JPH09325184A - 放射線計測管理システム - Google Patents

放射線計測管理システム

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JPH09325184A
JPH09325184A JP8144310A JP14431096A JPH09325184A JP H09325184 A JPH09325184 A JP H09325184A JP 8144310 A JP8144310 A JP 8144310A JP 14431096 A JP14431096 A JP 14431096A JP H09325184 A JPH09325184 A JP H09325184A
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radiation
measurement
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measuring
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JP8144310A
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English (en)
Inventor
Fuminobu Makino
文信 牧野
Katsunori Kudo
勝則 工藤
Norio Shirakawa
典生 白川
Shunji Kawakatsu
俊二 川勝
Yoshinobu Kuroda
芳信 黒田
Toshiyuki Ogiri
俊幸 大桐
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CHIYODA TEKUNORU KK
YONDEN ENG KK
Shikoku Electric Power Co Inc
Toyo Engineering Corp
Original Assignee
CHIYODA TEKUNORU KK
YONDEN ENG KK
Shikoku Electric Power Co Inc
Toyo Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線発生施設の所定計測エリアにおける特
定測定位置毎の計測データを自動的に入手してデータベ
ース化することができる放射線計測管理システムを提供
する。 【解決手段】 放射線発生施設の所定の放射線計測エリ
ア毎の特定の放射線測定位置を表示するバーコードと、
バーコードリーダーを備え、上記バーコードによって表
示された特定の測定位置における放射線量を計測し、バ
ーコード読取データとともに出力する放射線計測手段
と、該放射線計測手段と接続され、該放射線計測手段に
より計測された放射線量をバーコード読取データととも
に入力し、該バーコード読取データによって示される特
定の測定位置に対応して記録データベース化する放射線
計測データ記録手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、放射線計測管理
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば原子力発電所などの放射線発生施
設では、当該施設各プラント毎の各種放射線発生系統各
部分の放射線発生量を稼動当初から定期的に計測管理
し、作業上の安全管理(被ばく防止)に寄与させるとと
もに必要に応じて所定の遮蔽対策などを行うようになっ
ている。
【0003】そして、そのためには、例えば次のような
ことが必要とされる。
【0004】(1) 放射線下における保修作業等を計
画する段階において、被ばく低減化の観点より特定作業
場所での精度の良い線量当量率予測の実現 (2) 作業環境把握等のための放射線量計測の効率化
およびデータベース化の実現 (3) 作業員等に対する特定作業場所毎の迅速かつ的
確な放射線管理情報の提供
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な放射線発生施設における放射線発生系統は一般に複雑
であり、3次元的に特定される多数の計測対象部の計測
を行うことが必要であり、それら各計測対象部毎の計測
並びに計測データの管理、データベース化は必ずしも容
