JPH09324794A - 遠心羽根の電子ビーム溶接方法 - Google Patents
遠心羽根の電子ビーム溶接方法Info
- Publication number
- JPH09324794A JPH09324794A JP14282196A JP14282196A JPH09324794A JP H09324794 A JPH09324794 A JP H09324794A JP 14282196 A JP14282196 A JP 14282196A JP 14282196 A JP14282196 A JP 14282196A JP H09324794 A JPH09324794 A JP H09324794A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron beam
- welding
- annulus ring
- blade
- beam welding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶接欠陥を生じない遠心羽根の電子ビーム溶
接方法をえる。 【解決手段】 前板から削り出した羽根の側面を主板に
当て同主板の背面より上記羽根の側面に向け一端から他
端に移動しながら電子ビーム溶接する遠心羽根車の電子
ビーム溶接方法において、上記主板の構成を上記羽根の
内径よりも小さい内径の円環および中央部の二分割と
し、上記羽根の側面を上記円環に当て同円環の背面より
上記と同様に電子ビーム溶接し、その後上記円環および
中央部間を電子ビーム溶接する。
接方法をえる。 【解決手段】 前板から削り出した羽根の側面を主板に
当て同主板の背面より上記羽根の側面に向け一端から他
端に移動しながら電子ビーム溶接する遠心羽根車の電子
ビーム溶接方法において、上記主板の構成を上記羽根の
内径よりも小さい内径の円環および中央部の二分割と
し、上記羽根の側面を上記円環に当て同円環の背面より
上記と同様に電子ビーム溶接し、その後上記円環および
中央部間を電子ビーム溶接する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は遠心羽根の製作に適
用される遠心羽根車の電子ビーム溶接方法に関する。
用される遠心羽根車の電子ビーム溶接方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】遠心羽根車は製造コスト低減志向と溶接
技術の進歩と強度上の優位性などから溶接による製法が
多用されるようになっている。
技術の進歩と強度上の優位性などから溶接による製法が
多用されるようになっている。
【０００３】そして羽根車の溶接には、多種ある溶接技
術の中から電子ビーム溶接が採用されている。
術の中から電子ビーム溶接が採用されている。
【０００４】電子ビーム溶接は高真空中で高速の電子ビ
ームを試料に照射しその衝激熱を利用して溶接する方法
で、高真空中で行うため大気に反応し易い材料も容易に
溶接できる。また電子ビームはレンズによって細く絞
り、エネルギーを集中することが出来るため、高融点材
料の溶接が可能で、アーク溶接に比べ溶け込みが深いこ
とと熱の集中できる点が特徴である。
ームを試料に照射しその衝激熱を利用して溶接する方法
で、高真空中で行うため大気に反応し易い材料も容易に
溶接できる。また電子ビームはレンズによって細く絞
り、エネルギーを集中することが出来るため、高融点材
料の溶接が可能で、アーク溶接に比べ溶け込みが深いこ
とと熱の集中できる点が特徴である。
【０００５】殊に羽根車にとっては、溶け込みが深いの
で、従来多層溶接していたものが一層に一気に溶接でき
るうえ、ビーム出力を正確に制御できるので、薄板から
厚板まで広範囲な溶接が可能である。特に小物の溶接を
精密に且つ仕上精度よく行なえるので最適溶接法といえ
る。
で、従来多層溶接していたものが一層に一気に溶接でき
るうえ、ビーム出力を正確に制御できるので、薄板から
厚板まで広範囲な溶接が可能である。特に小物の溶接を
精密に且つ仕上精度よく行なえるので最適溶接法といえ
る。
【０００６】従来の電子ビーム溶接による羽根車の製法
を図４〜図６に示す。羽根３は図４に示すように前板１
から一体に削り出される。主軸嵌込部と一体に形成され
た主板２を羽根３の側面に当接し、主板２の背面より電
子ビーム溶接で羽根３の曲がりに添って溶融池を作りな
がら求心方向に移動し溶接する。（図４〜図６のクロス
斜線Ａ部）。
を図４〜図６に示す。羽根３は図４に示すように前板１
から一体に削り出される。主軸嵌込部と一体に形成され
た主板２を羽根３の側面に当接し、主板２の背面より電
子ビーム溶接で羽根３の曲がりに添って溶融池を作りな
がら求心方向に移動し溶接する。（図４〜図６のクロス
斜線Ａ部）。
【０００７】なお羽根車出口部（外端部）の仮想線部Ｃ
は溶接後の仕上げのため削り取られる。
は溶接後の仕上げのため削り取られる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電子ビーム
溶接による羽根車の工法によれば、電子ビーム溶接の始
点（仮想線部Ｃ）及び終点Ｄに於いてビームコントロー
ルが不安定となるため、亀裂やヘアクラックなどの欠陥
が発生し高応力場における強度上の信頼性が乏しかっ
た。
溶接による羽根車の工法によれば、電子ビーム溶接の始
点（仮想線部Ｃ）及び終点Ｄに於いてビームコントロー
ルが不安定となるため、亀裂やヘアクラックなどの欠陥
が発生し高応力場における強度上の信頼性が乏しかっ
た。
【０００９】本発明はこの欠点を解消することを課題と
する。
する。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
するため次の手段を講ずる。
【００１１】すなわち、前板から削り出した羽根の側面
を主板に当て同主板の背面より上記羽根の側面に向け一
端から他端に移動しながら電子ビーム溶接する遠心羽根
車の電子ビーム溶接方法において、上記主板の構成を上
記羽根の内径よりも小さい内径の円環および中央部の二
分割とし、上記羽根の側面を上記円環に当て同円環の背
面より上記と同様に電子ビーム溶接し、その後上記円環
および中央部間を電子ビーム溶接する。
を主板に当て同主板の背面より上記羽根の側面に向け一
端から他端に移動しながら電子ビーム溶接する遠心羽根
車の電子ビーム溶接方法において、上記主板の構成を上
記羽根の内径よりも小さい内径の円環および中央部の二
分割とし、上記羽根の側面を上記円環に当て同円環の背
