。左右の駆動輪3Rおよび3Lを同じ方向に同じ
速度で回転させることによって、自律移動ロボットは前
進または後進を行なう。また、駆動輪3Rまたは3Lの
いずれか一方の回転数を増減させることによって、自律
移動ロボットはカーブ走行を行なう。また、左右の駆動
輪3Rおよび3Lを同じ速度でそれぞれ異なる方向に回
転させることによって、自律移動ロボットはその場で回
転を行なう。
【0019】ロボット本体1の上部に取付けられた参照
物体角度検出部4は、常にその作業領域に設置された参
照物体の方向を向くように設計されており、参照物体角
度検出部4が向いている方向と自律移動ロボットの現在
の進行方向との間の角度を検出する。また、自律移動ロ
ボットの前面に取付けられた障害物検出部5は、参照物
体などとの接触を検知するもので、バンパー型センサ等
で構成される。なお、参照物体角度検出部4の具体的な
構成については後述する。
【0020】図3は、本発明の第1の実施の形態におけ
る自律移動ロボットのロボット本体1の内部構成を示す
ブロック図である。ロボット本体1は駆動制御部6、移
動距離検出センサ7および進行方向演算部8を含む。
【0021】図示しないが、駆動輪3Rおよび3Lには
回転数検出器が取付けられており、駆動輪3Rおよび3
Lのそれぞれの回転数を検出する。移動距離検出センサ
7は、駆動輪3Rおよび3Lの回転数から自律移動ロボ
ットの移動距離を算出する。
【0022】進行方向演算部8は、移動距離検出センサ
7が算出した移動距離から自律移動ロボットが現在ある
べき位置を求め、自律移動ロボットが現在あるべき位置
と参照物体がある位置を結んだ直線と自律移動ロボット
の進行方向との間の角度の目標値θ0 を算出する。
【0023】駆動制御部6は、駆動輪3Rおよび3Lの
それぞれの回転数を制御するものであり、参照物体角度
検出部4が検出した角度θと進行方向演算部8が算出し
た角度の目標値θ0 を比較して、駆動輪3Rおよび3L
の回転数を決定する。すなわち、角度θ0 とθを一致さ
せるように、各駆動輪3Rおよび3Lの回転数を増減さ
せて自律移動ロボットの進行方向を変化させる。また、
駆動制御部6は、障害物検出部5が参照物体に衝突した
ことを検出すると、所定動作を行なうために自律移動ロ
ボットの進行方向を90°回転させる動作を行なう。こ
の所定動作の詳細は後述する。
【0024】図4は本発明の第1の実施の形態における
自律移動ロボットの直進動作を示すフローチャートであ
る。図5の本発明の第1の実施の形態における自律移動
ロボットの動作説明図を参照しながら図4のフローチャ
ートを説明する。
【0025】まず、操作者は目標とする参照物体9を選
択して、自律移動ロボットの上部に取付けられた参照物
体角度検出部4を参照物体9の方向に向ける(S1,図
5の位置)。自律移動ロボットは駆動輪3Rおよび3
Lの回転によって走行を開始するとともに、移動距離検
出センサ7は駆動輪3Rおよび3Lの回転数から走行距
離Iを算出する(S2)。
【0026】進行方向演算部8は、走行距離Iから自律
移動ロボットが現在あるべき位置を求め、自律移動ロボ
ットが現在あるべき位置と参照物体9がある位置を結ん
だ直線と、自律移動ロボットの進行方向との間の目標角
度θ0 を算出する(S3)。自律移動ロボットが参照物
体9に到達するまで、参照物体9に向かって走行するの
でθ0 =0°となる。
【0027】また、参照物体角度検出部4は、参照物体
9がある方向と自律移動ロボットの現在の進行方向との
間の角度θを検出する(S4)。
【0028】次に、ステップS3で算出されたθ0 とス
テップS4で検出されたθと比較してθ<θ0 なる関係
がある場合(S5,)には、駆動制御部6は駆動輪3
Lの回転数が駆動輪3Rの回転数より大きくなるように
制御を行ない、自律移動ロボットを右側へカーブさせる
(S6)。ただし、自律移動ロボットが参照物体9に到
達するまでは、角度θは自律移動ロボットの進行方向が
参照物体9のある方向よりも右側を向いている場合をプ
ラスとし、左側を向いている場合をマイナスとする。
【0029】目標角度θ0 と角度θとが同じである場合
(S5,)には、駆動制御部6は駆動輪3Rの回転数
と駆動輪3Lの回転数が等しくなるよう制御を行ない、
自律移動ロボットは直進する(S7)。また、目標角度
θ0 と角度θとがθ>θ0 なる関係にある場合(S5,
)には、駆動制御部6は駆動輪3Rの回転数が駆動輪
3Lの回転数より大きくなるように制御を行ない、自律
移動ロボットを左側へカーブさせる(S8)。
【0030】以上の処理を、自律移動ロボットが図5の
位置を経て、参照物体9に接触する(図6の位置)
まで繰返す。
【0031】障害物検出部5が参照物体9の接触を検出
すると、進行方向演算部8は自律移動ロボットの走行距
離Lを記憶し、駆動制御部6は自律移動ロボットの直進
動作を停止するよう制御を行なう。そして駆動制御部6
は、自律移動ロボットは進行方向に対して時計回りに9
0°回転した後距離Pだけ直進し、さらに90°回転し
て自律移動ロボットは図5の位置となるように制御す
る。距離Pは、清掃作業部2の幅Wより小さい値が予め
設定されている。これは、清掃し残し部分を出さないた
めであり、幅(W−P)の領域だけ重複して清掃され
る。図5に示すように自律移動ロボットは距離Pずつ移
動しながら距離Lの間の清掃を行なうので、以後距離P
をピッチPと記述する。
【0032】自律移動ロボットは、図5の位置から図
4のフローチャートに従って再び直進動作を開始する。
ただし、進行方向演算部8は、目標角度θ0 を次式で算
出する。
