JPH09321454A - 電子装置 - Google Patents
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- JPH09321454A JPH09321454A JP13819796A JP13819796A JPH09321454A JP H09321454 A JPH09321454 A JP H09321454A JP 13819796 A JP13819796 A JP 13819796A JP 13819796 A JP13819796 A JP 13819796A JP H09321454 A JPH09321454 A JP H09321454A
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Abstract
ねじとともに装置本体から抜け止め支持されること。 【解決手段】 取り付け用ねじが挿入される孔32の開
口33側に設けられる第1のめねじ部材34と上記孔3
2の内部側に第1のめねじ部材とは所定間隔36隔てて
設けられる第2のめねじ部材37とを有する装置本体3
1と、頭部43と先端のおねじ部44との間に首部45
の設けられた取り付け用ねじ42が貫通孔に挿入され該
取り付け用ねじによって上記装置本体に取り付けられる
取り付け部材41と、からなり、上記取り付け用ねじの
おねじ部44が装置本体の第1のめねじ部材と第2のめ
ねじ部材との間36に位置された状態で取り付け部材4
1が取り付け用ねじ42を中心に回動自在にして装置本
体31から抜け止めされる。
Description
報処理分野などにおける電子装置に関する。電子装置に
は外部から、調整、点検、保守、などのために種々の表
示や操作すべき箇所が設けられるが、このような箇所に
ついては操作要員以外の者による不必要な操作などが行
なわれることを防止するために、カバーなどを設けて直
接目に触れないようにして保護される。
好な場所に設置される場所は、カバーなどを取り外すこ
とで操作、点検などを容易に行なうことができるが、高
所や屋外、あるいは街路に面する、など、設置環境の良
好でない場所にあっては、カバーなどを取り外すこと
は、落下、紛失などの不測の事態を生じることを防止す
るために、安全索などを設ける以外に、取り付け用ねじ
についても落下しないような複雑、かつ面倒な対策を要
することから、簡易にして確実な脱落防止策が必要であ
る。
れた従来の電子装置の要部側断面図が示される。電子装
置1は、内部に電子・通信回路などを収容保護する、筐
体本体2と蓋3とからなる装置本体5が、図示省略の蝶
番、ねじなどによって一体的に結合されている。なお、
内部の電子・通信回路、配線材などの部材は図示煩雑と
なることから、あえて図示省略して示してある。
凹所6内に、この例では、スイッチ7を設け、表面にカ
バー8を取り付け用ねじ9によって取り付け、凹所6を
覆い隠している。
有するアルミニウム合金鋳物、たとえばダイカスト法に
よる精密な鋳造品に形成されたものである。カバー8も
同様な金属製品であり、すべて、塗装など適宜な耐蝕性
のある表面処理が施されている。
上方側面に開口する窪み12とを設け、取り付け用ねじ
9は、カバー8の下端側を貫通するとともに、窪み12
を貫通するねじ挿通孔14に挿入され、さらに窪み12
から装置本体5に形成されたねじ孔15にねじ込まれて
いる。
じ部17との間に、ねじの谷径よりもわずかに細径な首
部18が設けられており、おねじ部17近傍の首部18
の、円周方向に形成された図示省略の溝に、E型止め輪
(スナップリング)19が側方から嵌められている。
5にねじ込まれてカバー8が筐体本体5に締めつけら
れ、取り付けられている状態が示される。取り付け用ね
じ9には平座金21、ばね座金22が嵌められており、
十分な締めつけ状態が得られている。
れた段差23面に沿わされ、接して位置決めされるよう
に構成されている。以上の構成で、取り付け用ねじ9を
緩めることで、おねじ部17がねじ孔15から抜け出す
ことにより、頭部16が装置本体5から離れて浮き上が
りカバー8が取り付け用ねじ9を中心にして回動自在と
なる。すなわち、カバー8は図示手前側の下方に垂れ下
がる状態となり、凹所6が開放状態となって、スイッチ
7を操作することができる。
を図示状態に回動させて、取り付け用ねじ9を締めつけ
固定させることで復元される。以上のようにして取り付
け用ねじ9を緩めると、取り付け用ねじ9の長さ方向に
移動することのないE型止め輪19が、窪み12の前面
側に移動して接することになり、取り付け用ねじ9は装
置本体5から抜け出ることが阻止される。つまり、カバ
ー8も装置本体5から外れることがない。
ねじ9の締めつけ、緩めに応じて窪み12内を進退する
のみであり、比較的に簡易構成にしてカバー8の外れが
防止される。しかしながら、カバー8を回動可能とする
ことから、取り付け用ねじ9の数は一箇所一本のみに限
定されるものである。
に簡易構成ではあるものの、側面下方に窪み12を形成
させるために、ダイカスト鋳造用の金型が内外両面型以
外に、窪み12形成用の側方へ進退可能な、特殊な型部
分を要する複雑なものとなるといった問題がある。
とから、これを外部から覗き見ることができ、このため
に、悪戯などによってE型止め輪19を抜き取られるお
それがある。抜き取られたことに気付かずに保守要員が
取り付け用ねじ9を緩めると、装置本体5から抜け出し
てカバー8とともに外れ落ちるといった事態の生じるお
それがある。
がみて、抜け止め構造の製造性ならびに外観の良好な電
子装置を提供することを発明の課題とするものである。
の本発明電子装置の構成手段は、取り付け用ねじが挿入
