JPH09314898A - 発光素子アレイプリンタの光書き込み装置及び撮像装置の駆動方法 - Google Patents

発光素子アレイプリンタの光書き込み装置及び撮像装置の駆動方法

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JPH09314898A
JPH09314898A JP13337496A JP13337496A JPH09314898A JP H09314898 A JPH09314898 A JP H09314898A JP 13337496 A JP13337496 A JP 13337496A JP 13337496 A JP13337496 A JP 13337496A JP H09314898 A JPH09314898 A JP H09314898A
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JP13337496A
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Inventor
Hiroshi Hamano
広 浜野
Shigeki Ogura
茂樹 小椋
Kazuo Tokura
和男 戸倉
Yukio Nakamura
幸夫 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強誘電性液晶の応答速度を速くしたり、発光
素子の発光パワーを上げて発光時間を短くすることな
く、印刷速度を向上させることができる発光素子アレイ
プリンタの光書き込み装置及び撮像装置の駆動方法を提
供する。 【解決手段】 1ライン分の印字データを奇数データ、
偶数データに分割し、1ラインを時間的に第1フィール
ドと第2フィールドに分割して、それぞれのフィールド
で奇数データ、偶数データを印刷する方法であって、n
番目のラインを印刷する際、結像位置変位手段をn−1
番目の第2フィールドの状態を保持したまま、n−1番
目の第2フィールドにおいて、印刷した方のデータを第
1フィールドで印刷し、結像位置変位手段をもう一方の
状態に切り替えた後、第2フィールドにおいて、もう一
方のデータを印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子アレイプ
リンタ及び撮像装置に係り、特に、その発光素子アレイ
プリンタの光書き込み部及び撮像装置において、外部か
らの電気信号に応じた、結像位置変位手段を備えた発光
素子アレイプリンタの光書き込み装置及び撮像装置の駆
動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
次のようなものがあった。本願出願人によって既に提案
されている特願平06−260431号に示されている
発光素子アレイプリンタは、発光素子アレイプリンタの
光書き込み部において、外部からの電気信号に応じて、
書き込み光の経路を切り替え、露光する位置を発光素子
に対向する位置と、それらの中間位置を露光するように
結像位置を変位させる結像位置変位手段を備えている。
【0003】図15はかかる結像位置変位手段を備えた
発光素子アレイプリンタを示す図である。この図に示す
ように、発光素子アレイプリントヘッド1は、発光素子
1−1、この発光素子1−1が複数個(例えば128
個)モノリシックに集積された発光素子アレイチップ1
−2、この発光素子アレイチップ1−2と、それを駆動
するためのドライバIC(図示しない)とが、互いに電
気的に接続され、複数個(例えば、40個)が実装され
た基板1−3から構成されている。
【0004】さらに、集束性のロッドレンズアレイ2、
結像位置変位手段3、感光媒体としての感光ドラム4で
あり、外部からの電気信号により結像位置変位手段3を
駆動させ、外部からの印字データにしたがって発光した
書き込み光の経路を変化させ、集光性のロッドレンズア
レイ2によって結像する感光ドラム4上の結像位置を変
えることができる。
【0005】図16はその発光素子アレイプリンタの結
像位置変位手段の拡大図である。ここでは、結像位置変
位手段3は、偏光子3−1と、強誘電性液晶素子による
偏光回転素子3−2と、方解石などの複屈折素子3−3
とで構成されている。偏光子3−1は書き込み光を、例
えばxz面に振動面をもつ直線偏光に変換する。偏光回
転素子3−2は駆動装置3−4からの電気信号に応じ
て、直線偏光を90°回転させて透過させたり、そのま
ま回転させないで透過させたりする素子である。ここで
は、偏光回転素子3−2として強誘電性液晶素子を用い
ている。
【0006】複屈折素子3−3は光の透過方向(Z軸方
向)と垂直に光の入射面を設定し、その結晶軸を、例え
ば、yz面内の所定の角度φに設定した光学的な一軸結
晶である。入射する直線偏光が、yz面内で振動する場
合、所定の距離だけ偏位しながら透過(シフト)し、直
線偏光が、xz面内で振動する場合、変位しないで透過
(スルー)する。
【0007】したがって、外部からの電気信号により、
偏光回転素子3−2が複屈折素子3−3へ入射する書き
込み光の偏光方向を制御し、透過光をシフトさせたり、
スルーで透過させたりしている。図17に結像位置変位
手段を備えた発光素子アレイプリンタの原理的な動作を
示す図である。
【0008】ここでは、一例として、奇数データを印字
するときにシフトさせず(スルーとし)、偶数データを
印字するときにシフトさせる。結像位置変位手段3は偏
光子3−1により、発光素子1−1からの書き込み光
を、xz面内に振動面をもつ直線偏光に変換する。奇数
データを印字するときには、偏光回転素子3−2である
強誘電性液晶素子に、偏光を回転させないような極性の
電界を印加する。
【0009】複屈折素子3−3に入射する光は、この場
合、xz面内で振動するので変位しないで透過(スル
ー)する。次に偶数データを印字するときには、偏光回
転素子3−2である強誘電性液晶素子に、偏光を90°
回転するような極性の電界を印加する。複屈折素子3−
3に入射する光は、この場合、yz面内で振動するの
で、所定の距離だけ変位しながら透過(シフト)する。
【0010】結像位置の変位距離を発光素子間距離(=
N)の半分(=N/2)にすることにより、露光密度を
発光素子密度の2倍にすることができる。図18は従来
例における結像位置変位手段の駆動のタイムチャートで
ある。ライン周期Tの半分の時間がフィールド周期であ
り、発光素子1−1はフィールドの切り替わりに応じ
て、奇数データ、偶数データに対する発光動作を行う。
【0011】前述したように、奇数データ印字の時は、
結像位置変位手段3はスルーの状態であり、偶数データ
印字の時は、結像位置変位手段3はシフトの状態であ
る。n番目のラインを印刷する場合、ライン周期パルス
が投入されて、まず、各々の奇数データに対して発光動
作が行われる。このとき、結像位置変位手段3はスルー
の状態である。露光ドットは、感光ドラム4上発光素子
1−1に対向する位置に結像される。
【0012】奇数データに対する発光が完了し、フィー
ルドが切り替わるまでの時間で、結像位置変位手段3は
スルー状態からシフト状態に切り替わる。偏光回転素子
3−2である強誘電性液晶素子へは、奇数データに対す
る発光が完了した後、スルー状態からシフト状態に切り
替えるため、駆動パルス波形、あるいはステップ波形が