【0033】 θ0 =180°−arctan(P/I) …(1) また、図4のフローチャートにおいて、ステップS5の
目標角度θ0 と角度θとの関係は逆となる。すなわち、
駆動制御部6は、θ<θ0 の場合は左カーブ、θ=θ0
の場合は直進、θ>θ0 の場合は右カーブとなるように
駆動輪3Rおよび3Lをそれぞれ制御する。
【0034】自律移動ロボットは、図5の位置を経
て、距離Lだけ直進(図5の位置)した後、進行方向
に対して反時計回りに90°回転した後ピッチPだけ直
進し、さらに90°回転して図5の位置の状態とな
る。
【0035】自律移動ロボットは、図5の位置から図
4のフローチャートに従って再び直進動作を開始する。
ただし、進行方向演算部8は目標角度θ0 を次式で算出
する。
【0036】 θ0 =arctan(2P/(L−I)) …(2) また、図4のフローチャートにおいて、ステップS5の
目標角度θ0 と角度θの関係はそのまま適用される。自
律移動ロボットは、図5の位置を経て、距離Lだけ直
進した後上述した往復走行動作を繰返す。
【0037】自律移動ロボットには、予め往復走行する
回数が設定されており、片道を1回と数えると、N回目
の目標角度θ0 は往路の場合には次式で算出される。
【0038】 θ0 =arctan((N−1)P/(L−I)) …(3) 復路の場合には次式で算出される。
【0039】 θ0 =180°−arctan((N−1)P/I) …(4) また往路の場合の直進動作は、図4に示すフローチャー
トはそのまま適用され、復路の場合の直進動作は図4に
示すフローチャートのステップS5の目標角度θ0 と角
度θの関係が逆となる。
【0040】以上の説明は、図5に示すように参照物体
を1個設置した場合の自律移動ロボットの動作について
であった。
【0041】次に、参照物体を2個設置した場合の本発
明の第1の実施の形態における自律移動ロボットの動作
の説明を図6を用いて行なう。
【0042】まず、操作者は、第2の参照物体10が設
置されている位置に自律移動ロボットを置き、参照物体
角度検出部4を第1の参照物体9が設置されている方向
に向ける(図6の位置)。この時点では、参照物体角
度検出部4は第1の参照物体9を選択する(S1)。図
4に示すフローチャートに従って、自律移動ロボットは
直進動作を行なう。自律移動ロボットは、図6の位置
を経て、図6の位置に到達すると障害物検出部5が第
1の参照物体9との接触を検知する。そのとき、進行方
向演算部8は、自律移動ロボットの走行距離Lを記憶
し、駆動制御部6は自律移動ロボットの直進動作を停止
するよう制御を行なう。そして、駆動制御部6は、自律
移動ロボットが進行方向に対して時計回りに90°回転
した後ピッチPだけ直進し、さらに90°回転して自律
移動ロボットが図6の位置となるように制御する。
【0043】自律移動ロボットは、図6の位置から図
4のフローチャートに従って再び直進動作を開始する
が、参照物体角度検出部4は第2の参照物体10を選択
するように制御される。
【0044】また、進行方向演算部8は、目標角度θ0
を次式で算出する。 θ0 =arctan(P/(L−I)) …(5) また、図4のフローチャートにおいて、ステップS5の
目標角度θ0 と角度θの関係は逆となる。すなわち、駆
動制御部6は、θ<θ0 の場合は左カーブ、θ=θ0
場合は直進、θ>θ0 の場合は右カーブとなるように駆
動輪3Rおよび3Lをそれぞれ制御する。
【0045】自律移動ロボットは、図6の位置を経
て、距離Lだけ直進(図6の位置)した後、進行方向
に対して反時計回りに90°回転した後ピッチPだけ直
進し、さらに90°回転して図6の位置の状態とな
る。
【0046】自律移動ロボットは、図6の位置から図
4のフローチャートに従って、再び直進動作を開始す
る。ただし、参照物体角度検出部4は第1の参照物体9
を選択するように制御され、進行方向演算部8は目標角
度θ0 を次式で算出する。
【0047】 θ0 =arctan(2P/(L−I)) …(6) また、図4のフローチャートにおいて、ステップS5の
目標角度θ0 と角度θの関係はそのまま適用される。自
律移動ロボットは、図6の位置を経て、距離Lだけ直
進した後、上述した往復走行動作を繰返す。自律移動ロ
ボットには、予め往復走行する回数が設定されており、
片道を1回と数えると、N回目の目標角度θ0 は往路、
復路ともに次式で算出される。
【0048】 θ0 =arctan((N−1)P/(L−I)) …(7) また、往路の場合の直進動作は図4に示すフローチャー
トがそのまま適用され、復路の場合の直進動作は図4に
示すフローチャートのステップS5の目標角度θ0 と角
度θの関係が逆となる。参照物体を2個設置した場合、
自律移動ロボットは現在選択している参照物体に常に接
近する方向に直進する。したがって、参照物体を1個設
置した場合と比較して、直進精度が向上する。
【0049】図7は、本発明が適用される清掃用の自律
移動ロボットの第2の実施の形態の全体構成を示す上面
図である。図8は、図7の自律移動ロボットの全体構成
を示す側面図である。図7および図8で示す第2の実施
の形態の自律移動ロボットは、図1および図2で示す第
1の実施の形態の自律移動ロボットと同一の部品には同
一の参照符号および名称を付してある。それらの機能も
同一である。したがって、それらの詳細な説明は繰返さ
ない。第2の実施の形態の自律移動ロボットと第1の実
施の形態の自律移動ロボットが異なる点を以下に説明す
る。
【0050】第2の実施の形態における自律移動ロボッ