される孔の開口側に設けられる第1のめねじ部材と上記
孔の内部側に第1のめねじ部材とは所定間隔隔てて設け
られる第2のめねじ部材とを有する装置本体と、頭部と
先端のおねじ部との間に首部の設けられた取り付け用ね
じが貫通孔に挿入され該取り付け用ねじによって上記装
置本体に取り付けられる取り付け部材と、からなり、上
記取り付け用ねじのおねじ部が装置本体の第1のめねじ
部材にねじ込み通過されて該おねじ部が第1のめねじ部
材と第2のめねじ部材との間を通過して第2のめねじ部
材にねじ込まれることで上記取り付け部材が装置本体に
取り付けられ、上記おねじ部が第1のめねじ部材と第2
のめねじ部材との間に位置されることにより上記取り付
け部材が取り付け用ねじを中心に回動自在にして該取り
付け用ねじとともに抜け止めされることにある。
材との間に、取り付け用ねじのおねじ部の長さよりも長
い所定間隔を設けたことにより、この間隔部分におねじ
部を位置させた状態において、取り付け用ねじのおねじ
部を故意に第1のめねじ部材の部分を通過させて、抜き
出すようなことをしない限り、取り付け用ねじが装置本
体から抜け出ること、すなわち、取り付け部材は取り付
け用ねじに支持されて外れ落ちること、がない。
のめねじ部材と第2のめねじ部材とを、所定間隔を介し
て設けるようにすることで、比較的に小径なねじに対し
て、取り付け用ねじのおねじ部を、その間隔内に自由状
態に位置させることができるから、取り付け用ねじの連
続した緩め操作を中断すべき位置を、間隔部分におい
て、取り付け用ねじが空転することで的確に感知するこ
とができる。
ねじの抜け止めに、第2のめねじ部材は取り付け用ねじ
の締めつけに、それぞれが明確に機能を分担しているも
のである。
材と第2のめねじ部材の少なくとも一方は装置本体の孔
内面に形成された螺旋溝にねじ込まれるねじ込み型の螺
旋状ねじ部材であるか、もしくは、装置本体の孔内に埋
め込まれる埋め込み型めねじ部材のいずれかとする構成
により、好適な構成ならびに効果が得られる。
じ部材とを、ともに、装置本体の孔内面に形成された螺
旋溝にねじ込む螺旋状ねじ部材とすることにより、同一
のねじ込み操作で行なうことができ、効率的である。
ともに、装置本体の孔内に埋め込ませる埋め込み型めね
じ部材とすることにより、装置本体成型時に埋め込ませ
ること、あるいは、成型後に埋め込ませること、が選択
可能となる。また、第1のめねじ部材と第2のめねじ部
材との間隔部分には螺旋溝が存在しない。
を、螺旋状めねじ部材と埋め込み型めねじ部材との組み
合わせとすることにより、相互の間隔部分には螺旋溝を
設ける要がなくなる。
構成手段にもとづいた好適実施形態により図を参照し具
体的詳細に説明する。なお、理解を容易とするために、
全図を通じて同様箇所には同一符号を付して示すことと
する。また、本発明においては貫通孔および不貫通穴に
対して、すべて孔と称することとする。
態の要部側断面図である。装置本体31の取り付け用ね
じが挿入される孔32の開口33側に設けられる第1の
めねじ部材34と、孔32の内部35側に第1のめねじ
部材34とは所定間隔(L1)36を隔てて設けられる
第2のめねじ部材37と、を有する。
径に対応する所定ピッチと同一ピッチを有し、大径なイ
ンサートコイルタップによりタップ加工を行ない、孔3
2内面にめねじ形状の螺旋溝39を形成する。
有し、折り曲げ部分にノッチが形成され、螺旋溝39よ
りもわずかに大径なインサートコイル、または、ヘリカ
ルコイルインサート(商品名、ヘリサート)と称される
ステンレス鋼製の、第1のめねじ部材34および第2の
めねじ部材37を、螺旋溝39にねじ込む。
めねじ部材34,37は、いずれもが、ねじ込み型の螺
旋状ねじ部材であるが、説明の都合上簡略して、第1の
めねじ部材34、第2のめねじ部材37、と略称するこ
とにする。
を所定のねじ込み工具(いずれも図示せず)の先端に支
持させて、ねじ込み工具をねじ込み方向に回転させなが
ら、第2のめねじ部材37を螺旋溝39に沿わせて挿入
させる。
に圧接状態に弾性縮小変形されて密着し、順次挿入され
る。孔32の内部35側の所定位置に達した状態で、ね
じ込み工具を逆方向に回転させるようにして押し込むな
どでフックがノッチ部分で破断除去されるから、ねじ込
み工具とともに取り出す。ねじ込み工具の逆方向への回
転動作は、第2のめねじ部材37が螺旋溝39に食い込
むように作用し、同方向には回転し得ず形状が安定す
る。
じ部材34を、続けて同様にして挿入させる。このよう
にして、両めねじ部材34,37を挿入した状態が図示
状態である。なお、第1のめねじ部材34の長さが第2
のめねじ部材37の長さよりも短い。このことは後述す
る理由によるが、同一長とすることも適宜任意に行なえ
ることである。
7の内周面で形成されるめねじの形状が、たとえば、標
準ねじの呼び径とともにピッチに一致するものとなって
いる。
るために全長にわたって描かれているが、逆に図示煩雑
なことから、第1,第2のめねじ部材34,37部分以
外をシンボルによって略画した状態を図2に示し、同一
符号を付してある。以下両図を参照しながら説明する。
用ねじ42の頭部43と先端のおねじ部44との間に、
おねじ部44の谷径に等しいか、それよりも小径な首部
45の部分が形成されている。この取り付け用ねじ42
の頭部43側には平座金46とばね座金47とが挿入さ
れている。この実施形態例では、取り付け用ねじ42の
頭部43は十字孔付きの鍋頭である。
れている。この長さL2 は、装置本体31側の第1,第
2のめねじ部材34,37の間隔36の距離L1 よりも
短い。すなわち、L1 >L2 である。
易には、おねじ部44を挿通させるに自在な大きさか、
おねじ部44をねじ込み通過させ得る、めねじが形成さ
