JPH09311143A - クランプメータ - Google Patents

クランプメータ

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JPH09311143A
JPH09311143A JP8129711A JP12971196A JPH09311143A JP H09311143 A JPH09311143 A JP H09311143A JP 8129711 A JP8129711 A JP 8129711A JP 12971196 A JP12971196 A JP 12971196A JP H09311143 A JPH09311143 A JP H09311143A
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core
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iron core
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Abstract

(57)【要約】 【課題】狭い場所に設置された被測定電線で、しかも、
大きな幅の被測定物でも自由に測定可能な、構造簡単、
使用容易、安価なクランプメータを提供する。 【解決手段】クランプメータのコアを複数の短い鉄心を
多関節で連鎖状に接続することにより、コアに囲まれた
被測定物収容部の形状を可変とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、把握電流計(クラ
ンプメータ)に関し、特に配電線等を把握するコアの鉄
心部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】クランプメータは、配電線等を流れる電
流を測定するための携帯用の把握電流計であって、原理
的には、環状鉄心(以下コアという)と、このコアの一
部に施された巻線と、この巻線の両端に接続された検流
計とから構成されている。
【0003】このような構造のクランプメータを、被測
定電線がコアに囲まれた被測定物収容部の中央部にコア
面に直角になるように持っていくことにより、被測定電
線を流れる電流によりコア内に環状磁界が発生し、この
磁界により上記検流計の針が振れるようになっている。
【0004】一般に、クランプメータの構造は、上記検
流計と電流表示盤等を有する本体と、上記コアとからな
る。コアの一部は本体内にあり上記検流計と係合してい
る。コアの他の部分は本体の一方の側から外に出て他方
の側から入り、これにより本体の外側に上記被測定物収
容部を形成している。
【0005】クランプメータにより被測定電線の電流を
測定するには、被測定電線をコアに囲まれた被測定物収
容部の中に入れなければならないから、コアの一部に被
測定電線を通すために被測定部の幅より大きな長さの切
れ目を作らなければならず、しかも、この切れ目は磁気
抵抗を小さくするため測定時には閉じなければならな
い。
【0006】また、被測定部の大きさには色々あるか
ら、それぞれに対応することができるように、上記コア
の切れ目の長さも可変で、かつ、被測定物の最大幅に適
応するものでなければならない。
【0007】このクランプメータには、上記のような条
件を備えるために各種の構造のものが開発され実用され
ている。従来のクランプメータの3例を図3、図4、図
5にそれぞれ示す。
【0008】図3に示すクランプメータ10は、本体1
1とコア12とからなり、コア12は、それぞれ先端部
が湾曲した対称な形状の固定アーム12aと可動アーム
12bとからなる。図示していないが、固定アーム12
aと可動アーム12bとは、本体11内で接続されてい
る。
【0009】可動アーム12bは、支点13を中心に回
動自在に軸支されている。可動アーム12bが閉じた状
態で、固定アーム12aと可動アーム12bとはU字状
のコア12を形成する。
【0010】このクランプメータ10を可動アーム12
bが開いた状態(実線で示す)になるよう把持して被測
定電線14が図示の位置に来るよう持っていき、そし
て、可動アーム12bを把握して閉じた状態(破線で示
す)にすることにより被測定電線14の電流を測定す
る。
【0011】図4に示すクランプメータ20は、本体2
1とコア22とからなり、コア22は、それぞれ先端部
が湾曲した対称な形状の二個の可動アーム22a、22
bからなる。図示していないが可動アーム22a、22
bは、本体21内で接続されている。
【0012】可動アーム22a、22bは、それぞれ、
支点23a、23bを中心に回動自在に軸支されてい
る。可動アーム22a、22bが閉じた状態で、U字状
のコア22が形成される。
【0013】このクランプメータ20を可動アーム22
a、22bが開いた状態(実線で示す)になるよう把持
して被測定電線24が図示の位置に来るよう持ってい
き、そして、可動アーム22a、22bを把握して閉じ
た状態(破線で示す)にすることにより被測定電線24
の電流を測定する。
【0014】図5に示すクランプメータ30は、本体3