印加される。
【0013】続いて、偶数データに対する発光動作を行
う。このとき、結像位置変位手段3はシフトの状態であ
る。露光ドットは、感光ドラム4上の発光素子1−1に
対向する位置から半ピッチ分変位した位置に結像され
る。偶数データに対する発光が完了し、フィールドが切
り替わり、次のライン(n+1番目ライン)が始まるま
での時間で、結像位置変位手段3はシフト状態からスル
ー状態に切り替わる。
【0014】偏光回転素子3−2である強誘電性液晶素
子へは、偶数データに対する発光が完了した後、シフト
状態からスルー状態に切り替えるため、逆極性の駆動パ
ルス波形、あるいはステップ波形が印加される。続い
て、n+1番目のラインも同様の順序で動作が行われ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、さらな
る高速印刷に対応させるためには、1ライン当りの時間
を短くする必要があり、強誘電性液晶の応答速度や、発
光素子の発光パワーを上げて発光時間を短くするなどの
必要があった。例えば、従来例における駆動方式によれ
ば、奇数データ書き込み、強誘電性液晶素子スイッチン
グ、偶数データ書き込み、強誘電性液晶素子スイッチン
グ(あるいは、偶数データ書き込み、強誘電性液晶素子
スイッチング、奇数データ書き込み、強誘電性液晶素子
スイッチング)といった動作を、一ラインの書き込みに
おいて行っているが、発光素子の発光時間を125μs
ec、強誘電性液晶の応答速度を80μsecとしたと
き、1ラインにおける一連の動作が完了するまでに、4
05μsecの時間が必要になる。
【0016】この場合、A4版縦置きの用紙(主走査方
向が用紙の短辺方向)に、1200dpi(ドットパー
インチ)の印字密度で印刷する場合、8ppm(ペーパ
ーズパーミニット:1分間に8枚)の印刷速度が得られ
ることになる。したがって、例えば、10ppmにする
には、強誘電性液晶の応答速度を40μsec以下にす
る必要があり、強誘電性液晶の材料の選択を限定する可
能性があった。
【0017】本発明は、従来例に比して、さらなる高速
印刷に対応させるためになされたものであり、強誘電性
液晶の応答速度を速くしたり、発光素子の発光パワーを
上げて発光時間を短くすることなく、印刷速度を向上さ
せることができる発光素子アレイプリンタの光書き込み
装置及び撮像装置の駆動方法を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕外部からの電気信号に応じて、書き込み光の経路
を切り替え、露光する位置を発光素子に対向する位置
と、それらの中間位置を露光するように結像位置を変位
させる結像位置変位手段を備えた発光素子アレイプリン
タの光書き込み装置であって、前記結像位置変位手段
が、強誘電性液晶と、電傾効果を示すスメクティック液
晶と、反強誘電性液晶とから選ばれた少なくとも一種類
の液晶を用いている偏光回転素子あるいは他の電気光学
効果を用いた偏光回転素子と、光学的に透明な複屈折媒
体からなる偏光分離素子と、偏光を与える偏光子からな
っており、外部からの電気信号により、前記結像位置変
位手段を駆動し、外部からの印字データにしたがって発
光した書き込み光の経路を変化させ、結像位置を変えた
り、そのまま変位させないで結像させる駆動方法におい
て、1ライン分の印字データを奇数データ、偶数データ
に分割し、1ラインを時間的に第1フィールドと第2フ
ィールドに分割して、それぞれのフィールドで奇数デー
タ、偶数データを印刷する方法であって、n番目のライ
ンを印刷する際、前記結像位置変位手段をn−1番目の
第2フィールドの状態を保持したまま、n−1番目の第
2フィールドにおいて、印刷した方のデータを第1フィ
ールドで印刷し、前記結像位置変位手段をもう一方の状
態に切り替えた後、第2フィールドにおいて、もう一方
のデータを印刷するようにしたものである。
【0019】〔2〕外部からの電気信号に応じて、入射
像を相対的に変位させて撮像素子に結像させるような入
射像変位手段を備えた撮像装置であって、前記入射像変
位手段が、強誘電性液晶と、電傾効果を示すスメクティ
ック液晶と、反強誘電性液晶とから選ばれた少なくとも
一種類の液晶を用いている偏光回転素子、あるいは他の
電気光学効果を用いた偏光回転素子と、光学的に透明な
複屈折媒体からなる偏光分離素子と、偏光を与える偏光
子からなっており、外部からの電気信号により、前記入
射像変位手段を駆動し、結像光学系によって撮像素子に
入射する入射像を変位させ、結像位置を変えたり、その
まま変位させないで結像させる駆動方法において、1フ
レーム分の画像データを第1フィールドデータと第2フ
ィールドデータで構成し、それぞれのフィールドで入射
像の変位、入射像の非変位を行って撮像した後、1フレ
ーム分の画像データとして電気的に合成する駆動方法で
あって、n番目のフレームを撮像する際、前記入射像変
位手段をn−1番目の第2フィールドの状態を保持した
まま、n番フレームの第1フィールドのデータを取り込
み、前記入射像変位手段をもう一方の状態に切り替えた
後、第2フィールドのデータを取り込むようにしたもの
である。
【0020】〔3〕外部からの電気信号に応じて、入射
像を相対的に変位させて撮像素子に結像させるような入
射像変位手段を備えた撮像装置であって、前記入射像変
位手段が、入射像を、撮像素子に対して垂直方向に変位
させる第1の入射像変位手段と、水平方向に変位させる
第2の入射像変位手段から構成され、この第1、第2の
入射像変位手段による変位・非変位の組み合わせによっ
て、垂直方向変位、水平方向変位、垂直水平方向変位、
非変位の4つの変位状態を実現できるようにしたもので
あって、この第1の入射像変位手段が、強誘電性液晶
と、電傾効果を示すスメクティック液晶と、反強誘電性
液晶とから選ばれた少なくとも一種類の液晶を用いてい
る第1の偏光回転素子あるいは他の電気光学効果を用い
た第1の偏光回転素子と、光学的に透明な複屈折媒体か
らなる第1の偏光分離素子とから構成され、前記第2の
入射像変位手段が、前記第1の偏光回転素子と同様の機
能を有する第2の偏光回転素子と、前記第1の偏光分離
素子と同様の機能を有する第2の偏光分離素子とから構
成され、光の進行方向から、偏光を与える偏光子、前記
第1の偏光回転素子、前記第1の偏光分離素子、前記第
2の偏光回転素子、前記第2の偏光分離素子の順に構成
し、外部からの電気信号により前記入射像変位手段を駆
動し、結像光学系によって撮像素子に入射する入射像を
変位させ、結像位置を変えたり、そのまま変位させない
で結像させる駆動方法において、1フレーム分の画像デ
ータを第1、第2、第3、第4フィールドデータの4つ
で構成し、それぞれのフィールドで入射像の垂直方向変
位、水平方向変位、垂直水平方向変位、非変位を行って
撮像した後、1フレーム分の画像データとして電気的に
合成する駆動方法であって、n番目のフレームにおい
て、前記第1の入射像変位手段を、第1フィールドから
第2フィールドに切り替わるときと、第3フィールドか
ら第4フィールドに切り替わるときにスイッチングさ
せ、前記第2の入射像変位手段を、第2フィールドから
第3フィールドに切り替わるときと第4フィールドから
n+1番フレームの第1フィールドに切り替わるときに
スイッチングさせ、あるいは、前記第2の入射像変位手
