JPH09315147A - 車両用サンバイザの軸受構造 - Google Patents

車両用サンバイザの軸受構造

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JPH09315147A
JPH09315147A JP13046196A JP13046196A JPH09315147A JP H09315147 A JPH09315147 A JP H09315147A JP 13046196 A JP13046196 A JP 13046196A JP 13046196 A JP13046196 A JP 13046196A JP H09315147 A JPH09315147 A JP H09315147A
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JP
Japan
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sun visor
hole
bracket
rotating shaft
spherical
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JP13046196A
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English (en)
Inventor
Naoto Nozoe
直人 野添
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンバイザブラケットにサンバイザの支持ア
ームを簡単に取付けること。 【解決手段】 サンバイザを車体側パネルに取付けるた
めの支持アームの回動軸8は、固定ピン12が挿入でき
るピン孔14を設け、ピン孔14の底部には、固定ピン
12の脚部23に設けた球状部24に嵌合する球形の孔
を設けている。回動軸8のテーパ部16には、ピン孔1
4からテーパ部16の表面に至るスリット20を設け、
複数のスリット片20aを形成している。サンバイザブ
ラケット7は、回動軸8に嵌合する軸受孔11を設けて
いる。ブラケット7の軸受孔11に回動軸8のテーパ部
16を挿入し、回動軸8のピン孔14に固定ピン12を
挿入すると、スリット片20aは外方に広がり、ブラケ
ット7に回動軸8が固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用サンバイザ
の軸受構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は、従来におけるサンバイ
ザの軸受構造を示す。この軸受構造30は、図示しない
サンバイザを車体側に取付けるための支持アームの回動
軸31に、サンバイザブラケット32、ワッシャー3
3、コイルばね34を挿通し、回動軸31の先端をカシ
メ用ワッシャ35によりかしめている。また、サンバイ
ザブラケット32の挿通孔36にはテーパ孔37が形成
され、このテーパ孔37に対応する回動軸31にもテー
パ39が形成されている。回動軸31とサンバイザブラ
ケット32は、これらの間に圧縮状態で配設されている
コイルばね34の弾発力を受けることにより、上記テー
パ孔37とテーパ39とが嵌合して取付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の車両用サンバイザの軸受構造は、部品点数
が多く、また部品の組立性が悪く、コスト的にも時間的
にも負担が大きいという欠点があった。本発明は、上記
課題に鑑みてなされたもので、部品点数が少なくて済
み、部品の組立性が良く、コスト的に時間的にも負担が
小さい車両用サンバイザの軸受構造を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の目的は、サンバイ
ザ本体を回動自在に支持する支持アームの回動軸を、上
記サンバイザより張出させ、該回動軸をサンバイザブラ
ケットに設けた軸受孔に保持し、該サンバイザブラケッ
トをルーフパネルに固定する車両用サンバイザの軸受構
造において、上記サンバイザブラケットの軸受孔の形状
を上記支持アームの回動軸に合致させ、該回動軸の中心
軸に沿ってピン孔を設け、該ピン孔の底部に球状孔を設
け、該球状孔から回動軸の外周部にわたって、スリット
で形成した少なくとも2個以上のスリット片を設け、該
スリット片を隣接する壁部よりも肉厚にし、頭部が上記
軸受孔の開口部に当接し、脚部の先端が上記球状孔に嵌
合する球状部を設けた固定ピンを、上記回動軸のピン孔
に差し込んで、回動軸をサンバイザブラケットに保持し
たことを特徴とする車両用サンバイザの軸受け構造によ
って達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用サンバイザ
の軸受構造による実施の形態を図面を参照しながら説明
する。図1に示すように、自動車1の車体前部2の室内
には、前方及び側方からの光を遮るサンバイザ3が設け
られている。このサンバイザ3は、図2に示すように、