れていてもよいことである。
ついて以下説明する。図3を参照すると、取り付け用ね
じ42のおねじ部44を、装置本体31の第1のめねじ
部材34にねじ込み内部に通過させた状態が示されてい
る。
ねじ部44が第1のめねじ部材34と第2のめねじ部材
37との中間である間隔36部分に位置している。螺旋
溝39の内径(山径)はおねじ部44の外径よりも大き
いために、取り付け用ねじ42は、この間36部分を長
さ方向の余裕(L1 −L2 )分、軸方向に移動自在であ
り、空転自在でもある。間L1 36が所定間隔であると
は、このような関係をいう。
第1のめねじ部材34の内径に嵌まり合っていることか
ら、この内径に支えられて大きく傾くことがない。すな
わち、取り付け部材41は首部45を中心にして、その
周囲を回動自在である。
せることなく、引き抜く方向に引き出そうとしても、第
1のめねじ部材34に阻止されて引き抜くことはでき
ず、取り付け部材41とともに、装置本体31側から外
れることが防止される。
じ42のおねじ部44が、第2のめねじ部材37の部分
にねじ込み締めつけられた状態が示される。この状態
は、取り付け部材41が装置本体31側の面に、取り付
け用ねじ42の締めつけにより、押しつけられ固定され
ていることにほかならない。
ねじ部材37の長さよりも短くてもよい理由は、第2の
めねじ部材37は取り付け用ねじ42のおねじ部44の
長さに適合して、その締めつけ力に十分に耐えられる強
度が必要であるのに対し、第1のめねじ部材34は取り
付け用ねじ42の引き抜き力に耐えればよいことから、
最低限度の長さ以上あればよいからである。
くすることは、それだけ、取り付け用ねじ42の全長を
短くし得ることになり、孔32の深さを短くし得ること
が可能となる。
り付け用ねじ42と、装置本体31側の、第1,第2の
めねじ部材34,37との協働作用で、取り付け部材4
1を締めつける図4に示される固定状態と、取り付け用
ねじ42の回りに回動可能な図3に示される緩め状態
と、の作用が得られ、しかも、緩め状態において、取り
付け用ねじ42とともに取り付け部材41が装置本体3
1側から外れることが防止される。
部材41、などは、好ましくは、アルミニウム合金材の
精密鋳造品、たとえば、ダイカスト鋳造品、シエルモー
ルド鋳造品。または、合成樹脂成型品。などの、直接め
ねじを形成させても、その機械的強度が保証されない製
品に適用して好適なことである。
て図5を参照して説明すると、図5には装置本体31側
のみが示され、取り付け部材および取り付け用ねじにつ
いては図1ないし図4の該当部分が、そのまま適用され
得る。
る孔32の開口33側に設けられる第1のめねじ部材3
4と、孔32の内部35側に第1のめねじ部材34とは
所定間隔(L1 )36を隔てて設けられる第2のめねじ
部材37と、を有する。
径に対応する所定ピッチと同一ピッチを有し、大径なイ
ンサートコイルタップによりタップ加工を行ない、孔3
2内面にめねじ形状の螺旋溝39を形成する。本実施形
態によると、下孔38が貫通孔であるから、タップ加工
の際の切削屑が貫通孔端部から排出されるといった効果
がある。もちろん、タップ加工は図示状態のように内部
35側で止めることなく状況に応じて貫通させることも
可能なことである。
有し、折り曲げ部分にノッチが形成され、螺旋溝39よ
りもわずかに大径なインサートコイル、または、ヘリカ
ルコイルインサート(商品名、ヘリサート)と称される
ステンレス鋼製の、第1のめねじ部材34および第2の
めねじ部材37を、螺旋溝39にねじ込む。
めねじ部材34,37は、いずれもが、ねじ込み型の螺
旋状ねじ部材であるが、説明の都合上簡略して、第1の
めねじ部材34、第2のめねじ部材37、と称すること
にする。
を所定のねじ込み工具(いずれも図示せず)の先端に支
持させて、ねじ込み工具をねじ込み方向に回転させなが
ら、第2のめねじ部材37を螺旋溝39に沿わせて挿入
させる。
に圧接状態に弾性縮小変形されて密着し、順次挿入され
る。孔32の内部35側の所定位置に達した状態で、ね
じ込み工具を逆方向に回転させるようにして押し込むな
どでフックがノッチ部分で破断除去されるから、ねじ込
み工具とともに取り出す。ねじ込み工具の逆方向への回
転動作は、第2のめねじ部材37が螺旋溝39に食い込
むように作用し、同方向には回転し得ず形状が安定す
る。
じ部材34を、続けて同様にして挿入させる。このよう
にして、両めねじ部材34,37を挿入した状態が図示
状態である。なお、第1のめねじ部材34の長さが第2
のめねじ部材37の長さよりも短いことは前実施形態と
同様であるが、同一長とすることも同様である。
7の内周面で形成されるめねじの形状が、たとえば、標
準ねじの呼び径とともにピッチに一致するものとなって
いる。
り付け用ねじとの作用、効果に関しては、前実施形態に
おける図3、図4と同様であるから既述の説明とも、あ
わせて参照されたい。
て図6を参照して説明すると、図6は装置本体31側の
みが示され、取り付け部材および取り付け用ねじについ
ては、前実施形態と同様に図1ないし図4の該当部分
が、そのまま適用され得る。
る孔32の開口33側に設けられる第1のめねじ部材3
4と、孔32の内部35側に第1のめねじ部材34とは
所定間隔(L1 )36を隔てて設けられる第2のめねじ
部材37と、を有する。
径に対応する所定ピッチと同一ピッチを有し、大径なイ
ンサートコイルタップによりタップ加工を行ない、孔3
2内面にめねじ形状の螺旋溝39を形成する。本実施形
態によると、下孔38が貫通孔であるとともに、両面か
らタップ加工し得る条件をそなえていることから、タッ
プ加工は図示されるように両面から、それぞれ所定長、
すなわち間隔36を与えるように行なえ、タップ加工時
