JPH09312609A - Ｃｄｍａ移動通信システムにおける送信電力制御方法およびｃｄｍａ移動通信システム - Google Patents
Ｃｄｍａ移動通信システムにおける送信電力制御方法およびｃｄｍａ移動通信システムInfo
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- JPH09312609A JPH09312609A JP8124359A JP12435996A JPH09312609A JP H09312609 A JPH09312609 A JP H09312609A JP 8124359 A JP8124359 A JP 8124359A JP 12435996 A JP12435996 A JP 12435996A JP H09312609 A JPH09312609 A JP H09312609A
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W52/00—Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
- H04W52/04—TPC
- H04W52/38—TPC being performed in particular situations
- H04W52/40—TPC being performed in particular situations during macro-diversity or soft handoff
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ソフトハンドオーバ中における送信電力制御
を適確に行い得るＣＤＭＡ移動通信システムにおける送
信電力制御方法およびＣＤＭＡ移動通信システムを提供
する。 【解決手段】 移動局は各基地局からの受信ＳＩＲをＳ
ＩＲ算出部３３，３５で算出し、この算出した受信ＳＩ
Ｒが所定の基準値以下の基地局からの送信電力制御情報
を無視し、現在の送信電力を維持し、これにより受信Ｓ
ＩＲが低く信頼度の低い送信電力制御情報に従って送信
電力を誤って低下させることがなくなり、通信品質の劣
化を防止することができる。
を適確に行い得るＣＤＭＡ移動通信システムにおける送
信電力制御方法およびＣＤＭＡ移動通信システムを提供
する。 【解決手段】 移動局は各基地局からの受信ＳＩＲをＳ
ＩＲ算出部３３，３５で算出し、この算出した受信ＳＩ
Ｒが所定の基準値以下の基地局からの送信電力制御情報
を無視し、現在の送信電力を維持し、これにより受信Ｓ
ＩＲが低く信頼度の低い送信電力制御情報に従って送信
電力を誤って低下させることがなくなり、通信品質の劣
化を防止することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多元接続
方式（以下、ＣＤＭＡと略称する）の移動通信システム
において移動局が複数の基地局に同時に接続されるソフ
トハンドオーバ時の移動局および各基地局における送信
電力を制御するＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信
電力制御方法およびＣＤＭＡ移動通信システムに関す
る。
方式（以下、ＣＤＭＡと略称する）の移動通信システム
において移動局が複数の基地局に同時に接続されるソフ
トハンドオーバ時の移動局および各基地局における送信
電力を制御するＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信
電力制御方法およびＣＤＭＡ移動通信システムに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】ＣＤＭＡ移動通信システムのソフトハン
ドオーバ時においては、例えば特願平７−７７９３４号
に記載されているように、移動局は複数の基地局からの
各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さくな
るように送信電力制御を行い、複数の基地局との無線回
線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなるよう
に基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局に送
信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基づい
て送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信品質
に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送信
し、これにより加入者容量の増大を図っている。
ドオーバ時においては、例えば特願平７−７７９３４号
に記載されているように、移動局は複数の基地局からの
各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さくな
るように送信電力制御を行い、複数の基地局との無線回
線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなるよう
に基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局に送
信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基づい
て送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信品質
に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送信
し、これにより加入者容量の増大を図っている。
【０００３】送信電力制御情報は基地局毎に独立に決定
されるため、移動局において合成する前に受信する必要
がある。図１（ａ）の点線で示すように、移動局は基地
局１，２からそれぞれ送信される送信電力制御情報１，
２を受信すると、これらの送信電力制御情報１，２のう
ち送信電力を小さくするように指示している送信電力制
御情報を選択し、これにより送信電力がより小さくなる
ように送信電力制御を行っている。例えば、基地局１か
らの送信電力制御情報が「送信電力制御を下げろ」であ
り、基地局２からの送信電力制御情報が「送信電力制御
を上げろ」であるとすると、移動局は基地局１からの
「送信電力制御を下げろ」という送信電力制御情報に従
って送信電力を下げ、この下げた送信電力で実線で示す
ように基地局１，２に送信を行っている。
されるため、移動局において合成する前に受信する必要
がある。図１（ａ）の点線で示すように、移動局は基地
局１，２からそれぞれ送信される送信電力制御情報１，
２を受信すると、これらの送信電力制御情報１，２のう
ち送信電力を小さくするように指示している送信電力制
御情報を選択し、これにより送信電力がより小さくなる
ように送信電力制御を行っている。例えば、基地局１か
らの送信電力制御情報が「送信電力制御を下げろ」であ
り、基地局２からの送信電力制御情報が「送信電力制御
を上げろ」であるとすると、移動局は基地局１からの
「送信電力制御を下げろ」という送信電力制御情報に従
って送信電力を下げ、この下げた送信電力で実線で示す
ように基地局１，２に送信を行っている。
【０００４】また、図１（ｂ）の実線で示すように、移
動局は基地局１，２から信号を受信すると、該信号を合
成した後の受信品質、例えば希望波受信レベルに対する
干渉波受信レベルの比である受信ＳＩＲを測定し、この
合成後の受信ＳＩＲが基準ＳＩＲに等しくなるように基
地局１，２用の送信電力制御情報を決定して基地局１，
２に送信している。そして、各基地局１，２は移動局か
ら送信された送信電力制御情報を受信し、該送信電力制
御情報に基づいて送信電力制御を行うとともに、また各
基地局１，２は移動局からの信号を受信し、該信号の受
信ＳＩＲに基づいて送信電力制御情報を決定して移動局
に送信している。
動局は基地局１，２から信号を受信すると、該信号を合
成した後の受信品質、例えば希望波受信レベルに対する
干渉波受信レベルの比である受信ＳＩＲを測定し、この
合成後の受信ＳＩＲが基準ＳＩＲに等しくなるように基
地局１，２用の送信電力制御情報を決定して基地局１，
２に送信している。そして、各基地局１，２は移動局か
ら送信された送信電力制御情報を受信し、該送信電力制
御情報に基づいて送信電力制御を行うとともに、また各
基地局１，２は移動局からの信号を受信し、該信号の受
信ＳＩＲに基づいて送信電力制御情報を決定して移動局
に送信している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述したソフトハンド
オーバ中の送信電力制御において、移動局は各基地局か
らの信号を同一品質で受信できるわけでなく、一方の受
信品質だけが劣化する可能性があり、この場合には送信
電力制御情報の誤り率が大きくなる。従って、上述した
ように、送信電力をより小さくなるような制御を行って
いる場合には、必要以上に送信電力を小さくしてしま
い、通信品質が劣化してしまうという問題が移動局から
の上り送信電力制御において存在する。
オーバ中の送信電力制御において、移動局は各基地局か
らの信号を同一品質で受信できるわけでなく、一方の受
信品質だけが劣化する可能性があり、この場合には送信
電力制御情報の誤り率が大きくなる。従って、上述した
ように、送信電力をより小さくなるような制御を行って
いる場合には、必要以上に送信電力を小さくしてしま
い、通信品質が劣化してしまうという問題が移動局から
の上り送信電力制御において存在する。
【０００６】また、ソフトハンドオーバ中の基地局から
の下り送信電力制御における問題として以下に説明する
ような問題がある。
の下り送信電力制御における問題として以下に説明する
ような問題がある。
【０００７】上述したように、移動局は測定した受信Ｓ
ＩＲを基に送信電力制御情報を決定して各基地局に送信
し、各基地局では移動局からの送信電力制御情報に基づ
いて送信電力を決定している。ところで、移動局におい
ては送信電力を大きくするような送信電力制御情報は無
視し、送信電力をより小さくする送信電力制御情報に従
って送信電力制御を行っているので、受信品質が悪い基
地局では、移動局の送信電力を増加するように指示して
も無視されてしまう。従って、一方の基地局では、上り
の無線回線の受信品質が劣化してしまう可能性があり、
移動局の送信した送信電力制御情報を誤って受信した
り、受信できなくなることが考えられる。このような場
合には、基地局の送信電力を制御する術がなくなるとい
う問題がある。
ＩＲを基に送信電力制御情報を決定して各基地局に送信
し、各基地局では移動局からの送信電力制御情報に基づ
いて送信電力を決定している。ところで、移動局におい
ては送信電力を大きくするような送信電力制御情報は無
視し、送信電力をより小さくする送信電力制御情報に従
って送信電力制御を行っているので、受信品質が悪い基
地局では、移動局の送信電力を増加するように指示して
も無視されてしまう。従って、一方の基地局では、上り
の無線回線の受信品質が劣化してしまう可能性があり、
移動局の送信した送信電力制御情報を誤って受信した
り、受信できなくなることが考えられる。このような場
合には、基地局の送信電力を制御する術がなくなるとい
う問題がある。
【０００８】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、ソフトハンドオーバ中におけ
る送信電力制御を適確に行い得るＣＤＭＡ移動通信シス
テムにおける送信電力制御方法およびＣＤＭＡ移動通信
システムを提供することにある。
その目的とするところは、ソフトハンドオーバ中におけ
る送信電力制御を適確に行い得るＣＤＭＡ移動通信シス
テムにおける送信電力制御方法およびＣＤＭＡ移動通信
システムを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の本発明は、符号分割多元接続方式の
移動通信システムにおいて移動局が複数の基地局に同時
に接続されるソフトハンドオーバ時において移動局は複
数の基地局からの各送信電力制御情報に基づいて送信電
力がより小さくなるように送信電力制御を行い、複数の
基地局との無線回線を合成した後の受信品質が基準品質
に等しくなるように基地局用の送信電力制御情報を決定
して各基地局に送信し、基地局は移動局からの送信電力
制御情報に基づいて送信電力制御を行い、移動局との無
線回線の受信品質に基づいて送信電力制御情報を決定し
て移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信システムにおける
送信電力制御方法において、移動局は各基地局からの送
信電力制御情報のうち信頼度の低い送信電力制御情報を
無視することを要旨とする。
め、請求項１記載の本発明は、符号分割多元接続方式の
移動通信システムにおいて移動局が複数の基地局に同時
に接続されるソフトハンドオーバ時において移動局は複
数の基地局からの各送信電力制御情報に基づいて送信電
力がより小さくなるように送信電力制御を行い、複数の
基地局との無線回線を合成した後の受信品質が基準品質
に等しくなるように基地局用の送信電力制御情報を決定
して各基地局に送信し、基地局は移動局からの送信電力
制御情報に基づいて送信電力制御を行い、移動局との無
線回線の受信品質に基づいて送信電力制御情報を決定し
て移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信システムにおける
送信電力制御方法において、移動局は各基地局からの送
信電力制御情報のうち信頼度の低い送信電力制御情報を
無視することを要旨とする。
【００１０】請求項１記載の本発明にあっては、移動局
は各基地局からの送信電力制御情報のうち信頼度の低い
送信電力制御情報を無視しているため、信頼度の低い送
信電力制御情報に従って送信電力を誤って低下させるこ
とがなくなる。
は各基地局からの送信電力制御情報のうち信頼度の低い
送信電力制御情報を無視しているため、信頼度の低い送
信電力制御情報に従って送信電力を誤って低下させるこ
とがなくなる。
【００１１】また、請求項２記載の本発明は、請求項１
記載の発明において、移動局は各基地局との無線回線の
受信品質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が
所定の基準値以下である場合、該無線回線に対応する基
地局からの送信電力制御情報を無視することを要旨とす
る。
記載の発明において、移動局は各基地局との無線回線の
受信品質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が
所定の基準値以下である場合、該無線回線に対応する基
地局からの送信電力制御情報を無視することを要旨とす
る。
【００１２】請求項２記載の本発明にあっては、移動局
は受信品質が所定の基準値以下の無線回線に対応する基
地局からの送信電力制御情報を無視しているため、受信
品質が低く信頼度の低い送信電力制御情報に従って送信
電力を誤って低下させることがなくなる。
は受信品質が所定の基準値以下の無線回線に対応する基
地局からの送信電力制御情報を無視しているため、受信
品質が低く信頼度の低い送信電力制御情報に従って送信
電力を誤って低下させることがなくなる。
【００１３】更に、請求項３記載の本発明は、請求項１
記載の発明において、移動局は各基地局との無線回線の
受信品質を測定し、その測定した無線回線の受信品質
の、最大受信品質からの差が所定の基準値以上である無
線回線に対応する基地局からの送信電力制御情報を無視
することを要旨とする。
記載の発明において、移動局は各基地局との無線回線の
受信品質を測定し、その測定した無線回線の受信品質
の、最大受信品質からの差が所定の基準値以上である無
線回線に対応する基地局からの送信電力制御情報を無視
することを要旨とする。
【００１４】請求項３記載の本発明にあっては、移動局
は最大受信品質からの差が所定の基準値以上ある受信品
質の無線回線に対応する基地局からの送信電力制御情報
を無視しているため、信頼度の低い送信電力制御情報に
従って送信電力を誤って低下させることがなくなり、通
信品質の劣化を防止することができるとともに、また最
大受信品質からの差に基づくというように相対的レベル
によって送信電力制御情報の選択を行っているため、受
信品質と送信電力制御情報との関係が例えば移動速度に
依存する場合にも精度良く選択することができる。
は最大受信品質からの差が所定の基準値以上ある受信品
質の無線回線に対応する基地局からの送信電力制御情報
を無視しているため、信頼度の低い送信電力制御情報に
従って送信電力を誤って低下させることがなくなり、通
信品質の劣化を防止することができるとともに、また最
大受信品質からの差に基づくというように相対的レベル
によって送信電力制御情報の選択を行っているため、受
信品質と送信電力制御情報との関係が例えば移動速度に
依存する場合にも精度良く選択することができる。
【００１５】請求項４記載の本発明は、符号分割多元接
続方式の移動通信システムにおいて移動局が複数の基地
局に同時に接続されるソフトハンドオーバ時において移
動局は複数の基地局からの各送信電力制御情報に基づい
