JPH09319835A - Icカード - Google Patents

Icカード

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JPH09319835A
JPH09319835A JP8133764A JP13376496A JPH09319835A JP H09319835 A JPH09319835 A JP H09319835A JP 8133764 A JP8133764 A JP 8133764A JP 13376496 A JP13376496 A JP 13376496A JP H09319835 A JPH09319835 A JP H09319835A
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JP
Japan
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circuit
power supply
card
voltage
semiconductor element
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JP8133764A
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English (en)
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Yoshikado Sanemitsu
良門 實光
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理装置に接続された時に突入電流によ
る情報処理装置の一時的な電源低下を防止するICカー
ドを提供する。 【解決手段】 第1半導体素子39と第2半導体素子4
9とを有し、情報処理装置から電源が供給されるICカ
ードにおいて、電源線21と第2半導体素子49との間
に接続され、第2半導体素子49に電源電圧を緩やかに
印加するための抵抗43と、第2半導体素子49に印加
される電圧を検知する電圧検知回路53と、電圧検知回
路53からの検知信号に基づき第2半導体素子49に印
加される電圧が所定値を越えた時にオンするトランジス
タ55とからなるスイッチ回路43を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICカードに関し、
特に情報処理装置への接続時の突入電流を低減するIC
カードに関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来のICカードの回路図を示
す。ICカードは、外部情報処理装置とのデータのやり
とりを行うコネクタ部11と、コネクタ部11と信号線
13を介して接続された第1半導体素子15と、第1半
導体素子15と信号線17を介して接続された第2半導
体素子19とからなる。コネクタ部11、第1半導体素
子15および第2半導体素子19は、電源Vccと接続さ
れ、電源電圧を供給する電源線21および基準電位を与
えるグランド線23に接続されている。さらに、電源V
ccが不安定な時に第1半導体素子15に対して安定した
電源電圧を供給するためのコンデンサ24が、電源線2
1とグランド線23との間に接続されており、電源Vcc
が不安定な時に第2半導体素子19に対して安定した電
源電圧を供給するためのコンデンサ25が、電源線21
とグランド線23との間に接続されている。
【0003】ICカードが情報処理装置に接続される
と、情報処理装置からコネクタ部11を介してICカー
ド内の回路に対して電源電圧が供給される。電源電圧が
供給されると、第1半導体素子15が、信号線17を介
して活性化信号により第2半導体素子19を活性化する
ことにより、ICカードが活動可能状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ICカードが
情報処理装置に接続され、情報処理装置からコネクタ部
11を介してICカード内の回路に対して電源が供給さ
れ、第1半導体処素子15および第2半導体素子19に
電源電圧が印加される。この時、瞬間的にコンデンサ2
