JPH09307941A - ハンドオーバー方法 - Google Patents
ハンドオーバー方法Info
- Publication number
- JPH09307941A JPH09307941A JP8146466A JP14646696A JPH09307941A JP H09307941 A JPH09307941 A JP H09307941A JP 8146466 A JP8146466 A JP 8146466A JP 14646696 A JP14646696 A JP 14646696A JP H09307941 A JPH09307941 A JP H09307941A
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- JP
- Japan
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- mobile station
- base station
- handover
- mobile
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- Prior art date
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セクタアンテナを備える移動局の負担を伴わ
ずに実施することができるハンドオーバーの方法を提供
する。 【解決手段】 移動局102がセクタアンテナ112を備える
移動通信システムの下で行なわれるハンドオーバー方法
であって、前記移動通信システムの下で各基地局101が
同一周波数を使用し、且つ基地局間で同期を取りながら
移動局102への送信を行ない、ハンドオーバーの可能性
がある場合に、各基地局が時分割された同一の空きチャ
ネルを使って移動局に同一信号を送信し、移動局が最適
なセクタを選択することによってハンドオーバーを実行
する。移動局は通常のセクタサーチのみでハンドオーバ
ーを実行することができ、移動局の負担が軽減される。
ずに実施することができるハンドオーバーの方法を提供
する。 【解決手段】 移動局102がセクタアンテナ112を備える
移動通信システムの下で行なわれるハンドオーバー方法
であって、前記移動通信システムの下で各基地局101が
同一周波数を使用し、且つ基地局間で同期を取りながら
移動局102への送信を行ない、ハンドオーバーの可能性
がある場合に、各基地局が時分割された同一の空きチャ
ネルを使って移動局に同一信号を送信し、移動局が最適
なセクタを選択することによってハンドオーバーを実行
する。移動局は通常のセクタサーチのみでハンドオーバ
ーを実行することができ、移動局の負担が軽減される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信におい
て、移動局のハンドオーバーを行なう方法に関し、特
に、セクタアンテナを備える移動局のハンドオーバーに
おける負担を軽くするものである。
て、移動局のハンドオーバーを行なう方法に関し、特
に、セクタアンテナを備える移動局のハンドオーバーに
おける負担を軽くするものである。
【０００２】
【従来の技術】移動通信では、通話中の移動局が移動し
て、基地局との通信状態が劣化したとき、より良い通信
状態を維持するために別の基地局の通信チャネルに切替
えるハンドオーバーが行なわれる。特開平７−３２２３
３２には、移動局側の構成を簡素化し、製造コストや重
量などを低く抑えることができるハンドオーバーの方法
について開示されている。
て、基地局との通信状態が劣化したとき、より良い通信
状態を維持するために別の基地局の通信チャネルに切替
えるハンドオーバーが行なわれる。特開平７−３２２３
３２には、移動局側の構成を簡素化し、製造コストや重
量などを低く抑えることができるハンドオーバーの方法
について開示されている。
【０００３】図３に示すように、このハンドオーバーを
実施する移動通信システムの基地局１は、電波を送受信
するアンテナ３と、信号を増幅する最適増幅回路４と、
有線回線に繋がる複数の送受信回路５と、各送受信回路
５を制御する基地局制御回路６とを備え、また、移動局
２は、送受信信号を増幅する増幅回路７と、送受信信号
を処理する送受信回路８と、入力音声を信号に変え、信
号を出力音声に変える入出力回路９と、送受信回路８を
制御する移動局制御回路10と、ユーザの操作を信号に変
える操作回路11と、基地局と電波を送受信するアンテナ
12とを備えている。
実施する移動通信システムの基地局１は、電波を送受信
するアンテナ３と、信号を増幅する最適増幅回路４と、
有線回線に繋がる複数の送受信回路５と、各送受信回路
５を制御する基地局制御回路６とを備え、また、移動局