て送信電力がより小さくなるように送信電力制御を行
い、複数の基地局との無線回線を合成した後の受信品質
が基準品質に等しくなるように基地局用の送信電力制御
情報を決定して各基地局に送信し、基地局は移動局から
の送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行い、移
動局との無線回線の受信品質に基づいて送信電力制御情
報を決定して移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法において、各基地局は移動
局からの送信電力制御情報の信頼度が低い場合または送
信電力制御情報を受信できない場合、各基地局は独立に
送信電力を決定することを要旨とする。
続方式の移動通信システムにおいて移動局が複数の基地
局に同時に接続されるソフトハンドオーバ時において移
動局は複数の基地局からの各送信電力制御情報に基づい
て送信電力がより小さくなるように送信電力制御を行
い、複数の基地局との無線回線を合成した後の受信品質
が基準品質に等しくなるように基地局用の送信電力制御
情報を決定して各基地局に送信し、基地局は移動局から
の送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行い、移
動局との無線回線の受信品質に基づいて送信電力制御情
報を決定して移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法において、各基地局は移動
局からの送信電力制御情報の信頼度が低い場合または送
信電力制御情報を受信できない場合、各基地局は独立に
送信電力を決定することを要旨とする。
【００１６】請求項４記載の本発明にあっては、基地局
は移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低い場合ま
たは送信電力制御情報を受信できない場合、各基地局は
独立に送信電力を決定しているため、信頼度の低い送信
電力制御情報に従って送信電力を上げ過ぎたり下げ過ぎ
たりすることがなくなる。
は移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低い場合ま
たは送信電力制御情報を受信できない場合、各基地局は
独立に送信電力を決定しているため、信頼度の低い送信
電力制御情報に従って送信電力を上げ過ぎたり下げ過ぎ
たりすることがなくなる。
【００１７】また、請求項５記載の本発明は、請求項４
記載の発明において、各基地局は移動局との無線回線の
受信品質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が
所定の基準値以下である場合、移動局からの送信電力制
御情報を無視し、同一送信電力での送信を継続すること
を要旨とする。
記載の発明において、各基地局は移動局との無線回線の
受信品質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が
所定の基準値以下である場合、移動局からの送信電力制
御情報を無視し、同一送信電力での送信を継続すること
を要旨とする。
【００１８】請求項５記載の本発明にあっては、基地局
は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下で
ある場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、同
一送信電力で送信を継続するため、受信品質が低く信頼
度の低い送信電力制御情報に従って送信電力を上げ過ぎ
たり下げ過ぎたりすることがなくなる。
は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下で
ある場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、同
一送信電力で送信を継続するため、受信品質が低く信頼
度の低い送信電力制御情報に従って送信電力を上げ過ぎ
たり下げ過ぎたりすることがなくなる。
【００１９】更に、請求項６記載の本発明は、請求項４
記載の発明において、各基地局は移動局との無線回線の
受信品質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が
所定の基準値以下である場合、移動局からの送信電力制
御情報を無視し、送信を停止することを要旨とする。
記載の発明において、各基地局は移動局との無線回線の
受信品質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が
所定の基準値以下である場合、移動局からの送信電力制
御情報を無視し、送信を停止することを要旨とする。
【００２０】請求項６記載の本発明にあっては、基地局
は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下で
ある場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送
信を停止するため、干渉が低減し、加入者容量を増大す
ることができる。
は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下で
ある場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送
信を停止するため、干渉が低減し、加入者容量を増大す
ることができる。
【００２１】請求項７記載の本発明は、請求項４記載の
発明において、各基地局は移動局との無線回線の受信品
質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が所定の
基準値以下である場合、移動局からの送信電力制御情報
を無視し、送信電力を所定値減少することを要旨とす
る。
発明において、各基地局は移動局との無線回線の受信品
質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が所定の
基準値以下である場合、移動局からの送信電力制御情報
を無視し、送信電力を所定値減少することを要旨とす
る。
【００２２】請求項７記載の本発明にあっては、基地局
は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下で
ある場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送
信電力を所定値低減しているため、干渉が低減し、加入
者容量を増大することができる。
は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下で
ある場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送
信電力を所定値低減しているため、干渉が低減し、加入
者容量を増大することができる。
【００２３】請求項８記載の本発明は、請求項４記載の
発明において、各基地局は移動局との無線回線の受信品
質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が所定の
基準値以下である場合、移動局からの送信電力制御情報
を無視し、送信電力を所定値増加することを要旨とす
る。
発明において、各基地局は移動局との無線回線の受信品
質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が所定の
基準値以下である場合、移動局からの送信電力制御情報
を無視し、送信電力を所定値増加することを要旨とす
る。
【００２４】請求項８記載の本発明にあっては、基地局
は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下で
ある場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送
信電力を所定値増加しているため、下り通信回線の品質
を向上することができる。
は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下で
ある場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送
信電力を所定値増加しているため、下り通信回線の品質
を向上することができる。
【００２５】また、請求項９記載の本発明は、符号分割
多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局は無線
回線を介して複数の基地局に同時に接続され、該複数の
基地局は有線伝送路を介して合成局に接続されているソ
フトハンドオーバ時において移動局は複数の基地局から
の各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さく
なるように送信電力制御を行い、複数の基地局との無線
回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなるよ
うに基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局に
送信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基づ
いて送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信品
質に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送信
するＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御方
法において、移動局は各基地局のとまり木チャネルの受
信品質を測定し、その測定結果を制御信号として各基地
局を介して合成局に送信し、合成局は前記測定結果であ
るとまり木チャネルの各受信品質を比較し、該受信品質
の、最大受信品質からの差が所定の基準値以上である基
地局の送信を停止させるように制御することを要旨とす
る。
多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局は無線
回線を介して複数の基地局に同時に接続され、該複数の
基地局は有線伝送路を介して合成局に接続されているソ
フトハンドオーバ時において移動局は複数の基地局から
の各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さく
なるように送信電力制御を行い、複数の基地局との無線
回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなるよ
うに基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局に
送信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基づ
いて送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信品
質に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送信
するＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御方
法において、移動局は各基地局のとまり木チャネルの受
信品質を測定し、その測定結果を制御信号として各基地
局を介して合成局に送信し、合成局は前記測定結果であ
るとまり木チャネルの各受信品質を比較し、該受信品質
の、最大受信品質からの差が所定の基準値以上である基
地局の送信を停止させるように制御することを要旨とす
る。
【００２６】請求項９記載の本発明にあっては、合成局
は移動局から送信された各基地局のとまり木チャネルの
受信品質の測定結果を比較し、最大受信品質からの差が
所定の基準値以上である基地局の送信を停止するため、
干渉が低減し、加入者容量を増大する。
は移動局から送信された各基地局のとまり木チャネルの
受信品質の測定結果を比較し、最大受信品質からの差が
所定の基準値以上である基地局の送信を停止するため、
干渉が低減し、加入者容量を増大する。
【００２７】更に、請求項１０記載の本発明は、符号分
割多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局は無
線回線を介して複数の基地局に同時に接続され、該複数
の基地局は有線伝送路を介して合成局に接続されている
ソフトハンドオーバ時において移動局は複数の基地局か
らの各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さ
くなるように送信電力制御を行い、複数の基地局との無
線回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなる
ように基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局
に送信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基
づいて送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信
品質に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送
信するＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御
方法において、移動局は各基地局のとまり木チャネルの
受信品質を測定し、この測定結果を制御信号として各基
地局を介して合成局に送信し、合成局は前記測定結果で
あるとまり木チャネルの各受信品質の最大のものに基づ
いて各基地局の送信電力制御情報を決定し、各基地局に
通知し、各基地局は移動局からの送信電力制御情報の信
頼度が低い場合、合成局から通知された前記送信電力制
御情報に従って送信電力制御を行うことを要旨とする。
割多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局は無
線回線を介して複数の基地局に同時に接続され、該複数
の基地局は有線伝送路を介して合成局に接続されている
ソフトハンドオーバ時において移動局は複数の基地局か
らの各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さ
くなるように送信電力制御を行い、複数の基地局との無
線回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなる
ように基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局
に送信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基
づいて送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信
品質に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送
信するＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御
方法において、移動局は各基地局のとまり木チャネルの
受信品質を測定し、この測定結果を制御信号として各基
地局を介して合成局に送信し、合成局は前記測定結果で
あるとまり木チャネルの各受信品質の最大のものに基づ
いて各基地局の送信電力制御情報を決定し、各基地局に
通知し、各基地局は移動局からの送信電力制御情報の信
頼度が低い場合、合成局から通知された前記送信電力制
御情報に従って送信電力制御を行うことを要旨とする。
【００２８】請求項１０記載の本発明にあっては、合成
局は各基地局のとまり木チャネルの受信品質の最大のも
のに基づいて各基地局の送信電力制御情報を決定して各
基地局に通知し、各基地局は移動局からの送信電力制御
情報の信頼度が低い場合、合成局から通知された送信電
力制御情報に従って送信電力制御を行うため、移動局か
らの送信電力制御情報を受信できない基地局において
も、合成局で合成された送信電力制御情報に基づいて送
信電力制御が可能となり、精度の高い送信電力制御が可
能となる。
局は各基地局のとまり木チャネルの受信品質の最大のも
のに基づいて各基地局の送信電力制御情報を決定して各
基地局に通知し、各基地局は移動局からの送信電力制御
情報の信頼度が低い場合、合成局から通知された送信電
力制御情報に従って送信電力制御を行うため、移動局か
らの送信電力制御情報を受信できない基地局において
も、合成局で合成された送信電力制御情報に基づいて送
信電力制御が可能となり、精度の高い送信電力制御が可
能となる。
【００２９】請求項１１記載の本発明は、符号分割多元
接続方式の移動通信システムにおいて移動局は無線回線
を介して複数の基地局に同時に接続され、該複数の基地
局は有線伝送路を介して合成局に接続されているソフト
ハンドオーバ時において移動局は複数の基地局からの各
送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さくなる
ように送信電力制御を行い、複数の基地局との無線回線