1とコア32とからなり、コア32は、非対称な形状の
可動アーム32a、32bからなる。
【0015】可動アーム32aは、ほぼ直線状の鉄心で
あって、その先端部には斜面35が形成されている。可
動アーム32aの後端部はやや内側に曲がっており、支
点33を中心に回動自在に軸支されている。
【0016】可動アーム32bは、J字状の鉄心であっ
て、その大部分は本体31の内部にある。可動アーム3
2bの左端部は、可動アーム32aと共通の上記支点3
3を中心に回動自在に軸支されている。本体31から突
出した可動アーム32bの部分の先端部には斜面36が
形成されている。
【0017】このクランプメータ30を可動アーム32
a、32bが開いた状態(実線で示す)になるよう把持
して被測定電線34が図示の位置に来るよう持ってい
き、そして、可動アーム32a、32bを把握して閉じ
た状態(破線で示す)にする。
【0018】クランプメータ30の閉じた状態において
は、可動アーム32a、32bの各上面に形成されてい
る斜面35、36同士が接し、その結果、V字形と半円
とを重ねた形状の被測定物収容部が形成される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の各クランプメータは、下記のような問題点があっ
た。一般に、被測定電線間の間隔は狭いから、図3、図
4に示すクランプメータ10、20のように一つ又は二
つのアームを開閉する方式では、アームを開いた状態で
のアームが他の障害物に当たってクランプメータを被測
定箇所に挿入することができず従って、測定不可能とな
ることが少なくない。
【0020】また、図5に示すようなクランプメータ3
0は、図3、図4に示すクランプメータ10、20の上
記欠点を無くすために、可動アーム32a、32bが開
いた状態でのクランプメータ30の幅を小さくしたもの
であるが、反面、漏れ電流を測定するために、被測定電
線を3線一括で測定する場合のように大きな被測定物収
容部の幅が必要な場合には、その幅が足りず使用するこ
とができない。
【0021】従って、本発明は、上記問題点を解消し、
被測定電線がどんなに狭い場所に設置されていても、ま
た、測定対称物が3線一括測定等のような広い幅のもの
であっても、容易にに使用可能で、かつ、構造簡単で安
価なクランプメータに課題を有する。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るクランプメータは、コアを多関節化し
てある。具体的には、複数の短い鉄棒を数珠つなぎにし
てコアを形成する。隣接する鉄棒間は関節状に、即ち、
空隙が無く互いに滑動自在に接続されている。
【0023】従って、コア全体は数珠状になるから、把
握するとコアに囲まれた被測定物収容部の形状、大きさ
が可変となる。従って、単線から3線一括の電流測定ま
で、広範囲の測定対称に適用することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係るクランプメータの望
ましい実施の形態としてのクランプメータ40は、図1
に示すように、本体42とコア43とから概略構成され
ている。
【0025】本体42の表面には、測定を開始する時に
操作するスイッチ44と、測定値を針で示す計器盤5と
を有している。
【0026】コア43は、本体42内に固定された鉄心
46と、本体から突出している、5個の短い鉄心47〜
51の連鎖とからなる。
【0027】鉄心46の両端は、本体42からそれぞれ
上方へ斜めに突出しており、左端部は鉄心47と回転軸
52により結合しており、各端面は凹凸の円形に成形さ
れ空隙無く接触し滑動自在に接触する関節を形成してい
る。また、鉄心46の右端面には多数の鉄線46aが植
設されており留め金57の一方を形成している。また、
鉄心46には、図示していない出力巻線が施されてお
り、この出力巻線は検流計が接続されている。この検流
計が計器盤5の針を動かし測定電流値を表示する。
【0028】鉄心47は、くの字状をなし、その下端部
は回転軸52により鉄心46の左端部に対して回動自在
に結合されており、各端面は凹凸の円形に成形され空隙
無く接触し滑動自在に接触する関節を形成している。
【0029】鉄心48は、直線状をなし、その下端部
は、回転軸53により鉄心47の上端部と回動自在に結
合されており、各端面は凹凸の円形に成形され空隙無く
接触し滑動自在に接触する関節を形成している。つま
り、鉄心48の上端部も下端部も左右方向に自由であ
る。
【0030】鉄心49は、直線状をなし、その下端部
は、回転軸54により鉄心48の上端部と回動自在に結
合されており、各端面は凹凸の円形に成形され空隙無く
接触し滑動自在に接触する関節を形成している。つま
り、鉄心49の上端部も下端部も左右方向に自由であ
る。
【0031】鉄心50は、直線状をなし、その下端部
は、回転軸55により鉄心49の上端部と回動自在に結
合されており、各端面は凹凸の円形に成形され空隙無く
接触し滑動自在に接触する関節を形成している。つま
り、鉄心50の上端部も下端部も左右方向に自由であ
る。
【0032】鉄心51は、直線状をなし、その下端部
