JPH09320955A - 駆動装置及びステージ装置 - Google Patents

駆動装置及びステージ装置

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JPH09320955A
JPH09320955A JP8161171A JP16117196A JPH09320955A JP H09320955 A JPH09320955 A JP H09320955A JP 8161171 A JP8161171 A JP 8161171A JP 16117196 A JP16117196 A JP 16117196A JP H09320955 A JPH09320955 A JP H09320955A
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JP
Japan
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stage
permanent magnet
force
electromagnetic drive
driving
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JP8161171A
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English (en)
Inventor
Kazuya Ono
一也 小野
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Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70716Stages

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被駆動物を容易に且つ高精度に位置制御す
る。 【解決手段】 第2部材50に固定されたコイル52に
電流を流すと、このコイル52と一方の永久磁石46と
の間に吸引力が生じ、コイル52と他方の永久磁石48
との間には反発力が生じて第1部材44に対し第2部材
50が上下方向に相対的に駆動される。この場合反発力
と吸引力とコイル−永久磁石間の距離との関係は互いに
逆の特性を示すので、コイル52に同時に作用する反発
力と吸引力とが互いの非線形な変化を打ち消しあい、コ
イル52の永久磁石46、48に対する位置によらず、
電流に対して極めて線形性の高い力が発生する。従っ
て、コイル52に流れる電流が一定である限りほぼ一定
の力で第2部材50が取り付けられた被駆動物20は第
1部材44が固定されたステージ19に対し相対的に駆
動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動装置及びステ
ージ装置に係り、更に詳しくは、磁気力により第1部材
に対し第2部材を相対的に駆動して、被駆動物を直線状
に駆動する駆動装置、及びこの駆動装置によって少なく
とも所定の駆動方向に駆動されるテーブルを備えたステ
ージ装置に関する。本発明に係るステージ装置は、露光
装置、特に極めて高精度な被露光基板の位置決めを必要
とするステッパ等の縮小投影型の露光装置、電子ビーム
露光装置等に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体素子や液晶表示基板の製
造におけるリソグラフィ工程では、マスクのパターンを
投影レンズを介して感光基板上に露光する光学式の投影
露光装置や、電子ビーム露光装置等が使用されている。
【0003】最近では、半導体集積回路の高集積化に伴
い、パターン線幅に対する要求は非常に厳しくなり、今
やハーフミクロン以下のサブミクロンオーダーに達しよ
うとしている。このような線幅を実現するためには、解
像力を向上させなければならず、比較的開口数N.A.
の大きな(焦点深度が浅い)投影レンズの結像面に感光
基板上のショット領域を合わせ込まねばならい。また、
ウエハ等の感光基板は、他の処理工程により熱処理等が
施され、その表面に微少な凹凸が生ずることが殆どであ
る。このような理由により、投影レンズの結像面に一致
させるため、感光基板が搭載される基板テーブルは、投
影レンズの光軸方向の移動と、光軸直交面に対する傾斜
補正が可能とされている。
【0004】図8には、この種の基板テーブルを備えた
ステージ装置の一例が示されている。この図8は、ステ
ージ装置の適宜な断面を示したものである。このステー
ジ装置100は、中空のステージ102と、このステー
ジ102の底面の図における左端と右端に配置されたE
型コアの電磁石104、106と、ステージ102の天
板の内面側に前記E型コアの電磁石104、106と上
下対称になるように配置されたE型コアの電磁石10
8、110と、前記4つの電磁石104、106、10
8、110にそれぞれ対向して基板テーブル120の上
下面に対称に配置された鉄板(I型コア)112A、1
12B、112C、112Dとを備えている。そして、
相互に対向する電磁石と鉄板との組により電磁石装置が
構成され、テーブル120を介して上下に配置された電