を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなるように
基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局に送信
し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基づいて
送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信品質に
基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送信する
ＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御方法に
おいて、移動局は各基地局のとまり木チャネルの受信品
質を測定し、この測定結果を制御信号として各基地局を
介して合成局に送信し、合成局は前記測定結果であると
まり木チャネルの各受信品質の比率に応じて各基地局の
送信電力制御情報を決定し、各基地局に通知し、各基地
局は移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低い場
合、合成局から通知された前記送信電力制御情報に従っ
て送信電力制御を行うことを要旨とする。
接続方式の移動通信システムにおいて移動局は無線回線
を介して複数の基地局に同時に接続され、該複数の基地
局は有線伝送路を介して合成局に接続されているソフト
ハンドオーバ時において移動局は複数の基地局からの各
送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さくなる
ように送信電力制御を行い、複数の基地局との無線回線
を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなるように
基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局に送信
し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基づいて
送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信品質に
基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送信する
ＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御方法に
おいて、移動局は各基地局のとまり木チャネルの受信品
質を測定し、この測定結果を制御信号として各基地局を
介して合成局に送信し、合成局は前記測定結果であると
まり木チャネルの各受信品質の比率に応じて各基地局の
送信電力制御情報を決定し、各基地局に通知し、各基地
局は移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低い場
合、合成局から通知された前記送信電力制御情報に従っ
て送信電力制御を行うことを要旨とする。
【００３０】請求項１１記載の本発明にあっては、合成
局は各基地局のとまり木チャネルの各受信品質の比率に
応じて各基地局の送信電力制御情報を決定して各基地局
に通知し、各基地局は移動局からの送信電力制御情報の
信頼度が低い場合、合成局から通知された送信電力制御
情報に従って送信電力制御を行うため、移動局からの送
信電力制御情報を受信できない基地局においても、合成
局で合成された送信電力制御情報に基づいて送信電力制
御が可能となり、精度の高い送信電力制御が可能とな
る。
局は各基地局のとまり木チャネルの各受信品質の比率に
応じて各基地局の送信電力制御情報を決定して各基地局
に通知し、各基地局は移動局からの送信電力制御情報の
信頼度が低い場合、合成局から通知された送信電力制御
情報に従って送信電力制御を行うため、移動局からの送
信電力制御情報を受信できない基地局においても、合成
局で合成された送信電力制御情報に基づいて送信電力制
御が可能となり、精度の高い送信電力制御が可能とな
る。
【００３１】また、請求項１２記載の本発明は、符号分
割多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局が複
数の基地局に同時に接続されるソフトハンドオーバ時に
おいて移動局は複数の基地局からの各送信電力制御情報
に基づいて送信電力がより小さくなるように送信電力制
御を行い、複数の基地局との無線回線を合成した後の受
信品質が基準品質に等しくなるように基地局用の送信電
力制御情報を決定して各基地局に送信し、基地局は移動
局からの送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行
い、移動局との無線回線の受信品質に基づいて送信電力
制御情報を決定して移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信
システムにおいて、各基地局からの送信電力制御情報の
信頼度を測定する信頼度測定手段と、この測定した信頼
度の低い送信電力制御情報を無視するように制御する制
御手段とを有することを要旨とする。
割多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局が複
数の基地局に同時に接続されるソフトハンドオーバ時に
おいて移動局は複数の基地局からの各送信電力制御情報
に基づいて送信電力がより小さくなるように送信電力制
御を行い、複数の基地局との無線回線を合成した後の受
信品質が基準品質に等しくなるように基地局用の送信電
力制御情報を決定して各基地局に送信し、基地局は移動
局からの送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行
い、移動局との無線回線の受信品質に基づいて送信電力
制御情報を決定して移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信
システムにおいて、各基地局からの送信電力制御情報の
信頼度を測定する信頼度測定手段と、この測定した信頼
度の低い送信電力制御情報を無視するように制御する制
御手段とを有することを要旨とする。
【００３２】請求項１２記載の本発明にあっては、移動
局は各基地局からの送信電力制御情報のうち信頼度の低
い送信電力制御情報を無視しているため、信頼度の低い
送信電力制御情報に従って送信電力を誤って低下させる
ことがなくなる。
局は各基地局からの送信電力制御情報のうち信頼度の低
い送信電力制御情報を無視しているため、信頼度の低い
送信電力制御情報に従って送信電力を誤って低下させる
ことがなくなる。
【００３３】更に、請求項１３記載の本発明は、請求項
１２記載の発明において、前記信頼度測定手段は、各基
地局との無線回線の受信品質を測定する受信品質測定手
段を有し、前記制御手段は、前記受信品質測定手段で測
定した無線回線の受信品質が所定の基準値以下である場
合、該無線回線に対応する基地局からの送信電力制御情
報を無視するように制御する手段を有することを要旨と
する。
１２記載の発明において、前記信頼度測定手段は、各基
地局との無線回線の受信品質を測定する受信品質測定手
段を有し、前記制御手段は、前記受信品質測定手段で測
定した無線回線の受信品質が所定の基準値以下である場
合、該無線回線に対応する基地局からの送信電力制御情
報を無視するように制御する手段を有することを要旨と
する。
【００３４】請求項１３記載の本発明にあっては、受信
品質が所定の基準値以下の無線回線に対応する基地局か
らの送信電力制御情報を無視しているため、信頼度の低
い送信電力制御情報に従って送信電力を誤って低下させ
ることがなくなる。
品質が所定の基準値以下の無線回線に対応する基地局か
らの送信電力制御情報を無視しているため、信頼度の低
い送信電力制御情報に従って送信電力を誤って低下させ
ることがなくなる。
【００３５】請求項１４記載の本発明は、請求項１２記
載の発明において、前記信頼度測定手段が各基地局との
無線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を有
し、前記制御手段が前記受信品質測定手段で測定した無
線回線の受信品質の、最大受信品質からの差が所定の基
準値以上である無線回線に対応する基地局からの送信電
力制御情報を無視するように制御する手段を有すること
を要旨とする。
載の発明において、前記信頼度測定手段が各基地局との
無線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を有
し、前記制御手段が前記受信品質測定手段で測定した無
線回線の受信品質の、最大受信品質からの差が所定の基
準値以上である無線回線に対応する基地局からの送信電
力制御情報を無視するように制御する手段を有すること
を要旨とする。
【００３６】請求項１４記載の本発明にあっては、最大
受信品質からの差が所定の基準値以上ある受信品質の無
線回線に対応する基地局からの送信電力制御情報を無視
しているので、信頼度の低い送信電力制御情報に従って
送信電力を誤って低下させることがなくなり、通信品質
の劣化を防止することができるとともに、また最大受信
品質からの差に基づくというように相対的レベルによっ
て送信電力制御情報の選択を行っているため、受信品質
と送信電力制御情報との関係が例えば移動速度に依存す
る場合にも精度良く選択することができる。
受信品質からの差が所定の基準値以上ある受信品質の無
線回線に対応する基地局からの送信電力制御情報を無視
しているので、信頼度の低い送信電力制御情報に従って
送信電力を誤って低下させることがなくなり、通信品質
の劣化を防止することができるとともに、また最大受信
品質からの差に基づくというように相対的レベルによっ
て送信電力制御情報の選択を行っているため、受信品質
と送信電力制御情報との関係が例えば移動速度に依存す
る場合にも精度良く選択することができる。
【００３７】また、請求項１５記載の本発明は、符号分
割多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局が複
数の基地局に同時に接続されるソフトハンドオーバ時に
おいて移動局は複数の基地局からの各送信電力制御情報
に基づいて送信電力がより小さくなるように送信電力制
御を行い、複数の基地局との無線回線を合成した後の受
信品質が基準品質に等しくなるように基地局用の送信電
力制御情報を決定して各基地局に送信し、基地局は移動
局からの送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行
い、移動局との無線回線の受信品質に基づいて送信電力
制御情報を決定して移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信
システムにおいて、移動局からの送信電力制御情報の信
頼度を測定する信頼度測定手段と、この測定した信頼度
が低い場合または送信電力制御情報を受信できない場
合、送信電力を独立に決定する送信電力制御手段とを有
することを要旨とする。
割多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局が複
数の基地局に同時に接続されるソフトハンドオーバ時に
おいて移動局は複数の基地局からの各送信電力制御情報
に基づいて送信電力がより小さくなるように送信電力制
御を行い、複数の基地局との無線回線を合成した後の受
信品質が基準品質に等しくなるように基地局用の送信電
力制御情報を決定して各基地局に送信し、基地局は移動
局からの送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行
い、移動局との無線回線の受信品質に基づいて送信電力
制御情報を決定して移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信
システムにおいて、移動局からの送信電力制御情報の信
頼度を測定する信頼度測定手段と、この測定した信頼度
が低い場合または送信電力制御情報を受信できない場
合、送信電力を独立に決定する送信電力制御手段とを有
することを要旨とする。
【００３８】請求項１５記載の本発明にあっては、基地
局は移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低い場合
または送信電力制御情報を受信できない場合、各基地局
は独立に送信電力を決定しているため、信頼度の低い送
信電力制御情報に従って送信電力を上げ過ぎたり下げ過
ぎたりすることがなくなる。
局は移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低い場合
または送信電力制御情報を受信できない場合、各基地局
は独立に送信電力を決定しているため、信頼度の低い送
信電力制御情報に従って送信電力を上げ過ぎたり下げ過
ぎたりすることがなくなる。
【００３９】更に、請求項１６記載の本発明は、請求項
１５記載の発明において、前記信頼度測定手段が移動局
との無線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を
有し、前記送信電力制御手段が前記受信品質測定手段で
測定した無線回線の受信品質が所定の基準値以下である
場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、同一送
信電力での送信を継続する手段を有することを要旨とす
る。
１５記載の発明において、前記信頼度測定手段が移動局
との無線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を
有し、前記送信電力制御手段が前記受信品質測定手段で
測定した無線回線の受信品質が所定の基準値以下である
場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、同一送
信電力での送信を継続する手段を有することを要旨とす
る。
【００４０】請求項１６記載の本発明にあっては、基地
局は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下
である場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、
同一送信電力で送信を継続するため、受信品質が低く信
頼度の低い送信電力制御情報に従って送信電力を上げ過
ぎたり下げ過ぎたりすることがなくなる。
局は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下
である場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、
同一送信電力で送信を継続するため、受信品質が低く信
頼度の低い送信電力制御情報に従って送信電力を上げ過
ぎたり下げ過ぎたりすることがなくなる。
【００４１】請求項１７記載の本発明は、請求項１５記
載の発明において、前記信頼度測定手段が移動局との無
線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を有し、
前記送信電力制御手段が前記受信品質測定手段で測定し
た無線回線の受信品質が所定の基準値以下である場合、
移動局からの送信電力制御情報を無視し、送信を停止す
る手段を有することを要旨とする。
載の発明において、前記信頼度測定手段が移動局との無
線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を有し、
前記送信電力制御手段が前記受信品質測定手段で測定し
た無線回線の受信品質が所定の基準値以下である場合、
移動局からの送信電力制御情報を無視し、送信を停止す
る手段を有することを要旨とする。
【００４２】請求項１７記載の本発明にあっては、基地
局は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下
である場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、
送信を停止するため、干渉が低減し、加入者容量を増大
することができる。
局は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下
である場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、
送信を停止するため、干渉が低減し、加入者容量を増大
することができる。
【００４３】また、請求項１８記載の本発明は、請求項
１５記載の発明において、前記信頼度測定手段が移動局
との無線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を
有し、前記送信電力制御手段が前記受信品質測定手段で
測定した無線回線の受信品質が所定の基準値以下である
場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送信電
力を所定値減少する手段を有することを要旨とする。
１５記載の発明において、前記信頼度測定手段が移動局
との無線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を