間を少なくできる。内部35側のタップ加工を要しない
部分49には、大径な逃げを施しておくことで、タップ
加工長をより少なくできる。
有し、折り曲げ部分にノッチが形成され、螺旋溝39よ
りもわずかに大径なインサートコイル、または、ヘリカ
ルコイルインサート(商品名、ヘリサート)と称される
ステンレス鋼製の、第1のめねじ部材34および第2の
めねじ部材37を、両側の螺旋溝39にそれぞれねじ込
む。
めねじ部材34,37は、いずれもが、ねじ込み型の螺
旋状ねじ部材であるが、説明の都合上簡略して、第1の
めねじ部材34、第2のめねじ部材37、と称すること
にする。
を所定のねじ込み工具(いずれも図示せず)の先端に支
持させて、ねじ込み工具をねじ込み方向に回転させなが
ら、第2のめねじ部材37を内部35側の端面から螺旋
溝39に沿わせて挿入させる。
に圧接状態に弾性縮小変形されて密着し、順次挿入され
る。孔32の内部35側の所定位置に達した状態で、ね
じ込み工具を逆方向に回転させるようにして押し込むな
どでフックがノッチ部分で破断除去されるから、ねじ込
み工具とともに取り出す。ねじ込み工具の逆方向への回
転動作は、第2のめねじ部材37が螺旋溝39に食い込
むように作用し、同方向には回転し得ず形状が安定す
る。
じ部材34を、孔32の開口33側から同様にして挿入
させる。このようにして、両めねじ部材34,37を挿
入した状態が図示状態である。第2のめねじ部材37
と、第1のめねじ部材34と、の挿入順序はいずれが前
後しても差し支えないことである。なお、第1のめねじ
部材34の長さが第2のめねじ部材37の長さよりも短
いことは前実施形態と同様であるが、同一長とすること
も同様である。
7の内周面で形成されるめねじの形状が、たとえば、標
準ねじの呼び径とともにピッチに一致するものとなって
いる。
り付け用ねじとの作用、効果、その他、に関しては、前
実施形態における図3、図4と同様であるから既述の説
明とも、あわせて参照されたい。
外観図が示され、図(a)は正面図、図(b)は側面
図、である。このめねじ部材51は、内面にめねじ52
が形成され、外面には2条の互いに異なる方向に波形の
彎曲形状のローレット目53が形成されており、ローレ
ット目53は正面視山形をなし、ステンレス鋼あるいは
黄銅などからなる。
装置の第4の一実施形態について図8を参照して説明す
ると、図8は装置本体31側のみが示され、取り付け部
材および取り付け用ねじについては、前実施形態と同様
に図1ないし図4の該当部分が、そのまま適用され得
る。
れる孔32の開口33側に設けられる第1のめねじ部材
51−1と、孔32内部35側に第2のめねじ部材51
−2とは所定間隔(L1 )36を隔てて設けられる第2
のめねじ部材51−2と、が配置される。
圧入する態様について説明することとする。したがっ
て、孔32にはめねじ部材51を圧入するための下孔5
5を形成し、この下孔55の内径はローレット目53の
外径よりも選択的に小径に設定される。
5内に、適宜なプレス装置で内部35側に押し込み圧入
させると、下孔55の内面にローレット目53が食い込
みながら押し込まれ挿入されるから、所定位置において
停止させるとローレット目53が食い込んだ状態に位置
固定される。。
にして下孔55内の開口33側所定位置に挿入させるこ
とにより、図9に示されるようになる。すなわち、両め
ねじ部材51−1,2の所定位置とは、図示されるよう
に間隔36がL1 となる位置関係にそれぞれ位置固定さ
れる。
ついて以下説明する。まず、図3を参照し、第1のめね
じ部材の符号34を51−1、第2のめねじ部材37の
符号37を51−2、螺旋溝39は下孔55、にそれぞ
れ置き換えて説明することとする。取り付け用ねじ42
のおねじ部44を、装置本体31の第1のめねじ部材5
5−1にねじ込み内部に通過させた状態とする。
と第2のめねじ部材55−2との中間である間隔36部
分に位置する。下孔55の内径はおねじ部44の外径よ
りも大きいために、取り付け用ねじ42は、この間36
部分を長さ方向の余裕(L1−L2 )分、軸方向に移動
自在であり、空転自在でもある。間L1 36はこのよう
な関係の所定間隔に設定される。
第1のめねじ部材51−1の内径に嵌まり合っているこ
とから、この内径に支えられて大きく傾くことがない。
すなわち、取り付け部材41は首部45を中心にして、
その周囲を回動自在である。
せることなく、引き抜く方向に引き出そうとしても、第
1のめねじ部材51−1に阻止されて引き抜くことはで
きず、取り付け部材41とともに、装置本体31から外
れることが防止される。
えて説明すると、取り付け用ねじ42のおねじ部44
が、第2のめねじ部材51−2の部分にねじ込み締めつ
けられた状態とすることで、取り付け部材41が装置本
体31側の面に、取り付け用ねじ42の締めつけによ
り、押しつけられ固定される。
のめねじ部材51−2の長さよりも短くしてもよいこと
は、第2のめねじ部材51−2は取り付け用ねじ42の
おねじ部44の長さに適合して、その締めつけ力に十分
に耐える強度が必要であるのに対し、第1のめねじ部材
51−1は取り付け用ねじ42の引き抜き力に耐えれば
よいことから、最低限度の長さ以上あればよく、要すれ
ば同一長として共通化を図ることも可能なことである。
を短くすることは、それだけ、取り付け用ねじ42の全
長を短くし得ることになり、孔32の深さを短くし得る
ことが可能となる。
り付け用ねじ42と、装置本体31側の、第1,第2の
めねじ部材51−1,2との協働作用で、取り付け部材
41を締めつける図4に示される固定状態と、取り付け
用ねじ42の回りに回動可能な図3に示される緩め状態
と、の作用が得られ、しかも、緩め状態において、取り
