JPH09318388A - ロータリーエンコーダ - Google Patents

ロータリーエンコーダ

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JPH09318388A
JPH09318388A JP17274996A JP17274996A JPH09318388A JP H09318388 A JPH09318388 A JP H09318388A JP 17274996 A JP17274996 A JP 17274996A JP 17274996 A JP17274996 A JP 17274996A JP H09318388 A JPH09318388 A JP H09318388A
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JP
Japan
Prior art keywords
bit pattern
sensor
resolution
rotary encoder
magneto
Prior art date
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Pending
Application number
JP17274996A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Miura
由則 三浦
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MITEC KK
Original Assignee
MITEC KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で、かつ超高分解能を実現するロータリ
ーエンコーダを提供する。 【構成】 磁気記録パターンを円周部に記録してある円
盤に磁気インピーダンス素子よりなるMIセンサーを近
づけ微小漏れ磁界を読みとり回転角の情報となす構成で
ある。MIセンサーは従来使用されていた磁気抵抗効果
素子やホール素子より2桁から3桁磁気感度が良いため
ロータリエンコーダと組み合わせることにより従来では
実現できなかった超高分解能が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野]この発明は、回転角を検出するロ
ータリーエンコーダに関するものである。
[従来の技術]従来、回転角を検出するロータリーエン
コーダの角度検出方式には光学式と磁気式があった。前
者は、回転軸と連動する透明ガラスの円盤上に細いパタ
ーンを印刷し、そのパターンがいくつ光センサー部を通
過したかによって回転角を検出していた。後者も回転軸
と連動するアルミ叉はこれに類する材質の円盤上に磁気
記録可能な磁性膜を塗布、メッキ叉はスパッター等で形
成しそこにビットパターンを記録しホール素子や磁気抵
抗効果素子でビット通過数をカウントし回転角を検出し
ていた。
[発明が解決しようとする課題]しかしながら、光学式
のロータリーエンコーダは、パターン印刷の分解能が数
十ミクロンでこれ以上細くすると光の回折現象で隣同士
のパターンの識別ができなくなってしまう。分解能を上
げようとした場合は、円盤の径を大きくしその円周上に
パターンを印刷すればよいが全体の形状が大きくなって
しまうという問題があった。また、一般に光学式の場合
は変調した光を発光ダイオードやレーザーダイオードで
発光し反射光叉は透過光をフォトダイオード叉はフォト
トランジスターで受ける構成になっているため、高価で
機械的な衝撃に非常に弱いという欠点があった。これら
のため今までは、高分解能で、軽量、高耐衝撃且つ安価
なものはできなかった。一方、従来の磁気式ロータリー
エンコーダは、比較的小型で安価なものは実現してい
た。また、円盤とヘッドセンサーという簡単な構成のた
め高耐衝撃性が特徴であった。しかしながら、分解能を
上げていった場合は、ビットパターンの高密度記録のた
め、磁性膜表面における漏れ磁束が減少してしまい、磁
気センサーとして使用しているホール素子や磁気抵抗効
果素子の磁気感度が限界にきているため、これ以上の高
分解能化は不可能とされていた。この発明は、上述した
従来の問題点に着目してなされたもので、高耐衝撃性を
もったロータリーエンコーダを安価に供給でき且つ超高
分解能を実現することを目的としたものである。
[課題を解決するための手段]上記目的を達成するた
め、この発明では、回転角を検出する手段として磁気感
度がホール素子や磁気抵抗効果素子より3桁から6桁高
いMIセンサーを用い、高密度記録されたビットパター
ンを読みとることを手段としている。
[作用]かかる構成において、磁気感度の極めて高いM
Iセンサーを用いることにより従来の素子では読みとり
不可能であった従来比2桁以上の高密度記録が読みとり
可能になった。また、従来の素子では、感度不足からく
るビット間の波形の歪がMIセンサーでは、正弦波出力
が得られるので、その出力を多分割し角度の情報となす
事も可能となった。部品構成は、従来の磁気式ロータリ
ーエンコーダーと同じなので耐衝撃性も十分確保されて
いる。
[実施例]図1は、この発明の第1実施例を示すもので
