JPH09309697A - フォークリフトの荷降ろし用アタッチメント - Google Patents
フォークリフトの荷降ろし用アタッチメントInfo
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- JPH09309697A JPH09309697A JP12379896A JP12379896A JPH09309697A JP H09309697 A JPH09309697 A JP H09309697A JP 12379896 A JP12379896 A JP 12379896A JP 12379896 A JP12379896 A JP 12379896A JP H09309697 A JPH09309697 A JP H09309697A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンテナやトラックの荷台上に積載された荷
の荷降ろし作業の省力化及び能率の向上を図る。 【解決手段】 フォークリフト１の昇降自在なキャリッ
ジ３の前面にサイドシフト装置５を介して伸縮装置６を
取付け、伸縮装置６に取出し装置７を装着する。取出し
装置７の前面には、横向きフック９が長手方向へ配列さ
れ、フック９はバネによって前方へ付勢されている。取
出し装置８を前方へ移動して左方向へスライドし、荷物
Ｂの外側に掛けてあるビニールバンドＣにフック９を引
掛け、横一列の荷物Ｂを横方向の第１の駆動ローラコン
ベヤ１１上に移載する。荷物Ｂは、第１の駆動ローラコ
ンベヤ１１、前後方向の第２の駆動ローラコンベヤ１
２、傾斜ベルトコンベヤ１３を経由して後方の水平ベル
トコンベヤ１４へ送られる。
の荷降ろし作業の省力化及び能率の向上を図る。 【解決手段】 フォークリフト１の昇降自在なキャリッ
ジ３の前面にサイドシフト装置５を介して伸縮装置６を
取付け、伸縮装置６に取出し装置７を装着する。取出し
装置７の前面には、横向きフック９が長手方向へ配列さ
れ、フック９はバネによって前方へ付勢されている。取
出し装置８を前方へ移動して左方向へスライドし、荷物
Ｂの外側に掛けてあるビニールバンドＣにフック９を引
掛け、横一列の荷物Ｂを横方向の第１の駆動ローラコン
ベヤ１１上に移載する。荷物Ｂは、第１の駆動ローラコ
ンベヤ１１、前後方向の第２の駆動ローラコンベヤ１
２、傾斜ベルトコンベヤ１３を経由して後方の水平ベル
トコンベヤ１４へ送られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、フォークリフト
の荷降ろし用アタッチメントに関するものであり、特
に、コンテナやトラックの荷台上に積載された荷物を荷
降ろしするためのフォークリフトの荷降ろし用アタッチ
メントに関するものである。
の荷降ろし用アタッチメントに関するものであり、特
に、コンテナやトラックの荷台上に積載された荷物を荷
降ろしするためのフォークリフトの荷降ろし用アタッチ
メントに関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】コンテ
ナやトラックの荷台上に積載された、所謂バラ荷を荷降
ろしする作業は、その大半を人手に依存しており、多大
な労力と時間とを要する重労働であって省力化と能率の
向上が要望されている。
ナやトラックの荷台上に積載された、所謂バラ荷を荷降
ろしする作業は、その大半を人手に依存しており、多大
な労力と時間とを要する重労働であって省力化と能率の
向上が要望されている。
【０００３】また、走行台車と荷取り用アームとコンベ
ヤとを組み合わせた積み降ろし装置も提案されている
が、これらの積み降ろし装置はバラ荷専用機であり、フ
ォークによるパレットの積み降ろし作業ができないこと
が欠点となる場合がある。即ち、一般の倉庫では種々の
荷物がバラ荷或いはパレット積み等、多様な荷積み形態
で入荷してくるため、バラ荷専用機ではコストやスペー
ス等の点で利用価値が低く、バラ荷とパレットの積み降
ろしの双方の作業に対応できる汎用性が要求される。
ヤとを組み合わせた積み降ろし装置も提案されている
が、これらの積み降ろし装置はバラ荷専用機であり、フ
ォークによるパレットの積み降ろし作業ができないこと
が欠点となる場合がある。即ち、一般の倉庫では種々の
荷物がバラ荷或いはパレット積み等、多様な荷積み形態
で入荷してくるため、バラ荷専用機ではコストやスペー
ス等の点で利用価値が低く、バラ荷とパレットの積み降
ろしの双方の作業に対応できる汎用性が要求される。