易ではなかった。
【0006】本願発明は、このような事情に基いてなさ
れたものであって、放射線発生施設の放射線発生系統の
構造形態と該構造形態における測定位置の認識が容易
で、しかも同構造形態の任意に設定された特定測定位置
毎の計測データを正確に入力記録してデータベース化で
きる放射線計測管理システムを提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような有効な課題解決手段を備
えて構成されている。
【0008】すなわち、本願発明の放射線計測管理シス
テムは、放射線発生施設の所定の放射線計測エリア毎の
特定の放射線測定位置を表示するバーコードと、バーコ
ードリーダーを備え、上記バーコードによって表示され
た特定の測定位置における放射線量を計測し、バーコー
ド読取データとともに出力する放射線計測手段と、該放
射線計測手段と接続され、該放射線計測手段により計測
された放射線量をバーコード読取データとともに入力
し、該バーコード読取データによって示される特定の測
定位置に対応して記録データベース化する放射線計測デ
ータ記録手段とを備えている。
【0009】したがって、該構成では放射線発生施設の
所定の放射線計測エリア毎における特定の測定位置をバ
ーコードによって表示して置きさえすれば、計測管理者
は、放射線計測手段を当該バーコードに対応させて測定
位置を読取りながら計測してゆくだけで、各測定位置毎
の放射線量が当該各測定位置に対応した状態で自動的に
放射線計測データ記録手段に記録され、データベース化
されてゆくようになる。
【0010】また本願発明の放射線計測管理システム
は、放射線発生施設の所定の放射線計測エリアを2次元
画像で表示するとともに該2次元画像上の任意の位置を
測定位置として指示することができるタッチパネル構造
の表示画面を備え、該表示画面上で指示された特定の測
定位置の放射線量を計測し、上記タッチパネル構造の表
示画面を介して入力された特定の測定位置を示す信号と
ともに出力する放射線計測手段と、該放射線計測手段と
接続され、該放射線計測手段により計測された放射線量
を上記特定の測定位置を示す信号とともに入力し、該信
号によって示される上記特定の測定位置に対応して記録
データベース化する放射線計測データ記録手段とを備え
ている。
【0011】したがって、該構成では放射線発生施設の
所定計測エリア毎における各測定位置をタッチパネル構
造の表示画面上で指示入力しさえすれば、計測管理者
は、放射線計測手段を、自から表示画面上で指示特定し
た測定位置に対応させて計測してゆくだけで、各測定位
置毎の放射線量が当該各測定位置に対応した状態で自動
的に放射線計測データ記録手段に記録され、データベー
ス化されてゆくようになる。
【0012】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の放射線計測管理
システムによると、操作としては従来同様の放射線計測
手段による計測のみで、自動的に高精度な計測データの
データベース化が可能となり、次のような有益な効果が
得られる。
【0013】(1) 放射線下における保修作業等を計
画する段階において、被ばく低減化の観点より作業場所
での精度の良い線量当量率を予測することが可能とな
る。
【0014】(2) 作業環境把握等のための放射線計
測作業を効率化でき、容易にデータベース化できる。
【0015】(3) データベース化されたアップツー
デートな計測データに基き、作業員等に対して確実な安
全管理情報を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、本願発明の実施の
形態に係る放射線計測管理システムの構成とその計測管
理方法並びにそれらの作用を示している。
【0017】先ず図1は、同放射線計測管理システムの
全体的なシステム構成を示すものである。
【0018】図中、符号1は放射線の線量当量率を計測
する放射線計測手段(半導体放射線計測メータ)、10
は該放射線計測手段1からの所定計測エリアにおける特
定の測定位置(測定ポイント)データと同測定位置デー
タに対応した線量当量率測定側データをモデム9を介し
て入力するパーソナルコンピュータ、11は上記パーソ
ナルコンピュータ10を介して入力される測定データを
測定位置データとともに記録データベース化するととも
に上記放射線計測手段1に対して当該施設の3次元画像
