JPH09314677A - フィルム貼着用位置決め装置 - Google Patents

フィルム貼着用位置決め装置

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JPH09314677A
JPH09314677A JP13012896A JP13012896A JPH09314677A JP H09314677 A JPH09314677 A JP H09314677A JP 13012896 A JP13012896 A JP 13012896A JP 13012896 A JP13012896 A JP 13012896A JP H09314677 A JPH09314677 A JP H09314677A
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JP
Japan
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film
functional film
positioning device
rollers
sticking
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Application number
JP13012896A
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English (en)
Inventor
Seiju Tanaka
清樹 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C63/00Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
    • B29C63/02Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using sheet or web-like material

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被貼付体の対象面にフィルムを貼着する際に
フィルム裏面に損傷を生ぜず、且つ塵埃の付着しないフ
ィルム貼着用位置決め装置を提供する。 【解決手段】 フィルム貼着用位置決め装置18の搬送
用のローラ19,19‥‥を密に並設しその表面を鏡面
となし、且つ機能フィルム1の幅方向より長く選択する
と共に複数のローラを同期駆動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルムを被貼着面
に貼着する際に用いて好適なフィルム貼着用位置決め装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管(以下CRTと記す)或は他の
被貼着面に紫外線硬化樹脂等の接着剤を介して、機能フ
ィルム等を貼着している。この機能フィルムは例えは、
CRT等の表示装置では照明光等の映り込み防止機能、
帯電気防止機能、漏洩電界遮断機能、防汚機能等を有し
ている。
【0003】この様な機能フィルム1は図4に示す様に
ポリエチレンテレフタレート(以下PETと記す)から
なる基材フィルム2の両面にプライマ層3a及び3bを
形成し、一方のプライマ層3aはCRT4のフェースプ
レート面上に紫外線硬化接着剤5を介して貼着される様
に成される。又、他方のプライマ層3b上に低屈折率及
び高屈折率のハードコート層が積層されている。勿論、
帯電防止効果を得るために導電性層等もラミネートされ
て、総膜厚約200μm程度に構成されている。図4の
6及び7はプライマ層3b上にラミネートされた高屈折
フィルム6及び低屈折フィルム7を2層構成とした模式
的構成を示している。
【0004】図4は照明等の光の写り込み反射をキャン
セルさせる構成を模式的に示している。入射光8は低屈
折フィルム7及び高屈折フィルム6表面で反射される際
に反射光9は互に干渉し合って打ち消し合い、観測反射
光10が減衰される様に光路差とフィルム膜厚が選択さ
れる。
【0005】従来、この様な機能フィルム1をCRT4
のフェースパネルに貼着させるためには図5Aに示すよ
うに、フェースパネル11の内面に蛍光面を作製し、ア
パーチャグリル等よりなる色選別手段をフェースパネル
11内面に装着し、電子銃を含むファンネルガラス12
を接合し、防爆バンド等をシールラインを囲繞する様に
配設して、CRT4を完成させる。その後、CRT4の
フェースパネル11の表面を洗浄後、純水、アルコール
系溶剤に順次洗浄した後乾燥させる。
【0006】次に図5Bに示すように、フェースパネル
11の表面に紫外線硬化接着剤5を塗布する。この紫外
線硬化接着剤5としては、その硬化物の屈折率がパネル
の屈折率と0.8%以内の差となるように調整したもの
を用いる。例えば、紫外線硬化接着剤5として、分子量
550以上のビスフェノールA型エポキシ(メタ)アク
リレート:10重量%と、ウレタン(メタ)アクリレー
ト:20重量%と、水酸基含有モノ(メタ)アクリレー
ト:70重量%とよりなり、これら紫外線硬化接着剤5
に光重合開始剤3%と添加剤数%を含有させて用いる。
紫外線硬化接着剤5の塗布は、塗布前に予めその中に含
まれている気泡を脱泡しておき、公知の方法、例えばロ
ールコート法などにより行うことができる。
【0007】次に、図5C及び図5Dに示すように、紫
外線硬化接着剤5の塗布面に、フェースパネル11の正
面形状に合わせた形状に切断された機能フィルム1を被
着させる。その際に、図1で後述するも貼着作業は押圧
ローラ13を用いて自動化している。その後に、機能フ
ィルム1の上から、照射光源を用いて、紫外線を照射
し、図5に示す紫外線硬化接着剤5を硬化させる。照射
光源としては、メタルハライドランプ、高圧水銀ラン
プ、キセノンランプなどを使用することができ、照射エ
ネルギーとしては、300〜500mJ/cm2 程度が
適当である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の機能フ
ィルム1のCRT4のフェースパネル11への貼付工程
に於いては、予め、貼着対象面となるフェースパネル1
1の面積より若干小さい面積になるよう所定の大きさに
切断した機能フィルム1をカセット等からピックアップ
し、ピックアップされた1枚の機能フィルム1をフィル
ム位置決め装置に載置し、このフィルム位置決め装置で
機能フィルム1を貼着すべきCRT位置に搬送し、正し
い位置に規制した機能フィルム1を、引き出して、CR
T4のフェースパネル11面上に貼着させる様になされ
ている。
【0009】この様なフィルム貼着用位置決め装置に用
いる並列配置したフィルム搬送用ローラは合成樹脂で作
製され、図6に示す様に分離されて1対の搬送用ローラ
14a及び14bより構成され、これら搬送用ローラ1
4a及び14bはゴムベルト等の弾性材からなる伝達部
材15a及び15bが用いられていた。更に、この位置
決め装置内で把持用テープ16を仮接着させる手段を設
けていた。
【0010】上述の把持用テープ16はCRT4のフェ
ースプレート11上に機能フィルム1を持ち来す際に把
持手段が把持するためのもので、CRT4のフェースプ
レート11上に機能フィルム1を貼着した後に容易に剥
離出来る様に機能フィルム1に仮接着されている。
【0011】更に、機能フィルム1のPET2の下面に
設けられたプライマ層3aは硬度が鉛筆のF程度で極め
て柔かであり、図6で示す様な搬送用ローラ14a及び
14b上に載置すると下面に線状の傷17が破線で示す
様に発生する頻度が多く、又、塵埃が付着したままでC
RT4のフェースパネル11に機能フィルム1を接着さ
せると、CRT4を動作させた際に画面がギラつき、塵
埃の影が出てしまう問題があった。
【0012】本発明は叙上の問題点を解消したフィルム
貼着用位置決め装置を提供しようとするもので、その課
題とするところは機能フィルムの内面(裏面)に傷を発
生させず、且つ塵埃付着によるCRT4の不良を軽減可
能な機能フィルム貼着用位置決め装置を提供しようとす
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルム貼着用
位置決め装置は図1に示す様に被貼着面と同等以下の面
積に切断されたフィルム1を取り出して、フィルム貼着
用位置決め装置18に載置、搬送した位置で該フィルム
1の位置決めを行なった後に該被貼着面11に該フィル
ム1を貼着させる様に成したフィルム貼着用位置決め装
置18に於いて、このフィルム貼着用位置決め装置18
は搬送方向に回動自在に並設した、表面が鏡面仕上げさ
れ、該フィルム幅より長い複数のローラ19で構成さ
れ、該ローラ19上に載置されたフィルム1は複数ロー
ラ19を同期回転させて搬送した後に位置決めを行う様
に成したものである。
【0014】本発明のフィルム貼着用位置決め装置によ
れば機能フィルムを正しい位置に位置決めが行なわれ、
且つ、機能フィルム1の内面(裏面)に傷を付けたり、