トは、障害物との接触を検出する必要がないので、図1
の障害物検出部5に相当するものはない。また、参照物
体角度検出部4と後述する参照物体距離検出センサ11
が同じ部品として共存しており、図7および図8では符
号10を付している。
【0051】図9は、本発明の第2の実施の形態におけ
る自律移動ロボットのロボット本体1aの内部構成を示
すブロック図である。この自律移動ロボットでは、図3
に示す第1の実施の形態における自律移動ロボットのロ
ボット本体1と比較して、障害物検出部5、移動距離検
出センサ7がなく、代わりに参照物体距離検出センサ1
1が追加されている。参照物体距離検出センサ11は、
参照物体までの距離を検出するもので、光学式測距セン
サ、あるいは超音波式測距センサ等で構成される。参照
物体距離検出センサ11は、参照物体角度検出部4と同
じ部品内に存在するので、常に参照物体の方向を向いて
いる。
【0052】図10は、本発明の第2の実施の形態にお
ける自律移動ロボットの直進動作を示すフローチャート
である。図11の本発明の第2の実施の形態における自
律移動ロボットの動作説明図を参照しながら図10のフ
ローチャートを説明する。
【0053】まず、操作者は目標とする参照物体9を選
択して、自律移動ロボットの上部に取付けられた参照物
体角度検出部4および参照物体距離検出センサ11を参
照物体9の方向に向ける(S10,図11の位置)。
参照物体距離検出センサ11は、参照物体9までの距離
を検出し、進行方向演算部8はその距離Lを記憶する。
自律移動ロボットは駆動輪3Rおよび3Lの回転によっ
て走行を開始する。参照物体距離検出センサ11は、参
照物体9までの距離dを検出し(S11)、距離dから
自律移動ロボットが現在あるべき位置を求め、自律移動
ロボットが現在あるべき位置と参照物体9がある位置を
結んだ直線と、自律移動ロボットの進行方向との間の目
標角度θ0 を算出する(S12)。自律移動ロボットが
参照物体9に到達するまで(参照物体9からの距離が、
所定の距離以下になるまで)、参照物体9に向かって走
行するのでθ0 =0°となる。
【0054】また、参照物体角度検出部4は、参照物体
9がある方向と自律移動ロボットの現在の進行方向との
間の角度θを検出する(S13)。
【0055】次に、ステップS12で算出されたθ0
ステップS13で検出されたθとを比較してθ<θ0
る関係がある場合(S14,)には、駆動制御部6は
駆動輪3Lの回転数は駆動輪3Rの回転数より大きくな
るように制御を行ない、自律移動ロボットを右側へカー
ブさせる(S15)。ただし、自律移動ロボットが参照
物体9に到達するまでは、角度θは自律移動ロボットの
進行方向が参照物体9のある方向よりも右側を向いてい
る場合をプラスとし、左側を向いている場合はマイナス
とする。
【0056】目標角度θ0 と角度θとが同じである場合
(S14,)には、駆動制御部6は駆動輪3Rの回転
数と駆動輪3Lの回転数とが等しくなるよう制御を行な
い、自律移動ロボットは直進する(S16)。また、目
標角度θ0 と角度θとがθ>θ0 なる関係にある場合
(S14,)には、駆動制御部6は駆動輪3Rの回転
数が駆動輪3Lの回転数より大きくなるように制御を行
ない、自律移動ロボットを左側へカーブさせる(S1
7)。
【0057】以上の処理を、自律移動ロボットが図11
の位置を経て、参照物体距離検出センサ11によって
検出された距離が所定値以下であることを検出すること
により参照物体9に到達したことが検出される(図11
の位置)まで繰返す。
【0058】自律移動ロボットが参照物体9に到達した
ことが検出されると、駆動制御部6は自律移動ロボット
の直進動作を停止するよう制御を行なう。そして、駆動
制御部6は自律移動ロボットが進行方向に対して時計回
りに90°回転した後距離Pだけ直進し、さらに90°
回転して自律移動ロボットが図11の位置となるよう
に制御する。
【0059】自律移動ロボットは、図11の位置から
図10のフローチャートに従って再び直進動作を開始す
る。ただし、進行方向演算部8は、目標角度θ0 を次式
で算出する。
【0060】 θ0 =180−arcsin(P/d) …(8) また、図10のフローチャートにおいて、ステップS1
4の目標角度θ0 と角度θの関係は逆となる。すなわ
ち、駆動制御部6はθ<θ0 の場合は左カーブ、θ=θ
0 の場合は直進、θ>θ0 の場合は右カーブとなるよう
に駆動輪3Rおよび3Lをそれぞれ制御する。
【0061】自律移動ロボットは、図11の位置を経
て、参照物体距離検出センサ11が検出した参照物体9
までの距離dが次式に示す値となったとき(図11の位
置)に停止する。
【0062】 d=sqrt(L×L+P×P) …(9) 自律移動ロボットは、図11の位置で停止した後、進
行方向に対して反時計回りに90°回転した後ピッチP
だけ直進し、さらに90°回転して図11の位置の状
態となる。
【0063】自律移動ロボットは、図11の位置から
図10のフローチャートに従って再び直進動作を開始す
る。ただし、進行方向演算部8は目標角度θ0 を次式で
算出する。
【0064】 θ0 =arcsin(2P/d) …(10) また、図10のフローチャートにおいて、ステップS1
4の目標角度θ0 と角度θの関係はそのまま適用され
る。自律移動ロボットは、図11の位置を経て、参照
物体距離検出センサ11が検出した参照物体9までの距
離dが2Pとなったときに停止した後、上述した往復走
行動作を繰返す。
【0065】自律移動ロボットには予め往復走行する回
数が設定されており、片道を1回と数えると、N回目の