【０００４】そこで、バラ荷とパレットの積み降ろしの
双方に対応できる積み降ろし装置を提供するために解決
すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記
課題を解決することを目的とする。
双方に対応できる積み降ろし装置を提供するために解決
すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記
課題を解決することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、フォークリフトの
マストに沿って昇降するキャリッジにサイドシフト装置
を取付け、前記サイドシフト装置の可動部に前後伸縮装
置を装着し、複数のフックや吸着パッド等を並設した荷
物の取出し装置を前記前後伸縮装置の可動部へ着脱自在
としたフォークリフトの荷降ろし用アタッチメントを提
供するものである。
達成するために提案するものであり、フォークリフトの
マストに沿って昇降するキャリッジにサイドシフト装置
を取付け、前記サイドシフト装置の可動部に前後伸縮装
置を装着し、複数のフックや吸着パッド等を並設した荷
物の取出し装置を前記前後伸縮装置の可動部へ着脱自在
としたフォークリフトの荷降ろし用アタッチメントを提
供するものである。
【０００６】また、上記キャリッジの下部から前方へ突
出するフォーク上に横向きに載置される第１の駆動ロー
ラコンベヤと、第１の駆動ローラコンベヤの一端に前部
側面を接続した前後方向の第２の駆動ローラコンベヤ
と、前記第２の駆動ローラコンベヤの後部へ上下回動自
在に枢着した傾斜ベルトコンベヤと、フォークリフトの
側面後部に固定され、前記傾斜ベルトコンベヤの後部を
枢着して接続した水平ベルトコンベヤとを設け、前記第
１の駆動ローラコンベヤと前記フォークとに止めネジ等
の固定手段を設け、前記第１及び第２の駆動ローラコン
ベヤをフォークリフトに対して着脱自在としたフォーク
リフトの荷降ろし用アタッチメントを提供するものであ
る。
出するフォーク上に横向きに載置される第１の駆動ロー
ラコンベヤと、第１の駆動ローラコンベヤの一端に前部
側面を接続した前後方向の第２の駆動ローラコンベヤ
と、前記第２の駆動ローラコンベヤの後部へ上下回動自
在に枢着した傾斜ベルトコンベヤと、フォークリフトの
側面後部に固定され、前記傾斜ベルトコンベヤの後部を
枢着して接続した水平ベルトコンベヤとを設け、前記第
１の駆動ローラコンベヤと前記フォークとに止めネジ等
の固定手段を設け、前記第１及び第２の駆動ローラコン
ベヤをフォークリフトに対して着脱自在としたフォーク
リフトの荷降ろし用アタッチメントを提供するものであ
る。
【０００７】上記取出し装置として、左右方向に展開す
るアームの前面に複数の横向きフックを左右へ配列して
前後方向スライド自在に挿着し、前記フックと前記アー
ムとにバネを介装して前記フックを前方へ突出させた取
出し装置を装着すれば、荷物に掛けられているバンドに
前記フックを引掛けて取出すことができる。
るアームの前面に複数の横向きフックを左右へ配列して
前後方向スライド自在に挿着し、前記フックと前記アー
ムとにバネを介装して前記フックを前方へ突出させた取
出し装置を装着すれば、荷物に掛けられているバンドに
前記フックを引掛けて取出すことができる。
【０００８】また、左右方向に展開するアームの前面に
複数のスライド軸を左右へ配列して前後方向スライド自
在に挿着し、前記スライド軸と前記アームとにバネを介
装して前記スライド軸を前方へ突出させ、前記スライド
軸の先端に真空吸着パッドを取付けた取出し装置を装着
すれば、荷物の前面に真空吸着パッドを吸着させて取出
すことができる。
複数のスライド軸を左右へ配列して前後方向スライド自
在に挿着し、前記スライド軸と前記アームとにバネを介
装して前記スライド軸を前方へ突出させ、前記スライド
軸の先端に真空吸着パッドを取付けた取出し装置を装着
すれば、荷物の前面に真空吸着パッドを吸着させて取出
すことができる。
【０００９】また、昇降装置の可動部に左右へ展開し且
つ前方へ突出するアームを装着し、前記アームの下面に
複数のスライド軸を左右へ配列して上下スライド自在に
挿着し、前記スライド軸と前記アームとにバネを介装し
て前記スライド軸を下方へ突出させ、前記スライド軸の
下端に真空吸着パッドを取付けた取出し装置を装着すれ
ば、荷物の上面に真空吸着パッドを吸着させて昇降装置
により荷物を浮上させて取出すことができる。