磁石装置同士の吸引力の大小により、テーブル120を
上下方向に駆動する電磁石装置の組が構成され、このよ
うな電磁石装置の組を、実際には、複数組、テーブル1
20の上下に配置することにより、基板テーブル120
の上下動と傾斜補正とが行われるようになっていた。ま
た、この装置では、テーブル120の自重を支えるため
に永久磁石122、124の吸引力(または反発力)を
使った自重を支持する装置が設けられている。
【0005】なお、図7には、上記の自重を支持する装
置にも用いられている一対の永久磁石間の距離と吸引力
との関係が実線で示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のステージ装置は以下のような種々の不都合を有して
いた。
【0007】 上記ように吸引力を対向して推力を発
生させる手法では、図7の永久磁石間の距離と吸引力の
関係からも推測されるように、テーブルの上下両面の電
磁石装置を構成するコイルに一定電流を流していても、
テーブルの上下位置によって推力が非線形に変化してし
まうことから、テーブルの位置制御が非常に困難になる
という大きな問題があった。
【0008】 上記のような自重を支持する装置で
は、その永久磁石同士の間隔により吸引力(自重を支持
する力)が図7の実線のように変化するのに対し、自重
そのものは変化しないため、この永久磁石同士の吸引力
の変化分を電磁石装置によって補わなければならない
が、電磁石装置は、もともとテーブルの上下傾斜駆動の
ためのものであるから、結果的に制御の複雑化を招くこ
とになる。これに加え、自重を支えるためには電磁石装
置を構成するコイルに常に電流を流し続けなければなら
ず、その発熱が問題となっていた。
【0009】 テーブルの上下両面に電磁石装置が必
要であることから、装置全体の大型化を招くとともに、
上記電磁石装置の発熱はテーブルの熱変形を招くので、
これを防止するためにはテーブルに冷却手段を設けなけ
ればならないが、これがより一層の装置の大型化を招く
とともに、テーブルが重くなる要因となっていた。この
ことは、周知の通り、精密位置決めには大変不利なこと
であって、位置決め精度を悪化させる大きな要因となっ
ていた。
【0010】 テーブル上下の電磁石装置はそれぞれ
違った吸引力を発生するため、原理的にテーブルを変形
させることになる。テーブルの上下動に伴なってそれぞ
れの吸引力は変化するため、テーブルが変形し、位置決
め精度を悪化させるという問題点もあった。
【0011】 更には、電子ビームを使った露光装置
や測定装置ではテーブルの上側に電磁石装置があると、
漏洩磁束によって電子ビームが曲げられ、このため電子
ビームの偏向等の制御が困難となり、正確な露光や測定
ができないという不都合もあった。
【0012】本発明は、上記従来技術の有する不都合に
鑑みてなされたもので、その目的は、被駆動物を容易に
か且つ高精度に位置制御することができる駆動装置を提
供することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、テーブルの位
置制御が容易で、しかも高精度かつ高速にテーブルを位
置決めすることが可能なステージ装置を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、磁気力により第1部材に対し第2部材を相対的に駆
動して、被駆動物を直線状に駆動する駆動装置であっ
て、駆動方向に沿って所定間隔で配置され、それぞれの
磁束の向きが前記駆動方向上で相互に逆向きになる状態
で前記第1部材及び第2部材の内の一方の部材に固定さ
れた一対の永久磁石要素と;前記第1部材及び第2部材
の内の他方の部材に固定されるとともに前記一対の永久
磁石要素相互間に配置され、前記駆動方向と略平行にな
る向きの磁束を発生するコイル要素とを有する。
【0015】これによれば、例えば第1部材に一対の永
久磁石要素が固定されているものとすると、第2部材に
固定されたコイル要素に電流を流すと、このコイル要素
と一方の永久磁石要素との間に吸引力が生じ、前記コイ
ル要素と他方の永久磁石要素との間には反発力が生じて
第1部材に対し第2部材が相対的に駆動される。この場
合において、上記反発力、吸引力はコイル要素−永久磁
石要素間の距離に応じて図7の実線と同様の非線形な変
化をそれぞれ示すが、この場合反発力と吸引力とコイル
要素−永久磁石要素間の距離との関係は互いに逆の特性
を示す(図7の実線と一点鎖線参照)ので、コイル要素
に同時に作用する反発力と吸引力とが互いの非線形な変
化を打ち消しあい、コイル要素の永久磁石要素に対する
位置によらず、電流に対して極めて線形性の高い力が発
生する。従って、コイル要素の永久磁石要素に対する位
置によらず、コイル要素に流れる電流が一定である限り
ほぼ一定の力で第2部材は第1部材に対し相対的に駆動
されることになる。この場合において被駆動物は第1部
材側に取り付けてもよく、あるいは第2部材側に取り付
けてもよく、あるいは両部材の相対駆動により、例えば
被駆動物を押圧駆動するようにしても良い。
【0016】ここで、上記永久磁石要素は、永久磁石又
は永久磁石磁気回路によって構成される(以下において
同じ)。