目標角度θ0 は往路の場合には次式で算出される。
【0066】 θ0 =arcsin((N−1)P/d)── …(11) 復路の場合には次式で算出される。
【0067】 θ0 =180−arcsin((N−1)P/d) …(12) また、往路の場合の直進動作は図10に示すフローチャ
ートがそのまま適用され、復路の場合の直進動作は図1
0に示すフローチャートのステップS14の目標角度θ
0 と角度θの関係が逆となる。
【0068】また、往路の場合の直進動作は、参照物体
距離検出センサ11が検出した第1の参照物体9までの
距離dが次式のとき終了する。
【0069】 d=(N−1)P …(13) また、復路の場合は距離dが次式のときに直進動作は終
了する。
【0070】 d=sqrt(L×L+((N−1)P)×((N−1)P)) …(14) 以上の説明は、図11に示すように参照物体を1個設置
した場合の自律移動ロボットの動作についてであった。
【0071】次に、参照物体を2個設置した場合の本発
明の第2の実施の形態における自律移動ロボットの動作
の説明を図12を用いて行なう。
【0072】まず、操作者は、第2の参照物体10が設
置されている位置に自律移動ロボットを置き、参照物体
角度検出部4を第1の参照物体9が設置されている方向
に向ける(図12の位置)。この時点では参照物体角
度検出部4は第1の参照物体9を選択する(S1)。図
10に示すフローチャートに従って、自律移動ロボット
は直進動作を行なう。自律移動ロボットは、図12の位
置を経て、図13の位置に到達すると、参照物体距
離検出センサ11によって到達が検出され、直進動作を
停止する。駆動制御部6は、自律移動ロボットが進行方
向に対して時計回りに90°回転した後ピッチPだけ直
進し、さらに90°回転して自律移動ロボットが図12
の位置となるように制御する。
【0073】自律移動ロボットは、図12の位置から
図10のフローチャートに従って再び直進動作を開始す
るが、参照物体角度検出部4は第2の参照物体10を選
択するように制御される。
【0074】また、進行方向演算部8は目標角度θ0
次式で算出する。 θ0 =arcsin(P/d) …(15) また、図10のフローチャートにおいて、ステップS1
4の目標角度θ0 と角度θとの関係は逆となる。すなわ
ち、駆動制御部6はθ<θ0 の場合は左カーブ、θ=θ
0 の場合は直進、θ>θ0 の場合は右カーブとなるよう
に駆動輪3Rおよび3Lをそれぞれ制御する。
【0075】自律移動ロボットは、図12の位置を経
て参照物体距離検出センサ11が検出した第1の参照物
体9までの距離dがPとなると直進動作を停止し(図1
2の位置)、進行方向に対して反時計回りに90°回
転した後ピッチPだけ直進し、さらに90°回転して図
12の位置の状態となる。自律移動ロボットは、図1
2の位置から図10のフローチャートに従って、再び
直進動作を開始する。ただし、参照物体角度検出部4は
第1の参照物体9を選択するように制御され、進行方向
演算部8は目標角度θ0 を次式で算出する。
【0076】 θ0 =arcsin(2P/d) …(16) また図10のフローチャートにおいて、ステップS14
の目標角度θ0 と角度θとの関係はそのまま適用され
る。自律移動ロボットは、図12の位置を経て、参照
物体距離検出センサ11が検出した第2の参照物体10
までの距離dが2Pとなると直進動作を停止し、上述し
た往復走行動作を繰返す。自律移動ロボットには、予め
往復走行する回数が設定されており、片道を1回と数え
ると、N回目の目標角度θ0 は往路、復路ともに次式で
算出される。
【0077】 θ0 =arcsin((N−1)P/d) …(17) また、往路の場合の直進動作は、図17に示すフローチ
ャートがそのまま適用され、復路の場合の直進動作は図
10に示すフローチャートのステップS14の目標角度
θ0 と角度θの関係が逆となる。
【0078】また、往路、復路の直進動作はともに参照
物体距離検出センサ11が検出した第1の参照物体9ま
たは第2の参照物体10までの距離dが次式のときに終
了する。
【0079】 d=(N−1)P …(18) 参照物体を2個設置した場合、自律移動ロボットは現在
選択している参照物体に常に接近する方向に直進する。
したがって、参照物体を1回設置した場合と比較して、
直進精度が向上する。
【0080】また、第2の実施の形態における自律移動
ロボットは、参照物体までの距離を直接検出しているの
でデッドレコニング誤差は含まれない。
【0081】図13は、本発明の実施の形態における自
律移動ロボットの適用例を示した図である。説明は省略
したが、本発明の実施の形態における自律移動ロボット
の両側面には測距センサが設置されており、壁面までの
距離を計測しながら壁面までの距離を一定に保つように
走行することによって直進走行が可能となる。したがっ
て、両側に壁面が存在する図13の斜線を付した領域は
清掃作業が可能であるが、斜線を付していない真中の領
域12は壁面が存在しないので清掃作業が行なえない。
しかし、第1の参照物体9および第2の参照物体10
(または、第1の参照物体9だけでもよい)を設置する
ことによって、前述したように自律移動ロボットは往復
走行を行なって領域12の清掃が行なえる。
【0082】図14は、参照物体角度検出部4の第1の
具体例を示す上面図である。図15は、図14の参照物
体角度検出部4の側面図である。参照物体角度検出部4
の第1の具体例は、光位置センサ13、結像レンズ1
4、回転テーブル15、回転モータ16、回転モータ制