4およびコンデンサ25に突入電流が流れる。そのた
め、突入電流が大きく、情情報処理装置にその突入電流
の供給能力がない場合は、情報処理装置側の電源が一時
的に低下し、情報処理装置が誤動作するという問題があ
った。
【0005】本発明は、上記問題を解決すべくなされた
ものであり、その目的とするところは、情報処理装置に
接続された時に突入電流による情報処理装置の一時的な
電源低下を防止するICカードを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るICカード
は、少なくとも第1回路と第2回路とを有し、情報処理
装置に接続された時に、前記情報処理装置から前記第1
回路および前記第2回路に対して電源線を介して電源電
圧が供給されるICカードにおいて、一端を前記第2回
路に接続され、他端を前記電源線に接続され、オンした
時に導通し、前記第2回路に前記電源線を介して電源電
圧を供給するスイッチ手段を設ける。
【0007】前記スイッチ手段は、ICカードが情報処
理装置に接続直後においては、オフであり、前記電源線
と前記第2回路とを分離するかまたは高インピーダンス
で接続する。この時、前記第1回路に対しては、情報処
理装置から電源電圧が供給されるが、前記第2回路に対
しては充分な電源電圧は供給されない。その後、前記ス
イッチ手段がオンになると、前記電源線と前記第2回路
とを低インピーダンスで接続し、前記第2回路に電源電
圧を供給する。このようにして、前記スイッチ手段は、
前記第1回路と前記第2回路に対して異なるタイミング
で電源電圧を供給する。
【0008】好ましくは、前記ICカードにおいて、前
記スイッチ手段は、前記第2回路に対して前記電源線を
介して印加される電圧を緩やかに上昇させるために高イ
ンピーダンスで前記第2回路と前記電源線とを接続する
抵抗手段と、前記第2回路に印加される前記電圧を検知
し、検知信号を出力する電圧検知手段と、前記検知信号
に基づき前記第2回路に印加される電圧が所定値を越え
た時にオンし、前記第2回路と前記電源線を低インピー
ダンスで接続するスイッチ回路とからなる。
【0009】好ましい構成の前記スイッチ手段におい
て、ICカードを情報処理装置に接続した時に、前記抵
抗手段は、前記第2回路に前記電源線を介して印加され
る電圧を緩やかに上昇させる。前記電圧検知回路は、前
記抵抗手段により前記第2回路に印加される電圧を検知
し、電圧検知信号を出力する。前記スイッチ回路は、前
記電圧検知回路からの検知信号に基づき、検知電圧が所
定置以下の時はオフし、検知電圧が所定値を越えた時に
オンし導通する。前記スイッチ回路がオンすることによ
り、前記第2回路に電源電圧が供給される。
【0010】好ましくは、前記ICカードにおいて、前
記スイッチ手段は、入力電圧が印加されてから所定時間
後に制御信号を出力するタイマ手段と、前記制御信号に
基づいてオンし、前記第2回路と前記電源線を低インピ
ーダンスで接続するとともに、前記第2回路を信号を出
力しない高インピーダンス状態から、「ハイ」レベルま
たは「ロー」レベルの信号を出力する出力確定状態にす
る制御信号を出力するスイッチ回路とからなる。
【0011】好ましい構成の前記スイッチ手段におい
て、前記タイマ手段は、ICカードを情報処理装置に接
続してから所定時間後に前記スイッチ回路をオンさせる
ための制御信号を出力する。前記スイッチ回路は、前記
タイマ手段からの制御信号に基づき、ICカードが情報
処理装置に接続されてから所定時間後にオンし導通する
ことにより、ICカードを情報処理装置に接続してから
所定時間後に前記第2回路に電源電圧を供給する。また
この時、前記スイッチ回路は、前記第2回路を信号を出
力しない高インピーダンス状態から、「ハイ」レベルま
たは「ロー」レベルの信号を出力する出力確定状態にす
る制御信号を出力することによりICカードを使用可能
状態にする。
【0012】好ましくは、前記ICカードにおいて、前
記スイッチ手段は、前記情報処理装置が前記第1回路内
部の所定レジスタを所定値に設定することにより出力さ
れる制御信号に応じてオン/オフ制御されるスイッチ回
路からなる。
【0013】前記スイッチ手段は、ICカードが情報処
理装置に接続された直後はオフであり、前記第2回路へ