【0017】請求項2に記載の発明に係るステージ装置
は、ステージと;前記ステージに対して相対的に少なく
とも1自由度方向に移動可能なテーブルと;前記テーブ
ルを磁気力によって駆動する少なくとも一つの電磁駆動
装置とを備え、前記電磁駆動装置は、前記ステージ及び
テーブルの内の一方に固定された第1部材と;前記ステ
ージ及びテーブルの内の他方に固定された第2部材と;
前記移動方向に沿って所定間隔隔で配置され、それぞれ
の磁束の向きが前記移動方向上で相互に逆向きになる状
態で前記第1部材に固定された一対の永久磁石要素と;
前記第2部材に固定されるとともに前記一対の永久磁石
要素相互間に配置され、前記移動方向と略平行になる向
きの磁束を発生するコイル要素とを有する。
【0018】これによれば、請求項1に記載の発明と同
様に、コイル要素に電流を流すと、第1部材に対し第2
部材が相対的に駆動され、これによりテーブルがステー
ジに対し相対的にその駆動方向(コイル要素の発生する
磁束の方向)に駆動される。この場合において、コイル
要素に同時に作用する反発力と吸引力とをが互いの非線
形な変化を打ち消しあうので、コイル要素の永久磁石要
素に対する位置、すなわちテーブルのステージに対する
位置によらず、電流に対して極めて線形性の高い推力で
テーブルはステージに対し相対的に駆動される。ここ
で、コイルに流れる電流が一定である限り、ほぼ一定の
力でテーブルはステージに対し相対的に駆動される。従
って、テーブルの位置制御が容易になるとともに、テー
ブルの変形が防止され、その位置決めを高速かつ高精度
に行うことが可能になる。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のステージ装置において、前記テーブルは少なくとも重
力方向に移動可能とされ、前記テーブルを重力方向に駆
動する前記電磁駆動装置を構成する前記コイル要素の芯
は、永久磁石であることを特徴とする。これによれば、
請求項2に記載のステージ装置と同様にして、テーブル
の位置制御が容易になるとともに、テーブルの変形が防
止され、その重力方向の位置決めを高速かつ高精度に行
うことが可能になる。また、テーブルを重力方向に駆動
する電磁駆動装置を構成するコイル要素の芯は、永久磁
石であることから、この永久磁石と前記一対の永久磁石
間に働く吸引力、反発力の合力によりテーブルの自重を
支えることが可能になるとともに、この合力はテーブル
の重力方向の位置よらず、ほぼ一定であることから自重
を支えるために、コイル要素に電流を流す必要がなく、
この意味での電磁駆動装置の発熱を阻止でき、駆動装置
の他に自重を支える装置を別に設ける必要がないので、
その分装置を小型化できる。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
のステージ装置において、前記テーブルは少なくとも重
力方向に移動可能とされ、前記テーブルを重力方向に駆
動する前記電磁駆動装置を構成する前記コイル要素の芯
は、永久磁石と鉄の複合部材であることを特徴とする。
これによれば、請求項2に記載のステージ装置と同様に
して、テーブルの位置制御が容易になるとともに、テー
ブルの変形が防止され、その重力方向の位置決めを高速
かつ高精度に行うことが可能になる。また、テーブルを
重力方向に駆動する電磁駆動装置を構成するコイル要素
の芯は、永久磁石と鉄の複合部材であることから、請求
項3に記載の発明と同様に、永久磁石と前記一対の永久
磁石間に働く吸引力、反発力の合力によりテーブルの自
重を支えることが可能になり、自重を支えるための電磁
駆動装置の発熱を阻止でき、装置を小型化できる他、コ
イル要素の芯を構成する鉄の作用によりコイルに電流が
流れ電磁石になったときの磁力を強化できるので、コイ
ルに流れる電流が同じ大きさである場合には電磁駆動装
置の推力を増強させることが可能になる。これは別の見
方をすれば、より小さな電流をコイルに流せば足りるよ
うになるので、その分発熱を抑えることが可能になると
も言える。
【0021】請求項5に記載のステージ装置は、請求項
3又は4に記載のステージ装置において、前記テーブル
は、前記ステージに対し6自由度方向に移動可能とさ
れ、前記テーブルを重力方向に駆動する前記電磁駆動装
置を含む前記テーブルを6自由度方向に駆動する6つの
前記電磁駆動装置を備えていることを特徴とする。
【0022】これによれば、請求項3又は4に記載の発
明と同様にテーブルの自重を重力方向駆動用の電磁駆動
装置により支えた状態で、6つの電磁駆動装置により6
自由度方向に非接触にて駆動することが可能となる。こ
の場合、摩擦によるヒステリシスや不感帯もない。ま
た、各電磁駆動装置はテーブルの位置姿勢に関係なく、
常にコイルに流れる電流に対する線形性の非常に高い推
力を発生するので、テーブルを高速かつ高精度に6自由
度で位置決めできる。本発明に係るステージ装置を、露
光装置の露光ステージ等に適用した場合には、テーブル
を6自由度で駆動できるので、例えばθテーブル(θス
テージ)とレベリングテーブルとを兼用することが可能
となり、機構の簡略化とともに、位置決め時間をより一