御回路17、エンコーダ18、参照物体識別装置19、
およびセンサ信号処理回路20を含む。参照物体9には
発光体を用いる。また、2つの参照物9および10を使
用する場合にはそれぞれの参照物体が異なる周期で点滅
するようにする。
【0083】参照物体9および10から発せられた光
は、結像レンズ14で結像されて光位置センサ(PS
D)13に入射する。参照物体角度検出部4が参照物体
9または10の方向に向いている場合には、結像レンズ
14で結像された光は、光位置センサ13の中央に入射
する。したがって、光位置センサ13から、中央入射の
出力信号が得られる。また、参照物体角度検出部4が参
照物体9または10の方向に向いていない場合には、結
像レンズ14で結像された光は、光位置センサ13の中
央から右側あるいは左側にずれた位置に入射する。した
がって、光位置センサ13から、入射位置(中央から右
側あるいは左側にずれた位置)に対応した入射信号が得
られる。
【0084】参照物体識別装置19は、光位置センサ1
3からの出力信号から特定の周波数を有する信号を抽出
する。たとえば、参照物体9の周波数をF1、参照物体
10の周波数をF2とする。参照物体9が選択されてい
るとすると、光位置センサ13からの出力信号のうち周
波数がF1の信号のみを抽出して出力する。また、参照
物体10が選択されているとすると、光位置センサ13
からの出力信号のうち周波数がF2の信号のみを抽出し
て出力する。
【0085】センサ信号処理回路20は、参照物体識別
装置19からの出力信号が入力され、結像された光が光
位置センサ13のどの位置に入射しているかを数値で出
力する。たとえば、参照物体9が選択されているとき
に、参照物体角度検出部4が参照物体9の方向を向いて
いると、結像された光は光位置センサ13の中央に入射
し、中央に配置された受光素子からの出力が大きくな
る。その出力信号は、参照物体識別装置19を介してセ
ンサ信号処理回路20に入力され、センサ信号処理回路
20は0を出力する。また、参照物体角度検出部4が参
照物体9の右側を向いていると、センサ信号処理回路2
0は、たとえば正の値を出力し、結像された光が光位置
センサ13の中央からのずれが大きくなるに伴って値が
大きくなるようにする。また参照物体角度検出部4が参
照物体9の左側を向いていると、センサ信号処理回路2
0は、たとえば負の値を出力し、結像された光が光位置
センサ13の中央からのずれが大きくなるに伴って、そ
の絶対値が大きくなるようにする。
【0086】回転モータ制御回路17は、センサ信号処
理回路20からの出力値を入力して回転モータ16の制
御を行なう。すなわち、センサ信号処理回路20からの
出力値が正の値であれば、参照物体角度検出部4が参照
物体の右側を向いていると判断して、参照物体角度検出
部4が左側を向くように回転モータ16の制御を行な
う。また、センサ信号処理回路20からの出力値が負の
値であれば、参照物体角度検出部4が参照物体の左側を
向いていると判断して、参照物体角度検出部4が右側を
向くように回転モータ16の制御を行なう。センサ信号
処理回路20からの出力値が0であれば、参照物体角度
検出部4は参照物体の方向を向いているとして回転モー
タ16は回転しない。
【0087】エンコーダ18は、回転モータ16の回転
角を検出して、参照物体角度検出部4が向いている方向
と自律移動ロボットの進行方向との間の角度を求める。
【0088】図16は、参照物体角度検出部4の第2の
具体例を示す上面図である。図17は、図16の参照物
体角度検出部4の側面図である。図14および図15を
用いて説明した参照物体角度検出部4の第1の具体例と
比較して、ビーム光源21は結像レンズ14の上に光源
ビーム21の光軸と結像レンズ14と光位置センサ13
とを結ぶ光軸とが平行となるように設置されている点、
参照物体識別装置20がない点、参照物体9および10
が発光体ではなく反射板あるいはコーナーキューブで構
成されている点が異なる。したがって、参照物体角度検
出部4の第1の具体例と同一の部品には同一の参照符号
および名称を付してある。ビーム光源21から発せられ
た光は、参照物体9で反射されて結像レンズ14で結像
される。光源は1つであるので参照物体の識別はできな
い。したがって、光位置センサ13に入射された光の処
理は、図14および図15を用いて説明した参照物体角
度検出部4の第1の具体例と、参照物体を識別しない点
を除いては同じであるので、ここでの詳細な説明は繰返
さない。
【0089】図18は、参照物体角度検出部4の第3の
具体例を示す上面図である。図19は、図18の参照物
体角度検出部4の側面図である。参照物体角度検出部4
の第3の具体例は、結像レンズ14、回転テーブル1
5、回転モータ16、エンコーダ18、ビーム光源2
1、光源振動装置22、受光素子23、およびモータ制
御回路24を含む。参照物体9は、反射板あるいはコー
ナーキューブで構成される。ビーム光源21の光軸は、
結像レンズ14と受光素子23を結んだ光軸と平行とな
るよう設置されている。
【0090】ビーム光源21は、光源振動装置22によ
って、地面に対して水平に振動する。図21はその様子
を示しており、縦軸にビーム光が照射される距離、横軸
に時間をとっている。したがって、横軸より上の部分
は、参照物体角度検出部4の正面に対して右側にビーム
光を照射していることを意味し、横軸より下の部分は参
照物体角度検出部4の正面に対して左側にビーム光を照
射していることを意味する。
【0091】図20(a)は、参照物体角度検出部4が
参照物体9に対して左側を向いている場合を示してお