有し、前記送信電力制御手段が前記受信品質測定手段で
測定した無線回線の受信品質が所定の基準値以下である
場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送信電
力を所定値減少する手段を有することを要旨とする。
【００４４】請求項１８記載の本発明にあっては、基地
局は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下
である場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、
送信電力を所定値低減しているため、干渉が低減し、加
入者容量を増大することができる。
局は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下
である場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、
送信電力を所定値低減しているため、干渉が低減し、加
入者容量を増大することができる。
【００４５】請求項１９記載の本発明は、請求項１５記
載の発明において、前記信頼度測定手段は、移動局との
無線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を有
し、前記送信電力制御情報手段は、前記受信品質測定手
段で測定した無線回線の受信品質が所定の基準値以下で
ある場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送
信電力を所定値増加する手段を有することを要旨とす
る。
載の発明において、前記信頼度測定手段は、移動局との
無線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を有
し、前記送信電力制御情報手段は、前記受信品質測定手
段で測定した無線回線の受信品質が所定の基準値以下で
ある場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送
信電力を所定値増加する手段を有することを要旨とす
る。
【００４６】請求項１９記載の本発明にあっては、基地
局は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下
である場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、
送信電力を所定値増加しているため、下り通信回線の品
質を向上することができる。
局は移動局との無線回線の受信品質が所定の基準値以下
である場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、
送信電力を所定値増加しているため、下り通信回線の品
質を向上することができる。
【００４７】更に、請求項２０記載の本発明は、符号分
割多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局は無
線回線を介して複数の基地局に同時に接続され、該複数
の基地局は有線伝送路を介して合成局に接続されている
ソフトハンドオーバ時において移動局は複数の基地局か
らの各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さ
くなるように送信電力制御を行い、複数の基地局との無
線回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなる
ように基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局
に送信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基
づいて送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信
品質に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送
信するＣＤＭＡ移動通信システムにおいて、移動局装置
は、各基地局のとまり木チャネルの受信品質を測定する
測定手段と、該測定手段で測定した結果を制御信号とし
て各基地局を介して合成局に送信する送信手段とを有
し、合成局装置は、前記送信手段から送信された前記測
定結果であるとまり木チャネルの各受信品質を比較し、
該受信品質の、最大受信品質からの差が所定の基準値以
上である基地局の送信を停止させるように制御する制御
手段を有することを要旨とする。
割多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局は無
線回線を介して複数の基地局に同時に接続され、該複数
の基地局は有線伝送路を介して合成局に接続されている
ソフトハンドオーバ時において移動局は複数の基地局か
らの各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さ
くなるように送信電力制御を行い、複数の基地局との無
線回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなる
ように基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局
に送信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基
づいて送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信
品質に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送
信するＣＤＭＡ移動通信システムにおいて、移動局装置
は、各基地局のとまり木チャネルの受信品質を測定する
測定手段と、該測定手段で測定した結果を制御信号とし
て各基地局を介して合成局に送信する送信手段とを有
し、合成局装置は、前記送信手段から送信された前記測
定結果であるとまり木チャネルの各受信品質を比較し、
該受信品質の、最大受信品質からの差が所定の基準値以
上である基地局の送信を停止させるように制御する制御
手段を有することを要旨とする。
【００４８】請求項２０記載の本発明にあっては、合成
局は移動局から送信された各基地局のとまり木チャネル
の受信品質の測定結果を比較し、最大受信品質からの差
が所定の基準値以上である基地局の送信を停止するた
め、干渉が低減し、加入者容量を増大する。
局は移動局から送信された各基地局のとまり木チャネル
の受信品質の測定結果を比較し、最大受信品質からの差
が所定の基準値以上である基地局の送信を停止するた
め、干渉が低減し、加入者容量を増大する。
【００４９】請求項２１記載の本発明は、符号分割多元
接続方式の移動通信システムにおいて移動局は無線回線
を介して複数の基地局に同時に接続され、該複数の基地
局は有線伝送路を介して合成局に接続されているソフト
ハンドオーバ時において移動局は複数の基地局からの各
送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さくなる
ように送信電力制御を行い、複数の基地局との無線回線
を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなるように
基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局に送信
し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基づいて
送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信品質に
基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送信する
ＣＤＭＡ移動通信システムにおいて、移動局装置は、各
基地局のとまり木チャネルの受信品質を測定する測定手
段と、該測定手段で測定した結果を制御信号として各基
地局を介して合成局に送信する送信手段とを有し、合成
局装置は、前記送信手段から送信された測定結果である
とまり木チャネルの各受信品質の最大のものに基づいて
各基地局の送信電力制御情報を決定し、各基地局に通知
する手段を有し、基地局装置は、移動局からの送信電力
制御情報の信頼度が低い場合、前記合成局装置から通知
された前記送信電力制御情報に従って送信電力制御を行
う制御手段を有することを要旨とする。
接続方式の移動通信システムにおいて移動局は無線回線
を介して複数の基地局に同時に接続され、該複数の基地
局は有線伝送路を介して合成局に接続されているソフト
ハンドオーバ時において移動局は複数の基地局からの各
送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さくなる
ように送信電力制御を行い、複数の基地局との無線回線
を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなるように
基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局に送信
し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基づいて
送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信品質に
基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送信する
ＣＤＭＡ移動通信システムにおいて、移動局装置は、各
基地局のとまり木チャネルの受信品質を測定する測定手
段と、該測定手段で測定した結果を制御信号として各基
地局を介して合成局に送信する送信手段とを有し、合成
局装置は、前記送信手段から送信された測定結果である
とまり木チャネルの各受信品質の最大のものに基づいて
各基地局の送信電力制御情報を決定し、各基地局に通知
する手段を有し、基地局装置は、移動局からの送信電力
制御情報の信頼度が低い場合、前記合成局装置から通知
された前記送信電力制御情報に従って送信電力制御を行
う制御手段を有することを要旨とする。
【００５０】請求項２１記載の本発明にあっては、合成
局は各基地局のとまり木チャネルの受信品質の最大のも
のに基づいて各基地局の送信電力制御情報を決定して各
基地局に通知し、各基地局は移動局からの送信電力制御
情報の信頼度が低い場合、合成局から通知された送信電
力制御情報に従って送信電力制御を行うため、移動局か
らの送信電力制御情報を受信できない基地局において
も、合成局で合成された送信電力制御情報に基づいて送
信電力制御が可能となり、精度の高い送信電力制御が可
能となる。
局は各基地局のとまり木チャネルの受信品質の最大のも
のに基づいて各基地局の送信電力制御情報を決定して各
基地局に通知し、各基地局は移動局からの送信電力制御
情報の信頼度が低い場合、合成局から通知された送信電
力制御情報に従って送信電力制御を行うため、移動局か
らの送信電力制御情報を受信できない基地局において
も、合成局で合成された送信電力制御情報に基づいて送
信電力制御が可能となり、精度の高い送信電力制御が可
能となる。
【００５１】また、請求項２２記載の本発明は、符号分
割多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局は無
線回線を介して複数の基地局に同時に接続され、該複数
の基地局は有線伝送路を介して合成局に接続されている
ソフトハンドオーバ時において移動局は複数の基地局か
らの各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さ
くなるように送信電力制御を行い、複数の基地局との無
線回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなる
ように基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局
に送信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基
づいて送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信
品質に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送
信するＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御
方法において、移動局装置は、各基地局のとまり木チャ
ネルの受信品質を測定する測定手段と、該測定手段で測
定した結果を制御信号として各基地局を介して合成局に
送信する送信手段とを有し、合成局装置は、前記送信手
段から送信された前記測定結果であるとまり木チャネル
の各受信品質の比率に応じて各基地局の送信電力制御情
報を決定し、各基地局に通知する手段を有し、基地局装
置は、移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低い場
合、合成局から通知された前記送信電力制御情報に従っ
て送信電力制御を行う制御手段を有することを要旨とす
る。
割多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局は無
線回線を介して複数の基地局に同時に接続され、該複数
の基地局は有線伝送路を介して合成局に接続されている
ソフトハンドオーバ時において移動局は複数の基地局か
らの各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さ
くなるように送信電力制御を行い、複数の基地局との無
線回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなる
ように基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局
に送信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基
づいて送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信
品質に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送
信するＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御
方法において、移動局装置は、各基地局のとまり木チャ
ネルの受信品質を測定する測定手段と、該測定手段で測
定した結果を制御信号として各基地局を介して合成局に
送信する送信手段とを有し、合成局装置は、前記送信手
段から送信された前記測定結果であるとまり木チャネル
の各受信品質の比率に応じて各基地局の送信電力制御情
報を決定し、各基地局に通知する手段を有し、基地局装
置は、移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低い場
合、合成局から通知された前記送信電力制御情報に従っ
て送信電力制御を行う制御手段を有することを要旨とす
る。
【００５２】請求項２２記載の本発明にあっては、合成
局は各基地局のとまり木チャネルの各受信品質の比率に
応じて各基地局の送信電力制御情報を決定して各基地局
に通知し、各基地局は移動局からの送信電力制御情報の
信頼度が低い場合、合成局から通知された送信電力制御
情報に従って送信電力制御を行うため、移動局からの送
信電力制御情報を受信できない基地局においても、合成
局で合成された送信電力制御情報に基づいて送信電力制
御が可能となり、精度の高い送信電力制御が可能とな
る。
局は各基地局のとまり木チャネルの各受信品質の比率に
応じて各基地局の送信電力制御情報を決定して各基地局
に通知し、各基地局は移動局からの送信電力制御情報の
信頼度が低い場合、合成局から通知された送信電力制御
情報に従って送信電力制御を行うため、移動局からの送
信電力制御情報を受信できない基地局においても、合成
局で合成された送信電力制御情報に基づいて送信電力制
御が可能となり、精度の高い送信電力制御が可能とな
る。
【００５３】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
の形態について説明する。
【００５４】図２および図３は、それぞれ本発明の一実
施形態に係わるＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信
電力制御方法を実施する移動局および基地局の構成を示
すブロック図である。
施形態に係わるＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信
電力制御方法を実施する移動局および基地局の構成を示
すブロック図である。
【００５５】図２に示す移動局は、基地局からの信号を
受信するアンテナ１１を有し、該アンテナ１１で受信し
た基地局からの信号を送受分離部１３を介して受信無線
部１５に供給し、受信無線部１５から逆拡散部１７，１
９に供給される。逆拡散部１７，１９は、該移動局が図
１に示すように２つの基地局１，２に同時に接続されて