層短縮することができる。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項2ないし
5のいずれか一項に記載のステージ装置において、前記
ステージが、水平面内を移動可能な別のステージ上に搭
載されていることを特徴とする。これによれば、本発明
に係るステージ装置により微動ステージを構成し、別の
ステージにより粗動ステージを構成し、しかも微動ステ
ージを高精度に位置制御することが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図7に基づいて説明する。図1には、一実施形態
に係るステージ装置が適用された投影露光装置10の構
成が概略的に示されている。
【0025】この投影露光装置10は、感光基板として
のウエハWを図1におけるX、Y、Z軸方向及びX、
Y、Z軸回りの回転方向の6自由度で微少駆動するステ
ージ装置12と、このステージ装置12が搭載され、X
Y2次元平面内を移動するXY粗動ステージ18と、ス
テージ装置12の上方にその光軸AX方向がZ軸方向と
一致する状態で配置された投影レンズPLと、この投影
レンズPLの上方でレチクルRを光軸AXに直交する面
内で保持するレチクルホルダ14A、14Bとを備えて
いる。ここで、図1においては、紙面に直交する水平面
内の紙面方向をX軸方向、紙面直交方向をY軸方向、鉛
直軸方向をZ軸方向と定めている。
【0026】XY粗動ステージ18は、不図示の定盤上
をY軸方向に移動するYステージ18Yと、このYステ
ージ18Y上をX軸方向に移動するXステージ18Xと
から構成されている。これらのYステージ18Y、Xス
テージ18Xは定盤上を自在に移動できるように比較的
長い移動ストロークを有している。
【0027】Xステージ18X上に本実施形態に係るス
テージ装置12が搭載されている。このステージ装置1
2の具体的構成等については、後に詳述する。
【0028】ステージ装置12はテーブルとしての試料
台20を備えており、この試料台20は、X、Y、Z、
Xθ(X軸回りの回転方向)、Yθ(Y軸回りの回転方
向)、Zθ(Z軸回りの回転方向)の6自由度方向に微
少駆動可能となっている(これについても後に詳述す
る)。この試料台20上には、ウエハホルダ22が載置
されており、このウエハホルダ22上に不図示のバキュ
ームチャックを介して表面にフォトレジストが塗布され
たウエハWが吸着固定されている。
【0029】前記レチクルホルダ14A、14BはXY
2次元面内の微少駆動が可能とされており、これによっ
てレチクルRのパターン面の中心(レチクルセンタ)が
光軸AX上に一致するようにレチクルアライメントが行
われるようになっている。
【0030】図1において、白抜き矢印で示される照明
光ELによってレチクルRが照明されると、レチクルR
に形成されたパターンが投影レンズPLを介してウエハ
W上に投影露光されるが、このときにパターンの像がウ
エハWの表面に良好に結像するためには、ウエハW表面
の露光フィールドを投影レンズPLの結像面(投影パタ
ーン像面)に一致させる必要がある。そのため、本実施
形態では、投影レンズPLの両脇にウエハW表面のZ方
向位置(即ち焦点ずれ量)及びXY平面に対する傾斜を
検出する射入射光式のいわゆる多点AF系から成るフォ
ーカス・レベリングセンサの送光系16Aと受光系16
Bとが設けられている。
【0031】そして、ステージ制御系24では露光に先
立って受光系16Bからの出力信号をモニタし露光フィ
ールド内の投影パターン像面とウエハW表面が一致して
いるかを調べ、ステージ装置12を構成する後述する3
つのZ方向(重力方向)駆動用の各電磁駆動装置を制御
して、露光フィールド内のウエハW表面が投影パターン
像面に一致するように、試料台20のZ方向位置、及び
傾斜を調整するようになっている。すなわち、このよう
にして本実施形態ではフォーカス制御、レベリング制御
が行なわれる。
【0032】試料台20上には、移動鏡26が設けられ
ており、この移動鏡26の位置がレーザ干渉計28によ
って計測されるようになっている。ここで、図3に示さ
れるように、試料台20上には、X方向移動鏡26X、
Y方向移動鏡26Yが配置され、これらに対応してX軸
用レーザ干渉計28Xと2つのY軸用レーザ干渉計28
Y1 、28Y2 とが実際には存在するが、図1では移動
鏡26Xと26Yとが代表的に移動鏡26として示さ
れ、レーザ干渉計28Xと28Y1 、28Y2 とが代表
的にレーザ干渉計28として示されている。従って、レ
ーザ干渉計26によって試料台20(ないしウエハW)
の2次元面内の位置(Zθ方向の位置を含む)が計測さ
れるようになっており、この計測値がステージ制御系2
4に入力され、ステージ制御系24ではこの干渉計26
の計測値をモニタしつつ不図示のX駆動モータ、Y駆動
モータを介してXステージ18X、Yステージ18Yを
移動させるとともに、ステージ装置12を構成する後述
する3つの水平方向駆動用の電磁駆動装置を駆動制御す
ることにより、ウエハWのX、Y、Zθ方向の位置決め
を行うようになっている。
【0033】上述したようなフォーカス制御、レベリン
グ制御を含むステージ駆動制御及び露光動作はすべて制