を2次元画像化して計測エリアデータとして供給するネ
ットワークディスクを備えたワークステーションであ
る。
【0019】放射線計測手段1は、例えば半導体式の放
射線検知センサ2aと、該放射線検知センサ2aからの
放射線量に応じた検知信号出力を所定の周期で入力し、
アナログ方式又はデジタル方式何れか一方の任意に選択
された測定機能で線量当量率を検出する、アンプ、フィ
ルタ、サンプリング回路、タイマー、マイクロプロセッ
サ等を有する放射線検出回路2と、対象となる計測エリ
アの特定の機器の特定の測定点に貼られたバーコードラ
ベルのバーコード(測定位置を示す)を読み取るバーコ
ードリーダ3aと、該バーコードリーダ3aのバーコー
ド読み取り信号を入力し、測定ポイントデータに変換し
て出力する測定位置検出回路3と、タッチパネル構造の
液晶表示画面4と、電源スイッチ(ON/OFF)、測
定機能選択、取消、実行、数値入力又はカーソル入力等
の各種操作キーを備えた操作部5と、I/Oポート、マ
イクロプロセッサ、ワイヤレス送受信回路、RAM・R
OM等を備え、上記放射線検出回路2を介して入力され
る線量当量率測定値データおよび上記測定位置検出回路
3を介して入力される測定ポイントデータを適切に処理
して上記液晶表示画面4上に表示し、かつRAMに一時
記憶させるとともに、上記パーソナルコンピュータ10
およびワークステーション11からの2次元化された画
像表示データ、同2次元画像に対応した測定ポイントデ
ータ等の入力、並びに上記パーソナルコンピュータ10
およびワークステーション11への上記放射線検出回路
2からの線量当量率測定値データ、上記測定位置検出回
路3からの測定ポイントデータ等の出力などの各種のコ
ントロールを行う放射線計測制御ユニット6とから構成
されている。該放射線計測手段1の上記液晶表示画面4
は、例えば図2に示すように、上下2段の第1,第2の
表示画面4A(2次元画像表示),4B(操作データ表
示)を備えて構成されている。
【0020】ところで、上記ワークステーション11側
では、例えば図3のフローチャートに示すようにして、
上記放射線計測手段1の液晶表示画面4の第1の表示画
面4A上に表示する各計測エリア毎の2次元画像データ
(2次元幾何データ)が作成される。
【0021】すなわち、先ず本実施の形態では、測定の
前提として、上記ワークステーション11には、3次元
CADによって形成された当該放射線発生施設の各プラ
ント毎の3次元の画像データ(3次元幾何データ)が保
有されている。したがって、先ずステップS1では、該
3次元画像データ(幾何データ)を用いて、それを対象
となる計測エリア毎に2次元投影して2次元投影図を作
成する。該2次元投影図の作成は、具体的には、次の作
業により構成される。
【0022】・各プラント毎の3次元画像データ(3次
元幾何データ)呼び出し ・該当機器・配管選択 ・隠線処理及び編集 ・2次元投影・保存 次に、ステップS2で、上記保存された2次元投影図よ
り放射線計測手段1用の計測エリアデータ(図2に示す
2次元画像データ)を作成・編集する。
【0023】さらに、ステップS3で定点管理を行う。
該定点管理は次の作業により構成される。
【0024】・上記該当する放射線計測手段用の計測エ
リアデータに対して測定定点ポイント及び測定順等を対
応させる(図6のNo1〜No14) ・上記定点ポイント及び測定順等を設定する ・バーコードラベル及びバーコード一覧表を印刷 ・測定現場の特定機器の特定測定ポイントへのバーコー
ドラベル貼り付け その後、さらにステップS4で、上記放射線計測手段用
幾何データ及び測定ポイントデータをネットワークディ
スクへ転送する。これにより、放射線計測用2次元画像
データの作成が終わる。
【0025】続いて、ステップS5で上記パーソナルコ
ンピュータ10を操作し、上記ワークステーション11
のネットワークディスクからの放射線計測手段用2次元
画像データおよび測定ポイントデータを放射線計測手段
1に受信させ、ステップS6でそのRAM中にメモリさ
せる。このようにして以下に述べる実際の測定に備え
る。
【0026】次に、本実施の形態における具体的な放射
線計測方法(線量当量率計測方法)について図4のフロ
ーチャートを参照して具体的に説明する。
【0027】すなわち、上記放射線計測手段1の操作部
5の電源スイッチをONにし、メニューキーが操作され