の電源電圧の供給を遮断する。その後、情報処理装置が
前記第1回路内部の所定のレジスタに所定値を設定する
ことにより、前記第1回路が制御信号を出力し、前記ス
イッチ手段をオンさせる。これにより前記第2回路に電
源電圧が供給される。
【0014】好ましくは、前記ICカードにおいて、前
記スイッチ手段は、機械的なスイッチからなる。前記機
械的なスイッチは、ICカードが情報処理装置に接続さ
れた直後はオフであり、前記第2回路への電源電圧の供
給を遮断する。その後、前記機械的なスイッチがオンさ
れることにより、前記第2回路に電源電圧が供給され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いて本発明
の実施の形態を説明する。
【0016】実施の形態1.図1に本発明の実施の形態
1のICカードの回路図を示す。ICカードは、外部情
報処理装置とのデータのやりとりおよび電源の供給が行
われるコネクタ部11と、コネクタ部11と信号線13
を介して接続され、電源電圧を供給する電源線21と基
準電位を与えるグランド線23とに接続された第1半導
体素子39と、電源線21とグランド線23との間に接
続されたコンデンサ24と、一端を電源線21に接続さ
れ、他端を電源線36に接続され、制御信号線52を介
して出力端子を第1半導体素子39に接続されたスイッ
チ回路43と、信号線45、47を介して第1半導体素
子39に接続され、電源線36とグランド線23とに接
続された第2半導体素子49と、電源線36とグランド
線23とに接続されたコンデンサ25とからなる。コン
デンサ24は第1半導体素子39に対し安定した電圧を
供給するためのものであり、コンデンサ25は第2半導
体素子49に対し安定した電圧を供給するためのもので
ある。第1半導体素子39とコンデンサ24とは第1回
路ブロックを構成し、第2半導体素子49とコンデンサ
25とは第2回路ブロックを構成する。
【0017】第1半導体素子39は、制御信号線52を
介してのスイッチ回路43からの制御信号により信号線
45、47を制御する。すなわち、制御信号が「H」の
時は、信号線45、47を高インピーダンス状態にし、
制御信号が「L」になると、信号線45、47を「H」
または「L」を出力する出力確定状態にする。信号線4
7は第2半導体素子を活性化する活性化信号のための信
号線であり、抵抗48によってプルアップされている。
スイッチ回路43は、電源線21とグランド線23とに
接続された電圧検知回路53と、エミッタが電源線21
に接続され、コレクタが電圧検知回路53の入力に接続
され、ベースが電圧検知回路53の出力に接続されたP
NPバイポーラトランジスタ(以下、トランジスタと称
す)55と、トランジスタ55のエミッタとコレクタと
の間に接続された抵抗57とからなる。電圧検知回路5
3の出力は、信号線52を介して第1半導体素子39に
接続されている。ここで、電圧検知回路53は、入力電
圧が所定値(しきい値)より小さい時は「High」レ
ベル信号(以下「H」と称す)を出力し、所定値以上の
時は「Low」レベル信号(以下「L」と称す)を出力
する。以下に本実施形態のICカードの動作を説明す
る。
【0018】ICカードが情報処理装置に接続される
と、ICカードに対してコネクタ部11を介して電源電
圧が供給される。この時、接続点Bの電圧は、抵抗57
およびコンデンサ24、25により緩やかに上昇する。
このため電圧検知回路53に対する入力電圧も緩やかに
上昇する。トランジスタ55のコレクタ電圧が電圧検知
回路53のしきい値電圧よりも低い間は、前述のように
電圧検知回路53から「H」が出力されるため、トラン
ジスタ55はオフとなる。この時、信号線45、47は
高インピーダンス状態であるため、信号線45、47を
介して第2半導体素子49に対して電源電圧が供給され
ることはない。このため、接続直後において、ICカー
ド内では、第1半導体素子39、コンデンサ24および
電圧検知回路53に電源が印加され、第2半導体素子4
9には電源が印加されない。
【0019】接続点Bの電位すなわちトランジスタ55
のコレクタ電圧が上昇し、電圧検知回路53のしきい値
電圧を越えると、電圧検知回路53から「L」が出力さ
れ、トランジスタ55がオンすることにより、電源線2