いるソフトハンドオーバ状態において基地局１，２から
の信号をそれぞれ供給され、ここでそれぞれの拡散コー
ドを用いて各信号を逆拡散するものである。この逆拡散
された信号はそれぞれ復調部３７，３９で復調され、送
信電力制御ビット抽出部４３に供給されるようになって
いる。
受信するアンテナ１１を有し、該アンテナ１１で受信し
た基地局からの信号を送受分離部１３を介して受信無線
部１５に供給し、受信無線部１５から逆拡散部１７，１
９に供給される。逆拡散部１７，１９は、該移動局が図
１に示すように２つの基地局１，２に同時に接続されて
いるソフトハンドオーバ状態において基地局１，２から
の信号をそれぞれ供給され、ここでそれぞれの拡散コー
ドを用いて各信号を逆拡散するものである。この逆拡散
された信号はそれぞれ復調部３７，３９で復調され、送
信電力制御ビット抽出部４３に供給されるようになって
いる。
【００５６】また、逆拡散部１７，１９は、それぞれ希
望波受信電力検出部２１、干渉波受信電力検出部２３お
よび希望波受信電力検出部２５、干渉波受信電力検出部
２７を有し、ここで基地局１，２からのそれぞれの希望
波受信電力および干渉波受信電力が検出される。そし
て、逆拡散部１７の希望波受信電力検出部２１および干
渉波受信電力検出部２３で検出された希望波受信電力お
よび干渉波受信電力はＳＩＲ算出部３３に供給され、こ
こで希望波受信電力に対する干渉波受信電力の比である
受信ＳＩＲが算出される。また、逆拡散部１９の希望波
受信電力検出部２５および干渉波受信電力検出部２７で
検出された希望波受信電力および干渉波受信電力はＳＩ
Ｒ算出部３５に供給され、ここで希望波受信電力と干渉
波受信電力との比である受信ＳＩＲが算出される。
望波受信電力検出部２１、干渉波受信電力検出部２３お
よび希望波受信電力検出部２５、干渉波受信電力検出部
２７を有し、ここで基地局１，２からのそれぞれの希望
波受信電力および干渉波受信電力が検出される。そし
て、逆拡散部１７の希望波受信電力検出部２１および干
渉波受信電力検出部２３で検出された希望波受信電力お
よび干渉波受信電力はＳＩＲ算出部３３に供給され、こ
こで希望波受信電力に対する干渉波受信電力の比である
受信ＳＩＲが算出される。また、逆拡散部１９の希望波
受信電力検出部２５および干渉波受信電力検出部２７で
検出された希望波受信電力および干渉波受信電力はＳＩ
Ｒ算出部３５に供給され、ここで希望波受信電力と干渉
波受信電力との比である受信ＳＩＲが算出される。
【００５７】ＳＩＲ算出部３３，３５でそれぞれ検出さ
れた受信ＳＩＲは送信電力制御ビット選択部４５に供給
される。
れた受信ＳＩＲは送信電力制御ビット選択部４５に供給
される。
【００５８】更に、逆拡散部１７，１９の希望波受信電
力検出部２１，２５および干渉波受信電力検出部２３，
２７でそれぞれ検出された各希望波受信電力および干渉
波受信電力は最大比合成部３１に供給され、ここで最大
比合成され、この合成された受信ＳＩＲは送信電力制御
ビット決定部４１に供給される。送信電力制御ビット決
定部４１は、最大比合成部３１からの合成後の受信ＳＩ
Ｒに基づいて送信電力制御情報である送信電力制御ビッ
トを決定し、信号発生部４９に供給する。
力検出部２１，２５および干渉波受信電力検出部２３，
２７でそれぞれ検出された各希望波受信電力および干渉
波受信電力は最大比合成部３１に供給され、ここで最大
比合成され、この合成された受信ＳＩＲは送信電力制御
ビット決定部４１に供給される。送信電力制御ビット決
定部４１は、最大比合成部３１からの合成後の受信ＳＩ
Ｒに基づいて送信電力制御情報である送信電力制御ビッ
トを決定し、信号発生部４９に供給する。
【００５９】信号発生部４９は、送信電力制御ビット決
定部４１からの送信電力制御ビットを含む送信信号を構
成して変調部５１に供給する。該送信信号は変調部５１
で変調され、拡散部５２で拡散されて、送信無線部５３
に供給される。
定部４１からの送信電力制御ビットを含む送信信号を構
成して変調部５１に供給する。該送信信号は変調部５１
で変調され、拡散部５２で拡散されて、送信無線部５３
に供給される。
【００６０】送信電力制御ビット抽出部４３は、それぞ
れ復調部３７，３９からの復調信号に含まれる基地局
１，２からの送信電力制御情報である送信電力制御ビッ
トを抽出し、送信電力制御ビット選択部４５に供給す
る。送信電力制御ビット選択部４５は、送信電力制御ビ
ット抽出部４３からの送信電力制御ビットをＳＩＲ算出
部３３，３５からの受信ＳＩＲに基づいて選択し、この
選択した送信電力制御ビットを送信電力制御部４７に供
給する。
れ復調部３７，３９からの復調信号に含まれる基地局
１，２からの送信電力制御情報である送信電力制御ビッ
トを抽出し、送信電力制御ビット選択部４５に供給す
る。送信電力制御ビット選択部４５は、送信電力制御ビ
ット抽出部４３からの送信電力制御ビットをＳＩＲ算出
部３３，３５からの受信ＳＩＲに基づいて選択し、この
選択した送信電力制御ビットを送信電力制御部４７に供
給する。
【００６１】送信電力制御部４７は、この送信電力制御
ビットに基づいて送信無線部５３からの送信電力を制御
する。送信無線部５３は送信電力制御部４７によって制
御された送信電力で送信信号を出力し、該送信信号を送
受分離部１３を介してアンテナ１１から各基地局に向け
て送信する。
ビットに基づいて送信無線部５３からの送信電力を制御
する。送信無線部５３は送信電力制御部４７によって制
御された送信電力で送信信号を出力し、該送信信号を送
受分離部１３を介してアンテナ１１から各基地局に向け
て送信する。
【００６２】図３に示す基地局は、移動局からの信号を
受信するアンテナ６１を有し、該アンテナ６１で受信し
た信号は送受分離部６３を介して共通受信アンプ６５で
増幅した後、複数のチャネルユニット６９ａ〜６９ｎに
供給される。
受信するアンテナ６１を有し、該アンテナ６１で受信し
た信号は送受分離部６３を介して共通受信アンプ６５で
増幅した後、複数のチャネルユニット６９ａ〜６９ｎに
供給される。
【００６３】各チャネルユニット６９ａ〜６９ｎでは、
共通受信アンプ６５から供給される移動局からの受信信
号を受信無線部７１を介して逆拡散部７３に供給し、こ
こで拡散コードを用いて逆拡散する。この逆拡散された
信号は復調部７９で復調され、送信電力制御ビット抽出
部８１に供給される。送信電力制御ビット抽出部８１は
復調部７９からの復調信号に含まれる移動局からの送信
電力制御情報である送信電力制御ビットを抽出し、送信
電力制御部８３に供給する。
共通受信アンプ６５から供給される移動局からの受信信
号を受信無線部７１を介して逆拡散部７３に供給し、こ
こで拡散コードを用いて逆拡散する。この逆拡散された
信号は復調部７９で復調され、送信電力制御ビット抽出
部８１に供給される。送信電力制御ビット抽出部８１は
復調部７９からの復調信号に含まれる移動局からの送信
電力制御情報である送信電力制御ビットを抽出し、送信
電力制御部８３に供給する。
【００６４】また、逆拡散部７３は、希望波受信電力検
出部７５および干渉波受信電力検出部７７を有し、ここ
で移動局からの希望波受信電力および干渉波受信電力が
検出され、ＳＩＲ算出部８５に供給される。ＳＩＲ算出
部８５は希望波受信電力検出部７５および干渉波受信電
力検出部７７からの希望波受信電力および干渉波受信電
力に基づいて両者の比である受信ＳＩＲを算出し、送信
電力制御ビット決定部８７および送信電力制御部８３に
供給する。
出部７５および干渉波受信電力検出部７７を有し、ここ
で移動局からの希望波受信電力および干渉波受信電力が
検出され、ＳＩＲ算出部８５に供給される。ＳＩＲ算出
部８５は希望波受信電力検出部７５および干渉波受信電
力検出部７７からの希望波受信電力および干渉波受信電
力に基づいて両者の比である受信ＳＩＲを算出し、送信
電力制御ビット決定部８７および送信電力制御部８３に
供給する。
【００６５】送信電力制御ビット決定部８７は、ＳＩＲ
算出部８５からの受信ＳＩＲに基づいて送信電力制御ビ
ットを決定し、信号発生部８９に供給する。信号発生部
８９は、送信電力制御ビット決定部８７からの送信電力
制御ビットを含む送信信号を構成して変調部９１に供給
する。この送信信号は変調部９１で変調され、拡散部９
３で拡散され、送信無線部９５に供給される。
算出部８５からの受信ＳＩＲに基づいて送信電力制御ビ
ットを決定し、信号発生部８９に供給する。信号発生部
８９は、送信電力制御ビット決定部８７からの送信電力
制御ビットを含む送信信号を構成して変調部９１に供給
する。この送信信号は変調部９１で変調され、拡散部９
３で拡散され、送信無線部９５に供給される。
【００６６】送信電力制御部８３は、送信電力制御ビッ
ト抽出部８１からの送信電力制御ビットおよびＳＩＲ算
出部８５からの受信ＳＩＲに基づいて送信無線部９５か
らの送信電力を制御する。送信無線部９５は送信電力制
御部８３で制御される送信電力で送信信号を出力し、該
送信信号を共通送信アンプ６７および送受分離部６３を
介してアンテナ６１から移動局に送信する。
ト抽出部８１からの送信電力制御ビットおよびＳＩＲ算
出部８５からの受信ＳＩＲに基づいて送信無線部９５か
らの送信電力を制御する。送信無線部９５は送信電力制
御部８３で制御される送信電力で送信信号を出力し、該
送信信号を共通送信アンプ６７および送受分離部６３を
介してアンテナ６１から移動局に送信する。
【００６７】次に、以上のように構成される移動局およ
び基地局を有するＣＤＭＡ移動通信システムの作用につ
いて説明する。
び基地局を有するＣＤＭＡ移動通信システムの作用につ
いて説明する。
【００６８】ＣＤＭＡ移動通信システムにおいて、図１
に示すように、移動局が複数の（本例では、２つの）基
地局１，２に同時に接続されているソフトハンドオーバ
時では、上述したように、移動局は各基地局１，２から
の各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さく
なるように送信電力制御を行い、各基地局１，２との無
線回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなる
ように基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局
１，２に送信し、各基地局１，２は移動局からの送信電
力制御情報に基づいて送信電力制御を行い、移動局との
無線回線の受信品質に基づいて送信電力制御情報を決定
して移動局に送信し、これにより加入者容量の増大を図
っているが、このようなソフトハンドオーバ時の処理に
おいて本実施形態では、図２に示す移動局に設けられて
いるＳＩＲ算出部３３，３５で各基地局１，２からの受
信ＳＩＲを算出し、この算出した受信ＳＩＲを送信電力
制御ビット選択部４５に供給し、これにより送信電力制
御ビット選択部４５は送信電力制御ビット抽出部４３か
ら供給される各基地局１，２からの送信電力制御ビット
を前記受信ＳＩＲに基づき、該受信ＳＩＲが所定の基準
値以下である場合には該受信ＳＩＲに対応する送信電力
制御ビットを選択しないように制御している。
に示すように、移動局が複数の（本例では、２つの）基
地局１，２に同時に接続されているソフトハンドオーバ
時では、上述したように、移動局は各基地局１，２から
の各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さく
なるように送信電力制御を行い、各基地局１，２との無
線回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなる
ように基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局
１，２に送信し、各基地局１，２は移動局からの送信電
力制御情報に基づいて送信電力制御を行い、移動局との
無線回線の受信品質に基づいて送信電力制御情報を決定
して移動局に送信し、これにより加入者容量の増大を図
っているが、このようなソフトハンドオーバ時の処理に
おいて本実施形態では、図２に示す移動局に設けられて
いるＳＩＲ算出部３３，３５で各基地局１，２からの受
信ＳＩＲを算出し、この算出した受信ＳＩＲを送信電力
制御ビット選択部４５に供給し、これにより送信電力制
御ビット選択部４５は送信電力制御ビット抽出部４３か
ら供給される各基地局１，２からの送信電力制御ビット
を前記受信ＳＩＲに基づき、該受信ＳＩＲが所定の基準
値以下である場合には該受信ＳＩＲに対応する送信電力
制御ビットを選択しないように制御している。
【００６９】具体的に説明すると、例えば受信ＳＩＲの
所定の基準値を３ｄＢとすると、ＳＩＲ算出部３５，３
７で算出した受信ＳＩＲが３ｄＢ以下である場合には、
この受信ＳＩＲに対応する送信電力制御ビットを選択し
ない。そして、残った方の送信電力制御ビットが送信電
力制御部４７に供給され、これにより送信電力制御を行
っている。
所定の基準値を３ｄＢとすると、ＳＩＲ算出部３５，３
７で算出した受信ＳＩＲが３ｄＢ以下である場合には、
この受信ＳＩＲに対応する送信電力制御ビットを選択し
ない。そして、残った方の送信電力制御ビットが送信電
力制御部４７に供給され、これにより送信電力制御を行
っている。
【００７０】また、すべての受信ＳＩＲが３ｄＢ以下で
ある場合には、送信電力制御ビットはすべて選択されな
いことになるが、この場合には送信電力制御を行わず、
現在の送信電力を維持するようにしている。このように
制御することにより、信頼度の低い送信電力制御ビット
に従い、送信電力を誤って下げることがなくなり、通信
品質の劣化を防止することができる。
ある場合には、送信電力制御ビットはすべて選択されな
いことになるが、この場合には送信電力制御を行わず、
現在の送信電力を維持するようにしている。このように
制御することにより、信頼度の低い送信電力制御ビット
に従い、送信電力を誤って下げることがなくなり、通信
品質の劣化を防止することができる。
【００７１】また、他の実施形態の送信電力制御方法に
おいては、移動局は、ＳＩＲ算出部３３，３５で各基地
局１，２からの受信ＳＩＲを算出し、この算出した受信
ＳＩＲを送信電力制御ビット選択部４５に供給し、送信
電力制御ビット選択部４５は該受信ＳＩＲについて最大
受信ＳＩＲからの差が所定の基準値以上である場合には
該受信ＳＩＲに対応する基地局からの送信電力制御情報
を無視して選択しないように制御している。
おいては、移動局は、ＳＩＲ算出部３３，３５で各基地
局１，２からの受信ＳＩＲを算出し、この算出した受信
ＳＩＲを送信電力制御ビット選択部４５に供給し、送信
電力制御ビット選択部４５は該受信ＳＩＲについて最大
受信ＳＩＲからの差が所定の基準値以上である場合には
該受信ＳＩＲに対応する基地局からの送信電力制御情報
を無視して選択しないように制御している。
【００７２】具体的に説明すると、例えば、受信ＳＩＲ
の最大受信ＳＩＲからの差の基準値を５ｄＢとすると、
最大受信ＳＩＲが８ｄＢの場合には、受信ＳＩＲが３ｄ
Ｂ以下の送信電力制御ビットは選択しないようにしてい
る。
の最大受信ＳＩＲからの差の基準値を５ｄＢとすると、
最大受信ＳＩＲが８ｄＢの場合には、受信ＳＩＲが３ｄ
Ｂ以下の送信電力制御ビットは選択しないようにしてい
る。
【００７３】このように選択制御することにより、信頼
度の低い送信電力制御ビットに従い、送信電力を誤って
下げることがなくなるため、通信品質の劣化を防止する
ことができる。また、受信ＳＩＲの差で選択の有無を制
御しているため、すなわち最大受信ＳＩＲからの差に基
づくというように相対的レベルによって送信電力制御情
報の選択を行っているため、受信ＳＩＲと送信電力制御
情報との関係が例えば移動速度に依存する場合にも精度
良く選択することができる。
度の低い送信電力制御ビットに従い、送信電力を誤って
下げることがなくなるため、通信品質の劣化を防止する
ことができる。また、受信ＳＩＲの差で選択の有無を制
御しているため、すなわち最大受信ＳＩＲからの差に基
づくというように相対的レベルによって送信電力制御情
報の選択を行っているため、受信ＳＩＲと送信電力制御
情報との関係が例えば移動速度に依存する場合にも精度
良く選択することができる。
【００７４】更に他の実施形態の送信電力制御方法とし
て、ソフトハンドオーバ中の基地局が下り送信電力制御
を行う場合において、基地局は図３に示すＳＩＲ算出部
８５で移動局からの無線回線の受信ＳＩＲを算出し、こ
の算出した受信ＳＩＲを送信電力制御部８３に供給す
る。送信電力制御部８３は、該受信ＳＩＲを所定の基準
値以下と比較し、該受信ＳＩＲが所定の基準値以下であ
る場合には、移動局からの送信電力制御ビットを無視
し、同一送信電力での送信を継続するように送信無線部
９５を制御する。
て、ソフトハンドオーバ中の基地局が下り送信電力制御
を行う場合において、基地局は図３に示すＳＩＲ算出部
８５で移動局からの無線回線の受信ＳＩＲを算出し、こ
の算出した受信ＳＩＲを送信電力制御部８３に供給す
る。送信電力制御部８３は、該受信ＳＩＲを所定の基準
値以下と比較し、該受信ＳＩＲが所定の基準値以下であ
る場合には、移動局からの送信電力制御ビットを無視
し、同一送信電力での送信を継続するように送信無線部
９５を制御する。
【００７５】例えば、前記所定の基準値を３ｄＢとする
と、ＳＩＲ算出部８５で算出した移動局からの受信ＳＩ
Ｒが３ｄＢ以下の場合には、送信電力制御部８３は移動