り、図22(a)はそのときの受光素子23の出力波形
を示している。参照物体角度検出部4が参照物体9の左
側を向いているので、ビーム光源21が右側へ振動して
いるときに対象物体9にあたり、ビーム光源21が左側
へ振動しているときには対象物体9にはあたらない。し
たがって、図22(a)に示すように、図21ののと
きに受光素子23の出力は最低となり、図21ののと
きに受光素子23の出力は最大となる。また、位相は図
21と同じとなる。
【0092】図20(b)は、参照物体角度検出部4が
参照物体9に対して正面を向いている場合を示してお
り、図22(b)はそのときの受光素子23の出力波形
を示している。参照物体角度検出部4が参照物体9の正
面を向いているので、ビーム光源21が真中に来たとき
に対象物体9にあたる面積が最も大きくなる。
【0093】したがって、図22(b)に示すように、
図21のおよびのときに受光素子23の出力は最低
となり、図21ののときに最大となる。周波数は、図
21に示すものの倍となる。
【0094】図20(c)は、参照物体角度検出部4が
参照物体9に対して右側を向いている場合を示してお
り、図22(c)はそのときの受光素子23の出力波形
を示している。参照物体角度検出部4が参照物体9の右
側を向いているので、ビーム光源21が左側へ振動して
いるときに対象物体9にあたり、ビーム光源21が右側
へ振動しているときには対象物体9にあたらない。した
がって、図22(c)に示すように、図21ののとき
に受光素子23の出力は最高となり、図21ののとき
に受光素子23の出力は最低となる。また、位相は図2
1の逆となる。
【0095】図23は、モータ制御回路24の動作を説
明するためのフローチャートである。光源振動装置22
によって振動されたビーム光源21からの光(以後、光
源振動信号と略す)は、参照物体9に反射され、結像レ
ンズ14を介して受光素子23に入射する。受光素子2
3から出力される信号と光源振動装置22からの光源振
動信号はモータ制御回路23に入力される。モータ制御
回路24は、受光素子23からの出力信号の位相と光源
振動信号の位相を比較して、同一位相であれば(S1
8,)、回転モータ16を右回転する(S19)。受
光素子23からの出力信号の周波数が光源振動信号の周
波数の2倍の場合であれば(S18,)、回転モータ
16の回転を止める(S20)。また、受光素子23か
らの出力信号の位相が光源振動信号の位相と逆であれば
(S18,)、回転モータ16を左回転する(S2
1)。以上の処理により、回転テーブル15の回転に伴
って参照物体角度検出部4が常に参照物体9の方向に向
くようになる。
【0096】図24は、参照物体9および10の全体構
成を示す斜視図である。図24(a)は、床面上に置く
タイプの参照物体、図24(b)は壁などに貼付けるタ
イプの参照物体を示している。それぞれの参照物体のポ
ールの太さは、センサで検出できる太さであり、参照物
体が反射体の場合にはポールの表面が光沢面か、または
細かいコーナーキューブを並べてある。
【0097】また参照物体が発光体の場合にはポールの
全周にLEDを並べている。参照物体には発光周波数を
変更するためのスイッチが設けられており、2つの参照
物体を使用する場合に、それぞれ異なる周波数となるよ
うにスイッチを切換える。
【0098】本発明によれば、参照物体を作業領域に1
つ設置するだけで所定の作業領域をくまなく移動する自
律移動ロボットを提供することが可能となった。
【0099】また本発明によれば参照物体を作業領域に
2つ設置して、所定の作業領域をくまなく移動し、かつ
直進精度の高い自律移動ロボットを提供することが可能
となった。
【0100】さらには、参照物体を発光体にすることに
よって低消費電力の自律移動ロボットを提供することが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における自律移動ロ
ボットの全体構成を示す上面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における自律移動ロ
ボットの全体構成を示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における自律移動ロ
ボットのロボット本体1の内部構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における自律移動ロ
ボットの直進動作のフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態における自律移動ロ
ボットの参照物体が1つの場合の往復走行を説明する図
である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における自律移動ロ
ボットの参照物体が2つある場合の往復走行を説明する
図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における自律移動ロ
ボットの全体構成を示す上面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における自律移動ロ
ボットの全体構成を示す側面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における自律移動ロ
ボットのロボット本体1aの内部構成を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における自律移動