塵埃を付着させることはないものが得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフィルム貼着用位
置決め装置の一実施例を図1乃至図3によって詳記す
る。図1は本発明のフィルム貼着用位置決め装置が用い
られる模式的な工程図、図2は本発明のフィルム貼着用
位置決め装置の平面図、図3A及びBは図1の正面図及
びストッパ部分の動作説明図である。
【0016】先ず図1によって本例のフィルム貼着用位
置決め装置が用いられるCRT4のフェースパネル面上
に機能フィルムを貼着させる工程を説明する。
【0017】本発明のフィルム貼着用位置決め装置が用
いられるフィルム貼付装置は図1に示すように、CRT
4のフェースプレート11の面積と同等の面積に切断さ
れた機能フィルム1と、この機能フィルム1に予め把持
用テープ16(図6参照)が仮接着されたものが複数枚
収納されたカセット21を有する。カセット21上には
第1の搬送手段としてフィルム取り出しヘッド20が設
けられ、カセット21内の機能フィルム1を真空吸着に
より吸着し、カセット21内から1枚ずつ機能フィルム
1を取り出せるようになっている。機能フィルム1が取
り出されて空になったカセット21は、自動的に送出さ
れ、機能フィルム1が収容されたカセット21がフィル
ム取り出しヘッド20の下方に配設されるように構成さ
れている。
【0018】フィルム取り出しヘッド20でピックアッ
プされた機能フィルム1はコンベア構成のフィルム貼着
用位置決め装置18上に載置される。勿論、機能フィル
ム1のPET2の下側のプライマ層3aがローラ19に
接する様に載置される。
【0019】フィルム貼着用位置決め装置18は後述す
るも、複数のローラ19と、これらローラ19を同期駆
動させるためのモータ22と、モータ22の駆動動力を
各ローラ19に伝達する、例えばチェーンの様な非伸縮
性の伝達手段23により、構成されている。
【0020】フィルム貼着用位置決め装置18の下面に
はイオンエアブロー24が配設され、フィルム貼着用位
置決め装置18のローラ19上に載置した把持テープ付
の機能フィルム1を所定位置に位置決め{主に搬送方向
(X軸方向)並びにX軸と直交する機能フィルム1の幅
方向(Y軸方向)の位置決め}する際にイオンエアブロ
ー24から正、負のイオンを含んだ気流を機能フィルム
1の下面に吹き付けて、機能フィルム1を浮上させなが
ら位置決めが行なわれている。
【0021】このイオンエアブロー24のイオン気流に
よって幅方向(Y軸方向)の位置決め時に生ずるローラ
19の長手方向に沿って生ずるプライマ層3aの傷17
の発生を防止可能となる。
【0022】更に、モータ22はマイクロコンピュータ
(以下CPUと記す)30により制御される。CPU3
0の制御データはデジタル−アナログ変換回路(以下D
ACと記す)25でアナログ変換され、DAC25から
のアナログ制御信号はモータ駆動回路26を介してモー
タ22を駆動制御する。
【0023】又、エア源27からのエアはエアフィルタ
28を介して濾過される。エアフィルタ28で濾過され
たエアはコントローラ29を介してイオンエアブロー2
4に供給される。CPU30はコントローラ29を制御
し、エアの吹上量等をコントロールする。
【0024】フィルム貼着用位置決め装置18上には塵
埃の落下を防止する防止カバー31を有し、必要に応じ
てイオンエアブロー24からのエアを排気する排気筒等
を設けることが出来る。
【0025】フィルム貼着用位置決め装置18上に載置
された把持テープ付機能フィルム1はローラ19上を搬
送されて所定位置に位置決めされる。この位置決め位置
はCRT4側で行なわれる。
【0026】CRT4は、そのファンネル及びネック部
がCRT位置決め装置32により位置決めされて支持さ
れる。位置決め装置32により支持されたCRT4の上
部には、押圧手段としての押圧ユニット33が配設され
ている。
【0027】押圧ユニット33は、水平方向(X−X方
向)に往復移動自在に配設され、フィルム貼着用位置決
め装置18の右端に近接した位置で搬送ローラ19から
把持テープ付機能フィルム1を、フィルム搬送ローラ3
4と押えローラ35間で挟着し、搬送ローラ36上に位
置させる。この状態で押圧ローラ13はアクチェータ3
7により上限位置に移動している。尚、押圧ローラ35
はアクチェータ38により上下動自在となされ、搬送ロ
ーラ34及び36は搬送モータ39によって駆動され
る。
【0028】フィルム貼着用位置決め装置18から機能