1と電源線36が低インピーダンスで接続され、電源線
21と電源線36とがほぼ同電圧になるとともに、第2
半導体素子49に電源電圧が供給される。またこの時、
制御信号線52を介してスイッチ回路43から第1半導
体素子39に対して出力される制御信号が「H」から
「L」になり、第1半導体素子39はこの制御信号に基
づき信号線45、47を、信号を出力していない高イン
ピーダンス状態から、「H」または「L」の信号を出力
する出力確定状態にする。その後、活性化信号により信
号線47を介して、第2半導体素子49が活性化され
る。これにより第1半導体素子39から第2半導体素子
49への信号伝達が開始され、ICカードが使用可能状
態となる。
【0020】以上のようにして、本実施形態のICカー
ドにおいては、電源Vccと第2回路ブロックとの間にオ
フの時に高インピーダンスで接続するスイッチ回路43
を設け、情報処理装置に接続された時に、第2回路ブロ
ックに印加される電圧を監視し、その電圧が所定値を越
えた時に第2回路ブロックを低インピーダンスで接続す
る。すなわち、本実施形態のICカードは、情報処理装
置に接続直後においては、第1回路ブロックのみに電源
電圧を供給し、その後、第2回路ブロックにも電源電圧
を供給する。このようにICカード内の各回路ブロック
に対し、徐々に電源電圧が印加されるため接続時に流れ
る突入電流を低減することができる。
【0021】図2は、本実施形態のスイッチ回路43の
別の構成を示す。図2(a)では、図1に示されるスイ
ッチ回路43におけるスイッチング素子としてのPNP
バイポーラトランジスタ55の代わりに、P型MOSF
ET61を用いてスイッチ回路43bを構成している。
図2(b)では、図1に示されるスイッチ回路43にお
けるスイッチング素子としてのPNPバイポーラトラン
ジスタ55の代わりに、サイリスタ63を用いてスイッ
チ回路43cを構成している。図1において、スイッチ
回路43の代わりに、図2に示されるスイッチ回路43
b、43cを用いても同様の効果が得られる。
【0022】実施の形態2.図3に実施の形態2のIC
カードの回路図を示す。本実施形態のICカードは、図
1に示されるスイッチ回路43における電圧検知回路5
3の代わりにタイマ回路65を設けたものである。他の
構成については図1に示される回路と同様である。タイ
マ回路65は、その出力がトランジスタ55のベースに
接続されており、電源が入力されてから所定時間までは
「H」を出力し、所定時間以後は「L」を出力する。以
下に本実施形態のICカードの動作を説明する。
【0023】ICカードが情報処理装置に接続されてか
ら所定時間内は、前述のようにタイマ回路65は「H」
を出力し、トランジスタ55はオフとなるため、B点す
なわち電源線36の電位は抵抗57とコンデンサ24、
25により緩やかに上昇する。所定時間経過後は、タイ
マ回路65によりトランジスタ55がオンされる。これ
により、電源線21と電源線36がほぼ同電圧となり、
第2回路ブロックに電源電圧が供給される。またこの
時、実施の形態1の場合と同様にして、制御信号が第1
半導体素子39に出力されることにより、信号線45、
47を高インピーダンス状態から出力確定状態にし、I
Cカードを使用可能状態にする。このようにして、本実
施形態のICカードにおいては、タイマ回路65を有す
るスイッチ回路43dを設けることにより、最初、第1
回路ブロックのみに電源電圧を印加し、所定時間後に第
2回路ブロックにも電源電圧を印加する。このように各
回路ブロックに徐々に電源電圧が印加されるため、突入
電流が低減される。
【0024】また、本実施形態においても、実施の形態
1の場合と同様にスイッチ回路43dにおけるスイッチ
ング素子として、PNPバイポーラトランジスタ55の
代わりに、MOSFETまたはサイリスタを用いても同
様の効果が得られる。
【0025】実施の形態3.図4に本発明の実施の形態
3のICカードの回路図を示す。本実施形態のICカー
ドは、外部情報処理装置とのデータのやりとりを行うコ
ネクタ部11と、コネクタ部11と信号線13を介して
接続され、電源電圧を供給する電源線21と基準電位を
与えるグランド線23とに接続された第1半導体素子3
9bと、電源線21とグランド線23との間に接続され