横長略四角形状のサンバイザ本体4と、先端部側がサン
バイザ本体4に取り付けられる支持アーム5と、サンバ
イザ本体4の他端上部に一体的に形成された軸部6とか
ら構成されており、運転席及び助手席側の前方上位置に
配設されている。
【0006】そして、サンバイザ3は、支持アーム5の
端部でほぼ直角に曲げられている回動軸8が、サンバイ
ザブラケット(以下、ブラケットとする)7を介して、
ルーフパネル9に取付けられる。そして、サンバイザ本
体4は、回動軸8を軸として、ルーフパネル9面に沿っ
て回動できる。また、サンバイザ本体4は、他端が軸部
6をホルダ10に引っかけて止めることにより、支持ア
ーム5を軸として、上下に回動することができる。
【0007】図3は、支持アーム5の回動軸8にブラケ
ット7を取付けている状態を示し、図4はその分解図で
ある。図に示すように回動軸8は、その先端部をブラケ
ット7に設けた軸受孔11に挿入し、固定ピン12を回
動軸8の内部に設けたピン孔14に挿入して、ブラケッ
ト7を取付けている。以下、この取付方法について詳細
に説明する。
【0008】図5は、支持アーム5の回動軸8を示す。
回動軸8は円柱状で、先端部15に向けて径が細くなる
テーパ部16を設け、先端部15で同一径になる。回動
軸8の内部は、その端部17からテーパ部16のほぼ大
径部まで軸線に沿ってピン孔14を設け、その底部には
図6のAに示すように、球状孔18を形成している。回
動軸8のテーパ部16には、回動軸8の外周から球状孔
18を含むピン孔14に至るまで、スリット20を形成
し、スリット20に囲まれる部分にスリット片20aを
設けている。このスリット片20aは、一定以上の力で
弾性を有する。スリット20の個数は、本実施の形態で
は、2箇所であるが、2個以上であればその数はいくつ
あってもよい。
【0009】図7のAは、球状孔18の断面図である。
図に示すように、球状孔18のスリット20を設けてい
る部分は、スリット片20aでない隣接する壁部16a
に比べ、肉厚を厚く形成している。そして、その肉厚の
厚みを増した部分について、球状孔18の内方に厚さt
だけ突出させている。他方、図6のBに示す固定ピン1
2は、皿状の頭部22と脚部23の先端部に球状部24
を設けている。固定ピン12の球状部24は、回動軸8
の球状孔18と同一径であり、脚部23の長さは回動軸
8の端部17から球状孔18までの長さと同じである。
【0010】固定ピン12をピン孔14に挿入したとき
は、図6のBに示すように、固定ピン12の頭部22が
回動軸の8の端部17に当接したときに、球状部24は
スリット片20aの隙間を広げ、球状孔18に嵌合す
る。球状孔18のスリット片20aが球状部24と当接
する部分は、球状孔18と同一曲率であり、球状部24
の周部に当接する。
【0011】図3に示すように、ブラケット7の軸受孔
11は、回動軸8のテーパ部16に嵌合するテーパ孔2
5を設け、これらが嵌合したときに、ブラケット7の環
状部26面と回動軸8の端部17面とが、平坦になるよ
うにする。ブラケット7は、環状部26を車体側のパネ
ル9に設けた孔29に嵌合させ、ブラケット7に設けた
取付孔7aにネジ7bを差し込んで、パネル9に取付け
る。なお、上記した固定ピン12の頭部22の大きさは
軸受孔11の開口部の径よりも十分に大きく形成してい
る。
【0012】本発明の実施の形態による車両用サンバイ
ザの軸受構造は以上のように構成されているが、次にそ
の作用について説明する。
【0013】図3に示すように、支持アーム5の回動軸
8をブラケット7の軸受孔11に挿入し、回動軸8のピ
ン孔14に固定ピン12を差し込む。固定ピン12は、
先端部の球状部24の径がスリット片20a,20aの
隙間よりも大きいことから、球状部24がスリット片2
0a,20aを外方に開き、その後、球状部24は球状
孔18に嵌合する。これにより、回動軸8とブラケット
7が固定される。
【0014】この際、図7のAに示すように、球状部2
4はスリット片20aを、厚さtだけテーパ部16から
外方に突き出させるため、図6のBに示すように、スリ
ット20がブラケット7のテーパ孔25の面を矢印a方
向に押圧する。この押圧力は、ブラケット7を回動軸8
から抜ける方向bに移動させようとする。しかし、回動
軸8のピン孔14に差し込んでいる固定ピン12がブラ
ケット7の環状部26を規制しているので、頭部22が
ストッパーとなり、ブラケット7が回動軸8から外れな
い。なお、図7のBは、ピン孔14に固定ピン12を挿
入したときのピン孔14の断面図である。
【0015】また、この結果、回動軸8のスリット片2
0aの面とブラケット7のテーパ孔25の面とが、強く
圧接されるので、回動軸8とブラケット7の固定力が大
きくなる。したがって、これらをパネル9側に取付けた
ときには、サンバイザ本体4のがたつきを防止するよう
になる。
【0016】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0017】例えば、以上の実施の形態によれば、固定
ピン12をピン孔14に挿入しない状態で、スリット片