局からの送信電力制御ビットを無視し、同一送信電力を
継続するように制御する。このように送信電力制御する
ことにより、誤った送信電力制御ビットに従って送信電
力を上げ過ぎたり、下げ過ぎたりすることがなくなる。
また、受信ＳＩＲが基準値を上回った場合には、送信電
力制御を再開するが、この時の送信電力は送信電力制御
ビットの無視を開始したときの送信電力と同一にするこ
とができる。
と、ＳＩＲ算出部８５で算出した移動局からの受信ＳＩ
Ｒが３ｄＢ以下の場合には、送信電力制御部８３は移動
局からの送信電力制御ビットを無視し、同一送信電力を
継続するように制御する。このように送信電力制御する
ことにより、誤った送信電力制御ビットに従って送信電
力を上げ過ぎたり、下げ過ぎたりすることがなくなる。
また、受信ＳＩＲが基準値を上回った場合には、送信電
力制御を再開するが、この時の送信電力は送信電力制御
ビットの無視を開始したときの送信電力と同一にするこ
とができる。
【００７６】また更に他の実施形態の送信電力制御方法
として、ソフトハンドオーバ中の基地局が下り送信電力
制御を行う場合において、基地局はＳＩＲ算出部８５で
移動局からの無線回線の受信ＳＩＲを算出し、この算出
した受信ＳＩＲを送信電力制御部８３に供給する。送信
電力制御部８３は、該受信ＳＩＲを所定の基準値以下と
比較し、該受信ＳＩＲが所定の基準値以下である場合に
は、移動局からの送信電力制御ビットを無視し、送信を
停止するように制御する。
として、ソフトハンドオーバ中の基地局が下り送信電力
制御を行う場合において、基地局はＳＩＲ算出部８５で
移動局からの無線回線の受信ＳＩＲを算出し、この算出
した受信ＳＩＲを送信電力制御部８３に供給する。送信
電力制御部８３は、該受信ＳＩＲを所定の基準値以下と
比較し、該受信ＳＩＲが所定の基準値以下である場合に
は、移動局からの送信電力制御ビットを無視し、送信を
停止するように制御する。
【００７７】例えば、前記所定の基準値を３ｄＢとする
と、ＳＩＲ算出部８５で算出した移動局からの受信ＳＩ
Ｒが３ｄＢ以下の場合には、送信電力制御部８３は移動
局からの送信電力制御ビットを無視し、送信を停止す
る。
と、ＳＩＲ算出部８５で算出した移動局からの受信ＳＩ
Ｒが３ｄＢ以下の場合には、送信電力制御部８３は移動
局からの送信電力制御ビットを無視し、送信を停止す
る。
【００７８】一般に上りと下りの伝搬損失には相関があ
るため、受信ＳＩＲの小さい基地局から送信するより
も、受信ＳＩＲの大きい基地局から送信を行った方が送
信電力を小さくすることができる。従って、上述したよ
うに、受信ＳＩＲの小さい基地局からの送信を停止する
ことにより、干渉が低減し、加入者容量を増大すること
ができる。
るため、受信ＳＩＲの小さい基地局から送信するより
も、受信ＳＩＲの大きい基地局から送信を行った方が送
信電力を小さくすることができる。従って、上述したよ
うに、受信ＳＩＲの小さい基地局からの送信を停止する
ことにより、干渉が低減し、加入者容量を増大すること
ができる。
【００７９】また更に他の実施形態の送信電力制御方法
として、ソフトハンドオーバ中の基地局が下り送信電力
制御を行う場合において、基地局はＳＩＲ算出部８５で
移動局からの無線回線の受信ＳＩＲを算出し、この算出
した受信ＳＩＲを送信電力制御部８３に供給する。送信
電力制御部８３は、該受信ＳＩＲを所定の基準値以下と
比較し、該受信ＳＩＲが所定の基準値以下である場合に
は、移動局からの送信電力制御ビットを無視し、送信電
力を所定値減少するように送信電力制御する。
として、ソフトハンドオーバ中の基地局が下り送信電力
制御を行う場合において、基地局はＳＩＲ算出部８５で
移動局からの無線回線の受信ＳＩＲを算出し、この算出
した受信ＳＩＲを送信電力制御部８３に供給する。送信
電力制御部８３は、該受信ＳＩＲを所定の基準値以下と
比較し、該受信ＳＩＲが所定の基準値以下である場合に
は、移動局からの送信電力制御ビットを無視し、送信電
力を所定値減少するように送信電力制御する。
【００８０】例えば、前記所定の基準値を３ｄＢとする
と、ＳＩＲ算出部８５で算出した移動局からの受信ＳＩ
Ｒが３ｄＢ以下の場合には、送信電力制御部８３は移動
局からの送信電力制御ビットを無視し、送信電力を例え
ば１ｄＢ減少させるように送信電力制御する。
と、ＳＩＲ算出部８５で算出した移動局からの受信ＳＩ
Ｒが３ｄＢ以下の場合には、送信電力制御部８３は移動
局からの送信電力制御ビットを無視し、送信電力を例え
ば１ｄＢ減少させるように送信電力制御する。
【００８１】このように受信ＳＩＲの小さい基地局から
の送信電力を減少させることにより、干渉が低減し、加
入者容量を増大することができる。また、完全に送信を
停止しないため、上りと下りの伝搬損失が不一致の場合
や、両基地局間の受信ＳＩＲ値が頻繁に逆転する場合に
も安定した送信電力制御を維持することができる。
の送信電力を減少させることにより、干渉が低減し、加
入者容量を増大することができる。また、完全に送信を
停止しないため、上りと下りの伝搬損失が不一致の場合
や、両基地局間の受信ＳＩＲ値が頻繁に逆転する場合に
も安定した送信電力制御を維持することができる。
【００８２】他の実施形態の送信電力制御方法として、
ソフトハンドオーバ中の基地局が下り送信電力制御を行
う場合において、基地局はＳＩＲ算出部８５で移動局か
らの無線回線の受信ＳＩＲを算出し、この算出した受信
ＳＩＲを送信電力制御部８３に供給する。送信電力制御
部８３は、該受信ＳＩＲを所定の基準値以下と比較し、
該受信ＳＩＲが所定の基準値以下である場合には、移動
局からの送信電力制御ビットを無視し、送信電力を所定
値増加するように送信電力制御する。
ソフトハンドオーバ中の基地局が下り送信電力制御を行
う場合において、基地局はＳＩＲ算出部８５で移動局か
らの無線回線の受信ＳＩＲを算出し、この算出した受信
ＳＩＲを送信電力制御部８３に供給する。送信電力制御
部８３は、該受信ＳＩＲを所定の基準値以下と比較し、
該受信ＳＩＲが所定の基準値以下である場合には、移動
局からの送信電力制御ビットを無視し、送信電力を所定
値増加するように送信電力制御する。
【００８３】例えば、前記所定の基準値を３ｄＢとする
と、ＳＩＲ算出部８５で算出した移動局からの受信ＳＩ
Ｒが３ｄＢ以下の場合には、送信電力制御部８３は移動
局からの送信電力制御ビットを無視し、送信電力を例え
ば１ｄＢ増加させるように送信電力制御する。
と、ＳＩＲ算出部８５で算出した移動局からの受信ＳＩ
Ｒが３ｄＢ以下の場合には、送信電力制御部８３は移動
局からの送信電力制御ビットを無視し、送信電力を例え
ば１ｄＢ増加させるように送信電力制御する。
【００８４】このように受信ＳＩＲの小さい基地局から
の送信電力を増加することにより、下り通信回線の品質
が向上する。従って、基地局から移動局に対して送信す
る送信電力制御情報の信頼度が向上し、精度の高い移動
局送信電力制御を行うことができる。
の送信電力を増加することにより、下り通信回線の品質
が向上する。従って、基地局から移動局に対して送信す
る送信電力制御情報の信頼度が向上し、精度の高い移動
局送信電力制御を行うことができる。
【００８５】また、本発明の別の実施形態の送信電力制
御方法として、ソフトハンドオーバ中の基地局からの下
り送信電力制御を合成局を介して行う場合について図４
を参照して説明する。
御方法として、ソフトハンドオーバ中の基地局からの下
り送信電力制御を合成局を介して行う場合について図４
を参照して説明する。
【００８６】図４は、ＣＤＭＡ移動通信システムにおい
てソフトハンドオーバ中にある移動局３、２つの基地局
１，２、合成局５、および制御信号終端ノード７を示す
図である。同図において、移動局３は基地局１からの下
り無線回線１２および基地局２からの下り無線回線１４
を受信するとともに、基地局１，２に対して共通の上り
無線回線１６を送信している。また、基地局１は有線回
線２２を介して合成局５に接続され、基地局２は有線回
線２４を介して合成局５に接続され、合成局５は制御信
号終端ノード７に接続されている。
てソフトハンドオーバ中にある移動局３、２つの基地局
１，２、合成局５、および制御信号終端ノード７を示す
図である。同図において、移動局３は基地局１からの下
り無線回線１２および基地局２からの下り無線回線１４
を受信するとともに、基地局１，２に対して共通の上り
無線回線１６を送信している。また、基地局１は有線回
線２２を介して合成局５に接続され、基地局２は有線回
線２４を介して合成局５に接続され、合成局５は制御信
号終端ノード７に接続されている。
【００８７】このように接続されるソフトハンドオーバ
中の移動通信システムにおいて、基地局１，２から移動
局３への複数の信号は移動局３において合成され、移動
局３から基地局１，２への信号は更に基地局１，２から
合成局５へ送信され、基地局１，２から合成局５への複
数の信号は合成局５において合成される。また、移動局
３が送信した制御信号は基地局１，２を介して合成局５
に伝送されて合成され、合成局５から制御信号終端ノー
ド７に送信される。なお、送信電力制御ビットは移動局
３と基地局１，２間で送受信される。
中の移動通信システムにおいて、基地局１，２から移動
局３への複数の信号は移動局３において合成され、移動
局３から基地局１，２への信号は更に基地局１，２から
合成局５へ送信され、基地局１，２から合成局５への複
数の信号は合成局５において合成される。また、移動局
３が送信した制御信号は基地局１，２を介して合成局５
に伝送されて合成され、合成局５から制御信号終端ノー
ド７に送信される。なお、送信電力制御ビットは移動局
３と基地局１，２間で送受信される。
【００８８】ところで、移動局は基地局からの受信ＳＩ
Ｒを基に送信電力制御情報を決定して各基地局に送信
し、各基地局では移動局からの送信電力制御情報に基づ
いて送信電力を決定するとともに、また移動局は送信電
力を大きくするような送信電力制御情報を無視し、送信
電力をより小さくする送信電力制御情報に従って送信電
力制御を行っているので、受信品質が悪い基地局では、
移動局の送信電力を増加するように指示しても無視され
てしまうため、一方の基地局では、上りの無線回線の受
信品質が劣化してしまう可能性があり、移動局の送信し
た送信電力制御情報を誤って受信したり、受信できなく
なることが考えられ、このような場合には基地局におい
て送信電力を制御する術がなくなるという問題が上述し
たようにある。
Ｒを基に送信電力制御情報を決定して各基地局に送信
し、各基地局では移動局からの送信電力制御情報に基づ
いて送信電力を決定するとともに、また移動局は送信電
力を大きくするような送信電力制御情報を無視し、送信
電力をより小さくする送信電力制御情報に従って送信電
力制御を行っているので、受信品質が悪い基地局では、
移動局の送信電力を増加するように指示しても無視され
てしまうため、一方の基地局では、上りの無線回線の受
信品質が劣化してしまう可能性があり、移動局の送信し
た送信電力制御情報を誤って受信したり、受信できなく
なることが考えられ、このような場合には基地局におい
て送信電力を制御する術がなくなるという問題が上述し
たようにある。
【００８９】このような問題を解決するために、本実施
形態においては、移動局３は、各基地局１，２のとまり
木チャネルの受信ＳＩＲを測定し、この測定したとまり
木チャネル受信ＳＩＲを制御信号として基地局１，２お
よび合成局５を介して制御信号終端ノード７に送信す
る。制御信号終端ノード７は、各基地局１，２のとまり
木チャネル受信ＳＩＲを比較して、各基地局１，２から
の送信電力を決定し、各基地局１，２に通知する。各基
地局１，２は、この送信電力に従って送信電力制御を行
う。なお、この場合において、各基地局１，２のとまり
木チャネル受信ＳＩＲの比較および該比較に基づく送信
電力の決定処理を制御信号終端ノード７で行う代わり
に、合成局５で行ってもよく、また制御信号終端ノード
７は合成局５の一部と考えてもよい。
形態においては、移動局３は、各基地局１，２のとまり
木チャネルの受信ＳＩＲを測定し、この測定したとまり
木チャネル受信ＳＩＲを制御信号として基地局１，２お
よび合成局５を介して制御信号終端ノード７に送信す
る。制御信号終端ノード７は、各基地局１，２のとまり
木チャネル受信ＳＩＲを比較して、各基地局１，２から
の送信電力を決定し、各基地局１，２に通知する。各基
地局１，２は、この送信電力に従って送信電力制御を行
う。なお、この場合において、各基地局１，２のとまり
木チャネル受信ＳＩＲの比較および該比較に基づく送信
電力の決定処理を制御信号終端ノード７で行う代わり
に、合成局５で行ってもよく、また制御信号終端ノード
７は合成局５の一部と考えてもよい。
【００９０】本実施形態について更に詳しく説明する
と、移動局３は各基地局１，２のとまり木チャネルの受
信ＳＩＲを測定すると、この測定したとまり木チャネル
受信ＳＩＲを制御信号として基地局および合成局５を介
して制御信号終端ノード７に送信する。制御信号終端ノ
ード７は、該制御信号である各基地局１，２のとまり木
チャネル受信ＳＩＲを受信すると、この両基地局１，２
の受信ＳＩＲを比較し、最大受信ＳＩＲからの差が所定
の基準値以上である受信ＳＩＲに対応する基地局の送信
を停止させる。また、その他の基地局では、上述したよ
うに移動局と基地局との間の送信電力制御ビットに基づ
いて通常の送信電力制御を行う。
と、移動局３は各基地局１，２のとまり木チャネルの受
信ＳＩＲを測定すると、この測定したとまり木チャネル
受信ＳＩＲを制御信号として基地局および合成局５を介
して制御信号終端ノード７に送信する。制御信号終端ノ
ード７は、該制御信号である各基地局１，２のとまり木
チャネル受信ＳＩＲを受信すると、この両基地局１，２
の受信ＳＩＲを比較し、最大受信ＳＩＲからの差が所定
の基準値以上である受信ＳＩＲに対応する基地局の送信
を停止させる。また、その他の基地局では、上述したよ
うに移動局と基地局との間の送信電力制御ビットに基づ
いて通常の送信電力制御を行う。
【００９１】具体的に説明すると、受信ＳＩＲ差の基準
値を５ｄＢとすると、最大受信ＳＩＲが８ｄＢである場
合、受信ＳＩＲが３ｄＢ以下の基地局に対しては送信を
停止させるように合成局５を介して該基地局に指示す
る。
値を５ｄＢとすると、最大受信ＳＩＲが８ｄＢである場
合、受信ＳＩＲが３ｄＢ以下の基地局に対しては送信を
停止させるように合成局５を介して該基地局に指示す
る。
【００９２】上述したように、とまり木チャネル受信Ｓ
ＩＲの小さい基地局からの送信を停止することにより、
干渉が低減し、加入者容量を増大することができるとと
もに、またとまり木チャネルの受信品質により送信停止
の判定を行うため、下り伝搬損失に応じた正確な判定が
可能となる。
ＩＲの小さい基地局からの送信を停止することにより、
干渉が低減し、加入者容量を増大することができるとと
もに、またとまり木チャネルの受信品質により送信停止
の判定を行うため、下り伝搬損失に応じた正確な判定が
可能となる。
【００９３】また、ソフトハンドオーバ中の基地局から
の下り送信電力制御を合成局を介して行う場合の更に別
の実施形態として、図４において、移動局３は、各基地
局１，２のとまり木チャネル受信ＳＩＲを測定し、この
測定したとまり木チャネル受信ＳＩＲを制御信号として
基地局および合成局５を介して制御信号終端ノード７に
送信する。制御信号終端ノード７は、とまり木チャネル
受信ＳＩＲの高い方の値を基に各基地局１，２の送信電
力を決定し、各基地局１，２に通知する。そして、各基
地局１，２では、受信している移動局３からの送信電力
制御ビットの信頼度の低い基地局において、制御信号終
端ノード７からの送信電力で送信電力制御を行う。その
他の基地局では、上述したように移動局と基地局との間
の送信電力制御ビットに基づいて通常の送信電力制御を
行う。
の下り送信電力制御を合成局を介して行う場合の更に別
の実施形態として、図４において、移動局３は、各基地
局１，２のとまり木チャネル受信ＳＩＲを測定し、この
測定したとまり木チャネル受信ＳＩＲを制御信号として
基地局および合成局５を介して制御信号終端ノード７に
送信する。制御信号終端ノード７は、とまり木チャネル
受信ＳＩＲの高い方の値を基に各基地局１，２の送信電
力を決定し、各基地局１，２に通知する。そして、各基
地局１，２では、受信している移動局３からの送信電力
制御ビットの信頼度の低い基地局において、制御信号終
端ノード７からの送信電力で送信電力制御を行う。その
他の基地局では、上述したように移動局と基地局との間
の送信電力制御ビットに基づいて通常の送信電力制御を
行う。
【００９４】更に具体的に説明すると、例えば基地局１
のとまり木チャネル受信ＳＩＲの測定結果が１０ｄＢで
あり、基地局２のとまり木チャネル受信ＳＩＲの測定結
果が１５ｄＢであり、通信チャネルの所要受信ＳＩＲが
５ｄＢである場合には、送信電力をとまり木チャネルの
送信電力から１０ｄＢ低い値として、各基地局１，２に
通知する。例えば、受信ＳＩＲが０ｄＢで、送信電力制
御ビットの信頼度が低い基地局では、この通知結果に従
って送信電力を制御する。
のとまり木チャネル受信ＳＩＲの測定結果が１０ｄＢで
あり、基地局２のとまり木チャネル受信ＳＩＲの測定結
果が１５ｄＢであり、通信チャネルの所要受信ＳＩＲが
５ｄＢである場合には、送信電力をとまり木チャネルの
送信電力から１０ｄＢ低い値として、各基地局１，２に
