JPH09325124A - X線を利用したインゴットの結晶軸方位調整方法及び装置 - Google Patents

X線を利用したインゴットの結晶軸方位調整方法及び装置

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JPH09325124A
JPH09325124A JP8142045A JP14204596A JPH09325124A JP H09325124 A JPH09325124 A JP H09325124A JP 8142045 A JP8142045 A JP 8142045A JP 14204596 A JP14204596 A JP 14204596A JP H09325124 A JPH09325124 A JP H09325124A
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ingot
crystal axis
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tilt
ray
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JP8142045A
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Masashi Nagatsuka
真史 永塚
Shinji Shibaoka
伸治 芝岡
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】X線結晶軸方位測定装置と同一機上でインゴッ
トの結晶軸方位調整ができるX線を利用したインゴット
の結晶軸方位調整方法及び装置を提供する。 【解決手段】X線結晶軸方位測定装置20と同一機上
に、スライドテーブル22を設け、このスライドテーブ
ル22にチルトユニット16付インゴット12を固定す
る。スライドテーブル22を移動させ、インゴット12
をX線照射部26とX線受光部28とに近づける。そし
て、X線照射部26及びX線受光部28を駆動してイン
ゴット12の垂直方向の結晶方位し、そして、X線照射
部26とX線受光部28との位置を水平方向位置に変更
したのち、X線照射部26とX線受光部28とで水平方
向の結晶方位を測定する。そして、チルトユニット16
によってインゴット12を測定された結晶方位に傾斜さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線を利用したイン
ゴットの結晶軸方位調整方法及び装置に係り、特にX線
結晶軸方位測定装置と同一機上でインゴットの結晶軸方
位調整ができるX線を利用したインゴットの結晶軸方位
調整方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンインゴットの結晶軸の測定は、
X線結晶軸方位測定装置を利用して行われる。即ち、X
線結晶軸方位軸測定装置上にシリコンインゴットを載置
し、シリコンインゴットの端面にX線を出射し、インゴ
ット端面からの反射X線を検出し、インゴットの垂直、
水平方向の結晶軸方位を測定する。測定後は、インゴッ
トをワイヤソーに取付け、測定データに基づいてインゴ
ットの結晶軸方位調整をワイヤソー上で行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
X線結晶軸方位測定装置は、インゴットの結晶軸方位測
定後に、インゴットを取出し、ワイヤソー上の限られた
スペース内でチルトユニットを使って測定データに基づ
いて結晶軸方位調整しなければならず、測定後の例えば
インゴットとインゴット保持用プレートとの接着時に発
生する誤差については確認することができない欠点があ
る。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、X線結晶軸方位測定装置と同一機上でインゴッ
トの結晶軸方位調整ができるX線を利用したインゴット
の結晶軸方位調整方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
するために、インゴットにインゴットの垂直方向、水平
方向の結晶軸方位調整可能な複数のチルトブロックから
成るチルトユニットを取付け、チルトユニット付インゴ
ットを、X線結晶軸方位測定装置の移動テーブル上に載
置し、移動テーブル上のインゴットをX線結晶軸方位測
定装置の検出位置まで移動してインゴットの垂直方向、
水平方向の結晶軸方位を検出し、インゴットを元の位置
に戻して検出されたインゴットの垂直方向、水平方向の
結晶軸方位になるようにチルトユニットのチルトブロッ
クを駆動して調整し、調整後にチルトユニットのチルト