付け用ねじ42とともに取り付け部材41が装置本体3
1から外れることを防止される。
部材41、などは、好ましくは、アルミニウム合金材の
精密鋳造品、たとえば、ダイカスト鋳造品、シエルモー
ルド鋳造品。または、合成樹脂成型品。などの直接めね
じを形成させても、その機械的強度が保証されない製品
に適用して好適なことである。
を説明の便宜上、後加工により装置本体31へ圧入して
埋め込むとして説明したが、このようなことに限定され
るものではなく、装置本体31の成型時に同時に埋め込
んでしまうことにも、勿論適用可能なことであるが、こ
の場合には下孔を必要とするものではなく、より強固に
位置固定されることは、あえて説明するまでもなく、容
易に理解されよう。
第2のめねじ部材51−2のみをそのように行ない、第
1のめねじ部材51−1を成型後圧入するようにすれ
ば、成型用の型を簡易なものにすることができる。
子装置の第5の一実施形態について図10を参照して説
明すると、図10は装置本体31側のみが示され、取り
付け部材および取り付け用ねじについては、前実施形態
と同様に図1ないし図4の該当部分が、そのまま適用さ
れ得る。
れる孔32の開口33側に設けられる第1のめねじ部材
51−1と、貫通孔32の内部35側に第1のめねじ部
材51−2とは所定間隔(L1 )36を隔てて設けられ
る第2のめねじ部材51−2と、が配置挿入される。
圧入する態様について説明することとする。したがっ
て、孔32めねじ部材51を圧入するための下孔55を
両面から、それぞれ所定深さに形成する。この下孔55
の内径はローレット目53の外径よりも選択的に小径に
設定される。
は、所定間隔36であり、この部分はめねじ部材51の
めねじ52よりも僅か適当に大きな内径の間隔孔57で
あり、その両端部分には下孔55に対して段差面58が
形成される。
5側の下孔55内に、適宜なプレス装置で押し込み圧入
させると、下孔55の内面にローレット目53が食い込
みながら押し込まれて挿入されるから、段差面58に接
することで位置決め停止され、ローレット目53が食い
込んだ状態に位置固定される。
にして開口33側の下孔55内に、同様にして挿入させ
ることにより段差面58に接することで、図示されるよ
うになり位置固定される。すなわち、自動的に間隔36
(L1 )が設定される。
入順序は上記に限らず、任意に行なうことができる。本
実施形態によれば、めねじ部材51の挿入位置が段差面
58によって設定される以外に、第2のめねじ部材51
−2が取り付け用ねじ42の締めつけに対して、締めつ
け力が段差面58に受容支持されるから、同時に埋め込
む場合のものに匹敵する強度が得られる。
形態であり、装置本体31側のみが示される。取り付け
部材および取り付け用ねじについては、前実施形態と同
様に図1ないし図4の該当部分が、そのまま適用され得
る。
り付け用ねじが挿入される孔32の開口33側に設けら
れる図示されない第1のめねじ部材51と、孔32の内
部35側に第1のめねじ部材51とは所定間隔(L1 )
36を隔てて設けられる第2のめねじ部材37と、を有
するように構成される。
け、この下孔38部分に、称呼寸法の呼び径に対応する
所定ピッチと同一ピッチを有し、大径なインサートコイ
ルタップによりタップ加工を行ない、孔32内面にめね
じ形状の螺旋溝39を形成する。螺旋溝39の形成され
る部分と、開口33側の第1のめねじ部分51の挿入さ
れる中間部分は、螺旋溝39の溝径相当の間隔孔59で
ある。
有し、折り曲げ部分にノッチが形成され、螺旋溝39よ
りもわずかに大径なインサートコイル、または、ヘリカ
ルコイルインサート(商品名、ヘリサート)と称される
ステンレス鋼製の、第2のめねじ部材37を、螺旋溝3
9にねじ込む。このような第2のめねじ部材37は、ね
じ込み型の螺旋状ねじ部材であるが、説明の都合上、単
に第2のめねじ部材37と略称することにする。
定のねじ込み工具(いずれも図示せず)の先端に支持さ
せて、ねじ込み工具をねじ込み方向に回転させながら、
第2のめねじ部材37を螺旋溝39に沿わせて挿入させ
る。
に圧接状態に弾性縮小変形されて密着し、順次挿入され
る。孔32の内部35側の所定位置に達した状態で、ね
じ込み工具を逆方向に回転させるようにして押し込むな
どでフックがノッチ部分で破断除去されるから、ねじ込
み工具とともに取り出す。ねじ込み工具の逆方向への回
転動作は、第2のめねじ部材37が螺旋溝39に食い込
むように作用し、同方向には回転し得ず形状が安定す
る。
(埋め込み型)めねじ部材、すなわち、本実施形態にあ
っては第1のめねじ部材51とし、孔32の開口33側
には所定深さの、第1のめねじ部材51を圧入するため
の下孔55が形成される。この下孔55の内径はローレ
ット目53の外径よりも選択的に小径に設定される。こ
れにより、間隔孔59との境界には段差面58が形成さ
れる。
宜なプレス装置で押し込み圧入させると、下孔55の内
面にローレット目53が食い込みながら押し込まれて挿
入され、段差面58に接して位置決めされる。
り、ローレット目53が食い込んだ状態に位置固定され
る。すなわち、両めねじ部材37,51の位置は、図示
されるように間隔36がL1 となる関係に位置固定され
る。
り付け用ねじとの作用、効果に関しては、前実施形態に
おける図3、図4と同様であるから既述の説明とも、あ
わせて参照されたい.また、タップ加工は図示状態のよ
うな内部35側で止めることなく状況に応じて貫通させ
ることも可能なことである。しかしながら、本実施形態
によると、第2のめねじ部材37のねじ込み長さを、内
部35側のみとして短くし得るから、ねじ込みの作業時
間を短縮し得る。
態の要部側断面図が示される。電子装置61は、内部に