つ前方へ突出するアームを装着し、前記アームの下面に
複数のスライド軸を左右へ配列して上下スライド自在に
挿着し、前記スライド軸と前記アームとにバネを介装し
て前記スライド軸を下方へ突出させ、前記スライド軸の
下端に真空吸着パッドを取付けた取出し装置を装着すれ
ば、荷物の上面に真空吸着パッドを吸着させて昇降装置
により荷物を浮上させて取出すことができる。
【００１０】また、昇降装置の可動部へ左右に展開し、
且つ前方へ突出するアームを装着し、前記アームに摩擦
ローラを左右方向へ軸着して前記摩擦ローラに回転駆動
装置を介装するとともに、前記アームに前記摩擦ローラ
よりも前方に位置する上下移動可能な下向きフックを装
着し、前記摩擦ローラにより荷物を引出して前記下向き
フックを荷物の背面に係合できるようにした取出し装置
を装着すれば、荷物の上面に摩擦ローラを接触させて摩
擦ローラを回転駆動すると、荷物が手前に引寄せられて
フックが荷物の背面に係合し、荷物を取出すことができ
る。
且つ前方へ突出するアームを装着し、前記アームに摩擦
ローラを左右方向へ軸着して前記摩擦ローラに回転駆動
装置を介装するとともに、前記アームに前記摩擦ローラ
よりも前方に位置する上下移動可能な下向きフックを装
着し、前記摩擦ローラにより荷物を引出して前記下向き
フックを荷物の背面に係合できるようにした取出し装置
を装着すれば、荷物の上面に摩擦ローラを接触させて摩
擦ローラを回転駆動すると、荷物が手前に引寄せられて
フックが荷物の背面に係合し、荷物を取出すことができ
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。図１及び図２においてＡはコンテ
ナ或いはトラックの荷台、Ｂは荷台Ａに積載された複数
の荷物であり、荷物Ｂは個別にビニールバンドＣが巻き
つけられている。荷台Ａ上のフォークリフト１のマスト
２に沿って昇降自在なキャリッジ３の左右下端部には一
対のフォーク４が装着され、キャリッジ３の前面に左右
方向の直線ガイドレールと油圧シリンダによるサイドシ
フト装置５を介してパンタグラフ式伸縮装置６が取付け
られている。パンタグラフ式伸縮装置６の前部には、荷
物の取出し装置７が左右方向へ水平に装着され、サイド
シフト装置５とパンタグラフ式伸縮装置６とにより、取
出し装置７をキャリッジ３に対して前後左右へ平行移動
することができる。尚、取出し装置７は、必要に応じて
他種の取出し装置に交換することができる。
図に従って詳述する。図１及び図２においてＡはコンテ
ナ或いはトラックの荷台、Ｂは荷台Ａに積載された複数
の荷物であり、荷物Ｂは個別にビニールバンドＣが巻き
つけられている。荷台Ａ上のフォークリフト１のマスト
２に沿って昇降自在なキャリッジ３の左右下端部には一
対のフォーク４が装着され、キャリッジ３の前面に左右
方向の直線ガイドレールと油圧シリンダによるサイドシ
フト装置５を介してパンタグラフ式伸縮装置６が取付け
られている。パンタグラフ式伸縮装置６の前部には、荷
物の取出し装置７が左右方向へ水平に装着され、サイド
シフト装置５とパンタグラフ式伸縮装置６とにより、取
出し装置７をキャリッジ３に対して前後左右へ平行移動
することができる。尚、取出し装置７は、必要に応じて
他種の取出し装置に交換することができる。
【００１２】図２及び図３に示すように、取出し装置７
のアーム８の前面には、複数の横向きフック９が長手方
向へ一定間隔で上下２段に配列されている。図４（ａ）
に示すように、フック９はアーム８の前面パネル８ａと
内部仕切板８ｂとに設けた穴に挿通され、中間部に固定
したバネ受け板９ａと内部仕切板８ｂとに介装した圧縮
コイルバネ１０によって前方へ付勢されている。従っ
て、フック９は前方から圧縮コイルバネ１０のバネ力以
上の圧力を受けるとアーム８内へ押し込まれるので、ア
ーム８を前進させた場合に横一列の複数の荷物Ｂの前後
位置が不揃いな場合であっても、図４（ａ）（ｂ）に示
すようにフック９が前後動して接触圧力が一定に制限さ
れて荷物を傷つけることがない。
のアーム８の前面には、複数の横向きフック９が長手方
向へ一定間隔で上下２段に配列されている。図４（ａ）
に示すように、フック９はアーム８の前面パネル８ａと
内部仕切板８ｂとに設けた穴に挿通され、中間部に固定
したバネ受け板９ａと内部仕切板８ｂとに介装した圧縮
コイルバネ１０によって前方へ付勢されている。従っ
て、フック９は前方から圧縮コイルバネ１０のバネ力以
上の圧力を受けるとアーム８内へ押し込まれるので、ア
ーム８を前進させた場合に横一列の複数の荷物Ｂの前後