面より上記と同様に電子ビーム溶接し、その後上記円環
および中央部間を電子ビーム溶接する。
【００１２】以上において、羽根の側面を円環に当て、
円環の背面より羽根の側面に電子ビームを向け、かつ一
端から他端に移動しながら電子ビーム溶接される。その
後円環および中央部間が電子ビーム溶接される。
円環の背面より羽根の側面に電子ビームを向け、かつ一
端から他端に移動しながら電子ビーム溶接される。その
後円環および中央部間が電子ビーム溶接される。
【００１３】したがって、羽根の側面と円環の電子ビー
ム溶接において、欠陥の発生しやすい終点または始点が
なくなり、良質な溶接加工がえられる。
ム溶接において、欠陥の発生しやすい終点または始点が
なくなり、良質な溶接加工がえられる。
【００１４】なお、外端部は従来通り仕上時に削り取ら
れる。
れる。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図１〜図
３により説明する。
３により説明する。
【００１６】なお、従来例で説明した部分は、同一の番
号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を主体に
説明する。
号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を主体に
説明する。
【００１７】図１にて、主板２を円環５と中央部（主軸
嵌込部）４との２分割構成とする。このとき、円環５の
内径Ｒ0 は羽根３の内径Ｒ1 よりも小さく設定する。
嵌込部）４との２分割構成とする。このとき、円環５の
内径Ｒ0 は羽根３の内径Ｒ1 よりも小さく設定する。
【００１８】電子ビーム溶接は、まず羽根３の側面を円
環５に当て、背面から側面に電子ビームを向け、かつ一
端側から他端側へ移動しながら行う（図２および図３、
Ａ部参照）。次に円環５と中央部４間を図１および図
２，Ｂ部に示すように電子ビーム溶接を行う。
環５に当て、背面から側面に電子ビームを向け、かつ一
端側から他端側へ移動しながら行う（図２および図３、
Ａ部参照）。次に円環５と中央部４間を図１および図
２，Ｂ部に示すように電子ビーム溶接を行う。
【００１９】その後、羽根３の先部部を削り取る（図
１，Ｃ部参照）。
１，Ｃ部参照）。
【００２０】このようにして、羽根３加工における電子
ビーム溶接において、欠陥の発生しやすい始端部および
終端部がなくなり、信頼性の高い溶接加工が可能とな
る。
ビーム溶接において、欠陥の発生しやすい始端部および
終端部がなくなり、信頼性の高い溶接加工が可能とな
る。
【００２１】なお、円環５と中央部４との溶接は一周溶
接のため、欠陥発生の恐れはない。
接のため、欠陥発生の恐れはない。
【００２２】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
始点や終点部がなくなり、溶接欠陥のない遠心羽根車の
電子ビーム加工が可能となる。
始点や終点部がなくなり、溶接欠陥のない遠心羽根車の
電子ビーム加工が可能となる。
【図１】本発明の実施の一形態の断面図である。
【図２】同一形態の平面図である。
【図３】同一形態の図２のＸ−Ｘ視図である。
【図４】従来例の断面図である。
【図５】同従来例の平面図である。
【図６】同従来例の図５のＹ−Ｙ視図である。
【符号の説明】 １ 前板 ２ 主板 ３ 羽根 ４ 中央部（主軸嵌込部） ５ 円環
Claims (1)
- 【請求項１】 前板から削り出した羽根の側面を主板に
当て同主板の背面より上記羽根の側面に向け一端から他
端に移動しながら電子ビーム溶接する遠心羽根車の電子
ビーム溶接方法において、上記主板の構成を上記羽根の
内径よりも小さい内径の円環および中央部の二分割と
し、上記羽根の側面を上記円環に当て同円環の背面より
上記と同様に電子ビーム溶接し、その後上記円環および
中央部間を電子ビーム溶接することを特徴とする遠心羽
根の電子ビーム溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14282196A JPH09324794A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 遠心羽根の電子ビーム溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14282196A JPH09324794A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 遠心羽根の電子ビーム溶接方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09324794A true JPH09324794A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15324417
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14282196A Withdrawn JPH09324794A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 遠心羽根の電子ビーム溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09324794A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8426766B2 (en) | 2007-10-10 | 2013-04-23 | Hitachi Plant Technologies, Ltd. | Welding method and welding apparatus for an impeller |
-
1996
- 1996-06-05 JP JP14282196A patent/JPH09324794A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8426766B2 (en) | 2007-10-10 | 2013-04-23 | Hitachi Plant Technologies, Ltd. | Welding method and welding apparatus for an impeller |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |