JPH09307947A - Mca無線通信方式 - Google Patents

Mca無線通信方式

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JPH09307947A
JPH09307947A JP8115893A JP11589396A JPH09307947A JP H09307947 A JPH09307947 A JP H09307947A JP 8115893 A JP8115893 A JP 8115893A JP 11589396 A JP11589396 A JP 11589396A JP H09307947 A JPH09307947 A JP H09307947A
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Mamoru Yoshizaki
守 吉▲ざき▼
Keiichi Teshirogi
圭一 手代木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個別通話中の子局が存在したとしても支障を
来すことなく同報通信を行うことができるMCA無線通
信方式を提供する。 【解決手段】 MCA無線通信システムを構成する無線
機20は、周波数分割による多重アクセス方式でSCP
C方式を採用する無線通信処理部22と、個別通話に使
用する通話チャネルに含まれる同報情報を監視し、同報
通信用の無線周波数が同報情報に含まれていることを検
出することで同報通信呼出がされたことを認識する同報
情報監視部24と、同報情報を一時記憶する同報情報記
憶部26と、同報情報監視部24からの通知に応じて同
報通信呼出があったことを通話者に知らせる同報呼出通
知部28と、通話者の操作により個別通話が終了した後
に同報通信用の通話チャネルに割り当てた無線周波数に
切り替えるチャネル切替部30とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMCA無線通信方
式、特に個別通話中の子局が存在する場合の同報通信の
開始時の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】MCAシステムは、サービスエリアが広
く、比較的安価に構築できる移動体無線通信システムで
ある。特に、MCAシステムは、自動車電話システムな
どにない同一グループ内のユーザ全てが同時に通話でき
る同報通信機能を有しているため、集配サービスなどの
各種サービス業務に好まれ利用されている。
【0003】図6は、MCA無線通信システムの全体構
成を示し、従来の同報通信機能を実現する通信手順を示
した図である。この図には、制御局10とn台の無線機
1,2,…,nとが示されている。各無線機1〜nは、
制御局10を介して無線回線で接続されており、いずれ
かの無線機は、その回線に割り当てられた制御チャネル
を用いて他の無線機の呼出を行う。そして、制御チャネ
ルとは別に回線に割り当てられた通話チャネルを用いて
個別通話や同報通信を行う。特に、同報通信の場合は、
複数用意された通話チャネルのうち制御局10により割
り当てられた同報通信用の通話チャネルを用いて通話を
行う。
【0004】図7は、同報通信の手順のフローを示した
図である。従来においては、例えば、無線機3が制御局
10に同報通信による回線接続要求を行うと、その回線
接続要求を受信した制御局10は、同一グループ内の全
無線機にその旨の同報通信呼出を行う。各無線機は、同
報通信呼出を受信すると、その呼出に応え一斉に同報通
信を行うことができる。
【0005】上記の各無線機における処理をより詳細に
説明すると、MCA無線通信システムで使用するSCP
C(Single Channel Per Carr
ier)方式においては、各無線機は、受信待ち受け状
態にあるとき制御チャネルを受信する無線周波数を選択
し制御チャネルの内容を常時監視している。そして、受
信した制御チャネルに同報通信要求が含まれていること
を検出すると、無線機間で通話を行うために用意された
複数の通話チャネルのうち同報通信用の通話チャネルに
無線周波数を切り替える。これにより、全ての無線機1
〜nは、同一グループ内で同報通信を行うことができ
る。同報通信が終了すると、各無線機は、受信待ち受け
状態に戻るため同報通信用の通話チャネルの無線周波数
から制御チャネルの無線周波数に切り替える。
【0006】ところで、ある無線機が他の無線機と個別
に通話を行っているとき、個別通話中の各無線機は、個
別通話のための通話チャネルの無線周波数をそれぞれ選
択している。すなわち、制御チャネルの無線周波数を選
択していない。正確にいうと、SCPC方式においては
選択できない。従って、いずれかの無線機からの同報通
信呼出があったとしても、個別通話中の各無線機は、制
御チャネルに含まれる前述した同報通信要求(呼出)を
受信することができない。そこで、従来では、次のよう
に対処していた。
【0007】まず、第一に、個別通話が終了するまで同
報通信を待機させるという方法である。例えば、無線機
1と無線機2とが個別通話を行っているとき、無線機3
が同報通信呼出を行った場合、制御局10は、無線機
1,2が個別通話に使用している通話チャネルを監視す
ることで個別通話の終了を知ることができるので、この
無線機1,2間の個別通話が終了するのを待ってグルー
プ内の同報通信を開始させる。この第一の方法の処理の
流れを図8及び図9に示す。
【0008】第二に、個別通話を強制的に終了させて同
報通信を即座に開始させるという方法である。例えば、
無線機1と無線機2とが個別通話を行っているとき、無
線機3が同報通信呼出を行った場合、制御局10は、無
線機1,2間の個別通話を強制的に終了させる。個別通
話が終了すると、無線機1,2は、受信する無線周波数
を制御チャネルの無線周波数に切り替えるので、制御チ
ャネルに含まれる同報通信要求を受信することができ
る。このように、個別通話を強制的に終了させることで
グループ内の同報通信を即座に開始させる。この第二の
方法の処理の流れを図10及び図11に示す。
【0009】第三に、個別通話を行っている無線機を無
視してその他の無線機で同報通信を開始させるという方
法である。例えば、無線機1と無線機2とが個別通話を
行っているとき、無線機3が同報通信呼出を行った場
合、制御局10は、個別通話中の無線機1,2の存在を
知りつつもそれを無視して個別通話を行っていない無線
機1,2以外の無線機間のみで同報通信を開始させる。
この第三の方法の処理の流れを図12及び図13に示
す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線機
は同報通信呼出を受けると同報通信の待機状態になり発
呼が禁止されてしまうので、前述した第一の方法では、
無線機1,2以外の無線機は、無線機1,2間の通話が
終了するまで何もできなくなってしまう。無線機1,2
間の通話が長ければそれだけ他の無線機に支障をきたし
てしまうおそれがあった。MCAの場合、通話時間は数
分と決められているが、それでも数分の間は他の無線機
を待たせることになる。
【0011】また、個別通話を強制的に終了させてしま
う第二の方法では、個別通話において非常に大事な会話
をしていた場合、無条件に回線の強制切断をしてしまう
と個別通話をしている無線機の方に支障をきたしてしま
うおそれがあり、運用上好ましくない場合もある。
【0012】更に、個別通話中の無線機を無視して同報
通信を開始させる第三の方法においては、個別通話中の
各無線機は、同報通信呼出があったことを知る手段がな
いため、個別通話を終了したときに、他の無線機がまだ
同報通信を続けていたとしても後から参入することがで
きなかった。また、同報通信呼出を行った無線機3は、
無線機1,2が同報通信に加わっていなかったことを知
ることができない。従って、同報通信の会話の内容が非
常に大事なことであっても無線機1,2は、その内容を
後からでも知ることができない。
【0013】以上のように、従来における通信方式で
は、個別通話中に同報通信呼出が行われた場合に個別通
信中の無線機並びに同報通信を行おうとする無線機の双
方にとって適切と思われる対処をすることができなかっ
た。
【0014】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、個別通話中の子局
が存在したとしても支障を来すことなく同報通信を行う
ことができるMCA無線通信方式を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係るMCA無線通信方式は、
制御チャネルと複数の通話チャネルとを含む無線回線で
接続され通信を行う複数の子局と、子局間の無線通信の
中継・制御を行う制御局とを有し、いずれかの子局から
の制御チャネルを利用した同報通信要求に応じて同報通
信用の通話チャネルを用いて同報通信を行うMCA無線
通信システムにおいて、前記子局は、個別通話に使用し
ている通話チャネルに含まれている同報情報により同報
通信呼出の有無を検出することを特徴とする。
【0016】また、第2の発明は、前記子局は、個別通
話に使用している通話チャネルに含まれる同報情報を監
視する同報情報監視手段と、前記同報情報監視手段から
の通知に応じて同報通信呼出があったことを通話者に知
らせる同報呼出通知手段とを有することを特徴とする。
【0017】第3の発明に係るMCA無線通信方式は、
制御チャネルと複数の通話チャネルとを含む無線回線で
接続され通信を行う複数の子局と、子局間の無線通信の
中継・制御を行う制御局とを有し、いずれかの子局から
の制御チャネルを利用した同報通信要求により同報通信
用の通話チャネルを用いて同報通信を行うMCA無線通
信システムにおいて、前記子局は、個別通話に使用して
いる通話チャネルに含まれている同報情報を一時記憶
し、個別通話後に一時記憶しておいた同報情報に基づい
て、個別通話に使用した通話チャネルの無線周波数を同
報通信用の通話チャネルに割り当てた無線周波数に切り
替えることを特徴とする。
【0018】また、第4の発明は、前記子局は、個別通
話に使用している通話チャネルに含まれる同報情報を監
視する同報情報監視手段と、同報情報を一時記憶する同
報情報記憶手段とを有することを特徴とする。
【0019】第5の発明は、第4の発明における子局
は、同報情報に基づいて同報通信用の通話チャネルに割
り当てた無線周波数に自動的に切り替えるチャネル切替
え手段を有することを特徴とする。
【0020】第6の発明に係るMCA無線通信方式は、
制御チャネルと複数の通話チャネルとを含む無線回線で
接続され通信を行う複数の子局と、子局間の無線通信の
中継・制御を行う制御局とを有し、いずれかの子局から
の制御チャネルを利用した同報通信要求に応じて同報通
信用の通話チャネルを用いて同報通信を行うMCA無線
通信システムにおいて、前記制御局は、いずれかの子局
から同報通信要求を受け取ったとき、個別通話中の子局
が使用している通話チャネルに同報情報を付加すること
を特徴とする。
【0021】第7の発明に係るMCA無線通信方式は、
時分割による多重化方式を採用したディジタルMCA無
線通信システムの場合、前記子局は、個別通話に割り当
てられた通話チャネルに含まれるいずれかのタイムスロ
ットに含まれる同報情報により同報通信呼出の有無を検
出することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同
様の要素には、同じ符号を付け説明を省略する。
【0023】実施の形態1.図1は、本実施の形態にお
ける各無線機のブロック構成図である。なお、本実施の
形態におけるMCA無線通信システムの全体構成は、図
6に示した従来例と同じである。子局である無線機20
は、所定の方式により制御局10を介して他の無線機と
の通信を行う無線通信処理部22を有している。図1に
示した装置構成のうち従来においては、この無線通信処
理部22の処理機能のみを有している構成となる。本実
施の形態における無線通信処理部22は、周波数分割に
よる多重アクセス方式で多元接続方式としてSCPC方
式を採用する。無線機20は、更に、個別通話に使用す
る通話チャネルに含まれる同報情報を監視する同報情報
監視手段としての同報情報監視部24と、その通話チャ
ネルに含まれる同報情報を一時記憶する同報情報記憶手
段としての同報情報記憶部26と、同報情報監視部24
からの通知に応じて他の無線機から同報通信呼出があっ
たことを通話者に知らせる同報呼出通知手段としての同
報呼出通知部28と、同報情報に基づいて同報通信用の
通話チャネルに割り当てた無線周波数に自動的に切り替
えるチャネル切替え手段としてのチャネル切替部30と
を有している。無線機20は、例えば集配業務システム
に利用されるとしたら集配車に搭載され、使用されるこ
とになる。
【0024】図2は、本実施の形態において使用する通
話チャネルの概略的なデータフォーマットを示した図で
ある。通話チャネルは、制御情報及び通話者の音声が格
納される音声データにより構成される。制御情報は、同
期を取るための従来からある同期ビットと本実施の形態
において設定した同報情報としてのID番号、通話ステ
ータス及び移行チャネルで構成される。このうち、「I
D番号」は、無線機をグループ分けしたときの各グルー
プの識別番号である。「通話ステータス」は、現在通話
中であるかどうかを示す情報、通話が終了したかどうか
を無線機側で設定する情報、無線機からの切断あるいは
制御局による強制切断を示す情報など回線の制御状態を
設定するフィールドである。「移行チャネル」は、同報
通信用の通話チャネルの無線周波数が設定されるフィー
ルドである。この移行チャネルフィールドに無線周波数
が設定された通話チャネルを受信すれば、個別通話中で
あっても同報通信呼出がされていることをリアルタイム
に検出することができる。なお、通常このフィールドに
は、同報通信用の通話チャネルの無線周波数が設定され
るので、自己の無線機が属するグループへの同報通信呼
出があった場合、即座にあるいは後から同報通信に参入
するときにこの設定された無線周波数に移行するが、同
報通信に固定された無線周波数を使用するなどの理由に
より無線機が同報通信で使用する通話チャネルの無線周
波数を予め知っているのであれば、このフィールドを同
報通信呼出の有無を示すフラグ情報を設定するようにし
てもよい。
【0025】制御局10は、特に図示しないが、いずれ
かの無線機から同報通信の回線接続要求を受け取ると他
の無線機に対して同報通信呼出を行う同報通信機能及び
主たる機能である無線回線の中継・制御を行う中継・制
御部に加えて、本実施の形態においては、個別通話中の
無線機に対して、その個別通話に割り当てた通話チャネ
ルに同報情報を付加する同報情報付加部を有している。
【0026】次に、本実施の形態において、例えば無線
機1,2の個別通話中に無線機3から同報通信の回線接
続要求が発せられたときの動作について図3に示した概
念図と、図4に示したフローを用いて説明する。なお、
ここでは、全無線機が同一グループに属しているものと
して説明する。
【0027】無線機1と無線機2とが通話チャネル1を
使用して個別通話を行っているとき、無線機3が同報通
信の回線接続要求を行った場合、制御局10は、個別通
話を行っていない無線機nに対して同報通信呼出を行う
とともに無線機3も含めて同報通信に使用する通話チャ
ネルの無線周波数を通知する。制御局10が制御チャネ
ルの所定のフィールドに無線周波数を設定して発信する
ことで、待機中であった各無線機3,nは、その通知を
受けることができる。通知を受けた無線機3,nは、個
別通話の有無に関係なく同報通信用チャネルが割り当て
られると通話を開始する。
【0028】一方、無線機1,2は、通話チャネル1に
割り当てた無線周波数を用いて個別通話を行っているた
め、制御チャネルを受信することはできないことは、前
述したとおりである。そこで、本実施の形態における制
御局10は、どの無線機がどの通話チャネルを使用して
個別通話を行っているかを把握しているので、その個別
通話に使用している通話チャネル1に図2に示した同報
情報を付加して発信する。
【0029】無線機1,2において、同報情報監視部2
4は、通話チャネル1の「移行チャネル」に無線周波数
が設定されていることを検出すると、他の無線機から同
報通信呼出がされたことを認識することができる。同報
情報監視部24は、同報通信呼出を認識すると、通話チ
ャネル1に含まれる同報情報を同報情報記憶部26に記
憶するとともに同報呼出通知部28に知らせる。同報呼
出通知部28は、同報情報監視部24から通知を受ける
と、通話者にその旨を知らせ注意を喚起する。通知する
方法としては、無線機に搭載されたLEDなどへの点灯
表示、スピーカなどの音出力手段からの音出力、液晶画
面等の表示手段への文字等による表示などがある。例え
ば、同報呼出通知部28としてスピーカ等による音出力
機構が搭載されていれば、スピーカを鳴動させてアラー
ム音を出力させることで通話者に知らせる。
【0030】無線機1,2の通話者は、アラーム音によ
り同報通信呼出がされたことを知ると、通話者の操作に
より個別通話を終了させる。個別通話が終了すると、チ
ャネル切替部30は、同報情報記憶部26に記憶された
同報情報に基づいて無線周波数を個別通話に割り当てた
通話チャネル1から同報通信用の通話チャネル2に自動
的に切り替える。この無線周波数の自動切替えにより、
無線機1,2は、他の無線機3,nが行っている同報通
信に追って参入することができることになる。
【0031】以上のように、本実施の形態によれば、個
別通話中の無線機が使用している通話チャネルに同報通
信に使用する無線周波数を含む同報情報を付加するよう
にしたので、無線機は、個別通話中であっても同報通信
呼出がされたことをリアルタイムに知ることができる。
そして、個別通話中の無線機は、同報通信に使用する通
話チャネルに割り当てた無線周波数を一時記憶してお
き、個別通話後に記憶した無線周波数に切り替えること
で後からでも同報通信に参入することができる。個別通
話の内容が重要であれば、しばらくの間個別通話を優先
させ、あまり重要でなければ即座に個別通話を終了させ
同報通信に切り替えればよい。その参入するタイミング
も通話者による操作により決めることができる。なお、
上記説明において、同報通信への無線周波数の切替え
は、チャネル切替部30により自動的に切り替えるよう
にしたが、チャネル切替え手段として切替え操作部を設
けて、通話者により手動で切り替えるられるようにして
もよい。
【0032】このように、本実施の形態においては、個
別通話の回線を強制的に切断されることもないし、個別
通話中に同報通信呼出の有無を確実に検出することがで
きる。一方、個別通話をしていなかった無線機は、個別
通話中の無線機が存在したとしてもその個別通話の終了
を待たずに同報通信を開始することができる。
【0033】ところで、上記動作の説明では省略した
が、本実施の形態における方式は、システムを構成する
無線機がグループ分けされている場合でも対応すること
ができる。本実施の形態で使用する通話チャネルは、図
2に示したようにグループを識別するID番号を同報情
報に含めているので、同報情報監視部24による移行チ
ャネルに無線周波数が設定されていることを検出する処
理においてID番号をもチェックするようにし、自己の
無線機が属するグループに対する同報通信かどうかを判
断させることで同一システム内におけるグループ単位の
同報通信呼出にも容易に対応することができる。
【0034】無線機は、それ自体が移動機構を有してい
たり、あるいは集配車などの移動体に搭載されて使用さ
れるケースが多いが、本実施の形態における無線機は、
固定局に設置しても使用することができる。
【0035】実施の形態2.本発明は、前述したよう
に、制御チャネルと通話チャネルとを同時に受け取るこ
とができないSCPC方式を採用するシステムにおいて
特に効果を奏する。ディジタルMCAで採用可能なTD
MA方式においては、無線機において制御チャネルを通
話チャネルと共に受信することができるため、前述した
課題を生じることはないからである。但し、ディジタル
MCAにおいても本発明を適用することは可能である。
【0036】例えば、図5に示したように、1個の制御
チャネルと5個の通話チャネルの時分割による6重化し
たTDMA通信の場合、個別通話のために割り当てた通
話チャネルに含まれるいずれかのタイムスロットを同報
情報用として用いることで、個別通話中の無線機は、制
御チャネルの内容を監視しなくても同報通信呼出がされ
ていることを認識することができる。
【0037】また、上記のように音声データの合間に同
報情報用の制御データを組み込むような高速付随制御チ
ャネル(FACCH)のような使用形態でなくても通話
チャネルの制御情報の一部に組み込み、低速付随制御チ
ャネル(SACCH)のような使用形態で実現すること
も可能である。
【0038】このように、ディジタルMCAを使用した
システムにおいてもタイムスロットの音声データ格納部
分又は制御情報格納部分に同報情報を設定することで、
個別通話中の無線機に同報通信呼出がされていることを
知らせることができる。
【0039】
【発明の効果】第1、2の発明によれば、子局は、個別
通話に使用している通話チャネルに付加された同報情報
を監視し検出することができるので、個別通話中であっ
ても同報通信呼出がされたことをリアルタイムに知るこ
とが可能となる。これにより、通話者に同報通信呼出が
されていることを即座に知らせることができる。
【0040】第3、4の発明によれば、個別通話中の子
局は、同報通信に使用する通話チャネルに割り当てた無
線周波数を一時記憶しておくことで、個別通話後に同報
通信に使用する無線周波数に切り替えることで後からで
も同報通信に参入することが可能となる。従って、個別
通話の内容が重要であればしばらく個別通話を優先さ
せ、追って同報通信に参入すればよい。この場合も強制
的に回線を切断されることはない。また、あまり重要な
内容でなければ即座に同報通信の無線周波数に切り替え
て参入すればよい。参入するタイミングは、通話者によ
る操作によって決めることができる。
【0041】また、通話時間が数分と有限であるMCA
無線通信システムにおいては、少なくとも数分後には制
御チャネルを受け取ることができるので、そのときに同
報通信呼出がされたことを知ることができるが、通話時
間が有限でない場合には、個別通話中の無線機は、通話
を終了しない限り同報通信呼出がされたことを知ること
ができないので、このような場合、本発明は特に効果的
である。
【0042】第5の発明によれば、個別通話後の無線周
波数の切替え動作を自動的に行うことができる。
【0043】第6の発明によれば、個別通話中の子局が
使用している通話チャネルに同報情報を付加するように
したので、子局が個別通話中であっても同報通信呼出が
されていることをリアルタイムに通知することが可能と
なる。
【0044】更に、第7の発明のように、ディジタルM
CA無線通信システムにおいてもタイムスロットに同報
情報を設定することで、個別通話中の子局に制御チャネ
ルを常時監視させることなく同報通信呼出がされている
ことを知らせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るMCA無線通信方式の一実施の
形態を使用するMCA無線通信システムを構成する無線
機のブロック構成図である。
【図2】 本実施の形態において使用する通話チャネル
のデータフォーマットを示した図である。
【図3】 本実施の形態において、個別通話中に同報通
信呼出がされたときの通信状態を説明するために用いる
MCA無線通信システムの全体構成図である。
【図4】 本実施の形態において個別通話中に同報通信
呼出がされたときの動作手順のフローを示した図であ
る。