ブロックを締付け固定することを特徴とする。
【0006】また、本発明は、検出された位置で検出さ
れたインゴットの垂直方向、水平方向の結晶軸方位にな
るようにチルトユニットのチルトブロックを駆動して調
整しても良い。又、X線を出射しながら測定結果に基づ
いた調整をしても良い。本発明によれば、X線結晶軸方
位測定装置と同一機上でインゴットの結晶軸方位調整が
できるので、ワイヤソー外でのインゴットの結晶軸方位
調整が可能となり、インゴットの結晶軸方位調整が容易
となる。又、調整後の結果を同一機上で確認できる為、
軸方位合わせの精度を格段に向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るX線を利用したインゴットの結晶軸方位調整方法及び
装置の好ましい実施の形態について詳説する。図1に示
すようにマニピュレータ10でインゴット12を把持
し、インゴット12の側部に取付けられた接着プレート
14にチルトユニット16を固定する。チルトユニット
16は、接着プレート14にアリ溝嵌合(図示せず)
し、側方からねじ18によって接着プレート14に締付
固定される。チルトユニット16については図6、図7
に従って後述する。
【0008】図2は、X線結晶軸方位測定装置20が示
され、X線結晶軸方位測定装置20と同一機上にはスラ
イドテーブル22がガイド23とレール25を介して図
上で左右方向に移動自在となっている。スライドテーブ
ル22は、モータ24に連結されたねじ軸(図示せず)
を回動することにより左右方向に駆動される。このよう
に構成されたスライドテーブル22上に前記チルトユニ
ット16付インゴット12が前記マニピュレータ10を
使って載置される。このチルトユニット16付インゴッ
ト12は、スライドテーブル22にアリ溝嵌合(図示せ
ず)し、レバー22A、22Aによって締付固定され
る。
【0009】前記X線結晶軸方位測定装置20は、X線
照射部26とX線受光部28とを有している。X線照射
部26はアーム30の一端部に、そしてX線受光部28
はアーム30の他端部に所定角度傾斜して支持されてい
る。前記アーム30は、扇形のプレート31に円弧状レ
ール33を介して揺動自在に支持されている。このプレ
ート31に回転軸32が固定され、この回転軸32は軸
受34を介してモータ36のスピンドル38に連結され
ている。モータ36は、前記アーム30を90°毎に回
転させるように図示しない制御部によって駆動制御され
ている。
【0010】又、X線照射部26とX線受光部28は、
図示しないガイド及びレール33上をモータによるネジ
送り機構で揺動する。このX線結晶軸方位測定装置20
でインゴット12の結晶軸方位を測定する場合には、先
ず、スライドテーブル22上にチルトユニット16付イ
ンゴット12を固定する。次に、スライドテーブル22
を図2上で右方向に移動させ、インゴット12を図中二
点鎖線で示す検出位置に位置させる。次いで、X線照射
部26からインゴット12の端面に向けてX線を照射
し、この反射X線をX線受光部28で受光して、その反
射角度に基づいてインゴット12の垂直方向の結晶軸方
位を測定する。そして、インゴット12の水平方向の結
晶軸方位を測定する。以上で、結晶軸方位の測定が終了
する。測定された垂直方向の結晶軸方位と水平方向の結
晶軸方位とは、モニタ40上で表示される。
【0011】次に、スライドテーブル22を元の位置に
戻し、前記測定された結晶軸方位になるようにインゴッ
ト12の垂直方向傾斜角度、及び水平方向傾斜角度をチ
ルトユニット16によって調整する。先ず、垂直方向傾
斜角度を調整するために、図3に示すマイクロメータ4
2のヘッドを回動させて行う。このマイクロメータ42
は、スライドテーブル22上に固定されたプレート44
に支持されている。マイクロメータ42のスピンドルに
は押圧棒46が連結されており、この押圧棒46はマイ
クロメータ42を回動するとスピンドルと共に図中左右
方向に移動する。マイクロメータ42で押圧棒46を図
中右方向に移動させると、押圧棒46の先端部がチルト
ユニット16の垂直揺動ブロック70を押すことによ
り、垂直揺動ブロック70がスプリング48の付勢力に
抗して傾動しはじめていき、水平揺動ブロック68に対
して垂直方向に傾斜する。この傾斜角度を前記測定され
た垂直方向の結晶軸方位に合わせて固定すれば、垂直方
向傾斜角度が調整される。尚、マイクロメータ42は図
4に示すように、垂直揺動ブロック70の中央部を押す
位置に設けられている。
【0012】次に、水平方向傾斜角度を調整するため
に、図3に示すマイクロメータ50のヘッドを回動させ
て行う。マイクロメータ50は、前記プレート44に支
持されている。マイクロメータ50のスピンドルには押