通知する。例えば、受信ＳＩＲが０ｄＢで、送信電力制
御ビットの信頼度が低い基地局では、この通知結果に従
って送信電力を制御する。
【００９５】このように送信電力制御を行うことによ
り、送信電力制御ビットを受信できない基地局において
も、合成された制御信号を基に送信電力制御が可能とな
るため、精度の高い送信電力制御が可能となる。
り、送信電力制御ビットを受信できない基地局において
も、合成された制御信号を基に送信電力制御が可能とな
るため、精度の高い送信電力制御が可能となる。
【００９６】更に、ソフトハンドオーバ中の基地局から
の下り送信電力制御を合成局を介して行う場合のまた更
に別の実施形態として、図４において、移動局３は、各
基地局１，２のとまり木チャネル受信ＳＩＲを測定し、
この測定したとまり木チャネル受信ＳＩＲを制御信号と
して基地局および合成局５を介して制御信号終端ノード
７に送信する。制御信号終端ノード７では、とまり木チ
ャネル受信ＳＩＲ比に応じて送信電力制御を決定し、各
基地局１，２に通知する。各基地局１，２では、受信し
ている送信電力制御ビットの信頼度が低い基地局におい
て、制御信号終端ノード７から指定された送信電力で送
信電力制御を行う。その他の基地局では、上述したよう
に移動局と基地局との間の送信電力制御ビットに基づい
て通常の送信電力制御を行う。
の下り送信電力制御を合成局を介して行う場合のまた更
に別の実施形態として、図４において、移動局３は、各
基地局１，２のとまり木チャネル受信ＳＩＲを測定し、
この測定したとまり木チャネル受信ＳＩＲを制御信号と
して基地局および合成局５を介して制御信号終端ノード
７に送信する。制御信号終端ノード７では、とまり木チ
ャネル受信ＳＩＲ比に応じて送信電力制御を決定し、各
基地局１，２に通知する。各基地局１，２では、受信し
ている送信電力制御ビットの信頼度が低い基地局におい
て、制御信号終端ノード７から指定された送信電力で送
信電力制御を行う。その他の基地局では、上述したよう
に移動局と基地局との間の送信電力制御ビットに基づい
て通常の送信電力制御を行う。
【００９７】具体的に説明すると、例えば基地局１のと
まり木チャネル受信ＳＩＲの測定結果が１０ｄＢであ
り、基地局２のとまり木チャネル受信ＳＩＲの測定結果
が１５ｄＢであり、通信チャネルの所要受信ＳＩＲが５
ｄＢである場合には、基地局１の送信電力をとまり木チ
ャネルから１５ｄＢ低い値とし、基地局２の送信電力を
とまり木チャネルから１０ｄＢ低い値として、各基地局
１，２に通知する。例えば、受信ＳＩＲが０ｄＢで、送
信電力制御ビットの信頼度が低い基地局では、この通知
結果に従い送信電力を制御する。
まり木チャネル受信ＳＩＲの測定結果が１０ｄＢであ
り、基地局２のとまり木チャネル受信ＳＩＲの測定結果
が１５ｄＢであり、通信チャネルの所要受信ＳＩＲが５
ｄＢである場合には、基地局１の送信電力をとまり木チ
ャネルから１５ｄＢ低い値とし、基地局２の送信電力を
とまり木チャネルから１０ｄＢ低い値として、各基地局
１，２に通知する。例えば、受信ＳＩＲが０ｄＢで、送
信電力制御ビットの信頼度が低い基地局では、この通知
結果に従い送信電力を制御する。
【００９８】このように送信電力制御を行うことによ
り、移動局３からの送信電力制御ビットを受信できない
基地局においても、合成された送信電力制御情報に基づ
いて送信電力制御が可能となり、精度の高い送信電力制
御が可能となるとともに、またとまり木チャネルの受信
ＳＩＲの小さい基地局では送信電力を更に下げるため、
干渉が低減し、加入者容量を増大することができる。
り、移動局３からの送信電力制御ビットを受信できない
基地局においても、合成された送信電力制御情報に基づ
いて送信電力制御が可能となり、精度の高い送信電力制
御が可能となるとともに、またとまり木チャネルの受信
ＳＩＲの小さい基地局では送信電力を更に下げるため、
干渉が低減し、加入者容量を増大することができる。
【００９９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動局は各基地局からの送信電力制御情報のうち信頼度
の低い送信電力制御情報を無視しているので、信頼度の
低い送信電力制御情報に従って送信電力を誤って低下さ
せることがなくなり、通信品質の劣化を防止することが
できる。
移動局は各基地局からの送信電力制御情報のうち信頼度
の低い送信電力制御情報を無視しているので、信頼度の
低い送信電力制御情報に従って送信電力を誤って低下さ
せることがなくなり、通信品質の劣化を防止することが
できる。
【０１００】また、本発明によれば、移動局は受信品質
が所定の基準値以下の無線回線に対応する基地局からの
送信電力制御情報を無視しているので、受信品質が低く
信頼度の低い送信電力制御情報に従って送信電力を誤っ
て低下させることがなくなり、通信品質の劣化を防止す
ることができる。
が所定の基準値以下の無線回線に対応する基地局からの
送信電力制御情報を無視しているので、受信品質が低く
信頼度の低い送信電力制御情報に従って送信電力を誤っ
て低下させることがなくなり、通信品質の劣化を防止す
ることができる。
【０１０１】更に、本発明によれば、移動局は最大受信
品質からの差が所定の基準値以上ある受信品質の無線回
線に対応する基地局からの送信電力制御情報を無視して
いるので、信頼度の低い送信電力制御情報に従って送信
電力を誤って低下させることがなくなり、通信品質の劣
化を防止することができるとともに、また最大受信品質
からの差に基づくというように相対的レベルによって送
信電力制御情報の選択を行っているため、受信品質と送
信電力制御情報との関係が例えば移動速度に依存する場
合にも精度良く選択することができる。
品質からの差が所定の基準値以上ある受信品質の無線回
線に対応する基地局からの送信電力制御情報を無視して
いるので、信頼度の低い送信電力制御情報に従って送信
電力を誤って低下させることがなくなり、通信品質の劣
化を防止することができるとともに、また最大受信品質
からの差に基づくというように相対的レベルによって送
信電力制御情報の選択を行っているため、受信品質と送
信電力制御情報との関係が例えば移動速度に依存する場
合にも精度良く選択することができる。
【０１０２】本発明によれば、基地局は移動局からの送
信電力制御情報の信頼度が低い場合または送信電力制御
情報を受信できない場合、各基地局は独立に送信電力を
決定しているので、信頼度の低い送信電力制御情報に従
って送信電力を上げ過ぎたり下げ過ぎたりすることがな
く、通信品質の劣化を防止することができる。
信電力制御情報の信頼度が低い場合または送信電力制御
情報を受信できない場合、各基地局は独立に送信電力を
決定しているので、信頼度の低い送信電力制御情報に従
って送信電力を上げ過ぎたり下げ過ぎたりすることがな
く、通信品質の劣化を防止することができる。
【０１０３】また、本発明によれば、基地局は移動局と
の無線回線の受信品質が所定の基準値以下である場合、
移動局からの送信電力制御情報を無視し、同一送信電力
で送信を継続するので、受信品質が低く信頼度の低い送
信電力制御情報に従って送信電力を上げ過ぎたり下げ過
ぎたりすることがなく、通信品質の劣化を防止すること
ができる。
の無線回線の受信品質が所定の基準値以下である場合、
移動局からの送信電力制御情報を無視し、同一送信電力
で送信を継続するので、受信品質が低く信頼度の低い送
信電力制御情報に従って送信電力を上げ過ぎたり下げ過
ぎたりすることがなく、通信品質の劣化を防止すること
ができる。
【０１０４】更に、本発明によれば、基地局は移動局と
の無線回線の受信品質が所定の基準値以下である場合、
移動局からの送信電力制御情報を無視し、送信を停止す
るので、干渉が低減し、加入者容量を増大することがで
きる。
の無線回線の受信品質が所定の基準値以下である場合、
移動局からの送信電力制御情報を無視し、送信を停止す
るので、干渉が低減し、加入者容量を増大することがで
きる。
【０１０５】本発明によれば、基地局は移動局との無線
回線の受信品質が所定の基準値以下である場合、移動局
からの送信電力制御情報を無視し、送信電力を所定値低
減しているので、干渉が低減し、加入者容量を増大する
ことができるとともに、また完全に送信を停止しないた
め、上りと下りの伝搬損失が不一致の場合や、両基地局
間の受信品質が頻繁に逆転する場合にも安定した送信電
力制御を維持することができる。
回線の受信品質が所定の基準値以下である場合、移動局
からの送信電力制御情報を無視し、送信電力を所定値低
減しているので、干渉が低減し、加入者容量を増大する
ことができるとともに、また完全に送信を停止しないた
め、上りと下りの伝搬損失が不一致の場合や、両基地局
間の受信品質が頻繁に逆転する場合にも安定した送信電
力制御を維持することができる。
【０１０６】本発明によれば、基地局は移動局との無線
回線の受信品質が所定の基準値以下である場合、移動局
からの送信電力制御情報を無視し、送信電力を所定値増
加しているため、下り通信回線の品質を向上することが
でき、従って基地局から移動局に対して送信する送信電
力制御情報の信頼度が向上し、精度の高い移動局送信電
力制御を行うことができる。
回線の受信品質が所定の基準値以下である場合、移動局
からの送信電力制御情報を無視し、送信電力を所定値増
加しているため、下り通信回線の品質を向上することが
でき、従って基地局から移動局に対して送信する送信電
力制御情報の信頼度が向上し、精度の高い移動局送信電
力制御を行うことができる。
【０１０７】また、本発明によれば、合成局は移動局か
ら送信された各基地局のとまり木チャネルの受信品質の
測定結果を比較し、最大受信品質からの差が所定の基準
値以上である基地局の送信を停止するので、干渉が低減
し、加入者容量を増大することができるとともに、また
とまり木チャネルの受信品質により送信停止の判定を行
うため、下り伝搬損失に応じた正確な判定が可能とな
る。
ら送信された各基地局のとまり木チャネルの受信品質の
測定結果を比較し、最大受信品質からの差が所定の基準
値以上である基地局の送信を停止するので、干渉が低減
し、加入者容量を増大することができるとともに、また
とまり木チャネルの受信品質により送信停止の判定を行
うため、下り伝搬損失に応じた正確な判定が可能とな
る。
【０１０８】更に、本発明によれば、合成局は各基地局
のとまり木チャネルの受信品質の最大のものに基づいて
各基地局の送信電力制御情報を決定して各基地局に通知
し、各基地局は移動局からの送信電力制御情報の信頼度
が低い場合、合成局から通知された送信電力制御情報に
従って送信電力制御を行うので、移動局からの送信電力
制御情報を受信できない基地局においても、合成局で合
成された送信電力制御情報に基づいて送信電力制御が可
能となり、精度の高い送信電力制御が可能となる。
のとまり木チャネルの受信品質の最大のものに基づいて
各基地局の送信電力制御情報を決定して各基地局に通知
し、各基地局は移動局からの送信電力制御情報の信頼度
が低い場合、合成局から通知された送信電力制御情報に
従って送信電力制御を行うので、移動局からの送信電力
制御情報を受信できない基地局においても、合成局で合
成された送信電力制御情報に基づいて送信電力制御が可
能となり、精度の高い送信電力制御が可能となる。
【０１０９】本発明によれば、合成局は各基地局のとま
り木チャネルの各受信品質の比率に応じて各基地局の送
信電力制御情報を決定して各基地局に通知し、各基地局
は移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低い場合、
合成局から通知された送信電力制御情報に従って送信電
力制御を行うので、移動局からの送信電力制御情報を受
信できない基地局においても、合成局で合成された送信
電力制御情報に基づいて送信電力制御が可能となり、精
度の高い送信電力制御が可能となるとともに、またとま
り木チャネルの受信品質の小さい基地局では送信電力を
更に下げるため、干渉が低減し、加入者容量を増大する
ことができる。
り木チャネルの各受信品質の比率に応じて各基地局の送
信電力制御情報を決定して各基地局に通知し、各基地局
は移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低い場合、
合成局から通知された送信電力制御情報に従って送信電
力制御を行うので、移動局からの送信電力制御情報を受
信できない基地局においても、合成局で合成された送信
電力制御情報に基づいて送信電力制御が可能となり、精
度の高い送信電力制御が可能となるとともに、またとま
り木チャネルの受信品質の小さい基地局では送信電力を
更に下げるため、干渉が低減し、加入者容量を増大する
ことができる。
【図１】ＣＤＭＡ移動通信システムのソフトハンドオー
バ時における基地局および移動局を示す図である。
バ時における基地局および移動局を示す図である。
【図２】本発明の一実施形態に係わるＣＤＭＡ移動通信
システムにおける送信電力制御方法を実施する移動局の
構成を示すブロック図である。
システムにおける送信電力制御方法を実施する移動局の
構成を示すブロック図である。
【図３】本発明の一実施形態に係わるＣＤＭＡ移動通信
システムにおける送信電力制御方法を実施する基地局の
構成を示すブロック図である。
システムにおける送信電力制御方法を実施する基地局の
構成を示すブロック図である。
【図４】本発明の別の実施形態に係わるＣＤＭＡ移動通
信システムにおける送信電力制御方法を実施する移動
局、基地局、合成局および制御信号終端ノードの接続関
係を示す図である。
信システムにおける送信電力制御方法を実施する移動
局、基地局、合成局および制御信号終端ノードの接続関
係を示す図である。
１，２ 基地局 ３ 移動局 ５ 合成局 ７ 制御信号終端ノード ３３ 移動局のＳＩＲ算出部 ４１ 移動局の送信電力制御ビット決定部 ４３ 移動局の送信電力制御ビット抽出部 ４５ 移動局の送信電力制御ビット選択部 ４７ 移動局の送信電力制御部 ８１ 基地局の送信電力制御ビット抽出部 ８３ 基地局の送信電力制御部 ８５ 基地局のＳＩＲ算出部 ８７ 基地局の送信電力制御ビット決定部
Claims (22)
- 【請求項１】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
ムにおいて移動局が複数の基地局に同時に接続されるソ
フトハンドオーバ時において移動局は複数の基地局から
の各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さく
なるように送信電力制御を行い、複数の基地局との無線
回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなるよ
うに基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局に
送信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基づ
いて送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信品
質に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送信
するＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御方
法において、 移動局は各基地局からの送信電力制御情報のうち信頼度
の低い送信電力制御情報を無視することを特徴とするＣ
ＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御方法。 - 【請求項２】 移動局は各基地局との無線回線の受信品
質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が所定の
基準値以下である場合、該無線回線に対応する基地局か
らの送信電力制御情報を無視することを特徴とする請求
項１記載のＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力
制御方法。 - 【請求項３】 移動局は各基地局との無線回線の受信品
質を測定し、その測定した無線回線の受信品質の、最大
受信品質からの差が所定の基準値以上である無線回線に
対応する基地局からの送信電力制御情報を無視すること
を特徴とする請求項１記載のＣＤＭＡ移動通信システム
における送信電力制御方法。 - 【請求項４】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
ムにおいて移動局が複数の基地局に同時に接続されるソ
フトハンドオーバ時において移動局は複数の基地局から
の各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さく
なるように送信電力制御を行い、複数の基地局との無線
回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなるよ
うに基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局に
送信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基づ
いて送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信品