段を、第1フィールドから第2フィールドに切り替わる
ときと、第3フィールドから第4フィールドに切り替わ
るときにスイッチングさせ、前記第1の入射像変位手段
を第2フィールドから第3フィールドに切り替わる時
と、第4フィールドからn+1番フレームの第1フィー
ルドに切り替わるときにスイッチングさせ、それぞれの
フィールドで画像を取り込むようにしたものである。
【0021】このように、本発明の発光素子アレイプリ
ンタの光書き込み装置の駆動方法によれば、n番目のラ
インにおいて奇数データから偶数データの順で書き込む
場合、n+1番目ラインの書き込みでは、偶数データか
ら奇数データの順に逆転させて、書き込むようにするこ
とを特徴とする。
【0022】すなわち、n−1番目のラインが偶数デー
タ→奇数データ、n番目ラインが奇数データ→偶数デー
タ、n+1番目ラインが偶数データ→奇数データの順で
書き込むので、ラインの切り替わりでデータの偶数・奇
数が切り替わらない。
【0023】したがって、ラインの切り替わりで結像位
置変位手段の偏光回転素子のスイッチングをする必要が
なくなる。よって、1ライン分の書き込みにおいて、偏
光回転素子のスイッチングが一度でよいことになる。ま
た、本発明の撮像装置の駆動方法によれば、 (1)入射像変位手段を備えた撮像装置で、n番目のフ
レームを撮像する際、入射像の変位像、非変位像の順序
で撮像する場合、n+1番目のフレームでは、非変位
像、変位像の順に逆転させて、撮像することを特徴とす
る。
【0024】したがって、n−1番目のフレームの撮像
で、非変位像→変位像を、n番目のフレームでは、変位
像→非変位像 n+1番目のフレームでは、非変位像→変位像の順で書
き込むので、フレームの切り替わりで入射像変位手段の
偏光回転素子のスイッチングをする必要がなくなる。
【0025】よって、1フレームの撮像において、偏光
回転素子のスイッチングが一度でよいことになる。 (2)入射像を撮像素子に対して垂直方向に変位させる
ような第1の入射像変位手段と、入射像を撮像素子に対
して水平方向に変位させるような第2の入射像変位手段
を備えた撮像装置において、n番目のフレームを撮像す
る時に、第1の入射変位手段を第1フィールドから第2
フィールドへの切り替わりの時と、第3フィールドから
第4フィールドへの切り替わりでスイッチングさせ、第
2の入射像変位手段を第2フィールドから第3フィール
ドへの切り替わりの時と、第4フィールドから、n+1
番目フレームの第1フィールドに切り替わる時にスイッ
チングするようにしたこと特徴とする。
【0026】したがって、第1、第2それぞれの入射像
変位手段の偏光回転素子は2フィールドあたり1回のス
イッチングを行えばよいことになる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明が
適用される発光素子アレイプリンタの光書き込み部の概
略図である。この図に示すように、発光素子アレイプリ
ンタは、発光素子アレイプリンタの光書き込み部におい
て、外部からの電気信号に応じて、書き込み光の経路を
切り替え、露光する位置を発光素子に対向する位置と、
それらの中間位置を露光するように結像位置を変位させ
る結像位置変位手段を備えている。
【0028】その結像位置変位手段を備えた発光素子ア
レイプリンタにおいて、発光素子アレイプリントヘッド
11は、発光素子11−1、この発光素子11−1が複
数個(例えば128個)モノリシックに集積された発光
素子アレイチップ11−2、この発光素子アレイチップ
11−2と、それを駆動するためのドライバIC(図示
しない)とが、互いに電気的に接続され、複数個(例え
ば40個)が実装された基板11−3から構成されてい
る。
【0029】さらに、集束性のロッドレンズアレイ1
2、結像位置変位手段13、感光媒体としての感光ドラ
ム14を備えており、外部からの電気信号により結像位
置手段13を駆動させ、外部からの印字データにしたが
って発光した書き込み光の経路を変化させ、ロッドレン
ズアレイ12によって結像する感光ドラム14上の結像
位置を変えることができる。
【0030】図2に図1で示した光書き込み部における
結像位置変位手段の一例の拡大図を示す。ここでは、結
像位置変位手段13は、偏光子13−1と、強誘電性液
晶素子による偏光回転素子13−2と、方解石などの複
屈折素子13−3とで構成されている。
【0031】偏光子13−1は書き込み光を、例えばx
z面に振動面をもつ直線偏光に変換する。偏光回転素子
13−2は駆動装置13−4からの電気信号に応じて、
直線偏光を90°回転させて透過させたり、そのまま回
転させないで透過させたりする素子である。ここでは、
偏光回転素子13−2として強誘電性液晶素子を用いて
いる。
【0032】複屈折素子13−3は光の透過方向(Z軸
方向)と垂直に光の入射面を設定し、その結晶軸を、例
えばyz面内の所定の角度φに設定した、光学的な一軸
結晶である。そこで、入射する直線偏光が、yz面内で
振動する場合、所定の距離だけ偏光しながら透過(シフ
ト)し、直線偏光が、xz面内で振動する場合、変位し
ないで透過(スルー)する。
【0033】したがって、駆動装置13−4からの電気
信号により、偏光回転素子13−2が複屈折素子13−
3へ入射する書き込み光の偏光方向を制御し、透過光を
シフトさせたり、スルーで透過させたりしている。他の
例として、偏光回転素子13−2として液晶素子を用い
る場合、反強誘電性液晶素子、電傾効果を与えるスメク
ティック相の強誘電性液晶素子など、電気的な制御で直
線偏光を90°回転させたり、そのまま透過させること
ができる素子を用いることが可能である。また、他の電
気光学効果を用いた偏光回転素子を用いてもよい。
【0034】また、結像位置変位手段13の構成の例で
は書き込み光の透過する順に、偏光子13−1、偏光回
転素子13−2、複屈折素子13−3と積層されている
が、順序を変えて複屈折素子13−3、偏光回転素子1
3−2、偏光子13−1と並べ替えてもよい。また、ロ
ッドレンズアレイ12と結像位置変位手段13の位置関
係においても、発光素子アレイプリントヘッド11から
の書き込み光が感光ドラム14上に結像できればよく、
その位置は指定しない。さらに、結像位置変位手段13
の各々の構成部材の間にロッドレンズアレイ12が挿入
される構成になってもよく、プリンタヘッド周辺の限ら
れた空間において適切なものを選択すればよい。
【0035】 S=〔D(b2 −a2 )/2c2 〕sin2φ …(1) ここで、a=1/ne ,b=1/n02 =a2 sin2 φ+b2 cos2 φ 上記(1)式は複屈折素子における結晶軸方向φと結晶
厚さDから変位量Sを導き出す式である。ここで、n0
とne は入射光波長における複屈折素子の屈折率異方性
であり、方解石を用いた場合、以下の(2)式のように
示される。
【0036】 ne =1.652 n0 =1.484 …(2) 図3は複屈折素子として方解石を用い、21.15μm
の変位量を得るための結晶軸方向φと結晶厚さDの関係
を示した図であり、横軸に光軸角度φ〔°〕、縦軸に結
晶厚D〔μm〕が示されている。
【0037】この図に示すように、21.15μmの変
位量は、600dpi(ドットパーインチ)に並んだ発
光素子アレイを用いて、2倍の1200dpiの解像度
で印刷する場合の変位量に相当する。これより、21.