位置が不揃いな場合であっても、図４（ａ）（ｂ）に示
すようにフック９が前後動して接触圧力が一定に制限さ
れて荷物を傷つけることがない。
【００１３】図１及び図２に示すように、フォーク４に
は第１の駆動ローラコンベヤ１１が進行方向に対して横
向きに装着され、第１の駆動ローラコンベヤ１１の左端
には前後方向の第２の駆動ローラコンベヤ１２が配置さ
れている。第２の駆動ローラコンベヤ１２の後部には傾
斜ベルトコンベヤ１３が枢着され、傾斜ベルトコンベヤ
１３の後部は、フォークリフト１の左後部のコンベヤテ
ーブル１４ａ上に枢着されており、コンベヤテーブル１
４ａ上に水平ベルトコンベヤ１４が配置されている。
は第１の駆動ローラコンベヤ１１が進行方向に対して横
向きに装着され、第１の駆動ローラコンベヤ１１の左端
には前後方向の第２の駆動ローラコンベヤ１２が配置さ
れている。第２の駆動ローラコンベヤ１２の後部には傾
斜ベルトコンベヤ１３が枢着され、傾斜ベルトコンベヤ
１３の後部は、フォークリフト１の左後部のコンベヤテ
ーブル１４ａ上に枢着されており、コンベヤテーブル１
４ａ上に水平ベルトコンベヤ１４が配置されている。
【００１４】第１の駆動ローラコンベヤ１１と第２の駆
動ローラコンベヤ１２は、キャリッジ３とともに昇降
し、キャリッジ３の高さの変動に追随して傾斜ベルトコ
ンベヤ１３の傾斜角度が変化する。また、キャリッジ３
の高さによる第２の駆動ローラコンベヤ１２と水平ベル
トコンベヤ１４との間の距離の変動に対しては、傾斜ベ
ルトコンベヤ１３の後端部がコンベヤテーブル１４ａ上
を前後移動するか、後端のブラケット部がある程度伸縮
する構造として傾斜角度による距離の変動を吸収する。
動ローラコンベヤ１２は、キャリッジ３とともに昇降
し、キャリッジ３の高さの変動に追随して傾斜ベルトコ
ンベヤ１３の傾斜角度が変化する。また、キャリッジ３
の高さによる第２の駆動ローラコンベヤ１２と水平ベル
トコンベヤ１４との間の距離の変動に対しては、傾斜ベ
ルトコンベヤ１３の後端部がコンベヤテーブル１４ａ上
を前後移動するか、後端のブラケット部がある程度伸縮
する構造として傾斜角度による距離の変動を吸収する。
【００１５】図５は、第１の駆動ローラコンベヤ１１と
フォーク４との結合機構を示し、第１の駆動ローラコン
ベヤ１１の前側フレーム１１ａの下面に門形ブリッジ１
５が架設され、後側フレーム１１ｂの下面には下方へ延
びるブラケット１６がフォーク４の左右両側面に対応す
る位置に設けられている。フォークリフト１のフォーク
４の先端部を門形ブリッジ１５に挿入し、ブラケット１
６に挿通したボルト１７によってフォーク４の基部近傍
を左右両側から締付けて固定しており、ボルト１７を緩
めることによって第１の駆動ローラコンベヤ１１と第２
の駆動ローラコンベヤ１２とを一体的に着脱することが
できる。
フォーク４との結合機構を示し、第１の駆動ローラコン
ベヤ１１の前側フレーム１１ａの下面に門形ブリッジ１
５が架設され、後側フレーム１１ｂの下面には下方へ延
びるブラケット１６がフォーク４の左右両側面に対応す
る位置に設けられている。フォークリフト１のフォーク
４の先端部を門形ブリッジ１５に挿入し、ブラケット１
６に挿通したボルト１７によってフォーク４の基部近傍
を左右両側から締付けて固定しており、ボルト１７を緩
めることによって第１の駆動ローラコンベヤ１１と第２
の駆動ローラコンベヤ１２とを一体的に着脱することが
できる。
【００１６】荷降ろし作業時には、先ず、フォークリフ
ト１を前進させて第１の駆動ローラコンベヤ１１を積載
された荷物Ｂの直近に位置させて停止し、キャリッジ３
を上昇して第１の駆動ローラコンベヤ１１を最上段の荷
物Ｂの底面と同一、あるいはやや下方に位置させる。
ト１を前進させて第１の駆動ローラコンベヤ１１を積載
された荷物Ｂの直近に位置させて停止し、キャリッジ３
を上昇して第１の駆動ローラコンベヤ１１を最上段の荷
物Ｂの底面と同一、あるいはやや下方に位置させる。
【００１７】続いて、パンタグラフ式伸縮装置６を駆動
して取出し装置８を前方へ移動し、図６（ａ）に示すよ
うに、全てのフック９を荷物Ｂの前面に接触させる。そ
して、同図（ｂ）に示すように、サイドシフト装置５を
駆動して取出し装置８を左方向へスライドし、荷物Ｂの
外側に掛けてあるビニールバンドＣにフック９を引掛け
る。
して取出し装置８を前方へ移動し、図６（ａ）に示すよ
うに、全てのフック９を荷物Ｂの前面に接触させる。そ
して、同図（ｂ）に示すように、サイドシフト装置５を
駆動して取出し装置８を左方向へスライドし、荷物Ｂの
外側に掛けてあるビニールバンドＣにフック９を引掛け
る。
【００１８】次に、同図（ｃ）に示すように、パンタグ
ラフ式伸縮装置６により取出し装置８を後退させて、横
並びの荷物Ｂを第１の駆動ローラコンベヤ１１或いは第
２の駆動ローラコンベヤ１２上に引寄せる。そして、同
図（ｄ）に示すように、サイドシフト装置５によりパン
タグラフ式伸縮装置６を右方向へスライドさせてフック
９をビニールバンドＣから外すとともにコンベヤを起動
させると、第１の駆動ローラコンベヤ１１上の荷物Ｂは
右から左へ搬送されて第２の駆動ローラコンベヤ１２上
へ移載され、第２の駆動ローラコンベヤ１２上の荷物Ｂ
は後方へ搬送されて傾斜ベルトコンベヤ１３を経由して
後方へ送られる。
ラフ式伸縮装置６により取出し装置８を後退させて、横
並びの荷物Ｂを第１の駆動ローラコンベヤ１１或いは第
２の駆動ローラコンベヤ１２上に引寄せる。そして、同
図（ｄ）に示すように、サイドシフト装置５によりパン
タグラフ式伸縮装置６を右方向へスライドさせてフック
９をビニールバンドＣから外すとともにコンベヤを起動
させると、第１の駆動ローラコンベヤ１１上の荷物Ｂは
右から左へ搬送されて第２の駆動ローラコンベヤ１２上
へ移載され、第２の駆動ローラコンベヤ１２上の荷物Ｂ
は後方へ搬送されて傾斜ベルトコンベヤ１３を経由して
後方へ送られる。
【００１９】水平ベルトコンベヤ１４の前端へ到達した
荷は、人手によりフォークリフト１の後部に載置したパ
レットＤへ積み上げるか、または、更に別のコンベヤ
（図示せず）を水平ベルトコンベヤ１４に連結して搬出
する。以上の動作はフォークリフトの運転席に設けたス
イッチ及び操作レバーを操作して行われる。尚、パンタ
グラフ式伸縮装置は、図１に示す水平形パンタグラフ式
伸縮装置６に代えて、図７に示す垂直形パンタグラフ式
伸縮装置１８を用いてもよい。
荷は、人手によりフォークリフト１の後部に載置したパ
レットＤへ積み上げるか、または、更に別のコンベヤ
（図示せず）を水平ベルトコンベヤ１４に連結して搬出
する。以上の動作はフォークリフトの運転席に設けたス
イッチ及び操作レバーを操作して行われる。尚、パンタ
グラフ式伸縮装置は、図１に示す水平形パンタグラフ式
伸縮装置６に代えて、図７に示す垂直形パンタグラフ式
伸縮装置１８を用いてもよい。
【００２０】図８に示す取出し装置１９は、アーム２０
の前面に長手方向へ配列されて前方へ突出するスライド
軸の先端に真空吸着パッド２１を装着したものであり、
前述した図４のフック９と同様な圧縮コイルバネによる
伸縮機構が介装され、真空吸着パッド２１が荷物Ｂの表
面に均等に圧接する。真空吸着パッド２１は真空ポンプ
（図示せず）によって駆動され、ビニールバンドが巻装
されていない荷物Ｂを吸着して第１の駆動ローラコンベ
ヤ１１上に引寄せることができる。
の前面に長手方向へ配列されて前方へ突出するスライド
軸の先端に真空吸着パッド２１を装着したものであり、
前述した図４のフック９と同様な圧縮コイルバネによる
伸縮機構が介装され、真空吸着パッド２１が荷物Ｂの表
面に均等に圧接する。真空吸着パッド２１は真空ポンプ
（図示せず）によって駆動され、ビニールバンドが巻装
されていない荷物Ｂを吸着して第１の駆動ローラコンベ
ヤ１１上に引寄せることができる。
【００２１】図９に示す取出し装置２２は、垂直形パン
タグラフ式伸縮装置１８の前部に取付けられる昇降装置
２３の可動部に逆Ｌ字形のアーム２４を装着し、アーム
２４の前方突出部位の下面に、図８の取出し装置１９と
同様に、圧縮コイルバネによる伸縮機構を介して複数の
真空吸着パッド２５が配列されている。
タグラフ式伸縮装置１８の前部に取付けられる昇降装置
２３の可動部に逆Ｌ字形のアーム２４を装着し、アーム
２４の前方突出部位の下面に、図８の取出し装置１９と
同様に、圧縮コイルバネによる伸縮機構を介して複数の
真空吸着パッド２５が配列されている。
【００２２】同図（ａ）に示すように、アーム２４を上
昇させた状態で前方へ伸長し、真空吸着パッド２５を荷
物Ｂの上方に位置させてアーム２４を下降し、同図
（ｂ）に示すように真空吸着パッド２５を荷物Ｂの天面
へ接触させて吸着した後に、荷物Ｂを第１の駆動ローラ
コンベヤ１１或いは第２の駆動ローラコンベヤ１２上へ
引寄せて搬出する。
昇させた状態で前方へ伸長し、真空吸着パッド２５を荷
物Ｂの上方に位置させてアーム２４を下降し、同図
（ｂ）に示すように真空吸着パッド２５を荷物Ｂの天面