御装置30により管理されるようになっている。
【0034】図2ないし図5には、図1のステージ装置
12部分が示されている。この内、図2は概略正面図、
図3は平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図
4のB−B線矢視図である。
【0035】図2ないし図5に示されるように、このス
テージ装置12は、ステージ19と、このステージ19
上に配設されたテーブルとしての試料台20と、この試
料台20を異なる3個所で支持するとともにZ軸方向に
それぞれ駆動する3つのZ方向(重力方向)駆動用の電
磁駆動装置32、34、36と、試料台20をXY2次
元面内で駆動する3つの水平方向駆動用の電磁駆動装置
38、40、42とを備えている。
【0036】ここで、本発明に係る駆動装置としての各
電磁駆動装置の配置等について説明する。3つのZ方向
(重力方向)駆動用の電磁駆動装置32、34、36
は、図3の平面図に示されるように、試料台20の下方
でほぼ正三角形の頂点の位置にそれぞれ配置されてい
る。このため、これら3つの電磁駆動装置32、34、
36を独立して駆動することにより、被駆動物である試
料台20をZ、Xθ、Yθ方向に駆動できるとともに、
各駆動量を調整することにより試料台20のZ軸方向位
置、及びXY平面に対する傾斜量(ローリング量、ピッ
チング量)を調整できるようになっている。
【0037】また、3つの水平方向駆動用の電磁駆動装
置38、40、42の内、電磁駆動装置38と40と
は、それぞれ試料台20をステージ19に対しY軸方向
に駆動するY軸方向駆動用の電磁駆動装置であるが、本
実施形態ではこれらが試料台20のほぼ重心位置を挟む
X方向の両側にほぼ左右対称に配置されている。このた
め、電磁駆動装置38と、電磁駆動装置40とによる試
料台20の駆動量を同じ大きさで同一向きにすると試料
台はY方向に駆動され、また電磁駆動装置38と、電磁
駆動装置40とによる試料台20の駆動力(推力)の向
きを一方を+Y方向、他方を−Y方向にすることによ
り、試料台20をステージ19に対して所定角度範囲内
でほぼ重心を通るZ軸回りに回転させることができ、こ
れらの駆動装置38、40の駆動量を適宜調整すること
により試料台20を回転(Zθ)位置決めできるように
なっている。残りの電磁駆動装置42は、試料台20を
ステージ19に対しX軸方向に駆動するX軸方向駆動用
の電磁駆動装置であり、この電磁駆動装置42は試料台
20のほぼ重心位置に配置されている。
【0038】次に、Z方向駆動用の電磁駆動装置につい
て、電磁駆動装置32を例にとって説明する。この電磁
駆動装置32は、図4に示されるように、ステージ19
の上面に上方に向かって突設された断面略逆U字状の第
1部材としての磁石保持部材44と、この磁石保持部材
44にZ軸方向に所定間隔を隔てて保持された一対の永
久磁石要素としての永久磁石46、48と、これらの永
久磁石46、48の間に位置し、試料台20の下面に下
方に向かって突設された第2部材としてのコイルホルダ
50に保持されたコイル要素52と、このコイル要素5
2の芯54とを備えている。
【0039】これを更に詳述すると、一方の永久磁石4
6は磁石保持部材44の天井面の内面側に、N極が下方
を向いた状態で固着されている。他方の永久磁石48は
ステージ19上に磁石間隔調節用のスペーサ60を介し
てN極が上を向いた状態で載置され、この状態で磁石保
持部材に取り付けられている。また、前記コイル要素5
2は、芯54にその発生する磁束の方向がZ軸方向とな
るように巻き付けられている。この芯54は、円筒状の
鉄芯58と、この鉄芯58の内部にS極を一方の永久磁
石46の方に向け、N極を他方の永久磁石48の方に向
けて圧入された永久磁石56とによって構成されてい
る。その他のZ方向駆動用の電磁駆動装置34、36も
この電磁駆動装置32と同様にして構成されている。
【0040】このようにして構成された電磁駆動装置3
2、34、36では、いずれのコイル要素52にも電流
が流れない状態では、それぞれの電磁駆動装置を構成す
る永久磁石46、56間に吸引力が、永久磁石56、4
8間に反発力がそれぞれ作用しており、各電磁駆動装置
32、34、36ではこの吸引力と反発力との合力によ
り試料台20を上方に向けて付勢しており、各電磁駆動
装置32、34、36を構成する永久磁石の強さや磁石
同士の隙間を調節する(例えば、スペーサ60の厚さを
調整する)ことで、試料台20対する前記上向き付勢力
を調整し、この付勢力の合力により試料台20の自重を
支持することができるようになっている。すなわち、本
実施形態の装置12では、3つの電磁駆動装置32、3
4、36で常時発生する磁気力(永久磁石による)によ
り試料台20の自重を支えている。
【0041】ここで、電磁駆動装置32を構成する永久
磁石46、56間の吸引力、永久磁石48、56間の反
発力は、それぞれ図7の実線に示されるように、永久磁
石間の距離に応じて非線形な変化をする(距離の二乗に
反比例する)が、この場合、永久磁石46、56間の距
離L1と、永久磁石48、56間の距離L2とは、L1
+L2=L(Lは磁石保持部材44に保持された一対の