て線量当量率測定メニューが選択されると、上記ワーク
ステーション11側ネットワークディスクからの上述し
た放射線計測手段用2次元画像データが受信メモリされ
る。
【0028】そこで、該状態において、先ず最初にステ
ップS1でパスワードを入力する。そして、同入力され
たパスワードが一致すると、続いて上記液晶表示画面4
の第1の表示画面4A上にプラント選択画面が、また第
2の表示画面4B上に「取消」、「実行」等の操作デー
タが表示される。
【0029】次に、ステップS2に進み、上記表示状態
において、「実行」が押されると、当該表示に対応する
プラント(例えば1号機、2号機、3号機の何れか)が
選択される。
【0030】このようにしてプラント選択が終了する
と、続いてステップS3に進み、さらに該選択されたプ
ラントにおけるフロア(その内の1階、2階、3階等の
何れか)の選択がなされる。
【0031】次に、該フロアの選択が終了すると、今度
は当該選択されたフロアにおける何れかの部屋(例えば
高圧注入ポンプ室、余熱除去ポンプ室A、同ポンプ室B
などの何れか)の選択を行う。
【0032】次に、該部屋の選択が終了すると、さらに
ステップS5で当該部屋内の個別の測定対象機器を選択
する。
【0033】次に、該機器の選択が終了すると、さらに
ステップS6で測定回数(新規測定か、再測定か)の選
択を行う。
【0034】次に、以上の各種選択が終了すると、先ず
ステップS7で上記バーコードリーダ3aにより上述の
ようにして選択された測定対象機器の測定点におけるバ
ーコードが読み取られる。
【0035】次に、該バーコードの読み取りが終了する
と、続いてステップS8で上記放射線検知センサ2aを
使用した線量当量率の測定が行われる。該線量当量率の
測定は、上記操作部5の機能選択キーによって指定され
たアナログ方式、デジタル方式2種の測定機能の何れか
で行われる(後述)。
【0036】次に、該線量当量率の測定が終了すると、
ステップS9で該測定値を当該放射線計測手段1の計測
制御ユニット6のRAMに一旦登録する。
【0037】その後、ステップS10で該登録された測定
値を上記ワークステーション11側のネットワークディ
スクにモデム9およびパーソナルコンピュータ10を介
して転送する。
【0038】次に、ワークステーション11側ではステ
ップS11で該転送されてきた測定値データを受信し、ス
テップS12でネットワークディスクのデータベースに登
録する。
【0039】その後、ステップS13で該データベース化
された測定値データの編集を行ない、ステップS14でプ
リンタにより帳票印刷することによって帳票化してファ
イリング保存する。
【0040】ところで、上記図4のフローチャートのス
テップS8における線量当量率の測定は、例えば次のよ
うにしてなされる。
【0041】図5のフローチャートは、該線量当量率測
定方法の具体的な構成を示している。本実施の形態にお
ける上記放射線計測手段1の線量当量率の測定には、ア
ナログ方式(ステップS2〜S4)とデジタル方式(ステ
ップS5〜S8)の2種の測定機能が具備されており、そ
れらの何れかを選択して測定することができるようにな
っているとともに、それら2方式の内の何れか一方が選
択されている場合において、測定データの検出状態から
見て当該選択されているものよりも他方側の測定機能の
方が適切であると判断される時は自動的に他方側の測定
機能に自動的に切替えられるようになっている。
【0042】すなわち、前述のように、測定対象位置の
バーコードを読み取って、測定位置を特定するとともに
放射線検知センサ2aを当該特定された測定位置に対応
させて線量当量率の測定に入ると、先ず該放射線検知セ
ンサ2aからの放射線検知信号が放射線検出回路に入力
される。
【0043】そして、この時、先ずステップS1で上記
選択されている測定機能がアナログ方式であるか又はデ
ジタル方式であるか、その何れの計測モードであるかを
判定する。
【0044】その結果、アナログ方式であると判定され
た場合は、ステップS2の方に進んで、上記放射線検出
回路のマイクロプロセッサを介して1時間当たりの放射
線量を示すアナログデータ(SV/h)を1秒周期で入
力して、ステップS2で1秒毎にそのまま表示する。
【0045】すなわち、アナログ測定の場合、上記放射
線検出回路2では上記放射線検知センサ2aの検知信号