ロボットの直進動作のフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態における自律移動
ロボットの参照物体が1つの場合の往復走行を説明する
図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における自律移動
ロボットの参照物体が2つの場合の往復走行を説明する
図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態における自律移動
ロボットの適用例を示す図である。
【図14】参照物体角度検出部4の第1の具体例を示す
上面図である。
【図15】参照物体角度検出部4の第1の具体例を示す
側面図である。
【図16】参照物体角度検出部4の第2の具体例を示す
上面図である。
【図17】参照物体角度検出部4の第2の具体例を示す
側面図である。
【図18】参照物体角度検出部4の第3の具体例を示す
上面図である。
【図19】参照物体角度検出部4の第3の具体例を示す
側面図である。
【図20】参照物体角度検出部4の第3の具体例におけ
る、参照物体9とビーム光の照射位置の関係を示す図で
ある。
【図21】光源振動信号の距離と時間の関係を示す図で
ある。
【図22】受光素子23の出力信号を示す図である。
【図23】モータ制御回路24の動作を説明するための
フローチャートである。
【図24】参照物体の全体構成を示す斜視図である。
【図25】従来の移動体の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1 ロボット本体 2 清掃作業部 3 駆動輪 4 参照物体角度検出部 5 障害物検出部 6 駆動制御部 7 移動距離検出センサ 8 進行方向演算部 9 第1の参照物体 10 第2の参照物体 11 参照物体距離検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 恭子 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 金藤 靖尚 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 参照物体を基準として移動する自律移動
    ロボットであって、 作業域に設置された多くとも2つの参照物体と前記自律
    移動ロボットとの相対的位置関係を検出するための検出
    手段と、 前記多くとも2つの参照物体に対して前記自律移動ロボ
    ットがあるべき位置を算出するための算出手段と、 前記相対的位置関係と前記算出手段で算出された位置と
    を比較して前記自律移動ロボットの移動を制御するため
    の制御手段とを含む自律移動ロボット。
  2. 【請求項2】 参照物体を基準として移動する自律移動
    ロボットであって、 自律移動ロボットの移動距離を検出する移動距離検出手
    段と、 前記自律移動ロボットの進行方向と、自律移動ロボット
    から見た参照物体の方向との間の角度を検出する参照物
    体角度検出手段と、 所定の第1基準点から前記参照物体までの基準距離と、
    前記移動距離検出手段によって検出される自律移動ロボ
    ットの所定の第2基準点からの移動距離と、予め決めら
    れた値とから、自律移動ロボットから見た参照物体の方
    向と自律移動ロボットが進むべき方向との間の目標角度
    を算出する進行方向演算手段と、 前記参照物体角度検出手段が検出した角度と前記目標角
    度とを比較して前記自律移動ロボットの移動を制御する
    駆動制御手段とを含む自律移動ロボット。
  3. 【請求項3】 前記参照物体に対し所定の範囲内にある
    ことを検出する参照物体検出手段を含み、 前記基準距離は、前記移動距離検出手段によって検出さ
    れる自律移動ロボットの第1基準点から前記参照物体検
    出手段が参照物体を検出した地点までの移動距離である
    請求項2記載の自律移動ロボット。
  4. 【請求項4】 前記予め決められた値は、自律移動ロボ
    ットが往復運動する際のピッチである請求項2記載の自
    律移動ロボット。
  5. 【請求項5】 参照物体を基準として移動する自律移動
    ロボットであって、 自律移動ロボットの移動距離を検出する移動距離検出手
    段と、 前記自律移動ロボットの進行方向と自律移動ロボットか
    ら見た第1の参照物体の方向との間の第1の角度と、前
    記自律移動ロボットの進行方向と自律移動ロボットから
    見た第2の参照物体の方向との間の第2の角度とを検出
    する参照物体角度検出手段と、 第1の参照物体から第2の参照物体までの基準距離と、
    前記移動距離検出手段によって検出される自律移動ロボ
    ットの所定の基準点からの移動距離と、予め決められた
    値とから、自律移動ロボットから見た第1の参照物体の
    方向と自律移動ロボットが進むべき方向との間の第1の
    目標角度と、自律移動ロボットから見た第2の参照物体
    の方向と自律移動ロボットが進むべき方向との間の第2
    の目標角度を算出する進行方向演算手段と、 前記参照物体角度検出手段が検出した第1の角度と前記
    第1の目標角度との比較と、前記参照物体角度検出手段
    が検出した第2の角度と前記第2の目標角度との比較に
    よって前記自律移動ロボットの移動を制御する駆動制御
    手段とを含む自律移動ロボット。
  6. 【請求項6】 参照物体を基準として移動する自律移動