永久磁石46、48の位置に応じて定まる一定値であ
る)の関係を満たすので、永久磁石46、56間の吸引
力、永久磁石48、56間の反発力と距離L1との関係
は、図7の実線と一点鎖線で示されるように逆の特性を
示し、永久磁石56に同時に作用する反発力と吸引力と
が互いの非線形な変化を打ち消しあい、永久磁石56の
永久磁石46に対する位置によらず、ほぼ一定の上向き
の力を発生する。他の電磁駆動装置34、36おいても
同様である。従って、予め、3つの電磁駆動装置32、
34、36で常時発生する磁気力(永久磁石による)に
より試料台20の自重を支持できるように、各電磁駆動
装置32、34、36を構成する永久磁石の強さや磁石
同士の隙間を調節しておけば、試料台20の位置、姿勢
にかかわらず、コイル要素52に電流を流すことなく常
に試料台20の自重を支持することができ、自重を支え
るための電磁駆動装置の発熱を防止することができる。
【0042】各電磁駆動装置32、34、36で発生す
る上記上向きの力が一定力になることの一例が図6に示
されている。この図6では、永久磁石48と永久磁石5
6との距離を横軸にとり、その時の上方向の発生力を縦
軸にとっている。これをみると距離4.6mmの近傍で
は力がほとんど変化しないことがわかる。
【0043】また、例えば電磁駆動装置32を構成する
コイル要素52に電流を流し、当該コイル要素52の上
面がS極、下面がN極となる磁束を発生させた場合に
は、コイル要素52の上面では永久磁石46との間で吸
引力が作用し、コイル要素52の下面では永久磁石48
との間に反発力が作用する。これによって、電磁駆動装
置32はZ軸方向上向きの推力を発生し、コイルホルダ
50を介して試料台20を上方に駆動する。
【0044】一方、コイル要素52に流す電流の向きを
逆にすると、当該コイル要素52の上面がN極、下面が
S極となる磁束が発生し、コイル要素52の上面では永
久磁石46との間で反発力が作用し、コイル要素52の
下面では永久磁石48との間に吸引力が作用する。これ
によって、電磁装置32はZ軸方向下向きの推力を発生
し、コイルホルダ50を介して試料台20を下方に駆動
する。
【0045】このようにして電磁駆動装置32では、Z
軸方向(上向き、下向き)の推力を発生するが、コイル
要素52の上下面に同時に作用する吸引力と反発力との
合力が推力となるので、図7の実線と一点鎖線で示され
るように、コイル要素52に同時に作用する吸引力と反
発力とが逆の特性を示し、当該反発力と吸引力とが互い
の非線形な変化を打ち消しあい、コイル要素52の永久
磁石46、48に対する位置によらず、すなわち、試料
台20の上下位置によらず、コイル要素52に流れる電
流値に対して非常に線形性のよい推力が常に発生する。
これは試料台20の制御上極めて有利な点である。
【0046】その他のZ軸方向駆動用の電磁駆動装置3
4、36も同様にして、試料台20の上下位置によら
ず、コイル要素に流れる電流値に対して非常に線形性の
よいZ軸方向推力を発生し、これにより3つの電磁駆動
装置32、34、36の各コイル要素52に流れる電流
値を制御することにより、試料台20のZ方向、及び傾
斜方向の位置決め(前述したフォーカス制御・レベリン
グ制御)を容易かつ高精度に行うことができる。
【0047】前記3つの水平方向駆動用の電磁駆動装置
の内、X方向駆動用の電磁駆動装置42は、図4に示さ
れるように、ステージ19の上面に上方に向かって突設
された断面略U字状の第1部材としての磁石保持部材6
2と、この磁石保持部材62にX軸方向に所定間隔を隔
てて保持された一対の永久磁石要素としての永久磁石6
4、66と、これらの永久磁石64、66の間に位置
し、試料台20の下面に下方に向かって突設された第2
部材としてのコイルホルダ68に保持されたコイル要素
70とを備えている。ここで、永久磁石64は、N極を
X軸方向の一側(図における右側)に向け、永久磁石6
6は、N極をX軸方向の他側に向けて配置されている。
また、コイル要素70はX軸方向の磁束を発生するよう
になっている。従って、コイル要素70に電流を流す
と、コイル要素70と永久磁石64、66との間に吸引
力、反発力(反発力、吸引力)が作用し、このようにし
てX軸方向一側(他側)に向けてコイルホルダ68を介
して試料台20を駆動する推力が発生する。この推力も
コイル要素70に流れる電流値に対して非常に線形性の
良いものとなる点は、前述と同様である。他の水平方向
駆動用の電磁駆動装置38、40は、電磁駆動装置42
と同様に構成され、Y軸方向の推力をそれぞれ発生す
る。
【0048】従って、3つの水平方向駆動用の電磁駆動
装置38、40、42を構成するコイル要素に流れる電
流の向き、電流値を制御することにより、試料台20を
XY2次元面内で微少駆動することができ、また高速か
つ高精度に位置決めすることができる。
【0049】本実施形態の露光装置10では、上述のよ
うにして構成されたステージ装置12がXY粗動ステー
ジ18上に搭載されているので、露光時のウエハWのス
テッピングの際には、ステージ制御系24によってレー
ザ干渉計28の出力に基づいてXY粗動ステージ18を
用いて大まかな位置決めが行われ、電磁駆動装置38、