電子・通信回路などを収容保護する、筐体本体62と蓋
63とからなる装置本体65は図示省略の蝶番、ねじな
どによって一体的に結合されている。なお、内部の電子
・通信回路、配線材などの部材は図示煩雑となることか
ら、あえて図示省略して示してある。
設け、この例では、スイッチ67を設け、表面にカバー
である取り付け部材68を取り付け用ねじ42によって
取り付け、凹所66を覆い隠している。
性を有するアルミニウム合金鋳物、たとえば、ダイカス
ト法による精密な鋳造品に形成されたものである。取り
付け部材68も同様な金属製品であり、すべて、塗装な
どの適宜な耐蝕性のある表面処理が施されている。
される孔32の開口33側に設けられる第1のめねじ部
材34と、孔32の内部35側に第1のめねじ部材34
とは所定間隔(L1 )36隔てて設けられる第2のめね
じ部材37、とを有する。
径に対応する所定ピッチと同一ピッチを有し、大径なイ
ンサートコイルタップによりタップ加工を行ない、孔3
2内面にめねじ形状の螺旋溝39を形成する。
有し、折り曲げ部分にノッチが形成され、螺旋溝39よ
りもわずかに大径なインサートコイル、または、ヘリカ
ルコイルインサート(商品名、ヘリサート)と称される
ステンレス鋼製の、ねじ込み型の螺旋状ねじ部材である
ところの、第1のめねじ部材34および第2のめねじ部
材37を、螺旋溝39にねじ込む。
け用ねじ42の頭部43と先端のおねじ部44との間
に、おねじ部44の谷径に等しいか、それよりも小径な
首部45の部分が挿入されている。この取り付け用ねじ
42の頭部43側には平座金46とばね座金47とが挿
入されている。
れており、装置本体65側の第1,第2のめねじ部材3
4,37の間隔36の間L1 よりも短い、L1 >L2 で
ある。
第1の一実施形態と同様であるから既述の説明を図とと
もに参照されたい。なお、装置本体31の符号は65、
取り付け部材41の符号は68、に置き換えて理解され
たい。
り、取り付け用ねじ42が締めつけられた状態で、取り
付け部材68が装置本体65に圧接状態である。取り付
け部材68の周囲は装置本体65の表面、凹所66周囲
の段差面69の周囲に嵌まり合って、位置決めされてい
ることが図13によく示されている。
部材68に対して、取り付け用ねじ42は、その下方中
央部分の一箇所のみに設けられている。以上の構成で、
図12に示される状態から取り付け用ねじ42を緩め、
図3に示されるようにおねじ部44を間隔36部分に位
置させることで、取り付け部材68は段差面69から浮
き上がらせて、取り付け用ねじ42の首部45を中心に
回動可能となり、図13の矢印方向、二点鎖線に示され
る位置68′に移動させて、凹所66を開放し操作部で
あるスイッチ67を操作することができる。
差面69の位置に回動させ、取り付け用ねじ42を締め
つけることで復元される。装置本体65側に段差面69
が設けられない場合について図14を参照して説明する
と、図(a)の正面図では適宜な二箇所の位置に、図
(b)の断面図に示されるような、装置本体65側に位
置決めピン71を埋め込み、対応する取り付け部材68
側に不貫通孔72を設けるか、または、図(c)に示さ
れように、貫通孔73を設けておく、このような位置決
め手段はできるかぎり対称にして離間した位置とするこ
とが好ましい。図(c)のような貫通孔73とすると、
位置決め手段が外面から見えるが、図(b)のようよう
に不貫通孔72にすると、外面から見えず体裁のよいも
のとなる。この作用、効果においては図12のものと大
差ない。
図4のものを適用したが、図5〜図11に示される本発
明第2〜第6の実施形態のものを適用し得ることは、あ
らためて、図示ならびに詳細な説明を行なわないが、組
み合わせるなどして実施可能なことは、もちろんのこと
である。
る取り付け部材75の、正面図(a)と、そのA−A断
面図(b)と、に示される。取り付け部材75の四隅の
表面側3箇所に円柱状の突起(ボス)76、および1箇
所に貫通孔77、が設けられている。
ところの、後述するねじ径よりもわずかに大きく、か
つ、おねじ部を収容し得る深さの凹部78と、表面側に
はめねじを有するねじ孔79と、が形成されている。取
り付け部材75の裏面側は平坦な平面である。
なアルミニウム合金製であり、同様に精密鋳造法により
作成される。図16の、図(a)には取り付け部材75
に適用される取り付け用ねじ、および締めつけ用ねじ、
とが示される。取り付け用ねじ81は、頭部43と先端
のおねじ部44との間に、おねじ部44の谷径に等しい
か、それよりも小径な首部45、および頭部43の直下
におねじ部44の径に等しい柱状部82、部分が形成さ
れている。おねじ部44の長さはL2 に設定されてい
る。取り付け用ねじ81の下方には平座金46と、ばね
座金47と、が配置される。
おねじ部44との間に、おねじ部44の谷径に等しい
か、それよりも小径な首部86、および頭部43の直下
におねじ部44の径に等しい柱状部82、部分が形成さ
れている。この首部86の長さは図から明らかなよう
に、取り付け用ねじ81の首部45の長さよりも短く設
定されている。締めつけ用ねじ85の下方には平座金4
6と、ばね座金47と、が配置される。
とは、図(b)に示されるように、取り付け部材75に
取り付けられる。すなわち、それぞれ表面側から、取り
付け用ねじ81は取り付け部材75の貫通孔77に挿入
され、締めつけ用ねじ85は、おねじ部44をねじ孔7
9にねじ込み通過される。
は貫通孔77に対して、抜き差し自在であり、締めつけ
用ねじ85のおねじ部44は、凹部78に収容されるよ
うであり、ねじ孔79に阻止され、そのままでは抜け出
ることが防止される。
り付け用ねじ81は1箇所に挿入され、締めつけ用ねじ