へ接触させて吸着した後に、荷物Ｂを第１の駆動ローラ
コンベヤ１１或いは第２の駆動ローラコンベヤ１２上へ
引寄せて搬出する。
【００２３】図１０に示す取出し装置２６は、垂直形パ
ンタグラフ式伸縮装置１８の前部に取付けられる昇降装
置２７の昇降部に前方へ突出するアーム２８が取付けら
れている。アーム２８の前端部には摩擦係数が高い素材
を用いた摩擦ローラ２９が軸着され、摩擦ローラ２９は
回転駆動装置（図示せず）により回転される。また、ア
ーム２８の基部近傍にはレバー３０が枢着され、レバー
３０の先端は摩擦ローラ２８よりも前方へ延び、先端に
下方へ向くフック３１が設けられている。レバー３０は
アーム２８と平行な水平姿勢から上方へ回動でき、バネ
３２によって下方に付勢されてアーム２８と平行状態で
静止している。
ンタグラフ式伸縮装置１８の前部に取付けられる昇降装
置２７の昇降部に前方へ突出するアーム２８が取付けら
れている。アーム２８の前端部には摩擦係数が高い素材
を用いた摩擦ローラ２９が軸着され、摩擦ローラ２９は
回転駆動装置（図示せず）により回転される。また、ア
ーム２８の基部近傍にはレバー３０が枢着され、レバー
３０の先端は摩擦ローラ２８よりも前方へ延び、先端に
下方へ向くフック３１が設けられている。レバー３０は
アーム２８と平行な水平姿勢から上方へ回動でき、バネ
３２によって下方に付勢されてアーム２８と平行状態で
静止している。
【００２４】図１０（ａ）に示すように、昇降装置２７
により取出し装置２６を上昇させた状態で前方へ伸長
し、摩擦ローラ２９を荷物Ｂの上方に位置させて取出し
装置２６を下降し、図１０（ｂ）に示すように摩擦ロー
ラ２９並びにフック３１を荷物Ｂの天面へ接触させて摩
擦ローラ２９を回転駆動すると、摩擦ローラ２９により
荷物Ｂが手前側へ引寄せられる。そして、荷物Ｂの後縁
がフック３１よりも手前へ移動したときにフック３１が
荷物Ｂの裏面側に入り込み、伸縮装置１８により取出し
装置２６を引寄せると、フック３１によって荷物Ｂが第
１の駆動ローラコンベヤ１１或いは第２の駆動ローラコ
ンベヤ１２上に移載される。
により取出し装置２６を上昇させた状態で前方へ伸長
し、摩擦ローラ２９を荷物Ｂの上方に位置させて取出し
装置２６を下降し、図１０（ｂ）に示すように摩擦ロー
ラ２９並びにフック３１を荷物Ｂの天面へ接触させて摩
擦ローラ２９を回転駆動すると、摩擦ローラ２９により
荷物Ｂが手前側へ引寄せられる。そして、荷物Ｂの後縁
がフック３１よりも手前へ移動したときにフック３１が
荷物Ｂの裏面側に入り込み、伸縮装置１８により取出し
装置２６を引寄せると、フック３１によって荷物Ｂが第
１の駆動ローラコンベヤ１１或いは第２の駆動ローラコ
ンベヤ１２上に移載される。
【００２５】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフォーク
リフトの荷降ろし用アタッチメントは、運転席内の運転
操作によりコンテナやトラックの荷台上の荷物を人手を
労さず取出すことができ、荷降ろし作業の省力化と能率
の向上に著しい効果を発揮する。
リフトの荷降ろし用アタッチメントは、運転席内の運転
操作によりコンテナやトラックの荷台上の荷物を人手を
労さず取出すことができ、荷降ろし作業の省力化と能率
の向上に著しい効果を発揮する。
【００２７】また、取出し装置によって取り出された荷
物をフォークリフトの後方へ移送するコンベヤをフォー
クリフトから取外せば、パレット積みされた荷物の荷役
作業が行え、従来の専用機とは異なり、１台のフォーク
リフトで多種多様な荷積み形態の荷物に対応できる実用
性がある。
物をフォークリフトの後方へ移送するコンベヤをフォー
クリフトから取外せば、パレット積みされた荷物の荷役
作業が行え、従来の専用機とは異なり、１台のフォーク
リフトで多種多様な荷積み形態の荷物に対応できる実用
性がある。
【図１】請求項１及び２記載の発明の実施形態を示し、
フォークリフトの平面図。
フォークリフトの平面図。
【図２】請求項１及び２記載の発明の実施形態を示し、
フォークリフトの側面図。
フォークリフトの側面図。
【図３】請求項３記載の荷物の取出し装置の平面図。
【図４】請求項３記載の荷物の取出し装置のフック部分
を示し、（ａ）は伸長状態、（ｂ）は収縮状態を示す平
面図である。。
を示し、（ａ）は伸長状態、（ｂ）は収縮状態を示す平
面図である。。
【図５】フォークと第１の駆動ローラコンベヤの結合機
構を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図、（ｃ）は