２は、送受信信号を増幅する増幅回路７と、送受信信号
を処理する送受信回路８と、入力音声を信号に変え、信
号を出力音声に変える入出力回路９と、送受信回路８を
制御する移動局制御回路10と、ユーザの操作を信号に変
える操作回路11と、基地局と電波を送受信するアンテナ
12とを備えている。
【０００４】このシステムの基地局１は、送信対象とな
る音声情報が無音声となる期間、下り通信チャネルの送
信電力をオフにするとともに、このことを、下り通信チ
ャネルを使用して、送信オフとなるフレームの前に配置
されているフレームで移動局２に通知する。この通知
は、移動局２とともに、周辺の基地局にも受信され、こ
れを知った周辺の各基地局は、基地局１が送信をオフに
している間に、止まり木チャネルを送信する。移動局２
は、各基地局から送信される止まり木チャネルを順次受
信し、最も受信レベルが大きくなる止まり木チャネルを
検出する。そして、この検出結果に基づいて、移行先の
基地局を決め、ハンドオーバーの処理を行なう。
る音声情報が無音声となる期間、下り通信チャネルの送
信電力をオフにするとともに、このことを、下り通信チ
ャネルを使用して、送信オフとなるフレームの前に配置
されているフレームで移動局２に通知する。この通知
は、移動局２とともに、周辺の基地局にも受信され、こ
れを知った周辺の各基地局は、基地局１が送信をオフに
している間に、止まり木チャネルを送信する。移動局２
は、各基地局から送信される止まり木チャネルを順次受
信し、最も受信レベルが大きくなる止まり木チャネルを
検出する。そして、この検出結果に基づいて、移行先の
基地局を決め、ハンドオーバーの処理を行なう。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のハンド
オーバーの方法では、移動局がセクタアンテナを備えて
いるとき、移動局の負担が大きくなるという問題点があ
る。
オーバーの方法では、移動局がセクタアンテナを備えて
いるとき、移動局の負担が大きくなるという問題点があ
る。
【０００６】このセクタアンテナは、直進性が強く減衰
が大きい周波数帯（２０ＧＨｚ〜８０ＧＨｚ程度)の通
信などで用いられ、複数のアンテナ素子がそれぞれ異な
る方向の電波を受信するように構成されており、その中
から最大受信レベルを与える方向の直進波を選択するこ
とにより通信品質の確保が図られる。
が大きい周波数帯（２０ＧＨｚ〜８０ＧＨｚ程度)の通
信などで用いられ、複数のアンテナ素子がそれぞれ異な
る方向の電波を受信するように構成されており、その中
から最大受信レベルを与える方向の直進波を選択するこ
とにより通信品質の確保が図られる。
【０００７】移動局がこのセクタアンテナを備えている
場合には、ハンドオーバーに際して、セクタ数×周辺セ
ル数という、多くの信号を受信して、受信レベルを比較
しなければならず、移動局の負担が極めて大きくなり、
消費電力や回路の複雑さが増大する。
場合には、ハンドオーバーに際して、セクタ数×周辺セ
ル数という、多くの信号を受信して、受信レベルを比較
しなければならず、移動局の負担が極めて大きくなり、
消費電力や回路の複雑さが増大する。
【０００８】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、セクタアンテナを備える移動局の負担を
伴わずに実施することができるハンドオーバーの方法を
提供することを目的としている。
るものであり、セクタアンテナを備える移動局の負担を
伴わずに実施することができるハンドオーバーの方法を
提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、移
動局がセクタアンテナを備える移動通信システムの下
で、セル配置があまり密で無ければ、各基地局が同一周
波数を使用し、且つ基地局間で同期を取りながら移動局
への送信を行なうシステムを採り、ハンドオーバーの可
能性がある場合に、各基地局が時分割された同一の空き
チャネルを使って移動局に同一信号を送信し、移動局が
最適なセクタを選択することによってハンドオーバーを
実行する。
動局がセクタアンテナを備える移動通信システムの下
で、セル配置があまり密で無ければ、各基地局が同一周
波数を使用し、且つ基地局間で同期を取りながら移動局
への送信を行なうシステムを採り、ハンドオーバーの可
能性がある場合に、各基地局が時分割された同一の空き
チャネルを使って移動局に同一信号を送信し、移動局が
最適なセクタを選択することによってハンドオーバーを
実行する。
【００１０】また、セル配置が密なときは、各基地局が
異なる周波数を使用して移動局への送信を行なうシステ
ムを採り、ハンドオーバーの可能性がある場合に、各基
地局がハンドオーバー用の特定周波数のチャネルを使っ