圧棒52が連結されており、この押圧棒52はマイクロ
メータ50を回動するとスピンドルと共に図中左右方向
に移動する。マイクロメータ50で押圧棒52を図中右
方向に移動させると、押圧棒52の先端部がチルトユニ
ット16の水平揺動ブロック68を押すことにより、水
平揺動ブロック68がスプリング54の付勢力に抗して
水平方向に回動しはじめていき、取付ブロック66に対
して水平方向に傾斜する。この傾斜角度を前記測定され
た水平方向の結晶軸方位に合わせて固定すれば、水平方
向傾斜角度が調整される。尚、マイクロメータ50は図
4に示すように、水平揺動ブロック68の角部近傍を押
す位置に設けられている。
【0013】次いで、結晶軸方位調整済みのインゴット
12を、X線結晶軸方位測定装置20で再度測定して、
調整済みの結晶軸方位が正しいか否かを再確認する。再
確認後、結晶軸方位が正しく調整されていない場合に
は、前述した結晶軸方位調整作業を再度実施する。この
ようなインゴット12の結晶軸方位調整作業は、前記の
如くインゴット12を図2中実線で示す元の位置に一旦
戻して行っても良く、図中二点鎖線で示す検出位置で結
晶軸方位の調整を行っても良い。検出位置で調整を行う
と、前記元の位置で調整を行うよりも調整誤差が小さく
なる。
【0014】再検査の結果が正しい場合には、そのイン
ゴット12をチルトユニット16と一緒にスライドテー
ブル22から取り外して、図5に示すセッティングベー
ス56上にマニピュレータ10を使って載置する。この
チルトユニット16付インゴット12は、セッティング
ベース56にアリ溝嵌合(図示せず)し、レバー56
A、56Aによって締付固定される。こののち、図示し
ない搬送手段、又はコンベアによってワイヤソーまで搬
送する。そして、チルトユニット16付インゴット12
は、ワイヤソーのワークフィードテーブルにセッティン
グベース56を介して固定される。
【0015】本実施の形態では、結晶軸方位調整作業を
図3に示したマイクロメータ42、50の回動操作、即
ち作業者による手作業で行うようにしたが、これに限ら
れるものではない。例えば、マイクロメータ42、50
のヘッドにステッピングモータを連結する。そして、こ
のステッピングモータの回転角度を、X線結晶軸方位測
定装置20で得られた結晶軸方位を示す情報に基づいて
制御して、X線結晶軸方位測定装置20で得られた結晶
軸方位にインゴット12の傾斜角度が合うように、ステ
ッピングモータでマイクロメータ42、50のヘッドを
回転させる。これによって、インゴット12の結晶軸方
位合わせ作業を自動化することができる。
【0016】次に、前記チルトユニット16の構造につ
いて図6、図7を参照しながら説明する。図6はチルト
ユニット16の縦断面図であり、図7はチルトユニット
16の平面図である。図6に示すようにチルトユニット
16は、取付ブロック66、水平揺動ブロック68及び
垂直揺動ブロック70を主要構成部材として構成され、
ボルト72、78、78で連結されて一体的に構成され
ている。
【0017】前記取付ブロック66は矩形状に形成さ
れ、その上面にアリ部67が形成される。このアリ部6
7の上面67Aが、ワイヤソーのワイヤ列に対する水平
方向の基準面となっている。取付ブロック66には図7
に示すように、円弧状に形成されたガイド孔74、74
が前記ボルト72を中心として同心円上に、且つ対称位
置に形成されている。このガイド孔74、74、…に
は、ガイドナット76、76が挿入される。ガイドナッ
ト76はガイド孔74に沿って摺動可能な形状に形成さ
れ、その中央部に貫通配置されたボルト78が、前記水
平揺動ブロック68の貫通孔80を介してナット82に
螺合されている。
【0018】したがって、前記ボルト78、78を緩め
れば、ガイド孔74とガイドナット76との作用、及び
水平揺動ブロック68の円形状凹部69と取付ブロック
66の円形状凸部67との摺動作用により水平揺動ブロ
ック68を取付ブロック66に対して水平方向に回動さ
せることができ、ボルト78、78とを締め付ければ、
水平揺動ブロック68の水平傾斜角度を調整することが
できる。
【0019】水平揺動ブロック68は、取付ブロック6
6の下面に沿って摺動し、前記ボルト78、78を締め
つけることにより取付ブロック66に固定され、緩める
と前記取付ブロック66の円形状凸部67に沿って水平
方向に揺動する。水平揺動ブロック68の下部には、凹
状の湾曲面84が形成されている。この湾曲面84がワ
イヤ列に対する垂直基準面となっている。一方、垂直揺
動ブロック70の上部には、この湾曲面84の形状に沿
った凸状の湾曲面86が形成されている。また、垂直揺
動ブロック70の上部中央には、前記湾曲面86の形状