85は3箇所の突起76部分に、それぞれ、ねじ込まれ
取り付けられる。
る装置本体91の、要部正面図(a)と、そのB−B断
面図(b)と、に示される。この実施形態における装置
本体91は、基本的には図12に示される本発明第7の
実施形態に準じているものである。
6を設け、この例では、内部にスイッチ67を設け、凹
所66の周囲表面に平坦な段差面93と、段差面93の
四隅に、左下1箇所に孔32、その他の3箇所にねじ孔
95、とを設ける。また、孔32とねじ孔95を避ける
ようにして内側に、凹所66の周囲に沿わせて段差面9
3に凹溝96と、凹溝96内に合成樹脂ゴム製のOリン
グガスケット97を挿入配置させる。
101に、称呼寸法の呼び径に対応する所定ピッチと同
一ピッチを有し、大径なインサートコイルタップにより
タップ加工を行ない、内面にめねじ形状の螺旋溝102
を形成する。
フックを有し、折り曲げ部分にノッチが形成され、螺旋
溝102よりもわずかに大径なインサートコイル、また
は、ヘリカルコイルインサート(商品名、ヘリサート)
と称されるステンレス鋼製の、ねじ込み型螺旋状ねじ部
材であるところの、めねじ部材103を螺旋溝102に
ねじ込むことにより形成される。
は、図12の該当部分の構成と同じであり、開口33側
に第1のめねじ部材34、ならびに内部35側に第2の
めねじ部材37、およびそれらの間に所定間隔(L1 )
36、が設けられている。
態の要部が、図17の図(a)によるC−C断面図に示
される。図は取り付け部材75が装置本体91に取り付
けられ、押圧状態に固定されている状態である。
示される状態で、取り付け用ねじ81が装置本体91の
孔32にねじ込まれ、締めつけられた状態であって、図
4または図12に示される状態、そのものである。
のねじ孔95にねじ込まれ、締めつけられた状態であ
る。したがって、Oリングガスケット97が取り付け部
材75の裏面側で凹溝96内に圧縮弾性変形して、両面
間に扁平状態に押しつけられ凹所66が外部とは水密な
いしは気密状態に維持される。
て、ねじ孔95から外すことによりおねじ部44は取り
付け部材75の凹部78内に位置される。取り付け用ね
じ81も緩めて第2のめねじ部材37から外れた位置と
することで、おねじ部44は間隔36部分に位置され
る。この状態は図3に示されると同じ状態である。
用ねじ81の首部45に貫通支持されて、装置本体91
の段差面93から浮き上がらせ離間させることができ
る。すなわち、取り付け用ねじ81を中心として回動可
能となる。
付け部材75を下方に回動させた位置71′として、凹
所66を開放させ、操作部分であるスイッチ67の操作
を行なうことができる。
材75を回動させて図18の状態に締めつけ復元固定さ
せ完了する。取り付け用ねじ81、締めつけ用ねじ8
5、に設けた柱状部82は、平座金46、ばね座金47
が細径な首部45に嵌まり合うことにより、ねじの頭部
43の中心と大きくずれ偏倚することを防止するためで
あり、柱状部82と嵌まり合うことにより中心が一致し
て体裁のよいものとなる。このようなことは、他の前実
施形態のものについても、それぞれに、当然に適用実施
可能なことである。
部材75を複数の締めつけ用ねじ85で取り付けること
から、比較的に大きな面積を有するものに対して、安定
した取り付けをすることができる。
要するものに適用することは、水密状態とする場合に効
果的であるが、かならずしも、Oリングガスケットと組
み合わせることに限定されるものでなく、必要のないも
のについてもこの締めつけ用ねじを組み合わせ用いる実
施形態は有効である。
図4のものを適用したが、図5〜図11に示される本発
明第2〜第6の実施形態のものを適用し得ることは、あ
らためて、図示ならびに詳細な説明を行なわないが、組
み合わせるなどして実施可能なことは、もちろんのこと
である。
で、中ぐりをすることができない、たとえば、ねじ径が
12mm以下、好ましくは数mm程度のようなねじに適
用することが可能である。
ルミニウム合金からなる製品に適用されるものではな
く、その他の、合成樹脂成型品、などについても適用実
施可能なものである。また、取り付け部材も、蓋やカバ
ーに限定されることなく、要部を必要に応じて開放し、
あるいは、取り外し、それらが装置本体から外れてしま
わないようにする要のあるように構成される箇所に、適
用し得るものであることは、いうまでもないことであ
る。
置にらると、取り付け用ねじが挿入される孔の開口側に
設けられる第1のめねじ部材と、孔の内部側に第1のめ
ねじ部材とは所定間隔隔てて設けられる第2のめねじ部
材と、を有する装置本体と、頭部と先端のおねじ部との
間に首部の設けられた取り付け用ねじが、貫通孔に挿入
されて該取り付け用ねじによって上記装置本体に取り付
けられる取り付け部材と、からなり、取り付け用ねじの
おねじ部が装置本体の第1のめねじ部材にねじ込み通過
されて、おねじ部が第2のめねじ部材にねじ込まれるこ
とで、取り付け部材が装置本体に取り付け固定され、お
ねじ部が第1,第2のめねじ部材の間に1されること
で、取り付け部材が取り付け用ねじを中心に回動自在に
して、取り付け用ねじとともに抜け止めされるように構
成したことにより、故意におねじ部を第1のめねじ部材
から外さない限り、取り付け用ねじが装置本体から抜け
出すことはなく、したがって、取り付け部材は取り付け
用ねじに支持される。
てて設けることで、比較的小径なねじに対して、取り付
け用ねじのおねじを、その間隔内に自由状態に位置させ
ることができ、取り付け用ねじの連続した緩め操作を中
断すべき状態を、取り付け用ねじが空転することで確実
に感知し得る。
け用ねじの抜け止めに、第2のめねじ部材は取り付け用
ねじの締めつけに、それぞれ機能を明確に分担してい