    ロボットであって、 自律移動ロボットから参照物体までの距離を検出する参
    照物体距離検出手段と、 前記自律移動ロボットの進行方向と、自律移動ロボット
    から見た参照物体の方向との間の角度を検出する参照物
    体角度検出手段と、 前記参照物体までの距離と、予め与えられた自律移動ロ
    ボットが往復移動する際のピッチとから、自律移動ロボ
    ットから見た前記参照物体の方向と自律移動ロボットが
    進むべき方向との間の目標角度を算出する進行方向演算
    手段と、 前記参照物体角度検出手段が検出した角度と前記目標角
    度とを比較して前記自律移動ロボットの移動を制御する
    駆動制御手段とを含む自律移動ロボット。
  7. 【請求項7】 参照物体を基準として移動する自律移動
    ロボットであって、 自律移動ロボットから第1の参照物体までの距離と自律
    移動ロボットから第2の参照物体までの距離を検出する
    参照物体距離検出手段と、 前記自律移動ロボットの進行方向と自律移動ロボットか
    ら見た第1の参照物体の方向との間の第1の角度と、前
    記自律移動ロボットの進行方向と自律移動ロボットから
    見た第2の参照物体の方向との間の第2の角度を検出す
    る参照物体角度検出手段と、 前記第1の参照物体までの距離と予め与えられた自律移
    動ロボットが往復移動する際のピッチとから、自律移動
    ロボットから見た前記第1の参照物体の方向と自律移動
    ロボットが進むべき方向との間の第1の目標角度と、前
    記第2の参照物体までの距離と前記ピッチとから、自律
    移動ロボットから見た前記第2の参照物体の方向と自律
    移動ロボットが進むべき方向との間の第2の目標角度を
    算出する進行方向演算手段と、 前記参照物体角度検出手段が検出した第1の角度と前記
    第1の目標角度との比較と、前記参照物体角度検出手段
    が検出した第2の角度と前記第2の目標角度との比較に
    よって前記自律移動ロボットの移動を制御する駆動制御
    手段とを含む自律移動ロボット。
  8. 【請求項8】 前記参照物体は、周囲を照射するための
    発光手段を含み、 前記参照物体角度検出手段は、前記発光手段からの光を
    結像するための結像手段と、 前記結像された光が入射され、該結像された光の入射位
    置を検出するための光位置検出手段と、 前記入射位置に基づいて前記参照物体角度検出手段の方
    向を制御するための制御手段と、 前記自律移動ロボットの進行方向と前記参照物体角度検
    出手段との角度を検出するための角度検出手段とを含む
    ことを特徴とする請求項2または6に記載の自律移動ロ
    ボット。
  9. 【請求項9】 前記第1の参照物体は、周囲を照射する
    ための第1の発光手段を含み、 前記第2の参照物体は、前記第1の発光手段と異なる周
    波数の光で周囲を照射するための第2の発光手段を含
    み、 前記参照物体角度検出手段は、前記第1の発光手段から
    の光と前記第2の発光手段からの光とを結像するための
    結像手段と、 前記結像された光が入射され、該結像された光の入射位
    置を検出するための光位置検出手段と、 前記第1の参照物体が選択された場合には前記検出され
    た入射位置のうち前記第1の発光手段によるものだけを
    抽出し、前記第2の参照物体が選択された場合には前記
    検出された入射位置のうち前記第2の発光手段によるも
    のだけを抽出するための参照物体識別手段と、 前記抽出された入射位置に基づいて前記参照物体角度検
    出手段の方向を制御するための制御手段と、 前記自律移動ロボットの進行方向と前記参照物体角度検
    出手段との角度を検出するための角度検出手段とを含む
    ことを特徴とする請求項5または7に記載の自律移動ロ
    ボット。
  10. 【請求項10】 前記参照物体は、光を反射するための
    反射手段を含み、 前記参照物体角度検出手段は、光を発射する発光手段
    と、 前記反射手段によって反射された前記発光手段からの光
    を結像する結像手段と、 前記結像された光が入射され、該結像された光の入射位
    置を検出するための光位置検出手段と、 前記入射位置に基づいて前記参照物体角度検出手段の方
    向を制御するための制御手段と、 前記自律移動ロボットの進行方向と前記参照物体角度検
    出手段との角度を検出するための角度検出手段とを含む
    ことを特徴とする請求項2または6に記載の自律移動ロ
    ボット。
  11. 【請求項11】 前記参照物体は、光を反射するための
    反射手段を含み、 前記参照物体角度検出手段は、光を発射するための発光
    手段と、 前記発光手段を振動させる振動手段と、 前記反射手段により反射された前記振動手段で振動され
    る光を結像するための結像手段と、 前記結像された光を受光する受光手段と、 前記受光手段によって受光された光の位相と、前記振動
    される光の位相とを比較して前記参照物体角度検出手段
    の方向を制御するための制御手段と、前記自律移動ロボ
    ットの進行方向と前記参照物体角度検出手段との角度を
    検出するための角度検出手段とを含むことを特徴とする
    請求項2または6に記載の自律移動ロボット。
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