JPH0932545A - ヒートインシュレータ構造 - Google Patents

ヒートインシュレータ構造

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JPH0932545A
JPH0932545A JP20181995A JP20181995A JPH0932545A JP H0932545 A JPH0932545 A JP H0932545A JP 20181995 A JP20181995 A JP 20181995A JP 20181995 A JP20181995 A JP 20181995A JP H0932545 A JPH0932545 A JP H0932545A
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heat insulator
exhaust pipe
punching metals
punching
insulator structure
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Masaki Yamaki
政喜 山木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 審査基準の規定を満足するだけでなく、共振
と排気管の間での定在波による発音を低減して騒音レベ
ルを下げたヒートインシュレータ構造を提供する。 【構成】 2枚のパンチングメタル11a,11bを各
々半円筒状に成形し、各々の下面に空気層12及び間隙
14を設けて重ね合わせ、固定プレート13a,13b
を使用して排気管6の上面を覆うように取付ける。パン
チングメタル11a,11bの穴は互いにずらし、上面
から排気管を見通せないように不可視化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気管に装着されるヒ
ートインシュレータ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の新型自動車の審査基準には、「キ
ャブ後面と荷箱前部の間は荷物等が落ち込まない構造又
は排気管等の高温部の上面が露出しない構造であるこ
と」という規定がある。
【0003】図7はキャブオーバ型トラックの前部平面
図であり、1はキャブ、2は荷箱、3は前輪、4は吸気
用のシュノーケルを示しており、キャブ1の下に配設さ
れた図示省略のエンジンから排気管5が後方へ延出して
いる。従って、エンジン直後で高温の排気管6がキャブ
1の後面と荷箱2の前部との間で露出することになり、
上述した審査基準を満足するため、板金製のヒートイン
シュレータ7を装着していた。このヒートインシュレー
タ7は、排気管6の略上半分を覆うようにして装着され
るが、ヒートインシュレータ7が熱伝達によって高温に
なるのを防ぐ等の理由から、排気管6との間には通常1
0〜15mm程度の間隙を設けてある。なお、図8はヒ
ートインシュレータ7の取付状態を示す側面図で、8は
フレーム、9はフレキシブル管、10は排気管5をフレ
ーム9へ支持するサポート材を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のヒート
インシュレータ構造では、ヒートインシュレータ7の取
付位置がエンジンに近接して振動的には最も厳しい条件
にある。このため、ヒートインシュレータ7の共振と排
気管の間での定在波による発音のため加速騒音で+0.
1〜+1.0dB(A)程度の悪化が認められている。
しかし、従来の板金構造のヒートインシュレータでは、
板厚の増大やリブ追加等により剛性を向上させても排気
管との間で定在波による発音があり、騒音レベルの悪化
を防ぐことはできなかった。
【0005】そこで、本発明は、審査基準の規定を満足
するだけでなく、共振と排気管の間での定在波による発
音を低減して騒音レベルを下げることができるヒートイ
ンシュレータ構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するもので、排気管の上面を覆って装着されるヒ
ートインシュレータ構造において、多数の穴があいた2
枚のパンチングメタルを半円筒状に成形し、各々の下面
に間隙を設けると共に、上面から排気管を見通せないよ
うに不可視化して前記2枚の前記パンチングメタルを重
ね合わせたことを特徴とするヒートインシュレータ構造
である。
【0007】また、本発明は、2枚のパンチングメタル
の穴を互いにずらして不可視化し、パンチングメタル間
の間隙を空気層としたことを特徴とし、あるいは、2枚
のパンチングメタル間の間隙に断熱材をアルミニウム箔
で被覆して介装したことを特徴としている。
【0008】
【作用】前述した本発明の手段によれば、各々の下面に
隙間を有する2枚のパンチングメタルを使用することに
よって定在波発音が発生しなくなり、ヒートインシュレ
ータの定在波発音による騒音を防止できる。また、2枚
のパンチングメタルの穴をずらすことにより、あるい
は、2枚のパンチングメタル間にアルミニウム箔で被覆
した断熱材を介在させることにより、ヒートインシュレ
ータを不可視化することができ、排気管高温部の上面が
露出するのを防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明によるヒートインシュレータ構
造の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】図1ないし図3は第1実施例を示してお
り、2枚のパンチングメタルを重ね合わせたヒートイン
シュレータ11が排気管6の上面を覆って装着されてい
る。このヒートインシュレータ11を形成する2枚のパ
ンチングメタル11a,11bは、各々が両端にフラン
ジ部11c,11dを設けた半円筒状に成形され、両パ
ンチングメタル11a,11b間の間隙には空気層12
が設けられている。また、両パンチングメタル11a,
11bの穴は、図3に示す如く互いにずらして配列さ
れ、重ね合わせた2枚を通して上面から排気管6を見通
せない不可視化された構造となっている。なお、パンチ
ングメタル11a,11bの穴は、たとえば直径2mm
のものが5mmピッチで千鳥状に多数穿設されたものを
使用している。
【0011】上述したヒートインシュレータ11の排気
管6への取付けは、固定プレート13a,13bのフラ
ンジ部13c,13dにパンチングメタル11a,11
bのフランジ部11c,11dをボルト・ナットで共締
めしてなされる。この時、比較的幅の狭い固定プレート