ある。この実施例では、円盤1の外周部2に予めビット
パターンを記録しておきそこへMIセンサー3を近づけ
漏れ磁束を検出する。円盤は、回転軸4と固定されてい
るので、回転軸4に被測定回転物を連結し回転させるこ
とによりビットパターンに応じた出力がMIセンサー3
より得られる。ビットパターンの線記録密度は、この実
施例では10[μm]である。図2には、このビットパ
ターン5に応じたMIセンサー3の出力例を示す。きれ
いな正弦波になっていることがわかる。これに対し図3
は、従来タイプのセンサーであるホール素子を使用した
場合におけるビットパターン出力例を示す。磁界感度が
不足のため、本来正弦波出力が得られるパターンがノイ
ズ的になっている。このノイズ的な波形でも、N極、S
極による反転は起こっているのでビット数を数える分に
は十分といえる。しかし、これ以上ビットの記録密度が
上がった場合は読みとり不可能になる。これに対しMI
センサーの感度は、まだかなり余裕がある。図3のよう
なノイズ的な出力信号となるには、線記録密度で従来比
約80倍、線記録密度で約0.12[μm]であった。
MIセンサーの優位性がはっきりとあることがわかる。
また、従来と同じ記録ピッチであっても出力信号がきれ
いな正弦波であることからレベルによる分割をする事が
できる。これは、コンパレータによりそれぞれの信号レ
ベルでパルスを出力する方法である。この実施例の組み
合わせで100分割まで再現性良くデータを得られた。
従って、従来ノイズ的で不可能であった多分割方式が適
用できることにより2桁高い分解能を実現できた。第2
の実施例としてMIセンサーに使用される軟磁性薄膜と
してCoZrNb、FeSi、FeAlSi、FeN
i、Feの組成の薄膜を使用しMIセンサーを構成し
た。この薄膜の代表的なパターンを図4に示す。その使
用結果MIセンサーとして磁界感度が十分なものや、不
足なものが判明した。その結果を表1に示す。
この表より純FeやFeCoがMIセンサーに不向きな
材料であることがわかる。これに対しCoZrNb、F
eAlSi、FeNiが最適であることがわかる。これ
は、これらの材料を薄膜化したときに高い透磁率が得ら
れるためである。叉FeSiは前者ほどの高い透磁率は
得られないがMIセンサーにした時に比較的高い磁界感
度が得られた。
[発明の効果]以上のように、この発明によれば、磁界
感度が従来の磁気抵抗効果素子やホール素子より2桁か
ら3桁高いMIセンサーでロータリーエンコーダを構成
すると安価で且つ超高分解能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す図である。
【図2】第1実施例におけるセンサーの出力波形を示す
図である。
【図3】従来型センサーの出力波形を示す図である。
【図4】薄膜MIセンサーのパターンの代表例
【表1】 この発明の第2実施例を示す表である。
【符号の説明】
1 円盤 2 外周部 3 MIセンサー 4 回転軸 5 ビットパターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転角を検出することを目的としたロー
    タリーエンコーダの回転角検出手段に磁気インピーダン
    ス効果素子(以下MIセンサーと記す)を用いたことを
    特徴とするロータリーエンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記ロータリーエンコーダの回転角検出
    手段に用いたMIセンサーに軟磁性薄膜を用いたことを
    特徴とする請求項1記載のロータリーエンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記MIセンサーの軟磁性薄膜にCoZ
    rNb、Fesi、FeAlSi叉はFeNi組成の薄
    膜を使用したことを特徴とする請求項1記載のロータリ
    ーエンコーダ。
JP17274996A 1996-05-28 1996-05-28 ロータリーエンコーダ Pending JPH09318388A (ja)

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JP17274996A JPH09318388A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 ロータリーエンコーダ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7582489B2 (en) 2002-11-21 2009-09-01 Denso Corporation Method for manufacturing magnetic sensor apparatus
CN108204785A (zh) * 2016-12-20 2018-06-26 英飞凌科技股份有限公司 磁性角度传感器设备和操作方法
CN109838749A (zh) * 2018-07-24 2019-06-04 华域视觉科技(上海)有限公司 一种矩阵式大灯及其矩阵式照亮功能的实现方法

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