を1秒毎にタイマー監視しており、例えば次の第1〜第
4の検出レンジ毎に計測データの移動平均を取るための
測定サンプリング時間を決めている。
【0046】 1〜119μSV/h:10秒(20データ) 200〜999mSV/h:5秒(10データ) 1.00〜9.99SV/h:2秒(4データ) 10.0〜999SV/h:1秒(2データ) その結果、例えば図7の(イ),(ロ)に示す線量変化
の立上り時などの低い線量当量率レベルのものほど時間
遅れによる測定データの変動(ふらつき)が大きくな
る。したがって、多くのデータ数の移動平均を取るよう
にしている。そして、上述のように上記放射線計測制御
ユニット6側とのデータ転送周期は、それぞれ1秒とし
ている。
【0047】このため、アナログ方式の場合、上記線量
当量率データが変動している時には、それだけ多くの測
定データの入力が必要となるから、必然的にデータ測定
までに相当の時間がかかる問題がある。
【0048】以上のようにして、データが測定され、か
つ表示された状態(図2参照)において、タッチパネル
構造の液晶表示画面4の第2の表示画面4B上の「決
定」を押すと、ステップS4でYESとなり、図4のス
テップS9に進んで当該データのRAMへの登録がなさ
れる。
【0049】一方、ユーザーにより選択されている測定
機能がデジタル方式である場合には、ステップS5に進
んで、上記放射線検出回路2は上記放射線検知センサ2
aからの検知信号をA/D変換してデジタル化したパル
ス信号数をカウンタによってカウントし、該カウント値
(CPS)を計測制御ユニット6に入力して所定の換算
係数を乗じ、ステップS6で線量当量率に換算して、ス
テップS7で1秒毎にそのまま表示する。この時も、上
記換算係数は、上述の〜の各出力レンジ毎に設定さ
れている。
【0050】そして、該場合にも、上記測定データが表
示されている状態で、液晶表示画面4の第2の表示画面
4B上の「決定」が押されると、ステップS8でYES
となり、図4のステップS9で該測定データの登録がな
される。
【0051】ところで、該デジタル方式の測定機能の場
合、上記のようにパルスカウントされたカウント数によ
る線量当量率データを1秒毎に表示するようにしている
ことから、例えば図7の(ハ)〜(ホ)に示すように或
る領域で測定数値自身が相当に変動する傾向がある。
【0052】以上のように、アナログ方式およびデジタ
ル方式それぞれに長所と短所を有している。
【0053】そこで、本実施の形態の場合、第3の測定
機能として、先ずステップS9で上記2つの方式それぞ
れの測定データを各々入力し、次にステップS10で該入
力されたデジタル方式の測定データを上述の方法を使用
して線量当量率に変換する。
【0054】次にステップS11で該線量当量率に変換さ
れたデジタルデータとアナログデータとを比較する。そ
して、その結果、デジタル方式の測定データに対してア
ナログ方式の測定データの変動が大きい(図7の(イ)
又は(ロ)の状態である)との判定(ステップS11でN
O判定)がなされた場合には、ステップS12で「データ
不安定」と認めて、ステップS13で「データ不安定」表
示を行って測定表示を繰り返す。
【0055】他方、測定データが安定しているとの判定
(ステップS11でYES判定)がなされた場合には、ス
テップS14で「データ安定」と認めて、ステップS15
「データ安定」表示を行って測定表示を行ない、さらに
ステップS16で登録判定を行ない、YESの時は図4の
ステップS9で当該測定データを登録する。
【0056】したがって、以上の構成によると、図7の
(イ),(ロ)のようにアナログ方式の測定データが変
動している時には、自動的にデジタル方式が採用され、
数個の測定データの移動平均と比較してデータが「不安
定状態」であることを表示した上でデジタル方式での測
定を行う一方、数個の測定データの移動平均がアナログ
方式の各レンジ毎の測定精度内に入っている場合には、
データが「安定状態」であることを表示した上で、アナ
ログ方式の測定データを採用して測定データが図7の実
線(ヘ),(ト)のような安定状態になったことを計測
者に伝え、アナログ方式での測定を行う。
【0057】(他の使用例)なお、上記放射線計測手段
1は、その液晶表示画面4の第1の表示画面4A上に、
例えば図6に示すように、各計測エリア毎の2次元画像
上の予じめ設定された測定ポイント毎に測定順を示す数