て移動局に同一信号を送信し、その特定周波数のチャネ
ルに移行した移動局が最適なセクタを選択することによ
ってハンドオーバーを実行する。
異なる周波数を使用して移動局への送信を行なうシステ
ムを採り、ハンドオーバーの可能性がある場合に、各基
地局がハンドオーバー用の特定周波数のチャネルを使っ
て移動局に同一信号を送信し、その特定周波数のチャネ
ルに移行した移動局が最適なセクタを選択することによ
ってハンドオーバーを実行する。
【００１１】いずれの場合も、移動局は、通常のセクタ
サーチによってハンドオーバーを実行することができる
ので、負担が軽減され、移動局の小型化、低消費電力
化、低コスト化を図ることができる。
サーチによってハンドオーバーを実行することができる
ので、負担が軽減され、移動局の小型化、低消費電力
化、低コスト化を図ることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、移動局がセクタアンテナを備える移動通信システム
の下で行なわれるハンドオーバー方法であって、前記移
動通信システムの下で各基地局が同一周波数を使用し、
且つ基地局間で同期を取りながら移動局への送信を行な
い、ハンドオーバーの可能性がある場合に、各基地局が
時分割された同一の空きチャネルを使って移動局に同一
信号を送信し、移動局が最適なセクタを選択することに
よってハンドオーバーを実行するように構成したもので
あり、移動局は、通常のセクタサーチのみでハンドオー
バーを実行することができ、移動局の負担が軽減され
る。
は、移動局がセクタアンテナを備える移動通信システム
の下で行なわれるハンドオーバー方法であって、前記移
動通信システムの下で各基地局が同一周波数を使用し、
且つ基地局間で同期を取りながら移動局への送信を行な
い、ハンドオーバーの可能性がある場合に、各基地局が
時分割された同一の空きチャネルを使って移動局に同一
信号を送信し、移動局が最適なセクタを選択することに
よってハンドオーバーを実行するように構成したもので
あり、移動局は、通常のセクタサーチのみでハンドオー
バーを実行することができ、移動局の負担が軽減され
る。
【００１３】請求項２に記載の発明は、移動局がセクタ
アンテナを備える移動通信システムの下で行なわれるハ
ンドオーバー方法であって、前記移動通信システムの下
で各基地局が異なる周波数を使用して移動局への送信を
行ない、ハンドオーバーの可能性がある場合に、各基地
局が特定周波数のチャネルを使って移動局に同一信号を
送信し、特定周波数のチャネルに移行した移動局が最適
なセクタを選択することによってハンドオーバーを実行
するように構成したものであり、移動局は、ハンドオー
バー用の周波数に移行して、通常のセクタサーチを行な
うことによりハンドオーバーを実行することができ、移
動局の負担が軽減される。
アンテナを備える移動通信システムの下で行なわれるハ
ンドオーバー方法であって、前記移動通信システムの下
で各基地局が異なる周波数を使用して移動局への送信を
行ない、ハンドオーバーの可能性がある場合に、各基地
局が特定周波数のチャネルを使って移動局に同一信号を
送信し、特定周波数のチャネルに移行した移動局が最適
なセクタを選択することによってハンドオーバーを実行
するように構成したものであり、移動局は、ハンドオー
バー用の周波数に移行して、通常のセクタサーチを行な
うことによりハンドオーバーを実行することができ、移
動局の負担が軽減される。
【００１４】以下、本発明の実施の形態について、図１
及び図２を用いて説明する。
及び図２を用いて説明する。
【００１５】（第１の実施の形態）第１の実施形態のハ
ンドオーバー方法を実施する移動通信システムでは、図
１に示すように、基地局101は、電波を送受信するアン
テナ103と、信号を増幅する最適増幅回路104と、有線回
線に繋がる複数の送受信回路105と、各送受信回路105を
制御する基地局制御回路106とを備え、また、移動局102
は、複数の方向からの電波を受信する複数のアンテナ素
子から成るセクタアンテナ112と、各アンテナ素子の受
信した信号の中から最大受信レベルの信号を選択する選
択回路113と、送受信信号を増幅する増幅回路107と、送
受信信号を処理する送受信回路108と、入力音声を信号
に変え、信号を出力音声に変える入出力回路109と、送
受信回路108を制御する移動局制御回路110と、ユーザの
操作を信号に変える操作回路111とを備えている。
ンドオーバー方法を実施する移動通信システムでは、図
１に示すように、基地局101は、電波を送受信するアン
テナ103と、信号を増幅する最適増幅回路104と、有線回
線に繋がる複数の送受信回路105と、各送受信回路105を
制御する基地局制御回路106とを備え、また、移動局102