たコンデンサ24と、一端が電源線21に接続され、他
端が電源線36に接続され、オン/オフ制御のための端
子が制御信号線46を介して第1半導体素子39bに接
続されたスイッチ回路43eと、信号線45、47を介
して第1半導体素子39bと接続され、電源線36に接
続され、グランド線23に接続された第2半導体素子4
9と、電源線36とグランド線23との間に接続された
コンデンサ25とからなる。コンデンサ24は第1半導
体素子39bに対し安定した電圧を供給するためのもの
であり、コンデンサ25は第2半導体素子49に対し安
定した電圧を供給するためのものである。第1半導体素
子39bとコンデンサ24とは第1回路ブロックを構成
し、第2半導体素子49とコンデンサ25とは第2回路
ブロックを構成する。
【0026】第1半導体素子39bは、情報処理装置が
第1半導体素子39b内の所定レジスタを設定すること
により、制御信号線46を介してスイッチ回路43eに
対して制御信号を出力し、スイッチ回路43eのオン/
オフ制御を行う。信号線47は第2半導体素子49を活
性化する活性化信号のための信号線であり、抵抗48に
よってプルアップされている。スイッチ回路43eは、
エミッタが電源線21に接続され、コレクタが電源線3
6に接続され、ベースが制御信号線46を介して第1半
導体素子39bに接続されたPNPバイポーラトランジ
スタ(以下、トランジスタと称す)55と、トランジス
タ55のエミッタとコレクタとの間に接続された抵抗5
7とからなる。
【0027】本実施形態では、前述のように、スイッチ
回路43eのオン/オフ動作は、制御信号線46を介し
て第1半導体素子39bから出力される制御信号により
制御される。すなわち、ICカードが情報処理装置に接
続された直後は、第1半導体素子39bは、スイッチ回
路43eに対して制御信号「H」を出力する。この時ス
イッチ回路43eはオフであるため、第2半導体素子4
9に対して、活動に充分な電圧は供給されない。接続さ
れた情報処理装置は、ICカードを活性化する時に第1
半導体素子39b内の所定のレジスタに所定値を設定す
ることにより、制御信号線46を介して制御信号「L」
が出力され、これによりスイッチ回路43eがオンし、
電源線21と電源線36とが低インピーダンスで接続さ
れほぼ同電圧となり、第2半導体素子49に電源電圧が
供給される。この時、信号線45、47は、出力してい
ない高インピーダンス状態から、出力確定状態となり、
「H」または「L」を出力する。またこの時、活性化信
号により信号線47を介して、第2半導体素子49が活
性化され、これにより第1半導体素子39から第2半導
体素子49への信号伝達が開始され、ICカードが使用
可能状態となる。
【0028】以上のようにして、本実施形態のICカー
ドでは、電源Vccと第2回路ブロックとの間にスイッチ
回路43eを設け、このスイッチ回路43eのオン/オ
フ制御を、情報処理装置が第1半導体素子39bの内部
の所定レジスタを設定することにより行う。すなわち、
情報処理装置に接続直後においては、スイッチ回路43
eにより第2回路ブロックが高インピーダンスで電源V
ccと接続されているため、第1回路ブロックのみに電源
電圧が供給される。データアクセス直前に情報処理装置
からの指令によりスイッチ回路43eがオンされると、
第2回路ブロックが電源Vccと低インピーダンスで接続
されるため、第2回路ブロックにも電源電圧が供給され
る。このようにICカード内の各回路ブロックに対し、
段階的に電源電圧の印加が行われため、接続時に流れる
突入電流を低減することができる。
【0029】また、本実施形態においても、実施の形態
1の場合と同様にスイッチ回路43eにおけるスイッチ
ング素子として、PNPバイポーラトランジスタ55の
代わりに、MOSFETまたはサイリスタを用いても同
様の効果が得られる。
【0030】実施の形態4.図5に本発明の実施の形態
4のICカードの回路図を示す。本実施形態のICカー
ドは、外部情報処理装置とのデータのやりとりを行うコ
ネクタ部11と、コネクタ部11と信号線13を介して
接続され、電源vccに接続され電源電圧を供給する電源
線21と基準電位を与えるグランド線23とに接続され
た第1半導体素子39cと、電源線21とグランド線2