15μmの変位量を得るためには、結晶軸方向φと結晶
厚さDで、種々の素子が選べることになり、取り扱い易
さ、加工性などの面から選べばよい。ここでは、例え
ば、角度φ=16.5°、厚さD=396μmの方解石
を用いる。
【0038】以下、本発明の発光素子アレイプリンタの
原理的な動作について説明する。図4は本発明が適用さ
れる発光素子アレイプリンタの原理的な動作を示す図で
ある。ここでは、奇数データを印字するときにシフトさ
せず(スルーとし)、偶数データを印字するときにシフ
トさせると仮定する。
【0039】結像位置変位手段13は、偏光子13−1
により、発光素子11−1からの書き込み光を、xz面
に振動面をもつ直線偏光に変換する。奇数データを印字
するときには、偏光回転素子13−2である強誘電性液
晶素子に、偏光を回転させないような極性の電界を印加
する。複屈折素子13−3に入射する光は、この場合、
xz面内で振動するので変位しないで透過(スルー)す
る。
【0040】次に、偶数データを印字するときには、偏
光回転素子13−2である強誘電性液晶素子に、偏光を
90°回転するような極性の電界を印加する。複屈折素
子13−3に入射する光は、この場合、yz面内で振動
するので、所定の距離だけ変位しながら透過(シフト)
する。結像位置の変位距離を発光素子間距離(=N)の
半分(=N/2)にすることにより、露光密度を発光素
子密度の2倍にすることができる。
【0041】
【実施例1】図5は本発明の第1実施例を示す結像位置
変位手段を備えた発光素子アレイプリントヘッドの駆動
タイムチャートである。図5(a)に示すライン周期T
の半分の時間が、図5(b)に示すフィールド周期Fで
あり、発光素子11−1はフィールド毎に、奇数デー
タ、偶数データに対する発光動作を行う。つまり、図5
(c)に示すような奇数データ発光、図5(d)に示す
ような偶数データ発光を行う。そして、図5(e)に示
すような強誘電性液晶素子駆動パルス波形、図5(f)
に示すような強誘電性液晶素子スイッチング状態とな
る。
【0042】前述したように、奇数データ印字の時は、
図5(g)に示すように、結像位置変位手段13はスル
ーの状態であり、偶数データ印字の時は、結像位置変位
手段13はシフトの状態である。n番目のラインを印刷
する場合、ライン周期パルスが投入されて、まず、第1
フィールドの各々の奇数データに対して発光動作が行わ
れる。このとき、結像位置変位手段13はスルーの状態
である。露光ドットは、感光ドラム14上の発光素子1
1−1に対向する位置に結像される。
【0043】第1フィールドの奇数データに対する発光
が完了した後、偏光回転素子13−2である強誘電性液
晶素子へは、スルー状態からシフト状態に切り替えるた
め、駆動パルス波形、あるいはステップ波形が印加され
る。奇数データに対する発光が完了し、第2フィールド
における偶数データ発光が開始されるまでの時間で、結
像位置変位手段13はスルー状態からシフト状態に切り
替わる。
【0044】続いて、第2フィールドの偶数データに対
する発光動作を行う。このとき、結像位置変位手段13
はシフトの状態である。露光ドットは、感光ドラム14
上の発光素子11−1に対向する位置から半ピッチ分変
位した位置に結像される。続いて、n+1番目のライン
を印刷する。n+1番目ラインの第1フィールドでは、
n番目のラインの第2フィールドと同様、偶数データを
印刷する。したがって、結像位置変位手段13はシフト
の状態を保持したままであり、露光ドットは、感光ドラ
ム14上の発光素子11−1に対向する位置から半ピッ
チ分変位した位置に結像される。
【0045】第1フィールドの偶数データに対する発光
が完了した後、偏光回転素子13−2である強誘電性液
晶素子へは、シフト状態からスルー状態に切り替えるた
め、逆極性の駆動パルス波形あるいはステップ波形が印
加される。第1フィールドで偶数データに対する発光が
完了し、第2フィールドにおける奇数データ発光が開始
されるまでの時間で、結像位置変位手段13はシフト状
態からスルー状態に切り替わる。
【0046】続いて、第2フィールドの奇数データに対
する発光動作を行う。このとき、結像位置変位手段13
はスルーの状態である。露光ドットは、感光ドラム14
上の発光素子11−1に対向する位置に結像される。続
いて、n+2番目のラインを印刷する。n+2番目のラ
インはn番目のラインの印刷と同様の順序で印刷され、
n+3番目のラインはn+1番目のラインと同様の手順
で印刷される。
【0047】本発明の駆動方式によれば、結像位置変位
手段13を、前ラインの第2フィールドの状態を保持し
たままにしておき、前ラインの第2フィールド側データ
(奇数または偶数)を印刷するようにする。したがっ
て、n−1番目のラインが偶数データ→奇数データ、n
番目ラインが奇数データ→偶数データ、n+1番目のラ
インが偶数データ→奇数データの順で書き込むので、ラ
インの切り替わりでデータの偶数・奇数が切り替わらな
い。つまり、ラインの切り替わりで強誘電性液晶素子の
スイッチングをする必要がなくなる。
【0048】図6は従来例における駆動方式と本発明の
第1実施例の駆動方式の強誘電性液晶素子に与えられる
応答速度を示す図であり、横軸に印刷速度〔ppm〕、
縦軸にFLCの応答時間〔μsec〕を示している。た
だし、発光素子の発光時間は125μsecで変わらな
いものとする。この図は、印刷速度によって決まる1ラ
イン分の時間に対し、強誘電性液晶に割り当てられる時
間の上限を表す。図中、aは本発明の駆動方式を用いた
場合の印刷速度に対する強誘電性液晶の応答、bは従来
の駆動方式を用いた場合の印刷速度に対する強誘電性液
晶の応答を示している。
【0049】本発明によれば、同一の印刷速度を得るの
に、強誘電性液晶の速度は従来例より遅くてよいため、
材料の選択幅を大きくとることができる。また、強誘電
性液晶の応答速度は電界の大きさを大きくすれば速くな
るが、遅くてよいのであれば、電界を大きくする必要も
なく、特別な回路系を装置に付けなくてもよいことにな
る。
【0050】また逆に、強誘電性液晶の応答速度を一定
とした場合、印刷速度を速くすることができる。図6か
ら明らかなように、例えば、強誘電性液晶(例えば、チ
ッソ石油化学株式会社製、CS−1024などが適当で
ある)の応答速度が78μsecであった場合、従来の
駆動方式bでは、8ppmの印刷速度であったのに対
し、本発明の駆動方式aによれば、10ppmの印刷速
度が得られることになり、25%の改善効果が得られる
ことになる。従来の駆動方式で10ppmを得るために
は、40μsecまで改善する必要があり、その場合、
同一の材料では駆動電圧を上げるか、材料を別なものに
変えなくてはならない。材料を別なものにする場合も、
材料の選択幅が限定される可能性がある。
【0051】
【実施例2】この実施例では、本発明の撮像素子への適
用例(その1)について説明する。図7は本発明の第2
実施例を示す外部からの電気信号に応じて、入射像を相
対的に変位させて撮像素子に結像させるような、入射像
変位手段を備えた撮像装置の一例を示す図である。
【0052】本発明の適用範囲は、発光素子アレイプリ