フィルム1を受け取った押圧ユニット33は機能フィル
ム1をCRT4のフェースパネル11の上部に位置させ
る。CRT位置決め装置32の近くには、把持手段とし
ての把持装置40が設置してある。把持装置40は、把
持用テープ16を把持するチャック41と、チャック4
1をX−X方向の水平方向に移動させるアクチェータ4
2と、Y−Y方向の上下方向に移動させるアククチェー
タ43とを有する。チャック41は、押圧ローラ13が
上限位置にある状態で、機能フィルム1に仮接着してあ
る把持用テープ16をチャック41で把持し、その後、
把持用テープ16が仮接着してある側の機能フィルム1
の端部を、アクチェータ43によってフェースパネル1
1の表面位置まで下げる。その動きに同期して、または
同期せずに、押圧ロール13は、アクチェータ37によ
り、把持用テープ16が仮接着してある側の機能フィル
ム1の端部をフェースパネル11の表面位置に押し付け
る。
【0029】その後は、把持用テープ16をチャック4
1で把持しながら、押圧ユニット33をX−X方向に沿
って、フィルム貼着用位置決め装置18側に移動させ、
押圧ローラ13を把持用テープ16側からフェースパネ
ル11の面に沿って移動させる。その結果、機能フィル
ム1は、押圧ローラ13によりフェースパネル11に表
面を押し付けられ、図4に示す紫外線硬化接着剤5の厚
みを均一化し、表面に筋や皺が現れない様に貼着され
る。なお、紫外線硬化接着剤5の厚みは、0.05〜
2.5mm程度が好ましい。押圧ローラ13としては、
硬質ゴムローラ、或はゴムライニング金属ローラなどを
使用することができる。
【0030】図1に示す装置により機能フィルム1が貼
着されたCRT4は、機能フィルム1とフェースパネル
11との間に位置する紫外線硬化接着剤5を硬化させる
ための工程に移される。機能フィルム1がフェースパネ
ル11の表面に貼着された後には、把持用テープ16
に、機能フィルム1から引き剥がす力(フィルム1に対
して垂直成分を有する力)を作用させるのみで、把持用
テープ16を機能フィルム1から容易に剥離することが
できる。したがって、その作業の自動化も図示しないが
容易である。
【0031】上述のCRT4のフェースパネル11上に
貼着する把持テープ付機能フィルム1を位置決めするフ
ィルム貼着用位置決め装置の一実施例を図2の平面図及
び図3Aの正面図並びに図3Bのストッパ部分正面図を
用いて詳記する。
【0032】図2と図3A,Bに於いて、把持テープ付
機能フィルム1がカセット21からフィルム取り出しヘ
ッド20によって吸着され、フィルム貼着用位置決め装
置18の搬送方向Dに密に並設されたローラ19上に載
置される。
【0033】これら複数の搬送方向に並設された搬送用
ローラ19,19‥‥は左右側板45L及び45R間に
回動自在に枢着されている。図2では1つのローラ19
のみが示されているが、図1で示した様に左右側板45
L及び45Rの長手方向に柔軟な機能フィルム1が安定
な姿勢に保てる様に並設する。これらローラ19はロー
ラの両端にフランジ部46L及び46Rが形成され、フ
ランジ部46L及び46Rの直径はローラ19の直径よ
り大きく選択される。
【0034】ローラ19は筒状の金属材料で構成し、表
面はハードクローム鍍金を施して、鏡面に仕上げられて
いる。ローラ19には軸47を挿通してフランジ部46
L及び46Rで軸47は固定されている。軸47の左右
端は図3Aに示すように左右側板45L及び45Rを貫
通し、軸受を介して回動自在に枢着されると共に貫通し
た軸部分にはカラー48及び鎖車49が枢着されてい
る。
【0035】右側板45Rの後方上部には複数のローラ
19,19‥‥を回動させるモータ22が配設されモー
タ軸には鎖車50が枢着される。複数の鎖車48及び鎖
車50間に図1に示す様にチェーン23が掛け渡されて
同期駆動出来る構成となされる。
【0036】更に、モータ22の下側の左右側板45L
及び45R間の前後に所定の間隔を置いて架橋した支持
棒51F及び51Bを配設する。これら前後の支持棒5
1F及び51Bの下端に合成樹脂等の棒状案内部材52
L及び52Rを架橋させて、固着し、ローラ19,19
‥‥上に載置した機能フィルム1の上側への持ち上りを
規制する。勿論、機能フィルム1の上面が案内部材52
L及び52Rに接しない様な高さに選択される。
【0037】左右側板45L及び45RのCRT位置決
め装置32側には機能フィルム1の左右、即ち、幅方向
を規制するための板状の案内部材53L及び53Rが左
右側板45L及び45Rと平行に配設され、この案内部