【図5】 本発明に係るMCA無線通信方式の一実施の
形態をディジタルMCAに使用したときのチャネル例を
示した図である。
【図6】 MCA無線通信システムの全体構成図であ
る。
【図7】 従来の同報通信の手順のフローを示した図で
ある。
【図8】 従来において、個別通話中に同報通信呼出が
されたときの第一の対処方法を説明するために用いるM
CA無線通信システムの全体構成図である。
【図9】 従来において、個別通話中に同報通信呼出が
されたときの第一の対処方法手順のフローを示した図で
ある。
【図10】 従来において、個別通話中に同報通信呼出
がされたときの第二の対処方法を説明するために用いる
MCA無線通信システムの全体構成図である。
【図11】 従来において、個別通話中に同報通信呼出
がされたときの第二の対処方法手順のフローを示した図
である。
【図12】 従来において、個別通話中に同報通信呼出
がされたときの第三の対処方法を説明するために用いる
MCA無線通信システムの全体構成図である。
【図13】 従来において、個別通話中に同報通信呼出
がされたときの第三の対処方法手順のフローを示した図
である。
【符号の説明】
1,2,3,n,20 無線機、10 1制御局、22
無線通信処理部、24 同報情報監視部、26 同報
情報記憶部、28 同報呼出通知部、30 チャネル切
替部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御チャネルと複数の通話チャネルとを
    含む無線回線で接続され通信を行う複数の子局と、 子局間の無線通信の中継・制御を行う制御局と、 を有し、いずれかの子局からの制御チャネルを利用した
    同報通信要求に応じて同報通信用の通話チャネルを用い
    て同報通信を行うMCA無線通信システムにおいて、 前記子局は、個別通話に使用している通話チャネルに含
    まれている同報情報により同報通信呼出の有無を検出す
    ることを特徴とするMCA無線通信方式。
  2. 【請求項2】 前記子局は、 個別通話に使用している通話チャネルに含まれる同報情
    報を監視する同報情報監視手段と、 前記同報情報監視手段からの通知に応じて同報通信呼出
    があったことを通話者に知らせる同報呼出通知手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載のMCA無線通
    信方式。
  3. 【請求項3】 制御チャネルと複数の通話チャネルとを
    含む無線回線で接続され通信を行う複数の子局と、 子局間の無線通信の中継・制御を行う制御局と、 を有し、いずれかの子局からの制御チャネルを利用した
    同報通信要求により同報通信用の通話チャネルを用いて
    同報通信を行うMCA無線通信システムにおいて、 前記子局は、個別通話に使用している通話チャネルに含
    まれている同報情報を一時記憶し、個別通話後に一時記
    憶しておいた同報情報に基づいて、個別通話に使用した
    通話チャネルの無線周波数を同報通信用の通話チャネル
    に割り当てた無線周波数に切り替えることを特徴とする
    MCA無線通信方式。
  4. 【請求項4】 前記子局は、 個別通話に使用している通話チャネルに含まれる同報情
    報を監視する同報情報監視手段と、 同報情報を一時記憶する同報情報記憶手段と、 を有することを特徴とする請求項3記載のMCA無線通
    信方式。
  5. 【請求項5】 前記子局は、同報情報に基づいて同報通
    信用の通話チャネルに割り当てた無線周波数に自動的に
    切り替えるチャネル切替え手段を有することを特徴とす
    る請求項4記載のMCA無線通信方式。
  6. 【請求項6】 制御チャネルと複数の通話チャネルとを
    含む無線回線で接続され通信を行う複数の子局と、 子局間の無線通信の中継・制御を行う制御局と、 を有し、いずれかの子局からの制御チャネルを利用した
    同報通信要求に応じて同報通信用の通話チャネルを用い
    て同報通信を行うMCA無線通信システムにおいて、 前記制御局は、いずれかの子局から同報通信要求を受け
    取ったとき、個別通話中の子局が使用している通話チャ
    ネルに同報情報を付加することを特徴とするMCA無線
    通信方式。
  7. 【請求項7】 時分割による多重化方式を採用したディ
    ジタルMCA無線通信システムの場合、前記子局は、個
    別通話に割り当てられた通話チャネルに含まれるいずれ
    かのタイムスロットに含まれる同報情報により同報通信
    呼出の有無を検出することを特徴とする請求項1記載の
    MCA無線通信方式。
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