に沿った円弧状の長孔88が形成される。この長孔88
に前記ボルト72が挿通配置され、このボルト72にナ
ット90が螺合されている。
【0020】垂直揺動ブロック70は、水平揺動ブロッ
ク68の凹状の湾曲面84(垂直基準面)上を摺動し、
ボルト72を締めつけることにより、水平揺動ブロック
68を介して取付ブロック66に固定され、緩めること
により水平揺動ブロック68に対して垂直方向に揺動す
る。垂直揺動ブロック70の下部にはアリ溝92が形成
され、アリ溝92は前記水平基準面と平行に形成されて
いる。このアリ溝92に、インゴット12が接着プレー
ト14を介して固定される。
【0021】このチルトユニット16でインゴット12
の結晶軸方位を合わす手順を詳説すると、先ず、ボルト
72を緩めて、垂直揺動ブロック70を水平揺動ブロッ
ク68に対して揺動可能な状態にする。そして、垂直揺
動ブロック70を水平揺動ブロック68に対して垂直方
向傾斜させて、その傾斜角度がインゴット12の垂直方
向の結晶軸方位に合致したところでボルト72を締結
し、垂直揺動ブロック70を水平揺動ブロック68に固
定する。
【0022】次いで、ボルト78、78を緩めて、水平
揺動ブロック68を取付ブロック66に対して揺動可能
な状態にする。そして、すでに垂直揺動方向の調整を終
えて固定されている水平揺動ブロック68と垂直揺動ブ
ロック70とを水平方向に揺動させて、その揺動角度が
インゴット12の水平方向の結晶軸方位に合致したとこ
ろで、ボルト78、78を締結して、水平揺動ブロック
68を取付ブロック66に固定する。これによって、イ
ンゴット12の結晶軸方位の位置合わせ作業が終了す
る。
【0023】以上のボルト締め作業は、図1のX線結晶
軸方位測定装置20に設けられた自動ねじ締め装置94
によって自動で行うことができる。この自動ねじ締め装
置94はシリンダ96、モータ98、及びボルト嵌合部
材100等を有している。前記シリンダ96は、ガイド
102に上下方向に移動自在に取り付けられ、図示しな
い制御部によって駆動制御されることによりガイド10
2に沿って上下方向に移動される。前記モータ98はシ
リンダ96に固定され、シリンダ96の上下移動に伴っ
て移動される。このモータ98も前記シリンダ96と同
様に、前記制御部によって駆動制御されている。
【0024】前記ボルト嵌合部材100は、モータ98
のスピンドル104に連結され、シリンダ96が図中上
方向に移動されると、図3に示すようにX線結晶軸方位
測定装置20のケーシング20Aに形成された開口部1
06を介して、図6に示したチルトユニット16のボル
ト72に嵌合する。この状態でモータ98を正転方向に
駆動制御すればボルト72を締め付けることができ、逆
転方向に駆動制御すればボルト72を緩めることができ
る。また、自動ねじ締め装置94は、前記ボルト嵌合部
材100がチルトユニット16のボルト78、78にも
嵌合するように図示しない水平移動装置によってボルト
78、78の位置に対応する位置に水平移動される。こ
れにより、ボルト78、78が自動ねじ締め装置94に
よって締め付けられたり、緩められたりする。
【0025】以上説明した自動ねじ締め装置94と前述
したステッピングモータとを併用し、これらを制御する
ことによって、X線によるインゴット12の結晶軸方位
調整を完全に自動化することができる。図1において、
先ず、モータ24を駆動制御してインゴット12を検出
位置に位置させたのち、X線照射部26とX線受光部2
8とモータ36とを制御してインゴット12の結晶軸方
位を検出する。次に、モータ24を駆動制御してインゴ
ット12を元の位置に戻したのち、前記検出された結晶
軸方位に基づいて前記ステッピングモータを制御する。
これにより、ステッピングモータに連結されたマイクロ
メータ42、50が回動して、チルトユニット16の各
ブロック68、70が傾斜することにより、インゴット
12の結晶軸方位調整が自動で調整される。そして、前
記自動ねじ締め装置94でチルトユニット16のボルト
72、78、78を締め付ければ、インゴット12の結
晶軸方位調整を完全に自動化することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るX線を
利用したインゴットの結晶軸方位調整方法及び装置によ
れば、X線結晶軸方位測定装置と同一機上でインゴット
の結晶軸方位調整ができるので、ワイヤソー外でのイン
ゴットの結晶軸方位調整が可能となり、インゴットの結
晶軸方位調整が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インゴットをチルトユニットに装着プレートを
介して固定している状態を示す説明図