材53L及び53Rには左右側板45L及び45Rを貫
通して矢印Eで示すようにローラ19の長手方向に沿っ
て移動可能と成された案内棒54が固定されると共にシ
リンダ55のアクチェータ部が固定されている。案内棒
54及びシリンダ55の他端は移動板56に固定され、
シリンダ55を駆動することで案内部材53L及び53
Rは矢印E方向に移動する。
【0038】並設した複数のローラ19,19‥‥の下
側には図3の様にイオンエアブロー24が配設され、複
数のローラ19とローラ19との間からイオンを含んだ
気流を上方に吹き付ける。
【0039】図1に示す様に機能フィルム1を搬送方向
(D方向)の最終位置で規制するストッパ57がローラ
19の長手方向の両端近傍に2個所設けられ、略中心位
置の上下に機能フィルム端を検知する光電型センサ58
が設けられている。
【0040】図3Bは図1の矢印F方向からみた正面図
であり、左右側板45L及び45R間に掛け渡され、且
つ回動自在に枢着された回動棒59に2個のストッパ5
7を固定する。ストッパ57は板状の矩形状となされ、
矩形状部の長さ方向を最終ローラ19の上面より下側に
達する長さに選択して、機能フィルム1の搬送方向の排
出を防止可能となす。回転棒59の一端にはロータリア
クチェータ60が嵌着されている。このロータリアクチ
ェータ60を回動させることで図3Bの状態となって機
能フィルム1の排出を阻止する様に成され、機能フィル
ム1の排出時にはストッパ57が回動してストッパ57
の長手方向が図3Bの位置から90度回転して機能フィ
ルム1の取り出しが可能となる。
【0041】以下、上述のフィルム貼着用位置決め装置
18の動作を図1〜図3A,Bを用いて説明する。予め
把持用テープ16が仮接着された機能フィルム1がラミ
ネートされたカセット21からフィルム取り出しヘッド
20で1枚の機能フィルム1をピックアップしてフィル
ム貼着用位置決め装置18のローラ19,19‥‥上に
載置すると、CPU30は図3Bに示したロータリアク
チェータ60を駆動して、ストッパ57を動作させて機
能フィルム1が排出されないようにする。
【0042】次に、ローラ19,19‥‥を回転させる
ためのモータ22をCPU30はDAC25及びモータ
駆動回路26を介して駆動し、チェーン等の伝達手段2
3を介してローラ19,19‥‥に嵌着している鎖車4
9を回転させて、ローラ19,19‥‥を回転させる。
ローラ19,19‥‥は機能フィルム1が安定な姿勢を
保てるように密に配設され、且つローラ表面をハードク
ローム鍍金等で鏡面仕上げされているので機能フィルム
1の裏側にコーティングされている柔らかいプライマ層
3aを傷つけることはない。又、ローラ19,19‥‥
はチェーン等のゴムベルト等とは異なる非伸縮性の伝達
部材で回転力を伝達し、同期運転しているのでローラ1
9,19‥‥の回転ムラによるローラ19,19‥‥と
機能フィルム1間の滑りを防止可能となる。又、ローラ
19,19‥‥と機能フィルム1との接触面は線接触で
接触面積が小さく、且つ回転するため機能フィルム1の
裏面への塵埃の付着及びローラ19,19‥‥への塵埃
の堆積を防止可能となる。
【0043】ローラ19,19‥‥上に載置された機能
フィルム1はフランジ部46L及び46Rで左右の幅方
向移動位置が規制され、且つ案内部材52L及び52R
で上方向への反り等が規制されながらフィルム貼着用位
置決め装置18の排出位置方向に搬送される。
【0044】機能フィルム1の搬送方向先端がストッパ
57に当接すると、発光及び受光素子等よりなるセンサ
58によって機能フィルム1のフィルム端を検知する
と、この検知信号はCPU30に供給されてCPU30
はモータ駆動回路26を非駆動状態とし、モータ22を
「オフ」させる。
【0045】次に、CPU30はコントローラ29を制
御して、エア源27からのエアーをイオンエアブロー2
4を介して吹き上げて、塵埃を飛散させると共にシリン
ダ55を駆動させることで左右案内部材53L及び53
Rによって機能フィルム1の左右端の幅方向位置を規制
して、機能フィルム1をX及びY軸方向(搬送方向及び
幅方向)に位置規制して、正しい位置に位置決めが行な
われる。
【0046】上述の幅方向位置決め時には機能フィルム
1は浮上がった状態で位置決めされるために機能フィル
ム1の裏面でローラ19,19‥‥の長手方向に沿って
生ずる傷の発生を防止可能となる。
【0047】次にイオンエアブロー24の吹き上げ動作
を停止させると共にシリンダ55を「オフ」して案内部