3との間に接続されたコンデンサ24と、一端を電源線
21に接続され、他端を電源線36に接続された機械的
なスイッチ71と、第1半導体素子39cと信号線4
5、47を介して接続され、電源線36とグランド線2
3とに接続された第2半導体素子49と、電源線36と
グランド線23との間に接続されたコンデンサ25とか
らなる。信号線47は第2半導体素子を活性化する活性
化信号のための信号線であり、抵抗48によってプルア
ップされている。コンデンサ24は第1半導体素子39
cに対し安定した電圧を供給するためのものであり、コ
ンデンサ25は第2半導体素子49に対し安定した電圧
を供給するためのものである。第1半導体素子39cと
コンデンサ24とは第1回路ブロックを構成し、第2半
導体素子49とコンデンサ25とは第2回路ブロックを
構成する。
【0031】第1半導体素子39cの制御入力は、制御
信号線73を介して、スイッチ71と電源線36との接
続点に接続され、さらにこの接続点とグランド線23と
の間にはプルダウン抵抗75が接続されている。本実施
形態の第1半導体素子39cは、制御信号線73から入
力される制御信号により信号線45、47を制御する。
すなわち、制御信号が「L」の時は、信号線45、47
を高インピーダンス状態にし、制御信号が「H」になる
と、出力確定状態として「H」か「L」を出力する。以
下に本実施形態のICカードの動作を説明する。
【0032】本実施形態のICカードにおいては、IC
カードを情報処理装置に接続し所定時間後に手動等によ
りスイッチ71をオンする。第1半導体素子39cに
は、制御信号線73を介して、プルダウン抵抗75によ
り、スイッチがオフの時は「L」が出力され、スイッチ
がオンになると「H」が出力される。これにより、前述
したように信号線45、47が高インピーダンス状態か
ら出力確定状態になり、第2半導体素子49への信号伝
達を可能とする。このようにしてICカードが使用可能
状態となる。
【0033】以上のようにして、本実施形態のICカー
ドでは、情報処理装置に接続直後においては、機械的な
スイッチ71により第2回路ブロックが電源Vccから切
り離されており、第1回路ブロックのみに電源電圧が供
給される。データアクセス直前にスイッチ71がオンさ
れることにより、切り離されていた第2回路ブロックが
電源Vccに接続されるため、第2回路ブロックにも電源
電圧が供給される。このようにICカード内の各回路ブ
ロックに対し、段階的な電源電圧の印加が行われるた
め、接続時に流れる突入電流を低減することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明に係るICカードによれば、バイ
ポーラトランジスタ、MOSトランジスタ、サイリスタ
等の半導体デバイスを用いたスイッチング回路または機
械的なスイッチからなるスイッチング手段を設け、IC
カード内の回路を電源から切り離し、ICカードが情報
処理装置に接続された時に、各回路に対して徐々に電源
電圧を印加することにより突入電流を低減することがで
き、電流供給能力の低い情報処理装置において、ICカ
ード接続時のシステムの誤動作を防止できる。
【0035】本発明の好ましい構成のICカードによれ
ば、ICカードの情報処理装置の接続時において、スイ
ッチング手段が、第2回路に印加される電源電圧を監視
し、その電圧が所定値を越えた時にオンし、第2回路に
電源を供給する。これにより、第1および第2回路に対
してそれぞれ異なるタイミングで電源電圧が供給される
ため、ICカードを情報処理装置に接続した時の突入電
流が低減される。
【0036】本発明の好ましい構成のICカードによれ
ば、ICカードが情報処理装置に接続されてから所定時
間後に、スイッチング手段がオンし、第2回路に電源を
供給する。これにより、第1および第2回路に対してそ
れぞれ異なるタイミングで電源電圧が供給されるため、
ICカードを情報処理装置に接続した時の突入電流が低
減される。
【0037】本発明の好ましい構成のICカードによれ
ば、ICカードの情報処理装置の接続時において、情報
処理装置からの制御に基づいて第1回路が、スイッチン
グ手段をオンさせ、第2回路に電源を供給する。これに
より、第1および第2回路に対してそれぞれ異なるタイ