る。また、装置本体に設けられる第1のめねじ部材と第
2のめねじ部材の少なくとも一方は、装置本体の孔内面
に形成された螺旋溝にねじ込まれるねじ込み型の螺旋状
ねじ部材とするか、もしくは、装置本体の孔内に埋め込
まれる埋め込み型めねじ部材の、いずれかとする構成と
することで、第1のめねじ部材と第2のめねじ部材を、
ともに、装置本体の孔内面に形成された螺旋溝にねじ込
む螺旋状ねじ部材とすることにより、同一のねじ込み操
作で行なうことができる。
ともに、装置本体の孔内に埋め込ませる埋め込み型めね
じ部材とすることにより、装置本体成型時に埋め込ませ
ること、あるいは、成型後に埋め込ませること、が選択
し得る。第1のめねじ部材と第2のめねじ部材とを、螺
旋状めねじ部材と埋め込み型めねじ部材とを組み合わせ
ることにより、相互の特徴的な作用、効果をそれぞれ組
み合わせ得られる。
の効果は、きわめて顕著なものである。
図である。
図(その1)である。
図(その2)である。
図(その3)である。
本体要部側断面図である。
本体要部側断面図である。
の外観図である。
本体要部側断面図(その1)である。
本体要部側断面図(その2)である。
置本体要部側断面図である。
置本体要部側断面図である。
面図である。
び部分断面図である。
り付け部材(その1)である。
り付け部材(その2)である。
置本体要部正面図および断面図である。
面図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 取り付け用ねじが挿入される孔の開口側
に設けられる第1のめねじ部材と上記孔の内部側に第1
のめねじ部材とは所定間隔隔てて設けられる第2のめね
じ部材とを有する装置本体と、頭部と先端のおねじ部と
の間に首部の設けられた取り付け用ねじが貫通孔に挿入
され該取り付け用ねじによって上記装置本体に取り付け
られる取り付け部材と、 からなり、上記取り付け用ねじのおねじ部が装置本体の
第1のめねじ部材にねじ込み通過されて該おねじ部が第
1のめねじ部材と第2のめねじ部材との間を通過して第
2のめねじ部材にねじ込まれることで上記取り付け部材
が装置本体に取り付けられ、上記おねじ部が第1のめね
じ部材と第2のめねじ部材との間に位置されることによ
り上記取り付け部材が取り付け用ねじを中心に回動自在
にして該取り付け用ねじとともに抜け止めされることを
特徴とする電子装置。 - 【請求項2】 上記装置本体に設けられる第1のめねじ
部材と第2のめねじ部材の少なくとも一方は装置本体の
孔内面に形成された螺旋溝にねじ込まれるねじ込み型の
螺旋状ねじ部材であるか、もしくは、装置本体の孔内に
埋め込まれる埋め込み型めねじ部材のいずれかであるこ
とを特徴とする請求項1記載の電子装置。
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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JPH09321454A true JPH09321454A (ja) | 1997-12-12 |
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Family Applications (1)
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JP13819796A Expired - Fee Related JP4081151B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 電子装置 |
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JP (1) | JP4081151B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001119455A (ja) * | 1999-10-14 | 2001-04-27 | Fujitsu Ltd | 携帯端末の筐体構造 |
JP2004225390A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Clion Co Ltd | コンクリートパネル |
JP2018151609A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 支持機構及び画像形成装置 |
Families Citing this family (1)
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-
1996
- 1996-05-31 JP JP13819796A patent/JP4081151B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001119455A (ja) * | 1999-10-14 | 2001-04-27 | Fujitsu Ltd | 携帯端末の筐体構造 |
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JP2018151609A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 支持機構及び画像形成装置 |
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JP4081151B2 (ja) | 2008-04-23 |
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