（ｂ）のＡ−Ａ線矢視図である。
構を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図、（ｃ）は
（ｂ）のＡ−Ａ線矢視図である。
【図６】（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）はそれぞれ請求項３
記載の荷物の取出し装置の作用を示す工程解説図であ
る。
記載の荷物の取出し装置の作用を示す工程解説図であ
る。
【図７】伸縮装置の他の実施形態を示す側面図である。
【図８】請求項４記載の荷物の取出し装置の平面図。
【図９】請求項５記載の荷物の取出し装置を示し、
（ａ）（ｂ）はそれぞれその作用を示す工程解説図であ
る。
（ａ）（ｂ）はそれぞれその作用を示す工程解説図であ
る。
【図１０】請求項６記載の荷物の取出し装置を示し、
（ａ）（ｂ）（ｃ）はそれぞれその作用を示す工程解説
図である。
（ａ）（ｂ）（ｃ）はそれぞれその作用を示す工程解説
図である。
１ フォークリフト ２ マスト ３ キャリッジ ４ フォーク ５ サイドシフト装置 ６ 伸縮装置 ７ 取出し装置 ８ アーム ９ フック １０ 圧縮コイルバネ １１ 第１の駆動ローラコンベヤ １２ 第２の駆動ローラコンベヤ １３ 傾斜ベルトコンベヤ １４ 水平ベルトコンベヤ １９ 取出し装置 ２０ アーム ２１ 真空吸着パッド ２２ 取出し装置 ２３ 昇降装置 ２４ アーム ２５ 真空吸着パッド ２６ 取出し装置 ２７ 昇降装置 ２８ アーム ２９ 摩擦ローラ ３０ レバー ３１ フック
Claims (6)
- 【請求項１】 フォークリフトのマストに沿って昇降す
るキャリッジにサイドシフト装置を取付け、前記サイド
シフト装置の可動部に前後伸縮装置を装着し、複数のフ
ックや吸着パッド等を並設した荷物の取出し装置を前記
前後伸縮装置の可動部へ着脱自在としたフォークリフト
の荷降ろし用アタッチメント。 - 【請求項２】 フォークリフトのマストに沿って昇降す
るキャリッジにサイドシフト装置を取付け、前記サイド
シフト装置の可動部に前後伸縮装置を装着し、複数のフ
ックや吸着パッド等を並設した荷物の取出し装置を前記
前後伸縮装置の可動部へ着脱自在とするとともに、前記
キャリッジの下部から前方へ突出するフォーク上に横向
きに載置される第１の駆動ローラコンベヤと、第１の駆
動ローラコンベヤの一端に前部側面を接続した前後方向
の第２の駆動ローラコンベヤと、前記第２の駆動ローラ
コンベヤの後部へ枢着した上下回動自在な傾斜ベルトコ
ンベヤと、フォークリフトの側面後部に固定され、前記
傾斜ベルトコンベヤの後部を枢着して接続した水平ベル
トコンベヤとを有し、前記第１の駆動ローラコンベヤと
前記フォークとに止めネジ等の固定手段を設け、前記第
１及び第２の駆動ローラコンベヤをフォークリフトに対
して着脱自在としたフォークリフトの荷降ろし用アタッ
チメント。 - 【請求項３】 上記取出し装置は、左右へ展開するアー
ムの前面に複数の横向きフックを左右へ配列して前後方
向スライド自在に挿着し、前記フックと前記アームとに
バネを介装して前記フックを前方へ突出させた取出し装
置である請求項１または２記載のフォークリフトの荷降
ろし用アタッチメント。 - 【請求項４】 上記取出し装置は、左右へ展開するアー
ムの前面に複数のスライド軸を左右へ配列して前後方向
スライド自在に挿着し、前記スライド軸と前記アームと
にバネを介装して前記スライド軸を前方へ突出させ、前
記スライド軸の先端に真空吸着パッドを取付けた取出し
装置である請求項１または２記載のフォークリフトの荷
降ろし用アタッチメント。 - 【請求項５】 上記取出し装置は、昇降装置の可動部
に、左右へ展開し且つ前方へ突出するアームを装着し、
前記アームの下面に複数のスライド軸を左右へ配列して
上下スライド自在に挿着し、前記スライド軸と前記アー
ムとにバネを介装して前記スライド軸を下方へ突出さ
せ、前記スライド軸の下端に真空吸着パッドを取付けた
取出し装置である請求項１または２記載のフォークリフ
トの荷降ろし用アタッチメント。 - 【請求項６】 上記取出し装置は、昇降装置の可動部
に、左右へ展開し且つ前方へ突出するアームを装着し、
前記アームに摩擦ローラを左右方向へ軸着して前記摩擦
ローラに回転駆動装置を介装するとともに、前記アーム
に前記摩擦ローラよりも前方に位置する上下移動可能な
下向きフックを装着し、前記摩擦ローラにより荷物を引
出して前記下向きフックを荷物の背面に係合できるよう