ンタの光書き込み部だけではなく、撮像装置にも適用さ
れる。この撮像装置は、外部からの電気信号に応じて、
入射像を相対的に変位させて撮像素子に結像させるよう
な、入射像変位手段を備えた撮像装置である。固体撮像
素子は、2次元的なマトリクスアレイ状に配置されてい
るので、一方向へ1次元的に高解像度化する場合と、二
方向にシフトさせて2次元的に高解像度化する場合があ
るが、一方向に1次元的に高解像度化するものだけにつ
いて、本発明の駆動方法を適用する。ここでは、y軸方
向に一方向だけシフトさせて高解像度化する場合につい
て説明する。他の例ではx軸方向に一方向だけシフトさ
せて高解像度化する場合、x軸からy軸に45度方向に
アレイピッチの2分の1の距離だけシフトさせる場合が
あるが、基本的な構成・動作は同一なので、説明は省略
する。
【0053】被写体からの光21はレンズなどの結像光
学系22、入射像変位手段23を経て、マトリクス状に
配置された固体撮像素子24で撮像される。入射像変位
手段23は偏光子23−1によって、被写体からの光2
1を、例えばyz面に振動面をもつ直線偏光に変換す
る。偏光回転素子23−2は駆動装置25からの電気信
号に応じて、直線偏光を90°回転させて透過させた
り、そのまま回転させないで透過させたりする素子であ
る。ここでは、偏光回転素子23−2として強誘電性液
晶素子を用いている。複屈折素子23−3は光の透過方
向(Z軸方向)と垂直に光の入射面を設定し、その結晶
軸を、例えばyz面内にあり、z軸方向から所定の角度
φに設定した、光学的な一軸結晶である。
【0054】入射する直線偏光が、yz面内で振動する
場合、所定の距離だけ変位しながら透過(シフト)し、
直線偏光がxz面内で振動する場合、変位しないで透過
(スルー)する。したがって、駆動装置25からの電気
信号により、偏光回転素子23−2が複屈折素子23−
3へ入射する書き込み光の偏光方向を制御し、透過光を
シフトさせたり、スルーで透過させたりしている。
【0055】他の例として、偏光回転素子23−2とし
て液晶素子を用いる場合、反強誘電性液晶素子、電傾効
果を与えるスメクティック相の強誘電性液晶素子など、
電気的な制御で直線偏光を90°回転させたり、そのま
ま透過させたりすることができる素子を用いることが可
能である。また、他の電気光学効果を用いた偏光回転素
子を用いてもよい。なお、図7において、26は信号処
理装置、27は同期信号発生装置である。
【0056】図8は本発明を適用する撮像装置の原理的
な動作を示す図であり、図8(a)はその撮像装置にお
ける画像スルー状態を示す図、図8(b)はその撮像装
置における画像シフト状態を示す図である。まず、入射
像を変位させない場合の動作について説明する。図8
(a)に示すように、入射像変位手段23は偏光子23
−1により、被写体からの光21を、yz面に振動面を
もつ直線偏光に変換する。
【0057】偏光回転素子23−2である強誘電性液晶
素子に、偏光を90°回転させるような極性の電界を印
加する。複屈折素子23−3に入射する光は、この場
合、xz面内で振動するので、変位しないで透過(スル
ー)する。次に、入射像を変位させる場合の動作につい
て説明する。図8(b)に示すように、偏光回転素子2
3−2である強誘電性液晶素子に、偏光を回転させない
ような極性の電界を印加する。
【0058】複屈折素子23−3に入射する光は、この
場合、yz面内で振動するので、所定の距離だけ変位し
ながら透過(シフト)する。入射像変位距離を固体撮像
素子24のアレイ間隔(=P)の半分(=P/2)にす
ることにより、被写体の像は、両者で相対的に撮像素子
の半ピッチ分変位した像が取り込まれ、信号処理系に送
られる。
【0059】信号処理系では、両者の画像を合成し、被
写体の像を再構成する。この結果、被写体の像はy軸方
向に高解像度化されることになる。なお、図8におい
て、22はレンズ等の結像光学系である。図9は本発明
の第2実施例を示す入射像を撮像素子に対して相対的に
変位させた様子を示す概念図である。ここでは斜め方向
に変位させる1次元変位の場合を示す。撮像装置の固体
撮像素子24はタイル上に設置され、入射像28が撮像
面に結像している。ここで像をとらえた固体撮像素子2
4にハッチングをかけている。
【0060】図9(a)は第1フィールドにおいて、入
射像28を変位させないで固体撮像素子24に結像させ
た場合を示している。図9(b)は第2フィールドにお
いて、入射像変位手段23によって、入射像28を斜め
方向に固体撮像素子24の半ピッチ分変位させた様子を
示している。図10は本発明の第2実施例を示す、図9
における第1フィールドの撮像画像と第2フィールドの
撮像画像を電気的に合成し、1フレーム分の画像を生成
した概念図である。この図に示されるように、入射像の
変位と撮像画像間の電気的な合成によって、高解像度化
されていることが分かる。
【0061】このような撮像装置に、図5に示した本発
明の駆動方法を適用する場合の動作について説明する。
図11は図5の駆動タイミングを撮像装置の駆動に適用
したときの駆動タイミングチャートである。図11
(a)に示すフレーム周期Tの半分の時間が、図11
(b)に示すフィールド周期Fであり、撮像素子はフィ
ールド毎に変位しないで結像する画像と、相対的に変位
した画像を取り込む。つまり、図11(c)に示すよう
な変位しない入射像の撮像、図11(d)に示すような
変位した入射像の撮像、図11(e)に示すような強誘
電性液晶素子駆動パルス波形、図11(f)に示すよう
な強誘電性液晶素子スイッチング状態となる。
【0062】n番目のフレームを撮像する場合、フレー
ム周期パルスが投入されて、まず、第1フィールドの撮
像画像を取り込む。このとき、入射像変位手段23はス
ルーの状態である。被写体の像は変位されずに固体撮像
素子24に結像され、撮像される。第1フィールドの撮
像が完了した後、偏光回転素子23−2である強誘電性
液晶素子へは、スルー状態からシフト状態に切り替える
ため、駆動パルス波形、あるいはステップ波形が印加さ
れ、第2フィールドにおける撮像が開始されるまでの時
間で、入射像変位手段23はスルー状態からシフト状態
に切り替わる。
【0063】続いて、第2フィールドの撮像を行う。こ
のとき、入射像変位手段23はシフトの状態である。被
写体の像は固体撮像素子24のアレイピッチの半分の距
離だけ変位して固体撮像素子24に結像し、撮像素子で
撮像される。続いて、n+1番目のフレームを撮像す
る。
【0064】n+1番目のフレームの第1フィールドで
は、n番目のフレームの第2フィールドと同様、シフト
した入射像を撮像する。したがって、入射変位手段23
はシフトの状態を保持したままであり、被写体の像は固
体撮像素子24のアレイピッチの半分の距離だけ変位し
て固体撮像素子に結像し、撮像素子で撮像される。第1
フィールドで、変位した被写体の像を撮像した後、偏光
回転素子23−2である強誘電性液晶素子へは、シフト
状態からスルー状態に切り替えるため、逆極性の駆動パ
ルス波形、あるいはステップ波形が印加される。第2フ
ィールドにおける撮像が開始されるまでの時間で、入射
像変位手段23はシフト状態からスルー状態に切り替わ
る。