40、42を用いて細かい位置決め(X、Y、Zθ方
向)が行なわれるようになっている。
【0050】以上説明したように、本実施形態に係るス
テージ装置12を構成する各電磁駆動装置では、各コイ
ル要素に吸引力と反発力とを同時に与えて両者の非線形
な変化を互いに相殺するようにしているので、試料台2
0の位置、姿勢によらず電流に対して極めて線形性の高
い推力をそれぞれ発生でき、各駆動装置によるそれぞれ
の方向の試料台20の位置制御が容易である。また、本
実施形態に係るステージ装置12では、試料台20の上
下両面を使うことなく、試料台20の下方にのみ電磁駆
動装置を配置しているので、テーブルの上下に駆動機構
を配置する図8の従来例等の場合に比べて、装置全体の
小型化が可能であるとともに漏洩磁束が電子ビームに与
える影響等を軽減することができるので、電子ビームを
使った露光機や測定器への適用が容易になる。また、各
電磁駆動装置の推力は略一点でのみ発生するので、試料
台20を変形させ難い。
【0051】また、ステージ装置12を構成するZ方向
駆動用の3つの電磁駆動装置32、34、36は、コイ
ル要素52の芯54として磁束の向きが永久磁石46、
48の磁束の向きと平行になるような永久磁石56と鉄
芯58の複合体が用いられていることから、該電磁駆動
装置で試料台20に対するZ方向の推力を発生する他、
永久磁石56に作用する吸引力、反発力の合力により試
料台20の自重をも支えることができ、また、鉄芯58
の磁力増強作用により、空芯あるいは非磁性体が芯とし
て用いられている場合や永久磁石のみの場合に比べて、
該磁石装置の推力を増強させることができる。
【0052】更には、各電磁駆動装置は、非接触でテー
ブルをそれぞれの方向に駆動するため、摩擦によるヒス
テリシスや不感帯がなく、また、それによる精度劣化も
ない。
【0053】従って、上記ステージ装置12をウエハス
テージとして備えた本実施形態に係る露光装置10で
は、ウエハWを6自由度で極めて高速、かつ高精度に位
置決めすることが可能になり、スループットの向上を図
ることができるとともに、極めて高精度な重ね合わせ露
光を実現することができる。また、この露光装置10で
は、試料台20が6自由度で微少駆動可能とされている
ことから、Z・レベリングテーブルとθテーブルとを別
々に設ける必要がなく、結果的に構成の簡略化を図るこ
とができるという利点もある。
【0054】なお、上記実施形態では、テーブルとして
の試料台が6自由度方向に移動可能とされている場合に
ついて説明したが、本発明がこれに限定されるものでは
なく、テーブルは少なくとも一方向(例えば、X、Y、
Zのいずれか一方向)に移動可能とされていれば良い。
【0055】また、上記実施形態では、水平方向駆動用
の電磁駆動装置38、40、42を構成するコイル要素
70の芯が空芯である場合を例示したが、この芯を樹脂
等の非磁性体、鉄等の磁性体、磁石、磁石と鉄の複合体
等、いずれにより構成しても良い。また、Z方向駆動用
の電磁駆動装置32、34、36を構成するコイル要素
52の芯は、請求項3に記載した如く永久磁石のみで構
成しても良く、この場合であっても、上記実施形態のス
テージ装置12と同様に、この芯を構成する永久磁石と
一対の永久磁石間に働く吸引力、反発力の合力によりテ
ーブル(試料台)の自重を支えることが可能になるとと
もに、この合力はテーブルの重力方向の位置よらず、ほ
ぼ一定であることから自重を支えるために、コイル要素
に電流を流す必要がなく、この意味での電磁駆動装置の
発熱を阻止でき、駆動装置の他に自重を支える装置を別
に設ける必要がないので、その分装置を小型化できる。
【0056】また、上記実施形態の図1の装置は、いわ
ゆるステップ・アンド・リピートタイプの露光装置に本
発明が適用された場合のものであるが、本発明の適用範
囲がこれに限定されるものではなく、本発明に係る駆動
装置、ステージ装置は、例えば特開平4−196513
号、特開平4−277612号、特開平2−22942
3号等に開示された、いわゆるステップ・アンド・スキ
ャンタイプ(レチクルとウエハとを同期して移動しなが
ら露光するタイプ)の露光装置にも好適に適用でき、さ
らに露光装置に限らず、その他の装置であっても試料台
(またはテーブル)を高精度に位置決めする必要のある
装置であれば、本発明を好適に適用できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る駆動
装置によれば、被駆動物の位置の変化によって推力が変
化することがなく、被駆動物の位置制御を容易かつ高精
度に行うことができるという従来にない優れた効果があ
る。
【0058】また、本発明に係るステージ装置によれ
ば、テーブルの位置制御が容易で、しかも高精度かつ高
速にテーブルを位置決めすることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係るステージ装置が適用された露
光装置の構成を概略的に示す図である。
【図2】図1のステージ装置の概略正面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図4のB−B線矢視図である。