質に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送信
するＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御方
法において、 各基地局は移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低
い場合または送信電力制御情報を受信できない場合、各
基地局は独立に送信電力を決定することを特徴とするＣ
ＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御方法。 - 【請求項５】 各基地局は移動局との無線回線の受信品
質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が所定の
基準値以下である場合、移動局からの送信電力制御情報
を無視し、同一送信電力での送信を継続することを特徴
とする請求項４記載のＣＤＭＡ移動通信システムにおけ
る送信電力制御方法。 - 【請求項６】 各基地局は移動局との無線回線の受信品
質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が所定の
基準値以下である場合、移動局からの送信電力制御情報
を無視し、送信を停止することを特徴とする請求項４記
載のＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信電力制御方
法。 - 【請求項７】 各基地局は移動局との無線回線の受信品
質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が所定の
基準値以下である場合、移動局からの送信電力制御情報
を無視し、送信電力を所定値減少することを特徴とする
請求項４記載のＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信
電力制御方法。 - 【請求項８】 各基地局は移動局との無線回線の受信品
質を測定し、この測定した無線回線の受信品質が所定の
基準値以下である場合、移動局からの送信電力制御情報
を無視し、送信電力を所定値増加することを特徴とする
請求項４記載のＣＤＭＡ移動通信システムにおける送信
電力制御方法。 - 【請求項９】 符号分割多元接続方式の移動通信システ
ムにおいて移動局は無線回線を介して複数の基地局に同
時に接続され、該複数の基地局は有線伝送路を介して合
成局に接続されているソフトハンドオーバ時において移
動局は複数の基地局からの各送信電力制御情報に基づい
て送信電力がより小さくなるように送信電力制御を行
い、複数の基地局との無線回線を合成した後の受信品質
が基準品質に等しくなるように基地局用の送信電力制御
情報を決定して各基地局に送信し、基地局は移動局から
の送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行い、移
動局との無線回線の受信品質に基づいて送信電力制御情
報を決定して移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法において、 移動局は各基地局のとまり木チャネルの受信品質を測定
し、その測定結果を制御信号として各基地局を介して合
成局に送信し、 合成局は前記測定結果であるとまり木チャネルの各受信
品質を比較し、該受信品質の、最大受信品質からの差が
所定の基準値以上である基地局の送信を停止させるよう
に制御することを特徴とするＣＤＭＡ移動通信システム
における送信電力制御方法。 - 【請求項１０】 符号分割多元接続方式の移動通信シス
テムにおいて移動局は無線回線を介して複数の基地局に
同時に接続され、該複数の基地局は有線伝送路を介して
合成局に接続されているソフトハンドオーバ時において
移動局は複数の基地局からの各送信電力制御情報に基づ
いて送信電力がより小さくなるように送信電力制御を行
い、複数の基地局との無線回線を合成した後の受信品質
が基準品質に等しくなるように基地局用の送信電力制御
情報を決定して各基地局に送信し、基地局は移動局から
の送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行い、移
動局との無線回線の受信品質に基づいて送信電力制御情
報を決定して移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法において、 移動局は各基地局のとまり木チャネルの受信品質を測定
し、この測定結果を制御信号として各基地局を介して合
成局に送信し、 合成局は前記測定結果であるとまり木チャネルの各受信
品質の最大のものに基づいて各基地局の送信電力制御情
報を決定し、各基地局に通知し、 各基地局は移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低
い場合、合成局から通知された前記送信電力制御情報に
従って送信電力制御を行うことを特徴とするＣＤＭＡ移
動通信システムにおける送信電力制御方法。 - 【請求項１１】 符号分割多元接続方式の移動通信シス
テムにおいて移動局は無線回線を介して複数の基地局に
同時に接続され、該複数の基地局は有線伝送路を介して
合成局に接続されているソフトハンドオーバ時において
移動局は複数の基地局からの各送信電力制御情報に基づ
いて送信電力がより小さくなるように送信電力制御を行
い、複数の基地局との無線回線を合成した後の受信品質
が基準品質に等しくなるように基地局用の送信電力制御
情報を決定して各基地局に送信し、基地局は移動局から
の送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行い、移
動局との無線回線の受信品質に基づいて送信電力制御情
報を決定して移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法において、 移動局は各基地局のとまり木チャネルの受信品質を測定
し、この測定結果を制御信号として各基地局を介して合
成局に送信し、 合成局は前記測定結果であるとまり木チャネルの各受信
品質の比率に応じて各基地局の送信電力制御情報を決定
し、各基地局に通知し、 各基地局は移動局からの送信電力制御情報の信頼度が低
い場合、合成局から通知された前記送信電力制御情報に
従って送信電力制御を行うことを特徴とするＣＤＭＡ移
動通信システムにおける送信電力制御方法。 - 【請求項１２】 符号分割多元接続方式の移動通信シス
テムにおいて移動局が複数の基地局に同時に接続される
ソフトハンドオーバ時において移動局は複数の基地局か
らの各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さ
くなるように送信電力制御を行い、複数の基地局との無
線回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなる
ように基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局
に送信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基
づいて送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信
品質に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送
信するＣＤＭＡ移動通信システムにおいて、 各基地局からの送信電力制御情報の信頼度を測定する信
頼度測定手段と、 この測定した信頼度の低い送信電力制御情報を無視する
ように制御する制御手段とを有することを特徴とするＣ
ＤＭＡ移動通信システム。 - 【請求項１３】 前記信頼度測定手段は、各基地局との
無線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を有
し、 前記制御手段は、前記受信品質測定手段で測定した無線
回線の受信品質が所定の基準値以下である場合、該無線
回線に対応する基地局からの送信電力制御情報を無視す
るように制御する手段を有することを特徴とする請求項
１２記載のＣＤＭＡ移動通信システム。 - 【請求項１４】 前記信頼度測定手段は、各基地局との
無線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を有
し、 前記制御手段は、前記受信品質測定手段で測定した無線
回線の受信品質の、最大受信品質からの差が所定の基準
値以上である無線回線に対応する基地局からの送信電力
制御情報を無視するように制御する手段を有することを
特徴とする請求項１２記載のＣＤＭＡ移動通信システ
ム。 - 【請求項１５】 符号分割多元接続方式の移動通信シス
テムにおいて移動局が複数の基地局に同時に接続される
ソフトハンドオーバ時において移動局は複数の基地局か
らの各送信電力制御情報に基づいて送信電力がより小さ
くなるように送信電力制御を行い、複数の基地局との無
線回線を合成した後の受信品質が基準品質に等しくなる
ように基地局用の送信電力制御情報を決定して各基地局
に送信し、基地局は移動局からの送信電力制御情報に基
づいて送信電力制御を行い、移動局との無線回線の受信
品質に基づいて送信電力制御情報を決定して移動局に送
信するＣＤＭＡ移動通信システムにおいて、 移動局からの送信電力制御情報の信頼度を測定する信頼
度測定手段と、 この測定した信頼度が低い場合または送信電力制御情報
を受信できない場合、送信電力を独立に決定する送信電
力制御手段とを有することを特徴とするＣＤＭＡ移動通
信システム。 - 【請求項１６】 前記信頼度測定手段は、移動局との無
線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を有し、 前記送信電力制御手段は、前記受信品質測定手段で測定
した無線回線の受信品質が所定の基準値以下である場
合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、同一送信
電力での送信を継続する手段を有することを特徴とする
請求項１５記載のＣＤＭＡ移動通信システム。 - 【請求項１７】 前記信頼度測定手段は、移動局との無
線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を有し、 前記送信電力制御手段は、前記受信品質測定手段で測定
した無線回線の受信品質が所定の基準値以下である場
合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送信を停
止する手段を有することを特徴とする請求項１５記載の
ＣＤＭＡ移動通信システム。 - 【請求項１８】 前記信頼度測定手段は、移動局との無
線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を有し、 前記送信電力制御手段は、前記受信品質測定手段で測定
した無線回線の受信品質が所定の基準値以下である場
合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送信電力
を所定値減少する手段を有することを特徴とする請求項
１５記載のＣＤＭＡ移動通信システム。 - 【請求項１９】 前記信頼度測定手段は、移動局との無
線回線の受信品質を測定する受信品質測定手段を有し、 前記送信電力制御情報手段は、前記受信品質測定手段で
測定した無線回線の受信品質が所定の基準値以下である
場合、移動局からの送信電力制御情報を無視し、送信電
力を所定値増加する手段を有することを特徴とする請求
項１５記載のＣＤＭＡ移動通信システム。 - 【請求項２０】 符号分割多元接続方式の移動通信シス
テムにおいて移動局は無線回線を介して複数の基地局に
同時に接続され、該複数の基地局は有線伝送路を介して
合成局に接続されているソフトハンドオーバ時において
移動局は複数の基地局からの各送信電力制御情報に基づ
いて送信電力がより小さくなるように送信電力制御を行
い、複数の基地局との無線回線を合成した後の受信品質
が基準品質に等しくなるように基地局用の送信電力制御
情報を決定して各基地局に送信し、基地局は移動局から
の送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行い、移
動局との無線回線の受信品質に基づいて送信電力制御情
報を決定して移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信システ
ムにおいて、 移動局装置は、各基地局のとまり木チャネルの受信品質
を測定する測定手段と、該測定手段で測定した結果を制
御信号として各基地局を介して合成局に送信する送信手
段とを有し、 合成局装置は、前記送信手段から送信された前記測定結
果であるとまり木チャネルの各受信品質を比較し、該受
信品質の、最大受信品質からの差が所定の基準値以上で
ある基地局の送信を停止させるように制御する制御手段
を有することを特徴とするＣＤＭＡ移動通信システム。 - 【請求項２１】 符号分割多元接続方式の移動通信シス
テムにおいて移動局は無線回線を介して複数の基地局に
同時に接続され、該複数の基地局は有線伝送路を介して
合成局に接続されているソフトハンドオーバ時において
移動局は複数の基地局からの各送信電力制御情報に基づ
いて送信電力がより小さくなるように送信電力制御を行
い、複数の基地局との無線回線を合成した後の受信品質
が基準品質に等しくなるように基地局用の送信電力制御
情報を決定して各基地局に送信し、基地局は移動局から
の送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行い、移
動局との無線回線の受信品質に基づいて送信電力制御情
報を決定して移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信システ
ムにおいて、 移動局装置は、各基地局のとまり木チャネルの受信品質
を測定する測定手段と、該測定手段で測定した結果を制
御信号として各基地局を介して合成局に送信する送信手
段とを有し、 合成局装置は、前記送信手段から送信された測定結果で
あるとまり木チャネルの各受信品質の最大のものに基づ
いて各基地局の送信電力制御情報を決定し、各基地局に
通知する手段を有し、 基地局装置は、移動局からの送信電力制御情報の信頼度
が低い場合、前記合成局装置から通知された前記送信電
力制御情報に従って送信電力制御を行う制御手段を有す
ることを特徴とするＣＤＭＡ移動通信システム。 - 【請求項２２】 符号分割多元接続方式の移動通信シス
テムにおいて移動局は無線回線を介して複数の基地局に
同時に接続され、該複数の基地局は有線伝送路を介して
合成局に接続されているソフトハンドオーバ時において
移動局は複数の基地局からの各送信電力制御情報に基づ
いて送信電力がより小さくなるように送信電力制御を行
い、複数の基地局との無線回線を合成した後の受信品質
が基準品質に等しくなるように基地局用の送信電力制御
情報を決定して各基地局に送信し、基地局は移動局から
の送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行い、移
動局との無線回線の受信品質に基づいて送信電力制御情
報を決定して移動局に送信するＣＤＭＡ移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法において、 移動局装置は、各基地局のとまり木チャネルの受信品質
を測定する測定手段と、該測定手段で測定した結果を制
御信号として各基地局を介して合成局に送信する送信手
段とを有し、 合成局装置は、前記送信手段から送信された前記測定結
果であるとまり木チャネルの各受信品質の比率に応じて
各基地局の送信電力制御情報を決定し、各基地局に通知
する手段を有し、 基地局装置は、移動局からの送信電力制御情報の信頼度
が低い場合、合成局から通知された前記送信電力制御情
報に従って送信電力制御を行う制御手段を有することを
特徴とするＣＤＭＡ移動通信システム。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP12435996A JP3212019B2 (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | Ｃｄｍａ移動通信システムにおける送信電力制御方法およびｃｄｍａ移動通信システム |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH09312609A true JPH09312609A (ja) | 1997-12-02 |
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| JP12435996A Expired - Lifetime JP3212019B2 (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | Ｃｄｍａ移動通信システムにおける送信電力制御方法およびｃｄｍａ移動通信システム |
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