材53L及び53Rを原位置に復帰させるようになされ
る。
【0048】本発明のフィルム貼着用位置決め装置は上
述のように構成され、且つ動作するため機能フィルム内
面に発生する傷を軽減することが出来、且つ機能フィル
ム1の位置決めを正しい位置に規制して、CRTへのハ
ンドリングが自動化出来る。
【0049】上述の実施例ではCRTのフェースパネル
面にフィルムを貼着する場合を説明したが、その他の被
貼付体にフィルム等を自動的貼着する場合の位置決め機
能として適用し得ることは明らかである。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば極めて柔軟な機能フィル
ムの内側を傷つけたり、塵埃を付着させることなく機能
フィルムを所定位置に搬送規制可能なフィルム貼着用位
置決め装置が得られ、且つ機能フィルムの位置決めが正
確に行なわれ、ハンドリング後の被貼付体への貼着工程
の自動化が容易なものが得られる。又、CRTに機能フ
ィルム貼付後に画面のギラつきを生じたり、異物の影が
出る様な画面とならない高品質なCRTを得ることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルム貼着用位置決め装置が用いら
れるフィルム貼着装置の全体的構成図である。
【図2】本発明のフィルム貼着用位置決め装置の一実施
例を示す平面図である。
【図3】本発明のフィルム貼着用位置決め装置の一実施
例を示す正面図である。
【図4】従来の機能フィルムの断面図である。
【図5】従来の機能フィルム貼着工程説明図である。
【図6】従来の位置決め装置の一部平面図である。
【符号の説明】
1 機能フィルム、4 CRT、18 フィルム貼着用
位置決め装置、19ローラ、24 イオンエアブロー、
33 押圧ユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被貼着面と同等以下の面積に切断された
    フィルムを取り出して、フィルム貼着用位置決め装置に
    載置、搬送した位置で該フィルムの位置決めを行なった
    後に該被貼着面に該フィルムを貼着させる様に成したフ
    ィルム貼着用位置決め装置に於いて、 上記フィルム貼着用位置決め装置は搬送方向に回動自在
    に並設した、表面が鏡面仕上げされ、該フィルム幅より
    長い複数のローラで構成され、該ローラ上に載置された
    該フィルムは該複数ローラを同期回転させて搬送した後
    に上記位置決めを行う様に成したことを特徴とするフィ
    ルム貼着用位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルムの搬送時及び/又はフィル
    ムの位置決め時に該フィルムを浮上させる様にイオンエ
    アブローを施して成ることを特徴とする請求項1記載の
    フィルム貼着用位置決め装置
  3. 【請求項3】 前記複数のローラを同期駆動する伝達手
    段が非伸縮部材で構成されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のフィルム貼着用位置決め装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルムの搬送方向の位置決め検出
    手段を該フィルムの面と直交する様に配すると共に、該
    フィルムの幅方向の略々中心位置に配してなることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれか1項記載
    のフィルム貼着用位置決め装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルムの搬送方向の位置決め後に
    該フィルムの幅方向の位置決め終了後に該搬送方向のス
    トッパを回動させて、該フィルムを引き出す様に成した
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のいずれか
    1項記載のフィルム貼着用位置決め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100383093B1 (ko) * 1999-12-02 2003-05-12 주식회사 엘지화학 격벽제조용 플라스틱 필름 및 이를 이용한 플라즈마디스플레이 패널용 격벽 제조 방법
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