【0065】続いて、第2フィールドの撮像を行う。こ
のとき、入射像変位手段23はスルーの状態である。し
たがって、入射像は、変位せずに撮像素子に結像し、撮
像される。続いて、n+2番目のフレームを撮像する。
n+2番目のフレームはn番目のフレームの撮像と同様
の順序で撮像され、n+3番目のフレームはn+1番目
のフレームと同様の手順で撮像される。
【0066】このような高解像度化を目的とする撮像装
置においても、図5に示した本発明の駆動方法を適用す
ることによって、高速化を図ることができる。例えば、
フレーム周波数が高くなり、高画質化を図る場合などの
高速な撮像の必要がある場合に効果がある。
【0067】
【実施例3】次に、本発明の撮像素子への適用例(その
2)について説明する。図12は本発明の第3実施例を
示す入射像を相対的に変位させて撮像素子に結像させる
ような入射像変位手段を備えた撮像装置の一例を示す図
である。第2実施例では一方向に1次元的に高解像度化
する場合のみについて説明したが、この実施例では、図
12に示すように、x軸方向へのシフトとy軸方向への
シフトを組み合わせて、2次元的に高解像化を図る場合
にも、若干の応用で適用することができる。
【0068】つまり、x軸方向へのシフトとy軸方向へ
のシフトを組み合わせて、2次元的に高解像度化を図る
ものである。被写体からの光(入射光)31はレンズな
どの結像光学系32、入射像変位手段33を経て、マト
リクス状に配置された固体撮像素子34で撮像される。
入射像変位手段33は、入射光31の進行方向から順
に、偏光子33−1、第1の偏光回転素子33−2、第
1の複屈折素子33−3、第2の偏光回転素子33−
4、第2の複屈折素子33−5から構成されている。偏
光子33−1によって被写体からの光31(入射光)
を、例えばxz面に振動面をもつ直線偏光に変換する。
第1の偏光回転素子33−2は駆動装置33−6からの
電気信号に応じて、直線偏光を90°回転させて透過さ
せたり、そのまま回転させないで、透過させたりする素
子である。
【0069】第1の複屈折素子33−3は入射光31を
y軸方向にシフトさせるものであり、入射光31の透過
方向(Z軸方向)と垂直に光の入射面を設定し、その結
晶軸を、yz面内にあって、z軸方向から所定の角度に
設定した光学的な一軸結晶である。第2の偏光回転素子
33−4は、第1の偏光回転素子33−2と同じ働きを
なすものである。
【0070】第2の複屈折素子33−5は、入射光31
をx軸方向にシフトさせるものであり、入射光31の透
過方向(Z軸方向)と垂直に入射光31の入射面を設定
し、その結晶軸を、xz面内にあって、z軸方向から所
定の角度に設定した光学的な一軸結晶である。入射する
直線偏光がxz面内で振動する場合、x軸方向に所定の
距離だけ変位しながら透過(シフト)し、直線偏光がy
z面内で振動する場合、変位しないで透過(スルー)す
る。したがって、第1の駆動装置33−6からの電気信
号によって第1の偏光回転素子33−2が、第1の複屈
折素子33−3へ入射する書き込み光の偏光方向を制御
し、y軸方向に透過光をシフトさせたり、スルーで透過
させる。
【0071】さらに、第2の駆動装置33−7からの電
気信号によって第2の偏光回転素子33−4が、第2の
複屈折素子33−5へ入射する書き込み光の偏光方向を
制御し、x軸方向に透過光をシフトさせたり、スルーで
透過させている。したがって、x軸方向、y軸方向のシ
フトを組み合わせて2次元的に入射像を変位させてい
る。撮像面には例えば固体撮像素子がある。
【0072】図13は本発明の第3実施例を示す固体撮
像素子の一画素分を表す平面図である。図13(a)に
示すように、開口部36と配線等非開口部37があり、
開口率は20%から40%といわれている。したがっ
て、結像光学系によって結像しても、像は離散的であり
解像度は低い。例えば、本撮像装置での固体撮像素子の
開口部と第1の撮像領域(シフトさせない場合に撮像で
きる領域)を図13(b)に示すようにした場合、第2
から第4の撮像領域38は非開口部37に遮られてい
る。そこで、本撮像装置ではx軸方向への変位とy軸方
向への変位を組み合わせて、第2から第4の撮像領域3
8も撮像できるようにする。これにより得られた像は、
信号処理部により合成され、解像度が縦横2倍ずつ向上
されることになる。
【0073】ここで、用いている偏光回転素子は、第
1、第2実施例で用いるものと同様なので、説明は省略
する。さらに、入射像変位手段33は上記の構成順でな
くてもよく、第1の複屈折素子33−3、第1の偏光回
転素子33−2、偏光子33−1、第2の偏光回転素子
33−4、第2の複屈折素子33−5などのようにして
もよく、本発明の適用範囲から除外するものではない。
また、第1の複屈折素子33−3をy軸方向の変位、第
2の複屈折素子33−5をx軸方向の変位としている
が、両者の変位方向を互いに逆にしてもよい。
【0074】図12に示した上記構成の撮像装置は、第
1の偏光回転素子33−2、第2の偏光回転素子33−
4それぞれにおける偏光回転の組み合わせによって、入
射像が固体撮像素子34に対して相対的に変位する。表
1は、第1、第2の偏光回転素子における偏光回転状況
と、それによって、第1、第2の複屈折素子で発生する
シフトの組み合わせによって、一画素当たり撮像できる
領域を示したものである。
【0075】
【表1】
【0076】すなわち、1フレームを4フィールドで構
成し、各フィールドで各領域を撮像している。これに、
本発明の駆動方式を適用する。図14は本発明の第3実
施例を示す2次元的な入射像変位手段を備えた撮像装置
における本発明の入射像変位手段の駆動タイミングチャ
ートであり、図14(a)はフレーム周期T、図14
(b)はフィールド周期F、図14(c)は第1の偏光
回転素子の駆動パルス波形、図14(d)は第1の偏光
回転素子の状態、図14(e)は第2の偏光回転素子の
駆動パルス波形、図14(f)は第2の偏光回転素子の
状態、図14(g)は第1の複屈折素子の機能、図14
(h)は第2の複屈折素子の機能、図14(i)は撮像
領域をそれぞれ示している。
【0077】図に示すように、1フレームを4フィール
ドで構成し、各フィールドで図13(b)に示した各撮
像領域の撮像を行う。n番目のフレームにおいて、第1
の偏光回転素子33−2は前フレームの第4フィールド
の状態(例えば、回転なし)を保持しておく、第2の偏
光回転素子33−4は前フレームの第4フィールドの状
態から、もう一方の状態(例えば、90°回転)へと移
行させる。移行のための時間(応答時間)の後、入射像
は、第2の複屈折素子33−5において、x軸方向にシ
フトし、第2の撮像領域が固体撮像素子34の開口部に
移動し、撮像される。
【0078】第2フィールドにおいて、第1の偏光回転
素子33−2は、第1フィールドの状態からもう一方の
状態(例えば、90°回転)へと移行させ、第2の偏光
回転素子33−4は第1フィールドの状態(例えば、9
0°回転)を保持しておく。移行のための時間(応答時
間)の後、入射像は、第1の複屈折素子33−3におい
て、y軸方向にシフトし、第2の複屈折素子33−5に
おいて、x軸方向にシフトする。すなわち、第4の撮像