は、複数の方向からの電波を受信する複数のアンテナ素
子から成るセクタアンテナ112と、各アンテナ素子の受
信した信号の中から最大受信レベルの信号を選択する選
択回路113と、送受信信号を増幅する増幅回路107と、送
受信信号を処理する送受信回路108と、入力音声を信号
に変え、信号を出力音声に変える入出力回路109と、送
受信回路108を制御する移動局制御回路110と、ユーザの
操作を信号に変える操作回路111とを備えている。
【００１６】このシステムでは、電波の直進性が強く、
また、移動局がセクタ受信を行なっているので、セル配
置があまり密でなければ、各基地局は、移動局との通信
に同一周波数を使用することができる。ここでは、各基
地局が同一周波数を使用し、基地局間で同期を取りなが
ら時分割したチャネルを移動局に対して割り当てる場合
のハンドオーバーの方法について説明する。
また、移動局がセクタ受信を行なっているので、セル配
置があまり密でなければ、各基地局は、移動局との通信
に同一周波数を使用することができる。ここでは、各基
地局が同一周波数を使用し、基地局間で同期を取りなが
ら時分割したチャネルを移動局に対して割り当てる場合
のハンドオーバーの方法について説明する。
【００１７】移動局102は、通常の受信時に、空き時間
を利用して、セクタアンテナ112及び選択回路113によ
り、基地局101からの信号が最も強い方向のセクタを選
択している。このことによって、常に当該基地局の方向
に指向性を持たせることができ、信号の品質を確保する
ことができる。その際に、移動局102は受信レベルを測
定して基地局101に報告する。基地局101は報告された値
によって、移動局102がハンドオーバーを必要としてい
るかどうかを判断する。
を利用して、セクタアンテナ112及び選択回路113によ
り、基地局101からの信号が最も強い方向のセクタを選
択している。このことによって、常に当該基地局の方向
に指向性を持たせることができ、信号の品質を確保する
ことができる。その際に、移動局102は受信レベルを測
定して基地局101に報告する。基地局101は報告された値
によって、移動局102がハンドオーバーを必要としてい
るかどうかを判断する。
【００１８】基地局101は、ハンドオーバーが必要と判
断したときは、移動局102に対して、周辺基地局及び当
該基地局がともに使用していない時分割した空きチャネ
ルを指定して、この空きチャネルに送受信を移行するよ
うに指令を出す。そして、周辺基地局及び当該基地局
は、同期をとって、指定したチャネルで同一信号を同時
に送信する。
断したときは、移動局102に対して、周辺基地局及び当
該基地局がともに使用していない時分割した空きチャネ
ルを指定して、この空きチャネルに送受信を移行するよ
うに指令を出す。そして、周辺基地局及び当該基地局
は、同期をとって、指定したチャネルで同一信号を同時
に送信する。
【００１９】移動局102は、基地局101の指令に従ってチ
ャネルを移行し、通常の受信時と同様の動作により、空
き時間を利用して、周辺基地局及び当該基地局から同時
に送信された同一信号を受信し、セクタアンテナ112及
び選択回路113により、信号レベルが最も強い方向のセ
クタを選択する。
ャネルを移行し、通常の受信時と同様の動作により、空
き時間を利用して、周辺基地局及び当該基地局から同時
に送信された同一信号を受信し、セクタアンテナ112及
び選択回路113により、信号レベルが最も強い方向のセ
クタを選択する。
【００２０】このことによって、周辺基地局からの信号
レベルが最も強ければ自動的にそちらに移行することに
なり、ハンドオーバーが実現される。
レベルが最も強ければ自動的にそちらに移行することに
なり、ハンドオーバーが実現される。
【００２１】このハンドオーバーの後には、移動局は、
そのチャネルを使って移行後の基地局の方向に指向性を
持つ通常の送受信を継続する。
そのチャネルを使って移行後の基地局の方向に指向性を
持つ通常の送受信を継続する。
【００２２】このように、第１の実施形態のハンドオー
バー方法は、各基地局が同一周波数を使用するシステム
の下で行なわれ、このとき移動局102は、チャネルの移
行以外に特別な制御をすることなしにハンドオーバーを
実行することができる。従って、移動局の負担は軽減さ
れ、移動局の小型化、低消費電力化、低コスト化が実現
できる。
バー方法は、各基地局が同一周波数を使用するシステム
の下で行なわれ、このとき移動局102は、チャネルの移
行以外に特別な制御をすることなしにハンドオーバーを
実行することができる。従って、移動局の負担は軽減さ
れ、移動局の小型化、低消費電力化、低コスト化が実現
できる。
【００２３】（第２の実施形態）第２の実施形態は、セ