【図2】本発明の実施の形態に係るX線結晶軸方位測定
装置の全体図
【図3】チルトユニットの正面図
【図4】チルトユニットを図3中4−4線から見た図
【図5】インゴットをセッティングベースにチルトユニ
ットを介して固定した状態を示す説明図
【図6】チルトユニットの縦断面図
【図7】チルトユニットの平面図
【符号の説明】
10…マニピュレータ 12…インゴット 14…接着プレート 16…チルトユニット 20…X線結晶軸方位測定装置 22…スライドテーブル 26…X線照射部 28…X線受光部 42、50…マイクロメータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インゴットにインゴットの垂直方向、水
    平方向の結晶軸方位調整可能な複数のチルトブロックか
    ら成るチルトユニットを取付け、 チルトユニット付インゴットを、X線結晶軸方位測定装
    置の移動テーブル上に載置し、 移動テーブル上のインゴットをX線結晶軸方位測定装置
    の検出位置まで移動してインゴットの垂直方向、水平方
    向の結晶軸方位を検出し、 インゴットを元の位置に戻して検出されたインゴットの
    垂直方向、水平方向の結晶軸方位になるようにチルトユ
    ニットのチルトブロックを駆動して調整し、 調整後にチルトユニットのチルトブロックを締付け固定
    することを特徴とするX線を利用したインゴットの結晶
    軸方位調整方法。
  2. 【請求項2】 前記チルトユニットのチルトブロックを
    締付け固定したのち、前記検出位置で前記X線結晶軸方
    位測定装置によってインゴットの垂直方向、水平方向の
    結晶軸方位を再度検出するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載のX線を利用したインゴットの結晶軸方位
    調整方法。
  3. 【請求項3】 インゴットにインゴットの垂直方向、水
    平方向の結晶軸方位調整可能な複数のチルトブロックか
    ら成るチルトユニットを取付け、 チルトユニット付インゴットを、X線結晶軸方位測定装
    置の移動テーブル上に載置し、 移動テーブル上のインゴットをX線結晶軸方位測定装置
    の検出位置まで移動してインゴットの垂直方向、水平方
    向の結晶軸方位を検出し、 検出された位置で検出されたインゴットの垂直方向、水
    平方向の結晶軸方位になるようにチルトユニットのチル
    トブロックを駆動して調整し、 調整後にチルトユニットのチルトブロックを締付け固定
    することを特徴とするX線を利用したインゴットの結晶
    軸方位調整方法。
  4. 【請求項4】 インゴットの垂直方向、水平方向の結晶
    軸方位調整可能な複数のチルトブロックを備え、インゴ
    ットに取付けられたチルトユニットと、 前記チルトユニット付インゴットが載置され装置本体上
    を移動してインゴットの結晶軸方位測定位置まで移動す
    る移動テーブルと、 インゴット端面にX線を出射するX線出射部とインゴッ
    ト端面からの反射X線が入射するX線入射部とを備え装
    置本体上に設けられたX線結晶軸方位測定装置と、 X線結晶軸方位測定装置によって検出されたインゴット
    の垂直方向、水平方向の結晶軸方位を表示する表示部
    と、 から成るX線を利用したインゴットの結晶軸方位調整装
    置。
  5. 【請求項5】 前記チルトユニットのブロック間のねじ
    を締め付けたり、緩めたりする自動ねじ締め装置を有す
    ることを特徴とする請求項4記載のX線を利用したイン
    ゴットの結晶軸方位調整装置。
  6. 【請求項6】 前記検出されたインゴットの垂直方向、
    水平方向の結晶軸方位に基づいて前記チルトユニットの
    チルトブロックを駆動して前記インゴットの垂直方向、
    水平方向の結晶軸方位を自動で調整する制御手段を有す
    ることを特徴とする請求項4記載のX線を利用したイン
    ゴットの結晶軸方位調整装置。
JP8142045A 1996-06-04 1996-06-04 X線を利用したインゴットの結晶軸方位調整方法及び装置 Pending JPH09325124A (ja)

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DE19723083A DE19723083A1 (de) 1996-06-04 1997-06-02 Drahtsäge und Schneidverfahren unter Einsatz derselben
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