値表示を行うこともできるようになっている。
【0058】したがって、このような表示機能が選択さ
れた場合には、上述のようなバーコードおよびバーコー
ドリーダ3aを用いることなく、対応する測定ポイント
No1〜No14をタッチして順次1〜14と測定して
行くことによって、上述の場合と全く同様の測定を行う
こともできる。
【0059】また、さらに数値表示のない任意の位置を
タッチして測定位置として指定し、それに対応した測定
位置の測定を行うことも又可能である。
【0060】さらに、また本願発明では、例えば上記図
1のシステム構成におけるパーソナルコンピュータ10
を省略したシステム構成とすることも可能であり、上記
と略同様の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係る放射線計測管理シ
ステムの全体的な構成を示すシステム図である。
【図2】同システムにおける放射線計測手段の構成を示
す正面図である。
【図3】同システムにおけるワークステーション側の計
測エリアデータ形成方法を示すフローチャートである。
【図4】同システムにおける放射線計測方法の全体的な
流れを示すフローチャートである。
【図5】同システムにおける放射線計測方法の要部の内
容を示すフローチャートである。
【図6】同システムにおける放射線計測手段の他の使用
例を示す正面図である。
【図7】同システムにおける放射線計測時の問題点であ
る測定データの変動特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1は放射線計測手段、2aは放射線検知センサ、2は放
射線検出回路、3aはバーコードリーダ、3は測定位置
検出回路、4は液晶表示画面、5は操作部、6は放射線
計測制御ユニット、10はパーソナルコンピュータ、1
1はワークステーションである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 文信 愛媛県松山市白水台4−4−12 (72)発明者 工藤 勝則 徳島県麻植郡鴨島町飯尾268−1 (72)発明者 白川 典生 香川県丸亀市郡家町2330 (72)発明者 川勝 俊二 東京都文京区湯島1−7−12 千代田御茶 の水ビル 株式会社千代田テクノル内 (72)発明者 黒田 芳信 千葉県千葉市美浜区幕張西6−30−9 (72)発明者 大桐 俊幸 千葉県船橋市南三咲3−22−15−101

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線発生施設の所定の放射線計測エリ
    ア毎の特定の放射線測定位置を表示するバーコードと、
    バーコードリーダーを備え、上記バーコードによって表
    示された特定の測定位置における放射線量を計測し、バ
    ーコード読取データとともに出力する放射線計測手段
    と、該放射線計測手段と接続され、該放射線計測手段に
    より計測された放射線量をバーコード読取データととも
    に入力し、該バーコード読取データによって示される特
    定の測定位置に対応して記録データベース化する放射線
    計測データ記録手段とを備えてなる放射線計測管理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 放射線発生施設の所定の放射線計測エリ
    アを2次元画像で表示するとともに該2次元画像上の任
    意の位置を測定位置として指示することができるタッチ
    パネル構造の表示画面を備え、該表示画面上で指示され
    た特定の測定位置の放射線量を計測し、上記タッチパネ
    ル構造の表示画面を介して入力された特定の測定位置を
    示す信号とともに出力する放射線計測手段と、該放射線
    計測手段と接続され、該放射線計測手段により計測され
    た放射線量を上記特定の測定位置を示す信号とともに入
    力し、該信号によって示される上記特定の測定位置に対
    応して記録データベース化する放射線計測データ記録手
    段とを備えてなる放射線計測管理システム。
JP8144310A 1996-06-06 1996-06-06 放射線計測管理システム Pending JPH09325184A (ja)

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