ル配置が密であり、各基地局が異なる周波数を使用して
いるシステムにおけるハンドオーバー方法である。
ル配置が密であり、各基地局が異なる周波数を使用して
いるシステムにおけるハンドオーバー方法である。
【００２４】このシステムでは、セルが密に配置されて
いるため、各基地局で同一周波数のチャネルを使用する
と同一チャネル干渉が発生して通信品質が低下する。そ
のため、図２（ａ）に示すように、通常の通信におい
て、各基地局201、203は異なる周波数を使用している。
いるため、各基地局で同一周波数のチャネルを使用する
と同一チャネル干渉が発生して通信品質が低下する。そ
のため、図２（ａ）に示すように、通常の通信におい
て、各基地局201、203は異なる周波数を使用している。
【００２５】移動局202は、基地局Ａ201と周波数Ａで交
信しており、周波数Ｂは受信しないので基地局Ｂ203か
らの信号は受信しない。移動局202は、受信レベルを常
に測定して基地局Ａ201に報告し、また、セクタ切り替
えも行なっている。
信しており、周波数Ｂは受信しないので基地局Ｂ203か
らの信号は受信しない。移動局202は、受信レベルを常
に測定して基地局Ａ201に報告し、また、セクタ切り替
えも行なっている。
【００２６】移動局202の受信レベルが下がると、図２
（ｂ）に示すように、基地局Ａ201は、移動局202に対し
て、ハンドオーバー用の特定周波数Ｃのチャネルを指定
して、このチャネルに送受信を移行するように指令を出
す。そして、周辺基地局及び当該基地局は、同期をとっ
て、指定した特定周波数Ｃのチャネルで同一信号を同時
に送信する。
（ｂ）に示すように、基地局Ａ201は、移動局202に対し
て、ハンドオーバー用の特定周波数Ｃのチャネルを指定
して、このチャネルに送受信を移行するように指令を出
す。そして、周辺基地局及び当該基地局は、同期をとっ
て、指定した特定周波数Ｃのチャネルで同一信号を同時
に送信する。
【００２７】移動局202は、基地局Ａ201の指令に従って
特定周波数Ｃのチャネルに移行した後、周辺基地局及び
当該基地局から同時に送信された同一信号を受信し、セ
クタアンテナ及び選択回路により、信号レベルが最も強
い方向のセクタを選択する。このことによって、周辺基
地局Ｂ203からの信号レベルが最も強ければ自動的にそ
ちらに移行することになり、ハンドオーバーが実現され
る。
特定周波数Ｃのチャネルに移行した後、周辺基地局及び
当該基地局から同時に送信された同一信号を受信し、セ
クタアンテナ及び選択回路により、信号レベルが最も強
い方向のセクタを選択する。このことによって、周辺基
地局Ｂ203からの信号レベルが最も強ければ自動的にそ
ちらに移行することになり、ハンドオーバーが実現され
る。
【００２８】ハンドオーバー終了後は、図２（ｃ）に示
すように、基地局Ｂ203が通常使用する周波数である周
波数Ｂへ移行し、ハンドオーバー用の周波数である周波
数Ｃを明け渡す。
すように、基地局Ｂ203が通常使用する周波数である周
波数Ｂへ移行し、ハンドオーバー用の周波数である周波
数Ｃを明け渡す。
【００２９】このように、この方法では、ハンドオーバ
ーの可能性がある場合に、ハンドオーバー用の周波数に
移行して、ハンドオーバーが実行される。ＴＤＭＡシス
テムでは時間によってチャネルが分割できるので、ハン
ドオーバー用の割り当て周波数が１波でも複数の移動局
を同時にハンドオーバーさせることができる。また、ハ
ンドオーバー終了後は、ハンドオーバー用の周波数を明
け渡すことにより、他の移動局がその１波をハンドオー
バーに再使用することが可能となる。
ーの可能性がある場合に、ハンドオーバー用の周波数に
移行して、ハンドオーバーが実行される。ＴＤＭＡシス
テムでは時間によってチャネルが分割できるので、ハン
ドオーバー用の割り当て周波数が１波でも複数の移動局
を同時にハンドオーバーさせることができる。また、ハ
ンドオーバー終了後は、ハンドオーバー用の周波数を明
け渡すことにより、他の移動局がその１波をハンドオー
バーに再使用することが可能となる。
【００３０】このハンドオーバーにおける移動局202の
動作は、周波数Ｃへの移行以外には通常の受信と変わり
がない。従って、セルが密に配置され、各基地局が異な
る周波数を使用するシステムの下でも、移動局の負担が
少ないハンドオーバーが可能となる。
動作は、周波数Ｃへの移行以外には通常の受信と変わり
がない。従って、セルが密に配置され、各基地局が異な
る周波数を使用するシステムの下でも、移動局の負担が
少ないハンドオーバーが可能となる。
【００３１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のハンドオーバー方法は、セクタアンテナを備える移動
局に負担を強いることなくハンドオーバーを実行するこ