領域が固体撮像素子34の開口部に移動し、撮像され
る。
【0079】第3フィールドにおいて、第1の偏光回転
素子33−2は、第2フィールドの状態(例えば、90
°回転)を保持しておく、第2の偏光回転素子33−4
は、第2フィールドの状態から、もう一方の状態(例え
ば、回転なし)へと移行させる。移行のための時間(応
答時間)の後、入射像は、第1の複屈折素子33−3に
おいて、y軸方向にシフトし、第3の撮像領域が固体撮
像素子34の開口部に移動し、撮像される。
【0080】第4フィールドにおいて、第1の偏光回転
素子33−2は、第3フィールドの状態から、もう一方
の状態(例えば、回転なし)へと移行させ、第2の偏光
回転素子33−4は第3フィールドの状態(例えば、回
転なし)を保持しておく、移行のための時間(応答時
間)の後、入射像は、シフトせず、第1の撮像領域が固
体撮像素子34に撮像される。
【0081】次のn+1番目のフレームではn番目のフ
レームと同様のタイミングでスイッチングを行う。この
ように構成したので、この実施例によれば、4フィール
ド分の状態を構成するのに、各偏光回転素子は2フィー
ルド当り1度スイッチングを行えばよいことになる。
【0082】例えば、フレーム周期Tが60Hz(1
6.7msec)の場合、1フィールドあたりの時間は
4.16msecである。本発明の駆動方式を用いるこ
とにより、偏光回転素子のスイッチング時間に余裕をも
たせることができる。これは、例えば偏光回転素子の材
料を選択する場合にも時間的な制限が緩和される。ま
た、動画などで滑らかな画像を得る場合に、フレーム周
波数を高くする必要があるが、その場合にも有利であ
る。
【0083】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0084】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 〔1〕請求項1記載の発明によれば、強誘電性液晶の応
答速度を速くしたり、発光素子の発光パワーを上げて発
光時間を短くすることなく、印刷速度を向上させること
ができる発光素子アレイプリンタの光書き込み装置の駆
動方法を得ることができる。
【0085】〔2〕請求項2記載の発明によれば、高解
像度化を目的とする撮像装置においても、高速化を図る
ことができる。例えば、フレーム周波数が高くなり、高
画質化を図る場合など、高速な撮像の必要がある場合に
効果がある。 〔3〕請求項3記載の発明によれば、高解像度化を目的
とする画像装置において偏光回転素子のスイッチング時
間に余裕をもたせることができ、動画などで滑らかな画
像を得る場合にフレーム周波数を高くする必要がある
が、その場合にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される発光素子アレイプリンタの
光書き込み部の概略図である。
【図2】本発明が適用される発光素子アレイプリンタの
光書き込み部における結像位置変位手段の一例の拡大図
である。
【図3】複屈折素子として方解石を用い、21.15μ
mの変位量を得るための結晶軸方向φと結晶厚さDの関
係を示した図である。
【図4】本発明が適用される発光素子アレイプリンタの
原理的な動作を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す結像位置変位手段を
備えた発光素子アレイプリントヘッドの駆動タイムチャ
ートである。
【図6】従来例における駆動方式と本発明の第1実施例
の駆動方式の強誘電性液晶素子に与えられる応答速度を
示す図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す外部からの電気信号
に応じて入射像を相対的に変位させて撮像素子に結像さ
せるような入射像変位手段を備えた撮像装置の一例を示
す図である。
【図8】本発明を適用する撮像装置の原理的な動作を示
す図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す入射像を撮像素子に
対して相対的に変位させた様子を示す概念図である。
【図10】本発明の第2実施例を示す、図9における第
1フィールドの撮像画像、第2フィールドの撮像画像を
電気的に合成し、1フレーム分の画像を生成した概念図
である。
【図11】本発明の第2実施例を示す発光素子アレイプ
リントヘッドの駆動タイミングを撮像装置の駆動に適用
したときの駆動タイミングチャートである。
【図12】本発明の第3実施例を示す入射像を相対的に
変位させて撮像素子に結像させるような入射像変位手段
を備えた撮像装置の一例を示す図である。
【図13】本発明の第3実施例を示す固体撮像素子の一
画素分を表す平面図である。
【図14】本発明の第3実施例を示す2次元的な入射像
変位手段を備えた撮像装置における入射像変位手段の駆
動タイミングチャートである。
【図15】結像位置変位手段を備えた発光素子アレイプ
リンタを示す図である。
【図16】従来の発光素子アレイプリンタの結像位置変
位手段の拡大図である。
【図17】従来の結像位置変位手段を備えた発光素子ア
レイプリンタの原理的な動作を示す図である。
【図18】従来例における結像位置変位手段の駆動のタ
イムチャートである。
【符号の説明】
11 発光素子アレイプリントヘッド 11−1 発光素子 11−2 発光素子アレイチップ 11−3 基板 12 集束性のロッドレンズアレイ 13 結像位置変位手段 14 感光ドラム 13−1,23−1,33−1 偏光子 13−2 強誘電性液晶素子による偏光回転素子 13−3 複屈折素子 13−4 駆動装置 21,31 被写体からの光(入射光) 22,32 結像光学系 23,33 入射像変位手段 23−2 偏光回転素子 23−3 複屈折素子 24,34 固体撮像素子 25 駆動装置 26 信号処理装置 27 同期信号発生装置 28 入射像 33−2 第1の偏光回転素子 33−3 第1の複屈折素子 33−4 第2の偏光回転素子 33−5 第2の複屈折素子 33−6 第1の駆動装置 33−7 第2の駆動装置 36 開口部 37 配線等非開口部 38 第2の撮像領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 27/32 (72)発明者 中村 幸夫 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの電気信号に応じて、書き込み
    光の経路を切り替え、露光する位置を発光素子に対向す
    る位置と、それらの中間位置を露光するように結像位置
    を変位させる結像位置変位手段を備えた発光素子アレイ
    プリンタの光書き込み装置であって、 前記結像位置変位手段が、強誘電性液晶と、電傾効果を
    示すスメクティック液晶と、反強誘電性液晶とから選ば
    れた少なくとも一種類の液晶を用いている偏光回転素子
    あるいは他の電気光学効果を用いた偏光回転素子と、光
    学的に透明な複屈折媒体からなる偏光分離素子と、偏光
    を与える偏光子からなっており、 外部からの電気信号により、前記結像位置変位手段を駆