13a,13bは排気管6の外周面を挟持して密着固定
されるものの、ヒートインシュレータ11の内側パンチ
ングメタル11bと排気管6との間には従来構造と同様
に空気層となる間隙14が設けられ、熱伝達を最小限に
おさえている。
【0012】上述した構成のヒートインシュレータ構造
とすれば、パンチングメタル11a,11bの穴及び空
気層12存在によってエンジン振動に伴う排気管とヒー
トインシュレータ間の定在波の発生がなくなるため、ヒ
ートインシュレータ11構造の定在波発音を原因とする
騒音を防止できる。図6は騒音レベルを従来構造のヒー
トインシュレータと比較した実験結果を示しており、実
線で示した第1実施例の構造は、一点鎖線で示した従来
構造に比べて全てのエンジン回転速度領域で大幅な騒音
レベルの低下が認められる。
【0013】また、2枚のパンチングメタル11a,1
1bの穴をずらして不可視化したことにより、排気管6
の上面が露出するのを防止でき、審査基準の規定を満た
すことができる。なお、パンチングメタルの穴は、直径
が小さくてピッチを大きくしたほうが不可視化は容易で
あり、また、定在波の発生防止は、極端に穴を小さくし
たり数を減らしたりしなければ特に大きな差はない。
【0014】図4及び図5は本発明の第2実施例を示し
ており、2枚のパンチングメタル11a,11b間の間
隙にアルミニウム箔被覆断熱材層(以下アルミ被覆断熱
層)15が介装されている。このアルミ被覆断熱層15
は、パンチングメタル間の間隙より厚い断熱材16が全
面的にアルミニウム箔(以下アルミ箔)17で包まれて
おり、好適には軽量かつ柔軟性のあるバルクファイバー
製の断熱材16を間隙寸法の約1.5倍の厚さにしてア
ルミ箔17で包み、2枚のパンチングメタル11a,1
1b間で圧縮して介装すればよい。また、アルミ被覆断
熱層15の上に位置するパンチングメタル11aには、
半円筒形状の両端部にアルミ被覆断熱層15のずれ止め
18が設けられている。
【0015】上述した第2実施例の構成としても、図6
に破線で示す如く、従来構造と比べて排気管とヒートイ
ンシュレータ11との間での定在波による発音を原因と
する騒音を低減できる。また、アルミ被覆断熱層15の
存在により、ヒートインシュレータ11の不可視化が達
成されて固形物の落下物を防ぐだけでなく、オイル等の
液体落下物対策としても有効になる。さらに、断熱材1
6は、アルミ箔17の支持体としての役割と断熱性向上
との2つの機能を兼ねている。なお、パンチングメタル
11a,11bの穴の位置は、第1実施例と同様に互い
にずらしてもよいし、あるいは互いに一致していてもよ
い。
【0016】
【発明の効果】前述した本発明のヒートインシュレータ
構造によれば、空気層及び間隙を設けたことに加えて、
定在波による発音がなく制振効果の大きいパンチングメ
タルを使用したため、ヒートインシュレータの定在波に
よる発音をなくして騒音レベルを下げることができる。
そして、パンチングメタルの穴をずらした不可視化構造
により、固形物の落下及び排気管高温部の上面が露出す
るのを共に防止することができる。
【0017】また、2枚のパンチングメタル間に空気層
のかわりにアルミ被覆断熱層を介装すれば、騒音レベル
の低減効果はやや劣るものの、固形物に加えて液体の落
下をも防止できる効果が生じ、さらに断熱性能の向上に
も有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1の平面視で、パンチングメタルの穴配置例
を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す分解斜視図である。
【図5】第2実施例の要部断面図である。
【図6】従来、第1実施例及び第2実施例の構造につい
て、各々エンジン回転速度と騒音レベルとの関係を示す
図である。
【図7】キャブオーバ型トラックの前部平面図である。
【図8】従来のヒートインシュレータ構造及びその取付
状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 キャブ 2 荷箱 5 排気管 6 排気管 7,11 ヒートインシュレータ 11a,11b パンチングメタル 11c,11d フランジ部 12 空気層 14 間隙 15 アルミニウム箔被覆断熱層(アルミ被覆断熱
層) 16 断熱材 17 アルミニウム箔(アルミ箔)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気管の上面を覆って装着されるヒートイ
    ンシュレータ構造において、多数の穴があいた2枚のパ
    ンチングメタルを半円筒状に成形し、各々の下面に間隙
    を設けると共に、上面から排気管を見通せないように不
    可視化して前記2枚の前記パンチングメタルを重ね合わ
    せたことを特徴とするヒートインシュレータ構造。
  2. 【請求項2】2枚のパンチングメタルの穴を互いにずら
    して不可視化し、パンチングメタル間の間隙を空気層と
    したことを特徴とする請求項1記載のヒートインシュレ
    ータ構造。
  3. 【請求項3】2枚のパンチングメタル間の間隙に断熱材
    をアルミニウム箔で被覆して介装したことを特徴とする
    請求項1記載のヒートインシュレータ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010121527A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Yutaka Giken Co Ltd 排気部品カバー
DE102010028809A1 (de) 2009-05-15 2010-11-25 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.), Kobe-shi Wärmeisolatormontageaufbau
JP2011252461A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Toyota Motor Corp インシュレーター
CN103411089A (zh) * 2013-07-09 2013-11-27 中国船舶重工集团公司第七二五研究所 一种用于金属管路减振降噪的阻尼套管及包覆方法
JP2017031835A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 日本特殊塗料株式会社 ヒートインシュレータ

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