【図6】可動側の永久磁石に同時に作用する吸引力と反
発力の合力が試料台の位置によらず、ほぼ一定となるこ
とを示す図である。
【図7】コイル要素(又は可動側の永久磁石)に同時に
作用する吸引力と反発力が逆の特性を示すことを説明す
るための図である。
【図8】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
12 ステージ装置 18 XY粗動ステージ(別のステージ) 19 ステージ 20 試料台(被駆動物、テーブル) 32、34、36 重力方向駆動用の電磁駆動装置(駆
動装置) 38、40、42 水平方向駆動用の電磁駆動装置(駆
動装置) 44 磁石保持部材(第1部材) 46、48 永久磁石(永久磁石要素) 50 コイルホルダ(第2部材) 52 コイル要素 54 コイル要素の芯 64、66 永久磁石(永久磁石要素) 68 コイルホルダ(第2部材) 70 コイル要素

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気力により第1部材に対し第2部材を
    相対的に駆動して、被駆動物を直線状に駆動する駆動装
    置であって、 駆動方向に沿って所定間隔で配置され、それぞれの磁束
    の向きが前記駆動方向上で相互に逆向きになる状態で前
    記第1部材及び第2部材の内の一方の部材に固定された
    一対の永久磁石要素と;前記第1部材及び第2部材の内
    の他方の部材に固定されるとともに前記一対の永久磁石
    要素相互間に配置され、前記駆動方向と略平行になる向
    きの磁束を発生するコイル要素とを有する駆動装置。
  2. 【請求項2】 ステージと;前記ステージに対して相対
    的に少なくとも1自由度方向に移動可能なテーブルと;
    前記テーブルを磁気力によって駆動する少なくとも一つ
    の電磁駆動装置とを備え、 前記電磁駆動装置は、 前記ステージ及びテーブルの内の一方に固定された第1
    部材と;前記ステージ及びテーブルの内の他方に固定さ
    れた第2部材と;前記移動方向に沿って所定間隔で配置
    され、それぞれの磁束の向きが前記移動方向上で相互に
    逆向きになる状態で前記第1部材に固定された一対の永
    久磁石要素と;前記第2部材に固定されるとともに前記
    一対の永久磁石要素相互間に配置され、前記移動方向と
    略平行になる向きの磁束を発生するコイル要素とを有す
    るステージ装置。
  3. 【請求項3】 前記テーブルは少なくとも重力方向に移
    動可能とされ、 前記テーブルを重力方向に駆動する前記電磁駆動装置を
    構成する前記コイル要素の芯は、永久磁石であることを
    特徴とする請求項2に記載のステージ装置。
  4. 【請求項4】 前記テーブルは少なくとも重力方向に移
    動可能とされ、 前記テーブルを重力方向に駆動する前記電磁駆動装置を
    構成する前記コイル要素の芯は、永久磁石と鉄の複合部
    材であることを特徴とする請求項2に記載のステージ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記テーブルは、前記ステージに対し6
    自由度方向に移動可能とされ、前記テーブルを重力方向
    に駆動する前記電磁駆動装置を含む前記テーブルを6自
    由度方向に駆動する6つの前記電磁駆動装置を備えてい
    ることを特徴とする請求項3又は4に記載のステージ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ステージが、水平面内を移動可能な
    別のステージ上に搭載されていることを特徴とする請求
    項2ないし5のいずれか一項に記載のステージ装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004214555A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Nikon Corp 磁気浮上テーブル装置及び露光装置
JP2009278127A (ja) * 2005-04-05 2009-11-26 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置及び物体テーブルを位置決めするための位置決めデバイスを利用したデバイス製造方法
KR101399830B1 (ko) * 2012-06-21 2014-05-27 고려대학교 산학협력단 정밀 이송 스테이지 유니트
CN104847825A (zh) * 2014-02-14 2015-08-19 上海微电子装备有限公司 阵列式磁浮重力补偿器
KR20160064602A (ko) * 2014-11-28 2016-06-08 한국기계연구원 열 및 채터 일체형 능동 보정 장치
CN106917844A (zh) * 2017-03-29 2017-07-04 中国船舶科学研究中心(中国船舶重工集团公司第七0二研究所) 大推力主动隔振装置
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