    動し、外部からの印字データにしたがって発光した書き
    込み光の経路を変化させ、結像位置を変えたり、そのま
    ま変位させないで結像させる駆動方法において、 1ライン分の印字データを奇数データ、偶数データに分
    割し、1ラインを時間的に第1フィールドと第2フィー
    ルドに分割して、それぞれのフィールドで奇数データ、
    偶数データを印刷する方法であって、n番目のラインを
    印刷する際、前記結像位置変位手段をn−1番目の第2
    フィールドの状態を保持したまま、n−1番目の第2フ
    ィールドにおいて、印刷した方のデータを第1フィール
    ドで印刷し、前記結像位置変位手段をもう一方の状態に
    切り替えた後、第2フィールドにおいて、もう一方のデ
    ータを印刷するようにしたことを特徴とする発光素子ア
    レイプリンタの光書き込み装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 外部からの電気信号に応じて、入射像を
    相対的に変位させて撮像素子に結像させるような入射像
    変位手段を備えた撮像装置であって、 前記入射像変位手段が、強誘電性液晶と、電傾効果を示
    すスメクティック液晶と、反強誘電性液晶とから選ばれ
    た少なくとも一種類の液晶を用いている偏光回転素子あ
    るいは他の電気光学効果を用いた偏光回転素子と、光学
    的に透明な複屈折媒体からなる偏光分離素子と、偏光を
    与える偏光子からなっており、 外部からの電気信号により、前記入射像変位手段を駆動
    し、結像光学系によって撮像素子に入射する入射像を変
    位させ、結像位置を変えたり、そのまま変位させないで
    結像させる駆動方法において、 1フレーム分の画像データを第1フィールドデータと第
    2フィールドデータで構成し、それぞれのフィールドで
    入射像の変位、入射像の非変位を行って撮像した後、1
    フレーム分の画像データとして電気的に合成する駆動方
    法であって、n番目のフレームを撮像する際、前記入射
    像変位手段をn−1番目の第2フィールドの状態を保持
    したまま、n番フレームの第1フィールドのデータを取
    り込み、前記入射像変位手段をもう一方の状態に切り替
    えた後、第2フィールドのデータを取り込むようにした
    ことを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 外部からの電気信号に応じて、入射像を
    相対的に変位させて撮像素子に結像させるような入射像
    変位手段を備えた撮像装置であって、 前記入射像変位手段が、入射像を、撮像素子に対して垂
    直方向に変位させる第1の入射像変位手段と、水平方向
    に変位させる第2の入射像変位手段から構成されてお
    り、該第1、第2の入射像変位手段による変位・非変位
    の組み合わせによって、垂直方向変位、水平方向変位、
    垂直水平方向変位、非変位の4つの変位状態を実現でき
    るようにしたものであって、 前記第1の入射像変位手段が、強誘電性液晶と、電傾効
    果を示すスメクティック液晶と、反強誘電性液晶とから
    選ばれた少なくとも一種類の液晶を用いている第1の偏
    光回転素子あるいは他の電気光学効果を用いた第1の偏
    光回転素子と、光学的に透明な複屈折媒体からなる第1
    の偏光分離素子とから構成されており、 前記第2の入射像変位手段が、前記第1の偏光回転素子
    と同様の機能を有する第2の偏光回転素子と、前記第1
    の偏光分離素子と同様の機能を有する第2の偏光分離素
    子とから構成されており、光の進行方向から、偏光を与
    える偏光子、前記第1の偏光回転素子、前記第1の偏光
    分離素子、前記第2の偏光回転素子、前記第2の偏光分
    離素子の順に構成し、外部からの電気信号により前記入
    射像変位手段を駆動し、結像光学系によって撮像素子に
    入射する入射像を変位させ、結像位置を変えたり、その
    まま変位させないで結像させる駆動方法において、 1フレーム分の画像データを第1、第2、第3、第4フ
    ィールドデータの4つで構成し、それぞれのフィールド
    で入射像の垂直方向変位、水平方向変位、垂直水平方向
    変位、非変位を行って撮像した後、1フレーム分の画像
    データとして電気的に合成する駆動方法であって、 n番目のフレームにおいて、前記第1の入射像変位手段
    を、第1フィールドから第2フィールドに切り替わると
    きと、第3フィールドから第4フィールドに切り替わる
    ときにスイッチングさせ、前記第2の入射像変位手段
    を、第2フィールドから第3フィールドに切り替わると
    きと第4フィールドからn+1番フレームの第1フィー
    ルドに切り替わるときにスイッチングさせ、 あるいは、前記第2の入射像変位手段を、第1フィール
    ドから第2フィールドに切り替わるときと、第3フィー
    ルドから第4フィールドに切り替わるときにスイッチン
    グさせ、 前記第1の入射像変位手段を第2フィールドから第3フ
    ィールドに切り替わる時と、第4フィールドからn+1
    番フレームの第1フィールドに切り替わるときにスイッ
    チングさせ、 それぞれのフィールドで画像を取り込むようにしたこと
    を特徴とする撮像装置の駆動方法。
JP13337496A 1996-05-28 1996-05-28 発光素子アレイプリンタの光書き込み装置及び撮像装置の駆動方法 Withdrawn JPH09314898A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1011014A2 (en) * 1998-12-09 2000-06-21 Noritsu Koki Co., Ltd. Digital photographic printing device using pixel displacement by birefringence
JP2006293281A (ja) * 2005-03-17 2006-10-26 Seiko Epson Corp 光学部品及びプロジェクタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1011014A2 (en) * 1998-12-09 2000-06-21 Noritsu Koki Co., Ltd. Digital photographic printing device using pixel displacement by birefringence
EP1011014A3 (en) * 1998-12-09 2003-07-30 Noritsu Koki Co., Ltd. Digital photographic printing device using pixel displacement by birefringence
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