にした取出し装置である請求項１または２記載のフォー
クリフトの荷降ろし用アタッチメント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12379896A JPH09309697A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | フォークリフトの荷降ろし用アタッチメント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12379896A JPH09309697A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | フォークリフトの荷降ろし用アタッチメント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09309697A true JPH09309697A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=14869584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12379896A Pending JPH09309697A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | フォークリフトの荷降ろし用アタッチメント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09309697A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2003204232B2 (en) * | 2002-05-17 | 2008-07-10 | Layer Tech Holdings Pty Ltd | Carton handling method & apparatus |
| JP2011518737A (ja) * | 2008-04-25 | 2011-06-30 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | タイヤのパックの取り扱い機器 |
| CN107117561A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-09-01 | 北京京东尚科信息技术有限公司 | 卸货设备、叉车、卸货方法以及卸货控制装置 |
| CN108349720A (zh) * | 2015-08-04 | 2018-07-31 | 卡普有限两合公司 | 用于运载运载物的装置和方法 |
| CN109384175A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-02-26 | 合肥搬易通科技发展有限公司 | 一种适用于模具装卸的双层旋转推拉装置 |
| JP2022078539A (ja) * | 2020-11-13 | 2022-05-25 | 三菱ロジスネクスト株式会社 | 無人搬送車および無人搬送方法 |
| CN114955595A (zh) * | 2022-06-21 | 2022-08-30 | 安徽省矿业机电装备有限责任公司 | 一种物流货物自动装载*** |
| CN117163884A (zh) * | 2023-11-02 | 2023-12-05 | 龙合智能装备制造有限公司 | 一种双推出智能搬运机器人及其控制方法 |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP12379896A patent/JPH09309697A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN114955595B (zh) * | 2022-06-21 | 2023-08-11 | 安徽省矿业机电装备有限责任公司 | 一种物流货物自动装载*** |
| CN117163884A (zh) * | 2023-11-02 | 2023-12-05 | 龙合智能装备制造有限公司 | 一种双推出智能搬运机器人及其控制方法 |
| CN117163884B (zh) * | 2023-11-02 | 2024-02-23 | 龙合智能装备制造有限公司 | 一种双推出智能搬运机器人 |
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