ミングで電源電圧が供給されるため、ICカードを情報
処理装置に接続した時の突入電流が低減される。
【0038】本発明の好ましい構成のICカードによれ
ば、ICカードの情報処理装置の接続時において、機械
的なスイッチにより、第1および第2回路に対して供給
する電源電圧の供給タイミングを制御し、第1および第
2回路に対してそれぞれ異なるタイミングで電源電圧が
供給する。これにより、ICカードを情報処理装置に接
続した時の突入電流が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるICカードの
ブロック図。
【図2】 実施の形態1におけるスイッチ回路の別の構
成を示す図。
【図3】 本発明の実施の形態2におけるICカードの
ブロック図。
【図4】 本発明の実施の形態3におけるICカードの
ブロック図。
【図5】 本発明の実施の形態4におけるICカードの
ブロック図。
【図6】 従来のICカードのブロック図。
【符号の説明】
11 コネクタ部、13,17,45,47 信号線、
15,39,39b,39c 第1半導体素子、19,
49 第2半導体素子、21,36 電源線、23 グ
ランド線、24,25 コンデンサ、43,43b,4
3c,43d,43e スイッチ回路、48 プルアッ
プ抵抗、52,73 制御信号線、53電圧検知回路、
55 PNPバイポーラトランジスタ、57 抵抗、6
1 P型MOSFET、63 サイリスタ、65 タイ
マ回路、71 機械的スイッチ、75 プルダウン抵
抗。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1回路と第2回路とを有
    し、情報処理装置に接続された時に、前記情報処理装置
    から前記第1回路および前記第2回路に対して電源線を
    介して電源電圧が供給されるICカードにおいて、 一端を前記第2回路に接続され、他端を前記電源線に接
    続され、オンした時に導通し、前記第2回路に前記電源
    線を介して電源電圧を供給するスイッチ手段を設けたこ
    とを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のICカードにおいて、
    前記スイッチ手段は、前記第2回路に対して前記電源線
    を介して印加される電圧を緩やかに上昇させるために高
    インピーダンスで前記第2回路と前記電源線とを接続す
    る抵抗手段と、前記第2回路に印加される前記電圧を検
    知し、検知信号を出力する電圧検知手段と、前記検知信
    号に基づき前記第2回路に印加される電圧が所定値を越
    えた時にオンし、前記第2回路と前記電源線を低インピ
    ーダンスで接続するスイッチ回路とからなることを特徴
    とするICカード。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のICカードにおいて、
    前記スイッチ手段は、入力電圧が印加されてから所定時
    間後に制御信号を出力するタイマ手段と、前記制御信号
    に基づいてオンし、前記第2回路と前記電源線を低イン
    ピーダンスで接続するとともに、前記第2回路を信号を
    出力しない高インピーダンス状態から、「ハイ」レベル
    または「ロー」レベルの信号を出力する出力確定状態に
    する制御信号を出力するスイッチ回路とからなることを
    特徴とするICカード。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のICカードにおいて、
    前記スイッチ手段は、前記情報処理装置が前記第1回路
    内部の所定レジスタを所定値に設定することにより出力
    される制御信号に応じてオン/オフ制御されるスイッチ
    回路からなることを特徴とするICカード。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のICカードにおいて、
    前記スイッチ手段は、機械的なスイッチからなることを
    特徴とするICカード。
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