20aをピン孔14の内方に突出させたが、これを、回
動軸8のテーパ部16の面側に突出させてもよい。
【0018】また、以上の実施の形態では、回動軸8に
テーパ部16を形成したが、このテーパ部を形成しない
で、すなわち、回動軸8を円柱状にして、スリット片を
設けてもよい。
【0019】
【発明の効果】上記したところから明らかなように、本
発明よれば、サンバイザブラケットに回動軸を取付ける
のに固定ピンをピン孔に差し込むだけてよいので、組立
性がよく取付時間を大幅に短縮できる。部品点数が少な
くて済むので、材料の節約ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるサンバイザの取付位
置を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態によるサンバイザが取付けられて
いる状態を示す正面図である。
【図3】同実施の形態による車両用サンバイザの軸受構
造を示す側断面図である。
【図4】同実施の形態による車両用サンバイザの軸受構
造を示す分解斜視図である。
【図5】同実施の形態による車両用サンバイザの軸受構
造の支持アームの回動軸を示す斜視図である。
【図6】Aは、同実施の形態による車両用サンバイザの
軸受構造のピン孔を示す側断面図である。Bは、同ピン
孔に固定ピンを差し込んだ状態を示す側断面図である。
【図7】Aは、図6のAにおけるX−X線方向の断面図
である。Bは、図6のBにおけるY−Y線方向の断面図
である。
【図8】従来のサンバイザの取付構造を説明する断面図
である。
【図9】従来のサンバイザの取付構造を説明する分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 自動車 3 サンバイザ 4 サンバイザ本体 5 支持アーム 7 サンバイザブラケット 8 回動軸 11 軸受孔 12 固定ピン 14 ピン孔 18 球状孔 20 スリット 20a スリット片 23 脚部 24 球状部 25 テーパ孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンバイザ本体を回動自在に支持する支
    持アームの回動軸を、上記サンバイザより張出させ、該
    回動軸をサンバイザブラケットに設けた軸受孔に保持
    し、該サンバイザブラケットをルーフパネルに固定する
    車両用サンバイザの軸受構造において、上記サンバイザ
    ブラケットの軸受孔の形状を上記支持アームの回動軸に
    合致させ、該回動軸の中心軸に沿ってピン孔を設け、該
    ピン孔の底部に球状孔を設け、該球状孔から回動軸の外
    周部にわたって、スリットで形成した少なくとも2個以
    上のスリット片を設け、該スリット片を隣接する壁部よ
    りも肉厚にし、頭部が上記軸受孔の開口部に当接し、脚
    部の先端が上記球状孔に嵌合する球状部を設けた固定ピ
    ンを、上記回動軸のピン孔に差し込んで、回動軸をサン
    バイザブラケットに保持したことを特徴とする車両用サ
    ンバイザの軸受け構造。
  2. 【請求項2】 上記支持アームの回動軸の外周部に、回
    動軸の端部に向けて縮径するテーパ部を設け、該テーパ
    部に上記スリットを設けるとともに、上記サンバイザブ
    ラケットの軸受孔に、テーパ部に嵌合するテーパ孔を設
    けてなる請求項1に記載の車両用サンバイザの軸受け構
    造。
JP13046196A 1996-05-27 1996-05-27 車両用サンバイザの軸受構造 Pending JPH09315147A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015529144A (ja) * 2012-09-20 2015-10-05 スティールケース インコーポレイテッド 椅子アームアセンブリ
US9872565B2 (en) 2012-09-20 2018-01-23 Steelcase Inc. Chair arm assembly
US11304528B2 (en) 2012-09-20 2022-04-19 Steelcase Inc. Chair assembly with upholstery covering

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10213019B2 (en) 2012-09-20 2019-02-26 Steelcase Inc. Chair arm assembly
US10835041B2 (en) 2012-09-20 2020-11-17 Steelcase Inc. Chair arm assembly
US11304528B2 (en) 2012-09-20 2022-04-19 Steelcase Inc. Chair assembly with upholstery covering

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