は、回転軸55により鉄心50の上端部と回動自在に結
合されており、各端面は凹凸の円形に成形され空隙無く
接触し滑動自在に接触する関節を形成している。この鉄
心51の上端面には、多数の鉄線51aが植設されてお
り上記留め金57の他方を形成している。
【0033】また、各鉄心47〜51の側面は絶縁物で
被覆されている。また、鉄心46及び鉄心51にそれぞ
れ設けられた多数の鉄線は留め金57の機能を果たし、
それらを互いに押し合わせることにより鉄心46、51
を結合する。
【0034】鉄心46と鉄心51とを結合した状態、即
ち、留め金57を留めた状態では、コア43は数珠状を
なし、それを把握した時ある程度の可撓性を持つ。つま
り、コア43を把握して、コア43で囲まれる被測定物
収容部の形状を円形に近い形状にも上下方向及び左右方
向に細長い形状にも任意にできる。
【0035】上記クランプメータ40を使用する場合
は、上記止め金57を留めない状態(図1に示す状態)
で、コア43で被測定電線を囲んだ後、止め金57を留
める。
【0036】図2は、サーキットブレーカ59に接続さ
れている3線60、61、62を一括して漏洩電流を測
定する場合のクランプメータ40の使用状態を示す。こ
の場合、先ず、コア43を図1に示す状態で被測定電線
60、61、62の後方に挿入し、次に、コア43の鉄
心56を前方に回して止め金57をワンタッチで接合す
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るクラ
ンプメータは、コアを多関節化したので、下記の効果を
奏する。
【0038】(1)コア43の鉄心の厚さより大きい隙
間があればコア43を何の障害も無く容易に自由に挿入
することができる。 (2)被測定物の幅が大きくても、コアを把握して被測
定物収容部を細長くすることにより被測定物を収容する
ことができるから、十分測定可能となる。 (3)使用が容易でかつ安価に製作可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄心部分を多関節化したクランプ
メータの構成を示す説明図である。
【図2】同クランプメータの使用状態を示す説明図であ
る。
【図3】従来技術におけるクランプメータの例を示す説
明図である。
【図4】従来技術におけるクランプメータの例を示す説
明図である。
【図5】従来技術におけるクランプメータの例を示す説
明図である。
【符号の説明】
10、20、30、40 クランプメータ 11、21、31、42 クランプメータ本体 12、22、32、43 コア 44 スイッチ 45 計器盤 46〜51 短い鉄心 52〜56 回転軸 46a、51a 多数の細い鉄線 57 止め金 59 サーキットブレーカ 60、61、62 被測定電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の配電線を環状鉄心からなるコアでク
    ランプし、該配電線に流れる電流を検出するクランプメ
    ータであって、前記コアは、複数の短い鉄心を順次関節
    状に連結して可動鉄心型に形成したことを特徴とするク
    ランプメータ。
  2. 【請求項2】前記複数の短い鉄心の連鎖からなるコアの
    一箇所は、着脱可能な留め金で結合されていることを特
    徴とする請求項1に記載のクランプメータ。
JP8129711A 1996-05-24 1996-05-24 クランプメータ Expired - Lifetime JP2839870B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006140248A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Midori Anzen Co Ltd 計測器用変流器
KR101307485B1 (ko) * 2012-09-27 2013-09-11 한국전력공사 후크미터장치
JP2015108564A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 日置電機株式会社 電流計測装置
JP2019211423A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 共立電気計器株式会社 クランプセンサおよびクランプメータ
JP2020024101A (ja) * 2018-08-06 2020-02-13 共立電気計器株式会社 クランプセンサおよびクランプメータ

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JP2019211423A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 共立電気計器株式会社 クランプセンサおよびクランプメータ
JP2020024101A (ja) * 2018-08-06 2020-02-13 共立電気計器株式会社 クランプセンサおよびクランプメータ

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