とができ、移動局の小型化、低消費電力化、低コスト化
が可能となる。
のハンドオーバー方法は、セクタアンテナを備える移動
局に負担を強いることなくハンドオーバーを実行するこ
とができ、移動局の小型化、低消費電力化、低コスト化
が可能となる。
【図１】本発明の第１の実施形態のハンドオーバー方法
を実施する移動通信システムの構成図、
を実施する移動通信システムの構成図、
【図２】本発明の第２の実施形態のハンドオーバー方法
における周波数切替え手順を示す図、
における周波数切替え手順を示す図、
【図３】従来のハンドオーバー方法を実施する移動通信
システムの構成図である。
システムの構成図である。
１、101 基地局 ２、102 移動局 ３、12、103 アンテナ ４、104 最適増幅回路 ５、105 送受信回路 ６、106 基地局制御回路 ７、107 増幅回路 ８、108 送受信回路 ９、109 入出力回路 10、110 移動局制御回路 11、111 操作回路 112 セクタアンテナ 113 選択回路 201 基地局Ａ 202 移動局 203 基地局Ｂ
Claims (2)
- 【請求項１】 移動局がセクタアンテナを備える移動通
信システムの下で行なわれるハンドオーバー方法であっ
て、 前記移動通信システムの下で各基地局が同一周波数を使
用し、且つ基地局間で同期を取りながら移動局への送信
を行ない、ハンドオーバーの可能性がある場合に、各基
地局が時分割された同一の空きチャネルを使って移動局
に同一信号を送信し、移動局が最適なセクタを選択する
ことによってハンドオーバーを実行することを特徴とす
るハンドオーバー方法。 - 【請求項２】 移動局がセクタアンテナを備える移動通
信システムの下で行なわれるハンドオーバー方法であっ
て、 前記移動通信システムの下で各基地局が異なる周波数を
使用して移動局への送信を行ない、ハンドオーバーの可
能性がある場合に、各基地局が特定周波数のチャネルを
使って移動局に同一信号を送信し、前記特定周波数のチ
ャネルに移行した移動局が最適なセクタを選択すること
によってハンドオーバーを実行することを特徴とするハ
ンドオーバー方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8146466A JPH09307941A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | ハンドオーバー方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8146466A JPH09307941A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | ハンドオーバー方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09307941A true JPH09307941A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15408281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8146466A Pending JPH09307941A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | ハンドオーバー方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09307941A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006027874A1 (ja) * | 2004-09-08 | 2006-03-16 | Nec Corporation | 無線通信システム、移動局、ハンドオーバ制御方法 |
| WO2008102504A1 (ja) * | 2007-02-19 | 2008-08-28 | Nec Corporation | 無線端末および無線端末のハンドオーバー方法 |
| JP2011124630A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | Nec Corp | 無線基地局、ハンドオーバ方法およびプログラム |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP8146466A patent/JPH09307941A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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